JP2017048110A - マーク付きコーティングガラス板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マークの良好な視認性が実現されたマーク付きコーティングガラス板を提供する。【解決手段】本発明のマーク付きコーティングガラス板1は、互いに対向する第1主面11a及び第2主面11bを有するガラス板11と、第1主面11a上に設けられた第1コーティング膜12とを含み、かつ、第2主面11bにはマーク111が形成されている。マーク付きコーティングガラス板1は、ガラス板11の第2主面11b上に設けられた第2コーティング膜をさらに含んでもよい。第1コーティング膜12は、1.5μm以上の厚さを有し、かつ1μm以下の表面粗さRa(1)を有する外部表面を有する。第2コーティング膜は0.3μm以下の厚さを有し、第2コーティング膜の外部表面において、マーク111が形成されている領域における表面粗さRa(2A)とマーク111が形成されていない領域における表面粗さRa(2B)との差が1.5μm以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、マーク付きコーティングガラス板及びその製造方法に関する。
例えば車両用ガラスのようなガラス板については、必要に応じて、その製造工程において、車両・ガラスメーカー名、品番及びJISマーク等のマークがガラス表面に形成される(特許文献1及び2)。マークの形成方法としては、例えばサンドブラスト法によるマークの打刻が挙げられる(特許文献3及び4)。
また、ガラス板には、その用途に応じて、表面に様々なコーティング膜が設けられることが一般的である。ガラス板の表面に設けられるコーティング膜としては、撥水膜(特許文献5)、赤外線カット膜(特許文献6)、紫外線カット膜(特許文献7及び8)及び防曇膜(特許文献9)等がある。
特開2004−256342号公報 特開2004−9963号公報 特開平7−323726号公報 特開2001−220960号公報 国際公開99/63022号 国際公開2005/095298号 特開2012−168540号公報 国際公開2012/107968号 国際公開2012/073685号
本発明者らは、ガラス板にマークとコーティング膜との両方を同時に設ける場合(マーク付きコーティングガラス板とする場合)、設けられるコーティング膜によっては、マークの視認性に問題が発生する場合があるということを見出した。
そこで、本発明は、マークの良好な視認性が実現されたマーク付きコーティングガラス板を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討により、マークとコーティング膜との両方が設けられたガラス板において、マークの視認性を低下させる大きな要因が、マークが形成された面上に設けられるコーティング膜にあることを見出し、以下の本発明のマーク付きコーティングガラス板とその製造方法とに至った。
本発明のマーク付きコーティングガラス板は、
互いに対向する第1主面及び第2主面を有するガラス板と、
前記ガラス板の前記第1主面上に設けられた第1コーティング膜と、
を含み、かつ、
前記ガラス板の前記第2主面にマークが形成されており、
任意の構成として、前記ガラス板の前記第2主面上に設けられた第2コーティング膜をさらに含み、
前記第1コーティング膜は、1.5μm以上の厚さを有し、かつ1μm以下の表面粗さRa(1)を有する外部表面を有し、
前記第2コーティング膜は0.3μm以下の厚さを有し、前記第2コーティング膜の外部表面において、前記マークが形成されている領域における表面粗さRa(2A)と前記マークが形成されていない領域における表面粗さRa(2B)との差が1.5μm以上であり、
前記ガラス板の厚さ方向における中心面を基準面とした場合に、前記ガラス板の前記第2主面において、前記マークが形成されている領域の前記基準面からの平均高さは、前記マークが形成されていない領域の前記基準面からの平均高さよりも10μm以上低い。
ただし、前記マークは、ガラス表面に設けられた粗面部によって形成されており、2μm以上の表面粗さRaを有する。また、表面粗さRa、Ra(1)、Ra(2A)及びRa(2B)は、JIS B 0601(2001)に準拠して求められる算術平均粗さである。
本発明のマーク付きコーティングガラス板の製造方法は、上記本発明のマーク付きコーティングガラス板であって、かつ前記第2コーティング膜が設けられていないマーク付きコーティングガラス板を製造する方法であって、
(i)互いに対向する前記第1主面及び前記第2主面を有する前記ガラス板を準備し、前記ガラス板の前記第2主面に前記マークを形成する工程と、
(ii)前記第1主面上に、前記第1コーティング膜を形成する工程と、
を含む。
本発明のマーク付きコーティングガラス板では、マークが形成されている第2主面上にはコーティング膜(第2コーティング膜)が設けられないか、設けられた場合でもその厚さが制限されて、マークが形成されている領域における表面粗さRa(2A)とマークが形成されていない領域における表面粗さRa(2B)との差が大きく維持されている。また、機能向上のために必要なコーティング膜は、マークが形成されている第2主面とは反対側の第1主面上に設けられる。このような構成により、マークの視認性を低下させることなく、必要なコーティング膜をガラス板に付与できる。したがって、本発明によれば、マークの良好な視認性が実現されたマーク付きコーティングガラス板を提供できる。
本発明に係るマーク付きコーティングガラス板の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係るマーク付きコーティングガラス板の別の実施形態を示す断面図である。 実施例1のマーク付きコーティングガラス板の光学顕微鏡写真である。 実施例2のマーク付きコーティングガラス板の光学顕微鏡写真である。 比較例1のマーク付きコーティングガラス板の光学顕微鏡写真である。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に、実施形態1のマーク付きコーティングガラス板1の断面図を示す。コーティングガラス板1は、ガラス板11と、コーティング膜(第1コーティング膜)12とを備える。
ガラス板11は、互いに対向する第1主面11a及び第2主面11bを有する。第1主面11a上には、コーティング膜12が配置されている。第2主面11b上にはコーティング膜は設けられておらず、ガラス板11の第2主面11bは露出した状態となっている。第2主面11bにはマーク111が形成されている。なお、マークとは、ガラス表面(ここでは第2主面11b)に設けられた粗面部によって形成されているものであり、2μm以上の表面粗さRaを有している。なお、表面粗さRaは、JIS B 0601(2001)に準拠して求められる算術平均粗さのことである。以下、表面粗さRa(1)、Ra(2A)及びRa(2B)も同じである。
上記のとおり、コーティングガラス板1には、マーク111が形成されている第2主面11b上にコーティング膜が設けられていない。したがって、マーク111が形成されている領域における表面粗さRa(2A)と、マーク111が形成されていない領域における表面粗さRa(2B)との差が、第2主面11bに打刻されたマーク111の状態のまま維持されている。これにより、コーティングガラス板1は、従来のマーク付きコーティングガラス板と比較して、マーク111の高い視認性を有する。
ガラス板11は、特には制限されず、自動車用、建築用及び産業用ガラス等に通常用いられている板ガラス、所謂フロート法によるフロート板ガラス、ロールアウト法による型板ガラス等である。クリアガラスをはじめ、グリ−ン及びブロンズ等各種着色ガラス、各種機能性ガラス、強化ガラス及びそれに類するガラス、合せガラス等の複層ガラス、さらに平板あるいは曲げ板ガラス等の各種板ガラス製品を、ガラス板11として使用することができる。また、ガラス板11の厚さは、例えば1mm〜12mm程度であり、特に、建築用としては3mm〜10mmが好ましく、自動車用としては1.3mm〜5mmが好ましい。
ガラス板11の組成は、特には制限されない。例えば、Fe23の濃度を高め、必要に応じてTiO2、CeO2等その他の紫外線吸収成分を添加した組成を有するソーダ石灰珪酸塩ガラス板を、ガラス板11として用いることができる。
ガラス板11としては、0.2質量%以上、好ましくは0.5質量%以上、のFe23を含むガラス組成を有し、波長380nmにおける光線透過率が70%以下、好ましくは50%以下であり、波長550nmにおける光線透過率が75%以上、又は可視光透過率(YA)が70%以上であるソーダ石灰珪酸塩ガラス板が好適である。もっとも、Fe2
3の含有量が0.1質量%以下、好ましくは0.02%〜0.06%であるソーダ石灰
珪酸塩ガラス板を用いることもできる。なお、上記において、Fe23濃度は、ガラス板に含まれる全酸化鉄(酸化鉄はFeOとしてもガラス中に存在する)をFe23に換算して算出される数値である。
ただし、ガラス板11は、上記に限らず、可視域における光線透過率が低いものであってもよい。このようなガラス板としては、車両の窓ガラス用として製造されている波長550nmにおける光線透過率が20〜60%のガラス板が挙げられる。
マーク111は、上記のとおり粗面部によって構成されている。すなわち、マーク111は、マーク111が形成されていない領域よりも表面粗さが粗い部分であるといえる。したがって、ガラス板11の第2主面11bのうち、マーク111を形成する部分に対して粗面化処理を施すことによって、マーク111を形成できる。このようにマーク111が形成された第2主面11bにおいては、ガラス板11の厚さ方向における中心面を基準面Aとした場合に、マーク111が形成されている領域の基準面Aからの平均高さが、マーク111が形成されていない領域の基準面Aからの平均高さよりも低くなる。マーク111のより高い視認性を確保するためには、マーク111が形成されている領域の基準面Aからの平均高さが、マーク111が形成されていない領域の基準面Aからの平均高さよりも10μm以上低いことが望ましい。
コーティングガラス板1において、マーク111が形成されている領域のヘイズ率は、例えば50%以上が望ましく、70%以上がより望ましい。これにより、より高いマークの視認性を確保できる。
コーティング膜12のタイプは、コーティングガラス板1に求められる機能に応じて適宜選択できるため、特には限定されない。ただし、コーティング膜12には、厚さが1.5μm以上であること、その外部表面が1μm以下の表面粗さRa(1)を有すること、が求められる。
コーティング膜12の厚さを1.5μm以上、好ましくは1.7μm以上、さらに好ましくは2μm以上とすることで、十分な機能をコーティングガラス板1に付与することができる。コーティング膜12が厚すぎると、膜の透過率が低下してコーティングガラス板1の透明性を損なうことがある。また、コーティング膜12が厚すぎると、コーティング膜12を形成する際に、膜の形成溶液(コーティング液)に含まれる液体成分の蒸発に伴ってクラックが発生する、前記液体成分の蒸発に時間がかかり生産性が悪くなる、前記液体成分の蒸発について膜の厚さ方向に時間差が生じ(膜表面が膜内部よりも先に乾燥し)、その結果、膜内の乾燥度合の差により膜内に応力が発生して膜の強度が低下する、等の問題が生じることがある。また、コーティング膜12がガラス板11よりも硬度が低い場合は、コーティング膜12が厚くなりすぎるとコーティングガラス板1に傷がつきやすいという問題が生じることもある。したがって、コーティング膜12の厚さは10μm以下が望ましく、5μm以下がより望ましい。
コーティング膜12の外部表面を、表面粗さRa(1)が1μm以下の平滑面とすることにより、コーティングガラス板1の良好な透明性を保つことができる。
なお、コーティング膜12は、ガラス板11のマーク111が形成されている面と反対側の面上に設けられるので、マーク111の視認性を確保するためにコーティング膜12の屈折率とガラス板11の屈折率との差を大きくする必要がない。すなわち、本実施形態の構成によれば、コーティング膜12の屈折率とガラス板11の屈折率との差(屈折率差)を小さくすることが可能となり、例えば波長589nm(ナトリウムのD線)の光の屈折率差を0.02以下にすることもできる。
コーティング膜12は、シリカ及び機能性材料を含んでいてもよい。シリカを含ませることにより、コーティング膜12は、機能性材料をより強固に膜中に保持し、かつ機能性材料にその機能を有効に発揮させることができる。さらに、シリカを含ませることにより、ガラス板11とより強固に結合し、機械的強度に優れたコーティング膜12を実現できる。コーティング膜12は、シリカを主成分とする膜であってもよい。なお、シリカが主成分であるとは、コーティング膜12におけるシリカの含有量が50質量%以上であることである。
コーティング膜12に含まれる機能性材料としては、例えば、紫外線カット剤、赤外線カット剤及び/又は防曇性機能材料が挙げられる。これにより、コーティング膜12が、紫外線をカットする、赤外線をカットする、及び/又は、コーティング面の結露によるくもりを抑制するので、コーティングガラス板1を建築物及び車両の窓ガラスとして好適に利用できる。
コーティング膜12に含まれる機能性材料の形態は、特には限定されないが、一例として微粒子が好適である。機能性材料が微粒子の形態でコーティング膜12に含まれることにより、例えば長時間にわたって高温多湿条件下で使用されたときでもコーティング膜12から機能性材料が溶出したりせず、その機能を持続させることができる。
一方、コーティング膜12は、機能性材料としての有機ポリマーを主成分とする膜であってもよい。さらにコーティング膜12には、シリカを微粒子の形態で含ませることが好ましい。このシリカは膜中で均一に分布することにより、コーティング膜12の硬度を高め、コーティング膜12をより傷つきにくくさせる。
コーティング膜12に含まれる微粒子は、平均粒径が10〜200nmであることが望ましい。微粒子の平均粒径をこの範囲内とすることにより、微粒子によってコーティング膜12のヘイズ率が大幅に引き上げられることがない。
コーティングガラス板1の高い透明性を確保するために、コーティング膜12のヘイズ率は4%以下であることが望ましい。
以上のように、コーティング膜12は、特には限定されず、コーティングガラス板1の用途に応じた機能を有する公知のコーティング膜から適宜選択できる。例えば、国際公開2005/095298号に記載されている赤外線カット膜、特開2012−168540号公報及び国際公開2012/107968号に記載されている紫外線カット膜、及び、国際公開2012/073685号に記載されている防曇膜等を用いることができる。
本実施形態のコーティングガラス板1では、第1主面11aに1つのコーティング膜12が設けられている例について説明したが、複数のコーティング膜が設けられていてもよい。例えば、コーティングガラス板1は、コーティング膜12上に形成された別のコーティング膜(第3コーティング膜)をさらに含んでいてもよい。
また、本実施形態ではガラス板11が平板である例を説明したが、ガラス板11は、例えば、第1主面11aが凹面側、第2主面11bが凸面側となるように湾曲した形状であってもよい。このようなコーティングガラス板1は、例えば車両のフロントガラスやドアガラス、リヤガラスなどに用いることができる。
コーティングガラス板1が車両用ガラス板である場合は、第1主面11aが車内側、マークが形成されている第2主面11bが車外側に位置するガラス板とすることが望ましい。
次に、コーティングガラス板1の製造方法について説明する。
コーティングガラス板1は、
(i)互いに対向する第1主面11a及び第2主面11bを有するガラス板11を準備し、ガラス板11の第2主面11bにマーク111を形成する工程と、
(ii)第1主面11a上に、コーティング膜12を形成する工程と、
を含む方法によって製造することができる。
工程(i)におけるマーク111の形成には、例えば、ショットブラスト法又はウェットエッチングを用いることができる。すなわち、工程(i)において、ショットブラスト法によって、又は、ウェットエッチングによって、第2主面11bに粗面部を形成することができる。この場合、ガラス板11の中心面を基準面Aとした場合に、ガラス板11の第2主面11bにおいて、マーク111が形成されている領域の基準面Aからの平均高さが、マーク111が形成されていない領域の基準面Aからの平均高さよりも低くなるように、粗面部を形成するとよい。
工程(ii)では、例えば、ガラス板11の第1主面11a上にコーティング液を塗布し、形成された塗膜を乾燥固化させることによって、コーティング膜12を形成することができる。コーティング液は、コーティング膜12を構成する材料を溶媒に溶解させることによって作製されるので、形成するコーティング膜12に応じて適宜調製され得る。したがって、コーティング液の成分は、特には限定されない。また、コーティング液の塗布方法としては、例えばディップコーティング、フローコーティング、カーテンコーティング、スピンコーティング、スプレーコーティング、バーコーティング、ロールコーティング、刷毛塗りコーティング等が挙げられる。コーティング液をガラス板11の表面に塗布して、溶媒が揮発、乾燥してしまう前にコーティング液が表面張力により平滑化されて一様なウエット厚みの塗膜が形成された状態で、前記塗膜およびガラス板11をそのまま静置して乾燥することが好ましい。ここで、「静置」とは、塗布されたウエットな塗膜がコーティング液の表面張力を利用して一様な厚みになるようにし、その状態で乾燥させることであり、例えば、搬送速度6m/分程度であれば基材を搬送させながらであっても実質的に静置していることとなる。
工程(ii)は、工程(i)よりも後に実施されることが望ましい。これにより、工程(i)の途中で誤ってコーティング膜12を傷つけてしまうことを防ぐことができる。
また、工程(i)と工程(ii)との間に、ガラス板11を軟化させて成形する工程をさらに含んでもよい。ガラス板11を軟化させるためには、ガラス板11を軟化点以上(例えば650℃以上)に加熱する必要があるが、工程(ii)の前に成形工程を実施することで、コーティング膜12に用いる機能性材料に耐熱性に乏しいものを用いることが可能となる。すなわち、ガラス板11を軟化させて成形する場合は、その工程を工程(i)と工程(ii)との間に実施することで、コーティング膜12に用いられる機能性材料の幅を広げることができる。また、ガラス板11を軟化させて成形する工程に、ガラス板11を風冷強化する処理が含まれていてもよい。これにより、成形と共にガラス板11を強化することも可能となる。
(実施形態2)
図2に、実施形態2のマーク付きコーティングガラス板2の断面図を示す。コーティングガラス板2は、ガラス板11の第2主面11b上にコーティング膜(第2コーティング膜)21が設けられている。コーティングガラス板2は、コーティング膜21がさらに設けられていること以外は、実施形態1のコーティングガラス板1と同じ構成を有する。したがって、ここではコーティング膜21についてのみ説明する。
コーティング膜21は0.3μm以下の厚さを有する。コーティング膜21の外部表面において、マーク111が形成されている領域における表面粗さRa(2A)と、マーク111が形成されていない領域における表面粗さRa(2B)との差は、1.5μm以上であり、望ましくは2μm以上である。コーティングガラス板2には、マーク111が形成されている第2主面11b上にもコーティング膜21が設けられている。しかし、コーティング膜21の厚さは制限されており、かつ、マーク111が形成されている領域における表面粗さRa(2A)とマークが形成されていない領域における表面粗さRa(2B)との差が大きく維持されている。したがって、マーク111の十分に高い視認性を確保することが可能である。
コーティング膜21のタイプは、コーティング膜12と同様に、コーティングガラス板2に求められる機能に応じて適宜選択できるため、特には限定されない。コーティング膜21も、実施形態1で説明したコーティング膜12と同様に実施でき、公知のコーティング膜から適宜選択することもできる。コーティング膜21は、コーティング膜12と同じ機能を有する膜であってもよいし、異なる機能を有する膜であってもよい。
コーティングガラス板2の製造方法には、実施形態1で説明したコーティングガラス板1の製造方法を適用することができる。ただし、コーティングガラス板1の製造方法において、工程(i)よりも後に、第2主面11b上にコーティング膜21を形成する工程をさらに実施することが必要である。
以下、本発明について実施例を用いてさらに詳細に説明するが、本発明は、本発明の要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1では、図1に示すコーティングガラス板1を作製した。建築用のフロート板ガラスとして市販されている厚さ3.1mmのガラス板を、100mm×100mmの大きさにホイールカッターで割断し、粒度#100の研磨砂でエッジを面取りしたガラス板を用意した。このガラス板をガラス板11として用いた。別途準備した、直径50mm、厚さ0.3mmの真鍮板に「L」の文字(文字高さ5mm、線の太さ250μmのゴシック体)を切り抜いたステンシル板を、ガラス板11の一方の表面(第2主面11b)に押しつけ、その上から粒度#100の研磨砂を内製したサンドブラスト装置で吹き付けることによって、ガラス板11の第2主面11bに「L」の文字をマーク111として形成した。別途、国際公開2012/107968号の段落[0086]に記載されている実施例A1で用いた紫外線遮蔽膜の形成溶液を、コーティング液として調整した。このコーティング液を用いて、ガラス板11のマーク111が形成されていない第1主面11a上に、国際公開2012/107968号の段落[0087]に記載されている方法でフローコーティングを行い、膜厚2μmのコーティング膜12を形成した。
得られた実施例1のコーティングガラス板1について、コーティング膜12の外部表面の表面粗さRa(1)と、第2主面11bのマーク111が形成されている領域の表面粗さRa及びマークが形成されていない領域の表面粗さRaとを、原子間力顕微鏡(「SPI3700」、セイコー電子(株)製)を用いて測定した。表面粗さRa(1)は2nm未満であった。第2主面11bのマーク111が形成されている領域の表面粗さRaは4.7μmであった。第2主面11bのマーク111が形成されていない領域の表面粗さRaは0.5nm以下であった。
次に、マーク111が形成されていない領域のヘイズ率と、マーク111が形成されている領域のヘイズ率とを、積分球式光線透過率測定装置(スガ試験機(株)製、「HGM−2DP」、C光源使用、膜面側から光入射)を用いて測定した。マーク111が形成されていない領域のヘイズ率は0.2%であった。マーク111が形成されている領域のヘイズ率は90%であり、マーク111は目視で白く見え、容易に視認できた。実施例1のコーティングガラス板1の光学顕微鏡写真を、図3に示す。図3中、周囲よりも濃く見える部分がマークである。
(実施例2)
実施例2では、図2に示すコーティングガラス板2を作製した。実施例1と同じ方法により、第2主面11bにマーク111を付したガラス板11を用意し、そのガラス板11を風冷強化した。この風冷強化処理は、上述のガラス板11を700℃に設定した電気炉で180秒間保持して加熱した後、加熱したガラス板11に常温の空気を吹き付けて急冷することによって行なった。この急冷における冷却速度は、650〜550℃の温度範囲で毎秒約80〜100Kであった。風冷強化したガラス板11の1枚を試しに破砕してみると、粒径3〜4mmで鋭利な角のない破片に破砕された。したがって、ガラス板11に充分な表面圧縮応力が印加されていることが確認された。実施例1と同じ方法により、風冷強化した別のマーク111付きガラス板11のマーク111が形成されていない第1主面11a上に、コーティング膜12を形成した。その後、国際公開99/63022号に記載されている実施例1の撥水被覆用溶液を、コーティング液として調整した。このコーティング液を用いて、ガラス板11のマーク111が形成されている第2主面11b上に、国際公開99/63022号に記載されている実施例1の撥水被覆用溶液の塗布乾燥方法で、膜厚0.1μmのコーティング膜21を形成した。
得られた実施例2のコーティングガラス板2について、実施例1と同じ方法で、コーティング膜12の外部表面の表面粗さRa(1)と、コーティング膜21のマーク111が形成されている領域の表面粗さRa(2A)及びマークが形成されていない領域の表面粗さRa(2B)とを測定した。表面粗さRa(1)は2nm未満であった。表面粗さRa(2A)は5.4μmであった。表面粗さRa(2B)は2nm未満であった。
次に、実施例1と同様の方法で、マーク111が形成されていない領域のヘイズ率と、マーク111が形成されている領域のヘイズ率とを測定した。マーク111が形成されていない領域のヘイズ率は0.1%であった。マーク111が形成されている領域のヘイズ率は90%であり、マーク111は目視で白く見え、容易に視認できた。実施例2のコーティングガラス板1の光学顕微鏡写真を、図4に示す。図4中、周囲よりも濃く見える部分がマークである。
(実施例3)
実施例3では、図1に示すコーティングガラス板1を作製した。実施例2と同じ方法により、風冷強化したマーク111を付したガラス板11を用意した。別途、国際公開2012/107968号に記載されている実施例B4(段落[0095]〜[0098]、表5)の紫外性遮蔽膜の形成溶液をコーティング液として調製し、実施例1と同じ方法により、上記ガラス板11のマーク111が形成されていない第1主面11aに膜厚2μmのコーティング膜12を形成した。
得られた実施例3のコーティングガラス板1について、実施例1と同じ方法で、コーティング膜12の外部表面の表面粗さRa(1)と、第2主面11bのマーク111が形成されている領域の表面粗さRa及びマークが形成されていない領域の表面粗さRaとを測定した。表面粗さRa(1)は2nm未満であった。第2主面11bのマーク111が形成されている領域の表面粗さRaは6.7μmであった。第2主面11bのマーク111が形成されていない領域の表面粗さRaは0.5nm未満であった。
次に、実施例1と同様の方法で、マーク111が形成されていない領域のヘイズ率と、マーク111が形成されている領域のヘイズ率とを測定した。マーク111が形成されていない領域のヘイズ率は0.2%であった。マーク111が形成されている領域のヘイズ率は90%であり、マーク111は目視で白く見え、容易に視認できた。
(実施例4)
実施例4では、図1に示すコーティングガラス板1を作製した。別途、国際公開2012/073685号に記載された実施例1の防曇性機能膜形成用塗工液(段落[0044])をコーティング液として調整した。このコーティング液を用いて、ガラス板11のマーク111が形成されていない第1主面11a上に、国際公開2012/073685号の段落[0045]に記載されている方法で膜厚4μmのコーティング膜12を形成した。
得られた実施例4のコーティングガラス板1について、実施例1と同じ方法で、コーティング膜12の外部表面の表面粗さRa(1)と、第2主面11bのマーク111が形成されている領域の表面粗さRa及びマークが形成されていない領域の表面粗さRaとを測定した。表面粗さRa(1)は2nm未満であった。第2主面11bのマーク111が形成されている領域の表面粗さRaは5.4μmであった。第2主面11bのマーク111が形成されていない領域の表面粗さRaは0.5nm未満であった。
次に、実施例1と同様の方法で、マーク111が形成されていない領域のヘイズ率と、マーク111が形成されている領域のヘイズ率とを測定した。マーク111が形成されていない領域のヘイズ率は0.3%であった。マーク111が形成されている領域のヘイズ率は90%であり、マーク111は目視で白く見え、容易に視認できた。
(比較例1)
比較例1では、実施例1において第1主面11a上に形成したコーティング膜12と同じ膜を、第1主面11a上ではなく第2主面11b上に形成した点以外は、実施例1と同様の方法でコーティングガラス板を作製した。
得られた比較例1のコーティングガラス板について、実施例1と同じ方法で、第1主面11aの表面粗さRaと、第2主面11b上に形成されたコーティング膜の外部表面のマーク111が形成されている領域の表面粗さRa(2A)及びマークが形成されていない領域の表面粗さRa(2B)とを測定した。表面粗さRaは0.5nm未満であった。表面粗さRa(2A)は0.85μmであった。表面粗さRa(2B)は2nm未満であった。
次に、実施例1と同様の方法で、マーク111が形成されていない領域のヘイズ率と、マーク111が形成されている領域のヘイズ率とを測定した。マーク111が形成されていない領域のヘイズ率は0.2%であった。マーク111が形成されている領域のヘイズ率は2%であり、視認が困難であった。比較例1のコーティングガラス板の光学顕微鏡写真を、図5に示す。図5に示すように、マークはほとんど視認されなかった。
本発明のコーティングガラス板は、マークを付すことが求められる様々なコーティングガラス板に好適に利用でき、例えば建築物及び車両の窓ガラス等に好適に利用できる。
1,2 マーク付きコーティングガラス板
11 ガラス板
11a 第1主面
11b 第2主面
111 マーク
12 コーティング膜(第1コーティング膜)
21 コーティング膜(第2コーティング膜)

Claims (24)

  1. 互いに対向する第1主面及び第2主面を有するガラス板と、
    前記ガラス板の前記第1主面上に設けられた第1コーティング膜と、
    を含み、かつ、
    前記ガラス板の前記第2主面にマークが形成されており、
    任意の構成として、前記ガラス板の前記第2主面上に設けられた第2コーティング膜をさらに含み、
    前記第1コーティング膜は、1.5μm以上の厚さを有し、かつ1μm以下の表面粗さRa(1)を有する外部表面を有し、
    前記第2コーティング膜は0.3μm以下の厚さを有し、前記第2コーティング膜の外部表面において、前記マークが形成されている領域における表面粗さRa(2A)と前記マークが形成されていない領域における表面粗さRa(2B)との差が1.5μm以上であり、
    前記ガラス板の厚さ方向における中心面を基準面とした場合に、前記ガラス板の前記第2主面において、前記マークが形成されている領域の前記基準面からの平均高さは、前記マークが形成されていない領域の前記基準面からの平均高さよりも10μm以上低い、
    マーク付きコーティングガラス板。
    ただし、前記マークは、ガラス表面に設けられた粗面部によって形成されており、2μm以上の表面粗さRaを有する。また、表面粗さRa、Ra(1)、Ra(2A)及びRa(2B)は、JIS B 0601(2001)に準拠して求められる算術平均粗さである。
  2. 前記マークが形成されている領域のヘイズ率が50%以上である、
    請求項1に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  3. 前記第1コーティング膜は、シリカ及び機能性材料を含む、
    請求項1又は2に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  4. 前記第1コーティング膜は、親水性有機ポリマーをさらに含む、
    請求項3に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  5. 前記第1コーティング膜は、シリカを主成分とする膜である、
    請求項3に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  6. 前記機能性材料が、紫外線カット剤及び赤外線カット剤の少なくとも何れか1つを含む、
    請求項3〜5の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  7. 前記第1コーティング膜は、微粒子をさらに含む、
    請求項3〜6の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  8. 前記機能性材料が微粒子の形態で含まれている、
    請求項3〜7の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  9. 前記シリカが微粒子の形態で含まれている、
    請求項3〜8の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  10. 前記微粒子は、10〜200nmの平均粒径を有する、
    請求項3〜9の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  11. 前記第1コーティング膜のヘイズ率が4%以下である、
    請求項1〜10の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  12. 前記第1コーティング膜上に形成された第3コーティング膜をさらに含む、
    請求項1〜11の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  13. 前記ガラス板は、前記第1主面が凹面側、前記第2主面が凸面側となるように湾曲した形状を有する、
    請求項1〜12の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  14. 前記マーク付きコーティングガラス板は車両用ガラス板であり、
    前記第1主面が車内側、前記第2主面が車外側に位置する、
    請求項1〜13の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  15. 前記ガラス板の前記第2主面が露出している、
    請求項1〜14の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  16. 前記第1コーティング膜が、2μm以上の厚さを有する、
    請求項1〜15の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  17. 前記第1コーティング膜が、4μm以上の厚さを有する、
    請求項16に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  18. 前記第1コーティング膜が、防曇膜である、
    請求項1〜17の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板。
  19. 請求項1〜18の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板であって、かつ前記第2コーティング膜が設けられていないマーク付きコーティングガラス板を製造する方法であって、
    (i)互いに対向する前記第1主面及び前記第2主面を有する前記ガラス板を準備し、前記ガラス板の前記第2主面に前記マークを形成する工程と、
    (ii)前記第1主面上に、前記第1コーティング膜を形成する工程と、
    を含む、マーク付きコーティングガラス板の製造方法。
  20. 前記工程(i)において、ショットブラスト法又はウェットエッチングによって前記第2主面に粗面部を形成することによって前記マークを形成する、
    請求項19に記載のマーク付きコーティングガラス板の製造方法。
  21. 前記工程(ii)は、前記工程(i)よりも後に実施される、
    請求項19又は20に記載のマーク付きコーティングガラス板の製造方法。
  22. 前記工程(i)と前記工程(ii)との間に、
    前記ガラス板を軟化させて成形する工程をさらに含む、
    請求項21に記載のマーク付きコーティングガラス板の製造方法。
  23. 前記ガラス板を軟化させて成形する工程は、前記ガラス板を風冷強化する処理を含む、請求項22に記載のマーク付きコーティングガラス板の製造方法。
  24. 前記工程(ii)において、
    前記ガラス板の前記第1主面上にコーティング液を塗布し、形成された塗膜を乾燥固化させることによって、前記第1コーティング膜を形成する、
    請求項19〜23の何れか1項に記載のマーク付きコーティングガラス板の製造方法。
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