JP2017047796A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転キャビンの後方側における他物の存在等に妨げられる虞少なく透明窓板の開閉操作を行えるようにする。
【解決手段】運転キャビン7の後方側を目視可能にするための透明窓板23と、透明窓板23を移動可能に支持する移動案内機構30とを備え、移動案内機構30は、透明窓板23を、運転キャビン7の後面部に位置する後方閉塞位置と、運転キャビン7の上面部に位置する後方開放位置とにわたってスライド移動可能で、かつ、スライド移動に伴って透明窓板23の姿勢を、後方閉塞位置で運転キャビン7の後面部に沿って起立する起立姿勢と、後方開放位置で運転キャビン7の上面部に沿って倒伏する倒伏姿勢とに姿勢変更するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転キャビンと、運転キャビンの後方側を目視可能にするための透明窓板と、その透明窓板を移動可能に支持する移動案内機構とを備えた車両に関する。
上記のように、運転キャビンと、運転キャビンの後方側を目視可能にするための透明窓板と、その透明窓板を移動可能に支持する移動案内機構とを備えると、運転キャビンを備えながらも運転キャビンの後方側を視認したり、運転キャビン室内の換気を行い易い点などで便利に用いることができる。
このような構造を採用した車両として、従来では下記[1]に示す技術が知られている。
[1] 運転キャビンのリヤガラスが上端部に備えたヒンジを支点にして回動し、下端側を後方側へ向けて開くように構成されたもの(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−159195号(段落「0016」、図5、図9参照)
上記の従来構造の車両では、透明窓板であるところのリヤガラスを、その下端側に備えた操作レバーを把持して後方側へ開くことができる。したがって、運転キャビン室内を換気したり、キャビン室内から後方側へ身を乗り出して、接続された作業装置等が存在するキャビン後方下方を覗き込むことなど、を行い易い点で有用である。
しかしながら、この構造では、リヤガラスが上端に備えたヒンジを支点にして回動するものであるから、リヤガラスの後方側には、そのリヤガラスの揺動作動を許容するための、比較的大きな空き領域を確保する必要がある。
したがって、リヤガラスの後方側に接近して、何らかの他物自体や、他物の作動領域が存在する状態では、リヤガラスの開放を行い難いので、この点で改善の余地がある。
本発明は、透明窓板の開閉作動に際しての運転キャビン外方側への突出度合いを低減して、運転キャビンの後方側における他物の存在等に妨げられる虞少なく透明窓板の開閉操作を行えるようにしようとするものである。
本発明における車両の特徴は、運転キャビンと、前記運転キャビンの後方側を目視可能にするための透明窓板と、前記透明窓板を移動可能に支持する移動案内機構とを備え、前記移動案内機構は、前記透明窓板を、前記運転キャビンの後面部に位置する後方閉塞位置と、前記運転キャビンの上面部に位置する後方開放位置とにわたってスライド移動可能で、かつ、前記透明窓板を、前記後方閉塞位置で前記運転キャビンの後面部に沿って起立する起立姿勢と、前記後方開放位置で前記運転キャビンの上面部に沿って倒伏する倒伏姿勢とに、前記スライド移動に伴って姿勢変更するように構成されている点にある。
本発明によれば、透明窓板が、運転キャビンの上部に存在する一つの固定支点を揺動支点にして単純に揺動作動するというものではなく、運転キャビンの後面部と上面部とに沿いながら姿勢変更するように構成されている。
つまり、透明窓板は、後方閉塞位置で運転キャビンの後面部に沿って起立する起立姿勢と、後方開放位置で運転キャビンの上面部に沿って倒伏する倒伏姿勢とに、運転キャビンの後面部と上面部とにわたってスライド移動するに伴って姿勢変更される。したがって、運転キャビンの上部の固定支点を揺動支点にして揺動作動した場合に比べて、運転キャビン外への突出度合いを低減した状態で透明窓板の開閉動作を行うことができ、運転キャビンの後方側における他物との干渉を回避し易いという利点がある。
本発明においては、前記移動案内機構は、前記運転キャビンの後面部と上面部とにわたって備えられたガイドレール部と、そのガイドレール部に案内される複数個の被ガイド体とを備え、複数個の前記被ガイド体は、前記ガイドレール部の案内方向で所定間隔を隔てた複数箇所に備えられていて、その複数個の前記被ガイド体が、前記ガイドレール部による案内作用を前記案内方向における複数箇所で受けながら移動するように構成されていると好適である。
本構成を備えることで、透明窓板が、運転キャビンの後面部と上面部とにわたって備えられたガイドレール部と、そのガイドレール部に案内される複数個の被ガイド体とを備えた移動案内機構によってスライド移動しながら開閉操作される。
このように移動案内機構が複数の被ガイド体を備えていると、例えば、単一の被ガイド体を備えてスライド移動する構造であれば、透明案内板がスライド移動中に単一の被ガイド体を支点にして揺れ動いて姿勢が安定しない虞があるが、このような構造のものに比べて、透明案内板のスライド移動姿勢を安定した状態に保ちながらの開閉操作が行われ易い。
本発明においては、前記案内方向における前記複数箇所の前記被ガイド体同士の間隔は、前記案内方向における前記透明窓板の長さよりも短く設定されていると好適である。
本構成のように、案内方向における複数箇所の被ガイド体同士の間隔を、同方向での透明窓板の長さよりも短く設定すると、透明窓板がスライド移動中に運転キャビンの内部空間に入り込んでくる度合いを少なくすることができる。
つまり、複数箇所の被ガイド体のうちの、一つの被ガイド体が運転キャビンの後面部に位置し、他のガイド部材が運転キャビンの上面部に位置した場合には、その複数箇所の被ガイド体同士を結ぶ線分に沿う透明窓板の一部が、スライド移動途中で部分的に運転キャビンの室内に入り込む状態となる傾向があるが、その複数箇所の被ガイド体同士の間隔が狭いことで、その入り込み度合いは比較的少なくて済む。
本発明においては、前記被ガイド体は、前記透明窓板のうち、前記後方閉塞位置で起立姿勢にある前記透明窓板の上半部に相当する箇所に設けられていると好適である。
本構成を備えることで、透明窓板は、その上半部に被ガイド体が備えられているので、例えば、被ガイド体が透明窓板の下半部に備えられた場合のように、透明窓板が運転キャビンの上方側へ大きく突出するような事態を避けやすく、また、ガイドレール部の配設範囲も短くて済む。
車両の全体側面図である。 図1におけるII-II線断面でのガイドレール部を示す断面図である。 ガイドレール部における透明窓板の操作状態を示す動作説明図である。 外部配線取り出し部を示す断面図である。 外部配線取り出し部の構成部材を示す分解斜視図である 外部配線取り出し部における使用形態を示す断面図である。 別実施形態におけるガイドレール部を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した車両の運転座席が向く前進側の進行方向(図1における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向が「右」、同様に左側に相当する方向が「左」である。
〔全体構成〕
図1に示すように、本発明に係る車両の一例である多目的車両は、車体フレーム1の下部に左右一対の前車輪2,2、及び左右一対の後車輪3,3が装備された走行車体を備えている。走行車体の前部に、左右一対の前照灯4が備えられた前カバー5を設けてある。走行車体のうちの前カバー5よりも後方の部位に、運転キャビン7が備えられた搭乗部6を設けてある。走行車体の後部に荷台8を配備してある。
走行車体には、前車輪2と後車輪3との間で、荷台8の下側に相当する部位に、エンジン9が設けられている。エンジン9から出力された駆動力は、エンジン9の後部側に一体的に設けられた走行ミッション10に入力される。走行ミッション10から出力された変速後の駆動力が前車輪2及び後車輪3に伝えられ、4輪駆動型の多目的車両が構成されている。
荷台8は、図1に示すように、後端側に配置した車体横向きのダンプ支点軸11を介して車体に支持され、この荷台8の下面側と車体フレーム1とにわたって昇降シリンダ12が装着されている。これによって荷台8は、車体上に水平又はほぼ水平に位置した積載姿勢と、前端側が車体から上方に高く上昇したダンプ姿勢とにわたって昇降作動するように構成されている。
搭乗部6は、運転キャビン7を備えている。運転キャビン7内では、後部に運転座席16が設けられ、運転座席16の前方に左右一対の前車輪2,2を操向操作するステアリングホィール17が設けられている。
運転座席16は、座部及び背当て部を備え、前後にスライド自在に構成されている。
〔運転キャビン〕
運転キャビン7は次のように構成されている。
前記運転座席16及びステアリングホィール17が設けられているキャビン内空間S1の上部が天井壁20(上面部に相当する)で覆われている。キャビン内空間S1の前側には前窓を備えた前壁21(前面部に相当する)が設けられ、キャビン内空間S1の後側には後窓を備えた後壁22(後面部に相当する)が設けられている。
キャビン内空間S1の左右横側部は、横外方側に開放されており、この構造では開閉ドアなどは設けられていない。
前壁21の前窓は、運転キャビン7の前方側を目視可能にするための前面ガラス(図示せず)によって構成されている。この前面ガラスは前壁21に固定された状態で設けられている。
後壁22の後窓は、後方側を目視可能にするための後面ガラス23(透明窓板に相当する)によって構成されている。この後面ガラス23は、後壁22に固定された状態で設けられているのではなく、次のように構成されている。
すなわち、後面ガラス23は、後述する移動案内機構30を介して取り付けられている。この移動案内機構30によって、後面ガラス23が運転キャビン7の後面部に位置する後方閉塞位置と、運転キャビン7の上面部に位置する後方開放位置とにわたってスライド移動可能に構成されている。
移動案内機構30では、後面ガラス23が後方閉塞位置と後方開放位置とにわたってスライド移動するにともなって後面ガラス23の姿勢変更操作を行うように構成されている。つまり、後面ガラス23を、後方閉塞位置で運転キャビン7の後面部に沿って起立させた起立姿勢と、後方開放位置で運転キャビン7の天井壁20に沿って倒伏させた倒伏姿勢とに、移動案内機構30によって姿勢変更するように構成されている。
〔移動案内機構〕
移動案内機構30は、図2及び図3に示すように構成されている。
運転キャビン7の後面部と上面部とにわたって、側面視で逆L字状に屈曲形成されたガイドレール31(ガイドレール部に相当する)が、運転キャビン7の左右両側に配設されている。このガイドレール31は、図2に示すように断面形状がチャンネル状に形成されている。
ガイドレール31内を案内経路R1として、この案内経路R1に沿って転動するように、ガイドローラ32(被ガイド体に相当する)が左右のガイドレール31,31の長さ方向における2箇所に設けられている。
このガイドローラ32とガイドレール31とによって、後面ガラス23を案内するための移動案内機構30が構成されている。
ガイドローラ32は、後面ガラス23の左右両側に設けられた支軸24に枢支されている。つまり、後面ガラス23の左右両側から横外側方へ突出するように前記支軸24が後面ガラス23に固定されていて、この支軸24に回転自在に前記ガイドローラ32が外嵌されている。このガイドローラ32が前記支軸24の軸芯x1まわりで回転して、ガイドレール31内を移動することにより、後面ガラス23が案内経路R1に沿って移動するように構成されている。
後面ガラス23の左右両側に設けられる支軸24は、図3に示すようにガイドレール31内の案内経路R1に沿う方向での2箇所に設けられていて、その支軸24同士の前記案内経路R1に沿う方向での間隔d1は、後面ガラス23の同方向長さL1よりも短く設定されている。
さらに、各支軸24に設けられたガイドローラ32は、後面ガラス23が後方閉塞位置で起立姿勢にある状態で、その後面ガラス23の上部側に相当する箇所に設けられている。
このように構成された後面ガラス23の移動は、図3に示すように行われる。
この図3における符号a0〜a6は、後面ガラス23の支軸24のうち、後方閉塞位置から後方開放位置に向かう後面ガラス23の移動方向前方側、つまり、後方閉塞位置の終端に近い側の支軸24の軸芯x1(以下、便宜上「先行点」という)の通過点位置を示している。
同図における符号b0〜b6は、移動方向での後面ガラス23の一端部のうち、後方閉塞位置から後方開放位置に向かう後面ガラス23の移動方向での後方側の一端部(以下、便宜上「後端点」という)の通過点位置を示している。
また、同図における符号R2は、後面ガラス23の後端点b0〜b6の移動軌跡を示している。
図3において、先行点の符号a0と後端点の符号b0を結ぶ線分a0−b0で表される位置が、後面ガラス23が後方閉塞位置で起立姿勢にある状態を示している。
この位置から、後面ガラス23の先行点が符号a1の位置に進むと、後端点は符号b1に移動する。さらに、後面ガラス23の先行点が符号a2の位置に進むと、後端点は符号b2に移動する。
同様に、後面ガラス23の先行点が符号a3の位置に進むと、後端点は符号b3に移動し、先行点が符号a4の位置に進むと、後端点は符号b4に移動し、先行点が符号a5の位置に進むと、後端点は符号b5に移動する。
そして、後面ガラス23の先行点が符号a6の位置に進むと、後端点は符号b6に移動し、この位置が、後面ガラス23が後方開放位置で倒伏姿勢にある状態を示している。
このように、後面ガラス23の後端点b0〜b6における移動軌跡R2は、後方閉塞位置から後方開放位置に向かう移動行程の初期段階では、後方側へ大きく張り出さない状態となる(図3の符号R2参照)。
そして、後方閉塞位置から後方開放位置に向かう移動行程の後半段階でも、後面ガラス23が先行点位置を揺動中心として揺動するような構造と比較すれば、後端点の移動軌跡R2は大きく後方側へ張り出すことを避けられる。
つまり、後面ガラス23が後方閉塞位置での先行点a1の位置を揺動中心として揺動するような構造であれば、その揺動軌跡R3は図3に示すように、後面ガラス23の全長に相当する回転半径で大きく後方側へ張り出す円弧軌跡となる。これに比べ、この構造における後端点の移動軌跡R2は、後方側への張り出し量が少ない状態となる。
〔外部配線取り出し部〕
運転キャビン7の天井壁20には、外部配線取り出し部40が設けられている。
この外部配線取り出し部40は、図示しないワークライト等の電装品をオプション品として取り付ける場合に、簡単に取り付けやすいように予め天井壁20に対して取り付けられたものであり、図4乃至図6に記載のように構成されている。
外部配線取り出し部40は、図4及び図5に示すように、内部に機器収容空間S2を有した台座部材41と、その台座部材41の上部開口を閉塞する平板状の蓋部材42と、この蓋部材42を台座部材41とともに天井壁20に対して取り付けるための固定ボルト43とを備えている。
台座部材41は、天井壁20に形成された取付孔20aに差し込み可能な挿入筒部41Aを下部に備え、その挿入筒部41Aを取付孔20aに差し込んで下面側を天井壁20の上面側へ当てつけた状態で固定される。
これらの台座部材41と、蓋部材42と、固定ボルト43とを備えることによって外部配線取り出し部40が構成されている。
台座部材41はゴム成型品や合成樹脂成型品等のある程度の弾性を有した部材で構成され、蓋部材42は金属プレートで構成されている。台座部材41の挿入筒部41Aを通して運転キャビン7の内部側の導電線44が台座部材41の内側に導かれ、導電線44の端部コネクタ44aが機器収容空間S2に位置する状態で、導電線44の挿入筒部41A内への挿入箇所付近が止めテープ48などで固定されている。
この図4に示す状態は、台座部材41の上部開口が蓋部材42で閉塞され、上部開口から導電線44や端部コネクタ44aが引き出されていない状態、つまり、オプションの電装品が取り付けられていない状態で、運転キャビン7の天井壁20が閉じられた状態である。
オプションの電装品を取り付ける場合は、図6に示すように、同一形状の台座部材41をもう一つ用意し、かつ台座部材41同士の接合箇所に取り付けるオプション用の中間プレート45と、上部プレート46とを用いる。
この構造では、天井壁20側に取り付けられた一つの台座部材41の上端開口に中間プレート45を置き、その中間プレート45の上側に、もう一つの台座部材41の上端開口に相当する開口側を下向きにし、挿入筒部41Aを上向きにして設置する。開口側を下向きに設置された台座部材41の上側に上部プレート46を置いて、取付ボルト47により、これらの上部プレート46と、その下方側の二つの台座部材41,41、中間プレート45とが、天井壁20に連結固定される。
中間プレート45は、台座部材41の上部開口と同形状の内周縁を有した孔部45aを備え、上部プレート46は台座部材41の挿入筒部41Aに対して、雨水の浸入を抑制するように密に外嵌する形状の孔部46aを有している。
図6に示す使用状態では、台座部材41の内部に存在する機器収容空間S2で、運転キャビン7側の導電線44の端部コネクタ44aと、図示しない電装品に接続されている導電線44の端部コネクタ44aとが接続される。
運転キャビン7に対する電装品の取付構造については任意の構造を採用すれば良いので、その説明は省略する。
〔別実施形態の1〕
上記した実施の形態では、移動案内機構30として、断面形状がチャンネル状に形成されたガイドレール31と、そのガイドレール31内を溝状の案内経路R1として転動するガイドローラ32とを用いた構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、図7に示すように、断面形状が逆L字状のレール部材に、被ガイド体としてのガイドローラ32が嵌り込んで転動するガイド穴33(ガイドレール部に相当する)を形成し、そのガイド穴33を図3に示したガイドレール31の案内経路R1と同様に側面視で逆L字状に設けた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
上記した実施の形態では、ガイドレール31やガイド穴33によって構成されるガイドレール部に対して、被ガイド体としてのガイドローラ32を組み合わせることによって移動案内機構30を構成した構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、ガイドレール31内やガイド穴33内を転動するガイドローラ32を用いるのではなく、図示はしないが、ガイドレール31内やガイド穴33内を転動せずに滑動するスライダー(被ガイド体に相当する)を設けて、移動案内機構30を構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
上記した実施の形態では、案内経路R1内での移動方向に、被ガイド体として二つのガイドローラ32を用いた構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。例えば、ガイドレール部としてのガイドレール31やガイド穴33における案内経路R1が円弧状であれば、被ガイド体として三つ以上のガイドローラ32やスライダーを用いた構造のものを採用してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
上記した実施の形態では、案内経路R1内での移動方向に並ぶ被ガイド体としてのガイドローラ32同士の間隔d1を、同方向における後面ガラス23の長さL1よりもかなり短く設定して、後方閉塞位置で起立姿勢にある後面ガラス23の上部に相当する箇所に設けた構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。
例えば、図3に基づいて説明すると、ガイドローラ32の支軸24のうち、符号a0〜a6で示される先端点の支軸24、又は、その先端点の支軸24よりも後端点に近い位置の支軸24が、符号b0〜b6で示される後端点に近くなるほど、後面ガラス23の運転キャビン7から後方突出量が少なくなる。
したがって、符号a0〜a6で示される先端点の支軸24、又はその先端点の支軸24よりも後端点に近い位置の支軸24の位置が符号b0〜b6で示される後端点に近くなるように設定してもよい。
この場合、後端点の位置は一定であるので、先端点の支軸24を後端点に近づけると、後面ガラス23の一端側が、移動途中で天井壁20よりも上方側へ突出する傾向がある。
先端点の支軸24よりも後端点に近い位置の支軸24を後端点に近づけるように、支軸24同士の間隔を広く設定すると、後面ガラス23が移動途中で運転キャビン7の内部空間に入り込む状態となる量が大きくなる。
したがって、ガイドローラ32同士の間隔d1を、同方向における後面ガラス23の長さL1よりも短く設定して、後方閉塞位置で起立姿勢にある後面ガラス23の上半部に相当する箇所に両支軸24が位置する状態であるのが望ましい。
〔別実施形態の5〕
上記した実施の形態では、透明窓板としての後面ガラス23を、透明ガラスで構成した構造にものを例示したが、これに限られるものではない。例えば、ガラス製に限らず、アクリル板などの合成樹脂材で、後方を視認可能な透明窓板を構成しても良い。尚、本発明でいう、透明とは、窓板を透して運転キャビン7の外方を視認可能である程度に半透明であるものをも含むものである。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の6〕
上記した実施の形態では、運転キャビン7として、左右両側の側方が開放された構造のものを例示したが、この構造に限られるものではない。例えば、図示しないが左右両側に開閉ドアが設けられるなどして、運転キャビン7の内部が矩形箱状の空間となるように構成されたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の7〕
上記した実施の形態では、車体の後部にダンプ可能な荷台8を備えた車両を例に示したが、車体の後部に荷台8を固定したダンプ不能な車両(図示せず)においても同様に適用できる。
また、荷台8に限らず、他の何らかの作業装置などを備えた車両であってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、運搬車両に限らず、運転キャビン7の後方側に何らかの装置を備えた種々の車両に利用可能である。
7 運転キャビン
23 透明窓板
30 移動案内機構
31,33 ガイドレール部
32 被ガイド体
d1 間隔
L1 長さ

Claims (4)

  1. 運転キャビンと、
    前記運転キャビンの後方側を目視可能にするための透明窓板と、
    前記透明窓板を移動可能に支持する移動案内機構とを備え、
    前記移動案内機構は、前記透明窓板を、前記運転キャビンの後面部に位置する後方閉塞位置と、前記運転キャビンの上面部に位置する後方開放位置とにわたってスライド移動可能で、かつ、前記透明窓板を、前記後方閉塞位置で前記運転キャビンの後面部に沿って起立する起立姿勢と、前記後方開放位置で前記運転キャビンの上面部に沿って倒伏する倒伏姿勢とに、前記スライド移動に伴って姿勢変更するように構成されている車両。
  2. 前記移動案内機構は、前記運転キャビンの後面部と上面部とにわたって備えられたガイドレール部と、そのガイドレール部に案内される複数個の被ガイド体とを備え、
    複数個の前記被ガイド体は、前記ガイドレール部の案内方向で所定間隔を隔てた複数箇所に備えられていて、その複数個の前記被ガイド体が、前記ガイドレール部による案内作用を前記案内方向における複数箇所で受けながら移動するように構成されている請求項1記載の車両。
  3. 前記案内方向における前記複数箇所の前記被ガイド体同士の間隔は、前記案内方向における前記透明窓板の長さよりも短く設定されている請求項2記載の車両。
  4. 前記被ガイド体は、前記透明窓板のうち、前記後方閉塞位置で起立姿勢にある前記透明窓板の上半部に相当する箇所に設けられている請求項3記載の車両。
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