JP2017045666A - ジャック - Google Patents

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邦俊 金沢
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Abstract

【課題】封止剤の侵入を抑制し、高い信頼性を有するジャックを提供する。【解決手段】相手方のプラグと接触される少なくとも1つのコンタクト90、106、124と、コンタクト90、106、124が収容され、プラグが挿入される挿入口16が形成されたハウジング12と、を有するジャック10であって、コンタクト90、106、124は、ハウジング12内に挿入されるインナーハウジング42に装着されており、ハウジング12には、インナーハウジング42が挿入される開口20が挿入口16とは反対側に形成されており、コンタクト90、106、124が装着されたインナーハウジング42がハウジングの開口20から挿入され、且つ、少なくとも開口20が封止剤36で封止されている。【選択図】図8

Description

本発明は、防水機能を有するジャックに関し、詳しくは、コンタクトを装着させたインナーハウジングを用いることで防水性を高めたジャックに関する。
従来、防水機能を有するジャックに関する発明として、下記特許文献1に、装入されるプラグを受け入れるプラグ挿入孔、接点部を該プラグ挿入孔に挿入されるプラグの対応する電極に接触させるべく該プラグ挿入孔の周囲に位置決めするコンタクトバネの取付手段、及び該コンタクトバネを該取付手段に取り付けるべく装入するための装入口を備えたジャックハウジングと、前記装入口から装入して前記取付手段に取り付け、接点部を前記プラグ挿入孔内に進出させ、端子部を前記装入口からジャックハウジング外に突出させたコンタクトバネと、前記端子部のジャックハウジング外への突出を許容しつつ前記装入口を閉じるカバー部材と、前記カバー部材の外面及び前記装入口の内縁で囲まれた凹所の全部又は一部に施す防水用の接着剤と、で構成した防水ジャックにおいて、前記コンタクトバネの、前記取付手段に取り付け固定するための基部に接着剤溜まりを形成した防水ジャックが開示されている。
特開2014−003007号公報
コンタクトをハウジングのプラグが挿入される側と反対側から装着させる場合、コンタクトを装着させた後に防水用の接着剤を塗布して、コンタクトの固定と防水を行う必要がある。その際、防水用の接着剤は、粘性が高いと、コンタクトとハウジングの隙間に入り込むことが難しくなり、十分な防水効果が得られない。一方、粘性の低い接着剤を用いると、接着剤がコンタクト等の隙間から入り込み、コンタクトの接点に付着し、通電を妨げるという課題がある。
なお、上記引用文献1の防水ジャックでは、コンタクトに接着剤溜まりを形成することで、余分な接着剤をコンタクトの接点部にまで到達することを防止しているが、封止剤の量や粘性により、接着剤溜まりを超えてコンタクトの接点に到達するおそれがある。
本発明は、ハウジング内にコンタクトを装着させたインナーハウジングを設けることで、封止剤がハウジングに侵入することを抑制でき、コンタクトの接点部に封止剤が付着することを抑制した信頼性の高いジャックを提供することができる。
上記目的を達成するために、第1の態様のジャックは、相手方のプラグと接触される少なくとも1つのコンタクトと、前記コンタクトが収容され、前記プラグが挿入される挿入口が形成されたハウジングと、を有するジャックであって、
前記コンタクトは、前記ハウジング内に挿入されるインナーハウジングに装着されており、
前記ハウジングには、前記インナーハウジングが挿入される開口が前記挿入口とは反対側に形成されており、
前記コンタクトが装着された前記インナーハウジングが前記ハウジングの前記開口から挿入され、且つ、少なくとも前記開口が封止剤で封止されていることを特徴とする。
第2の態様のジャックは、相手方プラグと接触される複数のコンタクトと、前記コンタクトが収容され、前記プラグが挿入される挿入口を有するハウジングと、を有するジャックであって、
前記コンタクトは、前記ハウジング内に挿入される複数のインナーハウジングにそれぞれ装着されており、
前記ハウジングには、前記複数のインナーハウジングが挿入される複数の開口が前記挿入口とは反対側にそれぞれ形成されており、
前記コンタクトが装着された複数の前記インナーハウジングが前記ハウジングの複数の前記開口から挿入され、且つ、少なくとも複数の前記開口が封止剤で封止されていることを特徴とする。
また、第3の態様のジャックは、第1又は第2の態様のジャックにおいて、前記インナーハウジングには、前記コンタクトが取り付けられる取付溝部が形成されていることを特徴とする。
また、第4の態様のジャックは、第3の態様のジャックにおいて、前記インナーハウジングは、前記コンタクトが装着された場合、前記プラグと接する接点部と、前記接点部と反対側の接続部が前記取付溝部から突出されるように形成されていることを特徴とする。
また、第5の態様のジャックは、第3又は第4の態様のジャックにおいて、前記取付溝部の前記封止剤で封止される側は、前記コンタクトが圧入される幅で形成された圧入部が形成されていることを特徴とする。
また、第6の態様のジャックは、第3〜第5のいずれかの態様のジャックにおいて、前記取付溝部には、幅が広く形成された部分、又は、隣り合う前記取付溝部が繋がれた部分からなる逃がし穴が形成されていることを特徴とする。
また、第7の態様のジャックは、第1〜第6のいずれかの態様のジャックにおいて、前記ハウジングには、前記インナーハウジングが収容される収容空間を有し、
前記収容空間と前記プラグが挿入される空間とが連通されていることを特徴とする。
また、第8の態様のジャックは、第7の態様のジャックにおいて、前記収容空間は、前記開口から挿入された前記インナーハウジングが摺動される大きさで形成されていることを特徴とする。
また、第9の態様のジャックは、第7〜第8のいずれかの態様のジャックにおいて、前記コンタクトは、少なくとも前記プラグと接する部分が、打ち抜き加工で形成されていることを特徴とする。
第1の態様のジャックによれば、コンタクトは、インナーハウジングに装着させてからハウジング内に取り付けられるので、塗布された封止剤がコンタクトの隙間等からハウジング内に侵入することを抑制することができる。
第2の態様のジャックによれば、複数のコンタクトが複数のインナーハウジングに装着されてハウジング内に取り付けられるので、塗布された封止剤がコンタクトの隙間等からハウジング内に侵入することを抑制することができる。
また、第3の態様のジャックによれば、インナーハウジングに形成された取付溝部にコンタクトを装着することで、コンタクトの装着を容易に行うことができる。また、複数のコンタクトを装着する場合、コンタクト同士の短絡を抑制することができる。
また、第4の態様のジャックによれば、コンタクトの接点部及び接続部がインナーハウジングから突出されることで、インナーハウジングの装着させた状態でも、コンタクトの機能を発揮させることができる。
また、第5の態様のジャックによれば、インナーハウジングとコンタクトの隙間をより狭くすることができるため、封止剤が侵入することをより抑制することができる。
また、第6の態様のジャックによれば、漏れ出した封止剤を溜めておくことができる。
また、第7の態様のジャックによれば、インナーハウジングに装着させたコンタクトを挿入されたプラグと接触させることができる。
また、第8の態様のジャックによれば、インナーハウジングが挿入されることで開口を塞ぐことができるので、封止剤の侵入をより抑制することができる。
また、第9の態様のジャックによれば、プラグと接する部分が打ち抜いて形成されているため、打ち抜いた際の破断面の凹凸により、高いワイピング効果を得ることができる。
図1Aは実施形態1に係るジャックの斜視図であり、図1Bは別の方向からみた斜視図である。 図2Aは実施形態1に係るジャックの一方から見た側面図であり、図2Bは正面図であり、図2Cは背面図であり、図2Dは平面図である。 実施形態1に係るジャックの分解斜視図である。 実施形態1に係るインナーハウジング及び各コンタクトの分解斜視図である。 図5Aは第1コンタクトの一方から見た側面図であり、図5Bは第2コンタクトの一方から見た側面図であり、図5Cは第3コンタクトの一方から見た側面図である。 図6Aは実施形態1に係るインナーハウジングの平面図であり、図6Bは正面図であり、図6Cは背面図であり、図6Dは他方から見た側面図であり、図6Eは一方から見た側面図である。 図7Aは図3のVIIA−VIIA線での断面図であり、図7Bは図3のVIIB−VIIB線での断面図であり、図7Cは図3のVIIC−VIIC線での断面図である。 図8Aは図2DのVIIIA−VIIIA線での断面図であり、図8Bは図2AのVIIIB−VIIIB線での断面図であり、図8Cは図2AのVIIIC−VIIIC線での断面図であり、図8Dは図2AのVIIID−VIIID線での断面図である。 図9Aは実施形態2に係るジャックの斜視図であり、図9Bは他ホ方向から見た斜視図である。 図10Aは実施形態2に係るジャックの一方から見た側面図であり、図10Bは正面図であり、図10Cは背面図であり、図10Dは平面図である。 実施形態2に係るジャックの分解斜視図である。 実施形態2に係る第1インナーハウジング、第2インナーハウジング及び各ジャックの分解斜視図である。 図13Aは第4コンタクトの斜視図であり、図13Bは一方から見た側面図であり、図13Cは第5コンタクトの斜視図であり、図13Dは一方から見た側面図である。 図14Aは実施形態2に係る第1インナーハウジングの平面図であり、図14Bは正面図であり、図14Cは背面図であり、図14Dは他方から見た側面図であり、図14Eは一方から見た側面図である。 図15Aは実施形態2に係る第2インナーハウジングの平面図であり、図15Bは正面図であり、図15Cは背面図であり、図15Dは他方から見た側面図であり、図15Eは一方から見た側面図である。 図16Aは第1インナーハウジングに各コンタクトを装着した状態の一方から見た側面図であり、図16Bは図16AのXVIB−XVIB線での断面図であり、図16Cは図16AのXVIC−XVIC線での断面図であり、図16Dは図16AのXVID−XVID線での断面図である。 図17Aは第2インナーハウジングに各コンタクトを装着した状態の他方から見た側面図であり、図17Bは図17AのXVIIB−XVIIB線での断面図であり、図17Cは図17AのXVIIC−XVIIC線での断面図であり、図17Dは図17AのXVIID−XVIID線での断面図である。 図18Aは図10DのXVIIIA−XVIIIA線での断面図であり、図8Bは図10AのXVIIIB−XVIIIB線での断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのジャックを例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
[実施形態1]
実施形態1に係るジャックについて図1〜図8を参照して説明する。実施形態1に係るジャック10は、図1〜図4に示すように、相手方のプラグが挿入されてジャック10の内部に収容されたコンタクトと接続されるものであり、例えば、電子機器のイヤホンジャック等として用いられるものである。
実施形態1のジャック10は、ハウジング12と、複数のコンタクト90、106、124と、複数のコンタクト90、106、124が装着されるインナーハウジング42とを有し、コンタクト90、106、124が装着されたインナーハウジング42をハウジング12に収容した後、封止剤36で封止した構造となっている。なお、実施形態1のジャック10では、コンタクト90、106、124及びインナーハウジング42はハウジング12の相手側のプラグが挿入される側とは反対側から挿入される構成となっている(図3参照)。
実施形態1のハウジング12は、図1〜図3、図8に示すように、一方にプラグが挿入される挿入口16が形成された前壁面14と、前壁面14と反対側であって、各コンタクト90、106、124が装着されたインナーハウジング42が挿入される開口20が形成された後壁面18と、平坦な面状に形成された上壁面22、底壁面24、一方の側壁面26及び他方の側壁面28で囲まれ、内部に所定の空間を有する中空の略直方体状で形成されている。
ハウジング12の前壁面14には、ハウジング12の挿入空間34と連通された挿入口16が形成されており、この挿入口16は、挿入されるプラグの形状に対応した形状、例えば、円形となっている。
また、ハウジング12の前壁面14側には、このジャック10が取り付けられる電子機器が有する筐体との隙間を埋めて、水や埃等が筐体内に入り込まないようにしたシール部材38が取り付けられている。このシール部材38は、例えば、シリコーン等の樹脂材料をモールド成形することにより取り付けられている。なお、このシール部材38は、ハウジング12の上壁面22、底壁面24、一方の側壁面26及び他方の側壁面28の各前面44側にもかかるように設けられている。また、シール部材は、別体として製造して、ハウジングに取り付けるようにしてもよい。
ハウジング12の後壁面18には、開口20が一方の側壁面26側に形成されており、この開口20は、インナーハウジング42が挿入可能な大きさ及び形状で形成されている。なお、この開口20は、ジャック10が組み立てられた後、後壁面18と共に封止剤36を用いて封止され、塞がれるようになる。
また、ハウジング12の内部に形成された空間は、インナーハウジング42が収容される収容空間32と、相手方のプラグが挿入される挿入空間34と、を有しており、これらの収容空間32と挿入空間34はハウジング12の内部で連通されている。
挿入空間34は、ハウジング12の長手方向であって、中央部分に設けられており、ハウジング12の前壁面14に形成された挿入口16と連通され、後壁面18側は塞がれている。また、挿入空間34は、プラグの形状に合わせて、長手方向に円筒状に形成され、途中に段差を有するように形成されている。
収容空間32は、ハウジング12の片方の側壁面側、実施形態1では一方の側壁面26側に形成されており、インナーハウジング42が収容可能な大きさ及び形状で形成されている。すなわち、収容空間32は、後壁面18側に形成された開口20からハウジング12内の前壁面14側に向かって形成されており、前壁面14側は塞がれている。そして、ハウジング12の上壁面22側、底壁面24側及び一方の側壁面26側は、平面であり、挿入空間34側は開放されて形成されている。また、収容空間32の挿入空間34側には、インナーハウジング42の挿入を案内する一対の案内部41が形成されている(図8A参照)。この案内部41は、挿入されたインナーハウジング42が移動しないよう位置決めを行うものでもある。
なお、ハウジング12の内部には、収容空間32の前壁面14側の端部から前壁面14に向かって細い溝部40が形成されている。この細い溝部40は、ハウジング12の底壁面24側は塞がれており、挿入空間34側が開放されている。そして、細い溝部40には、後述する第3コンタクト124の第3接点部128及び第3弾性部134の一部が配置されるようになる。
次に、図3〜図5を参照して複数のコンタクトについて説明する。実施形態1のコンタクトは、それぞれ相手方のプラグと接触される接点部と、筐体内の配線等と接続される接続部とを有し、配置される場所に応じて異なる形状となるように金属材料で形成されている。また、複数のコンタクトは、それぞれ、一枚の金属製の板体を打ち抜いて加工して製造されている。
なお、実施形態1では、3本のコンタクトが用いられているので、この3本のコンタクトをそれぞれ、第1コンタクト90、第2コンタクト106及び第3コンタクト124と、として説明する。
第1コンタクト90は、第1コンタクト本体92を有し、第1コンタクト本体92の一方の端部側には第1接点部94が形成され、他方の端部側には、第1接続部98が形成されている。
第1接点部94は、挿入されるプラグと接触される部分であり、プラグが挿入される側に突出した第1凸部96が形成されている。
また、第1コンタクト本体92の略中央部分には、インナーハウジング42に装着される側に突出し、インナーハウジング42に位置決めされる第1突起104が形成されている。さらに、第1突起104と第1接点部94との間は、挿入されたプラグを第1接点部94が押圧するように弾性変形可能な第1弾性部100となっている。なお、第1接点部94は、金属製の板体を打ち抜いた状態となっており、プラグと接する部分に凹凸があることで、高いワイピングの効果を有する。
第1接続部98は、一部が屈曲されて形成されている。なお、この第1接続部98の形状は、ジャックが電子機器等の筐体に取り付けられた場合に、筐体内の構造に応じた形状とすることができる。
また、第1コンタクト本体92の第1接続部98側には第1圧入部102を有し、この第1圧入部102は、インナーハウジング42に装着された場合に、後述するインナーハウジング42の第1取付溝部56に形成された第1圧入溝60に圧入される部分となる。
また、第2コンタクト106は、第2コンタクト本体108を有し、第2コンタクト本体108の一方の端部側には、インナーハウジング42に装着される側に突出し、インナーハウジング42に位置決めされる第2突起120が形成され、他方の端部側には、第2接続部114が形成されている。
また、第2コンタクト本体108の第2突起120側からは、第2コンタクト本体108と沿うように延設された第2弾性部116が第2接続部114側に向かって形成されており、この第2弾性部116の端部には第2接点部110が形成されている。そして、この第2接点部110にはプラグが挿入される側に突出した第2凸部112が形成されている。また、第2接点部110は、金属製の板体を打ち抜いた状態となっており、プラグと接する部分に凹凸があることで、高いワイピングの効果を有する。
第2弾性部116は、第2接点部110を挿入されたプラグ側に押圧するように弾性変形可能に形成されている。
また、第2コンタクト本体108の第2接続部114側には、インナーハウジングに装着される側に突出し、インナーハウジング42に位置決めされる第2突起120より小さい第2小突起122が形成されている。
第2接続部114は、一部が屈曲されて形成されている。なお、この第2接続部114の形状は、ジャック10が筐体に取り付けられた場合に、筐体内の構造に応じた形状とすることができる。
また、第2コンタクト本体108の第2接続部114側には第2圧入部118を有し、この第2圧入部118はインナーハウジング42に装着された場合に、後述するインナーハウジング42の第2取付溝部66に形成された第2圧入溝70に圧入される部分となっている。なお、第2圧入部118は第2小突起122も含まれており、第2小突起122も第2圧入溝70に圧入されるようになる。
また、第3コンタクト124は、第3コンタクト本体126を有し、第3コンタクト本体126の一方の端部側には第3接点部128が形成され、他方の端部側には、第3接続部132が形成されている。
第3接点部128は、プラグが挿入される側に突出した第3凸部130が形成されている。また、第3コンタクト本体126の略中央部分には、インナーハウジング42に装着される側に突出し、インナーハウジング42に位置決めされる第3突起138が形成されている。なお、第3突起138と第3接点部128との間は、挿入されたプラグを第3接点部128が押圧するように弾性変形可能な第3弾性部134となっている。また、第3接点部128は、金属製の板体を打ち抜いた状態となっており、プラグと接する部分に凹凸があることで、高いワイピングの効果を有する。
第3接続部132は、一部が屈曲されて形成されている。なお、この第3接続部132の形状は、ジャック10が筐体に取り付けられた場合に、筐体内の構造に応じた形状とすることができる。
また、第3コンタクト本体126の第3接続部132側は、インナーハウジング42に装着された場合に、後述するインナーハウジング42の第3取付溝部78に形成された第3圧入溝82に圧入される第3圧入部136となっている。
なお、第1コンタクト90、第2コンタクト106及び第3コンタクト124は、第1コンタクト90が最も短く、第3コンタクト124が最も長く形成されている。
次に、インナーハウジング42について主に図2,図3、図6、図7を参照して説明する。インナーハウジング42は、ハウジング12に先に挿入される側の前面44と、前面44と対向し、ハウジング12の開口20側に配置される後面46と、平面状に形成された上面48及び底面50と、複数の溝が形成された一方の側面52と、複数の貫通孔が形成された他方の側面54とを有し、樹脂材料により略直方体状に形成されている。
インナーハウジング42の前面44には、一方の側面52側であって上面48側に1つの溝が形成されている。この溝は、後述する第3取付溝部78の一部であり、第3コンタクト124が装着された場合に第3接点部128側が突出する部分となる。
また、前面44の他方の側面54側は、曲面状に形成されている。この部分は、プラグが挿入される部分となる。
インナーハウジング42の後面46は、一方の側面52側に3つの溝が形成されている。この溝は、上面48側から、第1取付溝部56、第2取付溝部66及び第3取付溝部78となっており、それぞれ、第1コンタクト90、第2コンタクト106及び第3コンタクト124が装着された際に、各コンタクトの第1接続部98、第2接続部114及び第3接続部132が突出される部分となる。
インナーハウジング42の一方の側面52は、3本の溝が前面44側から後面46側に亘って形成されている。これらの溝は、上面48側から第1取付溝部56、第2取付溝部66及び第3取付溝部78となっており、それぞれ、第1コンタクト90、第2コンタクト106及び第3コンタクト124が装着される溝となる。なお、各溝については後述する。
また、インナーハウジング42の他方の側面54は、長手方向に沿って曲面状に形成されており、前面44側から後面46側に向かう途中に緩やかな段差を有している。この曲面状の部分は、プラグが挿入される部分となり、プラグの形状に合わせて、段差が形成されている。
また、他方の側面54には、2つ貫通孔が形成されており、前面44側に形成された貫通孔は、第1取付溝部56と繋がる第1貫通孔であり、後面46側に形成された貫通孔は、第2取付溝部66と繋がる第2貫通孔72である。この第1貫通孔62及び第2貫通孔72は、第1コンタクト90の第1接点部94及び第2コンタクト106の第2接点部110が突出して配置される部分となる。
また、インナーハウジング42に形成される各溝は、装着される各コンタクトに応じて、形状が異なって形成されている。
第1コンタクト90が装着される第1取付溝部56は、インナーハウジング42の一方の側面52側であって、前面44側が塞がれ、後面46側が開放されて形成されている。また、第1取付溝部56の内部には、第1コンタクト90の第1接点部94及び第1弾性部100が弾性変形する際に移動可能な第1隙間58が形成されている。この第1隙間58は、他方の側面54に形成された第1貫通孔62と連通されており、第1コンタクト90の第1接点部94が突出されるようになる。
さらに、第1取付溝部56の中央部分には、第1コンタクト90に形成された第1突起104が嵌り込む第1嵌入部64が形成され、この第1嵌入部64に第1コンタクト90の第1突起104が嵌り込むことで、第1コンタクト90の位置決めが行われる。また、インナーハウジング42の第1取付溝部56の後面46側には、他の溝の幅より狭く形成された第1圧入溝60が形成されており、第1コンタクト90の第1圧入部102が圧入することでも、第1コンタクト90の位置決め固定が行われる。
第2コンタクト106が装着される第2取付溝部66は、インナーハウジング42の一方の側面52側であって、前面44側が塞がれ、後面46側が開放されて形成されている。また、第2取付溝部66の内部には、第2コンタクト106の第2接点部110及び第2弾性部116が弾性変形する際に移動可能な第2隙間68が形成されている。この第2隙間68は、他方の側面54に形成された第2貫通孔72と連通されており、第2コンタクト106の第2接点部110が突出されるようになる。
さらに、インナーハウジング42の前面44側及び後面46側の第2取付溝部66には、第2コンタクト106に形成された第2突起120及び第2小突起122が嵌り込む第2嵌入部74及び第2小嵌入部76が形成され、この第2嵌入部74及び第2小嵌入部76に第2コンタクト106の第2突起120及び第2小突起122が嵌り込むことで、第2コンタクト106の位置決めが行われる。また、インナーハウジング42の後面46側の第2取付溝部66には、他の溝の幅より狭く形成された第2圧入溝70が形成されており、第2コンタクト106の第2圧入部118が圧入することでも、第2コンタクト106の位置決め固定が行われる。
第3コンタクト124が装着される第3取付溝部78は、インナーハウジング42の一方の側面52側であって、前面44側及び後面46側が開放されて形成されている。また、第3取付溝部78の内部には、第3コンタクト124の第3弾性部134が弾性変形する際に移動可能な第3隙間80が形成されている。
さらに、第3取付溝部78の中央部分には、第3コンタクト124に形成された第3突起138が嵌り込む第3嵌入部84が形成され、この第3嵌入部84に第3コンタクト124の第3突起138が嵌り込むことで、第3コンタクト124の位置決めが行われる。また、インナーハウジング42の第3取付溝部78の後面46側には、他の溝の幅より狭く形成された第3圧入溝82が形成されており、第3コンタクト124の第3圧入部136が圧入することでも、第3コンタクト124の位置決め固定が行われる。
また、第1取付溝部56と第2取付溝部66及び第2取付溝部66と第3取付溝部78とは、前面44側に向かってそれぞれの第1〜第3圧入溝60、70、82を越えた部分で繋がるように穴が形成されている。この穴は、ジャックの組立ての際に塗布した封止剤がインナーハウジングの内部に漏れた場合に、漏れた封止剤を逃がす逃がし穴88となっている。
次に、実施形態1のジャック10の組立てについて主に図3、図4、図7、図8を参照して説明する。まず、実施形態1のジャック10の組立ては、金属製の板体を打ち抜いて加工した複数のコンタクトをインナーハウジング42に装着させる。すなわち、第1コンタクト90をインナーハウジング42の第1取付溝部56に嵌め込み、第1コンタクト90の第1突起104を第1取付溝部56の第1嵌入部64に嵌入させ、また、第1コンタクト90の第1圧入部102を第1取付溝部56の第1圧入溝60に圧入させて装着させる。このとき、第1コンタクト90の第1接点部94が第1取付溝部56の第1貫通孔62から突出するように設けられ、また、第1コンタクト90の第1弾性部100が第1隙間58を移動可能な状態に設けられる。なお、第1接続部98はインナーハウジング42の後面46側の第1取付溝部56の開放された部分から突出されて装着される。
次に、第2コンタクト106をインナーハウジング42の第2取付溝部66に嵌め込み、第2コンタクト106の第2突起120及び第2小突起122を第2取付溝部66の第2嵌入部74及び第2小嵌入部76に嵌入させ、また、第2コンタクト106の第2圧入部118を第2取付溝部66の第2圧入溝70に圧入させて装着させる。このとき、第2コンタクト106の第2接点部110が第2取付溝部66の第2貫通孔72から突出するように設けられ、また、第2コンタクト106の第2弾性部116が第2隙間68を移動可能な状態に設けられる。なお、第2接続部114はインナーハウジング42の後面46側の第2取付溝部66の開放された部分から突出されて装着される。
さらに、第3コンタクト124をインナーハウジング42の第3取付溝部78に嵌め込み、第3コンタクト124の第3突起138を第3取付溝部78の第3嵌入部84に嵌入させ、また、第3コンタクト124の第3圧入部136を第3取付溝部78の第3圧入溝82に圧入させて装着させる。このとき、第3コンタクト124の第3接点部128及び第3弾性部134の一部が第3取付溝部78前面44側の開放された部分から突出するように設けられ、また、第3コンタクトの第3弾性部134の残りの部分が第3隙間80を移動可能な状態に設けられる。なお、第3接続部132はインナーハウジング42の後面46側の第3取付溝部78の開放された部分から突出されて装着される。
次に、上述したシール部材を取り付けたハウジングに、各コンタクト90、106、124が装着されたインナーハウジング42を取り付ける。この取り付けは、ハウジング12の後壁面18に形成された開口20からインナーハウジング42の挿入し、ハウジング12内部の収容空間32に配置する。このとき、インナーハウジング42は、曲面状に形成された他方の側面54側がハウジング12の中央に向かい、一方の側面52側がハウジング12の一方の側壁面26側に向くようにして挿入される。そして、ハウジング12にインナーハウジング42を挿入する際には、ハウジング12の収容空間32に形成された案内部41により、インナーハウジング42の他方の側面54側が案内されると共に、装着された際には移動が抑制される。
このとき、ハウジング12の内部から前壁面14側に形成された細い溝部40に第3コンタクト124の第3接点部128及び第3弾性部の一部が挿通されて配置されるようになる。
その後、ハウジング12の後壁面18を開口20と共に封止剤36により封止する。この封止剤は、例えば、液体状のものであって、塗布した後、固着されるものが用いられる。
そして、封止剤36で封止されることにより、インナーハウジング42と各コンタクト90、106、124及びハウジング12の開口20とインナーハウジング42の隙間が封止されて、水等の侵入を抑制することができる。また、この封止剤36が固まることで、インナーハウジング42がハウジング12内に固定されるようになる。以上で、ジャック10の組立てが完成する。
実施形態1のジャックでは、インナーハウジングには、封止剤が塗布される後面側にコンタクトが圧入される圧入溝が形成されることで、圧入されたコンタクトにより溝の隙間が埋まり、粘性の低い封止剤を用いても、封止剤がインナーハウジングとハウジングの隙間、及びインナーハウジングとコンタクトとの隙間に侵入することを抑制することができる。
また、隣接するコンタクトを近づけて配置するようにしても、複数のコンタクトがインナーハウジングに装着されているので、コンタクト同士の短絡を抑制することができる。
さらに、打ち抜いて形成したコンタクトをインナーハウジングに装着してハウジングに取り付けることで、挿入されるプラグに押圧されて座屈が発生することを抑制することができる。
また、実施形態1のジャックでは、コンタクトを3本用いた場合を説明したが、これに限らず、1本でもよく、また、他の本数を用いるようにしてもよい。この場合、インナーハウジングに形成される取付溝部の本数がコンタクトの本数に応じて形成されるようになる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係るジャック10Aについて図9〜図18を参照して説明する。実施形態1のジャック10では、ハウジング12にインナーハウジング42が一つ取り付けられる場合を説明したが、実施形態2のジャック10Aでは、2つのインナーハウジングが取り付けられる場合を説明する。なお、実施形態2のジャック10Aは、実施形態1のジャック10と共通する構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2のジャック10Aは、図9〜図11に示すように、複数のコンタクト90、106、124、216、232がそれぞれ装着された2つのインナーハウジング152、168が取り付けられている。そして、この2つのインナーハウジング152、168は、挿入される相手方のプラグに対して、両側から挟み込むようにして、ハウジング12Aに取り付けられるようになっている。
実施形態2のジャック10Aは、ハウジング12Aと、複数のコンタクト90、106、124、216、232と、複数のコンタクト90、106、124、216、232が装着される第1インナーハウジング152及び第2インナーハウジング168とを有し、各コンタクト90、106、124、216、232が装着されたそれぞれのインナーハウジング42がハウジング12に収容された状態で、封止剤36により封止されて形成された構造となっている。
実施形態2のハウジング12は、図9、図10、図11、図18に示すように実施形態1のハウジング12と同じように、一方にプラグが挿入される挿入口16が形成された前壁面14Aと、前壁面14Aと反対側であって、各コンタクト90、106、124、216、232が装着された第1インナーハウジング152及び第2インナーハウジング168がそれぞれ挿入される2つの第1開口140及び第2開口144が形成された後壁面18Aと、平坦な面状に形成された上壁面22A、底壁面24A、一方の側壁面26A及び他方の側壁面28Aで囲まれ、内部に所定の空間を有する中空の略直方体状で形成されている。なお、実施形態2のハウジング12Aは、実施形態1のハウジング12に比べ、上壁面22A、一方の側壁面26A及び他方の側壁面28Aが、前壁面14A側に向かって傾斜した形状なっている。この形状は、ジャックが取り付けられる筐体の形状に応じて変更可能なものである。
ハウジング12Aの前壁面14Aには、実施形態1のハウジング12と同様に、ハウジング12Aの挿入空間34と連通された挿入口16Aが形成されている。この挿入口16Aは、挿入されるプラグの形状に対応して形成され、実施形態2では、円形となっている。
なお、実施形態2のハウジング12Aの前壁面14A側には、実施形態1のハウジング12のようなシール部材は省略されているが、シール部材を設けてもよい。
ハウジング12Aの後壁面18Aには、中央部分を挟んで、一方の側壁面26A側と他方の側壁面28A側の両側に2つの第1開口140及び第2開口144がそれぞれ形成されており、この第1開口140及び第2開口144は、第1インナーハウジング152及び第2インナーハウジング168が挿入可能な大きさで形成されている。なお、この第1開口140及び第2開口144は、ジャック10Aが組み立てられた後、後壁面18Aと共に封止剤36で封止されるようになる。
また、ハウジング12Aの内部に形成された空間は、第1インナーハウジング152が収容される第1収容空間142と、第2インナーハウジング168が収容される第2収容空間146と、相手方のプラグが挿入される挿入空間34と、を有している。このとき、第1収容空間142と挿入空間34及び第2収容空間146と挿入空間34はそれぞれ連通されている。
挿入空間34は、実施形態1の挿入空間34と同様に、ハウジング12Aの中央部分に設けられており、ハウジング12Aの前壁面14Aに形成された挿入口16Aと連通され、後壁面18A側は塞がれている。また、挿入空間34は、プラグの形状に合わせて、長手方向に円筒状に形成され、途中に段差を有するように形成されている。
第1収容空間142は、ハウジング12Aの一方の側壁面26A側に形成されており、第1インナーハウジング152が収容可能な形状及び大きさで形成されている。すなわち、第1収容空間142は、後壁面18A側に形成された第1開口140からハウジング12A内の前壁面14A側に向かって形成されており、前壁面14A側は塞がれている。そして、ハウジング12Aの上壁面22A、底壁面24A及び一方の側壁面26A側は、平面であり、挿入空間34側は開放されて形成されている。また、第1収容空間142の挿入空間34側には、第1インナーハウジング152の挿入を案内する一対の第1案内部150が形成されている(図18A参照)。この第1案内部150は、挿入された第1インナーハウジング152が移動しないよう位置決めを行うものでもある。なお、実施形態2の第1収容空間142は、実施形態1の収容空間32に対応するものである。
また、第2収容空間146は、ハウジング12Aの他方の側壁面28A側に形成されており、第2インナーハウジング168が収容可能な形状及び大きさで形成されている。すなわち、第2収容空間146は、後壁面18A側に形成された第2開口144からハウジング12A内の前壁面14A側に向かって形成されており、前壁面14A側は塞がれている。そして、ハウジング12の上壁面22A、底壁面24A及び他方の側壁面28A側は、平面であり、挿入空間34側は開放されて形成されている。また、第2収容空間146の挿入空間34側には、第2インナーハウジング168の挿入を案内する一対の第2案内部151が形成されている(図18A参照)。この第2案内部151は、挿入された第2インナーハウジング168が移動しないよう位置決めを行うものでもある。
なお、ハウジング12Aの内部には、第2収容空間146の前壁面14A側の端部から前壁面14Aに向かって細い溝部148が形成されている。この細い溝部148は、ハウジング12Aの底壁面24A側は塞がれており、挿入空間34側が開放されている。そして、細い溝部148には、後述する第4コンタクト216の第4接点部220及び第4弾性部226の一部が配置されるようになる。
次に、複数のコンタクトについて主に図4、図5、図12、図13を参照して説明する。複数のコンタクトは、実施形態1と同様にそれぞれ相手方のプラグと接触される接点部と、筐体内の配線等と接続される接続部とを有し、配置される場所により、異なる形状となるように金属材料で形成されている。また、複数のコンタクトは、それぞれ、一枚の金属製の板体を打ち抜いて加工して製造されている。
また、実施形態2では、5本のコンタクトが用いられており、第1インナーハウジング152に用いられるコンタクトをそれぞれ第1コンタクト90、第2コンタクト106及び第3コンタクト124(図4、図5、図12参照)とし、第2インナーハウジング168に用いられるコンタクトを第4コンタクト216及び第5コンタクト232(図12、図13参照)としている。
なお、実施形態2の第1〜第3コンタクト90、106、124は、実施形態1の第1〜第3コンタクト90、106、124と共通するので、詳細な説明は省略する。
第4コンタクト216は、第4コンタクト本体218を有し、第4コンタクト本体218の一方の端部側には第4接点部220が形成され、他方の端部側には、第4接続部224が形成されている。
第4接点部220は、プラグが挿入される側に突出した第4凸部222が形成されている。また、第4コンタクト本体218の略中央部分には、第2インナーハウジング168に装着される側に突出し、第2インナーハウジング168に位置決めされる第4突起230が形成されている。なお、第4突起230と第4接点部220との間は、挿入されたプラグを第4接点部220が押圧するように弾性変形可能な第4弾性部226となっている。
第4接続部224は、一部が屈曲されて形成されている。なお、この第4接続部224の形状は、ジャック10Aが筐体に取り付けられた場合に、筐体内の構造に応じた形状とすることができる。
また、第4コンタクト本体218の第4接続部224側は、第2インナーハウジング168に装着された場合に、第2インナーハウジング168の第4取付溝部190に形成された第4圧入溝194に圧入される第4圧入部228となっている。
また、第5コンタクト232は、第5コンタクト本体234を有し、第5コンタクト本体234の一方の端部側には、第2インナーハウジング168に装着される側に突出し、第2インナーハウジング168に位置決めされる第5突起248が形成され、他方の端部側には、第5接続部242が形成されている。
また、第5コンタクト本体234の第5突起248側からは、第5コンタクト本体234と沿うように延設された第5弾性部244が第5接続部242側に向かって延設されており、この第5弾性部244の端部には第5接点部236が形成されている。この第5接点部236は、第5弾性部244の端部が略90°屈曲されており、板体の平面側がプラグと接触されるように挿入空間34側を向くように形成された接触面238となっている。さらに、この第5接点部236は、プラグとの着脱が円滑に行えるように、プラグの挿抜方向に沿って前後側にそれぞれ傾斜部240が形成されている。
また、第5コンタクト本体234の第5接続部242側には、第2インナーハウジング168に装着される側に突出し、第2インナーハウジング168に位置決めされる第5突起248より小さい第5小突起250が形成されている。
第5接続部242は、一部が屈曲されて形成されている。なお、この第5接続部242の形状は、ジャック10Aが筐体に取り付けられた場合に、筐体内の構造に応じた形状とすることができる。
また、第5コンタクト本体234の第5接続部242側は、第2インナーハウジング168に装着された場合に、第2インナーハウジング168の第5取付溝部198に形成された第5圧入溝204に圧入される第5圧入部246となっている。なお、第5圧入部246は第5小突起250も含まれており、第5小突起250も第5圧入溝204に圧入されるようになる。
また、第5接点部236の第5弾性部244とは反対側には、この第5弾性部244と対向するように第5補助弾性部254が形成され、この第5補助弾性部254の端部には、第5コンタクト本体234に対向した繋ぎ部252が形成され、また、この繋ぎ部252の端部には第5突起248と対向するように第5補助突起256が形成されている。さらに、繋ぎ部252の第5補助突起256の反対側は、第5コンタクト本体234と並行して延設されている。なお、この繋ぎ部252は、第5コンタクト本体234に比べて短く形成されている。
次に、実施形態2の各インナーハウジングについて図11、図12、図14〜17を主に参照して説明する。実施形態2のインナーハウジングは、第1〜第3コンタクト90,106、124が装着される第1インナーハウジング152と、第4、第5コンタクト232が装着される第2インナーハウジング168とを有している。
なお、実施形態2の第1インナーハウジング152は、実施形態1のインナーハウジング42に対応するものであり、その形状は略共通している。すなわち、第1インナーハウジング152は、図12、図14に示すように、ハウジング12Aに先に挿入される側の第1前面154と、第1前面154と対向し、ハウジング12の第1開口140側に配置される第1後面156と、平面状に形成された第1上面158及び第1底面160と、複数の溝が形成された一方の第1側面162と、複数の貫通孔が形成された他方の第1側面164とを有し、樹脂材料により略直方体状に形成されている。そして、第1インナーハウジング152は、複数のコンタクト90、106、124が装着された後、ハウジング12Aの第1収容空間142に収容される。
なお、第1インナーハウジング152が実施形態1のインナーハウジング42と異なる部分としては、第3コンタクト124が装着される第3取付溝部78の第1前面154側が塞がれている。
また、実施形態2の第1インナーハウジング152では、第3コンタクト124の第3接点部128は、第1前面154側から突出されるのではなく、他方の第1側面164側から突出されるようになっている。そのため、実施形態2の第1インナーハウジング152では、他方の第1側面164側に、第3コンタクト124の第3接点部128が突出する第3貫通孔165が形成されており、第3隙間80と連通されている。
また、第1インナーハウジング152の第1後面156側の他方の第1側面164が突出して形成されるようになり、この突出した部分にハウジング12Aに係止される第1係止突起166が形成されている。なお、他の構成は、実施形態1のインナーハウジング42と共通するので、詳細な説明は省略する。
また、第2インナーハウジング168は、図12、図15に示すように、ハウジング12に先に挿入される側の第2前面170と、第2前面170と対向し、ハウジング12の第2開口144側に配置される第2後面172と、平面状に形成された第2上面174及び第2底面176と、一方の開口部180が形成された一方の第2側面178と、複数の溝及び他方の開口部184が形成された他方の第2側面182と、を有し、樹脂材料により略直方体状に形成されている。そして、第2インナーハウジング168は、複数のコンタクト216、232が装着された後、ハウジング12の第2収容空間146に収容される。
第2インナーハウジング168の第2前面170には、一方の第2側面178側であって中央部分に1つの溝が形成されている。この溝は、後述する第4取付溝部190の一部であり、第4コンタクト216が装着された場合に第4接点部220側が突出する部分となる。また、第2前面170の一方の第2側面178側は、曲面状に形成されている。この部分は、プラグが挿入される部分となる。
第2インナーハウジング168の第2後面172は、一方の第2側面178側に2つの溝が形成されている。この溝は、中央部分の第4取付溝部190と、底面側の第5取付溝部198となっており、それぞれ、第4コンタクト216、第5コンタクト232が装着された際に、各コンタクト216、232の第4接続部224、第5接続部242が突出される部分となる。また、第2インナーハウジング168の第2後面172側の一方の第2側面178には、突出して形成された部分を有し、この突出した部分にハウジング12Aに係止される第2係止突起214が形成されている。
第2インナーハウジング168の一方の第2側面178は、長手方向に沿って曲面状に形成されており、第2前面170側から第2後面172側に向かう途中に緩やかな段差を有している。この曲面状の部分は、プラグが挿入される部分となり、プラグの形状に合わせて、段差が形成されている。また、一方の第2側面178の中央部分から第2後面172側に亘って開口された一方の開口部180が形成されている。この一方の開口部180は、第2インナーハウジング168に装着された第5コンタクト232の第5接点部236が突出される部分となる。
第2インナーハウジング168の他方の第2側面182には、3本の溝が第2前面170側から第2後面172側に亘って形成されている。この溝は、第2上面174側から第5補助取付溝部206、第4取付溝部190及び第5取付溝部198となっている。そして、第4取付溝部190には、第4コンタクト216が装着され、第5取付溝部198及び第5補助取付溝部206は、第5コンタクト232が装着されるようになる。また、他方の第2側面182には、一方の第2側面178に形成された一方の開口部180と対応する位置に、略同じ大きさの他方の開口部184が形成されている。なお、第2インナーハウジング168に形成される各取付溝部は、装着される各コンタクトに応じて、形状が異なって形成されている。
また、一方の第2側面178に形成された一方の開口部180と他方の第2側面182に形成された他方の開口部184は繋がれており、第2インナーハウジング168の内部に一方の開口部180と他方の開口部184を繋ぐ空洞部210となっている。
第4コンタクト216が装着される第4取付溝部190は、第2インナーハウジング168の中央部分に形成され、第2前面170側及び第2後面172側が開放されている。また、第4取付溝部190の内部には、第4コンタクト216の第4弾性部226が弾性変形する際に移動可能な第4隙間192が形成されている。さらに、第4取付溝部190の中央部分には、第4コンタクトに形成された第4突起230が嵌り込む第4嵌入部196が形成され、この第4嵌入部196に第4コンタクト216の第4突起230が嵌り込むことで、第4コンタクト216の位置決めが行われる。また、第2インナーハウジング168の第4取付溝部190の第2後面172側には、他の溝の幅より狭く形成された第4圧入溝194が形成されており、第4コンタクト216の第4圧入部228が圧入することでも、第4コンタクト216の位置決め固定が行われる。なお、第4取付溝部190は、第2インナーハウジング168の内部に形成された空洞部210と繋がれている。
また、第5コンタクト232は、第2インナーハウジング168に形成された2か所の溝で装着されるようになり、第5取付溝部198と、第5補助取付溝部206とで装着されるようになる。
まず、第5取付溝部198は、第2インナーハウジング168の第2底面176側に形成されるており、第2前面170側が塞がれ、第2後面172側が開放されて形成されている。また、第5取付溝部198は第2インナーハウジング168の内部に形成された空洞部210と繋がれている。なお、この空洞部210は第5コンタクト232の第5接点部236及び第5弾性部244が弾性変形して移動される部分となる。さらに、第2インナーハウジング168の第2前面170側及び第2後面172側の第5取付溝部198には、第5コンタクト232に形成された第5突起248及び第5小突起250が嵌り込む第5嵌入部200及び第5小嵌入部202が形成され、この第5嵌入部200及び第5小嵌入部202に第5コンタクト232の第5突起248及び第5小突起250が嵌り込むことで、第5コンタクト232の位置決めが行われる。また、第2インナーハウジング168の第2後面172側の第5取付溝部198には、他の溝の幅より狭く形成された第5圧入溝204が形成されており、第5コンタクト232の第5圧入部246が圧入することでも、第5コンタクト232の位置決め固定が行われる。
また、第5補助取付溝部206は、第2インナーハウジング168の第2上面174側に形成されており、第2前面170側及び第2後面172側が塞がれている。また、第5補助取付溝部206は第2インナーハウジング168の内部に形成された空洞部210と繋がれている。なお、この空洞部210は第5コンタクト232の第5接点部236及び第5補助弾性部254が弾性変形して移動される部分となる。さらに、第2インナーハウジング168の第2前面170側の第5補助取付溝部206には、第5コンタクト232に形成された第5補助突起256が嵌り込む第5補助嵌入部208が形成され、この第5補助嵌入部208に第5コンタクト232の第5補助突起256が嵌り込むことで、第5コンタクト232の位置決めが行われる。
また、第2インナーハウジング168の内部に形成された空洞部210は、第4取付溝部190、第5取付溝部198及び第5補助取付溝部206とが繋がれており、第5コンタクト232の第5弾性部244、第5補助弾性部254及び第5接点部236が移動されるほか、ジャック10Aの組立ての際に塗布した封止剤がインナーハウジング42の内部に漏れた場合に、漏れた封止剤を逃がす逃がし穴ともなっている。
次に、実施形態2のジャック10Aの組立てについて主に図11、図12、図16〜18を参照して説明する。まず、実施形態2のジャック10Aの組立ては、金属製の板体を打ち抜いてそれぞれ加工した各コンタクト90、106、124、216、232を第1インナーハウジング152及び第2インナーハウジング168にそれぞれ装着させる。すなわち、第1インナーハウジング152に第1〜第3コンタクト90、106、124を装着させ、また、第2インナーハウジング168に第4、第5コンタクト152、232を装着させる。なお、第1インナーハウジング152への第1〜第3コンタクト90、106、124の装着は、実施形態1と共通するので省略する。
また、第2インナーハウジング168への第4、第5コンタクト232の装着は、これらの形状から第5コンタクト232の装着を先に行う。
第5コンタクト232の第2インナーハウジング168への装着は、第5コンタクト232の第5接点部236が第2インナーハウジング168の空洞部210と対応するように配置し、第5取付溝部198及び第5補助取付溝部206に第5コンタクト232を嵌め込む。このとき、第5コンタクト232の第5突起248及び第5小突起250を第5取付溝部198の第5嵌入部200及び第5小嵌入部202に嵌入させ、また、第5コンタクト232の第5圧入部246を第5取付溝部198の第5圧入溝204に圧入させて装着させると共に、第5コンタクト232の第5補助突起256を第5補助取付溝部206の第5補助嵌入部208に嵌入させ、第5コンタクト232を第5取付溝部198及び第5補助取付溝部206に位置決め固定させる。このとき、第5コンタクト232の第5接点部236が第2インナーハウジング168の一方の第2側面178に形成された一方の開口部180から突出され、空洞部210を移動可能な状態に設けられる。
次に、第4コンタクト216を第2インナーハウジング168の第4取付溝部190に嵌め込み、第4コンタクト216の第4突起230を第4取付溝部190の第4嵌入部196に嵌入させ、また、第4コンタクト216の第4圧入部228を第4取付溝部190の第4圧入溝194に圧入させて装着させる。このとき、第4コンタクト216の第4接点部220及び第4弾性部226の一部が第4取付溝部190の第2前面170側から突出するように設けられ、また、第4コンタクト216の第4弾性部226が第4隙間192を移動可能な状態に設けられる。なお、第4接続部224は第2インナーハウジング168の第2後面172側の第4取付溝部190の開放された部分から突出されて装着される。
次に、各コンタクト90、106、124が装着された第1インナーハウジング152及び各コンタクト152、168が装着された第2インナーハウジング168をハウジング12Aに取り付ける。
まず、第1インナーハウジング152の取り付けは、ハウジング12Aの後壁面18Aに形成された第1開口140から挿入し、ハウジング12内部の第1収容空間142に配置させる。このとき、第1インナーハウジング152は、曲面状に形成された他方の第1側面164側がハウジング12Aの中央の挿入空間34側を向き、一方の第1側面162側がハウジング12Aの一方の側壁面26A側に向くようにして挿入される。そして、ハウジング12に第1インナーハウジング152を挿入する際には、ハウジング12の第1収容空間142に形成された第1案内部150により、第1インナーハウジング152の他方の第1側面164側が案内されると共に、装着された際には、位置決めされるように支持される。
また、第1インナーハウジング152が第1収容空間142の最奥まで到達したとき、第1後面156側の他方の第1側面に形成された第1係止突起166が不図示のハウジング12Aの係止部に係止されて抜け止めがされる。
次に、第2インナーハウジング168の取り付けは、ハウジング12Aの後壁面18Aに形成された第2開口144から挿入し、ハウジング12A内部の第2収容空間146に配置させる。このとき、第2インナーハウジング168は、曲面状に形成された一方の第2側面178側がハウジング12Aの中央の挿入空間34側を向き、他方の第2側面182側がハウジング12Aの他方の側壁面28A側に向くようにして挿入される。そして、ハウジング12Aに第2インナーハウジング168を挿入する際には、ハウジング12Aの第2収容空間146に形成された第2案内部151により、第2インナーハウジング168の他方の第2側面182側が案内されると共に、装着された際には、位置決めされるように支持される。
また、第2インナーハウジング168が第2収容空間146の最奥まで到達したとき、第2後面172側の他方の第2側面182に形成された第2係止突起214が不図示のハウジング12の係止部に係止されて抜け止めがされる。
このとき、ハウジング12Aの内部から前壁面14側に形成された細い溝部148に第4コンタクト216の第4接点部220及び第4弾性部の一部が挿通されて配置されるようになる。
その後、ハウジング12Aの後壁面18Aを第1開口140及び第2開口144と共に封止剤36により封止する。この封止剤は、例えば、液体状のものであって、塗布した後、固着されるものが用いられる。
そして、封止剤36で封止されることにより、ハウジング12Aの第1開口140、第1インナーハウジング152、各コンタクト90、106、124の隙間、及び、ハウジング12Aの第2開口144、第2インナーハウジング168、各コンタクト216、232の隙間が封止されて、水等の侵入を抑制することができる。また、この封止剤36が固まることで、第1及び第2インナーハウジング152、168がハウジング12A内の第1収容空間142及び第2収容空間146に固定されるようになる。以上で、ジャック10Aの組立てが完成する。
実施形態2のジャックのようにインナーハウジングを複数用いて、コンタクトの本数を増やしても、実施形態1のジャックと同様の効果を奏することができる。
10、10A:ジャック 12、12A:ハウジング 14、14A:前壁面 16,16A:挿入口 18、18A:後壁面 20:開口 22、22A:上壁面 24、24A:底壁面 26、26A:一方の側壁面 28、28A:他方の側壁面 32:収容空間 34:挿入空間 36:封止剤 38:シール部材 40:細い溝部 41:案内部 42:インナーハウジング 44:前面 46:後面 48:上面 50:底面 52:一方の側面 54:他方の側面 56:第1取付溝部 58:第1隙間 60:第1圧入溝 62:第1貫通孔 64:第1嵌入部 66:第2取付溝部 68:第2隙間 70:第2圧入溝 72:第2貫通孔 74:第2嵌入部 76:第2小嵌入部 78:第3取付溝部 80:第3隙間 82:第3圧入溝 84:第3嵌入部 88:逃がし穴 90:第1コンタクト 92:第1コンタクト本体 94:第1接点部 96:第1凸部 98:第1接続部 100:第1弾性部 102:第1圧入部 104:第1突起 106:第2コンタクト 108:第2コンタクト本体 110:第2接点部 112:第2凸部 114:第2接続部 116:第2弾性部 118:第2圧入部 120:第2突起 122:第2小突起 124:第3コンタクト 126:第3コンタクト本体 128:第3接点部 130:第3凸部 132:第3接続部 134:第3弾性部 136:第3圧入部 138:第3突起 140:第1開口 142:第1収容空間 144:第2開口 146:第2収容空間 148:細い溝部 150:第1案内部 151:第2案内部 152:第1インナーハウジング 154:第1前面 156:第1後面 158:第1上面 160:第1底面 162:一方の第1側面 164:他方の第1側面 165:第3貫通孔 166:第1係止突起 168:第2インナーハウジング 170:第2前面 172:第2後面 174:第2上面 176:第2底面 178:一方の第2側面 180:一方の開口部 182:他方の第2側面 184:他方の開口部 190:第4取付溝部 192:第4隙間 194:第4圧入溝 196:第4嵌入部 198:第5取付溝部 200:第5嵌入部 202:第5小嵌入部 204:第5圧入溝 206:第5補助取付溝部 208:第5補助嵌入部 210:空洞部 214:第2係止突起 216:第4コンタクト 218:第4コンタクト本体 220:第4接点部 222:第4凸部 224:第4接続部 226:第4弾性部 228:第4圧入部 230:第4突起 232:第5コンタクト 234:第5コンタクト本体 236:第5接点部 238:接触面 240:傾斜部 242:第5接続部 244:第5弾性部 246:第5圧入部 248:第5突起 250:第5小突起 252:繋ぎ部 254:第5補助弾性部 256:第5補助突起

Claims (9)

  1. 相手方のプラグと接触される少なくとも1つのコンタクトと、前記コンタクトが収容され、前記プラグが挿入される挿入口が形成されたハウジングと、を有するジャックであって、
    前記コンタクトは、前記ハウジング内に挿入されるインナーハウジングに装着されており、
    前記ハウジングには、前記インナーハウジングが挿入される開口が前記挿入口とは反対側に形成されており、
    前記コンタクトが装着された前記インナーハウジングが前記ハウジングの前記開口から挿入され、且つ、少なくとも前記開口が封止剤で封止されていることを特徴とするジャック。
  2. 相手方プラグと接触される複数のコンタクトと、前記コンタクトが収容され、前記プラグが挿入される挿入口を有するハウジングと、を有するジャックであって、
    前記コンタクトは、前記ハウジング内に挿入される複数のインナーハウジングにそれぞれ装着されており、
    前記ハウジングには、前記複数のインナーハウジングが挿入される複数の開口が前記挿入口とは反対側にそれぞれ形成されており、
    前記コンタクトが装着された複数の前記インナーハウジングが前記ハウジングの複数の前記開口から挿入され、且つ、少なくとも複数の前記開口が封止剤で封止されていることを特徴とするジャック。
  3. 前記インナーハウジングには、前記コンタクトが取り付けられる取付溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のジャック。
  4. 前記インナーハウジングは、前記コンタクトが装着された場合、前記プラグと接する接点部と、前記接点部と反対側の接続部が前記取付溝部から突出されるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のジャック。
  5. 前記取付溝部の前記封止剤で封止される側は、前記コンタクトが圧入される幅で形成された圧入部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のジャック。
  6. 前記取付溝部には、幅が広く形成された部分、又は、隣り合う前記取付溝部が繋がれた部分からなる逃がし穴が形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のジャック。
  7. 前記ハウジングには、前記インナーハウジングが収容される収容空間を有し、
    前記収容空間と前記プラグが挿入される空間とが連通されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のジャック。
  8. 前記収容空間は、前記開口から挿入された前記インナーハウジングが摺動される大きさで形成されていることを特徴とする請求項7に記載のジャック。
  9. 前記コンタクトは、少なくとも前記プラグと接する部分が、打ち抜き加工で形成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のジャック。
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