JP2017044817A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2枚の電源基板を用いてダクトを構成することにより、当該各電源基板上の素子の冷却機構の更なる省スペース化を可能にする。
【解決手段】互いに対向配置された2枚の高圧電源基板52及び低圧電源基板54と、素子が実装される各電源基板52、54の実装面を互いに向い合せて形成されるダクトDに空気を流通させる冷却用のファン63とを備える。ファン63によりルーバーから引き込まれた空気は、ダクトDの通過時に、各電源基板52、54上の各素子を冷却し、ルーバーから画像形成装置の外に排出される。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像を記録紙に形成する画像形成装置に関し、特に画像形装置の電源基板上の素子を冷却するための技術に関する。
この種の画像形成装置には、感光体(像担持体)の帯電等に用いられる高電圧を出力する高圧電源基板、モーターや各種の回路を動作させるための低電圧を出力する低圧電源基板、制御基板など、複数種の基板が設けられている。また、これらの基板に、発熱量が大きな素子が設けられている場合は、この素子を冷却する必要がある。
例えば、特許文献1では、シールドケースの側壁にダクトを設けて、この側壁に複数の通気小孔を形成しておき、ファンにより空気をダクトの内側に吹き込んで、空気をダクトから各通気小孔を通じてシールドケースへと流通させ、シールドケース内側に配置されているプリント基板を冷却している。
また、特許文献2では、電装基板をシールドケースに収容して、エアダクトをシールドケースに接続し、空気をファンからエアダクトを通じてシールドケースの内側へと流して、電装基板を冷却している。
特開平11−186767号公報 特開2002−182545号公報
ところで、画像形成装置の内部では、ユニットや部品が高密度で配置されているため、エアダクトについても省スペース化が望まれている。しかしながら、特許文献1では、シールドケースの側壁にダクトを設ける構成であるため、ダクト専用のスペースを設ける必要があった。また、特許文献2では、空気をファンからエアダクトを通じてシールドケースの内側へと導く構成であるため、やはりダクト専用のスペースを設ける必要があった。このため、省スペース化が十分になされているとは言えなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、2枚の電源基板を用いて空気流路を構成して、当該空気流路に引き込んだ空気により当該2枚の電源基板上の素子を冷却可能にすることにより、電源基板上の素子を冷却するために必要な冷却機構の更なる省スペース化を可能にすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、素子が実装される実装面を互いに向い合わせて、互いに対向配置された2枚の電源基板と、前記各電源基板で囲まれて形成される空気流路に空気を流通させて前記各電源基板上の前記素子を冷却するファンと、前記空気流路の開口部の側方となる装置筐体の壁部に形成され、前記ファンにより形成される空気の流れにより、前記空気流路内に引き込まれる空気を本画像形成装置外から内部に通過させる第1の空気通過口と、前記空気流路を通過して前記各電源基板内から排出される空気を本画像形成装置外に通過させる第2の空気通過口と、を備えるものである。
本発明によれば、2枚の電源基板を用いて空気流路を構成して、当該空気流路に引き込んだ空気により当該2枚の電源基板上の素子を冷却可能にすることにより、電源基板上の素子を冷却するために必要な冷却機構の更なる省スペース化が可能になる。
本発明に係る一実施形態の画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置を背面側から見て示す斜視図である。 画像形成装置の背面パネルを取外して、該画像形成装置の内部構造を示す斜視図である。 画像形成装置の内部構造の一部を拡大し破断して示す斜視図である。 画像形成装置の内部の高圧電源基板を取外した状態を示す斜視図である。 画像形成装置の内部の端子ベースを更に取外して、低圧電源基板を露呈させた状態を示す斜視図である。 高圧電源基板を裏面側から見て示す斜視図である。 高圧電源基板を実装面側から見て示す斜視図である。 低圧電源基板を実装面側から見て示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態の画像形成装置の構造を示す正面断面図である。本実施形態の画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。この画像形成装置1は、装置本体2に、画像読取装置(ISU;Image scanner unit)5、操作部47、画像形成部120、定着装置13、及び給紙部14等を設けて構成される。
操作部47は、利用者により操作されて、画像形成動作や画像読取動作等の実行指示を受け付ける。
画像読取動作を行う場合、画像読取装置5は、原稿の画像を光学的に読取って、画像データを生成する。画像読取装置5により生成された画像データは、内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成動作を行う場合は、上記の画像読取動作により生成された画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターやスマートフォン等のユーザー端末装置から受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部120が、給紙部14から供給される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。
画像形成部120は、マゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkを備えている。各画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkは、感光体ドラム122と、感光体ドラム122の表面を均一に帯電させる帯電装置と、感光体ドラム122の表面を露光して、その表面に静電潜像を形成する露光装置(LSU;Laser scanning units)123と、トナーを用いて、感光体ドラム122の表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置124と、1次転写ローラー126とをそれぞれ備えている。
カラー印刷を行う場合、各画像形成ユニット12M、12C、12Y、及び12Bkにおいては、感光体ドラム122の表面を均一に帯電させてから露光して、その表面にカラーの色成分の画像に対応する静電潜像を形成し、感光体ドラム122の表面の静電潜像を現像装置124により現像して、感光体ドラム122上にその色成分のトナー像を形成し、トナー像を1次転写ローラー126により駆動ローラー125A及び従動ローラー125Bに張架されている中間転写ベルト125上に1次転写させる。
中間転写ベルト125は、その外周面にトナー像が転写される像担持面が設定されており、感光体ドラム122の周面に当接した状態で駆動ローラー125Aによって駆動される。中間転写ベルト125は、各感光体ドラム122と同期しながら、駆動ローラー125Aと従動ローラー125Bとの間を無端走行する。
中間転写ベルト125上に転写される各色成分のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。2次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125との間のニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写させる。
この後、定着装置13で記録紙Pが加熱及び加圧されて、記録紙P上のトナー像が熱圧着により定着され、更に記録紙Pが排出ローラー対159を通じて排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の記録紙Pを収容しており、ピックアップローラー145を回転駆動して、記録紙Pを搬送路190へと搬送供給する。
図2は、画像形成装置1を背面側から見て示す斜視図である。また、図3は、画像形成装置1の背面パネルを取外して、該画像形成装置1の内部構造を示す斜視図である。更に、図4は、画像形成装置1の内部構造の一部を拡大し破断して示す斜視図である。
図1及び図2に示すように画像形成装置1の装置本体2の上方には画像読取装置5が設けられ、装置本体2の上面が排出トレイ151となっている。また、装置本体2の内部には、画像形成部120、定着装置13、及び給紙部14等が設けられている。
装置本体2の背面側に設けられている3枚の背面パネル51を取外すと、装置本体2の内部に配置された高圧電源基板52及び制御基板53等が露呈する。そして、高圧電源基板52の奥側(画像形成装置1の正面側)に低圧電源基板54が設けられ、高圧電源基板52と低圧電源基板54が適宜の間隔をあけて対向配置されている。また、高圧電源基板52と低圧電源基板54の間に冷却用のファン63が設けられている。更に、高圧電源基板52の一端部に端子ベース55が重ねて設けられている。
高圧電源基板52は、装置本体2の底壁56に固定されたステー64及び装置本体2のフレーム65等にビス止めされ、この高圧電源基板52が端子ベース55に電気的に接続されている。端子ベース55は、装置本体2の各フレーム65、68(図6)等にビス止めされ、この端子ベース55にファン63がビス止めされている。更に、低圧電源基板54は、該低圧電源基板54よりも奥側の板金58等にビス止めされている。
高圧電源基板52は、1次転写ローラー126、2次転写ローラー210等に印加される高電圧を生成して、この高電圧を、端子ベース55を通じて画像形成部120に出力する。また、低圧電源基板54は、モーターや各種の回路を動作させるための低電圧を生成して出力する。高圧電源基板52及び低圧電源基板54は、背面パネル51、装置本体2の底壁56及び側壁57、該各電源基板52、54の奥側に配置された壁部(図示せず)、及び該各電源基板52、54の上側に配置された壁部(図示せず)等により囲まれてシールドされており、該各電源基板52、54で発生したノイズが外部に漏れないようにされている。
制御基板53は、画像形成装置1全体を制御するためのものであり、背面パネル51、装置本体2の側壁59、及び該基板53の側方や奥側に配置されたシールド板(図示せず)等により囲まれてシールドされており、外部ノイズが遮断されて侵入しないようにされている。
また、制御基板53の下方には、冷却用のファン61が設けられている。このファン61は、左下側の背面パネル51に形成されたルーバー62を通じて、外側の空気を吸い込み、この空気を該ファン61の奥側周辺に配置された電磁クラッチやモーターに吹付けて、これらを冷却する。そして、その空気は、上方の制御基板53に導かれて、制御基板53の実装面に実装された複数の素子を冷却し、更に上側の背面パネル51に形成されたルーバー(第2の空気通過口)67を通じて外部に排気される。
ところで、高圧電源基板52及び低圧電源基板54には、発熱量が大きな複数の素子が設けられており、これらの素子を効率的に冷却する必要がある。しかしながら、画像形成装置1の内部では、該画像形成装置1の小型化を図るべく、ユニットや部品を高密度で配置しているので、該各電源基板52、54を冷却するための機構についても省スペース化を図ることが望まれる。
そこで、本実施形態では、高圧電源基板52及び低圧電源基板54を用いてダクトD(空気流路)を構成することにより、更なる省スペース化を図っている。
次に、上記ダクトDの構成について詳しく説明する。図5は、画像形成装置1の内部の高圧電源基板52を取外した状態を示す斜視図であり、図6は、更に端子ベース55を取外して、低圧電源基板54を露呈させた状態を示す斜視図である。また、図7は、高圧電源基板52を裏面側から見て示す斜視図であり、図8は、高圧電源基板52を実装面側から見て示す斜視図である。更に、図9は、低圧電源基板54を実装面側から見て示す斜視図である。
図5及び図6に示すように高圧電源基板52を取外すと、端子ベース55が露呈し、更に端子ベース55を取外すと、この端子ベース55にビス止めされた冷却用のファン63も取外されて、低圧電源基板54の全体が露呈する。
図7に示すように高圧電源基板52の裏面には、素子が搭載されておらず、これに対して図8に示すように高圧電源基板52の実装面には、複数の素子が搭載されている。また、高圧電源基板52の実装面には、複数のサブ基板71が該高圧電源基板52に対して垂直に立設されている。これらのサブ基板71は、高圧電源基板52の実装面の容量を補うために設けられたものである。更に、高圧電源基板52の実装面には、複数の放熱板72、73、74が該高圧電源基板52に対して垂直に立設されている。放熱板72、73、74は、ファン63により上記ダクトD内に引き込まれる空気の流れを案内する。これらの放熱板72、73、74には、発熱量が大きなスイッチング素子などが搭載されている。
各サブ基板71は、平板状のもので、それらの長手方向が図8における水平方向に向いている。各放熱板72は、平板状のもので、それらの長手方向が図8における水平方向に向いている。他の各放熱板73は、U字型に屈曲されたもので、それらの長手方向が図8における水平方向に向いている。別の各放熱板74は、U字型に屈曲されたもので、それらの長手方向が図8における垂直方向に向いている。
また、図9に示すように低圧電源基板54の実装面には、複数の素子が搭載さており、該実装面の略中央に大型の電解コンデンサー81が配置されている。また、低圧電源基板54の実装面には、複数の放熱板82、83、84、85が該低圧電源基板54に対して垂直に立設されて、これらの放熱板82、83、84、85に発熱量が大きなスイッチング素子などが搭載されている。
各放熱板82は、平板状のもので、それらの長手方向が水平方向に向いている。他の各放熱板83は、平板状のもので、それらの長手方向が垂直方向に向いている。別の放熱板84は、L字型の断面形状を有しており、その長手方向が水平方向に向いている。更に他の放熱板85は、その一部85aを水平方向に屈曲させたものである。
ここで、高圧電源基板52と低圧電源基板54が互いに対向配置されて、複数の素子が実装された高圧電源基板52の実装面と複数の素子が実装された低圧電源基板54の実装面が互いに向き合うようにされている。高圧電源基板52及び低圧電源基板54で囲まれる領域は、空気が流れる空気流路、すなわち上記ダクトDを形成する。高圧電源基板52は、低圧電源基板54よりも面積が大きく、高圧電源基板52のダクト部分52aのみが低圧電源基板54に対向する。換言すれば、高圧電源基板52の実装面のうち、低圧電源基板54に対向するダクト部分52aが、当該低圧電源基板54とにより、ダクトDを形成する。
また、上記のようにファン63は、端子ベース55にビス止めされて、高圧電源基板52と低圧電源基板54の間に配置されている。そして、図8と図9では、それぞれの実装面を視る方向が互いに逆方向となっているので、ファン63が互いに異なる左側の位置と右側の位置に示され、ファン63からの空気の吹出し方向も矢印で示すように逆方向となっている。本実施形態では、ファン63からの空気の吹出し方向は、概ね水平方向かつ画像形成装置1の内側向きである。
このように高圧電源基板52の実装面と低圧電源基板54の実装面を互いに向い合わせた構成では、高圧電源基板52の実装面上の素子と低圧電源基板54の実装面上の素子の間隔を、それぞれの素子の絶縁距離以上に保つ必要がある。そして、本実施形態では、その絶縁距離を少なくとも保つことを前提にして、該各実装面の間隔を可能な限り狭く設定している。すなわち、高圧電源基板52側の素子と低圧電源基板54側の素子が適宜離間されながらも、該各電源基板52、54の間隔が狭くされている。
また、高圧電源基板52の実装面上の各サブ基板71が、該高圧電源基板52のダクト部分52aに配置されて水平方向に延在し、かつ低圧電源基板54の実装面上の各放熱板82が水平方向に延在している。そして、各サブ基板71及び各放熱板82は、ファン63よりも上側に位置し、該各サブ基板71及び該各放熱板82よりも上方への空気の流通を制限する。
更に、図4に示すように高圧電源基板52及び低圧電源基板54の下側には、装置本体2の底壁56が設けられており、該各電源基板52、54の下側の周縁端の間に形成された開口スペースがその底壁56で覆われている。この底壁56は、底壁56よりも下方への空気の漏れを阻止する。
すなわち、高圧電源基板52と低圧電源基板54が対向配置されて、該各電源基板52、54の間隔が狭く設定され、高圧電源基板52のダクト部分52aの各サブ基板71及び低圧電源基板54の各放熱板82が上方への空気の流通を制限し、装置本体2の底壁56が下方への空気の漏れを阻止する。
すなわち、対向は位置された高圧電源基板52及び低圧電源基板54の周縁端の間に形成された開口スペースを覆うようにして、各サブ基板71、各放熱板82、及び装置本体2の底壁56の複数の部材が設けられている。これら高圧電源基板52のダクト部分52a、低圧電源基板54、各サブ基板71、各放熱板82、及び装置本体2の底壁56は、ファン63から吹出した空気を水平方向に導く筒状の上記空気流路、すなわち、上記ダクトDを構成している。
このような構成において、ファン63は、装置本体2の側壁57に形成されたルーバー(第1の空気通過口)66を通じて、画像形成装置1外の空気を吸い込み、この空気を上記ダクトDの内側に案内する。ルーバー66は、空気流路としての上記ダクトDの開口部の側方となる側壁57に形成されている。ルーバー66は、ファン63により形成される空気の流れにより、上記ダクトD内に引き込まれる空気を画像形成装置1の外から内部に通過させる。この空気は、概ね、高圧電源基板52のダクト部分52aと低圧電源基板54の間に形成される上記ダクトDを水平方向に流れ、高圧電源基板52のダクト部分52aの実装面上の複数の素子及び低圧電源基板54の実装面上の複数の素子に吹き付けられて、これらの素子を冷却する。そして、該各電源基板52、54で形成される上記ダクトDを通過した空気は、もう1つのファン61から吹出された空気と合流して、上方の制御基板53に導かれ、制御基板53の実装面上の複数の素子を冷却して、背面パネル51に形成されたルーバー67を通じて外部に排気される。すなわち、ルーバー67は、後述する空気流路としてのダクトDを通過して各電源基板52、54の内部から排出される空気を、画像形成装置1の外に通過させる。
詳しくは、上記ダクトDにおいては、各電源基板52、54の間隔が狭く設定されていることから、該ダクトDの容量が抑えられ、ファン63から吹出された空気が高速で流れる。そして、この空気は、図9に示すように低圧電源基板54側の大型の電解コンデンサー81(空気が当てられる素子の一例)に吹付けられて、電解コンデンサー81の上側方及び下側方を流れる2つの空気流A、Bに分流される。
そして、上側の空気流Aは、高圧電源基板52側の各サブ基板71及び低圧電源基板54側の各放熱板82により水平方向の流れに整流されて速やかに流れると共に、該各サブ基板71及び該各放熱板82よりも上方への空気の流通を制限されて、電解コンデンサー81よりも上側に位置する各素子を冷却する。また、各サブ基板71及び各放熱板82よりも上方へと空気の一部が流通しても、この上方に流通した空気は、高圧電源基板52のダクト部分52aを除く他の部分に実装されている各素子に吹付けられて、これらの素子を冷却する。
また、下側の空気流Bは、高圧電源基板52側の各放熱板72、73及び低圧電源基板54側の放熱板84により水平方向の流れに整流されて速やかに流れ、電解コンデンサー81よりも下側に位置する各素子を冷却する。
更に、ファン63から吹出された空気は、低圧電源基板54側の放熱板85の水平方向に屈曲された一部85aの上側スペースを通過して、該一部85aに沿って流れる空気流Cとなり、この空気流Cが低圧電源基板54側の発熱量が大きな素子へと直接的に吹付けられて、この素子が効果的に冷却される。
更に、各空気流A、B、Cは、各サブ基板71、各放熱板72、73、82、84、85等の間を通過した後、高圧電源基板52側の各放熱板74及び低圧電源基板54側の各放熱板83に突き当たって広い範囲に拡散し、周辺の素子や部品等を冷却する。そして、上記ダクトDを通過した空気が、もう1つのファン61から吹出された空気と合流して、上方に導かれ、背面パネル51に形成されたルーバー67を通じて外部に排気される。
このように本実施形態では、高圧電源基板52のダクト部分52a及び低圧電源基板54を用いてダクトDを構成しているので、つまりダクト部分52a及び低圧電源基板54をダクトDの壁部として兼用しているので、更なる省スペース化を実現することができる。
また、高圧電源基板52と低圧電源基板54の間に1つのファン63を配置して、このファン63により高圧電源基板52の実装面上の各素子及び低圧電源基板54の実装面上の各素子を冷却しているので、ファンの個数を最小限に抑えることができ、これによっても省スペース化を実現することができ、更には部品点数や消費電力を減少させることができる。
また、各サブ基板71、各放熱板72、73、82、84等の長手方向を空気流の流れ方向(水平方向)と平行にしているので、これらのサブ基板や放熱板により空気流が妨げられることはなく、高圧電源基板52の実装面上の各素子及び低圧電源基板54の実装面上の各素子を効率的に冷却することができる。
なお、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置としてカラー用の複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、モノクロプリンターやカラープリンター、あるいは他の電子機器、例えば、コピー機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1乃至図9を用いて説明した構成は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 装置本体
52 高圧電源基板
53 制御基板
54 低圧電源基板
61、63 ファン
71 サブ基板
72〜74 放熱板
81 電解コンデンサー
82〜85 放熱板

Claims (9)

  1. 素子が実装される実装面を互いに向い合わせて、互いに対向配置された2枚の電源基板と、
    前記各電源基板で囲まれて形成される空気流路に空気を流通させて前記各実装面上の前記素子を冷却するファンと、
    前記空気流路の開口部の側方となる装置筐体の壁部に形成され、前記ファンにより形成される空気の流れにより、前記空気流路内に引き込まれる空気を本画像形成装置外から内部に通過させる第1の空気通過口と、
    前記空気流路を通過して前記各電源基板内から排出される空気を本画像形成装置外に通過させる第2の空気通過口と、を備える画像形成装置。
  2. 前記各電源基板の実装面の少なくとも一方に、前記ファンにより前記空気流路内に引き込まれる空気の流れを案内する放熱板が形成されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記放熱板は、屈曲した形状とされて、当該屈曲する方向に前記空気を案内する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ファン及び前記放熱板は、前記各電源基板の実装面の少なくとも一方に配設された前記素子に前記空気を当て、当該素子の両側方に空気流を分流させる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記各電源基板の実装面の少なくとも一方にサブ基板を立設し、前記サブ基板を前記空気の流通の方向に沿って配置した請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ファンが前記各電源基板の間の前記空気流路内に配置されている請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記空気流路は、前記各電源基板に加え、更に、前記各電源基板の周縁端の間に形成された開口スペースを覆う複数の部材により形成されている請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記2枚の電源基板は、一方が高圧電源基板、他方が低圧電源基板である請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記高圧電源基板は、前記電源基板よりも面積が大きく形成され、前記高圧電源基板の実装面のうち、前記低圧電源基板に対向する部分が、前記低圧電源基板とにより、前記空気流路を形成する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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