JP2017044262A - 作業機械の油圧駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧ポンプの吐出回路がリリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有する場合に、リリーフ弁から圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良くかつ確実に回収できるようにする。【解決手段】油圧ポンプ102,202の吐出回路はリリーフ弁114,214,314a,314bのようにリリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有し、最低作動圧力の設定値の異なる複数のアキュムレータ51,52,53と、回収油路131,132を遮断/開放する第1及び第2回収弁61,62と、リリーフ弁114,214,314a,314bの設定圧に合わせて油圧ポンプ102,202の吐出回路の圧油を複数のアキュムレータ51,52,53のうちの少なくとも1つに選択的に供給して蓄圧するよう切換える第1及び第2選択弁71,72とが設けられる。【選択図】 図1

Description

本発明は油圧ショベル等の作業機械(建設機械)の油圧駆動装置に係わり、特に、エネルギ回収手段としてアキュムレータを備えた作業機械の油圧駆動装置に関する。
従来、油圧ショベル等の建設機械等の作業機械の油圧駆動装置には、油圧機器の破壊を防止するために、回路圧が過大にならないように、所定の圧力以上になると油圧ポンプの吐出油をタンクに排出するリリーフ弁が備えられている。
例えば、油圧ショベルのバケットで岩盤層を連続して掘削する場合や、ホイールローダでバケットを盛土や地山にくい込ませて、自然石、土砂等をすくい込むときに、油圧アクチュエータの圧油が高圧となり、油圧ポンプの吐出回路の圧力がリリーフ弁の設定圧力以上となるので、油圧ポンプの吐出油がリリーフ弁によりタンクに排出される。
このような場合に、油圧ポンプで発生した高圧な圧油のエネルギを回収するシステムとして、例えば、特許文献1に開示されているものがある。この従来技術は、油圧ポンプからメインリリーフ弁を通過してタンクに圧油を排出する回路と並列に、リリーフ回収弁を介して圧油のエネルギを蓄えるアキュムレータを配置している。そして、吐出回路の負荷圧がメインリリーフ弁の設定圧以上になり、メインリリーフ弁を通過してタンクに圧油が排出されるとリリーフ切換弁が連通位置に切り換わり、油圧ポンプから吐出された高圧の圧油のエネルギが回収される。
また、油圧ショベルのリリーフ弁はしばしば、状況に合わせて設定圧を変化させることがある。例えば、メインリリーフ弁の設定圧を通常の設定圧とこの設定圧よりも高い設定圧の2段階に切り換えることができるようにし、走行駆動時のように大きな力を必要とする場合にメインリリーフ弁の設定を高圧側の設定圧に切り換えるようにした、いわゆる昇圧回路が知られており、その一例が特許文献2に記載されている。
さらに、通常油圧ショベルは、油圧ポンプの吐出回路に設けられたメインリリーフ弁とは別に、旋回動作や走行動作時、或いはブームの動作時に駆動される油圧アクチュエータにもリリーフ弁が設置されており、その一例が特許文献3に記載されている。この場合、旋回用の油圧モータに設置される旋回リリーフ弁は、しばしば油圧ポンプの吐出回路に設けられるメインリリーフ弁よりも低いリリーフ圧に設定される。
特開2013−002542号公報 実用新案登録2600928号公報 特開2000−266006号公報
特許文献1の従来技術によれば、高圧な圧油のエネルギをアキュムレータに蓄え、このエネルギを回生し利用することができるので、油圧ポンプで発生した圧油のエネルギの消費効率が向上する。
しかしながら、この従来技術を特許文献2に記載のメインリリーフ弁の設定圧を2段階に切り換えるようにした油圧駆動装置や、特許文献3に記載の低圧設定の旋回リリーフ弁を備えた油圧駆動装置に適用した場合には次のような問題がある。
特許文献1の従来技術を特許文献2に記載のメインリリーフ弁の設定圧を2段階に切り換えるようにした油圧駆動装置に適用した場合、アキュムレータの設定圧を高圧の設定圧に合わせて高圧に設定すると、通常の設定圧でメインリリーフ弁が作動する際に、高圧に設定されたアキュムレータに圧油を蓄えることができなくなる。また、逆に、アキュムレータの設定圧を通常の設定圧に合わせて設定すると、高圧の設定圧でメインリリーフ弁が作動しアキュムレータに圧油を回収する際に、高圧の設定圧と通常の設定圧の圧力差の分、リリーフ回収弁に圧力損失が生じるため、エネルギ回収効率が悪化する場合がある。
特許文献1の従来技術を特許文献3に記載の低圧設定の旋回リリーフ弁を備えた油圧駆動装置に適用した場合も、アキュムレータの設定圧は油圧ポンプの吐出回路に設けられるメインリリーフ弁の設定圧に合わせて設定されるため、旋回リリーフ弁が作動する際にアキュムレータに圧油を蓄えることができなくなる。
本発明の目的は、油圧ポンプの吐出回路がリリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有する場合に、リリーフ弁から圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良くかつ確実に回収することができる建設機械の油圧駆動装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、少なくとも1つの油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の油圧アクチュエータと、前記油圧ポンプから前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁と、前記油圧ポンプから前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の圧力が設定値以上になったときに圧油をタンクへ排出するリリーフ弁を備えた少なくとも1つの特定の油圧回路とを有し、前記油圧ポンプの吐出回路の最大圧力は前記リリーフ弁によって制限されかつ前記油圧ポンプの吐出回路は前記リリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有する作業機械の油圧駆動装置において、前記油圧ポンプの吐出回路に回収油路を介して接続された、最低作動圧力の設定値の異なる複数のアキュムレータと、前記回収油路に配置され、前記リリーフ弁が作動していないときは前記油圧ポンプの吐出回路の圧油が前記複数のアキュムレータに流れないように前記回収油路を遮断し、前記リリーフ弁が作動したときは前記回収油路を開放し、前記油圧ポンプの吐出回路の圧油が前記複数のアキュムレータに流れることを許容する第1弁装置と、前記回収油路に配置され、前記リリーフ弁が作動したとき、前記リリーフ弁の設定圧に合わせて前記油圧ポンプの吐出回路の圧油を前記複数のアキュムレータのうちの少なくとも1つに選択的に供給して蓄圧するように切換える第2弁装置とを有するものとする。
このように油圧ポンプの吐出回路がリリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有する場合に、最低作動圧力の設定値の異なる複数のアキュムレータと、回収油路を遮断/開放する第1弁装置と、リリーフ弁の設定圧に合わせて油圧ポンプの吐出回路の圧油を複数のアキュムレータのうちの少なくとも1つに選択的に供給して蓄圧するよう切換える第2弁装置とを設けることにより、リリーフ弁から圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良くかつ確実に回収することができる。
本発明によれば、油圧ポンプの吐出回路がリリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有する場合に、リリーフ弁から圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良くかつ確実に回収することができる。
本発明の第1の実施の形態に係わる油圧ショベル(作業機械)の油圧駆動装置を示す図である。 第1〜第3アキュムレータの最低作動圧力と第1及び第2メインリリーフ弁の第一及び第二の設定圧及び旋回リリーフ弁の設定圧との関係を示す図である。 第1〜第3回生弁を切換え制御するコントローラの制御機能を示すフローチャートである。 油圧駆動装置が搭載される油圧ショベルの外観を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる油圧ショベル(作業機械)の油圧駆動装置を示す図である。 第2の実施の形態における第3回生弁と切換弁を切換え制御するコントローラの制御機能を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における第1及び第2回生弁を切換え制御するコントローラの制御機能を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる油圧ショベル(作業機械)の油圧駆動装置を示す図である。
〜構成〜
図1において、本実施の形態の油圧駆動装置は、原動機1と、その原動機1によって駆動され、第1及び第2圧油供給路105,205にそれぞれ圧油を吐出する可変容量型のメインの油圧ポンプ(以下適宜、第1及び第2メインポンプという)102,202と、メインポンプ102,202の吐出流量を制御するための共通のレギュレータ112と、第1及び第2メインポンプ102,202から吐出される圧油により駆動される複数の油圧アクチュエータ3a,3b,3c,3d,3e,3fと、第1及び第2圧油供給路105,205に接続され、第1及び第2メインポンプ102,202から複数の油圧アクチュエータ3a〜3fに供給される圧油の流れ(方向と流量)を制御する複数の流量制御弁6a,6b,6c,6d,6e,6fと、流量制御弁6a〜6fと一緒にストロークし、各流量制御弁の切り換わりを検出する複数の操作検出弁7a,7b,7c,7d,7e,7fと、第1圧油供給路105に接続され、第1圧油供給路105の圧力P1を設定圧以上にならないように制御する第1メインリリーフ弁114と、第1メインリリーフ弁114の下流に接続され、第1メインリリーフ弁114が作動したときに所定レベルの信号圧sr1aを生成する第1絞り41と、第2圧油供給路205に接続され、第2圧油供給路205の圧力P2を設定圧以上にならないように制御する第2メインリリーフ弁214と、第2メインリリーフ弁214の下流に接続され、第2メインリリーフ弁214が作動したときに所定レベルの信号圧sr2を生成する第2絞り42とを備えている。
原動機1は例えばディーゼルエンジンである。なお、原動機1は電気モータであってもよい。
油圧アクチュエータ3aは例えばブームシリンダであり、油圧アクチュエータ3bは例えばバケットシリンダであり、油圧アクチュエータ3cは例えば左走行モータであり、油圧アクチュエータ3dは例えばアームシリンダであり、油圧アクチュエータ3eは例えば旋回モータであり、油圧アクチュエータ3fは例えば右走行モータである。
流量制御弁6d,6e,6fは、第1圧油供給路105に接続された第1センタバイパス油路106にタンデム回路を形成するよう接続されかつ第1パラレル油路107を介して第1圧油供給路105にパラレル回路を形成するよう配置されている。流量制御弁6a,6b,6cは、第2圧油供給路205に接続された第2センタバイパス油路206にタンデム回路を形成するよう配置されかつ第2パラレル油路207を介して第2圧油供給路205にパラレル回路を形成するよう配置されている。流量制御弁6a,6b,6d,6eのメータイン回路には逆流を防止するためのチェック弁8a,8b,8d,8eが接続されている。
第1メインリリーフ弁114は設定圧を変更可能とする設定変更装置114aを有する可変リリーフ弁であり、走行モータ3c,3fのいずれか1つ以上を操作したときに所定レベルの信号圧pt(後述)が設定変更装置114aに導かれ、設定変更装置114aが作動することによって設定圧を第一の設定圧から第二の設定圧へと2段階に切り換えることができる。第2メインリリーフ弁214も、同様に、設定圧を変更可能とする設定変更装置214aを有する可変リリーフ弁であり、走行モータ3c,3fのいずれか1つ以上を操作したときに所定レベルの信号圧pt(後述)が設定変更装置214aに導かれ、設定変更装置214aが作動することによって設定圧を第一の設定圧から第二の設定圧へと2段階に切り換えることができる。
第1及び第2メインポンプ102,202のレギュレータ112は、第1メインポンプ102の第1圧油供給路105の圧力P1が導かれ、圧力P1が大きくなるとその傾転を小さくして予め決められたトルクを越えないように制御する馬力制御用ピストン112aと、第2メインポンプ202の第2圧油供給路205の圧力P2が導かれ、圧力P2が大きくなるとその傾転を小さくして予め決められたトルクを越えないように制御する馬力制御用ピストン112bとを備えている。
また、本実施の形態の油圧駆動装置は、原動機1によって駆動され、圧油を吐出する固定容量型のポンプモータ30と、ポンプモータ30の吐出油路31aに接続され、吐出油路31aに一定のパイロット圧を生成するパイロットリリーフバルブ34と、吐出油路31aに接続され、建設機械の運転席に設けられたゲートロックレバー24により自身の下流側のパイロット油路31bを吐出油路31aに接続するかタンクTに接続するかを切り換えるゲートロック弁25と、ゲートロック弁25の下流側のパイロット油路31bに接続され、吐出油路31aの一定のパイロット圧Ppiに基づいて流量制御弁6a〜6fを切り換え操作するための操作パイロット圧を生成する複数のパイロットバルブ組立体を備えた操作レバー装置122,123,124a,124b(図4参照)と、上流側が絞り43を介してポンプモータ30の吐出油路31aに接続され、下流側が操作検出弁7f,7cを介してタンクに接続され、走行用の流量制御弁6f,6cの少なくとも1つが操作されたときに所定レベルの走行信号圧ptを生成する走行操作検出油路73と、上流側が絞り44を介してポンプモータ30の吐出油路31aに接続され、下流側が操作検出弁7f、操作検出弁7c及び操作検出弁7e,7d,7a,7bを介してタンクに接続され、走行用の流量制御弁6f,6cとその他の流量制御弁6a,6b,6d,6eの少なくとも1つとが同時に操作されたときに所定レベルの走行複合操作信号圧stを生成する走行複合操作検出油路74と、上流側が絞り45を介してポンプモータ30の吐出油路31aに接続され、下流側が操作検出弁7eを介してタンクに接続され、旋回用の流量制御弁6eが操作されたときに所定レベルの旋回操作信号を生成する旋回操作検出油路75と、走行モータ3c,3fとその他の油圧アクチュエータ3a,3b,3d,3eのいずれか一つ以上を同時操作する走行複合操作を行ったとき、走行複合操作信号圧stによって切り換わり、第1圧油供給路105の圧油を油圧アクチュエータ3a,3b用の流量制御弁6a,6bに供給し、第2圧油供給路205の圧油を右走行モータ3f用の流量制御弁6fに供給する連通切換弁20と、旋回モータ3eの一方の油圧アクチュエータポートに接続された油路305aに分岐油路305a1を介して接続され、油路305aの圧力が設定圧以上にならないように制御する旋回リリーフ弁314aと、旋回モータ3eの他方の油圧アクチュエータポートに接続された油路305bに分岐油路305b1を介して接続され、油路305bの圧力が設定圧以上にならないように制御する旋回リリーフ弁314bと、旋回リリーフ弁314a,314bの下流に接続され、旋回リリーフ弁314a,314bのいずれかが作動したときに所定レベルの信号圧sr1bを生成する絞り46とを備えている。
走行操作検出油路73において、操作検出弁7f,7cはタンデム回路を形成するよう配置されている。走行複合操作検出油路74はそれぞれタンクに接続された3つの分岐油路74a,74b,74cを有し、分岐油路74aに操作検出弁7fが配置され、分岐油路74bに操作検出弁7a,7b,7d,7eがタンデム回路を形成するよう配置され、分岐油路74cに操作検出弁7cが配置されている。旋回操作検出油路75には操作検出弁7eが配置されている。
旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧は第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第一の設定圧よりも低く、旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧<第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第一の設定圧<第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第二の設定圧の関係になっている(図2参照)。
更に、本実施の形態の油圧駆動装置は、最低作動圧力の設定値がそれぞれ異なる第1、第2、第3アキュムレータ51,52,53と、第1圧油供給路105から分岐し、第1、第2、第3アキュムレータ51,52,53のいずれかに第1圧油供給路105の圧油を供給する第1回収油路131と、第1回収油路131に接続された第1回収弁61と、第1回収弁61の下流側において第1回収油路131に接続され、圧油の逆流を防止する第1チェック弁18と、第1チェック弁18の下流側において第1回収油路131に接続され、第1回収油路131を第1、第2、第3アキュムレータ51,52,53のそれぞれのアクセス油路51a,52a,53aの1つに選択的に接続する第1選択弁71と、第2圧油供給路205から分岐し、第1及び第2アキュムレータ51,52のいずれかに第2圧油供給路205の圧油を供給する第2回収油路132と、第2回収油路132に接続された第2回収弁62と、第2回収油路132の下流側において第2回収油路132に接続され、圧油の逆流を防止する第2チェック弁28と、第2チェック弁28の下流側において第2回収油路132に接続され、第2回収油路132を第1及び第2アキュムレータ51,52のそれぞれのアクセス油路51a,52aの1つに選択的に接続する第2選択弁72と、第1メインリリーフ弁114が作動したときは信号圧sr1aを信号圧sr1として第1回収弁61に導き、旋回リリーフ弁314a,314bのいずれか一方が作動しときは信号圧sr1bを信号圧sr1として第1回収弁61に導く高圧選択弁60と、旋回用の流量制御弁6eが操作されていないときは高圧選択弁60の信号圧sr1b側の入力ポートをタンクに接続し、旋回用の流量制御弁6eが操作され旋回リリーフ弁314a,314bのいずれか一方が作動しときに信号圧sr1bを高圧選択弁60に導く切換弁63とを備えている。
第1回収弁61は、通常時は図示の遮断位置に保持され、第1メインリリーフ弁114及び旋回リリーフ弁314a,314bのいずれかが作動したときに生成される所定レベルの信号圧sr1によって遮断位置から開放位置に切り換えられ、かつ切り替わりの間に開口面積が連続的に増大する制御弁である。第1回収弁61は、信号圧sr1がバネの設定圧以下のときは、バネ力により図示の遮断位置にあり、第1圧油供給路105の圧油が第1、第2、第3アキュムレータ51,52,53のいずれにも供給されないようにし、信号圧sr1が所定レベルに上昇すると(バネの設定圧よりも高くなると)開放位置に切り換わり、第1圧油供給路105の圧油が第1、第2、第3アキュムレータ51,52,53のいずれかに供給されることを許容する。
第1選択弁71は、通常時は図示の第1位置に保持され、旋回モータ用の流量制御弁6eを操作したときに生成される所定レベルの信号圧ssと、走行モータ3c,3f用の流量制御弁6c,6fのいずれかを操作したときに生成される所定レベルの信号圧ptが導かれ、信号圧ssと信号圧ptによって第1位置から第2位置又は第3位置へと切り換えられる3位置切換弁である。第1選択弁71は、信号圧ssと信号圧ptのそれぞれがバネの設定圧以下のとき、バネ力により図示の第1位置に保持され、第1圧油供給路105の圧油が第2アキュムレータ52に導かれ、信号圧ptのみが所定レベルに上昇すると、第2位置に切り換えられ、第1圧油供給路105の圧油が第1アキュムレータ51に導かれ、信号圧ptに係わらず信号圧ssが所定レベルに上昇すると、第3位置に切り換えられ、第1圧油供給路105の圧油が第3アキュムレータ53に導かれる。
第2回収弁62は、通常時は図示の遮断位置に保持され、第2メインリリーフ弁214が作動したときに生成される所定レベルの信号圧sr2によって遮断位置から開放位置に切り換えられ、かつ切り替わりの間に開口面積が連続的に増大する制御弁である。第2回収弁62は、信号圧sr2がバネの設定圧以下のときは、バネ力により図示の遮断位置にあり、第2圧油供給路205の圧油が第1及び第2アキュムレータ51,52のいずれにも供給されないようにし、信号圧sr2が所定レベルに上昇すると(バネの設定圧よりも高くなると)開放位置に切り換わり、第2圧油供給路205の圧油が第1及び第2アキュムレータ51,52のいずれかに供給されることを許容する。
第2選択弁72は、通常時は図示の第1位置に保持され、走行モータ3c,3f用の流量制御弁6c,6fのいずれかを操作したときに生成される所定レベルの信号圧ptが導かれ、信号圧ptによって第1位置から第2位置へと切り換えられる2位置切換弁である。第2選択弁72は、信号圧ptがバネの設定圧以下のとき、バネ力により図示の第1位置に保持され、第2圧油供給路205の圧油が第2アキュムレータ52に導かれ、信号圧ptが所定レベルに上昇すると、第2位置に切り換えられ、第2圧油供給路205の圧油が第1アキュムレータ51に導かれる。
ここで、第1圧油供給路105と第1メインリリーフ弁114及び第2圧油供給路205及び第2メインリリーフ弁214は、それぞれ、第1及び第2メインリリーフ弁114,214によって最大圧力が制限される油圧ポンプ102,202の吐出回路を構成する。
旋回モータ3eの油圧アクチュエータポートに接続された油路305a,305b及び旋回リリーフ弁314a,314bは、特定の油圧アクチュエータ(旋回モータ3e)に接続され、旋回リリーフ弁314a,314bによって油路305a,305bの最大圧力を制限することによって油圧ポンプ102の吐出回路の最大圧力を制限するアクチュエータ回路を構成する。
そして、油圧ポンプ102の吐出回路と油圧ポンプ202の吐出回路と旋回モータ3eのアクチュエータ回路は、それぞれ、油圧ポンプ102,202から複数の油圧アクチュエータ3a〜3fに供給される圧油の圧力が設定値以上になったときに圧油をタンクへ排出するリリーフ弁(第1メインリリーフ弁114又は第2メインリリーフ弁214又は旋回リリーフ弁314a,314b)を備えた少なくとも1つの特定の油圧回路を構成する。
また、第1及び第2メインリリーフ弁114,214は走行操作の信号圧ptによって設定圧を第一の設定圧から第二の設定圧へと2段階に切り換えることができ、旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧は第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第一の設定圧よりも低い。その結果、油圧ポンプ102の吐出回路は、リリーフ弁の設定圧(第1メインリリーフ弁114と旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧)として3つの設定圧(複数の設定圧)を有し、油圧ポンプ202の吐出回路は、リリーフ弁の設定圧(第2メインリリーフ弁214の設定圧)として2つの設定圧(複数の設定圧)を有している。
また、第1及び第2回収弁61,62は、それぞれ、第1及び第2回収油路131,132に配置され、リリーフ弁(第1メインリリーフ弁114又は第2メインリリーフ弁214又は旋回リリーフ弁314a,314b)が作動していないときは油圧ポンプ102,202の吐出回路の圧油が複数のアキュムレータ51,52,53に流れないように第1及び第2回収油路131,132を遮断し、リリーフ弁が作動したときは油圧ポンプ101,202の吐出回路の圧油が複数のアキュムレータ51,52,53に流れることを許容する第1弁装置を構成する。
第1及び第2選択弁71,72は、それぞれ、第1及び第2回収油路131,132に配置され、リリーフ弁114,214,314a,314bが作動したとき、作動したリリーフ弁の設定圧に合わせて油圧ポンプ102,202の吐出回路の圧油を複数のアキュムレータ51,52,53のうちの少なくとも1つに選択的に供給して蓄圧するよう切換える第2弁装置を構成する。
ここで、リリーフ弁が第1及び第2メインリリーフ弁114,214である場合、第2弁装置(第1及び第2選択弁71,72)は、第1及び第2メインリリーフ弁114,214の設定変更装置114a,214aの設定圧の変更状態に応じて切り換わり、油圧ポンプ102,202の吐出回路の圧油が供給されるアキュムレータを選択する。
また、絞り45と操作検出弁7eは特定の油圧アクチュエータ(旋回モータ3e)が駆動されたことを検出する操作検出装置を構成し、リリーフ弁が旋回リリーフ弁314a,314bである場合、第2弁装置(第1選択弁71)は、操作検出装置の検出結果に応じて切り換わり、油圧ポンプ102の吐出回路の圧油が供給されるアキュムレータを選択する。
絞り41,42,45,46、操作検出弁7e及び高圧選択弁60は、リリーフ弁114,214,314a,314bが作動していないときは油圧ポンプ102,202の吐出回路の圧油が複数のアキュムレータ51,52,53に流れないように第1及び第2回収油路131,132を遮断し、リリーフ弁が作動したときは油圧ポンプ101,202の吐出回路の圧油が複数のアキュムレータ51,52,53に流れることを許容するよう第1及び第2回収弁61,62を切換える操作装置を構成する。
絞り43,45及び操作検出弁7f、操作検出弁7c及び操作検出弁7eは、リリーフ弁114,214,314a,314bが作動したとき、作動したリリーフ弁の設定圧に合わせて油圧ポンプ102,202の吐出回路の圧油を複数のアキュムレータ51,52,53のうちの少なくとも1つに選択的に供給して蓄圧するよう第1及び第2選択弁71,72を切り換える操作装置を構成する。
また、本実施の形態の油圧駆動装置は、第1アキュムレータ51のアクセス油路51aに接続された第1回生弁81と、第2アキュムレータ52のアクセス油路52aに接続された第2回生弁82と、第3アキュムレータ53のアクセス油路53aに接続された第3回生弁83と、第1〜第3回生弁81〜83をポンプモータ30の吸い込み口とタンクとを接続する油路404に接続し、第1〜第3アキュムレータ51〜53の圧油をポンプモータ30の吸い込み口に導く回生油路405と、油路404に設けられ、第1〜第3アキュムレータ51〜53の圧油がタンクへ流れることを防止するチェック弁38と、第1アキュムレータ51の圧力を検出する第1圧力検出装置91と、第2アキュムレータ52の圧力を検出する第2圧力検出装置92と、第3アキュムレータ53の圧力を検出する第3圧力検出装置93と、原動機1の回転数を検出する回転数検出装置94と、原動機1の目標回転数を設定する原動機回転数設定装置95と、第1〜第3圧力検出装置91〜93の信号と回転数検出装置94の信号と原動機回転数設定装置95の信号を入力し、所定の演算処理を行い、第1〜第3回生弁81〜83を切換制御するための信号を出力するコントローラ100とを備えている。
第1〜第3回生弁81〜83は、コントローラ100からの信号によってそのスプール位置を図示下側の第一位置(遮断位置)と図示上側の第二位置(開放位置)とに切換え制御される電磁弁である。
第1回生弁81は、エネルギを回生しないときは第一位置にあり、回生油路405と第1アキュムレータ51の連通を遮断し、エネルギ回生時は第二位置に切り換わって、第1アキュムレータ51の圧油がポンプモータ30に導かれることを許容する。第2回生弁82は、エネルギを回生しないときは第一位置にあり、回生油路405と第2アキュムレータ52の連通を遮断し、エネルギ回生時は第二位置に切り換わって、第2アキュムレータ52の圧油がポンプモータ30に導かれることを許容する。第3回生弁83は、エネルギを回生しないときは第一位置にあり、回生油路405と第3アキュムレータ53の連通を遮断し、エネルギ回生時は第二位置に切り換わって、第3アキュムレータ53の圧油がポンプモータ30に導かれることを許容する。
ここで、ポンプモータ30は、複数のアキュムレータ51,52,53のうちの少なくとも1つのアキュムレータに蓄圧された圧油のエネルギを変換し、油圧ポンプ102,202を駆動する原動機1をアシスト駆動するエネルギ変換装置を構成し、第1〜第3回生弁81〜83は、複数のアキュムレータ51,52,53のうちの少なくとも1つに蓄圧された圧油を選択的にエネルギ変換装置(ポンプモータ30)に放出するよう切換える第3弁装置を構成する。
図2は、第1〜第3アキュムレータ51〜53の最低作動圧力の設定値と第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第一及び第二の設定圧及び旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧との関係を示す図である。図中、Pa1,Pa2,Pa3はそれぞれ第1〜第3アキュムレータ51〜53の最低作動圧力の設定値であり、Pset1は第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第一の設定圧であり、Pset2は第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第二の設定圧であり、Pset3は旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧である。
第1アキュムレータ51の最低作動圧力の設定値Pa1は、第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第二の設定圧Pset2より若干低く設定されている。また、走行モータ3c,3fの少なくとも一方が駆動され、第1及び第2メインリリーフ弁114,214が作動して第1及び第2圧油供給路105,205からタンクへ圧油が排出されるとき、第1及び第2圧油供給路105,205の圧力は第1及び第2メインリリーフ弁114,214のオーバライド特性によって第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第二の設定圧Pset2よりも高くなる。その上、絞り41,42によって所定レベルの信号圧sr1a,sr2が生成される結果、第1及び第2メインリリーフ弁114,214の背圧が上昇し、第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第2の設定圧Pset2自体も上昇する。これにより第1及び第2圧油供給路105,205の圧力は第1アキュムレータ51の最低作動圧力の設定値Pa1よりも高くなり、第1アキュムレータ51の圧力が第1及び第2圧油供給路105,205の圧力よりも低い間、第1アキュムレータ51に第1及び第2圧油供給路105,205の圧油が供給され蓄圧される。
第2アキュムレータ52の最低作動圧力の設定値Pa2は、第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第一の設定圧Pset1より若干低く設定されている。また、走行モータ3c,3f以外の油圧アクチュエータが駆動され第1及び第2メインリリーフ弁114,214からタンクへ圧油が排出されるとき、上記の場合と同様に、第1及び第2メインリリーフ弁114,214のオーバライド特性と第1及び第2メインリリーフ弁114,214の第一の設定圧Pset1の上昇により第1及び第2圧油供給路105,205の圧力は第2アキュムレータ52の最低作動圧力の設定値Pa2よりも高くなる。これにより第2アキュムレータ52の圧力が第1及び第2圧油供給路105,205の圧力よりも低い間、第2アキュムレータ52に第1及び第2圧油供給路105,205の圧油が供給され蓄圧される。
第3アキュムレータ53の最低作動圧力の設定値Pa3は、旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧Pset3より若干低く設定されている。また、旋回モータ3eが駆動され旋回リリーフ弁314a,314bからタンクへ圧油が排出されるとき、上記の場合と同様に、旋回リリーフ弁314a、314bのオーバライド特性と旋回リリーフ弁314a,314bの設定圧Pset3の上昇により第1圧油供給路105の圧力は第3アキュムレータ53の最低作動圧力の設定値Pa3よりも高くなる。これにより第3アキュムレータ53の圧力が第1圧油供給路105の圧力よりも低い間、第3アキュムレータ53に第1圧油供給路105の圧油が供給され蓄圧される。
ここで、第1メインリリーフ弁114、旋回リリーフ弁314a,314bのいずれか(以下単にリリーフ弁という)が動作し、第1〜第3アキュムレータ51〜53のいずれか(以下単にアキュムレータという)に第1圧油供給路105の圧油が供給され蓄圧されるとき、第1圧油供給路105からアキュムレータに圧油が供給されることにより第1圧油供給路105の圧力が低下し、絞り41によって生成される信号圧sr1aも低下する。この信号圧sr1aの低下により第1回収弁61は絞り位置へと遷移し、第1回収弁61は第1圧油供給路105の圧力がリリーフ弁の設定圧よりも低くならないように絞り動作する。このとき、第1回収弁61にアキュムレータの圧力とリリーフ弁の設定圧との差圧分相当の絞り損失(圧力損失)が発生する。図2において、その絞り損失を生じる圧力範囲がPrlossで示されている。同様に、第2メインリリーフ弁214が作動し、第1及び第2アキュムレータ51,52のいずれか(以下単にアキュムレータという)に圧油が供給され蓄圧されるとき、第2回収弁62は絞り動作し、第2回収弁62にアキュムレータの圧力と第2メインリリーフ弁214の設定圧との差圧分相当の絞り損失(圧力損失)が発生する。
第1及び第2回収弁61,62に発生する絞り損失は、第1〜第3アキュムレータ51,52,53の最低作動圧力の設定値とリリーフ弁114,214,314a,314bの設定圧との差圧が大きくなるほど増大する。第1及び第2回収弁61,62における絞り圧損はエネルギロスとなるため、アキュムレータの最低作動圧力の設定値とリリーフ弁の設定圧との差圧はできるだけ小さくした方がよい。
一方、第1〜第3アキュムレータ51,52,53の最低作動圧力の設定値とリリーフ弁114,214,314a,314bの設定圧との差圧が小さすぎると、第1〜第3アキュムレータ51,52,53に蓄圧可能な圧油のエネルギは少なくなる。第1〜第3アキュムレータ51,52,53に蓄圧される圧油のエネルギ量を増やすためには、その差圧はできるだけ大きい方がよい。
第1〜第3アキュムレータ51,52,53の最低作動圧力の設定値は、第1及び第2回収弁61,62における絞り圧損と第1〜第3アキュムレータ51〜53に蓄圧される圧油のエネルギ量との兼ね合いを見て適切な値に設定されている。
図3は、第1〜第3回生弁81〜83を切換え制御するコントローラ100の制御機能を示すフローチャートである。
まず、コントローラ100は、原動機回転数設定装置95により設定される原動機目標回転数Naと回転数検出装置94により検出される原動機回転数Nとを入力して回転数偏差Nd=Na−Nを算出し、回転数偏差Ndを予め設定される所定回転数偏差Nsと比較する(ステップS1)。この比較結果が「YES」の場合、第1〜第3アキュムレータ51,52,53の最低作動圧力の設定値Pa1,Pa2,Pa3と、第1〜第3圧力検出装置91,92,93により検出した圧力Pac1,Pac2,Pac3との差圧Pad1(=Pac1−Pa1)、Pad2(=Pac2−Pa2)、Pad3(=Pac3−Pa3)と回生制御の最小差圧Pad0のうち最も大きな値Pad_max(=MAX(Pad1,Pad2,Pad3,Pad0))を算出する(ステップS2)。最小差圧Pad0は、第1〜第3アキュムレータ51,52,53が回生可能な蓄圧状態にあるかどうかを判断するためのしきい値である。ステップS2の後、Pad_max=Pad1かどうかを判断し(ステップS3A)、「YES」のとき、第1回生弁81を第二位置(開放位置)に切換え、第2及び第3回生弁82,83を第一位置(遮断位置)に切り換える(ステップS4A)。ステップS3Aの判断が「NO」であるとき、Pad_max=Pad2かどうかを判断し(ステップS3B)、「YES」のとき、第2回生弁82を第二位置(開放位置)に切換え、第1及び第3回生弁81,83を第一位置(遮断位置)に切り換える(ステップS4B)。ステップS3Bの判断が「NO」であるとき、Pad_max=Pad3かどうかを判断し(ステップS3C)、「YES」のとき、第3回生弁83を第二位置(開放位置)に切換え、第1及び第2回生弁81,82を第一位置(遮断位置)に切り換える(ステップS4C)。ステップS1又はステップS3Cの判断が「NO」であるとき、第1〜第3回生弁81〜83を第一位置(遮断位置)に切り換える(ステップS4D)。
図4は、上述した油圧駆動装置が搭載される油圧ショベルの外観を示す図である。
図4において、作業機械としてよく知られている油圧ショベルは、下部走行体151と、上部旋回体152と、スイング式のフロント作業機153を備え、フロント作業機153は、ブーム153a、アーム153b、バケット153cから構成されている。上部旋回体152は下部走行体151に対して旋回モータ3eによって旋回可能である。上部旋回体152の前部にはスイングポスト154が取り付けられ、このスイングポスト154にフロント作業機153が上下動可能に取り付けられている。スイングポスト154はスイングシリンダ3gの伸縮により上部旋回体152に対して水平方向に回動可能であり、フロント作業機153のブーム153a、アーム153b、バケット153cはブームシリンダ3a,アームシリンダ3d,バケットシリンダ3bの伸縮により上下方向に回動可能である。下部走行体151の中央フレームには、ブレードシリンダ(図示せず)の伸縮により上下動作を行うブレード155が取り付けられている。下部走行体151は、走行モータ3c,3fの回転により左右の履帯151a,151bを駆動することによって走行を行う。図1において、スイングシリンダ3gとブレードシリンダは図示を省略している。
上部旋回体152にはキャノピタイプの運転室156が設置され、運転室156内には、運転席121、フロント/旋回用の左右の操作レバー装置122,123(図4では左側のみ図示)、走行用の操作レバー装置124a,124b、図示しないスイング用の操作レバー装置及びブレード用の操作レバー装置、ゲートロックレバー24等が設けられている。
〜動作〜
(a)アームシリンダ3dのみの駆動時に第1メインリリーフ弁114が作動する場合
アームシリンダ3dの駆動時に第1メインリリーフ弁114が作動するとき、第1圧油供給路105の圧油が第1メインリリーフ弁114と絞り41を介してタンクへ流れる。このとき、圧油が絞り41を通過するために、絞り41の上流に所定レベルの圧力が発生し、信号圧sr1aとして、高圧選択弁60へ導かれる。旋回モータ3eを駆動していないので信号圧ssはタンク圧であり、切換弁63は遮断位置となり、信号圧sr1bとしてタンク圧が高圧選択弁60に導かれる。信号圧sr1aは所定レベルであり、信号圧sr1bはタンク圧であるので、高圧選択弁60にて信号圧sr1として信号圧sr1aが選択される。この信号圧sr1(信号圧sr1a)は第1回収弁61に導かれ、第1回収弁61は開放位置へと切り換わる。走行モータ3c,3fは駆動していないので、信号圧ptはタンク圧となり、旋回モータ3eも駆動していないので信号圧ssもタンク圧となり、第1選択弁71は第1圧油供給路105の圧油を第2アキュムレータ52へ導く位置に切り換わる。
ここで、信号圧ptはタンク圧であるので、第1メインリリーフ弁114の設定圧は第一の設定圧となり、第1圧油供給路105の圧力はこの第一の設定圧となる。このとき、第2アキュムレータ52の圧力が第1圧油供給路105の圧力より低いとき、第1圧油供給路105の圧油が第2アキュムレータ52に供給され蓄圧される。
(b)ブームシリンダ3aとバケットシリンダ3bのうち少なくとも一つの駆動時に第2メインリリーフ弁214が作動する場合
ブームシリンダ3aとバケットシリンダ3bのうち少なくとも一つの駆動時に第2メインリリーフ弁214が作動するとき、第2圧油供給路205の圧油が第2メインリリーフ弁214と絞り42を介してタンクへ流れる。このとき、圧油が絞り42を通過するために、絞り42の上流に所定レベルの圧力が発生し、信号圧sr2として第2回収弁62へ導かれ、第2回収弁62は開放位置へと切り換わる。走行モータ3c,3fは駆動していないので、信号圧ptはタンク圧となり、第2選択弁72は第2圧油供給路205の圧油を第2アキュムレータ52へ導く位置に切り換わる。
ここで、信号圧ptはタンク圧であるので、第2メインリリーフ弁214の設定圧は第一の設定圧となり、第2圧油供給路205の圧力はこの第一の設定圧となる。このとき、第2アキュムレータ52の圧力が第2圧油供給路205の圧力より低いとき、第2圧油供給路205の圧油が第2アキュムレータ52に供給され蓄圧される。
(c)旋回モータ3eの駆動時に旋回リリーフ弁314a又は314bが作動する場合
旋回モータ3eの駆動時に旋回リリーフ弁314a又は314bが作動するとき、第1圧油供給路105の圧油が旋回リリーフ弁314a又は314bと絞り46を介してタンクへ流れる。このとき、圧油が絞り46を通過するために、絞り46の上流に所定レベルの圧力が発生し、信号圧sr1bとして切換弁63へ導かれる。また、旋回モータ3eを駆動しているので、所定レベルの信号圧ssが発生し、切換弁63は開放位置に切り換わり、信号圧sr1bは高圧選択弁60へ導かれる。一方、絞り41には圧油が流れないので、信号圧sr1aとしてタンク圧が高圧選択弁60に導かれる。信号圧sr1bは所定レベルであり、信号圧sr1aはタンク圧であるので、高圧選択弁60にて信号圧sr1として信号圧sr1bが選択される。この信号圧sr1は第1回収弁61に導かれ、第1回収弁61は開放位置へと切り換わる。走行モータ3c,3fは駆動していないので、信号圧ptはタンク圧となり、旋回モータ3eは駆動しているので信号圧ssは所定レベルであり、第1選択弁71は第1圧油供給路105の圧油を第3アキュムレータ53へ導く位置に切り換わる。
ここで、第1圧油供給路105の圧力は旋回リリーフ弁314a又は314bの設定圧となっており、第3アキュムレータ53の圧力が第1圧油供給路105の圧力より低いとき、第1圧油供給路105の圧油が第3アキュムレータ53に供給され蓄圧される。
(d)右走行モータ3fの駆動時に第1メインリリーフ弁114が作動する場合
右走行モータ3fの駆動時に第1メインリリーフ弁114が作動するとき、第1圧油供給路105の圧油が第1メインリリーフ弁114と絞り41を介してタンクへ流れる。このとき、圧油が絞り41を通過するために、絞り41の上流に所定レベルの圧力が発生し、信号圧sr1aとして高圧選択弁60へ導かれる。また、旋回モータ3eを駆動していないので、信号圧ssはタンク圧であり、切換弁63は遮断位置となり、信号圧sr1bとしてタンク圧が高圧選択弁60に導かれる。信号圧sr1aは所定レベルであり、信号圧sr1bはタンク圧であるので、高圧選択弁60にて信号圧sr1として信号圧sr1aが選択される。この信号圧sr1は第1回収弁61に導かれ、第1回収弁61は開放位置へと切り換わる。右走行モータ3fが駆動しているので、信号圧ptは所定レベルであり、旋回モータ3eを駆動していないので、信号圧ssはタンク圧となり、第1選択弁71は第1圧油供給路105の圧油を第1アキュムレータ51へ導く位置に切り換わる。
ここで、信号圧ptは所定レベルであるので、第1メインリリーフ弁114の設定圧は第二の設定圧となり、第1圧油供給路105の圧力はこの第二の設定圧となる。このとき、第1アキュムレータ51の圧力が第1圧油供給路105の圧力より低いとき、第1圧油供給路105の圧油が第1アキュムレータ51に供給され蓄圧される。
(e)左走行モータ3cの駆動時に第2メインリリーフ弁214が作動する場合
左走行モータ3cの駆動時に第2メインリリーフ弁214が作動するとき、第2圧油供給路205の圧油が第2メインリリーフ弁214と絞り42を介してタンクへ流れる。このとき、圧油が絞り42を通過するために、絞り42の上流に所定レベルの圧力が発生し、信号圧sr2として第2回収弁62へ導かれ、第2回収弁62は開放位置へと切り換わる。左走行モータ3cが駆動しているので、信号圧ptは所定レベルであり、第2選択弁72は第2圧油供給路205の圧油を第1アキュムレータ51へ導く位置に切り換わる。
ここで、信号圧ptは所定レベルであるので、第2メインリリーフ弁214の設定圧は第二の設定圧となり、第2圧油供給路205の圧力はこの第二の設定圧となる。このとき、第1アキュムレータ51の圧力が第2圧油供給路205の圧力より低いとき、第2圧油供給路205の圧油が第1アキュムレータ51に供給され蓄圧される。
(f)右左の走行モータ3c,3fが同時に駆動し、第1及び第2メインリリーフ弁114,214が作動する場合
上記(d)の動作と上記(e)の動作が同時に起こった場合である。この場合は、第1及び第2回収弁61,62は開放位置へと切り換わり、第1及び第2選択弁71,72はそれぞれ第1及び第2圧油供給路105,205の圧油を第1アキュムレータ51へ導く位置に切り換わり、第1アキュムレータ51の圧力が第1及び第2圧油供給路105,205の圧力より低いとき、第1及び第2圧油供給路105,205の圧油が第1アキュムレータ51に供給され蓄圧される。
(g)左右の走行モータ3c,3fが同時に駆動し、第1メインリリーフ弁214が作動し、かつ旋回モータ3eが駆動し、旋回リリーフ弁314a又は314bが作動する場合
走行モータ3c,3fが同時に駆動し、かつ旋回モータ3eが駆動するので、信号圧stが所定レベルであり、連通切換弁20が切り換わり、第1メインポンプ102で旋回モータ3eを駆動し、第2メインポンプ202で走行モータ3c,3fを駆動する。第2メインリリーフ弁214が作動するので、第2圧油供給路205の圧油が第2メインリリーフ弁214と絞り42を介してタンクへ流れる。このとき、圧油が絞り42を通過するために、絞り42の上流に所定レベルの圧力が発生し、信号圧sr2として第2回収弁62へ導かれ、第2回収弁62は開放位置へと切り換わる。左走行モータ3cが駆動しているので、信号圧ptは所定レベルであり、第2選択弁72は第2圧油供給路205の圧油を第1アキュムレータ51へ導く位置に切り換わる。また、旋回リリーフ弁314a又は314bが作動するので、第1圧油供給路105の圧油が旋回リリーフ弁314a又は314bと絞り46を介してタンクへ流れる。このとき、圧油が絞り46を通過するために、絞り46の上流に所定レベルの圧力が発生する。また、旋回モータ3eを駆動しているので、所定レベルの信号圧ssが発生し、切換弁63は開放位置に切り換わり、絞り46の上流の所定レベルの圧力が信号圧sr1bとして高圧選択弁60へ導かれる。絞り41には圧油が流れないので、信号圧sr1aがタンク圧として高圧選択弁60に導かれる。信号圧sr1bは所定レベルであり、信号圧sr1aはタンク圧であるので、高圧選択弁60にて信号圧sr1として信号圧sr1bが選択され、この信号圧sr1が第1回収弁61に導かれ、第1回収弁61は開放位置へと切り換わる。旋回モータ3eを駆動しているので、信号圧ssは所定レベルに上昇し、第1選択弁71は第1圧油供給路105の圧油を第3アキュムレータ53へ導く位置に切り換わる。
ここで、信号圧ptは所定レベルであるので、第2メインリリーフ弁214の設定圧は第二の設定圧となり、第2圧油供給路205の圧力はこの第二の設定圧となる。このとき、第1アキュムレータ51の圧力が第2圧油供給路205の圧力より低いとき、第2圧油供給路205の圧油が第1アキュムレータ51に供給され蓄圧される。また、第1圧油供給路105の圧力は旋回リリーフ弁314a又は314bの設定圧となっており、第3アキュムレータ53の圧力が第1圧油供給路105の圧力より低いとき、第1圧油供給路105の圧油が第3アキュムレータ53に供給され蓄圧される。
(h)原動機1の負荷が高いとき
コントローラ100は、原動機回転数設定装置95により設定される原動機目標回転数Naと回転数検出装置94により検出される原動機回転数Nとにより回転数偏差Nd=Na−Nを演算し、この回転数偏差Ndが所定回転数偏差Nsより大きいと判断したとき、第1〜第3圧力検出装置91,92,93により検出された圧力Pac1,Pac2,Pac3と、第1〜第3アキュムレータ51、52、53の最低作動圧力の設定値Pa1,Pa2,Pa3とのそれぞれの差圧Pad1,Pad2,Pad3を求め、Pad1,Pad2,Pad3と最小差圧Pad0のうち最大値Pad_maxを求める(図3のステップS1〜S2)。
ここで最大値Pad_maxがPad1であれば、第1回生弁81を開放位置に切換え、第2及び第3回生弁82,83を遮断位置に切換える(図3のステップS3A〜S4A)。最大値Pad_maxがPad2であれば、第2回生弁82を開放位置に切換え、第1及び第3回生弁81、83を遮断位置に切換える(図3のステップS3A〜S4B)。最大値Pad_maxがPad3であれば、第3回生弁83を開放位置に切換え、第1及び第2回生弁81、82を遮断位置に切換える(図3のステップS3A〜S4C)。これにより第1〜第3アキュムレータ51,52,53のいずれかの圧油がポンプモータ30の吸い込み口に導かれ、ポンプモータ30がモータ作用することで原動機1の負荷を軽減させる。
最大値Pad_maxがPad0であれば、第1〜第3アキュムレータ51,52,53のいずれも十分に蓄圧されていないと判断され、第1〜第3回生弁81〜83が遮断され、回生を行わない(図3のステップS3A〜S4D)。
〜効果〜
本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
1−1.上記(d)のように右走行モータ3fの駆動時に第1メインリリーフ弁114が作動する場合は、第1回収弁61は開放位置へと切り換わり、第1選択弁71は、第1メインリリーフ弁114の設定圧(第二の設定圧Pset2)に合わせて第1アキュムレータ51を選択するよう切り換わり、第1アキュムレータ51の圧力が第1圧油供給路105の圧力より低いとき、第1圧油供給路105の圧油が第1アキュムレータ51に供給され蓄圧される。ここで、図2を用いて説明したように、第1メインリリーフ弁114が作動し、第1アキュムレータ51に圧油が供給され蓄圧されるとき、第1回収弁61は第1圧油供給路105の圧力が第1メインリリーフ弁114の設定圧よりも低くならないように絞り動作し、第1回収弁61に第1アキュムレータ51の圧力と第1メインリリーフ弁114の設定圧(第二の設定圧Pset2)との差圧分相当の絞り損失(圧力損失)が発生する。このとき、第1圧油供給路105の圧油の圧力(例えば図2のPset1)と第1アキュムレータ51の最低作動圧力の設定値Pa1との差圧は、第1圧油供給路105の圧油の圧力(例えば図2のPset1)と第2アキュムレータ52の最低作動圧力の設定値Pa2との差圧よりも小さいため、第2アキュムレータ52のみを備える従来技術に比べてアキュムレータに圧油を回収する際に第1回収弁61(第1弁装置)にて発生する絞り損失が低減し、第1メインリリーフ弁114で圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良く回収することができる。
1−2.上記(e)のように左走行モータ3cの駆動時に第2メインリリーフ弁214が作動する場合も同様であり、第2回収弁62は開放位置へと切り換わり、第2選択弁72は、第2メインリリーフ弁214の設定圧(第二の設定圧Pset2)に合わせて第1アキュムレータ51を選択するよう切り換わり、第1アキュムレータ51の圧力が第2圧油供給路205の圧力より低いとき、第2圧油供給路205の圧油が第1アキュムレータ51に供給され蓄圧される。このときも、上記(d)の場合と同様、第2圧油供給路205の圧油の圧力(例えば図2のPset1)と第1アキュムレータ51の最低作動圧力の設定値Pa1との差圧は、第2圧油供給路205の圧油の圧力(例えば図2のPset1)と第2アキュムレータ52の最低作動圧力の設定値Pa2との差圧よりも小さいため、第2アキュムレータ52のみを備える従来技術に比べてアキュムレータに圧油を回収する際に第2回収弁62(第1弁装置)にて発生する絞り損失が低減し、第2メインリリーフ弁214で圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良く回収することができる。
1−3.上記(c)のように旋回モータ3eの駆動時に旋回リリーフ弁314a又は314bが作動する場合は、第1回収弁61は開放位置へと切り換わり、第1選択弁71は、旋回リリーフ弁314a又は314bの設定圧Pset3に合わせて第3アキュムレータ53を選択するよう切り換わり、第3アキュムレータ53の圧力が第1圧油供給路105の圧力より低いとき、第1圧油供給路105の圧油が第3アキュムレータ53に供給され蓄圧される。このとき、第2アキュムレータ52のみを備える従来技術においては、第2アキュムレータ52の最低作動圧力の設定値Pa2は旋回リリーフ弁314a又は314bの設定圧Pset3よりも高いため、第1圧油供給路105の圧油は第2アキュムレータ52に供給されず、旋回リリーフ弁314a又は314bから圧油を排出される際にタンクに捨てられるエネルギを回収することができないが、本実施の形態においては、第1圧油供給路105の圧油が第3アキュムレータ53に供給され蓄圧されるため、タンクに捨てられるエネルギを確実に回収することができる。
1−4.上記(g)のように走行モータ3c,3fが同時に駆動し、第2メインリリーフ弁214が作動し、かつ旋回モータ3eが駆動し、旋回リリーフ弁314a又は314bが作動する場合は、第2メインポンプ202側においては、上記1−2で説明したように、第2回収弁62は開放位置へと切り換わり、第2選択弁72は、第2メインリリーフ弁214の設定圧(第二の設定圧Pset2)に合わせて第1アキュムレータ51を選択するよう切り換わり、第1アキュムレータ51の圧力が第2圧油供給路205の圧力より低いとき、第2圧油供給路205の圧油が第1アキュムレータ51に供給され蓄圧される。このときも、上記(e)の場合と同様、第2圧油供給路205の圧油の圧力(例えば図2のPset1)と第1アキュムレータ51の最低作動圧力の設定値Pa1との差圧は、第2圧油供給路205の圧油の圧力(例えば図2のPset1)と第2アキュムレータ52の最低作動圧力の設定値Pa2との差圧よりも小さいため、第2アキュムレータ52のみを備える従来技術に比べてアキュムレータに圧油を回収する際に第2回収弁62(第1弁装置)にて発生する絞り損失が低減し、第2メインリリーフ弁214で圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良く回収することができる。
一方、第1メインポンプ102側においては、上記1−3で説明したように、第1回収弁61は開放位置へと切り換わり、第1選択弁71は、旋回リリーフ弁314a又は314bの設定圧Pset3に合わせて第3アキュムレータ53を選択するよう切り換わり、第3アキュムレータ53の圧力が第1圧油供給路105の圧力より低いとき、第1圧油供給路105の圧油が第3アキュムレータ53に供給され蓄圧される。このとき、第2アキュムレータ52のみを備える従来技術においては、第2アキュムレータ52の最低作動圧力の設定値Pa2は旋回リリーフ弁314a又は314bの設定圧Pset3よりも高いため、第1圧油供給路105の圧油は第2アキュムレータ52に供給されず、旋回リリーフ弁314a又は314bから圧油を排出される際にタンクに捨てられるエネルギを回収することができない。これに対して本実施の形態においては、第1圧油供給路105の圧油が第3アキュムレータ53に供給され蓄圧されるため、タンクに捨てられるエネルギを確実に回収することができる。
1−5.以上のように本実施の形態においては、油圧ポンプ102,202の吐出回路が、リリーフ弁114,214,314a,314bのようにリリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有する場合に、最低作動圧力の設定値の異なる複数のアキュムレータ51,52,53と、回収油路131,132を遮断/開放する第1弁装置(第1及び第2回収弁61,62)と、リリーフ弁114,214,314a,314bの設定圧に合わせて油圧ポンプ102,202の吐出回路の圧油を複数のアキュムレータ51,52,53のうちの少なくとも1つに選択的に供給して蓄圧するよう切換える第2弁装置(第1及び第2選択弁71,72)とを設けたため、リリーフ弁114,214,314a,314bから圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良くかつ確実に回収することができる。
2.また、本実施の形態においては、複数のアキュムレータ51,52,53に蓄圧された圧油のエネルギを変換し、油圧ポンプ102,202を駆動する原動機1をアシスト駆動するポンプモータ30(エネルギ変換装置)と、複数のアキュムレータ51,52,53に蓄圧された圧油を選択的にポンプモータ30に放出するよう切換える第1〜第3回生弁81〜83(第3弁装置)とを設けたので、アキュムレータ51,52,53に回収した圧油をポンプモータ30へ導くことでエネルギを再利用し、原動機1の負荷を軽減することができる。
<第2の実施の形態>
図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる油圧ショベル(作業機械)の油圧駆動装置を示す図である。
〜構成〜
本実施の形態の油圧駆動装置は、第1の実施の形態にあった第3回生弁83とチェック弁308と備えておらず、代わりに第3回生弁183とチェック弁1308を備えている。第3回生弁183の上流側は、第1の実施の形態と同様、チェック弁1308を介して第3アキュムレータ53のアクセス油路53aに接続されているが、第3回生弁183の下流側は、第1の実施の形態と異なり、旋回用の流量制御弁6eのメータイン回路におけるチェック弁8eの下流側に接続されている。また、第1センタバイパス油路106には、切換弁184が流量制御弁6eに対してパラレルに接続されている。第3回生弁183と切換弁184はコントローラ100からの信号によって切換え制御される電磁弁である。
図6は、第3回生弁183と切換弁184を切換え制御するコントローラ100の制御機能を示すフローチャートである。
まず、コントローラ100は、第3圧力検出装置93によって検出される圧力Pac3と第3アキュムレータ53の最低作動圧力の設定値Pa3との差圧Pad3を算出し、Pad3と最小差圧Pad0を比較する(ステップS11)。この比較結果が「YES」の場合、第3回生弁183及び切換弁184を開放位置に切り換える(ステップS12A)。これにより第3アキュムレータ53に蓄えた圧油が旋回モータ3eに供給され、旋回モータ3eを駆動することができる。ステップS11の比較結果が「NO」の場合、第3回生弁183及び切換弁184を遮断位置に切り換える(ステップS12B)。
図7は、第1及び第2回生弁81,82を切換え制御するコントローラ100の制御機能を示すフローチャートである。
まず、コントローラ100は、原動機回転数設定装置95により設定される原動機目標回転数Naと回転数検出装置94により検出される原動機回転数Nとの回転数偏差Nd=Na−Nを算出し、回転数偏差Ndを予め設定される所定回転数偏差Nsと比較する(ステップS1)。この比較結果が「YES」の場合、第1及び第2アキュムレータ51,52の最低作動圧力の設定値Pa1,Pa2と、第1及び第2圧力検出装置91,92により検出した圧力Pac1,Pac2との差圧Pad1(=Pac1−Pa1)、Pad2(=Pac2−Pa2)と最小差圧Pad0のうち最も大きな値Pad_max(=MAX(Pad1,Pad2,Pad0))を算出する(ステップS22)。前述したように、最小差圧Pad0は、第1及び第2アキュムレータ51,52が回生可能な蓄圧状態にあるかどうかを判断するためのしきい値である。ステップS22の後、Pad_max=Pad1かどうかを判断し(ステップS3A)、「YES」のとき、第1回生弁81を第二位置(開放位置)に切換え、第2回生弁82を第一位置(遮断位置)に切り換える(ステップS24A)。ステップS3Aの判断が「NO」であるとき、Pad_max=Pad2かどうかを判断し(ステップS3B)、「YES」のとき、第2回生弁82を第二位置(開放位置)に切換え、第1回生弁81を第一位置(遮断位置)に切り換える(ステップS24B)。ステップS3Bの判断が「NO」であるとき、第1及び第2回生弁81,82を第一位置(遮断位置)に切り換える(ステップS24C)。
第3回生弁183及び切換弁184は、複数のアキュムレータ51,52,53のうちの少なくとも1つのアキュムレータ53に蓄圧された圧油を複数の油圧アクチュエータのうちの少なくとも1つの油圧アクチュエータである旋回モータ3eに供給する回生装置を構成する。
〜動作〜
本実施の形態における動作は、上記(h)における第3アキュムレータ53に係わる動作を除いて、第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と同様、リリーフ弁114,214,314a,314bから圧油を排出する際にタンクに捨てられるエネルギを効率良くかつ確実に回収することができる。
また、本実施の形態は第3アキュムレータ53に関して次のように動作する。
(i)Pad3>Pad0のときに、旋回モータ3eのみを駆動する場合
Pad3>Pad0であるので、第3回生弁183と切換弁184は開放位置へ切り換えられる。
旋回モータ3eを駆動するので、流量制御弁6eのメータイン開口が開き、第3アキュムレータ53の圧油がチェック弁1308、第3回生弁183、流量制御弁6eを介して旋回モータ3eへ導かれる。
また、第1メインポンプ102から吐出される圧油は流量制御弁6fのセンタバイパス通路、切換弁184、流量制御弁6dのセンタバイパス通路を通ってタンクへ流れるので、旋回モータ3eを駆動するときに第1メインポンプ102の消費動力を使用しなくてすみ、原動機1の負荷を軽減することができる。
このように本実施の形態においては、複数のアキュムレータ51,52,53のうちの1つのアキュムレータ53に蓄圧された圧油を複数の油圧アクチュエータのうちの1つの油圧アクチュエータである旋回モータ3eに供給する回生装置(第3回生弁183及び切換弁184)を設けたので、第3アキュムレータ53に回収した圧油を旋回モータ3eの駆動に用いることでエネルギを再利用し、原動機1の負荷を軽減することができる。
<その他>
なお、以上の実施の形態は種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、油圧ポンプから複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の圧力が設定値以上になったときに圧油をタンクへ排出するリリーフ弁を備えた少なくとも1つの特定の油圧回路として、油圧ポンプ102の吐出回路と油圧ポンプ202の吐出回路と旋回モータ3eのアクチュエータ回路を備える構成としたが、少なくとも1つの特定の油圧回路は、油圧ポンプの吐出回路がリリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有するものであれば、上記以外の回路構成であってもよい。例えば、少なくとも1つの特定の油圧回路は、第1及び第2メインリリーフ弁114,214が本実施の形態のように設定圧を変更できるものであれば、油圧ポンプ102の吐出回路だけ、或いは油圧ポンプ202の吐出回路だけでもよいし、油圧ポンプ102の吐出回路と油圧ポンプ202の吐出回路の組み合わせであってもよい。また、第1及び第2メインリリーフ弁114,214が本実施の形態のように設定圧を変更できない通常のリリーフ弁であってもよく、その場合も含め、少なくとも1つの特定の油圧回路は、油圧ポンプ102の吐出回路と旋回モータ3eのアクチュエータ回路との組み合わせ、或いは油圧ポンプ202の吐出回路と旋回モータ3eのアクチュエータ回路との組み合わせであってもよい。このような油圧回路によってなくとも1つの特定の油圧回路を構成した場合でも、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
また、旋回リリーフ弁314a,314bは、本実施の形態の第1及び第2メインリリーフ弁114,214と同様、設定変更装置によって設定圧を変更できるようにしてもよく、この場合、少なくとも1つの特定の油圧回路は、旋回モータ3eのアクチュエータ回路だけであってもよい。
また、上記実施の形態においては、最低作動圧力の設定値が異なるアキュムレータ51,52,53をそれぞれ1つずつ設けたが、これらのアキュムレータは2つ以上あってもよい。
また、上記実施の形態においては、アキュムレータに蓄圧された圧油のエネルギを変換し、再利用するとき、第1〜第3回生弁81〜83はそれぞれ1つのアキュムレータに蓄圧された圧油をエネルギ変換装置或いは油圧アクチュエータに供給するようにしたが、複数のアキュムレータに蓄圧された圧油をエネルギ変換装置或いは油圧アクチュエータに供給するようにしてもよい。
また、上記第2の実施の形態において、第3回生弁183はアキュムレータに蓄圧された圧油を1つの油圧アクチュエータに供給するようにしたが、複数の油圧アクチュエータに供給するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、第1及び第2メインポンプ102,202は共通のレギュレータ112を備える構成としたが、別々のレギュレータを備えていてもよい。
更に、作業機械が建設機械であり、建設機械が油圧ショベルである場合について説明したが、油圧ポンプから複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の圧力が設定値以上になったときに圧油をタンクへ排出するリリーフ弁を備えた少なくとも1つの特定の油圧回路を有し、油圧ポンプの吐出回路の最大圧力がリリーフ弁によって制限されかつリリーフ弁が複数の設定圧を有するものであれば、ホイールローダ、油圧クレーン等、油圧ショベル以外の建設機械或いは作業機械に本発明を適用してもよい。
1 原動機
102,202 第1及び第2メインポンプ(油圧ポンプ)
30 ポンプモータ(エネルギ変換装置)
112 レギュレータ
3a〜3f 油圧アクチュエータ
3c,3f 走行モータ
3e 旋回モータ
105,205 第1及び第2圧油供給路(油圧ポンプの吐出回路)
305a,305b 旋回モータに接続される油路(アクチュエータ回路)
6a〜6f 流量制御弁
114,214 第1及び第2メインリリーフ弁
314a,314b 旋回リリーフ弁
41,42,43,44,45,46絞り
51,52,53 第1〜第3アキュムレータ
61,62 第1及び第2回収弁(第1弁装置)
71,72 第1及び第2選択弁(第2弁装置)
81,82,83 第1〜第3回生弁
183 第3回生弁
184 切換弁
91,92,93 第1〜第3圧力検出装置
94 回転数検出装置
95 原動機回転数設定装置
100 コントローラ

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの油圧ポンプと、
    この油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の油圧アクチュエータと、
    前記油圧ポンプから前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁と、
    前記油圧ポンプから前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の圧力が設定値以上になったときに圧油をタンクへ排出するリリーフ弁を備えた少なくとも1つの特定の油圧回路とを有し、
    前記油圧ポンプの吐出回路の最大圧力は前記リリーフ弁によって制限されかつ前記油圧ポンプの吐出回路は前記リリーフ弁の設定圧として複数の設定圧を有する作業機械の油圧駆動装置において、
    前記油圧ポンプの吐出回路に回収油路を介して接続された、最低作動圧力の設定値の異なる複数のアキュムレータと、
    前記回収油路に配置され、前記リリーフ弁が作動していないときは前記油圧ポンプの吐出回路の圧油が前記複数のアキュムレータに流れないように前記回収油路を遮断し、前記リリーフ弁が作動したときは前記回収油路を開放し、前記油圧ポンプの吐出回路の圧油が前記複数のアキュムレータに流れることを許容する第1弁装置と、
    前記回収油路に配置され、前記リリーフ弁が作動したとき、前記リリーフ弁の設定圧に合わせて前記油圧ポンプの吐出回路の圧油を前記複数のアキュムレータのうちの少なくとも1つに選択的に供給して蓄圧するように切換える第2弁装置とを有することを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  2. 請求項1記載の作業機械の油圧駆動装置において、
    前記複数のアキュムレータのうちの少なくとも1つのアキュムレータに蓄圧された圧油のエネルギを変換し、前記油圧ポンプを駆動する原動機をアシスト駆動するエネルギ変換装置と、
    前記複数のアキュムレータのうちの少なくとも1つに蓄圧された圧油を選択的に前記エネルギ変換装置に放出するよう切換える第3弁装置とを更に備えることを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  3. 請求項1記載の作業機械の油圧駆動装置において、
    前記複数のアキュムレータのうちの少なくとも1つのアキュムレータに蓄圧された圧油を前記複数の油圧アクチュエータのうちの少なくとも1つの油圧アクチュエータに供給する回生装置を備えることを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  4. 請求項1記載の作業機械の油圧駆動装置において、
    前記特定の油圧回路は前記油圧ポンプの吐出回路を含み、
    前記リリーフ弁は前記油圧ポンプの吐出回路に設けられており、
    前記リリーフ弁の設定圧を変更可能とする設定変更装置を備え、
    前記第2弁装置は、前記設定変更装置の設定圧の変更状態に応じて切り換わり、前記油圧ポンプの吐出回路の圧油が供給されるアキュムレータを選択することを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  5. 請求項1記載の作業機械の油圧駆動装置において、
    前記特定の油圧回路は前記油圧ポンプの吐出回路と前記複数の油圧アクチュエータのうちの特定の油圧アクチュエータに接続されたアクチュエータ回路とを含み、
    前記リリーフ弁は前記油圧ポンプの吐出回路と前記アクチュエータ回路の各々に設けられ、
    前記特定の油圧アクチュエータが駆動されたことを検出する操作検出装置を備え、
    前記第2弁装置は、前記操作検出装置の検出結果に応じて切り換わり、前記油圧ポンプの吐出回路の圧油が供給されるアキュムレータを選択することを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
  6. 請求項1記載の作業機械の油圧駆動装置において、
    前記特定の油圧回路は前記油圧ポンプの吐出回路と前記複数の油圧アクチュエータのうちの特定の油圧アクチュエータに接続されたアクチュエータ回路を含み、
    前記リリーフ弁は前記油圧ポンプの吐出回路と前記アクチュエータ回路の各々に設けられ、
    前記油圧ポンプの吐出回路に設けられたリリーフ弁の設定圧を変更可能とする設定変更装置と、
    前記特定の油圧アクチュエータが駆動されたことを検出する操作検出装置とを備え、
    前記第2弁装置は、前記設定変更装置の設定圧の変更状態と前記操作検出装置の検出結果に応じて切り換わり、前記油圧ポンプの吐出回路の圧油が供給されるアキュムレータを選択することを特徴とする作業機械の油圧駆動装置。
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