JP2017044132A - 遠心送風機及び換気扇 - Google Patents

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慶二郎 山口
一輝 岡本
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Abstract

【課題】消音手段内での共鳴が起こりにくい遠心送風機及び換気扇を得ること。【解決手段】一面に吸込口7が設けられたスクロールケーシング4と、スクロールケーシング4に収容された羽根車3とを有する遠心送風機10であって、スクロールケーシング4の一面から駆動モータの軸方向に突出して、吸込口7を途切れずに囲む消音壁30を形成し、消音壁30の吸込口7を挟んで対向する部分同士の距離が均一ではない突出部8を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、換気及び空調用の遠心送風機及び換気扇に関する。
従来、対向する平面を有する製品外郭を持つ換気扇は、遠心送風機又は駆動モータによって発生した騒音がスクロールケーシングの吸込み口から放射され、スクロールケーシングの吸込み口を有する面から製品外郭の端面が音響管となり、共鳴が起きることで、換気扇の騒音の発生源となっている。
特許文献1には、ベルマウス状の吸込み口を有するスクロールケーシングとは別に製品外郭とスクロールケーシングとの間に騒音抑制のためにオリフィスを備えた換気扇が開示されている。
特許文献1に開示される換気扇は、開口を有する製品外郭と、駆動モータと、駆動モータによって回転し空気を送風する羽根車と、羽根車を内包し、製品外郭の開口に面する吸込み口と側壁を備えたスクロールケーシングと、スクロールケーシングの吸込み口と製品外郭の開口との間に連通孔を備えたオリフィスを備え、オリフィスと製品外郭の開口との間に消音手段を備えている。上記構成において、スクロールケーシングの吸込み口から放射される騒音を消音手段により消音することで、換気扇の騒音低減がなされてきた。
特開2010−71475号公報
音響管において、対向する壁面が平行であったり壁面同士の距離が均一であったりすると、同一の波長の共鳴が発生するため、騒音が強まる可能性がある。特許文献1に開示される換気扇では、消音手段が円状に形成されており、消音手段の対向する壁面同士の距離が均一なため、消音手段の内部が新たな音響管となり共鳴が起こりやすくなり、騒音の悪化を及ぼす恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、消音手段内での共鳴が起こりにくい遠心送風機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、一面に吸込口が設けられたスクロールケーシングと、スクロールケーシングに収容された羽根車とを有する遠心送風機であって、スクロールケーシングの一面から駆動モータの軸方向に突出し、吸込口を途切れずに囲む消音壁を形成し、消音壁の吸込口を挟んで対向する部分同士の距離が均一ではない突出部を有することを特徴とする。
本発明によれば、消音手段内での共鳴が起こりにくい遠心送風機を得られるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る換気扇の斜視図 実施の形態1に係る換気扇の平面図 実施の形態1に係る換気扇の断面図 比較例に係る換気扇の下面図 実施の形態1に係る換気扇と、同心円状に突出部を突起させたスクロールケーシングを備えた比較例に係る換気扇との騒音特性を示す図 実施の形態1に係る換気扇と、同心円状に突出部を突起させたスクロールケーシングを備えた比較例に係る換気扇との騒音特性を示す図 本発明の実施の形態2に係る換気扇の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態3に係る換気扇の構成を示す斜視図
以下に、本発明の実施の形態に係る遠心送風機及び換気扇を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る換気扇の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る換気扇の平面図である。図3は、実施の形態1に係る換気扇の断面図である。図3は、図2のA−A線に沿った断面、すなわち駆動モータ2の回転軸と交差する方向から見た換気扇1の断面を示している。換気扇1は、換気及び空調用途で天井裏に設置される送風装置である。
換気扇1は、遠心方向に気流を発生させる羽根車3、羽根車3を駆動する駆動モータ2、羽根車3が遠心方向に発生させた気流の方向を一方向の気流に変換するスクロールケーシング4、スクロールケーシング4を収容する製品外郭5及びスクロールケーシング4の吹出口を開閉するシャッター6を有する。羽根車3は、駆動モータ2の回転軸に接続されて回転駆動される。スクロールケーシング4は、吸込口7と、吸込口7が形成された面から駆動モータ2の軸方向に向かって突出する突出部8とを備えている。駆動モータ2、羽根車3、スクロールケーシング4は、遠心送風機10を構成している。
図3に示されるように、突出部8の断面は平面状である。このため、突出部8は、型を用いて容易に成形することが可能である。
羽根車3又は駆動モータ2によって発生した騒音は、スクロールケーシング4の吸込口7から放射される、騒音が放射される際、スクロールケーシング4の吸込口7を有する面から製品外郭5の端面までが音響管20となる。
突出部8は、一部が途切れた環状であり、突出部8が途切れた部分は製品外郭5の壁面が存在している。従って、突出部8と製品外郭5の内壁面5aとは、スクロールケーシング4の吸込口7を途切れずに囲む消音壁30を形成している。
突出部8は、スクロールケーシング4の吸込口7を有する面から駆動モータ2の軸方向に向かって、吸込口7からの距離が均一にならないように突出している。したがって、消音壁30は、吸込口7を挟んで対向する部分同士の距離が均一にならないように形成されている。製品外郭5の壁面で発生する共鳴は、突出部8を設けることにより抑制されている。さらに、消音壁30は、壁面同士の距離が均一にならないように形成されているため、消音壁30の内での共鳴が起きにくい構造となっている。
ここで、突出部が円状に突出している遠心送風機を用いた換気扇を比較例とする。図4は、比較例に係る換気扇の下面図である。換気扇11は、吸込口17から空気を吸い込んで遠心方向に気流を発生させる羽根車13、羽根車13を駆動する駆動モータ12、羽根車13が遠心方向に発生させた気流の方向を一方向の気流に変換するスクロールケーシング14、スクロールケーシング14を収容する製品外郭15及びスクロールケーシング14の吹出口を開閉するシャッター16を有する。比較例に係る換気扇11は、製品外郭15の対抗する壁面で発生する共鳴を抑制することはできるが、突出部18の対向する壁面同士の距離が均一になっているため、突出部18内で共鳴が起こりやすい。そのため、突出部18が円状に突出している比較例に係る換気扇11は、消音壁30の対向する壁面同士の距離が均一にならないように突出部8を突出させた実施の形態1に係る換気扇1と比べると、騒音低減効果は小さくなる。
音響管は、対向する壁面が平行である場合又は壁面同士の距離が均一の場合、共鳴が発生しやすい傾向にある。そのため図2に示すように、突出部8の形状が拡大率を伴い、スクロールケーシング4の壁に沿った形に形成させることで、対向する壁面同士の距離が均一でなくなるため、突出部8内で共鳴が起こりにくい構造となる。
このように本発明を実施した形態の換気扇では、スクロールケーシング4の吸込口7を有する面から製品外郭5の端面で起こる共鳴を抑制することができ、かつ消音壁30をなす突出部8内で共鳴が起こりにくい形に形成しているため、換気扇1の騒音低減を図ることができる。
図5及び図6は、実施の形態1に係る換気扇と、同心円状に突出部を突起させたスクロールケーシングを備えた比較例に係る換気扇との騒音特性を示す図である。図5は、吸込み比騒音を示し、図6は、側面比騒音を示す。換気扇1の比騒音Kは、下記式(1)から算出した。
Figure 2017044132
図5及び図6に示されるように、実施の形態1に係る換気扇は、外部での圧力損失がない状態で比較例に係る換気扇と比較すると、吸込み比騒音で−0.5dB、側面比騒音で−0.8dBの特性向上効果を得られた。なお、駆動モータ2の回転数と風量との関係は、突出部を円筒状に突出させたスクロールケーシングを備えた換気扇と同等であり、送風性能が低下することはなかった。
実施の形態1に係る換気扇1は、スクロールケーシング4の吸込口7を有する面上から軸方向に向かって、対向する壁面との距離が均一にならないように消音壁30を形成する突出部8を突出させることで、スクロールケーシング4の吸込口7を有する面から製品外郭5の端面で起こる共鳴を抑制することができ、かつ消音壁30内で共鳴が起こりにくいため、換気扇1の騒音を低減できる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る換気扇の構成を示す斜視図である。実施の形態2に係る換気扇21においては、消音壁30の一部は、製品外郭5の内壁面5aに設置された消音部材9によって形成されている。
実施の形態2に係る換気扇21は、突出部8と、消音部材9と、製品外郭5の内壁面5aとによって、吸込口7を途切れずに囲む消音壁30を形成している。
実施の形態2においても、消音壁30は、吸込口7を挟んで対向する壁面同士の距離が均一にならないように形成されているため、消音壁30の内での共鳴が起きにくい構造となっている。よって、突出部が円状に突出している遠心送風機を用いた換気扇と比較して、騒音を低減することができる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係る換気扇の構成を示す斜視図である。実施の形態3においては、消音壁30の一部は、製品外郭5の内壁面5aに設置された消音部材9によって形成されている。
実施の形態3に係る換気扇31は、消音部材9と製品外郭5の内壁面5aとによって、吸込口7を途切れずに囲む消音壁30を形成している。
実施の形態3においても、消音壁30は、吸込口7を挟んで対向する壁面同士の距離が均一にならないように形成されているため、消音壁30の内での共鳴が起きにくい構造となっている。よって、突出部が円状に突出している遠心送風機を用いた換気扇と比較して、騒音を低減することができる。
上記各実施の形態は、片吸込式の換気扇であったが、本発明はこれに限定されるものでなく、両吸込式の換気扇にも適用することができる。さらに上記各実施の形態では、換気及び空調用途の換気扇に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものでなく、その他の機器にも適用することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,11,21,31 換気扇、2,12 駆動モータ、3,13 羽根車、4,14 スクロールケーシング、5,15 製品外郭、5a 内壁面、6,16 シャッター、7,17 吸込口、8,18 突出部、9 消音部材、10 遠心送風機、20 音響管、30 消音壁。

Claims (7)

  1. 一面に吸込口が設けられたスクロールケーシングと、該スクロールケーシングに収容された羽根車と、該羽根車を駆動する駆動モータとを有する遠心送風機であって、
    前記スクロールケーシングの一面から前記駆動モータの軸方向に突出し、前記吸込口を途切れずに囲む消音壁を形成し、該消音壁の前記吸込口を挟んで対向する部分同士の距離が均一ではない突出部を有することを特徴とする遠心送風機。
  2. 一面に吸込口が設けられたスクロールケーシングと、該スクロールケーシングに収容された羽根車と、該羽根車を駆動する駆動モータとを有する遠心送風機であって、
    前記スクロールケーシングの一面から前記駆動モータの軸方向に突出する突出部を有し、
    換気扇の製品外郭に収容した際に、該製品外郭の内壁面及び前記突出部は、前記吸込口を途切れずに囲む消音壁を形成し、
    前記消音壁は、前記吸込口を挟んで対向する部分同士の距離が均一ではないことを特徴とする遠心送風機。
  3. 前記突出部は、平板状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠心送風機。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の遠心送風機を用いたことを特徴とする換気扇。
  5. 一面に吸込口が設けられたスクロールケーシングと、該スクロールケーシングに収容された羽根車とを有する遠心送風機と、
    前記遠心送風機を収容する製品外郭と、
    前記吸込口を途切れずに囲む消音壁とを備え、
    前記消音壁は、前記吸込口を挟んで対向する部分同士の距離が均一ではないことを特徴とする換気扇。
  6. 前記消音壁の少なくとも一部は、前記スクロールケーシングの一面から前記駆動モータの軸方向に突出する突出部によって形成されていることを特徴とする請求項5に記載の換気扇。
  7. 前記消音壁の少なくとも一部は、前記製品外郭の内壁面に設置された消音部材によって形成されていることを特徴とする請求項5に記載の換気扇。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023103121A1 (zh) * 2021-12-08 2023-06-15 Tcl空调器(中山)有限公司 蜗壳结构、风道组件以及空调器

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