JP2017043209A - 車両の駆動力制御装置 - Google Patents

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【課題】複雑な路面状態検出装置を設けること無く、トラクションコントロールが誤作動すること無く、精度良く作動し、その駆動力に応じた十分なトラクション性能と旋回性能を発揮する。
【解決手段】幾何学的な線形車両モデルに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第1の許容差回転ΔV1として算出し、横加速度Gyに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第2の許容差回転ΔV2として算出し、第1の許容差回転ΔV1と第2の許容差回転ΔV2とを車速Vに応じて比較し、小さい方の許容差回転を基準差回転ΔN0として設定し、少なくとも各車輪の車速との差回転と基準差回転ΔN0とに応じて駆動力制御を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、走行軌跡に応じて駆動力を適切に制御する車両の駆動力制御装置に関する。
近年、車両においては、車両の走行軌跡に応じて各輪のスリップを抑制し、駆動力を適切に発生する様々な車両の駆動力制御装置が開発され、実用化されている。例えば、特開2011−136618号公報(以下、特許文献1)では、操舵角と車両のステアリングジオメトリとに基づいて車両の旋回中心を決定し、この旋回中心と、運転者により設定される指示車速とに基づいて目標角速度を演算し、この目標角速度と、旋回中心からの各車輪の距離とに基づいて、各車輪の目標車輪速を決定し、車輪間の移動軌跡差に起因する車輪間での車輪速差が確保され得るように各車輪の目標車輪速を個別に決定して実際の車輪速を目標車輪速に近づけるべく各車輪の軸トルクを制御する車両の速度制御装置の技術が開示されている。また、特開平2−227333号公報(以下、特許文献2)では、前輪のスリップ率またはスリップ量と後輪のスリップ率またはスリップ量との関係が設定された関係となるようにエンジン出力を伝達トルク可変機構を介して前後輪にトルク配分するトルク配分制御装置において、操舵角および前後輪間のホイールベースを基に求められる前後輪間の軌跡差に起因する前後輪間の回転数の違いに相当する分と、横加速度の増大に伴って移動する旋回中心の変化に相当する分を補正して配分する車両の動力伝達装置の技術が開示されている。
特開2011−136618号公報 特開平2−227333号公報
ところで、上述の特許文献1に開示されるような速度制御装置や上述の特許文献2に開示されるような動力伝達装置において、前後輪の車輪速差からスリップを検出し、トラクションコントロールの機能を実現しようとした場合、転舵時の前後輪軌跡(旋回半径)の違いを考慮する必要がある。前後輪共にスリップしていない状態で各輪が描く軌跡は、極低速であればアッカーマン・ジオメトリとして幾何学的に算出できるほか、車速の増加に伴う車体横加速度に応じたタイヤ横力の非線形性を、引用文献1では車速に応じて補正し、引用文献2では横加速度に応じて補正している。
しかしながら、タイヤ横力の非線形性は、路面状態(例えば、路面摩擦係数(路面μ))による変化も大きく影響し、上述の引用文献1では想定よりも低速で、また、上述の引用文献2では想定よりも小さい横加速度で、路面状態等によりタイヤが横すべりを始めた場合、旋回中心の補正量が不足し、前輪スリップ判定の遅れによってトラクション性能や旋回性能が低下してしまう虞がある。そこで、路面状態を路面μ推定装置や画像情報等により認識して補正することも考えられるが、路面状態は様々で、高μ路、雪路、轍路、雨天路、スプリットμ路等々を精度良く認識することは困難で、精度の高い路面μ推定装置を備えることは、コスト高、重量増を招くという課題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複雑な路面状態検出装置を設けること無く、トラクションコントロールが誤作動すること無く、精度良く作動し、その駆動力に応じた十分なトラクション性能と旋回性能を発揮することができる車両の駆動力制御装置を提供することを目的としている。
本発明の車両の駆動力制御装置の一態様は、幾何学的な線形車両モデルに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第1の許容差回転として算出する第1の許容差回転算出手段と、横加速度に基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第2の許容差回転として算出する第2の許容差回転算出手段と、上記第1の許容差回転と上記第2の許容差回転とを車速に応じて比較し、小さい方の許容差回転を基準差回転として設定する基準差回転設定手段と、少なくとも各車輪の車速との差回転と上記基準差回転とに応じて駆動力制御を実行する制御手段とを備えた。
本発明による車両の駆動力制御装置によれば、複雑な路面状態検出装置を設けること無く、トラクションコントロールが誤作動すること無く、精度良く作動し、その駆動力に応じた十分なトラクション性能と旋回性能を発揮することが可能となる。
本発明の実施の一形態に係る車両の駆動系全体の概略構成説明図である。 本発明の実施の一形態に係るトラクションコントロールのフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る所定の操舵角における車速に応じた旋回外側前輪の車速との差回転と旋回内側前輪の車速との差回転の説明図である。 本発明の実施の一形態に係る横加速度と車速に基づいて設定される第2の許容差回転の一例の説明図である。 本発明の実施の一形態に係る基準差回転設定の説明図である。 本発明の実施の一形態に係る各車輪の車速との差回転を算出する幾何学的な線形車両モデルの説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、符号1は車両前部に配置されたエンジンを示し、このエンジン1による駆動力はエンジン1後方の自動変速装置(トルクコンバータ等も含んで図示)2からトランスミッション出力軸2aを経てトランスファ3に伝達される。
更に、このトランスファ3に伝達された駆動力は、リヤドライブ軸4、プロペラシャフト5、ドライブピニオン軸部6を介して後輪終減速装置7に入力される一方、リダクションドライブギヤ8、リダクションドリブンギヤ9、ドライブピニオン軸部となっているフロントドライブ軸10を介して前輪終減速装置11に入力される。ここで、自動変速装置2、トランスファ3、及び、前輪終減速装置11は、ケース12内に一体的に配設されている。
また、後輪終減速装置7に入力された駆動力は、後輪左ドライブ軸13rlを経て左後輪14rlに伝達されるとともに、後輪右ドライブ軸13rrを経て右後輪14rrに伝達される。一方、前輪終減速装置11に入力された駆動力は、前輪左ドライブ軸13flを経て左前輪14flに伝達されるとともに、前輪右ドライブ軸13frを経て右前輪14frに伝達される。
トランスファ3は、リダクションドライブギヤ8側に設けたドライブプレート15aとリヤドライブ軸4側に設けたドリブンプレート15bとが交互に配列されて要部が構成されたクラッチ手段としての湿式多板クラッチ(トランスファクラッチ)15と、このトランスファクラッチ15に締結力(トランスファクラッチトルク)を可変に付与してトルク伝達容量を可変制御するためのトランスファピストン16とを有して構成されている。従って、本車両では、トランスファクラッチ15のトランスファクラッチトルクを制御することで、トルク配分比が前輪と後輪とで、例えば、100:0から50:50の間で変更できるフロントエンジン・フロントドライブ車ベース(FFベース)の4輪駆動車となっている。
トランスファピストン16の押圧力は、複数のソレノイドバルブ等を擁した油圧回路で構成するトランスファクラッチ駆動部30aで与えられる。このトランスファクラッチ駆動部30aを駆動させる制御信号(ソレノイドバルブに対するトランスファクラッチトルクに応じた出力信号)は、前後駆動力配分制御部30から出力される。
前後駆動力配分制御部30には、車輪速センサ21fl,21fr,21rl,21rrから各車輪速度Vfl,Vfr,Vrl,Vrr(添字「fl」、「fr」、「rl」、「rr」は、それぞれ左前輪、右前輪、左後輪、右後輪に係ることを示す)が入力され、操舵角センサ22から操舵角δが入力され、ヨーレートセンサ23からヨーレートγが入力され、横加速度センサ24から横加速度Gyが入力される。更に、前後駆動力配分制御部30には、エンジン1に関して燃料噴射制御等の各種制御を実行するエンジン制御部25からエンジン回転数Ne、エンジン出力トルクTeが入力され、自動変速装置2に関して変速制御等の各種制御を実行するトランスミッション制御部26からタービン回転数Nt、ギヤ比i等が入力される。
そして、前後駆動力配分制御部30は、上述の各入力信号に基づいて、幾何学的な線形車両モデルに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第1の許容差回転として算出し、横加速度Gyに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第2の許容差回転として算出し、第1の許容差回転と第2の許容差回転とを車速Vに応じて比較し、小さい方の許容差回転を基準差回転ΔN0として設定し、少なくとも各車輪の車速との差回転と基準差回転ΔN0とに応じて駆動力制御を実行する。すなわち、前後駆動力配分制御部30は、第1の許容差回転算出手段、第2の許容差回転算出手段、基準差回転設定手段、制御手段としての機能を有して構成されている。
次に、図2に示すトラクションコントロールのフローチャートに従って、前後駆動力配分制御部30における駆動力制御を説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、必要パラメータ、すなわち、各車輪速度Vfl,Vfr,Vrl,Vrr、操舵角δ、ヨーレートγ、横加速度Gy、エンジン回転数Ne、エンジン出力トルクTe、タービン回転数Nt、ギヤ比i等を読み込む。
次いで、S102に進み、例えば、図6に示すような幾何学的な線形車両モデルに基づき第1の許容差回転ΔV1を算出する。ここで、第1の許容差回転ΔV1の算出について具体的に説明する。
尚、図6中において、Fは車両の重心点Pに働く遠心力、Oは旋回円の中心、Osは旋回円の中心(定常時)、dはトレッド、lはホイールベース、lfは前軸と重心点間距離、lrは後軸と重心点間距離、Yfは前輪に働くコーナリングフォース、Yrは後輪に働くコーナリングフォース、ρは車両重心点Pの旋回半径、βは車体の横すべり角、βfは前輪の横すべり角、βrは後輪の横すべり角である。
この車両モデルにより、横すべり角βと旋回半径ρは、例えば、それぞれ以下の(1)、(2)式により算出できる。
β=(1−(m/(2・l))・(lf/(lr・Kr))・V
/(1−(m/(2・l))・((lf・Kf−lr・Kr)
/(Kf・Kr))・V)・(lr/l)・δ
=(1−(m/(2・l))・(lf/(lr・Kr))・V
/(1+A・V)・(lr/l)・δ …(1)
ρ=(1+A・V)・(l/δ) …(2)
ここで、mは車両質量、Kfは前輪の等価コーナリングパワー、Krは後輪の等価コーナリングパワー、Aはスタビリティファクタである。
尚、本実施の形態では、車速Vは後軸の平均車輪速(=(Vro+Vri)/2:添字「ro」は旋回外側車輪、「ri」は旋回内側車輪を示す)とする。
これにより、旋回外側前輪の車輪速Vfo、旋回内側前輪の車輪速Vfiは、例えば、以下の(3)式、(4)式により算出される。
Vfo=V・(ρ+lf・sin(β)+(d/2)・cos(β))/ρ …(3)
Vfi=V・(ρ+lf・sin(β)−(d/2)・cos(β))/ρ …(4)
そして、旋回外側前輪の車輪速Vfoと車速Vとの差回転ΔVfo、旋回内側前輪の車輪速Vfiと車速Vとの差回転ΔVfiは、以下の(5)式、(6)式により算出される(尚、図3にVfo、ΔVfoの車速に応じた特性を示す)。
ΔVfo=Vfo−((Vro+Vri)/2) …(5)
ΔVfi=Vfi−((Vro+Vri)/2) …(6)
本実施の形態では、車速Vを後軸の平均車輪速とし、旋回内側前輪の車輪速Vfiと近い値となることが推定されるため(換言すれば、差回転ΔVfiは0に近くなると推定されるため)、旋回外側前輪の車輪速Vfoと車速Vとの差回転ΔVfoを第1の許容差回転ΔV1とする。
次に、S103に進み、予め実験・計算等により設定しておいた、図4に示すような、横加速度Gyと車速Vに基づいた各車輪の車速との許容される差回転のマップを参照して第2の許容差回転ΔV2を設定する。
次いで、S104に進んで、S102で設定した第1の許容差回転ΔV1と、S103で設定した第2の許容差回転ΔV2とを車速Vに応じて比較し、小さい方の許容差回転を基準差回転ΔN0として設定する。
すなわち、図5に示すように、車速VがVpより低い、V1の領域では、ΔV1<ΔV2となるため、第1の許容差回転ΔV1が基準差回転ΔN0として設定される。逆に、車速VがVpより高い、V2の領域では、ΔV1>ΔV2となるため、第2の許容差回転ΔV2が基準差回転ΔN0として設定される。
そして、S105に進み、駆動力制御を実行してプログラムを抜ける。
この駆動力制御は、本実施の形態においては、トランスファクラッチ15のトランスファクラッチトルクTcを制御して行うもので、トランスファクラッチトルクTcは、例えば、以下のように設定する。
まず、以下の(7)式により、トルク感応トルクTtを算出する。
Tt=Ai・To …(7)
ここで、Aiは変速段毎に予め設定しておいた後輪の駆動力配分率で、Toはトランスミッション出力トルクで、例えば、以下の(8)式により算出できる。
To=Te・t・i …(8)
ここで、tはトルクコンバータのトルク比であり、予め設定されている、トルクコンバータの回転速度比e(=Nt/Ne)とトルクコンバータのトルク比tとのマップを参照することにより求められる。
そして、演算したトルク感応トルクTtを、操舵角δや車速Vで所定に補正して最終的なトルク感応トルクTtを算出する。
また、例えば、以下の(9)式により、差回転感応トルクTsを算出する。
Ts=Kts・MAX((ΔN−ΔN0),0) …(9)
ここで、Ktsは、トランスミッション出力トルクToによって予め設定した比例係数であり、トランスミッション出力トルクToが大きいほど大きい値に設定され、差回転を減少させるようになっている。また、ΔNは、前軸の実際の回転速(=(Vfl+Vfr)/2)と後軸の実際の回転速(=(Vrl+Vrr)/2)との差(実差回転)である。更に、MAX((ΔN−ΔN0),0)は、「(ΔN−ΔN0)」と「0」の大きい方を選択するMAX関数である。
更に、車両モデルに基づいて目標ヨーレートγtを算出し、該目標ヨーレートγtと実際のヨーレートγとを比較し、その値が一致するように増減すべきヨーレートフィードバックトルクTyを演算する。
そして、以下の(10)式により、トランスファクラッチトルクTcを算出する。
Tc=Tt+Ts+Ty …(10)
このように、本発明の実施の形態によれば、幾何学的な線形車両モデルに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第1の許容差回転ΔV1として算出し、横加速度Gyに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第2の許容差回転ΔV2として算出し、第1の許容差回転ΔV1と第2の許容差回転ΔV2とを車速Vに応じて比較し、小さい方の許容差回転を基準差回転ΔN0として設定し、少なくとも各車輪の車速との差回転と基準差回転ΔN0とに応じて駆動力制御を実行する。このため、複雑な路面状態検出装置を設けること無く、幾何学的な線形車両モデルに基づいた各車輪の車速との許容される差回転と横加速度Gyと車速Vに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を考慮してトラクションコントロールが誤作動すること無く、精度良く作動し、その駆動力に応じた十分なトラクション性能と旋回性能を発揮することが可能となる。
尚、本実施の形態では、車速Vは後輪平均車輪速としているが、他の手法により算出される車速(例えば、4輪の平均車輪速等)を車速としても良い。また、本実施の形態では、旋回外側前輪の車速との差回転から第1の許容差回転を算出することを例にしているが、各輪毎の車速との許容される差回転を算出して第1の許容差回転を設定するものであっても良い。更に、本実施の形態では、FFベースの4輪駆動車を例に説明したが、FRベースの4輪駆動車においても適用できる。また、本実施の形態では、前軸と後軸との間の差回転ΔNと基準差回転ΔN0に基づき4輪駆動車のトランスファクラッチ15の締結力を制御する例を説明したが、他に、基準差回転ΔN0に応じてエンジントルクTeを制御するものであっても良い。このようなエンジントルクTeを制御する駆動装置とすることにより、駆動形式が4輪駆動車以外の2輪駆動車(FF車、FR車)においても適用できることは言うまでも無い。
1 エンジン
2 自動変速装置
3 トランスファ
14fl、14fr、14rl、14rr 車輪
15 トランスファクラッチ(クラッチ手段)
21fl、21fr、21rl、21rr 車輪速センサ
22 操舵角センサ
23 ヨーレートセンサ
24 横加速度センサ
25 エンジン制御部
26 トランスミッション制御部
30 前後駆動力配分制御部(第1の許容差回転算出手段、第2の許容差回転算出手段、基準差回転設定手段、制御手段)
30a トランスファクラッチ駆動部

Claims (3)

  1. 幾何学的な線形車両モデルに基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第1の許容差回転として算出する第1の許容差回転算出手段と、
    横加速度に基づいて各車輪の車速との許容される差回転を第2の許容差回転として算出する第2の許容差回転算出手段と、
    上記第1の許容差回転と上記第2の許容差回転とを車速に応じて比較し、小さい方の許容差回転を基準差回転として設定する基準差回転設定手段と、
    少なくとも各車輪の車速との差回転と上記基準差回転とに応じて駆動力制御を実行する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の駆動力制御装置。
  2. 上記第1の許容差回転算出手段で算出する上記第1の許容差回転は、上記幾何学的な線形車両モデルに基づいた旋回外側前輪の車輪の車速との差回転であることを特徴とする請求項1記載の車両の駆動力制御装置。
  3. 上記制御手段は、上記駆動力制御を、前軸と後軸との間を締結するクラッチ手段の締結力を可変制御することにより行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の駆動力制御装置。
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