JP2017037923A - 太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板及び、それを用いてなる太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板及び、それを用いてなる太陽電池モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池モジュールを構成するガラス基板であって、薄型でありながら、衝撃緩和性能に優れる太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板を提供すること。【解決手段】ガラス板11の表面に衝撃吸収樹脂層12が積層されていて、衝撃吸収樹脂層12は、総厚さが200μm以下の多層樹脂層であり、ガラス板11の表面に配置される密着強化層121と、衝撃吸収型ガラス基板1の最表面に配置される衝撃緩和層122とからなり、衝撃緩和層122は、ポリエステル系樹脂又はフッ素系樹脂からなり、密着強化層121は、密度0.870g/cm3以上0.970g/cm3以下のポリエチレン系樹脂をベース樹脂とし、シランカップリング剤を含有してなり、密着強化層121の厚さが20μm以上であって、衝撃緩和層122の厚さが、密着強化層121の厚さの2.5倍以上である、太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板及び、それを用いてなる太陽電池モジュールに関する。
近年、環境問題に対する意識の高まりから、クリーンなエネルギー源としての太陽電池が注目されている。現在、種々の形態からなる太陽電池モジュールが開発されている。一般に、太陽電池モジュールは、透明前面基板と太陽電池素子と裏面保護シートとが、封止材シートを介して積層された構成である。
太陽電池モジュールには様々な層構成のものがあるが、安価で高い光電変換効率を達成することのできる構成として、セルガラス上に薄膜型の素子を積層してなるCIS系薄膜型太陽電池モジュール等、各種の薄膜型の太陽電池モジュールが注目されている(特許文献1)。
しかしながら、上記の薄膜型の太陽電池モジュールにおいては、通常、厚さ1〜3mm程度の青板ガラスが用いられるセルガラスが、製造や流通の過程で、或いは、設置後において、外部衝撃によって破損する場合があることあり、ガラス板の破損防止対策が求められていた。
又、太陽電池モジュールにおけるガラス基板の耐衝撃性強化の要請は、モジュールの両面に透明なガラス基板が保護基板として配置されてなる両面採光型の太陽電池モジュールにおいても同様であった。
特許文献2には、ガラス製の保護部材が破損される事態を想定して、破損時にガラスの飛散を防止するフィルムが当該ガラス製の保護部材に貼着されている太陽電池モジュールが提案されている。
特開2011−151261号公報 特開2004−87743号公報
特許文献2には、ガラスが破損することを前提に、破損時の飛散を防止するものとしてフィルムが貼着されたガラス板が開示されている。又、貼着するフィルムは、単に、透光性を有する合成樹脂を用いて形成したフィルムの片面に粘接着層を設けたものが好ましい旨の開示があるのみである。そもそも、先ずは、ガラス基板に対する衝撃を緩和して破損のリスクを低減するためにはガラス板にどのようなフィルムを貼着するべきかということについては、一般的な材料樹脂の例が羅列されているのみであり、衝撃緩和性に着目した上での層構成や材料組成の最適化については何らの検討もなされていない。
ここで、太陽電池モジュールに対する外部からのガラス基板に対する衝撃を緩和するためには、単純にガラス板に貼着又はその他の方法で配置するフィルムの厚みを必要に応じて増していくことが考えられる。しかしながら、上記の薄膜型の太陽電池モジュールにおいては、モジュール全体の薄型化が求められており、フィルム厚さも必要以上の厚みを有さないものであることが好ましい。経済性の面からもフィルム層の厚さは、必要な衝撃緩和性能を担保できる範囲でより薄いものであることが一般的に望まれる。
従来の一般的なガラス保護シートと同等又はそれ以下の厚さである薄型のガラス基板であって、外部衝撃の緩和性能に優れ、破損のリスクが低い太陽電池モジュール用のガラス基板の開発が望まれていた。
本発明は、例えば、薄膜型の太陽電池モジュールのセルガラス等、太陽電池モジュールを構成するガラス基板であって、薄型でありながら、衝撃緩和性能に優れる太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討を行った結果、ガラス板に積層する衝撃吸収樹脂層を、少なくとも衝撃緩和層と密着強化層からなる多層樹脂層とし、これらの各層の組成と厚さ比を独自の範囲に最適化することによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1) 太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板であって、ガラス板の表面には、衝撃吸収樹脂層が積層されていて、前記衝撃吸収樹脂層は、総厚さが200μm以下の多層樹脂層であり、前記ガラス板の表面に配置される密着強化層と、該密着強化層を介して前記衝撃吸収型ガラス基板の最表面に配置される衝撃緩和層とからなり、前記衝撃緩和層は、ポリエステル系樹脂又はフッ素系樹脂からなり、前記密着強化層は、密度0.870g/cm以上0.970g/cm以下のポリエチレン系樹脂と、シランカップリング剤と、を含有し、前記密着強化層の厚さが20μm以上であって、前記衝撃緩和層の厚さが、前記密着強化層の厚さの2.5倍以上である、衝撃吸収型ガラス基板。
(2) 前記ガラス板が厚さ3mm以下の非強化ガラスである(1)に記載の衝撃吸収型ガラス基板。
(3) 前記密着強化層を構成するポリエチレン系樹脂にα−オレフィンとエチレン性不飽和シラン化合物とをコモノマーとして共重合してなるシラン共重合体が含有されている(1)又は(2)に記載の裏面保護シート。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の衝撃吸収型ガラス基板と、太陽電池素子と、封止材と、が積層されてなる太陽電池モジュール。
(5) 前記衝撃吸収型ガラス基板のガラス面上に薄膜型の太陽電池素子が積層されてなる(4)に記載の太陽電池モジュール。
本発明によれば、例えば、薄膜型の太陽電池モジュールのセルガラス等に用いることができるガラス基板として用いることができるガラス基板であって、薄型でありながら衝撃緩和性能に優れる太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板を提供することができる。
本発明の太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板の層構成を模式的に示す図面である。 本発明の太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板を用いた太陽電池モジュールの一例(両面採光型の太陽電池モジュール)について、その層構成を模式的に示す図面である。 本発明の太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板を用いた太陽電池モジュールの他の例(薄膜型の太陽電池モジュール)について、その層構成を模式的に示す図面である。
<衝撃吸収型ガラス基板>
本発明の衝撃吸収型ガラス基板は、主としてガラス材料からなる太陽電池モジュール用の基板材料である。例えば、ガラス板自体は非強化の青板ガラス等である場合であっても、所謂強化ガラスに匹敵する耐衝撃強度を有することを主たる特長とする。例えば、図2に示すような両面採光型の太陽電池モジュール10において、本発明の衝撃吸収型ガラス基板1は、両最外層に配置される透明保護基板として用いることができる。或いは、図3に示すような薄膜型太陽電池モジュール10Aにおいて、衝撃吸収型ガラス基板1は、薄膜系の太陽電池素子3Aを積層するセルガラスとしても用いることができる。本発明の衝撃吸収型ガラス基板は、主として太陽電池モジュールの採光面に配置する保護部材として、ガラス材料の有する透明性或いは透光性を備えるものが好ましく用いられる他、例えば、遮光性や反射性を求められる層に配置される場合等には、透光性を有さない有色のガラスからなるものも、又、好ましく用いられる。図2、3に示す各太陽電池モジュールの層構成の詳細については後述する。
図1に示す通り、本発明の衝撃吸収型ガラス基板1は、ガラス板11の一方の表面に耐衝撃性を担保する衝撃吸収樹脂層12が積層されている。ガラス板11の厚さは特段限定されないが、太陽電池モジュールの薄型化への寄与という観点から、0.7mm以上3mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましい。又、衝撃吸収樹脂層12の総厚さは、90μm以上200μm以下であり、好ましくは、100μm以上150μm以下である。衝撃吸収型ガラス基板1全体の総厚さは、2mm以下であることが好ましい。
[衝撃吸収樹脂層]
図1に示す通り、ガラス板11の一方の表面に積層されている衝撃吸収樹脂層12は、密着強化層121と衝撃緩和層122とからなる多層構成の樹脂層である。ガラス板11の表面から、密着強化層121、衝撃緩和層122が順に積層されている。密着強化層121は、衝撃緩和層122とガラス板11との間に介在して、衝撃吸収樹脂層12とガラス板11との密着性を高める効果を主として発揮する層である。又、衝撃緩和層122は、例えば、図2及び図3に示す太陽電池モジュール10、10Aにおいて、太陽電池モジュールの外部からの衝撃を緩和する効果を主として発揮する層である。密着強化層121と衝撃緩和層122との一体化については、公知のドライラミネート法や押出しラミネート法によることができる。製造方法の詳細については後述する。
衝撃緩和層122は、上述の通り、その総厚さが200μm以下であることにより、衝撃吸収型ガラス基板1全体としての薄さが保持されているが、その総厚さの範囲内で、特に衝撃緩和層122の厚さを密着強化層121の厚さに対して相対的により厚く形成した層構成であることを特徴とする。具体的には、衝撃緩和層122の厚さが、密着強化層121の厚さの2.5倍以上であり、好ましくは4倍以上である。後述する通り、密着強化層121には必要十分な密着性を担保するための最低限の厚さとして、20μm程度の厚さが求められる。一例として、密着強化層121の厚さが、30μmである場合、衝撃緩和層122の厚さは、その4倍である120μm程度であることが好ましい。密着性を担保するための柔軟性の高い層を密着性を担保するに足る最低限の厚さにとどめ、全層の厚さの制約の範囲で、耐衝撃性を高めるための、相対的に硬い層の厚さを最大化した層構成により、衝撃吸収型ガラス基板1の耐衝撃性を十分に高めることができる。又、優れた密着性により、万が一、ガラス板11が破損した場合の破損片の飛散を防止することもできる。
(密着強化層)
密着強化層121は、衝撃吸収樹脂層12とガラス板11との対向する界面に配置される樹脂層であり、ガラス板11と衝撃吸収樹脂層12との間の密着性を高める効果を発揮する樹脂層である。
密着強化層121は、密度0.870g/cm以上0.970g/cm以下、好ましくは、0.870g/cm以上0.930g/cm以下のポリエチレン系樹脂をベース樹脂としてなる樹脂層である。ポリエチレン系樹脂をベース樹脂とすることで、密着強化層に高いガラス密着性を付与することができる。ポリエチレン系樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、又はメタロセン系直鎖低密度ポリエチレン(M−LLDPE)を好ましく用いることができる。中でも、シングルサイト触媒であるメタロセン触媒を用いて合成されるものであるM−LLDPEは、側鎖の分岐が少なく、コモノマーの分布が均一であるため、分子量分布が狭く、超低密度にすることが容易である。その結果、ガラス板11の表面と衝撃吸収樹脂層12との間の密着性を高めることができる。
又、密着強化層121を形成するポリエチレン樹脂は、融点及びMFRの異なる数種類のポリエチレン系樹脂をブレンドしたものであることがより好ましい。例えば、密度0.890g/cm以下、融点80℃未満、190℃、荷重2.16kgにおけるMFRが10g/10分以上の「シラン変性ポリエチレン系樹脂(A)」を密着強化層121の全樹脂成分100質量部に対して15.0質量部以上70.0質量部以下、密度0.890g/cm以下、融点80℃未満、190℃、荷重2.16kgにおけるMFRが4g/10分以上10g/10分未満の「ポリエチレン系樹脂(B)」を同15.0質量部以上70.0質量部以下、密度0.890g/cm超0.940g/cm以下、更に、融点80℃以上の「ポリエチレン系樹脂(C)」が、同15.0質量部以上35.0質量部以下、それぞれ含有されるブレンドを、密着強化層121を形成するポリエチレン樹脂の極めて好ましい組成の一例として挙げることができる。このようなブレンドによれば、密着強化層121のガラス板11との極めて高い密着性を保持しつつ、一方で、太陽電池モジュールとしての一体化のためのラミネート加工時において、樹脂成分の過剰流動に起因するラミネータの汚染等の発生を低減することもできる。尚、本明細書におけるメルトマスフローレート(MFR)とは、特に別途の断りのない限り、上記の通り、JIS K6922−2により測定した190℃、荷重2.16kgにおけるメルトマスフローレート(MFR)の値のことを言うものとする。
尚、上記のシラン変性ポリエチレン系樹脂(A)の融点とポリエチレン系樹脂(B)との融点の差は5℃以下であることが好ましく、0℃であることがより好ましい。ポリエチレン系樹脂(A)の融点とポリエチレン系樹脂(B)との融点の差が5℃以下であることにより、上記のラミネータ汚染のリスクをより軽減することができる。
密着強化層121用の組成物には、適宜、シラン変性ポリエチレン系樹脂を含有させることができる。シラン変性ポリエチレン系樹脂は、主鎖となる直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)等に、エチレン性不飽和シラン化合物を側鎖としてグラフト重合してなるものである。このようなグラフト共重合体は、接着力に寄与するシラノール基の自由度が高くなる。これにより、密着強化層121のガラスへの密着性を更に高めることができる。本発明においては、シラン変性ポリエチレン樹脂として、特に上記の「シラン変性ポリエチレン系樹脂(A)」を好ましく用いることができる。
シラン変性ポリエチレン系樹脂は、例えば、特開2003−46105号公報に記載されている方法で製造できる。当該密着強化層121を形成する組成物として使用することにより、強度、耐久性等に優れ、且つ、耐候性、耐熱性、耐水性、耐光性、耐風圧性、耐降雹性、その他の諸特性に優れ、更に、太陽電池モジュールを製造する加熱圧着等の製造条件に影響を受けることなく極めて優れた熱融着性を有し、安定的に、低コストで、太陽電池モジュールを製造し得る。
密着強化層121は、メルカプト基を有するシランカップリング剤が含有されることが好ましい。密着強化層121に、メルカプト基を有するシランカップリング剤が含有されることにより、衝撃吸収樹脂層12とガラス板11との密着性を更に高めることができる。
尚、CIS系又はCZTS系の薄膜型太陽電池モジュールにおいては、薄膜型太陽電池素子が積層されているセルガラスの太陽電池素子の非積層面にZnO、Zn(O)S、CdS及びIn等、バッファー層由来の金属や金属酸化物等を含んでなる層が不可避的に形成されてしまう場合がある。メルカプト基を有するシランカップリング剤を含有させることにより、密着強化層121にこれらの金属酸化物等に対する密着性をも高めることができる。そのため、メルカプト基を有するシランカップリング剤を含有する密着強化層121を有する衝撃吸収型ガラス基板1は、CIS系又はCZTS系の薄膜型太陽電池モジュール用のセルガラスとしても極めて好ましく用いることができる。
メルカプト基を有するシランカップリング剤とは、一般式[R−Si(OR](Rはメルカプトアルキル基を、Rはアルキル基をそれぞれ表わす)で表されるものであり、例としては、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、6−メルカプトヘキサトリメトキシシラン等が挙げられる。尚、メルカプト系のシランカップリング剤は特に限定されず、公知のシランカップリング剤を好適に用いることができる。
メルカプト基を有するシランカップリング剤は、密着強化層121の全樹脂成分に対する含有量が0.25質量部以上10.0質量部以下であることが好ましく、上限はより好ましくは5.0質量部以下である。メルカプト基を有するシランカップリング剤の含有量が0.25質量部以上であることでガラスやZnO、Zn(O)S、CdS及びInからなる群より選ばれた少なくとも1種の化合物を含んでなる層に対する密着性が高まる。又、上記含有量が、10.0質量部以下であることで、メルカプト基を有するシランカップリング剤のブリードアウトを抑制することができる。
(衝撃緩和層)
衝撃緩和層122は、太陽電池モジュールの外部からの衝撃を緩和し、ガラス板11の外部衝撃による破損を防止する機能を主として発揮する層である。又、衝撃緩和層122は、同時に太陽電池モジュールにおける水蒸気バリア層や絶縁層としての機能も発揮しうる層であることが好ましい。但し、太陽電池モジュールの全体構成において、これらの機能を担保するためのバリア層や絶縁層は別途の機能層を配置することによって担保することもできる。
衝撃緩和層122としては、ポリエステル系の樹脂、又はフッ素系の樹脂を好ましく用いることができる。衝撃緩和層122を、これらの樹脂によって形成することで、上記の衝撃緩和性能を担保し、又、太陽電池モジュールに耐候性を付与することができる。尚、これらの樹脂のガラス密着性は必ずしも十分ではないが、上述の通り、衝撃吸収樹脂層12のガラス板11への密着強度は密着強化層121により十分に担保されている。
ポリエステル系の樹脂としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)を挙げることができる。ポリエチレンテレフタレート(PET)は、透明ポリエチレンテレフタレート(PET)の他、ポリエチレンテレフタレート(PET)に酸化チタン等の白色顔料を含有させた白色PETや変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE)等の表面に更にコーティング又はラミネートにより耐侯性樹脂を積層した樹脂シート、耐加水分解性ポリエチレンテレフタレートも含まれる。なかでも、耐加水分解性ポリエチレンテレフタレートであることが好ましく、耐加水分解性ポリエチレンテレフタレートとしては、例えば、東洋紡社製シャインビーム(耐加水分解性ポリエステルフィルム)等を挙げることができる。
フッ素系樹脂等の樹脂フィルムとしては、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニル・エステル共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(四フッ化エチレン・エチレン共重合体)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等を挙げることができる。
尚、衝撃吸収樹脂層12を構成する上記各層には、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記材料の他に、顔料等のその他の添加物を適宜含有するものとすることもできる。又、衝撃吸収樹脂層12の表面に傷防止のために凹凸形状やハードコート処理がなされていてもよい。
[ガラス板]
ガラス板11については、従来、太陽電池モジュールを構成する透光性を有する基板材料として用いられてきた各種のガラス板材を特に制限なく用いることができる。好ましい厚さについては上述の通りである。但し、本発明の衝撃吸収型ガラス基板1においては、特にガラス板として、厚さ3mm以下の非強化ガラスを用いるときに、その効果を特に有効なものとして享受することができる。ここで、本明細書における「非強化ガラス」とは、形成後に強度を高めるための処理を行った「強化ガラス」ではない、未処理の青板ガラス等のことを言う。JIS C 8917に記載のフロントガラスの降ひょう試験法(直径38mm、227gの鋼球を、試料に対して、1mの高さから自然落下して行う試験)によって、破損しない強度を付与されている、所謂「強化ガラス」とは異なるものである。衝撃吸収型ガラス基板1は、基板とするガラス板11として、安価で加工性にも優れる非強化ガラスを用いたものでありながら、強化ガラスに匹敵する耐衝撃性能を有するものである。尚、ガラス板11を強化ガラスで形成した場合には、太陽電池モジュールの製造工程において、例えば、各部材の積層後にガラスのサイズを調整するための切削加工が困難になる等、生産性の面で不都合が生じる。本発明の衝撃吸収型ガラス基板1は、切削加工も容易である等加工性にも優れるので、この点からも、太陽電池モジュールの生産性の向上にも寄与することができる。
[衝撃吸収型ガラス基板の製造方法]
衝撃吸収型ガラス基板1の製造方法について説明する。衝撃吸収型ガラス基板1は、衝撃緩和層122を形成する工程と、密着強化層121を形成する工程と、これらの層を密着積層して一体化することにより衝撃吸収樹脂層12を形成する工程、及び、ガラス板11に、この衝撃吸収樹脂層12を積層して一体化する工程とを経ることによって、製造することができる。
衝撃緩和層122、密着強化層121の各層を形成する方法としては、押出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法、その他の公知の成膜化法等により成膜することにより形成することができる。又、これらの層の一体化については上述の通り公知のドライラミネーション法によることができる。ラミネート接着剤は特に限定されず、ウレタン系、エポキシ系等の主剤と硬化剤とからなる2液硬化型のドライラミネート接着剤等が適宜使用可能である。
又、上記のようにドライラミネート法による接着以外にも、本発明に関する密着強化層121を構成する樹脂は熱溶融が可能なポリエチレン系樹脂等を含む樹脂であるので、押出しラミネート法により接着することもできる。押出しラミネート法とは溶融した樹脂が接着剤のように基材樹脂シートに接着し積層されるラミネート法である。本発明の裏面保護シートの製造方法において、押出しラミネート法を用いることは生産性の面やコストの面において有利である。
ガラス板11への衝撃吸収樹脂層12の積層は、熱ラミネーション法によることが好ましい。但し、例えば、粘着剤等でガラス板11に衝撃吸収樹脂層12を、太陽電池モジュールとしての一体化工程よりも上流の工程内で必要とされる最小限の密着強度で仮止めした状態で衝撃吸収型ガラス基板1を製造し、モジュール化のための熱ラミネーション時に最終的に必要となる層間の密着性を確保することもできる。
<太陽電池モジュール>
本発明の衝撃吸収型ガラス基板1は、図2に示すような封止材2で両面採光型セルである太陽電池素子3を挟持する構成を含む両面採光型の太陽電池モジュール10において、或いは、図3に示すような層構成からなるCIS系薄膜型太陽電池モジュール10Aのセルガラスとして、好ましく用いることができる。CIS系薄膜型太陽電池モジュールとは、光吸収層の材料として、シリコンの代わりに、Cu、In、Ga、Al、Se、S等からなるカルコパイライト系と呼ばれるI−III−VI族化合物等のCIS系薄膜型太陽電池素子を用いた薄膜型太陽電池モジュールである。この場合前面透明基板1Aには強化ガラスを用いることもできるし、本発明の衝撃吸収型ガラス基板1を用いることもできる。
以下、実施例、比較例を示して、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。
<衝撃吸収樹脂層の形成>
下記の組成からなる各層を形成する樹脂シートを、ウレタン系の接着材によるドライラミネート法により一体化して衝撃吸収樹脂層試験片を形成した。
衝撃緩和層:表1に示す各厚さを有するPETフィルムを、それぞれ実施例、比較例における衝撃緩和層とした。
密着強化層:密度0.880g/cm、融点60℃であり、190℃でのMFRが3.5g/10分であるメタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)45質量部、シラン変性ポリエチレン系樹脂55質量部、メルカプト基を有するシランカップリング剤(信越化学工業株式会社製KBM802)全樹脂成分に対して0.4質量%、を混錬して得た組成物を溶融押出しにより、表1に示す各厚さに成型したフィルムを、それぞれ実施例、比較例における密着強化層とした。シラン変性ポリエチレン系樹脂は、密度0.880g/cm、MFRが30g/10分であるメタロセン系直鎖状低密度ポリエチレン100質量部に対して、ビニルトリメトキシシラン2質量部と、ラジカル発生剤(反応触媒)としてのジクミルパーオキサイド1.5質量部とを混合し、200℃で溶融、混練して得たものであり、密度0.881g/cm、MFRが13g/10分である。
<ガラス板への衝撃吸収樹脂層の一体化>
上記の衝撃吸収樹脂層試験片を15mm幅にカットした樹脂シートを非強化の青板ガラス(75mm×50mm×3.2mm)上に積層し、下記熱ラミネート条件(a)〜(d)で、真空加熱ラミネータ処理を行って一体化し、本発明の太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板に係る実施例、比較例の密着性評価用サンプルを得た。この各評価用サンプルについて、下記の試験条件における密着強度を測定してガラス密着性を評価した。
(熱ラミネート条件) (a)真空引き:4.0分
(b)加圧(0kPa〜100kPa):1.5分
(c)圧力保持(100kPa):7.0分
(d)温度150℃
[ガラス密着性試験]
測定は、上記の各密着性評価用サンプルにおいて、青板ガラス上に密着している衝撃吸収樹脂層試験片を、剥離試験機(テンシロン万能試験機 RTF−1150−H)にて垂直剥離(50mm/min)試験を行った。評価結果を表1に示す。評価基準として、上記試験により得た層間の剥離強度が10N/15mm以上のものを好ましいもの「○」とした。
<衝撃吸収型ガラス基板の耐衝撃性の評価>
180mm×180mm×3.2mmの「強化ガラス」上に、180mm×180mmにカットした600μmのEVA、「非強化の青板ガラス」(日本電気硝子株式会社の太陽電池用高歪点基板ガラス SS−1 150mm×150mm×1.8mm)、上記の衝撃吸収樹脂層試験片を180mm×180mmサイズにカットした樹脂シートを、この順に積層し、上記熱ラミネート条件(a)〜(d)で、真空加熱ラミネータ処理を行って一体化し、衝撃吸収型ガラス基板に係る実施例、比較例の耐衝撃性評価用サンプルを得た。この各評価用サンプルについて、下記の試験条件における耐衝撃性を測定して耐衝撃性を評価した。尚、この評価用サンプルの層構成は、図3の薄膜型の太陽電池モジュールと概ね同一であり、ガラス層のうち表面側の透明前面基板(1A)としてのみ、強化ガラスを用いた構成を想定したものである。
[耐衝撃性試験]
測定は、JIS C 8917に記載のフロントガラスの降ひょう試験法に準じて行った。上記の各耐衝撃性評価用サンプルを、衝撃吸収樹脂層面を上に向けて水平面に静置し、直径38mm、227gの鋼球を、各試料に対して、1mの高さから自然落下した場合におけるガラス板の破損の有無を目視で観察評価した。本試験においては、評価用サンプルの「非強化の青板ガラス」の全面において、目視で確認可能なひびや割れが生じていなかった場合に、同サンプルを「破損無し」と評価した。評価結果を表1に示す。
Figure 2017037923
表1から、本発明の太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板は、薄型の非強化ガラスでありながら強化ガラスと同等の耐衝撃性を有し、層間の密着性も十分に高いものであることが確認された。
1 衝撃吸収型ガラス基板
11 ガラス板
12 衝撃吸収樹脂層
121 密着強化層
122 衝撃緩和層
10、10A 太陽電池モジュール
2 封止材
3、3A 太陽電池素子
1A 透明前面基板

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュール用の衝撃吸収型ガラス基板であって、
    ガラス板の表面に衝撃吸収樹脂層が積層されていて、
    前記衝撃吸収樹脂層は、総厚さが200μm以下の多層樹脂層であり、前記ガラス板の表面に配置される密着強化層と、該密着強化層を介して前記衝撃吸収型ガラス基板の最表面に配置される衝撃緩和層とからなり、
    前記衝撃緩和層は、ポリエステル系樹脂又はフッ素系樹脂からなり、
    前記密着強化層は、密度0.870g/cm以上0.970g/cm以下のポリエチレン系樹脂と、シランカップリング剤と、を含有し、
    前記密着強化層の厚さが20μm以上であって、前記衝撃緩和層の厚さが、前記密着強化層の厚さの2.5倍以上である、衝撃吸収型ガラス基板。
  2. 前記ガラス板が厚さ3mm以下の非強化ガラスである請求項1に記載の衝撃吸収型ガラス基板。
  3. 前記密着強化層を構成するポリエチレン系樹脂にα−オレフィンとエチレン性不飽和シラン化合物とをコモノマーとして共重合してなるシラン共重合体が含有されている請求項1又は2に記載の裏面保護シート。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の衝撃吸収型ガラス基板と、太陽電池素子と、封止材と、が積層されてなる太陽電池モジュール。
  5. 前記衝撃吸収型ガラス基板のガラス面上に薄膜型の太陽電池素子が積層されてなる請求項4に記載の太陽電池モジュール。
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