JP2017037779A - 放電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放電装置35は、ケース37と、互いに離間して配設され、可動室38内に一端が露出するとともに、他端がコンデンサを含む電気回路に接続される一対の外部接続部36と、ガス発生部39と、可動室38内を移動可能な抵抗体40と、を備え、ガス発生部39から発生させたガスによって抵抗体40を一対の外部接続部36に接触する位置まで移動させることにより、抵抗体40を介して一対の外部接続部36間を接続し、抵抗体40及びコンデンサを含む閉回路を形成する。この放電装置35の抵抗体40は、可動室38内に移動可能に収容される可動部材41と、可動部材41に固定されており一対の外部接続部36に接続される一対の接点部46を有する導通部材42と、を含み、導通部材42における一対の接点部46を連結する連結部47の少なくとも一部が巻き線になっている。
【選択図】図4
Description
また、上記放電装置では、可動部材は、絶縁材料からなり、導通部材は、連結部が絶縁被膜された導線であって、一対の接点部が可動部材から外部に露出した状態で可動部材に埋め込まれていることが望ましい。
図1に示すように、放電装置が設けられた車両10には、駆動力源として内燃機関11とモータ12とが搭載されている。内燃機関11の出力軸13及びモータ12の出力軸14は、動力伝達機構15に接続されている。動力伝達機構15は、例えば遊星歯車機構によって構成されている。動力伝達機構15には、減速機16を介して駆動輪17が接続されている。このため、内燃機関11及びモータ12が駆動されたときには、各出力軸13,14の回転トルクが動力伝達機構15を介して駆動輪17に伝達される。なお、モータ12は三相交流式のモータである。
例えば車両10の発進時や軽負荷走行時など、内燃機関11の運転効率が低くなる状況においては、バッテリー18からの電力供給によってモータ12を駆動し、同モータ12の発生トルクによって車両10を走行させる。一方、車両10の定常走行時など、高効率での内燃機関11の運転が可能な状況においては、内燃機関11を駆動して同内燃機関11の発生トルクによって車両10を走行させる。他方、車両10の加速走行時など、車両10走行のために大きなトルクが要求される状況においては、内燃機関11を駆動するとともにモータ12も駆動し、これら内燃機関11およびモータ12の発生トルクによって車両10を走行させる。
図2に示すように、電気回路19のコンバータ20には、直列に接続された二つのスイッチング素子26,27(具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)が設けられている。各スイッチング素子26,27にはそれぞれ一つのダイオード28,29が並列接続されている。バッテリー18の電圧(例えば、200ボルト)は、それらスイッチング素子26,27の一方(具体的には、スイッチング素子27のドレーン端子とソース端子との間)に印加されている。バッテリー18とスイッチング素子27(詳しくはドレーン端子)とは、リアクトル30を介して接続されている。また、直列接続されたスイッチング素子26,27の両端間(具体的には、スイッチング素子26のドレーン端子とスイッチング素子27のソース端子との間)には高電圧のコンデンサ31が接続されている。
図3に示すように、放電装置35には、一対の外部接続部36が設けられている。一対の外部接続部36は、放電装置35のケース37から突出して延びており、電気回路19におけるコンデンサ31の陽極側の部分または陰極側の部分に接続されている。なお、ケース37は絶縁性の樹脂を射出成形することによって形成された絶縁体である。
図4及び図5に示すように、突出部48の表面には、同突出部48を挟むようにして一対の外部接続部36が配設されている。図4に示すように、一対の外部接続部36は、突出部48の表面に沿って抵抗体40側(図4の下方)に延びている。そして、その上端側の端部が折れ曲がってケース37外部に延び、上述したように電気回路19に接続されている。このように、一対の外部接続部36は、可動室38内に一端が露出するとともに、他端が電気回路19に接続されている。なお、一対の外部接続部36は、金属からなる板状の導体であるが、互いに離間して配設されており、非導通状態になっている。
次に、放電装置35の動作態様について説明する。
車両10の衝突が検知されておらず、電子制御装置22から作動信号が入力されていない時には、ガス発生部39が作動しない。このため、図4に示すように、放電装置35では、抵抗体40の一対の接点部46と一対の外部接続部36とが接触しない位置で抵抗体40が保持される。これにより、放電装置35は、コンデンサ31の陽極側の部分と陰極側の部分とを接続しない状態になっている。
本実施形態では、導通部材42の連結部47を巻き線にしたため、導通部材42の一対の接点部46間の長さが長くなり、導通部材42の電気抵抗、すなわち抵抗体40の電気抵抗が大きくなる。このため、ガス発生部39を作動させて、外部接続部36を介して抵抗体40を電気回路19に接続したときに、同抵抗体40を電流が流れにくくなる。抵抗体40の発熱量は電流の2乗に比例するため、抵抗体40の電気抵抗を大きくして抵抗体40を流れる電流を抑えることにより、抵抗体40の発熱量が抑えられる。なお、抵抗体40の電気抵抗は、上述したように大きくなっているが、所望の時間(例えば数分)内においてコンデンサ31に蓄えられている電荷を十分に放出させることのできるように定められている。
(1)導通部材42の接点部46間を連結する連結部47を巻き線にしているため、導通部材42の抵抗を高くしつつ抵抗体40の体格が大型化することを抑えることができるとともに、抵抗体40を突入電流を抑えるインダクタとして機能させることができる。したがって、抵抗体40を電気回路19に接続したときに抵抗体40に流れる電流が抑えられ、抵抗体40の過熱を抑えることができる。
・ケース37の上壁部51を肉抜きしなくてもよい。
・一対の外部接続部36の先端部を先細り形状にしなくてもよい。例えば、先端部の厚さを一定にするようにしてもよい。
・可動部材41の内周壁43に径方向に突出するガイド片49を設けて、突出部48の表面にガイド片49を収容するガイド溝50を形成するようにしてもよい。
また、図10に示すように、放電装置70では、抵抗体71の一対の接点部72が可動部材73の外周側に配設されている点が上記実施形態と異なっている。
こうした構成によれば、図10に示すように、電子制御装置22から作動信号が入力されていない時には一対の接点部72と一対の外部接続部75とが接触しない状態で抵抗体71が保持される。
・導通部材42の一部が可動部材41,73から露出していても良い。
・放電装置35,70が設けられる車両10はハイブリッド車両に限らない。例えば、電気自動車であってもよい。
Claims (5)
- 内部に可動室が形成されたケースと、
互いに離間して配設され、前記可動室内に一端が露出するとともに、同可動室内から前記ケースの外部に延びて他端がコンデンサを含む電気回路に接続される一対の外部接続部と、
前記可動室内に設けられて、作動信号の入力に伴い作動してガスを発生するガス発生部と、
前記可動室内における前記ガス発生部と前記一対の外部接続部との間に収容されて、同可動室内を移動可能な抵抗体と、を備え、
前記ガス発生部から発生させたガスによって前記抵抗体を前記一対の外部接続部に接触する位置まで移動させることにより、前記抵抗体を介して前記一対の外部接続部間を接続し、前記抵抗体及び前記コンデンサを含む閉回路を形成する放電装置であって、
前記抵抗体は、前記可動室内に移動可能に収容される可動部材と、前記可動部材に固定されており前記一対の外部接続部に接続される一対の接点部を有する導通部材と、を含み、
前記導通部材における前記一対の接点部を連結する連結部の少なくとも一部が巻き線になっている放電装置。 - 前記可動部材は、絶縁材料からなり、
前記導通部材は、前記連結部が絶縁被膜された導線であって、前記一対の接点部が前記可動部材から外部に露出した状態で前記可動部材に埋め込まれている
請求項1に記載の放電装置。 - 前記可動部材は、筒状をなし、中心軸延伸方向に移動するものであり、
前記巻き線は、前記可動部材の形状に沿って筒状に巻かれており、
前記一対の接点部は、前記可動部材の内周壁によって区画された内孔に配設されている
請求項1または請求項2に記載の放電装置。 - 前記ケースには、前記可動室内において前記抵抗体の移動方向に突出し、前記可動部材の前記内孔に挿通されるとともに、前記一対の外部接続部が表面に配設された突出部が設けられ、
前記突出部及び前記可動部材の前記内孔を区画する内周壁のうち一方には、前記移動方向に沿って延びるガイド溝が形成され、他方には、前記ガイド溝内に収容されるガイド片が設けられており、
前記ガイド溝と前記ガイド片との係合により、前記突出部と前記可動部材との相対回動が規制される
請求項3に記載の放電装置。 - 前記一対の接点部は、前記内孔を区画する内周壁における互いに対向する位置に配設されるとともに、同内孔を区画する内周壁に沿って前記移動方向に延びており、
前記一対の接点部間の距離は、前記移動方向における後方側ほど短くなっており、前記移動方向後方側の端部では、前記一対の外部接続部の厚さを含む前記突出部の幅よりも短くなっている
請求項4に記載の放電装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|---|
WO2018159640A1 (ja) | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 富士フイルム株式会社 | 硬化性組成物、平版印刷版原版、平版印刷版の作製方法、及び、化合物 |
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2015
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