JP2017037410A - エキスパート紹介システム - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
Description
エキスパートを自分で探す場合、インターネット等の広告媒体に頼らざるを得ない。多くの場合、インターネット上の検索サイトで検索し、ヒットしたエキスパートのウェブサイトを閲覧して比較し、最適と思われるエキスパートにアクセス(電話、メール等)をすることになろう。
ユーザーによって操作されるユーザー端末と、各エキスパートによって操作される各エキスパート端末とに対してネットワークを介して接続されているサーバと、
サーバによって情報が記憶され、情報が読み出される記憶部と、
ユーザーが探しているエキスパートの種別において業務を行うのに適したエキスパートの条件に関する知識を有する仲介者によって操作される仲介者端末と
を備えており、
記憶部には、
各エキスパートの氏名、業務場所を含む定型情報を記録したエキスパート定型情報ファイルと、
ユーザーによる紹介依頼の情報を記録した紹介依頼情報ファイルと、
質問情報ファイルと、
回答情報ファイルと
が記憶されており、
サーバは、紹介依頼ページをユーザー端末に表示させることが可能であって、紹介依頼ページは、依頼したい業務の内容である要望業務情報を入力させてユーザー特定情報とともに紹介依頼情報としてサーバに送信させることが可能なページであり、
サーバには、紹介依頼情報登録プログラムと、質問入力要請プログラムと、質問記録プログラムと、回答記録プログラムと、参照ページ送信プログラムとが実装されており、
紹介依頼情報登録プログラムは、紹介依頼情報がユーザー端末から送信された際、当該紹介依頼情報を紹介依頼情報ファイルに記録するプログラムであり、
質問記録プログラムは、紹介依頼情報がユーザー端末から送信された後、当該紹介依頼情報に含まれる要望業務情報に応じて設定される質問である要望対応質問が仲介者端末で入力されて仲介者端末から送信された際、当該要望対応質問を質問情報ファイルに記録するプログラムであり、
要望対応質問は、当該要望業務の遂行可能性を評価するための質問である可能性評価質問及び又は当該要望業務を行うエキスパート種別におけるエキスパートの性向を評価するための質問である性向評価質問を含んでおり、
回答記録プログラムは、要望対応質問に対する回答がエキスパート端末において入力されてエキスパート端末から送信された際、当該回答を回答情報ファイルに記録するプログラムであり、
参照ページ送信プログラムは、紹介依頼情報に含まれる要望業務情報に対応して設定された要望対応質問を質問情報ファイルから読み出すとともに当該要望対応質問に対する回答を回答情報ファイルから読み出し、要望対応質問に回答を対応させた状態で参照ページに組み込み、当該紹介依頼情報を送信したユーザーのユーザー端末に送信して表示させるプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記要望対応質問は、当該要望業務を行うエキスパート種別におけるエキスパートの性向を評価するための質問である性向評価質問を含んでおり、
前記質問記録プログラムは、性向評価質問が前記ユーザー端末において入力されて前記ユーザー端末から送信された際、当該性向評価質問を前記質問情報ファイルに記録するプログラムであり、
前記参照ページ送信プログラムにより参照ページに組み込まれる回答には、前記ユーザー端末から送信された性向評価質問とそれに対するエキスパートの回答が含まれるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項2の構成において、前記サーバには、前記性向評価質問を入力するページを前記ユーザー端末に送信して表示させるプログラムが実装されており、このページは、複数のひな形の性向評価質問を含んでおり、前記性向評価質問はひな形から選択されて前記サーバに送信されることが可能となっているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記参照ページ送信プログラムは、一つの紹介依頼について入力されて要望対応情報ファイルに記録された要望対応質問について二人以上のエキスパートから回答があって回答情報ファイルに記録されている場合に限り、前記参照ページを送信するプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記エキスパート定型情報ファイルは、異なる複数のエキスパート種別のエキスパートの定型情報を記録したファイルであるか又はエキスパート種別毎に設けられたファイルであり、
前記紹介依頼ページは、エキスパート種別を入力する種別入力欄を含んでおり、
前記依頼情報登録プログラムは、紹介依頼ページで入力されたエキスパート種別を紹介依頼情報ファイルに記録するプログラムであり、
サーバには、紹介依頼情報に対応して前記要望対応質問にファイルに記録された要望対応質問を、当該紹介依頼を行った際に入力されたエキスパート種別のエキスパートが操作するエキスパート端末に送信して回答を要請する回答要請プログラムが実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記要望対応質問に対する回答を入力してサーバに送信させる回答ページを前記エキスパート端末に送信する回答ページ送信プログラムが前記サーバに実装されており、
前記回答記録プログラムは、回答ページがエキスパート端末に表示されてから制限時間内に回答がサーバに送信された場合に限り回答を前記回答情報ファイルに記録するプログラムであるという構成を有する。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、ユーザーが性向評価質問を設定して各エキスパートに回答させることができるので、その回答を参照しながらエキスパートの選定が行える。このため、性格や傾向の点で自らにより適したエキスパートを選定することができるようになる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、ユーザーが性向評価質問を設定する際にひな形から選ぶことができるので、性向評価質問の設定が容易で、この点で使い易いシステムとなる。
また、請求項4記載の発明によれば、要望対応質問に対して二人以上のエキスパートから回答がされている場合に限りユーザー端末において参照情報が表示されるので、最終的に選定されたエキスパートに対して課金がされる場合にも、ユーザーにおいて特に不公平な印象が生じることはない。
また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加え、異なる複数の種別のエキスパートの紹介が可能なシステムであり、ユーザーの要望する種別のエキスパートの参照情報が提供されるので、より汎用性の高いシステムとなる。
また、請求項6記載の発明によれば、上記効果に加え、制限時間内に送信された場合にのみ回答が記録されて参照情報に含められるので、要望対応業務の遂行可能性やエキスパートの性向についてより客観的に評価することができるようになる。
まず、実施形態のエキスパート紹介システムの概要を理解するため、実施形態のエキスパート紹介システムによって提供されるエキスパート紹介サービスについて図1を参照して説明する。図1は、実施形態のエキスパート紹介システムを使用したエキスパート紹介サービスについて示した概略図である。
実施形態のエキスパート紹介システムは、エキスパート紹介用のウェブサイト(以下、紹介サイトと略称)を提供するサーバ1と、仲介者によって操作される仲介者端末2とによって構成される。仲介者は、ユーザーが依頼しようとしている業務を行うのに適したエキスパートの条件に関する知識を有する者であり、紹介しようとするエキスパートと同種のエキスパートである場合が多い。
このシステムは、ユーザーにとって適切と思われる複数のエキスパートを紹介するものであり、最終的にはユーザー自身がその中から一人(又は複数でも良い)を選定するようになっている。その最終的な選定のために、ユーザーにとって有益な情報をシステムが提供するようになっている。
サーバ1は、送信された紹介依頼情報を紹介依頼情報ファイル11に記録する。サーバ1の記憶部10には、各エキスパートの定型情報(氏名、業務場所等)を記録したエキスパート定型情報ファイル12が記憶されている。一方、仲介者は、仲介者端末2を操作して紹介依頼情報ファイル11から紹介依頼情報を読み出し、要望業務を検討して要望対応質問を設定する。要望対応質問は、ユーザーによる最終的なエキスパートの選定の際の参照情報となる回答をエキスパート候補者から得るためのものであり、記憶部10上の質問情報ファイル13に記録される。要望対応質問には、要望業務の遂行可能性を評価するための質問やエキスパートの性向を評価するための質問が含まれる。
ユーザーは、システムからの告知に応じてサーバ1にアクセスし、自身が送信した紹介依頼情報についての参照情報を受信する。参照情報には、複数のエキスパートの定型情報と、仲介者によって設定された要望対応質問及びその回答とが含まれる。ユーザーは、参照情報を参考にしながら最終的に自分でエキスパートを選定する。
図2に示すように、エキスパート紹介システムは、サーバ1と、記憶部10と、仲介者端末2と、管理用端末5によって構成されている。サーバ1は、インターネット6を介してユーザー端末3と各エキスパート端末4とに接続されている。この例では、管理用端末5は、このシステムを運営してサービスを提供する事業主体(以下、サービス事業者)の担当者が操作する端末である。
図3に示すように、トップページには、このサイトが各種エキスパートを紹介するサイトであることを説明したテキストに加え、「エキスパートの紹介依頼をする」と表記されたコマンドボタン(以下、紹介依頼ボタン)71が設けられている。紹介依頼ボタン71には、紹介依頼ページがリンクしている。
エキスパート種別というのは、端的には何のエキスパートかということである。弁護士や医師といった資格業者は、資格の名称が種別ということになる。ある程度認知されている民間資格の名称である場合、それが使用されることもある。例えば、結婚式場を探したり、結婚式をコーディネートしたり、さらに結婚に関する相談を受けるエキスパートとしてブライダルプランナー(又はウェディングプランナー)と呼ばれる資格が存在するが、このような名称もエキスパート種別として採用され得る。一般的に認知された資格名称といえるものがない場合、専門分野や専門業務の名称をエキスパート種別として使用することになる。
要望業務入力欄73は、テキストボックスとなっており、要望業務情報をテキストで入力する欄である。
また、紹介依頼ページには、予算入力欄74が設けられている。予算入力欄74は、上限と下限を数値(円)で入力する欄である。但し、上限のみとしたり、範囲ではなく一つの金額のみを入力する欄とされたりする場合もある。
さらに、紹介依頼ページには、ユーザー(紹介を依頼する者)を特定するためのユーザー特定情報を入力する欄(ユーザー情報入力欄)75が設けられている。ユーザー情報入力欄としては、この例では、会社名、担当者名、電話番号、電子メールアドレス等を入力するようになっている。
尚、紹介依頼ページにおいて、予算に関する情報は要望業務入力欄73において併せてテキストで入力される場合もある。従って、予算入力欄74は、必須の入力欄ではない。
図5は、紹介依頼情報登録プログラム101の概略を示したフローチャートである。図5に示すように、紹介依頼情報登録プログラム101は、起動すると、紹介依頼IDを自動生成し、送信された紹介依頼情報を紹介依頼IDとともに紹介依頼情報ファイル11に記録するようプログラミングされている。図6は、紹介依頼情報ファイル11の構造の一例を示した図である。
「依頼日時」のフィールドは、紹介依頼情報登録プログラム101の起動日時が記録される。「依頼会社名」等は、ユーザー情報入力欄75で入力された情報が記録される。この実施形態では、各エキスパート種別にはそれぞれID(以下、エキスパート種別ID)が与えられており、各エキスパート種別IDは、紹介依頼ページの種別入力欄72のプルダウンリストの各項目に対応している。「種別ID」のフィールドには、プルダウンリストで選択されたエキスパート種別に対応するエキスパート種別IDが記録される。
尚、「予算1」は、紹介依頼ページの予算入力欄74における予算の上限、「予算2」は予算の下限が記録されるフィールドである。予算が一つのみの金額で特定された場合、「予算1」に記録される。
質問情報ファイル13は、一つの紹介依頼(紹介依頼情報ファイル11の一つのレコード)に対応して一つ作成されるデータベースファイルである。図7に示すように、質問情報ファイル13のファイル名は、紹介依頼IDを利用した所定のファイル名とされる。例えば、紹介依頼IDがIR20150001というIDであれば、質問情報ファイル13のファイル名は、IR2015001Q.dbf(末尾にQを付加し、識別子を.dbfとしたファイル名)とされる。
「質問テキスト」は、質問内容を記録したテキスト形式のフィールドである。「回答型」は、質問に対する回答のデータ型を特定する情報が記録されるフィールドである。
エキスパート登録ページには、「入力内容確認」と表記されたボタンが設けられており、このボタンには、入力内容確認ページがリンクしている。入力内容確認ページには送信ボタンが設けられており、送信ボタンには、サーバに実装されているエキスパート登録プログラム102の起動コマンドが埋め込まれている。
仲介者は、前述したように、ユーザーが探しているエキスパートの種別において業務を行うのに適したエキスパートの条件に関する知識を有する者である。このサイトは、要望に応じて種々のエキスパートを紹介できるようにしたサイトであるため、仲介者も異なる種別の者が複数存在している。このため、仲介者の情報を記録したファイル(以下、仲介者情報ファイル)15が設けられている。仲介者情報ファイル15については図示は省略するが、「仲介者ID」、「仲介者氏名」、「担当種別」、「電子メールアドレス」等のフィールドから成るレコードが多数記録されたデータベースファイルである。尚、この実施形態では、仲介者は一つのエキスパート種別に対して一人と決められており、従って、仲介者情報ファイル15のレコード数は、システムが扱っているエキスパート種別の数(紹介依頼ベージやエキスパート登録ページの種別入力欄のプルダウンリストで表示されるエキスパート種別の数)に一致している。
仲介者は、サービス事業者が予め仲介者に対し仲介を依頼し、了承を得た上で情報を登録する。管理用端末5には、記憶部10内の各ファイルに対する特別のアクセス権が与えられており、サービス事業者の担当者は、管理用端末5を操作して仲介者情報ファイル15を開き、仲介者から入手した情報を仲介者情報ファイル15に記録する。
図2に示すサーバ1には、質問記録プログラム103と、回答記録プログラム104が実装されている。質問記録プログラム103は、仲介者端末2において入力された要望対応質問を質問情報ファイル13に記録するプログラムである。回答記録プログラム104は、要望対応質問に対する回答を当該要望対応質問に対応させて回答情報ファイル14に記録するプログラムである。
この実施形態では、要望対応質問として、二種類の質問が設定される。一つは、要望業務の遂行可能性を評価するための質問である(以下、可能性評価質問)。もう一つは、エキスパートの性向を評価するための質問である(以下、性向評価質問)。
可能性質問は、ユーザーから送信された要望業務情報をチェックした仲介者が、要望業務を遂行するための条件として何か必要かを検討し、その条件を満足しているかどうかを尋ねる質問である。社会保険労務士を例にして説明すると、紹介依頼をしてきたユーザーがある程度の規模の会社であり、要望業務が労働保険の加入、申告手続きであるとすると、仲介者は、電子申請及び電子納付が可能な態勢を有しているが必須条件であると判断する。この場合、仲介者は、「電子申請及び電子納付が可能な態勢ですか?」という要望対応質問を設定する。また、仲介者は、「現在、労働保険業務を受任している依頼先の会社で最も従業員数の多い会社の従業員数は何名ですか?」というような質問を必要に応じて設定する。
また、性向評価質問は、要望業務の遂行可能性には直接的には関連しないものの、ユーザーが知りたいと思われるエキスパートの性格、傾向、タイプ等を評価するための質問である。例えば、「ユーザーは素人であるのであまり詳しい情報を知らせても仕方ないと考えますか、それとも、ユーザーが全てを理解できなくても出来る限り詳しい情報を提供すべきと考えますか?」といった質問が考えられる。また、各種士業のようにユーザーと行政機関の間に立って業務を行うエキスパートの場合、行政機関との向き合い方についての質問がされることもある。例えば、「ユーザーにとって有益でも行政機関にとって迷惑がかかるようなやり方は控えるべきと考えますか、それともユーザーにとって有益であれば行政機関にとって多少迷惑がかかっても仕方がないと考えて実行しますか?」といった質問である。
また、質問入力ページには、入力内容確認ボタンが設けられており、これがクリックされると、入力内容確認ページが表示され、そこに設けられている送信ボタンがクリックされると、質問記録プログラム103が実行されるようになっている。尚、送信ボタンには、質問入力ページを開く際に渡された紹介依頼IDが組み込まれており、質問記録プログラム103に対してさらに引数として渡すようプログラミングされている。
また、サーバ1には、回答要請プログラム107が実装されている。回答要請プログラム107は、回答ページ作成プログラム106のサブルーチンとして実行されるようになっている。上記のように回答ページを作成した後、回答要請プログラム107を実行すると、回答ページ作成プログラム106は終了である。
図13は、回答情報ファイル14の構造の一例を示した概略図である。回答情報ファイル14も、紹介依頼IDを利用した所定のパターンのファイル名とされる。例えば同様に紹介依頼IDがIR20150001であれば、回答情報ファイル14は、IR2015001A.dbf(末尾にAを付加し、識別子を.dbfとしたファイル名)とされる。
図14は、回答要請メールの一例を示した概略図である。図14に示すように、回答要請メールには、回答ページへのハイパーリンク(以下、回答ページリンク)82が組み込まれている。サーバ1には、エキスパート端末4に回答ページを表示するプログラム(以下、回答ページ表示プログラム)108が実装されており、回答ページリンク82は、回答ページ表示プログラム108の起動ボタンとなっている。
回答記録プログラム104は、引数として渡された紹介依頼IDに従って対応する回答情報ファイル14(上記例では“IR2015001A.dbf”)を開く。そして、新規レコードを追加し、「エキスパートID」のフィールドに、渡されたエキスパートIDを記録し、回答ページで入力された各回答内容を、「回答1」、「回答2」、・・・の各フィールドに記録する。
図2に示すように、サーバ1には、告知プログラム109が実装されている。告知プログラム109は、エキスパート選定用の参照情報の送信準備が完了した旨をユーザーに告知するメール(以下、告知メール)を送信するプログラムである。
図15は、告知プログラム109の概略を示したフローチャートである。告知プログラム109は、例えば1日1回というように定期的に自動実行される。図15に示すように、参照情報送信準備プログラムは、紹介依頼情報ファイル11を開き、各レコードについて、「告知メール送信有無」のフィールドの値をチェックする。「告知メール送信有無」のフィールドのデフォルト値は偽値(送信無し)である。
紹介されることを欲する各エキスパートは、トップページのエキスパートページボタン76をクリックし、エキスパート登録ページをエキスパート端末4に表示し、各情報を入力してサーバ1に送信する。サーバ1は、送信された各情報をエキスパート定型情報ファイル12に記録する。
サービス事業者の担当者は、このサイトで紹介するとしている各エキスパート種別について、仲介者を決め、予め仲介者に業務を依頼しておく。この実施形態では、仲介者は、担当するエキスパート種別と同種のエキスパートであり、平均以上の知識と経験を有する者である。担当者は、各仲介者の情報を管理用端末5を使用して仲介者情報ファイル15に記録しておく。
その後、紹介依頼情報登録プログラム101は、質問情報ファイル13を新たに作成するとともに、サブルーチンとして質問入力要請プログラム105を実行する。この結果、当該エキスパート種別を担当する仲介者の仲介者端末2に質問入力要請メールが送信される。仲介者は、質問入力要請メールを仲介者端末2上で表示し、メールに含まれる質問入力ページリンク77をクリックする。この結果、仲介者端末2上に質問入力ページが表示される。
回答ページ作成プログラム106は、質問情報ファイル13に記録された各要望対応質問を組み込んだ状態で回答ページを作成する。そして、そのサブルーチンとして回答要請プログラム107を実行する。回答要請プログラム107は、紹介依頼されたエキスパート種別のエキスパートが操作する各エキスパート端末4に回答要請メールを送信する。
各エキスパートは、回答ページを見ながら各要望対応質問に対して回答を入力する。そして、入力内容確認ページで送信ボタンをクリックし、各回答をサーバ1に送信する。サーバ1上では、回答記録プログラム104が動作し、回答を回答情報ファイル14に記録する。
告知メールが送信されたユーザーは、告知メールに含まれる参照ページリンクをクリックし、参照ページをユーザー端末3上に表示する。そして、各エキスパートの定型情報や、要望対応質問に対する回答を参照し、自らの判断にてエキスパートを決定する。その後、ユーザーは、エキスパート定型情報に含まれる連絡先に従ってエキスパートと連絡を取り、より詳細な要望業務の伝達、見積書の作成依頼、作成された見積書における見積金額の確認等を経て、正式にエキスパートに業務を依頼する。
この際、要望対応質問には、同じ専門家の立場で設定された可能性評価質問が含まれるので、ユーザーは可能性評価質問への回答状況を見ながら各エキスパートの業務遂行可能性を自ら評価し、それを踏まえて最適なエキスパートを選定することができる。ユーザーが自ら可能性評価質問を設定することも不可能ではないが、要望業務の遂行可能性に関してどのような点がポイントになるか不明なため、何をどのように質問して良いかわからない場合が多い。このため、適切な可能性評価質問の設定ができないことが多い。実施形態のシステムではこのような問題はなく、同様の専門家の立場から適切に設定された質問への回答を見ながら最適なエキスパートを選定できる。
また、実施形態のシステムでは、要望対応質問に性向評価質問が含まれるので、ユーザーは、自分又は自社に合うタイプのエキスパートであるかを評価することができ、その評価結果を踏まえてエキスパートを選定することができる。このため、さらに適切なエキスパートの選定が行える。尚、性向評価質問は、性格テストや心理テストのような質問とされる場合もあり得る。
但し、上記実施形態において、一人のみのエキスパートから要望対応質問に対する回答が生じされた場合であっても、告知プログラム109がユーザー端末3に告知メールを送信するよう構成されることがあり得る。この場合、要望対応質問についての回答は一人のエキスパートのみとし、他のエキスパートについては定型情報のみがユーザーに提供される形とされる。
この点は、性向評価質問についても同様の面がある。ある性向評価質問についてある程度長い回答時間が与えられていると、意図的に自分の性向とは異なる回答もできることになり、エキスパートの性向を反映しない回答が送信されることになり易い。このため、回答時間を短く制限することが望ましい。上記回答ページ表示プログラム106の構成は、このような要請を満足する意義がある。
このように仲介者による各エキスパートのランキング情報や評価情報が併せて参照情報ページに表示されると、ユーザーにとってはさらに適切にエキスパートの選定が行えることになるので、好適である。
上記構成の場合、ユーザーが任意の性向評価質問を設定できるので、自分又は自社に合うタイプのエキスパートか否かをよりキメ細かく評価することができ、この点でさらに適切にエキスパートの選定が行えるシステムとなる。尚、性向評価質問としてどのような質問をして良いかをユーザーにおいて判然としない場合もあるので、幾つかの典型的又は代表的な質問をひな形としてリストアップしておき、プルダウンリスト等で選んで入力するようにしても良い。
尚、複数のエキスパート種別を扱うシステムとする場合、上記のようにエキスパート定型情報ファイル12において種別を識別するフィールドを設けて複数の種別のエキスパートを一括して登録する場合の他、エキスパート種別毎にエキスパート定型情報ファイルを設ける場合もあり得る。
また、サーバ1はメールサーバに兼用される場合もあり、この場合には、前述した質問入力要請メール等のメールはサーバ1から受信側のメールサーバ経由で各端末2,3,4に送信される。サーバ1がメールサーバに兼用されない場合、システムは、別のメールサーバに対してアカウントを保有し、このメールサーバを介して受信側のメールサーバ経由で送信される。
100 イントラネット
101 紹介依頼情報登録プログラム
102 エキスパート登録プログラム
103 質問記録プログラム
104 回答記録プログラム
11 紹介依頼情報ファイル
12 エキスパート定型情報ファイル
13 質問情報ファイル
14 回答情報ファイル
2 仲介者端末
3 ユーザー端末
4 エキスパート端末
5 管理用端末
6 インターネット
ユーザーによって操作されるユーザー端末と、各エキスパートによって操作されるエキスパート端末とに対してネットワークを介して接続されているサーバと、
サーバによって情報が記憶され、情報が読み出される記憶部と、
ユーザーが探しているエキスパートの種別において業務を行うのに適したエキスパートの条件に関する知識を有する仲介者によって操作され、記憶部に記憶された各ファイルについて読み出し及び記録が可能な仲介者端末と
を備えており、
記憶部には、
各エキスパートの氏名、業務場所を含む定型情報を記録したエキスパート定型情報ファイルと、
ユーザーによる紹介依頼の情報を記録した紹介依頼情報ファイルと、
質問情報ファイルと、
回答情報ファイルと
が記憶されており、
サーバは、紹介依頼ページをユーザー端末に表示させることが可能であって、紹介依頼ページは、依頼したい業務の内容である要望業務情報を入力させてユーザー特定情報とともに紹介依頼情報としてサーバに送信させることが可能な画面であり、
サーバには、紹介依頼情報登録プログラムと、質問入力要請プログラムと、質問記録プログラムと、回答記録プログラムと、参照ページ送信プログラムとが実装されており、
紹介依頼情報登録プログラムは、紹介依頼情報がユーザー端末から送信された際、当該紹介依頼情報を紹介依頼情報ファイルに記録するプログラムであり、
質問記録プログラムは、紹介依頼情報がユーザー端末から送信された後、当該紹介依頼情報に含まれる要望業務情報に応じて設定される質問である要望対応質問が仲介者端末で入力されて仲介者端末から送信された際、当該要望対応質問を質問情報ファイルに記録するプログラムであり、
要望対応質問は、当該要望業務の遂行可能性を評価するための質問である可能性評価質問を含んでおり、
回答記録プログラムは、要望対応質問に対する回答がエキスパート端末において入力されてエキスパート端末から送信された際、当該回答を回答情報ファイルに記録するプログラムであり、
参照ページ送信プログラムは、紹介依頼情報に含まれる要望業務情報に対応して設定された要望対応質問を質問情報ファイルから読み出すとともに当該要望対応質問に対する回答を回答情報ファイルから読み出し、要望対応質問に回答を対応させた状態で参照ページに組み込み、当該紹介依頼情報を送信したユーザーのユーザー端末に送信して表示させるプログラムであり、
要望対応質問をエキスパート端末に表示させるとともに要望対応質問に対する回答をエキスパート端末において入力させてサーバに送信させる回答ページをエキスパート端末に送信する回答ページ送信プログラムがサーバに実装されており、
回答記録プログラムは、要望対応質問を含む回答ページがエキスパート端末に表示された際にタイマーをスタートさせ、タイマーのカウントが設定された制限時間内である時に回答がサーバに送信された場合に限り回答を回答情報ファイルに記録するプログラムであり、
制限時間は、エキスパートの知識及び能力を客観的に評価すべく設定された時間であるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記要望対応質問は、前記要望業務を行うエキスパート種別におけるエキスパートの性向を評価するための質問として仲介者が設定した性向評価質問を含んでいるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項2の構成において、
前記質問記録プログラムは、前記性向評価質問が前記ユーザー端末において入力されて前記ユーザー端末から送信された際、当該性向評価質問を前記質問情報ファイルに記録するプログラムであり、
前記参照ページ送信プログラムにより参照ページに組み込まれる回答には、前記ユーザー端末から送信された性向評価質問とそれに対するエキスパートの回答が含まれるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項3の構成において、前記サーバには、前記性向評価質問を入力するページを前記ユーザー端末に送信して表示させるプログラムが実装されており、このページは、複数のひな形の性向評価質問を含んでおり、前記性向評価質問はひな形から選択されて前記サーバに送信されることが可能となっているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記参照ページ送信プログラムは、一つの紹介依頼について入力されて要望対応情報ファイルに記録された要望対応質問について二人以上のエキスパートから回答があって回答情報ファイルに記録されている場合に限り、前記参照ページを送信するプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明は、前記請求項1乃至5いずれかの構成において、前記エキスパート定型情報ファイルは、異なる複数のエキスパート種別のエキスパートの定型情報を記録したファイルであるか又はエキスパート種別毎に設けられたファイルであり、
前記紹介依頼ページは、エキスパート種別を入力する種別入力欄を含んでおり、
前記依頼情報登録プログラムは、紹介依頼ページで入力されたエキスパート種別を紹介依頼情報ファイルに記録するプログラムであり、
サーバには、紹介依頼情報に対応して前記要望対応質問にファイルに記録された要望対応質問を、当該紹介依頼を行った際に入力されたエキスパート種別のエキスパートが操作するエキスパート端末に送信して回答を要請する回答要請プログラムが実装されているという構成を有する。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、要望対応質問に性向評価質問が含まれるので、これに対する回答を参照することでユーザーにおいて各エキスパートの性向を判断することができる。これらにより、さらに適切にエキスパートの選定が行える。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、ユーザーが性向評価質問を設定して各エキスパートに回答させることができるので、その回答を参照しながらエキスパートの選定が行える。このため、性格や傾向の点で自らにより適したエキスパートを選定することができるようになる。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、ユーザーが性向評価質問を設定する際にひな形から選ぶことができるので、性向評価質問の設定が容易で、この点で使い易いシステムとなる。
また、請求項5記載の発明によれば、要望対応質問に対して二人以上のエキスパートから回答がされている場合に限りユーザー端末において参照情報が表示されるので、最終的に選定されたエキスパートに対して課金がされる場合にも、ユーザーにおいて特に不公平な印象が生じることはない。
また、請求項6記載の発明によれば、上記効果に加え、異なる複数の種別のエキスパートの紹介が可能なシステムであり、ユーザーの要望する種別のエキスパートの参照情報が提供されるので、より汎用性の高いシステムとなる。
Claims (6)
- 業務を依頼すべくエキスパートを探しているユーザーに対してエキスパートの情報を提供してエキスパートを紹介するエキスパート紹介システムであって、
ユーザーによって操作されるユーザー端末と、各エキスパートによって操作されるエキスパート端末とに対してネットワークを介して接続されているサーバと、
サーバによって情報が記憶され、情報が読み出される記憶部と、
ユーザーが探しているエキスパートの種別において業務を行うのに適したエキスパートの条件に関する知識を有する仲介者によって操作され、記憶部に記憶された各ファイルについて読み出し及び記録が可能な仲介者端末と
を備えており、
記憶部には、
各エキスパートの氏名、業務場所を含む定型情報を記録したエキスパート定型情報ファイルと、
ユーザーによる紹介依頼の情報を記録した紹介依頼情報ファイルと、
質問情報ファイルと、
回答情報ファイルと
が記憶されており、
サーバは、紹介依頼ページをユーザー端末に表示させることが可能であって、紹介依頼ページは、依頼したい業務の内容である要望業務情報を入力させてユーザー特定情報とともに紹介依頼情報としてサーバに送信させることが可能な画面であり、
サーバには、紹介依頼情報登録プログラムと、質問入力要請プログラムと、質問記録プログラムと、回答記録プログラムと、参照ページ送信プログラムとが実装されており、
紹介依頼情報登録プログラムは、紹介依頼情報がユーザー端末から送信された際、当該紹介依頼情報を紹介依頼情報ファイルに記録するプログラムであり、
質問記録プログラムは、紹介依頼情報がユーザー端末から送信された後、当該紹介依頼情報に含まれる要望業務情報に応じて設定される質問である要望対応質問が仲介者端末で入力されて仲介者端末から送信された際、当該要望対応質問を質問情報ファイルに記録するプログラムであり、
要望対応質問は、当該要望業務の遂行可能性を評価するための質問である可能性評価質問及び又は当該要望業務を行うエキスパート種別におけるエキスパートの性向を評価するための質問である性向評価質問を含んでおり、
回答記録プログラムは、要望対応質問に対する回答がエキスパート端末において入力されてエキスパート端末から送信された際、当該回答を回答情報ファイルに記録するプログラムであり、
参照ページ送信プログラムは、紹介依頼情報に含まれる要望業務情報に対応して設定された要望対応質問を質問情報ファイルから読み出すとともに当該要望対応質問に対する回答を回答情報ファイルから読み出し、要望対応質問に回答を対応させた状態で参照ページに組み込み、当該紹介依頼情報を送信したユーザーのユーザー端末に送信して表示させるプログラムであることを特徴とするエキスパート紹介システム。 - 前記要望対応質問は、当該要望業務を行うエキスパート種別におけるエキスパートの性向を評価するための質問である性向評価質問を含んでおり、
前記質問記録プログラムは、性向評価質問が前記ユーザー端末において入力されて前記ユーザー端末から送信された際、当該性向評価質問を前記質問情報ファイルに記録するプログラムであり、
前記参照ページ送信プログラムにより参照ページに組み込まれる回答には、前記ユーザー端末から送信された性向評価質問とそれに対するエキスパートの回答が含まれることを特徴とする請求項1記載のエキスパート紹介システム。 - 前記サーバには、前記性向評価質問を入力するページを前記ユーザー端末に送信して表示させるプログラムが実装されており、このページは、複数のひな形の性向評価質問を含んでおり、前記性向評価質問はひな形から選択されて前記サーバに送信されることが可能となっていることを特徴とする請求項2記載のエキスパート紹介システム。
- 前記参照ページ送信プログラムは、一つの紹介依頼について入力されて要望対応情報ファイルに記録された要望対応質問について二人以上のエキスパートから回答があって回答情報ファイルに記録されている場合に限り、前記参照ページを送信するプログラムであることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のエキスパート紹介システム。
- 前記エキスパート定型情報ファイルは、異なる複数のエキスパート種別のエキスパートの定型情報を記録したファイルであるか又はエキスパート種別毎に設けられたファイルであり、
前記紹介依頼ページは、エキスパート種別を入力する種別入力欄を含んでおり、
前記依頼情報登録プログラムは、紹介依頼ページで入力されたエキスパート種別を紹介依頼情報ファイルに記録するプログラムであり、
サーバには、紹介依頼情報に対応して前記要望対応質問にファイルに記録された要望対応質問を、当該紹介依頼を行った際に入力されたエキスパート種別のエキスパートが操作するエキスパート端末に送信して回答を要請する回答要請プログラムが実装されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のエキスパート紹介システム。 - 前記要望対応質問に対する回答を入力してサーバに送信させる回答ページを前記エキスパート端末に送信する回答ページ送信プログラムが前記サーバに実装されており、
前記回答記録プログラムは、回答ページがエキスパート端末に表示されてから制限時間内に回答がサーバに送信された場合に限り回答を前記回答情報ファイルに記録するプログラムであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のエキスパート紹介システム。
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