JP2017035852A - 発泡成形方法 - Google Patents

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【課題】補強用不織布を効率良く金型にセットする方法を提供することを課題とする。【解決手段】不織布層と樹脂の軟化点Aが30℃以上80℃以下の樹脂層を積層させてなる発泡成形品補強用不織布を金型にセットする前に軟化点A以上の温度で1秒以上予熱し、金型にセットし、発泡成形する発泡成形方法。【選択図】なし

Description

本発明は、発泡成形方法に関する。より詳しくは、発泡時の金型セット性に優れた発泡成形品補強用不織布を用いた加工効率を大幅に向上させる発泡成形方法に関する。
近年、座席等のクッション材として、発泡ウレタン成形体が広く用いられている。一般的に、発泡ウレタン成形体としては成形時に補強用不織布が一体化されたものが用いられている。かかる補強用不織布は、発泡ウレタン成形体と自動車シートの金属スプリングの間に位置して、金属スプリングのクッション作用を均等に分散すると共に、金属スプリングから受ける摩擦から発泡ウレタン成形体を保護するという役割を担うものである。この補強用不織布を使用し、クッション材を生産するには、まず生産するクッション形状に合わせ補強用不織布を打ち抜きまたはカットし、縫製する。さらには金型にセットするための穴を開ける。その後、金型に取り付けた突起やピン等のセット治具に前記穴を突き刺して補強用不織布を金型にセットした後、ウレタンを発泡させ、発泡ウレタン成形体を生産する。
近年、自動車シートにはいろいろなセンサーや機能を付与するため、形状が複雑となり、補強用不織布の縫製等の負担が大きくなり、工数やコストアップとなっている。上記の通り、金型への補強用不織布のセットも負荷となっており、さまざまな工夫がなされている。例えば、補強用不織布にホッチキスやメタル等を取り付け、金型に取り付けた磁石等の磁力を活用する方法や、補強用不織布または金型に接着剤などを塗布する方法である。
ホッチキスやメタル等を取り付ける方法では、あらかじめ金型に磁石等の磁力を取り付ける必要があり、設計が変わるたびに、磁石等の取り付け場所を変更するなど手間とコストが高くなる問題がある。接着剤を活用する方法は金型を汚す問題がある。
特許文献1には、発泡金型内部に装着ピンをあらかじめ備えることで補強用不織布をセットする方法が提案されている。しかし、この方法では、発泡形状が変わる都度製作する金型に装着ピンを設置する必要があるだけでなく、発泡後の取り外し時に補強用不織布へダメージを与える可能性がある。
特許文献2には、あらかじめ補強用不織布に使用するバインダー中に鉄粉または砂鉄を混入して補強用不織布に磁性を付与する方法が提案されている。しかし、この方法では金属スプリングとの接触による鉄粉または砂鉄の脱落で車内を汚す恐れや異音の可能性がある。さらに、補強用不織布への金属混入、例えば補強用不織布製造工程で使用するニードルパンチの針混入などの検知がし難い問題がある。
特許文献3には、補強用不織布に金属製のワイヤを取り付け、発泡成形型に設けられた永久磁石に吸着させることで、型内に装着する方法が提案されている。しかし、この方法も補強用不織布へのワイヤ取り付けの工程が増えるだけでなく、発泡成形型に永久磁石を設ける必要がある。
特開2004−358916号公報 特開2001−252930号公報 特開2008−194957号公報
従来は、金型に改良を加えず、従来の金型を使用し、汚すこともなく簡単に補強用不織布をセットし、効率良く発泡する方法は提案はなされていなかった。本発明は従来技術を背景になされたもので、補強用不織布の金型セット性を向上させて、効率良くクッション材を発泡成形させることが可能な発泡方法を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意研究した結果、ウレタンを発泡させウレタン発泡成形体を生産するため、金型は通常60℃以上の温度に昇温されており、この温度で補強用不織布と金型が接着する樹脂を補強用不織布にあらかじめ塗布し、さらに、補強用不織布を金型にセットする前に予め熱を与えておくことにより、効率良くクッション材を発泡成形できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
(1)不織布層と樹脂の軟化点Aが30℃以上80℃以下の樹脂層を積層させてなる発泡成形品補強用不織布を金型にセットする前に軟化点A以上の温度で1秒以上予熱し、金型にセットし、発泡成形する発泡成形方法。
本発明の発泡成形方法は、補強用不織布層と樹脂層を積層し、樹脂層に発泡時の金型の温度で軟化する樹脂を選定し、さらに補強用不織布を金型にセットする前に予熱し、効率良くクッション材を発泡成形することができる。
その結果、従来の金型を使用し、縫製のみ施された発泡成形品補強用不織布を用い、作業性を向上できる。
この発泡成形方法では、発泡成形後の金型への汚れもなく、発泡成形品補強用不織布の成形性にも影響を与えないため、従来と全く同じ設備を使用することができるという利点がある。
樹脂の軟化点Aの測定結果を例示した図である。 樹脂の溶解エネルギーの測定結果を例示した図である。
まず、本発明に使用する発泡成形品補強用不織布について説明する。発泡成形品補強用不織布の補強用不織布層には、従来知られている不織布全てを適用することができるが、不織布の引き裂き強力が20N以上、発泡後の強力(発泡後の不織布層を切り出し、JIS L 1913(2010)に準拠して強力を測定する)が10N/cm以上、ウレタンの染み出しを少なくさせる密度が高い部位を持つ不織布が好ましい。
補強用不織布層に使用する不織布を構成する樹脂としては、ポリエステル、ポリオレフィンやポリアミドが好ましく、汎用熱可塑性樹脂で安価なポリエステルやポリオレフィンが特に好ましい。ポリエステルとしては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンナフタレート(PBN)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリシクロヘキサンジメチルテレフタレート(PCHT)、ポリトリメチオレンテレフタレート(PTT)などのホモポリエステルおよびそれらの共重合ポリエステルなどが例示できる。また、ポリオレフィンではポリエチレンやポリプロピレンなどが例示できる。
補強用不織布層に使用する不織布の製造方法は、長繊維不織布としてはスパンボンド法、メルトブロー法など、短繊維不織布としてはニードルパンチ法、スパンレース法などによる機械交絡によるものや、ケミカルボンド法、サーマルボンド法などが例示できる。さらにこれらを複合したものも使用することができる。
スパンボンド法により得られる不織布を使用する補強用不織布層としては、目付が30〜200g/mで、空隙率が90〜94%のかさ高な不織布と目付が20〜100g/mで、空隙率87〜91%の緻密な不織布を積層し、ニードルパンチ法で積層一体化させたものや、一層であるが厚み方向に密度差を付け、ウレタン補強層とウレタン発泡時の染み出し防止層を兼ね備えたニードルパンチスパンボンド不織布を使用したもの、さらには捲縮数が2〜40個/25mm、繊維径が1〜30μmである捲縮長繊維不織布で構成され、目付が50〜200g/m、厚さが0.5〜2.0mmのスパンボンド不織布を使用したものが好ましい。
また、短繊維不織布とスパンボンド不織布との複合不織布層であれば、繊維径が1〜23デシテックスの繊維で形成され、目付が20〜100g/mであるスパンボンド不織布に短繊維のカードウェッブを片面または両面に積層し、ニードルパンチ法で一体化させた複合不織布層が好ましい。
樹脂層には、軟化点Aが30℃以上80℃以下、好ましくは30℃以上60℃未満、より好ましくは35℃以上55℃未満の樹脂を用いることで金型セット性が良好となる。軟化点Aが30℃未満であると通常保管状態で粘着性が上がり、重ねて保管した場合、取り扱い性が悪くなり、場合によっては完全に接着してしまう場合がある。軟化点Aが80℃より高くなると、金型温度での接着性が不十分となるため、予熱温度を上げるかまたは予熱時間を長くする必要がある。また、作業中に剥がれるなどの問題が発生する。上記範囲の軟化点Aを得るためには、ビカット軟化温度が30℃以上80℃以下である樹脂を使用することで得ることができる。
さらに、樹脂層に使用する樹脂は、示差走査熱量測定による溶解エネルギーが好ましくは40J/g以上100J/g以下、より好ましくは45J/g以上80J/g以下、さらに好ましくは50J/g以上80J/g以下の樹脂を用いることで金型セット性が良好となる。溶解エネルギーが40J/g未満となると軟化点が30℃未満である樹脂と同様に、通常保管状態での環境変化により粘着性が上がり、重ねて保管した場合、取り扱い性が悪くなり、場合によっては完全に接着してしまう場合がある。溶解エネルギーが100J/gより高くなると、金型への接着に時間がかかり、予熱時間を長くする必要がある。
軟化点Aおよび/または溶解エネルギーが上記の範囲であれば、樹脂の種類は特に限定されないが、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−エチルアクリレートコポリマー、アイオノマー樹脂、ウレタン樹脂、またはこれらの誘導体が好適に使用できる。
補強用不織布と樹脂層を積層した発泡成形品補強用不織布の通気度は、好ましくは30cc/cm/秒以上、より好ましくは40cc/cm/秒以上300cc/cm/秒以下、さらに好ましくは50cc/cm/秒以上250cc/cm/秒以下である。通気度が30cc/cm/秒未満となるとウレタン発泡時に発生するガスが抜け難くなり、発泡ウレタン成形体に欠点が発生することがある。また、300cc/cm/秒を超えると発泡成形品補強用不織布からウレタンが染み出し、金属スプリングとの接触による異音の問題が発生することがある。
樹脂層を積層し、最適な通気度を得るための樹脂の積層方法としては、樹脂押し出しラミネート法、タンデム押し出しラミネート法、ドライラミネート法、カーテンスプレー法などの公知の方法を用いることができる。さらに、プリント法等によるドット加工などを用いることができる。これらの方法を用い、積層する樹脂層の面積率は、補強用不織布の面積に対し好ましくは10%以上90%以下、より好ましくは20%以上80%以下、さらに好ましくは30%以上70%以下である。積層する樹脂層面積率が10%未満となると、金型へのセット性が不十分となり、90%を越えると通気度の確保が難しくなる。
金型セット性の付与と通気度をより最適にするための樹脂層としては、樹脂を線状に間隔を開けて積層する方法またはドット状に積層することが好ましい。線状に積層する場合、樹脂の幅は好ましくは0.3〜10mmであり、樹脂間の間隔は好ましくは1〜10mmである。ドット状に積層する場合は、ドット形状に特に指定はなく、丸型や菱型等を用いることができる。サイズも特に指定はないが、円換算での直径で好ましくは1mm以上10mm以下である。配置については格子状や千鳥配列等を用いることができる。
次に補強用不織布の予熱の方法について説明する。補強用不織布の予熱はその樹脂層に使用する樹脂の特性と発泡時の金型の温度に依存するため適宜設定する必要がある。予熱温度は軟化点A以上、好ましくは軟化点A+10℃以上軟化点A+50℃以下、より好ましくは軟化点A+20℃以上軟化点A+40℃以下であり、予熱時間は1秒以上、好ましくは10秒以上1分未満である。
予熱温度が軟化点A未満または時間が1秒未満であれば、補強用不織布の樹脂層に使用する樹脂の軟化が不十分となり、補強用不織布を金型へセットする時に、加温された金型による加熱で樹脂層に使用する樹脂を十分に軟化させることが必要となり、補強用不織布の金型へのセットするための時間が長くなり、効率が悪くなる。また、予熱温度が軟化点A+50℃より高くなると補強用不織布の樹脂層に使用する樹脂の軟化が進みすぎ、粘着性が高くなりすぎ、補強用不織布自身が接着し、広げにくくなるなど、金型へのセットに時間を要することになり、かえって効率が悪くなる。予熱の方法は特に限定はなく、熱風や赤外線等による昇温あるいは高温物に接触させることによる昇温などが可能である。
本発明の発泡成形方法は、クッション用途に限定されるものではなく、金型を用い、補強用不織布を使用して成形する発泡成形品である車両用の各種内装材や、建築資材、電化製品の表面発泡成形品などの用途での成形方法にも有用である。
以下、実施例および比較例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
なお、本発明の実施例および比較例で用いた評価方法は下記の方法でおこなった。
(1)ビカット軟化温度(℃)
JIS K 7206(1999)「プラスチック−熱可塑性プラスチック−ビカット軟化温度(VST)試験方法」に準拠して測定した。
(2)軟化点A(℃)
補強用不織布から樹脂層をサンプリングし、TA instruments社製「Q400」を用い、TMA(熱機械分析)により求めた。プローブは針入プローブ、荷重0.1N、温度条件−30℃→100℃、昇温速度5℃/min、雰囲気N下で行った。図1に例示した通り、2つの接線の交点を軟化点Aとした。
(3)樹脂の溶解エネルギー(J/g)
発泡成形品補強用不織布から樹脂部のみを4〜5mg採取した。この際、不織布が一緒に採取された場合、そのまま測定した。装置はTA instruments社製Q100を用い、−70℃から120℃まで20℃/minの速度で昇温させた。測定は窒素雰囲気下で行った。チャートより、溶解エネルギーを求めた。図2の場合、58.78J/gとなる。
(4)通気度(cc/cm/秒)
JIS L 1096(2010)「織物及び編物の生地試験方法」8.26.1 A法(フラジール形法)」に準拠して測定した。
(5)樹脂層の面積率(%)
SEMにて樹脂層側から撮影し、単位当りの樹脂層の面積を求め、百分率で示した。
(6)室温30℃での補強用不織布の取り扱い性
20cm×20cmにカットした試験片を10枚重ね、10kg/400cmとなるよう荷重を掛け、室温30℃の部屋で24時間放置する。その後、重りを除き、1枚1枚取り出すときの状況を以下の通り評価した。
○:各層で接着がなく取り出すことができた。
×:各層で接着が起こり、取り出すことが難しかった。
(7)発泡成形加工性
○:発泡ウレタン成形体の表面にガスの後がなく、きれいに発泡されていた。
×:発泡ウレタン成形体の表面にガスの後があり、痘痕状などの欠点があった。
(8)金型セット時間
補強用不織布を幅25mm、長さ100mmにカットし、70℃に予熱した金属板(SS400フラットバー幅30mm、長さ100mm)に押し付け、除重後も接着できる状態になるまでの時間を測定した。なお1秒未満は1秒とし、接着できなかったものは×とする。
<実施例1>
東洋紡株式会社製不織布ボランス「CRE3080」の白色面側に幅1mmのヤスハラケミカル株式会社製ヒロダイン7529(エチレン酢酸ビニルコポリマー、ビカット軟化温度40℃、樹脂の溶解エネルギー58.78J/g)をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向と平行に2mmの間隔で線状に積層した。樹脂は20g/cmであった。この補強布を用い、70℃に昇温した乾燥機に20秒放置し、金型セット時間を測定すると1秒であった。
<実施例2>
三井化学株式会社製不織布タフネル「ESE444」の片面に幅1mmのヤスハラケミカル株式会社製ヒロダイン7529(エチレン酢酸ビニルコポリマー、ビカット軟化温度40℃、樹脂の溶解エネルギー58.78J/g)をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向と平行に2mmの間隔で線状に積層した。樹脂は30g/cmであった。この補強布を用い、50℃に昇温した乾燥機に10秒放置し、金型セット時間を測定すると3秒であった。
<実施例3>
実施例1の補強布を用い、100℃に昇温した乾燥機に20秒放置し、金型セット時間を測定すると1秒であった。ただし、乾燥機から取り出し時、補強布が折れ曲がるとそこで接着するなど取扱いが難しい。
<実施例4>
実施例1の補強布を用い、70℃に昇温した乾燥機に120秒放置し、金型セット時間を測定すると1秒であった。ただし、乾燥機から取り出し時、補強布が折れ曲がるとそこで接着するなど取扱いが難しい。
<比較例1>
東洋紡株式会社製不織布ボランス「CRE3080」白色面側に幅1mmのヤスハラケミカル株式会社製ヒロダイン7536(エチレン酢酸ビニルコポリマー、ビカット軟化温度83℃)をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向と平行に2mmの間隔で線状に積層した。樹脂は20g/cmであった。この補強布を用い、70℃に昇温した乾燥機に20秒放置し、金型セット時間の測定を試みたが接着させることができなかった。
<比較例2>
東洋紡株式会社製不織布ボランス「CRE3080」白色面側に幅1mmのサイデン化学株式会社製アクリル系樹脂 ATR−1を上記不織布に20g/mとなるよう塗布した。上記アクリル系樹脂は常温(20℃)でも粘性が高く、樹脂層のサンプルを取ることができず、軟化点Aは測定できなかった。この補強布を用い、30℃に昇温した乾燥機に10秒放置し、金型セット時間を測定すると1秒であった。ただし、乾燥機から取り出し時、補強布が折れ曲がるとそこで接着するなど取扱いが難しい。
<比較例3>
実施例1の補強布を用い、25℃に昇温した乾燥機に20秒放置し、金型セット時間を測定すると6秒であった。
実施例1〜4および比較例1〜3で得られた補強用不織布の測定した各物性を表1にまとめた。
本発明の発泡成形品方法は、金型に改良を加えず、従来の金型を使用し、金型を汚すこともなく簡単に補強用不織布を効率良く金型にセットできるため、生産性を大幅に改善することができ産業界への寄与大である。

Claims (1)

  1. 不織布層と樹脂の軟化点Aが30℃以上80℃以下の樹脂層を積層させてなる発泡成形品補強用不織布を金型にセットする前に軟化点A以上の温度で1秒以上予熱し、金型にセットし、発泡成形する発泡成形方法。
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