JP2017035653A - 静電塗装装置及びその導電性検査方法 - Google Patents

静電塗装装置及びその導電性検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の静電塗装装置では、被塗物の導電性検査の精度が十分ではないという問題があった。
【解決手段】本発明の静電塗装装置は、複数の被塗物に対して少なくとも1つ設けられ、被塗物に向けて塗料を噴射する塗装ガン20aと、塗装ガン20aから複数の被塗物10a、10bに流れるベル側電流i1a、i1bの合計値であるベル側総電流を算出するベル側電流算出部と、複数の被塗物からアースに流れるアース側電流の合計値であるアース側総電流i2を測定するアース側電流測定部と、静電塗装時に測定したベル側総電流及びアース側総電流i2と、アースが正しく接続されている状態のベル側総電流及びアース側総電流i2と、の大小関係に応じて複数の被塗物10a、10bのアース状態の異常状態を検出するアース検査部23と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電塗装装置及びその導電性検査方法に関し、例えば、被塗物の導電性を確認可能な静電塗装装置及びその導電性検査方法に関する。
被塗物に塗装を行う方法の一つに静電塗装がある。この静電塗装では、塗装ガン等に高電圧を印加して、塗装ガンと被塗物との間に電界を発生させる。そして、静電塗装では、高電圧で帯電させた塗料を塗装ガンから被塗物に噴射させることで、被塗物の塗装を行う。このとき、被塗物が樹脂製部品等の導電性が低い部品である場合、被塗物に導電プライマーを塗装面に塗布して、導電性を確保した上で静電塗装を行う。このように、導電プライマーを事前に被塗物に塗布する場合、導電プライマーを塗布した後に導電性が確保されていることを確認する必要がある。この導電性の確認は、被塗物がアースされているか否かを確認することで行う。そこで、被塗物のアース状態を確認する技術の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の静電塗装装置は、被塗物に塗料を噴霧する塗装ガンと、該塗装ガンを変位可能に支持するロボットアームと、塗装ガンに印加する高電圧を発生させるとともに、塗装ガンと被塗物との間で生じる放電電流を検出することにより、発生させる高電圧を調整する高電圧発生装置と、を備える。そして、特許文献1の静電塗装装置では、塗装ガンにより、被塗物に向けて塗料を噴霧していない状態において、塗装ガンから被塗物に向けて電界を形成して、該被塗物に電荷を帯電させるとともに、該高電圧発生装置により塗装ガンに高電圧を印加していない状態において、被塗物に帯電した電荷により、塗装ガンと被塗物との間で生じる放電電流を検出する。
特開2012−071224号公報
しかしながら、導電性を有する被塗物が近接配置された場合、静電塗装装置から導電性検査の対象となる第1の被塗物に流れる電流が、第1の被塗物に近接配置された第2の被塗物側に漏れることがある。この電流の漏れ現象を図9を参照して説明する。
図9は、課題を説明するための静電塗装装置の概略図である。図9に示す概略図では、第1の被塗物110aと第2の被塗物110bとが、別の経路でアースに接地される。そして、導電性検査を行うために、静電塗装装置(例えば、塗装ガン120a)が第1の被塗物110aに対して噴霧塗料121aを噴射する。このとき、図9に示す例では、第2の被塗物110bにベル側漏れ電流i1Lが流れる。
このようなベル側漏れ電流が発生した場合、アース側電流i2aとして測定される電流が減少して測定精度が低下する問題が発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、塗装工程における導電性検査の精度を向上することを目的とするものである。
本発明にかかる静電塗装装置の一態様は、複数の被塗物に対して少なくとも1つ設けられ、前記被塗物に向けて塗料を噴射する塗装ガンと、前記塗装ガンから前記複数の被塗物に流れるベル側電流の合計値であるベル側総電流を算出するベル側電流算出部と、前記複数の被塗物からアースに流れるアース側電流の合計値であるアース側総電流を測定するアース側電流測定部と、静電塗装時に測定した前記ベル側総電流及び前記アース側総電流と、アースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流及び前記アース側総電流と、の大小関係に応じて前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出するアース検査部と、を有する。
本発明にかかる静電塗装装置では、複数の被塗物を共通のアースに接続し、共通に接続されたアースに流れるアース側総電流と、複数の被塗物に流れるベル側総電流と、を計測し、当該計測した計測値に基づき導電性検査を行うことでベル側漏れ電流の影響を低減して、導電性検査の精度を高めることができる。
本発明にかかるアース検査部は、静電塗装時に測定した前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比と、アースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比と、に基づき設定される基準値と、の差に基づき前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出する。
本発明にかかるアース検査部は、ベル総電流とアース側総電流との比に基づきアース状態を検査することで、アースの有無を判断する基準値の数を削減すると共に、測定系の変動の影響を軽減して検査精度を高めることができる。
本発明にかかる静電塗装装置は、前記複数の被塗物を支持し、前記複数の被塗物をアースに接続する複数のアース電極を有し、かつ、前記複数の被塗物を支持する被塗物固定治具を更に有し、前記複数のアース電極が電気的に接続されている。
本発明にかかる静電塗装装置は、複数のアース電極を電気的に接続することで1つのアース側電流測定部により、複数の被塗物からアース側に流れるアース側総電流を計測することができる。
本発明にかかる導電性検査方法の一態様は、複数の被塗物に対して少なくとも1つ設けられ、前記被塗物に向けて塗料を噴射する塗装ガンと、前記塗装ガンから前記複数の被塗物に流れるベル側電流の合計値であるベル側総電流を算出するベル側電流算出部と、前記複数の被塗物からアースに流れるアース側電流の合計値であるアース側総電流を測定するアース側電流測定部と、有する静電塗装装置における導電性検査方法であって、静電塗装時における、前記ベル側総電流と前記アース側総電流とを測定値として算出し、算出した前記測定値とアースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流及び前記アース側総電流との大小関係に応じて前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出する。
本発明にかかる導電性検査方法では、複数の被塗物を共通のアースに接続し、共通に接続されたアースに流れるアース側総電流と、複数の被塗物に流れるベル側総電流と、を計測し、当該計測した計測値に基づき導電性検査を行うことでベル側漏れ電流の影響を低減して、導電性検査の精度を高めることができる。
本発明にかかる導電性検査方法は、静電塗装時に測定した前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比と、アースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比に基づき設定される基準値と、の差に基づき前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出する。
本発明にかかる導電性検査方法は、ベル総電流とアース側総電流との比に基づきアース状態を検査することで、アースの有無を判断する基準値の数を削減すると共に、測定系の変動の影響を軽減して検査精度を高めることができる。
本発明にかかる導電性検査方法は、プライマ塗装工程、ベース塗装工程、及び、クリア塗装工程の少なくとも1つで実施される。
本発明にかかる導電性検査方法は、塗装工程が複数の工程で構築される場合において、任意の工程で導電性検査を実施することができるため、工程の構築方法の自由度を高め、かつ、工程全体の信頼性を向上させることができる。
本発明にかかる静電塗装装置によれば、被塗物に対する導電性検査の精度を向上させることができる。
実施の形態1にかかる静電塗装装置の概略図である。 実施の形態1にかかるベル塗装機と高電圧印加装置のブロック図である。 実施の形態1にかかる静電塗装装置の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる静電塗装装置におけるアースの有無によるベル側電流とアース側電流の違いを説明する表である。 実施の形態1にかかる静電塗装装置におけるベル側総電流とアース側総電流の相関性を説明する第1の例を示すグラフである。 実施の形態1にかかる静電塗装装置におけるベル側総電流とアース側総電流の相関性を説明する第2の例を示すグラフである。 実施の形態2にかかる静電塗装装置の概略図である。 実施の形態1、2にかかる静電塗装装置を用いた塗装工程を説明するフローチャートである。 課題を説明するための静電塗装装置の概略図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1に実施の形態1にかかる静電塗装装置1の概略図を示す。静電塗装装置1は、塗装ガン20a、20bを用いて第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bに塗装を行う装置である。図1に示すように、静電塗装装置1は、被塗物固定治具11、絶縁体12、台座部13、アース電極14a、14b、アース側電流測定部(例えば、電流計15)、塗装ガン20a、20b、高電圧印加装置22a、22b、アース検査部23を有する。
図1では、2つの被塗物に対して2つの塗装ガンを設けた例について示したが、複数の被塗物に対して1つの塗装ガンを設ける例も考えられる。この場合、実施の形態1にかかる静電塗装装置1は、複数の被塗物を1つの塗装ガンで塗装する。
被塗物固定治具11は、第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bを固定する。被塗物固定治具11は、絶縁体12を介して台座部13に固定されている。絶縁体12は、被塗物固定治具11と台座部13とを絶縁するものである。台座部13は、電気的にアースされている。また、被塗物固定治具11は、導電配線を介して連結されるアース電極14a、14bを有する。アース電極14aは、第1の被塗物10aに接続され、第1の被塗物10aをアースに接続するためのものである。アース電極14bは、第2の被塗物10bに接続され、第2の被塗物10bをアースに接続するためのものである。実施の形態1にかかる被塗物固定治具11は、導電性を有する部材で形成される。アース電極14aとアース電極14bは、被塗物固定治具11により電気的に接続される。そして、アース電極14a、14bは、電流計15を介してアースされる。また、被塗物固定治具11についても電流計15を介してアースされている。電流計15には、第1の被塗物10aを介して流れるアース側電流と第2の被塗物10bを介して流れるアース側電流とが両方流れ込む。そのため、電流計15では、1の被塗物10aを介して流れるアース側電流と第2の被塗物10bを介して流れるアース側電流との合計値であるアース側総電流i2が測定される。
塗装ガン20a、20bは、噴霧塗料21a、21bを噴射する。塗装ガン20aには、高電圧印加装置22aから高電圧が印加されている。塗装ガン20bには、高電圧印加装置22bから高電圧が印加されている。塗装ガン20a、20bは、この高電圧により塗装ガン20aと第1の被塗物10aとの間、及び、塗装ガン20bと第2の被塗物10bとの間に電界を生じさせると共に塗料を帯電させる。高電圧印加装置22aは、塗装ガン20aに印加する高電圧を生成すると共に、塗装ガン20aから第1の被塗物第10aに流れるベル側電流i1aを算出する。高電圧印加装置22bは、塗装ガン20bに印加する高電圧を生成すると共に、塗装ガン20bから第2の被塗物第10bに流れるベル側電流i1bを算出する。
アース検査部23は、ベル側電流i1a、i1b及びアース側総電流i2に基づき第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bのアース状態の異常を検出する。より具体的には、アース検査部23は、静電塗装時に測定したベル側電流i1a、i1bの合計値であるベル側総電流及びアース側総電流と、アースが正しく接続されている状態のベル側総電流及びアース側総電流と、の大小関係に応じて複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出する。なお、本実施の形態では、アース検査部23は、第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bのアース状態が異常と判断した場合、高電圧印加装置22a、22bに高電圧の生成を停止させる制御信号CNTをイネーブル状態とする。このアース検査部23における第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bの導電性検査方法の詳細は後述する。
ここで、塗装ガン20a、20b及び高電圧印加装置22a、22bについてより詳細に説明する。塗装ガン20a、20bは実質的に同じ構成の装置であるため、以下の説明では塗装ガンの符号として20を用いる。また、高電圧印加装置22a、22bについても、実質的に同じ構成の装置であるため、以下の説明では高電圧印加装置の符号として22を用いる。そこで、図2に実施の形態1にかかるベル塗装機と高電圧印加装置のブロック図を示す。図2に示すように、塗装ガン20は、ベル塗装機30の一部である。また、高電圧印加装置22は、ベル塗装機30内の高電圧発生器31と高電圧コントローラ40とにより構成される。そして、ベル塗装機30と、高電圧コントローラ40は、例えば、6芯から8芯のケーブルCABで接続される。
ベル塗装機30は、塗装ガン20に高電圧発生器31を加えたものである。また、ベル塗装機30には、リーク電流検知部36が設けられる。高電圧発生器31は、昇圧回路32、高電圧測定抵抗33a、33b、総電流測定抵抗34、リーク電流測定抵抗35を有する。昇圧回路32、高電圧コントローラ40から与えられる入力電圧を駆動パルスにより昇圧して塗装ガン20に与える高電圧HVを生成する。この昇圧回路32は、例えば、コッククロフト・ウォルトン方式の昇圧回路(CW回路)を用いることができる。また、昇圧回路32内では、トランスが設けられ、このトランスの二次側コイルの一端と接地電圧が供給される接地配線との間に総電流測定抵抗34が設けられる。そして、総電流測定抵抗34の高電圧発生器31側の端子に電圧V0が発生する。この電圧V0を総電流測定抵抗34の抵抗値で割ることで総電流IMを算出することができる。
また、高電圧発生器31の出力端子と接地配線との間には高電圧測定抵抗33aと高電圧測定抵抗33bが直列に接続される。高電圧測定抵抗33aと高電圧測定抵抗33bとを接続点の電圧V1は、高電圧発生器31が出力する高電圧HVを高電圧測定抵抗33aと高電圧測定抵抗33bとで分圧した電圧となる。ここで、高電圧測定抵抗33a及び高電圧測定抵抗33bは既知の抵抗値を有するため、この電圧V1から高電圧HVの電圧値を算出することができる。また、高電圧測定抵抗33a及び高電圧測定抵抗33bにはブリーダ電流IM1が流れる。このブリーダ電流IM1も、高電圧HVを高電圧測定抵抗33a及び高電圧測定抵抗33bの抵抗値の合計で割ることで算出することができる。
また、ベル塗装機30では、ベル塗装機30の外表面の汚れに伴いリアプレート側リーク電流IM2が流れる。そこで、ベル塗装機30は、リアプレート側リーク電流IM2をリーク電流検知部36により検出する。具体的には、リーク電流検知部36と接地配線の間にリーク電流測定抵抗35が設けられる。そのため、リーク電流検知部36に流れたリアプレート側リーク電流IM2はリーク電流測定抵抗35を介して接地配線に流れる。これにより、リーク電流測定抵抗35のリーク電流検知部36側に電圧V2が発生する。そこで、電圧V2をリーク電流測定抵抗35の抵抗値で割ることでリアプレート側リーク電流IM2を算出することができる。
高電圧コントローラ40は、演算部41、高電圧発生制御部42、総電流計測部43、電圧計測部44、リーク電流計測部45を有する。高電圧発生制御部42は、高電圧発生器31に与える入力電圧及び駆動パルスを生成する。なお、高電圧発生制御部42は、演算部41からの指示に応じて入力電圧の電圧レベル及び駆動パルスのデューティー比等を変化させる。総電流計測部43は、電圧V0を取得して、取得した電圧V0に基づき総電流IMを算出し、演算部41に算出した総電流IMの値を出力する。電圧計測部44は、電圧V1を計測して、演算部41に計測した電圧値を出力する。リーク電流計測部45は、電圧V2を取得して、取得した電圧V2に基づきリアプレート側リーク電流IM2を算出し、演算部41に算出したリアプレート側リーク電流IM2の値を出力する。
演算部41は、電圧計測部44から取得した電圧V1に基づき高電圧HVの電圧値を算出し、算出した高電圧HVの値に基づき高電圧発生制御部42を制御する。また、演算部41は、アース検査部23から与えられる制御信号CNTに応じて、高電圧発生制御部42の動作を停止させることで、高電圧HVの出力を停止する機能を有する。また、演算部41は、ベル側電流算出部を含む。このベル側電流算出部では、総電流計測部43から取得した総電流IM、電圧計測部44から取得した電圧V1に基づき算出されるブリーダ電流IM1、及び、リーク電流計測部45から取得したリアプレート側リーク電流IM2に基づきベル側電流i1を算出する。そして、演算部41は、算出したベル側電流i1をアース検査部23に出力する。
ここで、ベル側電流i1の算出方法について説明する。演算部41に含まれるベル側電流算出部は、(1)式に基づきベル側電流i1を算出する。
i1=IM−IM1−IM2 ・・・ (1)
(1)式において、総電流IM及びリアプレート側リーク電流IM2は、実際の測定値である。一方、ブリーダ電流IM1は、昇圧回路32が出力する高電圧HVと高電圧測定抵抗33a及び高電圧測定抵抗33bの抵抗値とから算出される計算値である。
なお、実施の形態1にかかる静電塗装装置1では、総電流IMからブリーダ電流IM1を引いた値を出力電流理論値と称す。
続いて、実施の形態1にかかる静電塗装装置1の動作について説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかる静電塗装装置1の動作を説明するフローチャートを示す。図3に示すように、実施の形態1にかかる静電塗装装置1は、静電塗装を行いながら、被塗物10の導電性の検査を行う。
静電塗装装置1は、塗装ガン20aから帯電させた噴霧塗料21aを第1の被塗物10aに噴射しているときのベル側電流i1aを算出し、かつ、塗装ガン20bから帯電させた噴霧塗料21bを第1の被塗物10bに噴射しているときのベル側電流i1bを算出する(ステップS1)。また、静電塗装装置1は、静電塗装中に第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bからアースに流れるアース側総電流i2を電流計15で検出する(ステップS2)。そして、静電塗装装置1は、ベル側電流i1aとベル側電流i1bとの合計値であるベル側総電流i1とアース側総電流i2とに基づき第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bのアース状態を判断する(ステップS3)。
ここで、静電塗装装置1におけるアース状態の判断方法について説明する。静電塗装装置1では、第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bのアースが正しく取れている場合(以下、アース有状態と称す)と、アースが正しく取れていない異常状態(以下、アース無状態)と、でベル側総電流i1及びアース側総電流i2に大きな違いが生じる。アース有状態とアース無状態とでベル側総電流i1及びアース側総電流i2を比較する表を図4に示す。図4に示す例は、塗装ガン20a、20bへの印加電圧を60kVに設定した場合の電流値をアース有状態とアース無状態とで比較するものである。アース有状態の場合、上記で説明した総電流IMは67.5μA、リーク電流IM1が9.9μA、ブリーダ電流IM2が30μA、(1)式により算出されるベル側総電流i1が27.6μA、アース側総電流i2が25.0μAとなる。一方、アース無状態の場合、上記で説明した総電流IMは53.8μA、リーク電流IM1が10.9μA、ブリーダ電流IM2が30μA、(1)式により算出されるベル側総電流i1が12.9μA、アース側総電流i2が7.6μAとなる。つまり、ベル側総電流i1は、アースの有無で2倍以上の差が生じ、ベル側総電流i2は3倍以上の差が生じる。また、ベル側総電流i1とアース側総電流i2の比を比べた場合においてもアースが取れているか否かによって32%もの差が生じている。
図4に示すような電流の差が生じるため、実施の形態1にかかる静電塗装装置1のアース検査部23では、第1の判定方法と、第2の判定方法のいずれかの方法でアースの異常を判断する。
第1の判定方法では、正常にアースが取れているときのベル側総電流i1とアース側総電流i2をそれぞれ基準値として予め設定する。そして、第1の判定方法では、算出されたベル側総電流i1と基準値との差、及び、測定されたアース側総電流i2と基準値との差のいずれか一方が予め定めた閾値以上となったことに応じてアース異常が発生したと判断する。
第2の判定方法では、正常にアースが取れているときのベル側総電流i1とアース側総電流i2の比(例えば、i2/i1)を基準値として予め設定する。そして、第2の判定方法では、算出されたベル側総電流i1と測定されたアース側総電流i2との比と基準値との差が予め定めた閾値以上となったことに応じてアース異常が発生したと判断する。
そして、図3に示すように、実施の形態1にかかる静電塗装装置1では、上記判断方法に基づき第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bのアース状態の異常を検出した場合、アース検査部23から出力する制御信号CNTをイネーブル状態にして静電塗装を中断する(ステップS4のNOの枝)。一方、実施の形態1にかかる静電塗装装置1では、上記判断方法に基づき被塗物10のアース状態に異常がないと判断した場合(ステップS4のYESの枝)、静電塗装を継続して(ステップS5)、静電塗装を完了させる。
ここで、実施の形態1にかかる静電塗装装置1では、複数の被塗物の間で生じる漏れベル電流の影響を抑制することができる。そこで、2つの被塗物が近接して配置されている場合のベル側電流とアース側電流との相関関係について説明する。
図5に実施の形態1にかかる静電塗装装置におけるベル側総電流とアース側総電流の相関性を説明する第1の例を示すグラフを示す。この第1の例では、2つの被塗物に対して1台の塗装ガンを用いた塗装を行った場合のベル側総電流とアース側総電流との関係を示す。図5に示すように、第1の例では、1台の塗装ガンから第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bに流れるベル側電流の和であるベル側総電流と、第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bを介してアースに流れるアース側総電流とが高い相関関係を有する。
また、図6に実施の形態1にかかる静電塗装装置におけるベル側総電流とアース側総電流の相関性を説明する第2の例を示すグラフを示す。この第2の例では、2つの被塗物に対して2台の塗装ガンを用いた塗装を行った場合のベル側総電流とアース側総電流との関係を示す。図6に示すように、第2の例においても、塗装ガンから第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bに流れるベル側電流の和であるベル側総電流と、第1の被塗物10a及び第2の被塗物10bを介してアースに流れるアース側総電流とが高い相関関係を有する。
上記説明より、実施の形態1にかかる静電塗装装置1によれば、ベル側総電流i1と、複数の被塗物からアース側に流れる電流の合計値であるアース側総電流と、に基づき導電性検査を行う。これにより、実施の形態1にかかる静電塗装装置1では、導電性検査の対象ではない側の被塗物に漏れるベル電流の影響を受けることなく、高い精度で導電性検査を行うことができる。
また、導電性検査の対象ではない側の被塗物に漏れるベル電流の影響を受けることがないため、実施の形態1にかかる静電塗装装置1を用いた塗装工程では、複数の被塗物を近接して配置することができる。さらに、実施の形態1にかかる静電塗装装置1を用いた塗装工程では、1つの塗装ガンで複数の被塗物に塗装を行う場合であっても、1つの塗装ガンから導電性検査の対象でない被塗物に対してベル電流の一部が漏れ電流として流れた場合であっても測定精度を高く保つことができる。つまり、実施の形態1にかかる静電塗装装置1を用いた塗装工程では、導電性検査の精度を高めながら、作業スペースを削減することができる。
実施の形態1にかかるアース検査部23は、ベル総電流とアース側総電流との比に基づきアース状態を検査することで、アースの有無を判断する基準値の数を削減すると共に、測定系の変動の影響を軽減して検査精度を高めることができる。
実施の形態2
実施の形態1では、複数の被塗物を支持し、かつ、導電体の部材で形成された被塗物固定治具11を用いた例を説明した。実施の形態2では、被塗物毎に独立した被塗物固定治具11a、11bを有する例について説明する。そこで、図7に実施の形態2にかかる静電塗装装置2の概略図を示す。
図7に示すように、実施の形態2にかかる静電塗装装置2では、第1の被塗物10aを支持し、第1の被塗物10aをアースに電気的に接続する治具(例えば、被塗物固定治具11a、絶縁体12a、台座部13a及びアース電極14a)と、第2の被塗物10bを支持し、第2の被塗物10bをアースに電気的に接続する治具(例えば、被塗物固定治具11b、絶縁体12b、台座部13b及びアース電極14b)と、が互いに独立して設けられる。そして、実施の形態2にかかる静電塗装装置2では、被塗物固定治具11aと被塗物固定治具11bとをアース接続配線50で電気的に接続する。これにより、実施の形態2にかかる静電塗装装置2では、複数のアース電極が電気的に接続し、かつ、共通のアースに接続する。そして、電流計15は、アース電極14a、14bが共に繋がれる配線上に設けられる。
上記説明より、実施の形態2にかかる静電塗装装置2では、被塗物毎に独立した被塗物固定治具を有する場合であっても、複数の被塗物固定治具をアース接続配線50で接続することで、1つの電流計15で複数の被塗物を介して流れるアース側電流の合計値であるアース側総電流を計測する。これにより、実施の形態2にかかる静電塗装装置2においても、実施の形態1にかかる静電塗装装置1と同様に、導電性検査の精度を高めることができる。
実施の形態3
実施の形態3では、実施の形態1、2で説明した静電塗装装置を用いた塗装工程について説明する。そこで、図8に実施の形態1、2にかかる静電塗装装置を用いた塗装工程を説明するフローチャートを示す。
図8に示すように、実施の形態3にかかる塗装工程では、プライマ塗装工程を実施する(ステップS11)。このプライマ塗装工程では、導電性プライマを静電塗装する。そして、実施の形態3にかかるプライマ塗装工程では、導電性検査を実施しながらプライマの塗装を行い、導電性が十分に確保できたことに応じてプライマの塗装の完了を判断する(ステップS12)。
次いで、被塗物のプレヒート工程(ステップS13)を経て、ベース塗装工程(ステップS14)に進む。このステップS14のベース塗装工程では、ベース塗料を静電塗装する。また、ステップS14のベース塗装工程では、ベース塗料の塗装と同時に導電性検査を実施する。
次いで、被塗物のプレヒート工程(ステップS15)を経て、クリア塗装工程(ステップS16)に進む。このステップS16のクリア塗装工程では、クリア塗料を静電塗装する。また、ステップS16のクリア塗装工程では、クリア塗料の塗装と同時に導電性検査を実施する。その後、乾燥工程(ステップS17)を実施することで、実施の形態3にかかる塗装工程は終了する。
上記説明より、実施の形態1、2にかかる静電塗装装置では、塗装ガンが被塗物を塗装するときに流れるベル側電流と、被塗物からアースに流れるアース側電流とに基づき、被塗物の導電性検査を実施する。そのため、実施の形態1、2にかかる静電塗装装置を用いることで、別途導電性検査工程を設けることなく塗装工程内で導電性検査を実施しながら塗装工程を進めることができる。
これにより、実施の形態3にかかる塗装工程では、アース電極を被塗物に取り付けたまま工程を進めることができるため、アース電極の取り付け及び取り外しに起因する不具合を減少させることができる。また、実施の形態3にかかる塗装工程では、導電性検査のための時間なくしながら、塗装工程中で導電性を確認しながら確実な塗装を実施することができる。
なお、図8で示した例では、プライマ塗装工程(ステップS11、S12)、ベース塗装工程(ステップS14)、クリア塗装工程(ステップS16)で導電性検査を実施したが、導電性検査はプライマ塗装工程、ベース塗装工程、及び、クリア塗装工程のいずれか1つの工程で実施できれば良い。
上記説明は、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 静電塗装装置
2 静電塗装装置
10 被塗物
11 被塗物固定治具
12 絶縁体
13 台座部
14 アース電極
15 電流計
16 放電部
20 塗装ガン
21 噴霧塗料
22 高電圧印加装置
23 アース検査部
30 ベル塗装機
31 昇圧回路
32 ブリーダ抵抗
41 総電流計測部
42 高電圧印加部
43 ベル側電流算出部
50 アース接続配線

Claims (6)

  1. 複数の被塗物に対して少なくとも1つ設けられ、前記被塗物に向けて塗料を噴射する塗装ガンと、
    前記塗装ガンから前記複数の被塗物に流れるベル側電流の合計値であるベル側総電流を算出するベル側電流算出部と、
    前記複数の被塗物からアースに流れるアース側電流の合計値であるアース側総電流を測定するアース側電流測定部と、
    静電塗装時に測定した前記ベル側総電流及び前記アース側総電流と、アースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流及び前記アース側総電流と、の大小関係に応じて前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出するアース検査部と、
    を有する静電塗装装置。
  2. 前記アース検査部は、静電塗装時に測定した前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比と、アースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比と、に基づき設定される基準値と、の差に基づき前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出する請求項1に記載の静電塗装装置。
  3. 前記複数の被塗物を支持し、前記複数の被塗物をアースに接続する複数のアース電極を有し、かつ、前記複数の被塗物を支持する被塗物固定治具を更に有し、
    前記複数のアース電極が電気的に接続されている請求項1又は2に記載の静電塗装装置。
  4. 複数の被塗物に対して少なくとも1つ設けられ、前記被塗物に向けて塗料を噴射する塗装ガンと、
    前記塗装ガンから前記複数の被塗物に流れるベル側電流の合計値であるベル側総電流を算出するベル側電流算出部と、
    前記複数の被塗物からアースに流れるアース側電流の合計値であるアース側総電流を測定するアース側電流測定部と、
    を有する静電塗装装置における導電性検査方法であって、
    静電塗装時における、前記ベル側総電流と前記アース側総電流とを測定値として算出し、
    算出した前記測定値とアースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流及び前記アース側総電流との大小関係に応じて前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出する導電性検査方法。
  5. 静電塗装時に測定した前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比と、アースが正しく接続されている状態の前記ベル側総電流と前記アース側総電流との比と、に基づき設定される基準値と、の差に基づき前記複数の被塗物のアース状態の異常状態を検出する請求項4に記載の導電性検査方法。
  6. 前記導電性検査方法は、プライマ塗装工程、ベース塗装工程、及び、クリア塗装工程の少なくとも1つで実施される請求項4又は5に記載の導電性検査方法。
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