JP6474916B2 - 高電圧電源装置および、荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

高電圧電源装置および、荷電粒子ビーム装置 Download PDF

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Description

本発明は、荷電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビーム装置の電子銃向け高電圧電源に関するものである。
荷電粒子ビーム装置は、半導体ウェハの測長やパタン検査として広く利用されている。近年、3次元構造の半導体プロセスにおいて深溝や深穴を検査するために、荷電粒子ビーム装置には、荷電粒子ビームを生成し、加速させる加速電圧の高電圧化が求められており、更に、計測画像の高分解能を達成するために、加速電圧をはじめとした各種高電圧を生成する高電圧電源のリップル低減が求められている。
加えて、高電圧電源は数kVから数十kVの電圧を扱うことから、高電圧放電や部品故障により流れる過電流を高精度に検知し、安全に動作を停止させることが必須となる。また、荷電粒子ビームは高電圧電源から供給する負荷電流から生成されることから、高電圧電源では、高分解能な計測画像を得るために、負荷電流を高精度に検知できることが求められている。
特許文献1には、荷電粒子ビーム装置の電子銃向け高電圧電源であって,トランスのシールドを過電流検知用のシャント抵抗が生成する電位部分に接地することで,誤検出を回避し,精度良く出力電流を検知する高電圧電源が開示されている。
また、非特許文献1には、荷電粒子ビーム装置であって,吸収電流を検出することで高精度な欠陥検出を可能にする手段が開示されている。
特開昭55-002302号公報
Shigemasa Ota, etc. JEOL News, Vol.37E No.1 54-58 (2002)
ところで、荷電粒子ビーム装置の高電圧電源装置では,高分解能な計測画像を得るために,出力電圧を高安定化させることと低リップル化させることとが必要となる。現状のリップル量は10ppm程度であるが,今後,更なる高分解能化を達成するために,現状の3分の1(3ppm)以下に低減することが必要である。しかし,電子銃向け高電圧電源では,複数種類の電圧源回路が隣接配置されるため,夫々の電圧源回路を構成するトランスや昇圧回路から放射される電磁ノイズが他回路に流入し,リップルを増加させ,また負過電流の検知精度を劣化させる外乱要因となる。
そこで本発明では,荷電粒子ビーム装置の電子銃向け高電圧電源において、隣接配置された電源回路等から外乱が流入した場合でも,低リップル化させると共に負過電流,放電電流の高精度検知を実現することができる技術を提供する。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
すなわち本発明では、上記した課題を解決するために、荷電粒子ビーム装置を、電子銃から発射した荷電粒子線を試料に照射して走査し試料から発生した二次荷電粒子を検出する検出器を備えた荷電粒子光学系と、二次荷電粒子を検出器で検出した荷電粒子光学系からの出力信号を受けて処理する信号処理部と、電子銃に高電圧を印加する高圧電源部と、荷電粒子光学系を制御する荷電粒子光学系制御部と、信号処理部と高電圧源部と荷電粒子光学系制御部とを制御する制御部とを備えて構成し、電子銃は、荷電粒子を放出するエミッタとエミッタから放出された熱電子を遮蔽するサプレッサ電極とサプレッサ電極から荷電粒子を引き出して加速させる引出電極とアノード電極とを備え、高圧電源部は、サプレッサ電極に高電圧を印加する第1の高圧電源部と、引き出し電極に高電圧を印加する第2の高圧電源部と、アノード電極に高電圧を印加する第3の高圧電源部とを備え、第1の高圧電源部と第2の高圧電源部と第3の高圧電源部とはそれぞれ、複数のインピーダンス素子をループ状に結線して構成したインピーダンスループ回路を介して接地されるように構成した。
さらに、本発明では、上記した課題を解決するために、高電圧電源装置を、駆動回路と、
駆動回路の出力電圧を昇圧させるトランスと、トランスで昇圧させた電圧を更に昇圧させる昇圧回路と、トランスと昇圧回路とを覆うシールドと、昇圧回路から出力された高電圧をフィルタリングし平滑化して出力するフィルタ回路とを備えて構成し、複数のインピーダンス素子をループ状に結線して構成したインピーダンスループ回路を更に備え、昇圧回路の接地点とシールドの接地点とフィルタ回路の接地点とは、インピーダンスループ回路を介して接地されるように構成した。
本発明によれば、隣接配置された電源回路等から外乱が流入した場合でも,低リップル化するとともに、負過電流と吸収電流および放電電流の高精度検知が可能になった。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る荷電粒子ビーム装置の概略の構成を示したブロック図である。 図1に示した荷電粒子ビーム装置の電子銃と高電圧電源の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る高電圧電源の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る高電圧電源の各インピーダンス素子結線部の電圧波形図である。 本発明の実施例1と従来技術の外乱である電磁ノイズに対するVdetの揺れであるリップルの依存性を比較したグラフである。 本発明の実施例1と従来技術の外乱である電磁ノイズに対する負荷電流検出ノイズの依存性を比較したグラフである。 本発明の実施例2に係る高電圧電源の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る高電圧電源のインピーダンスループ回路を構成するインピーダンス素子の平衡条件のずれに対する遮蔽電流Isが負荷電流Ioの検出精度に与える影響度を示すグラフで、縦軸は、結線部の電圧V1のゆれに対して結線部の電圧Vdetが何%ゆれるのかを示している。 本発明の実施例3に係る高電圧電源の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係る高電圧電源の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例5に係る荷電粒子ビーム装置の構成を示したブロック図である。 従来技術の高電圧電源の構成を示したブロック図である
本発明は、高電圧電源装置を、複数のインピーダンス素子をループ状に結線して構成したインピーダンスループ回路インピーダンスループ回路を介して接地するように構成したことにより、隣接配置された電源回路等から外乱が流入した場合でも,電圧変動が少なくなるようにして低リップル化するようにしたものである。
また、本発明による高電圧電源装置を荷電粒子ビーム装置に適用することにより、負過電流と吸収電流および放電電流を、安定した高電圧電源の元に、高精度に検知することを可能にして、高精度な試料の観察、検査を行うことを可能にしたものである。
以下では、本発明の高電圧電源装置を、荷電粒子ビーム装置の電子銃に適用した例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る荷電粒子ビーム装置を示した図である。
荷電粒子ビーム装置1000は本体カラム100と、高電圧電源20、荷電粒子光学系制御部40、信号処理部50及び制御部60を備えて構成されている。
本体カラム100は、荷電粒子ビーム3を出力する電子銃1、荷電粒子ビーム3を集束する集束レンズ2、荷電粒子ビーム3の方向を変え、荷電粒子ビーム3をステージ8上に載置されている試料5に当てる位置を制御する偏向電極11、ブランキング電極10、荷電粒子ビーム3を再び集束させる対物レンズ4、測定対象物である試料5、荷電粒子ビーム3が試料5に当たり、放出される2次荷電粒子6、放出された2次荷電粒子を検出する検出器7を備えて構成される。
高電圧電源20は、電子銃1に高電圧の電力を供給する。荷電粒子光学系制御部40は、収束レンズ2やブランキング電極10、偏向電極11、対物レンズ4に電力を制御して供給する。信号処理部50は、2次荷電粒子6を検出した検出器7からの検出信号と偏向電極11により制御されている荷電粒子ビーム3が照射されている試料5上の位置情報を受けて処理して試料5の表面の画像の生成や欠陥の検出を行う。制御部60は、高電圧電源20や荷電粒子光学系制御部40、信号処理部50、及びステージ8を制御する。
図2は,図1の電子銃1の詳細な構成と高電圧電源20との関係を説明する図である。電子銃1は,荷電粒子を放出するエミッタ21,エミッタ21から放出された熱電子を遮蔽するサプレッサ電極22,荷電粒子を引き出し,加速させる引出電極23,アノード電極24を備えて構成されている。また、電子銃1のエミッタ21,サプレッサ電極22,引出電極23,アノード電極24には、それぞれに電圧と電流を印加する高電圧電源20と接続されている。
高電圧電源20は,サプレッサ電極22の印加電圧を生成するサプレッサ電圧源202と,引出電極23の印加電圧を生成する引出電圧源203と,アノード電極24の印加電圧を生成するアノード電圧源204と,エミッタ21に電流を供給するフィラメント電流源201と,エミッタ21とフィラメント電流源201とサプレッサ電圧源202と引出電圧源203とアノード電圧源204の基準電位となる加速電圧を生成する加速電圧源205を有する。
ここで,高電圧電源20は複数の電圧源回路を有するため,各電圧源に搭載される昇圧回路から放射される電磁ノイズが出力電圧に重畳することでリップルの劣化を招いている。
図12で、図2のサプレッサ電圧源202又は引出電圧源203又はアノード電圧源204の何れかに対応する従来技術の高電圧電源1200の例を用いて、リップル劣化原理について説明する。従来技術の高電圧電源1200は、駆動回路1201、トランス1202、昇圧回路1203、フィルタ回路1204、シールド1205、過電流検出回路1206、インピーダンス素子1207を有し、駆動回路1201は交流信号をトランス1202に入力し、トランス1202と昇圧回路1203で電圧を上昇させる。フィルタ回路1204は、昇圧された高電圧を平滑化し、安定した高電圧として負荷1250に印加する。
高電圧電源1200が負荷1250に供給する負荷電流は、トランス1202、昇圧回路1203、フィルタ回路1204を通って負荷1250に流れ、リターン電流は、負荷1250から高電圧電源1200の接地点1209、インピーダンス素子1207を通って、トランス1202に流れる。過電流検出回路1206は、リターン電流がインピーダンス素子1207に流れることで発生する電圧値を検出することで負荷1250を流れる電流(負荷電流)を計測する。
トランス1202と昇圧回路1203の昇圧動作は、数kVの交流電圧で実施されるため大きい電界を放射させる(電界放射)。この電界放射により発生する大きな電界は、フィルタ回路1204の出力配線1214にカップリングすることで出力電圧のリップル増加の要因となる。
このため、従来技術では、トランス1202と昇圧回路1203をシールド1205で覆い、電界放射を遮蔽する手段がとられている。従来技術では、例えば、シールド1205は、インピーダンス素子1207と過電流検出回路1206の接続点1210に接地される。これはシールド1205を高電圧電源1200の接地点1209に接地すると、シールド1205と、トランス1202や昇圧回路1203との間に形成される浮遊容量により流れる交流電流がシールド1205を通って、インピーダンス素子1207を介してトランス1202と昇圧回路1203に戻る際に、過電流検出回路1206の検出電圧のノイズとなり、過電流検出回路1206による負荷電流の検出精度を劣化させてしまうためである。
しかし、シールド1205をインピーダンス素子1207と過電流検出回路1206の接続点1210に接地すると、電磁ノイズがシールド1205に重畳した場合、電磁ノイズがフィルタ回路1204を通って電圧出力に重畳し、リップルの増加原因となる。更に、電磁ノイズがインピーダンス素子1207と過電流検出回路1206の接続点1210の電位を揺らし、負荷電流検出の精度を劣化させてしまう。
図3に本発明の第1の実施の形態に係る高電圧電源20の複数の電源202〜205の構成例を示す。ここで、図2で説明した複数の電圧源202〜205は、基本的に同じ回路構成を有しているので、それらを電圧源回路30として説明する。電圧源回路30は、駆動回路31と、トランス32と、昇圧回路33と、フィルタ回路34と、シールド35と、電流検出回路36と、インピーダンスループ回路39を構成するインピーダンス素子Z1:391、Z2:392、Z3:393、Z4:394を備えている。
駆動回路31は交流信号をトランス32に入力し、トランス32で電圧を上昇させ、昇圧回路33で更に電圧を上昇させる。フィルタ回路34は、昇圧された高電圧を平滑化し、安定した高電圧として負荷200に印加する。トランス32と昇圧回路33は、シールド35で覆われている。
負荷200は、電圧源回路30がサプレッサ電圧源202の場合にはサプレッサ電極22,引出電圧源203の場合には引出電極23,アノード電圧源204の場合にはアノード電極24,加速電圧源205の場合にはエミッタ21とフィラメント電流源201とサプレッサ電圧源202と引出電圧源203とアノード電圧源204を組合せたものである。
インピーダンス素子Z1:391、Z2:392、Z3:393、Z4:394をループ状に結線してインピーダンスループ回路39を構成し,Z1:391とZ2:392の結線部3912の電位を電圧源回路30の接地点390に接続し,Z1:391とZ3:393の結線部3913をトランス32と昇圧回路33の接地点330と結線し,Z2:392とZ4:394の結線部3924にシールド35を接続し,Z3:393とZ4:394の結線部3934に電流検出回路36を接続し,Z1:391とZ2:392の結線部3912にフィルタ回路34の接地点340を接続する。
図4の各インピーダンス素子結線部の電圧波形を用いて、本発明の動作を説明する。図4は、インピーダンス素子Z2:392とZ4:394の結線部3924の電圧であるV1と、インピーダンス素子Z1:391とZ3:393の結線部3913の電圧であるV2と、インピーダンス素子Z3:393とZ4:394の結線部3934の電圧であるVdetの波形を示しており、シールド35とトランス32と昇圧回路33の間の浮遊容量38を介して流れる遮蔽電流Isによるノイズを除去し、電流検出回路36で高精度に負荷電流Ioを検出する原理を示している。
ここで、インピーダンス素子Z1:391、Z2:392、Z3:393、Z4:394が以下の式、数1を満足する場合、遮蔽電流Isは、シールド35を介して、結線部3912がアース390に接続しているインピーダンス素子Z1:391、Z2:392を通って、トランス32と昇圧回路33に戻るループを形成し、電流検出回路36が接続されるインピーダンス素子Z3:393、Z4:394には流れない。
[数1]
Figure 0006474916
つまり、遮蔽電流Isは、インピーダンス素子Z3:393とZ4:394の結線部3934の電圧であるVdetを変動させないようになる。一方、負荷200を流れる負荷電流Ioはインピーダンス素子Z1:391を通って、トランス32と昇圧回路33に戻るループを形成し、負荷電流Ioの値によってV2は変化する。その結果、V1とV2の電位差をインピーダンス素子Z3:393とZ4:394で分圧した電位となる結線部3934の電圧Vdetも変化する。従って、遮蔽電流Isからの影響を無くし、負荷電流Ioを高精度に検出することができる。
次に、別の電圧源回路310(例えば電圧源回路30がサプレッサ電圧源202の場合は、別の電源回路310は、引出電圧源203、又はアノード電圧源204、又はフィラメント電流源201、又は加速電圧源205の何れか)からの電磁ノイズに対する本発明の動作を説明する。
別の電圧源回路310との間に発生する浮遊容量37に起因する電磁ノイズがシールド35に重畳した際、シールド35に流れるノイズ電流Icは、インピーダンス素子Z2:392とZ4:394の結合部3924に流れ込む。ここで、インピーダンス素子Z1:391、Z2:392、Z3:393、Z4:394が以下の式、数2及び数3を満足する場合、ノイズ電流Icはインピーダンス素子Z2:392を介して高電圧電源の接地点390に流れ、電磁ノイズ発生箇所である別の電圧源回路310に戻っていくことになる。
[数2]
Figure 0006474916
[数3]
Figure 0006474916
例えば、Z3:393とZ4:394のインピーダンスをZ1:391、Z2:392のインピーダンスの10倍以上にすると、電磁ノイズによるトランス32と昇圧回路33の接地電圧である結節部3913における電圧V2と、電流検出の電圧である結節部3934における電圧Vdetの揺れは5%以下となる。
図5に、図12で説明した従来技術と本実施例における、外乱である電磁ノイズに対するVdetの揺れであるリップルの依存性の例を示す。従来技術では、外乱の増加とともにリップルも増加するが、本実施例では外乱に依存せず一定のリップルとなる。例えば、外乱が60mVの場合、従来が8ppmに対して本実施例では2ppmを達成でき、低リップル化が可能となる。
図6に、図12で説明した従来技術と本実施例における、外乱である電磁ノイズに対する負荷電流検出ノイズの依存性の例を示す。この特性でも、従来技術では、外乱の増加とともに負荷電流検出ノイズも増加するが、本実施例では外乱に依存せず一定の負荷電流検出ノイズとなる。例えば、外乱が60mVの場合、従来が120mVに対して本発明は2mVを達成でき、低ノイズ化できる。
以上説明したように、本実施例によれば、低リップル化と高精度な負荷電流検出を達成することができる。
実施例1では,インピーダンスループ回路39を構成するインピーダンス素子Z3:393とZ4:394に遮蔽電流Isが流れ込まないように、インピーダンス素子Z1:391、Z2:392、Z3:393、Z4:394は,数1を満たす必要があった。実際は,インピーダンス素子Z1〜Z4に素子ばらつきがあるため,厳密に等しくすることができない。本実施例では、インピーダンス素子Z1〜Z4に素子ばらつきがあった場合でも正確に負荷電流Ioを検出できる手段を提供する。
図7に実施例2の圧電源回路301の構成例を示す。実施例1で説明した構成と同じものについては同じ番号を付して、説明の重複を避ける。本実施例では、実施例1で説明した圧電源回路30に対して,インピーダンスループ回路39−1を構成するインピーダンス素子Z1:391とZ2:392の結線部39212とインピーダンス素子Z3:393とZ4:394の結線部39234の間に容量素子Z5:395を接続することを特徴とする。
素子ばらつきにより,インピーダンス素子Z3:393とZ4:394に遮蔽電流Isが流れ、結線部39234における電流検出回路36の検出電位であるVdetの電位が揺れる場合,この揺れ電圧は容量素子Z5:395を通って圧電源回路30の接地点390に流れるため,Vdetを安定させることができる。
図8に、数1で示したインピーダンス素子の平衡条件のずれに対する遮蔽電流Isが負荷電流Ioの検出精度に与える影響度を示す。図8では、横軸が、Z1×Z4に対してZ2×Z3が何%ずれているかを示す((Z2×Z3)/(Z1×Z4)−1)。符号は、プラス(+)はZ1×Z4よりもZ2×Z3の方が大きい場合を示し、マイナス(−)はその逆の場合を示す。縦軸は、結線部39224の電圧V1のゆれに対して結線部39234の電圧Vdetが何%ゆれるのかを示している。符号は、プラス(+)の方がV1とVdetとは同位相であり、マイナス(−)の側は反転位相の場合を示す。また、点線や一点鎖線は、Z5のインピーダンスがZ1のインピーダンスに対して何倍の値を持つかを示している。
実施例1の場合、インピーダンス素子の平衡条件のずれが10%あると遮蔽電流Isによる揺れの5%がVdetに重畳し、負荷電流Ioの検出精度を劣化させてしまう。これに対して、本実施例では、例えば、インピーダンス素子Z1:391の100倍のインピーダンス値を持つ容量素子Z5:395を設けることで遮蔽電流Isによる揺れを2.5%と半分にすることができる。更に、容量素子Z5:395のインピーダンス値を減少させていくと、遮蔽電流Isによる揺れをより小さくすることができる。
つまり、インピーダンスループ回路39−1を構成する各インピーダンス素子Z1:391、Z2:392、Z3:393,Z4:394に素子ばらつきがあった場合も正確に負荷電流Ioを検出することができる。
なお、図8に示した例では、Z1を基準にして示したが、これに限らず、Z2乃至Z4の何れかを基準にしてもよい。
実施例1で説明した図3に示した構成では,別の電圧源回路310からの結合電流Ic(外乱)が流れると、インピーダンスループ回路39を構成するインピーダンス素子Z2とZ4の結合点3924において、電圧V1に対してIc×Z2の電圧のゆれが発生する。これに対してインピーダンス素子Z1とZ3の結合点3913には、Icが流れないので、電圧V2に対してゆれが発生しない。従って、結合点3924における電圧V1のゆれに伴って、インピーダンス素子Z3とZ4の結合点3934における電圧Vdetにもゆれが発生する。
この場合、Vdetの変化量と,結合電流Ic(外乱)によるV1の変化量が等しくなる。つまり,結合電流Ic(外乱)により、負荷電流Iを検知する電流検出回路36の検出精度が劣化してしまう。実施例2で説明した図7に示した回路においても同様な現象が発生する。このため,本実施例では、外乱があった場合でも電流検知精度を向上させる手段を提供する。
図9に実施例3の電圧源回路302の構成例を示す。本実施例における電圧源回路302は、第1または第2の実施例の電圧源回路30又は301と基本的に同じ構成であるが、図9に示した構成において、インピーダンスループ回路39−2を構成する結線部39312,39313,39334,39324で接続されているインピーダンス素子Z1:3931、Z2:3932、Z3:3933,Z4:3934は、それぞれ容量素子C1、C2、C3、C4と抵抗素子R1,R2,R3,R4の並列接続で構成されている。抵抗素子R1,R2,R3,R4の抵抗値は,容量素子C1、C2、C3、C4が外乱である電磁ノイズの周波数に対して持つ抵抗値より大きくすることを特徴とする。
具体的には、インピーダンス素子Z1:3931、Z2:3932、Z3:3933,Z4:3934を構成する容量素子C1、C2、C3、C4と抵抗素子R1,R2,R3,R4は、以下の(数4)乃至(数10)の式を満足するように設定する。
[数4]
Figure 0006474916
[数5]
Figure 0006474916
[数6]
Figure 0006474916
[数7]
Figure 0006474916
[数8]
Figure 0006474916
[数9]
Figure 0006474916
[数10]
Figure 0006474916
外乱である電磁ノイズの発生箇所には,隣接配置される他の電圧源回路310が考えられる。他の電圧源回路310では、一般的にトランスや昇圧回路から放射される電界の周波数Fdは数kHzから数十kHzである。一方,負荷電流Ioにより結合点39334におけるVdetの電位が変化する帯域(揺れの幅)は,ミリ秒オーダの揺れ(数百Hz)のため,外乱である他の電圧源回路310から放射される電界の周波数に対して数十倍から数百倍の差がある。
従って、外乱である電磁ノイズからみた容量素子C1、C2、C3、C4のインピーダンス値は、Vdetの帯域からみたインピーダンス値の数十分の一から数百分の一となる。
つまり、Vdetの帯域でのインピーダンスをZdetとすると、外乱のインピーダンス:Znoisは、Znois=Zdet/10〜100となり、電流検出電圧であるVdetの変化量は負荷電流Iの変化量に対して、数十分の一から数百分の一となる。これにより、外乱があった場合でも電流検知精度を低下させることなく電流を検出することができる。
実施例1乃至3では,トランス32と昇圧回路33で構成される高電圧電源の出力電圧を遷移させるとき、フィルタ回路34を構成する容量素子を充放電する電流が流れる。この充放電電流はインピーダンス素子Z1:391にも流れ、充放電電流の値が電流検出回路36で異常値として扱う負荷電流Iの値を超えた場合、電流検出回路36は装置故障と誤検知することになる。
このため、出力電圧の遷移により流れる充放電電流が異常値として扱う負荷電流以下になるように,出力電圧の遷移時間を制御する必要がある。本実施の形態では,上記を満たす出力電圧遷移手段を提供する。
図10に実施例4における電圧源回路303の構成例を示す。図10に示した電圧源回路303は、実施例1で説明した電圧源回路30に,フィルタ回路34からの高電圧出力Voutを抵抗R1:4011と抵抗R2:4012の抵抗値の比に応じて分圧し帰還電圧Vfを生成する出力電圧分圧部401と,高電圧出力Voutを決定する参照電圧Vrを生成するデジタルアナログ変換器403および出力電圧制御部404と,帰還電圧Vfと参照電圧Vrを比較し,駆動回路31を制御する帰還回路402を更に備えた構成である。
図10には、実施例1で説明した電圧源回路30の例を示したが、これを、実施例2で説明した電圧源回路301、又は、実施例3で説明した電圧源回路302と置き換えてもよい。
ここで、出力電圧制御部404は,高電圧出力Voutを決定するデジタルアナログ変換器403の参照電圧Vrを目標参照電圧Vrtまで遷移させる時間Trを、電源投入の初期に発生する充放電電流Icdが負荷電流Ioの異常値(電流検出回路36に予め設定した値)以下となるように制御することを特徴とする。
具体的には、参照電圧Vrの遷移時間Trと、負荷電流Ioの異常値Iarmと、フィルタ回路34の容量素子値Cf、出力電圧Voutの変化量△Vは以下の式を満足する。
[数11]
Figure 0006474916
以上より、出力電圧を遷移させたときのフィルタ回路34の図示していない容量素子の充放電電流Icによる、誤った装置故障検出を回避することができる。
第5の実施例では、実施例1乃至4で説明した電圧源回路30,301,302又は303を用いた荷電粒子ビーム装置2000において、電子銃1から測定対象物である試料5に照射された荷電粒子ビームが試料に吸収された電荷である吸収電流を用いた計測手法において,高精度に検出する手段を提供する。
ところで,試料に照射される荷電粒子ビームの電流量であるプローブ電流は,電子銃向け高電圧電源の負荷電流であり外乱などにより一定とならない。しかし,非特許文献1に開示されている吸収電流を用いた計測手法は,プローブ電流を一定と仮定して計測しているため,プローブ電流の揺らぎが計測誤差となっている。本実施例では,プローブ電流を正確に検出することで,吸収電流を用いた計測手法の高精度化を実現する。
図11に実施例5に係る荷電粒子ビーム装置2000の例を示す。荷電粒子ビーム装置2000の電子光学系を備えたカラム100の構成は、実施例1で図1を用いて説明した構成と同じである。
図1で説明した荷電粒子ビーム装置1000の構成と異なるのは、荷電粒子ビーム3が照射された試料5の吸収電流を検出する吸収電流検出器111と加速電圧電源205と吸収電流検出器111と検出器7の出力信号から所望の信号処理を実施する処理装置1102,を有して構成されている点である。
なお、図11に示した荷電粒子ビーム装置2000の構成においては、実施例1で図1を用いて説明した荷電粒子ビーム装置1000の構成に示した荷電粒子光学系制御部40及び制御部60の表示を省略している。
この構成において、フィラメント電流源201と、サプレッサ電圧源202、引出電圧源203、アノード電圧源204は、加速電圧源205のフィルタ回路34の出力電圧に接地し、加速電圧源205と測定対象物である試料5は共通の接地点となるように構成されている。
このとき、荷電粒子ビーム3の電流量であるプローブ電流Ipは加速電圧源205のリターン電流Irとしてインピーダンス素子Z1に流れる。従って、Z1に流れるリターン電流IrがVdetに反映されて電流検出器36でプローブ電流Ipを検出することが可能になる。この検出したプローブ電流Ipと吸収電流検出器111で検出した吸収電流と,検出器7で検出した2次電子や反射電子の電流値の情報を用いて処理装置112で所望の計算処理をすることで、2次電子や反射電子、吸収電流を用いた画像の作成や計測手法の高精度化を実現できる。
1・・・電子銃
2・・・集束レンズ
3・・・荷電粒子ビーム
4・・・対物レンズ
5・・・試料
6・・・2次荷電粒子
7・・・検出器
20・・・高電圧電源
21・・・エミッタ
22・・・サプレッサ電極
23・・・引出電極
24・・・アノード電極
31・・・駆動回路
32・・・トランス
33・・・昇圧回路
34・・・フィルタ回路
35・・・シールド
36・・・電流検出回路

Claims (10)

  1. 電子銃から発射した荷電粒子線を試料に照射して走査し前記試料から発生した二次荷電粒子を検出する検出器を備えた荷電粒子光学系と、
    前記二次荷電粒子を前記検出器で検出した前記荷電粒子光学系からの出力信号を受けて処理する信号処理部と、
    前記電子銃に高電圧を印加する高圧電源部と、
    前記荷電粒子光学系を制御する荷電粒子光学系制御部と、
    前記信号処理部と前記高電圧源部と前記荷電粒子光学系制御部とを制御する制御部と
    を備えた荷電粒子ビーム装置であって、
    前記電子銃は、荷電粒子を放出するエミッタと前記エミッタから放出された熱電子を遮蔽するサプレッサ電極と前記サプレッサ電極から荷電粒子を引き出して加速させる引出電極とアノード電極とを備え、
    前記高圧電源部は、前記サプレッサ電極に高電圧を印加する第1の高圧電源部と、前記引き出し電極に高電圧を印加する第2の高圧電源部と、前記アノード電極に高電圧を印加する第3の高圧電源部とを備え、
    前記第1の高圧電源部と前記第2の高圧電源部と前記第3の高圧電源部とはそれぞれ、複数のインピーダンス素子をループ状に結線して構成したインピーダンスループ回路を介して接地されている
    ことを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  2. 請求項1記載の荷電粒子ビーム装置であって、前記第1の高圧電源部と前記第2の高圧電源部と前記第3の高圧電源部とはそれぞれ、駆動回路と、前記駆動回路の出力電圧を昇圧させるトランスと、前記トランスで昇圧させた電圧を更に昇圧させる昇圧回路と、前記トランスと前記昇圧回路とを覆うシールドと、前記昇圧回路の出力をフィルタリングして平滑化するフィルタ回路とを備え、前記昇圧回路の接地点と前記シールドの接地点と前記フィルタ回路の接地点とは、それぞれ前記インピーダンスループ回路を構成するループ状に結線した複数のインピーダンス素子の異なる結線部と接続していることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  3. 請求項2記載の荷電粒子ビーム装置であって、前記フィルタ回路の接地点は前記インピーダンスループ回路の接地点と接続していることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  4. 請求項1記載の荷電粒子ビーム装置であって、前記インピーダンスループ回路は4つのインピーダンス素子をループ状に結線して構成され、前記ループ状に結線したうちの一つの結線部が接地され、前記設置された結線部と前記ループ状に結線した結線部のうちの前記接地された結線部と対向する位置の結線部とが容量素子で接続されていることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  5. 請求項1記載の荷電粒子ビーム装置であって、前記インピーダンスループ回路を構成するインピーダンス素子は、それぞれ、抵抗素子と容量素子とを組み合わせて構成されていることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  6. 請求項1記載の荷電粒子ビーム装置であって、試料の吸収電流を検出する吸収電流検出器と,前記電子銃の負荷電流を検出する負荷電流検出器と,前記負荷電流検出器で検出した負荷電流検出信号と前記吸収電流検出器で検出した吸収電流検出信号を用いて前記荷電粒子光学系の検出器で検出した2次過電粒子検出信号を演算処理する処理装置を更に備えることを特徴とする荷電粒子ビーム装置。
  7. 駆動回路と、
    前記駆動回路の出力電圧を昇圧させるトランスと、
    前記トランスで昇圧させた電圧を更に昇圧させる昇圧回路と、
    前記トランスと前記昇圧回路とを覆うシールドと、
    前記昇圧回路から出力された高電圧をフィルタリングし平滑化して出力するフィルタ回路とを備えた高電圧電源装置であって、
    複数のインピーダンス素子をループ状に結線して構成したインピーダンスループ回路を更に備え、
    前記昇圧回路の接地点と前記シールドの接地点と前記フィルタ回路の接地点とは、前記インピーダンスループ回路を介して接地されていることを特徴とする高電圧電源装置。
  8. 請求項7記載の高電圧電源装置であって、前記フィルタ回路の接地点は前記インピーダンスループ回路の接地点と接続していることを特徴とする高電圧電源装置。
  9. 請求項7記載の高電圧電源装置であって、前記インピーダンスループ回路は4つのインピーダンス素子をループ状に結線して構成され、前記ループ状に結線したうちの一つの結線部が接地され、前記設置された結線部と前記ループ状に結線した結線部のうちの前記接地された結線部と対向する位置の結線部とが容量素子で接続されていることを特徴とする高電圧電源装置。
  10. 請求項7記載の高電圧電源装置であって、前記インピーダンスループ回路を構成するインピーダンス素子は、それぞれ、抵抗素子と容量素子とを組み合わせて構成されていることを特徴とする高電圧電源装置。
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