JP2017035624A - ドッキングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ接続を含むドッキングを迅速かつ容易に行うことができるドッキングシステムを提供すること。【解決手段】ベースユニット100の一面上の、シャッタ111、112とは異なるエリアに複数の突起131a、131b、131c、131dが設けられている。また、キャリア200上に複数の突起131a、131b、131c、131dに嵌合する複数の嵌合穴が設けられている。さらに、シャッタ111、112から近い突起131a、131b及び嵌合穴よりも、シャッタ111、112から遠い突起131c、131d及び嵌合穴のほうが嵌合しやすい形状とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば医療用ポータブルモニタシステムにおけるドッキングシステムに関する。
病院などの医療現場においては、一人一人の患者の生体情報(例えば、心電図、血圧、呼吸回数、脈拍など)を、随時、収集したり、分析したり、表示したりすることが必要となる。また、患者は、病室、検査室、手術室などを移送されることになるので、その患者の生体情報の収集も患者の移動と一緒に行う必要がある。そこで、ポータブルディスプレイ、データ記憶装置、及び、各種医療機器との通信が可能なインターフェースなどを備えた小型の医療用ポータブルモニタシステム(例えば特許文献1、2参照)が広く用いられている。
このようなポータブルモニタシステムを用いれば、移送中の患者の生体情報も途切れなく記録したり表示したりすることができる。
また、医療用ポータブルモニタシステムにおいては、システムを構成する各装置がドッキング及び取り外し可能に構成されており、これにより、状況に応じて、必要な装置のみを持ち運ぶことができるようになっている。
特表平8−504345号公報 特表平8−504531号公報
ここで、医療用ポータブルモニタシステムにおいては、システムをどのような装置(ユニット)単位に分割して構成するかや、各装置をどのようにドッキングさせるかには、種々の形態が考えられる。
これら多くの形態の中で、ケーブル型のコネクタを用いるのではなく、装置本体に固定されたコネクタ(以下、これを本体一体型コネクタと呼ぶ)を用いて、装置同士のドッキングと同時にコネクタ接続も行うことができる構成を採用すれば、別途ケーブルコネクタを持ち運ぶ必要がないといった利点や、コネクタ接続の手間を低減できるといった利点がある。特に、医療用ポータブルモニタシステムは、緊急時に用いられることも多いので、このような利点が大きく生かされる。つまり、医療用ポータブルモニタシステムでは、ケーブル型のコネクタではなく、本体一体型コネクタを用いることが望ましい。
さらに、本体一体型コネクタを採用する場合には、コネクタへのゴミ又は埃などの進入の防止や、コネクタに何らかの物体をぶつけることによるコネクタの損傷の防止、医療機器における電気的安全性の確保のために、コネクタを開閉自在に覆うシャッタを設けることが望ましい。
ところで、本体一体型コネクタを採用した場合には、コネクタの位置合わせをしながら、装置同士をドッキングさせる必要があり、この作業は、ドッキング作業に不慣れなユーザにとっては煩雑であり、時間を要する作業となる。特に、ドッキングさせる部分がドッキングユニットの下面など、ドッキング時にユーザによって見ることができない箇所に配置されている場合には、より多くの時間を費やす可能性が高い。特に、医療用ポータブルモニタシステムの場合には、緊急の状況で用いられる場合も多いので、ドッキングに要する時間は短い方がよい。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、コネクタ接続を含むドッキングを迅速かつ容易に行うことができるドッキングシステムを提供する。
本発明のドッキングシステムの一つの態様は、
一面にコネクタが、設けられたベースユニットと、
前記ベースユニットにドッキングされ、ドッキング時に前記一面に対向する対向面に、前記ベースユニットの前記コネクタに挿入されるコネクタが設けられたドッキングユニットと、
を有する、ドッキングシステムであって、
前記ベースユニットの前記一面上の、前記コネクタとは異なるエリアに配設された複数の第1嵌合部と、
前記ドッキングユニットの前記対向面に配設され、前記複数の第1嵌合部に嵌合する複数の第2嵌合部と、
を具備し、
前記複数の第1嵌合部と前記複数の第2嵌合部は、前記コネクタから離れたものほど嵌合しやすい形状とされている。
本発明によれば、第1嵌合部と第2嵌合部の位置決めがコネクタから離れたものから順に誘導されるように段階的に行われるようになるので、コネクタ接続を含むドッキングを迅速かつ容易に行うことができるようになる。
実施の形態に係る医療用ポータブルモニタシステムの全体構成を示す斜視図 一体とされた医療用ポータブルモニタシステムを前面斜め方向から見た斜視図 一体とされた医療用ポータブルモニタシステムを背面斜め方向から見た斜視図 キャリアを下面斜め方向から見た斜視図 ポータブルディスプレイを背面斜め方向から見た斜視図 第1及び第2突起がシャッタに到達する前の状態を示す図であり、図6Aは第1突起を含んで切った部分的断面図、図6Bは第2突起を含んで切った部分的断面図 シャッタの第1突起当接部が第1突起に当接を開始したときの状態を示す図であり、図7Aは第1突起を含んで切った部分的断面図、図7Bは第2突起を含んで切った部分的断面図 シャッタの第1突起当接部が第1突起の傾斜面に沿って摺動してシャッタを押し広げたときの状態を示す図であり、図8Aは第1突起を含んで切った部分的断面図、図8Bは第2突起を含んで切った部分的断面図 第2突起がシャッタ本体の開口端部に当接を開始したときの状態を示す図であり、図9Aは第1突起を含んで切った部分的断面図、図9Bは第2突起を含んで切った部分的断面図 シャッタがコネクタを接続可能な位置まで押し広げられた状態を示す図であり、図10Aは第1突起を含んで切った部分的断面図、図10Bは第2突起を含んで切った部分的断面図 ベースユニットのシャッタ及び突起を、ベースユニット前面側から見た略線的側面図 キャリア下面を、嵌合穴261a、261cを含む面で切った略線的断面図(図12A)、及び、嵌合穴261b、261dを含む面で切った略線的断面図(図12B)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<医療用ポータブルモニタシステムの全体構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る医療用ポータブルモニタシステムの全体構成を示す分解斜視図である。
医療用ポータブルモニタシステム1は、ベースユニット100と、バッテリ付きキャリア(以下、単にキャリアと呼ぶ)200と、インプットボックス300と、ポータブルディスプレイ400と、から構成される。ベースユニット100はキャリア200とドッキング可能とされ、キャリア200はインプットボックス300及びポータブルディスプレイ400とドッキング可能とされている。これにより、医療用ポータブルモニタシステム1は、ベースユニット100、キャリア200、インプットボックス300及びポータブルディスプレイ400が一体となることが可能である。
図2及び図3に、全てのユニットがドッキングして一体となったときの様子を示す。図2は、一体とされた医療用ポータブルモニタシステム1を前面斜め方向から見た斜視図であり、図3は、一体とされた医療用ポータブルモニタシステム1を背面斜め方向から見た斜視図である。
ベースユニット100は、ACコンバータなどからなる電源ユニットや、バッテリ及び各種の入出力端子などを有する。また、ベースユニット100の上面には、コネクタ部110及びロック部130が設けられている。このコネクタ部110及びロック部130は、図4に示すような、キャリア200の下面に設けられた、コネクタ部240及びロック部260に係合する。因みに、ベースユニット100のコネクタ部110は、コネクタ(図示せず)が開閉自在のシャッタ111、112によって覆われており、このシャッタ111、112は、キャリア200がベースユニット100にドッキングされる際にキャリア200の下面に設けられた突起241、242によって開状態とされるようになっている。
キャリア200は、バッテリを内蔵する。キャリア200は、インプットボックス300及びポータブルディスプレイ400とドッキングしたときに、インプットボックス300及びポータブルディスプレイ400に電源を供給する。キャリア200とポータブルディスプレイ400のドッキングは、図5に示すように、ポータブルディスプレイ400の背面に突設された差込部410を、キャリア200に形成された差込口210に、キャリア200の上方から挿し込むことで行われる。キャリア200とインプットボックス300のドッキングは、キャリア200の側方からインプットボックス300を差し込み、スライドさせることにより行われる。
キャリア200には取っ手201が設けられており、ユーザは取っ手201を握ってキャリア200を持ち運ぶことができる。通常、ユーザは、キャリア200にインプットボックス300をドッキングさせた状態で(場合によってはポータブルディスプレイ400もドッキングさせて)、患者の移動に合わせてキャリア200を持ち運び、患者の生体情報をインプットボックス300に記録する。そして、充電が必要になったときや、据置型として用いる場合などに、キャリア200をベースユニット100にドッキングさせる。
インプットボックス300は、複数の端子301を有し、この端子301を介して心電電極、血圧測定用カフなどの種々の医療センサに接続可能となっている。また、インプットボックス300は、記憶部を有し、端子301から入力したセンシング結果を基に計測した心電図、血圧、呼吸回数、脈拍などの生体情報を記憶できるようになっている。
本実施の形態では、インプットボックス300は、キャリア200とドッキングされるとキャリア200から電源が供給されるので、患者の移送時などにも患者の生体情報をインプットボックス300に記憶させることができるようになる。この結果、途切れのない生体情報を記録できる。
ポータブルディスプレイ400は、表示部401がタッチパネル構成となっている。また、ポータブルディスプレイ400は、上部にインジケータ402が設けられ、このインジケータ402は患者の生体情報に基づいて患者の容体が危険になった場合などに点灯するようになっている。さらに、図5に示すように、ポータブルディスプレイ400の背面には取っ手403が設けられており、ユーザは取っ手403を握ってポータブルディスプレイ400を持ち運ぶことができる。
<ベースユニットのシャッタを開閉させる機構>
図1に示したように、ベースユニット100の上面にはコネクタ部110が設けられている。コネクタ部100は、コネクタ113(例えば図6B)が開閉自在のシャッタ111、112によって覆われている。また、図4に示したように、キャリア200の下面には、コネクタ部240が設けられている。コネクタ部240は、ベースユニット100のコネクタ113に接続されるコネクタ243と、シャッタ111、112を開閉させるための第1突起241及び第2突起242とから構成されている。
第1突起241は、コネクタ243を挟んで配置された2つの山形形状の突起である。第2突起242は、コネクタ243を挟んで配置された4つの三角形形状の突起である。第1突起241は、第2突起242よりも高い。
また、第1突起241及び第2突起242は、いずれも、キャリア200の最下面つまり載置面202よりも上方(つまりキャリア200の内方側)に引っ込んだ高さとなっている。つまり、キャリア200を置いたときに、第1及び第2突起241、242がキャリア200を載置した面にぶつからないようになっている。このことは換言すると、第1及び第2突起241、242の高さには制限があることを意味する。
ユーザがベースユニット100上にキャリア200を載置すると、ロック部130、260によってベースユニット100上にキャリア200が位置決め及びロックされると共に、コネクタ部110、240によってシャッタ111、112が開状態とされ、さらにコネクタ113、243が接続される。ロック部130、260による、位置決め及びロックのための構成については、後で詳述する。
図6、図7、図8、図9及び図10は、第1及び第2突起241、242の構成、第1及び第2シャッタ111、112の構成、及びそれらの動作を示す部分的断面図である。図6−図10は、ベースユニット100上にキャリア200を載置させたときの、第1突起241によるシャッタ111、112の開動作(図6A、図7A、図8A、図9A、図10A)及び第2突起242によるシャッタ111、112の開動作(図6B、図7B、図8B、図9B、図10B)を示すものである。図6A、図7A、図8A、図9A、図10Aは、図4及び図1の一点鎖線C1で示すような、第1突起241を含む面で第1突起241及びシャッタ111、112を切った断面図である。また、図6B、図7B、図8B、図9B、図10Bは、図4及び図1の一点鎖線C2で示すような、第2突起242を含む面で第2突起242及びシャッタ111、112を切った断面図である。
シャッタを構成する第1シャッタ111及び第2シャッタ112は、それぞれ、回転軸111a、112aによって図中の矢印で示す開方向及びそれとは逆の閉方向に回転自在に支持されている。また、回転軸111a、112aには、コイルばねが設けられており、第1シャッタ111及び第2シャッタ112は、このコイルばねによって矢印とは反対の閉方向に常に付勢されている。因みに、本実施の形態では、第1及び第2シャッタ111、112は、歯車111b、112bによって連結されており、これにより、互いの開閉動作が連動するようになっている。よって、本実施の形態の場合には、第1シャッタ111及び第2シャッタ112の両方をばねにより付勢しなくても一方のみを付勢してもよい。
また、シャッタ111、112の両端の縁部には、キャリア200のドッキング時に、第1突起241が入り込む第1突起当接部244が形成されている。第1突起当接部244は、上方にいくに従って大きく開いた扇形の形状を有する。これにより、シャッタ111、112が閉状態であった場合でも、第1突起当接部244の先端は開いた状態となっており、第1突起241がこの開いた状態の第1突起当接部244の面に当接してシャッタ111、112を押し広げることができる。この第1突起当接部244は、シャッタ111、112が閉状態にある場合でも、少なくとも第1突起241が進入できる間隔だけ開いている。
まず、ユーザは、キャリア200を持って、ベースユニット100の上方から近づけていく。図6は、第1及び第2突起241、242がシャッタ111、112に到達する前の状態を示す。さらに、キャリア200を下げると、図7に示す状態となる。図7Aに示すように、シャッタ111、112の第1突起当接部244が第1突起241に当接する。このとき第2突起242は、図7Bに示すように、未だシャッタ111、112に到達していない。
図7の状態からさらにキャリア200を下げると、図8の状態となる。図8Aに示すように、シャッタ111、112は、第1突起当接部244の先端の当接部分が第1突起241の傾斜面に沿って摺動することで、第1突起241により押し広げられる。このとき第2突起242は、図8Bに示すように、未だシャッタ111、112に到達していない。
図8の状態からさらにキャリア200を下げると、図9の状態となる。図9Aに示すように、シャッタ111、112の第1突起当接部244の当接部分は、第1突起241の斜面を超えた位置まで摺動する。このとき第2突起242は、図9Bに示すように、シャッタ111、112の開口端部に当接する。この状態以降、シャッタ111、112は、第2突起242の下降に伴って、第2突起242によって押し広げられる。
図9の状態からさらにキャリア200を下げると、図10の状態となる。図10Bに示すように、シャッタ111、112の開口端部は、第2突起242の斜面を超えてキャリア200の底面まで摺動する。このようにして、シャッタ111、112は、コネクタ接続が可能な状態まで押し広げられる。
図10の状態からさらにキャリア200を下げると、ベースユニット100のコネクタ113にキャリア200のコネクタ243が接続される。
ベースユニット100からキャリア200を離脱させると、シャッタ111、112は、図10、図9、図8、図7、図6の順序で、開状態から閉状態へと遷移する。
<ベースユニット上にキャリアを位置決め及びロックさせるための機構>
次に、ベースユニット100の上面に設けられたロック部130の構成、及び、キャリア200の下面に設けられたロック部260の構成について説明する。
図1に示すように、ベースユニット100のロック部130は、複数の突起131a、131b、131c、131dを有する。この複数の突起131a、131b、131c、131dは、ベースユニット100上において、シャッタ111、112とは異なるエリアに配設されている。つまり、複数の突起131a、131b、131c、131dは、シャッタ111、112を囲むように配設されているのではなく、シャッタ111、112に隣接した領域にまとまって配設されている。
複数の突起131a、131b、131c、131dに囲まれた位置には、凹部133が形成されている。凹部133には、係合爪132a、132b、132c、132dが設けられている。係合爪132a、132b、132c、132dは、ユーザによるスライドレバー134の操作に連動して、出没するようになっている。具体的には、ユーザがスライドレバー134を、図中の左方向にスライドさせると、係合爪132a、132b、132c、132dが引っ込むようになっている。
図4に示すように、キャリア200のロック部260には、ベースユニット100の突起131a、131b、131c、131dが嵌合する複数の嵌合穴261a、261b、261c、261dが形成されている。また、ロック部260には、ベースユニット100の凹部133に嵌合する凸部263が形成されている。凸部263には、係合溝262a、262b、262c、262dが形成されており、凹部133に凸部263が入り込むと共に、係合溝262a、262b、262c、262dに係合爪132a、132b、132c、132dが係合することで、ベースユニット100上にキャリア200がロックされるようになっている。
ここで、図11に示すように、シャッタ111、112及び複数の突起131a、131b、131c、131dの高さは、それら全てが同一平面(図中の一点鎖線)に当接する高さとされている。簡単に言えば、シャッタ111、112及び複数の突起131a、131b、131c、131dの高さは、全て同じとされている。因みに、図11は、図1におけるベースユニット100のシャッタ111、112及び突起131a、131b、131c、131dを、ベースユニット100の前面側から見た略線的側面図である。なお、図11では、突起131b、131dは、突起131b、131dに隠れて示されていないが、突起131b、131dも、突起131b、131d及びシャッタ111、112と同じ高さである。
これにより、ベースユニット100上にキャリア200を位置合わせする際に、凸部263の下面が、シャッタ111、112及び突起131a、131b、131c、131dの頂部に一様に当接するようになるので、ユーザは、キャリア200をベースユニット100上で滑らせながら位置合わせを行うことができるようになる。
加えて、図11に示す、突起131aと突起131cの間隔m1は、図4の凸部263の短辺の長さよりも短くされている。突起131bと突起131dの間隔も同様に、凸部263の短辺の長さよりも短くされている。また、図11に示す、突起131aとシャッタ111、112の頂部との間隔m2は、凸部263の短辺の長さよりも短くされている。突起131bとシャッタ111、112の頂部との間隔も同様に、凸部263の短辺の長さよりも短くされている。さらに、突起131aと突起131bの間隔や、突起131cと突起131dの間隔は、凸部263の長辺の長さよりも短くされている。
これにより、凸部263が凹部133と嵌合する位置から左右又は前後方向にずれている場合に、凸部263が、突起131a、131b、131c、131dの間や、突起131a、131bとシャッタ111、112との間に入り込んでしまわずに、突起131a、131b、131c、131d又はシャッタ111、112のいずれか2つ以上の頂部によって支えられて、その頂部上を滑ることができるようになる。
このように、シャッタ111、112及び複数の突起131a、131b、131c、131dの高さを同じ高さとし、かつ、突起131a、131b、131c、131d及びシャッタ111、112の間隔を、凸部263が凹部133からずれている場合に、凸部263がそれらの間に入り込まない間隔としたことにより、ユーザは、キャリア200をベースユニット100上で平らに滑らせながら位置合わせできるようになる。実際には、図3に示すように、ベースユニット100の上面とキャリア200の下面の大きさは、ベースユニット100の上面の方が大きく、かつ、ポータブルディスプレイ400をキャリア200にドッキングさせない状態でベースユニット100にキャリア200をドッキングする場合もあるので、ユーザは、ベースユニット100上のドッキング位置近傍にキャリア200を載せてから、ベースユニット100上でキャリア200を滑らせながらドッキング位置を探ることになる。
さらに、複数の突起131a、131b、131c、131dと複数の嵌合穴261a、261b、261c、261dは、シャッタ111、112から離れたものほど嵌合しやすい形状とされている。これにより、全ての突起と全ての嵌合穴の位置が最初から完全に一致しなければ位置決めできない構成と比較して、先ずシャッタ111、112から離れた突起131c、131dと嵌合穴261c、261dが嵌合し始め、それに誘導されながらシャッタ近傍の突起131a、131bと嵌合穴261a、261bが位置決めされるので、位置決めをより迅速かつより容易に行うことができるようになる。ここで、シャッタ111、112から離れた位置から位置決めを行うようにしたのは、シャッタ111、112の方向から位置決めを行なうと、精度が粗い位置決め状態でシャッタ111、112の開動作が開始されてしまい、最悪の場合、シャッタ111、112やコネクタ113、243が損傷するおそれがあるためである。本実施の形態の構成によれば、これを有効に防止できる。
図12は、図4のキャリア200下面を、嵌合穴261a、261cを含む面で切った略線的断面図(図12A)、及び、嵌合穴261b、261dを含む面で切った略線的断面図(図12B)である。シャッタ111、112から遠い方の嵌合穴261c、261dには、突起131c、131dを嵌合穴261c、261dに誘うための誘い面270が形成されている。これにより、突起131c、131dは、突起131a、131bよりも先に嵌合穴261c、261dに嵌合されやすくなる。
因みに、図12からも分かるように、本実施の形態の場合、シャッタ111、112から離れたものほど、嵌合穴の入口を、突起の先端部に対して大きく形成することにより、シャッタ111、112から離れたものほど嵌合しやすい形状を実現している。なお、突起の先端部は、嵌合穴の奥に進入するにしたがって嵌合穴内でのアソビが小さくなる。すなわち、突起が嵌合穴内の奥に進入するほど、位置決め精度が増していく。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ベースユニット100の一面上の、シャッタ111、112とは異なるエリアに配設された複数の突起131a、131b、131c、131dと、キャリア200上に複数の突起131a、131b、131c、131dに嵌合する嵌合穴261a、261b、261c、261dと、設け、シャッタ111、112から近い突起131a、131b及び嵌合穴261a、261bよりも、シャッタ111、112から遠い突起131c、131d及び嵌合穴261c、261dのほうが嵌合しやすい形状とした。これにより、全ての突起と全ての嵌合穴の位置が最初から完全に一致しなければ位置決めできない構成と比較して、先ずシャッタ111、112から離れた突起131c、131dと嵌合穴261c、261dが嵌合し始め、それに誘導されながらシャッタ近傍の突起131a、131bと嵌合穴261a、261bが位置決めされるので、ベースユニット100上でのキャリア200のドッキング位置の位置決めをより迅速かつより容易に行うことができるようになる。
また、シャッタ111、112及び複数の突起131a、131b、131c、131dの高さは、全てが同一平面に当接する高さとしたので、ベースユニット100上にキャリア200を位置合わせする際に、凸部263の下面が、シャッタ111、112及び突起131a、131b、131c、131dの頂部に一様に当接するようになるので、ユーザは、キャリア200をベースユニット100上で滑らせながら位置合わせできるようになる。
さらに、複数の突起131a、131b、131c、131dの間隔は、凸部263が凹部133からずれている場合に、凸部263が複数の突起131a、131b、131c、131dの間に入り込まない間隔とした。これにより、ユーザは、より簡単に、キャリア200をベースユニット100上で滑らせながら位置合わせできるようになる。
なお、上述の実施の形態では、ベースユニット100にドッキングするドッキングユニットがキャリア200である場合について述べたが、ドッキングユニットはこれに限らない。さらに、上述の実施の形態では、本発明によるドッキングシステムを医療用ポータブルモニタシステムに適用した場合について述べたが、本発明によるドッキングシステムは、一面に、コネクタと、このコネクタを覆うシャッタとが、設けられたベースユニットと、このベースユニットにドッキングされ、ドッキング時に前記一面に対向する対向面に、ベースユニットのコネクタに挿入されるコネクタが設けられたドッキングユニットと、を有する、ドッキングシステムに、広く適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、医療用ポータブルモニタシステムにおけるドッキングシステムに適用し得る。
1 医療用ポータブルモニタシステム
100 ベースユニット
110 コネクタ部
111、112 シャッタ
113、243 コネクタ
130 ロック部
131a、131b、131c、131d 突起
132a、132b、132c、132d 係合爪
133 凹部
134 スライドレバー
200 キャリア
201、403 取っ手
210 差込口
240 コネクタ部
241 第1突起
242 第2突起
260 ロック部
261a、261b、261c、261d 嵌合穴
262a、262b、262c、262d 係合溝
263 凸部
270 誘い面
300 インプットボックス
301 端子
400 ポータブルディスプレイ
401 表示部
402 インジケータ

Claims (3)

  1. 一面にコネクタが、設けられたベースユニットと、
    前記ベースユニットにドッキングされ、ドッキング時に前記一面に対向する対向面に、前記ベースユニットの前記コネクタに挿入されるコネクタが設けられたドッキングユニットと、
    を有する、ドッキングシステムであって、
    前記ベースユニットの前記一面上の、前記コネクタとは異なるエリアに配設された複数の第1嵌合部と、
    前記ドッキングユニットの前記対向面に配設され、前記複数の第1嵌合部に嵌合する複数の第2嵌合部と、
    を具備し、
    前記複数の第1嵌合部と前記複数の第2嵌合部は、前記コネクタから離れたものほど嵌合しやすい形状とされている、
    ドッキングシステム。
  2. 前記第1及び第2嵌合部は、一方が複数の突起であり、他方がこの複数の突起が入り込む複数の嵌合穴である、
    請求項1に記載のドッキングシステム。
  3. 前記複数の嵌合穴は、前記コネクタから離れたものほど、前記嵌合穴の入口が前記突起の先端部に対して大きく形成されている、
    請求項2に記載のドッキングシステム。
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