JP2017033837A - フラットケーブルおよびコネクタ付フラットケーブル - Google Patents

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佑樹 磯谷
Yuki Isoya
佑樹 磯谷
達則 林下
Tatsunori Rinka
達則 林下
英樹 芳賀
Hideki Haga
英樹 芳賀
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Abstract

【課題】ケーブル内に収容される丸型電線がケーブル外部からのノイズの影響を受けにくく高速信号伝送が可能であり、かつ、ケーブルから外部に対するノイズも発生しにくいフラットケーブルおよびコネクタ付フラットケーブルを提供する。【解決手段】フラットケーブル1は、同一平面上に並列された複数本の丸型電線10,20と、並列された複数本の丸型電線10,20の周囲に配置された金属樹脂テープあるいは金属テープにより複数本の丸型電線10,20を一括シールドしたシールド層30と、シールド層30の周囲に配置されたシース40と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の電線が並列されて一体化されたフラットケーブルおよびコネクタ付フラットケーブルに関する。
特許文献1は、複数本の平角導体を平行一列に並べて絶縁体で一体に被覆したフラットケーブルの両面に接地接続用の金属箔テープが接着されて構成されたシールドフラットケーブルを開示している。
特開2010−165561号公報
このようなシールドフラットケーブルにおいては、ケーブル外部からのノイズが当該ケーブル内に収容された導体に悪影響を与えないとともに、当該ケーブル外部に対してもノイズが発生するなどの悪影響を及ぼさないことが要求されている。
本発明は、ケーブル内に収容される丸型電線がケーブル外部からのノイズの影響を受けにくく高速信号伝送が可能であり、かつ、ケーブル外部に対してノイズが発生しにくいフラットケーブルおよびコネクタ付フラットケーブルの提供を目的とする。
本発明によるフラットケーブルは、
同一平面上に並列された複数本の丸型電線と、
並列された前記複数本の丸型電線の周囲に配置された金属樹脂テープあるいは金属テープにより前記複数本の丸型電線を一括シールドしたシールド層と、
前記シールド層の周囲に配置されたシースと、を備えている。
本発明にかかるコネクタ付フラットケーブルは、
上記のフラットケーブルの長手方向における端部にコネクタが接続されたコネクタ付フラットケーブルであって、
前記シールド層は、前記コネクタの接地端子に接続されている。
本発明によれば、ケーブル内に収容される丸型電線がケーブル外部からのノイズの影響を受けにくく高速信号伝送が可能であり、かつ、ケーブル外部に対するノイズも発生しにくいフラットケーブルおよびコネクタ付フラットケーブルを提供することができる。
本発明によるフラットケーブルの一例を示す断面図である。 図1のフラットケーブルのシールド層の被覆方法の一例を示す断面斜視図である。 図1のフラットケーブルのシールド層の被覆方法の別の一例を示す断面斜視図である。 本発明によるコネクタ付フラットケーブルの一例を示す平面図である。 本発明の変形例1に係るフラットケーブルを示す断面斜視図である。 本発明の変形例2に係るフラットケーブルを示す断面斜視図である。 図6の変形例2の別の例を示す断面図である。 本発明の変形例3に係るフラットケーブルを示す断面図である。
[本発明の実施形態の概要]
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
本発明にかかるフラットケーブルの一実施形態は、
(1)同一平面上に並列された複数本の丸型電線と、
並列された前記複数本の丸型電線の周囲に配置された金属樹脂テープあるいは金属テープにより前記複数本の丸型電線を一括シールドしたシールド層と、
前記シールド層の周囲に配置されたシースと、を備えている。
この構成によれば、ケーブル内に収容される丸型電線がケーブル外部からのノイズの影響を受けにくく高速信号伝送が可能となり、かつ、ケーブル外部に対するノイズも発生しにくいフラットケーブルを提供することができる。
(2)前記複数本の丸型電線のうち最も大径の電線の径が最も小径の電線の径の1.0倍以上1.2倍以下であることが好ましい。
フラットケーブルに含まれる複数本の丸型電線の外径の差を上記範囲内に収めることで、並列された複数本の丸型電線の並列面の凹凸を抑制することができる。そのため、並列された丸型電線の周囲に金属樹脂テープあるいは金属テープを配置する際に当該テープがずれたり、皺が寄ったりすることを防止することができる。
(3)前記シールド層を構成する前記金属テープあるいは前記金属樹脂テープは、並列された前記複数本の丸型電線の並列面の上下から貼り合わされていることが好ましい。
この構成によれば、並列された複数本の丸型電線の配列を乱すことなく、複数本の丸型電線の周囲に金属樹脂テープあるいは金属テープを容易に貼り付けることができる。
(4)ドレイン線をさらに備え、
前記ドレイン線は、並列された前記複数本の丸型電線と同一平面上に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、ドレイン線を介してシールド層を容易に接地することができる。
(5)前記ドレイン線は、前記複数本の丸型電線の並列方向において端部に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、金属樹脂テープあるいは金属テープとドレイン線とにより複数本の丸型電線の周囲が覆われることでシールド層が形成されるため、ドレイン線の内側に配置される丸型電線のシールド効果を向上させることができる。
(6)前記複数本の丸型電線は、
中心導体、前記中心導体の周囲に配置された内部絶縁体、前記内部絶縁体の周囲に配置された外部導体、および前記外部導体の周囲に配置された外被を備えた同軸電線と、
中心導体、および前記中心導体の周囲に配置された外被を備えた絶縁電線と、を含み、
前記同軸電線は2本一対で設けられるとともに、対となる前記同軸電線は隣り合って配置されていることが好ましい。
この構成によれば、高速信号伝送を実現可能であるとともに、同軸電線間のスキューやクロストークが抑制され信頼性に優れたフラットケーブルを提供することができる。
(7)前記複数本の丸型電線は、中心導体および前記中心導体の周囲に配置された外被を備えた絶縁電線が2本平行に並列されて一括シールドされた二心平行電線を少なくとも1本含むことが好ましい。
本発明にかかるフラットケーブルの一実施形態は、
(8)上記の(1)から(7)のいずれかに記載のフラットケーブルの長手方向における端部にコネクタが接続されたコネクタ付フラットケーブルであって、
前記シールド層は、前記コネクタの接地端子に接続されている。
シールド層をコネクタの接地端子に接続することでシールド層を接地させることができるため、複数本の丸型電線をコネクタのピン端子の配列に適合した配列順で配列させておくだけでフラットケーブルをコネクタに直接接続させることができ、簡便な構成のコネクタ付フラットケーブルを提供することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明に係るフラットケーブルおよびコネクタ付フラットケーブルの実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るフラットケーブル1は、丸型電線である複数本の同軸電線10および絶縁電線20を並列して一体化することにより形成され、例えば機器間接続に用いられるケーブルである。フラットケーブル1は、最外層であるシース40の内側に、高速信号伝送用の複数本の同軸電線10と、電力供給用あるいは接地用の絶縁電線20とを有している。また、絶縁電線20としては、例えば低速信号伝送用電線を含めることもできる。
このフラットケーブル1は、差動伝送用途に適したものとするために、同軸電線10が2本一対で収容されている。図1に示されるように、フラットケーブル1内には、一対の同軸電線10から構成される例えば3対の同軸電線対10A〜10Cが収容されている。それぞれの対となった同軸電線10同士(例えば同軸電線対10Aの同軸電線10同士)は隣り合って配置されている。なお、一対を構成する同軸電線10同士は撚られていないことが好ましい。同軸電線10同士を隣り合って配置することにより、その2本の同軸電線10間でのスキューやクロストークを小さくすることができる。
各同軸電線10は、中心導体12が内部絶縁体14で覆われ、内部絶縁体14の外周に外部導体16が配され、外部導体16の周囲が外被18で覆われた同軸構造を有している。同軸電線10は、高速デジタル伝送を行うために、AWG(American Wire Gauge)28番より細いものであることが好ましく、本例では、例えばAWG28番〜40番の細径同軸電線を用いている。
中心導体12としては、例えば、錫メッキ軟銅線あるいは錫メッキ銅合金線が用いられ、複数本の素線を撚り合わせた撚線、あるいは単線として構成される。本例においては、中心導体12として、長手方向に直交する断面の面積が0.004mm〜0.098mmであるものが用いられる。
内部絶縁体14には、例えば、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)あるいはテトラフルオロエチレン−パーフロオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂やポリエチレンが用いられる。内部絶縁体14を構成するフッ素樹脂としては、例えば末端基をフッ素化(−CF3)した耐熱性の高いフッ素樹脂を用いることが好適である。内部絶縁体14は、このフッ素樹脂を中心導体12の周囲に押出被覆成形することにより形成される。内部絶縁体14の外径は、例えば0.2mm〜1.0mmである。フッ素樹脂は、薄肉加工性が良好であって電線の細径化に適しているとともに、動摩擦係数が低いため耐屈曲性が良好である。
外部導体16は、例えば、複数本の金属細線を内部絶縁体14の外周に横巻きで配して(螺旋状に巻き付けて)形成される。外部導体16として、金属細線を編組したものを用いてもよい。金属細線としては、軟銅線や合金線が使用できる。また金属細線はメッキされていてもよい。さらに、シールド機能を向上させるために金属箔を併設する構造としてもよい。
また、外被18は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる樹脂テープを外部導体16の外周に巻き付けて形成されている。または、ポリエチレンやポリ塩化ビニルやフッ素樹脂等の樹脂材料を外部導体16の外周に押出成形することにより外被18を形成してもよい。外被18の外径は、例えば0.3mm〜1.2mmである。
また、フラットケーブル1には、例えば2本の絶縁電線20が収容されている。絶縁電線20は、並列された複数本の同軸電線10の並列方向に沿って配置されている。絶縁電線20は、中心導体22を外被24によって覆った電線である。
絶縁電線20の中心導体22としては、例えば、軟銅線あるいは銅合金線が用いられ、メッキされたものであってもよい。中心導体は、複数本の素線を撚り合わせた撚線、あるいは単線として構成される。
図1に示されるように、同軸電線10および絶縁電線20の径は、適宜変更可能であるが、本実施形態においてはフラットケーブル1に含まれる同軸電線10および絶縁電線20のうち最も大径の電線の径が最も小径の電線の径の1.0倍以上1.2倍以下であるようにこれらの外径が設定されている。同軸電線10および絶縁電線20の外径の差が1.2倍よりも大きいと、並列された同軸電線10および絶縁電線20の並列面に大きな凹凸が発生し、同軸電線10および絶縁電線20の周囲に後述のシールド層30を適切に形成することが難しくなる。本実施形態では、同軸電線10および絶縁電線20の外径の差を上記範囲内に収めることで、並列された同軸電線10および絶縁電線20の並列面の凹凸を抑制し、シールド層30を形成するために同軸電線10および絶縁電線20の周囲に金属(樹脂)テープを配置する際に、金属(樹脂)テープがずれたり、金属(樹脂)テープに皺が寄ったりすることを防止することができる。
本実施形態のフラットケーブル1においては、複数本の同軸電線10(同軸電線対10A〜10C)と複数本の絶縁電線20とが同一平面上に並列され、このように配列された複数本の同軸電線10および絶縁電線20の周囲がシールド層30により覆われて一括してシールドされている。そして、シールド層30のさらに外周がシース40により覆われて、フラットケーブル1が構成されている。本実施形態では、並列された同軸電線10および絶縁電線20をシールド層30で覆うことで、フラットケーブル1内に収容される同軸電線10および絶縁電線20がケーブル外部からのノイズの影響を受けにくくなり、高速信号伝送が可能である。また、フラットケーブル1から外部に対するノイズの発生を低減し、外部回路への悪影響を防止することができる。これにより、信頼性に優れたフラットケーブル1を提供することができる。
シールド層30としては、例えば、所定の厚さを有するフィルム状の金属樹脂テープあるいは金属テープが用いられている。
金属樹脂テープとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂テープに銅箔またはアルミニウム箔などの金属箔が設けられたもの(Cu−PETテープやAl−PETテープ)が用いられている。金属箔および樹脂テープのそれぞれの厚さは数μmから十数μm程度とされている。なお、金属樹脂テープとしては、樹脂テープに金属を蒸着させたものを用いても良い。
金属テープとしては、銅箔やアルミニウム箔等の金属のみから構成されるテープ、例えば錫メッキした銅テープが用いられる。
シース40は、PE、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)やエチレンアクリル酸エチル共重合体やエチレンアクリル酸メチルなどの極性を有するオレフィン樹脂、ポリウレタン等の樹脂を用いて押出成形によりシールド層30の周囲に被覆されている。シース40の厚さは、0.4mm〜1.0mmである。シース40の厚さが0.4mmよりも薄いと、複数本の同軸電線10および絶縁電線20が並列された形状を維持するのが難しく、耐久性にも劣る。また、シース40の厚さが1.0mmよりも厚いと、柔軟性が低下し取扱い性に劣る。
図2は、図1のフラットケーブル1のシールド層30の被覆方法の一例を示す断面斜視図である。図2においては、図面の簡略化のため、2本の同軸電線10と2本の絶縁電線20とが同一平面上に並列されてその周囲にシールド層30が形成される例としてフラットケーブル2を示している。なお、シールド層30の周囲を被覆するシース40の図示は省略している。
図2に示されるように、フラットケーブル2においては、シールド層30を構成する金属樹脂テープあるいは金属テープ(以下、金属(樹脂)テープとする。)は、並列された同軸電線10および絶縁電線20の並列面の上下から貼り合わされる。金属(樹脂)テープを同軸電線10および絶縁電線20の並列面の上下から貼り合わせた後で、同軸電線10および絶縁電線20の並列方向の両端部における上下の金属(樹脂)テープの貼り合わせ部分がなるべく小さくなるように、当該貼り合わせ部分を切り取ってもよい。
なお、図3に示されるフラットケーブル3のように、シールド層30を構成する金属(樹脂)テープは、並列された同軸電線10および絶縁電線20の周囲にいわゆる煙草巻である縦添えにより巻き付けられる構成としてもよい。
このように構成された本実施形態のフラットケーブル1を製造するには、まず、2本一対で各同軸電線対10A〜10Cを構成する同軸電線10をそれぞれの対となった同軸電線10同士(例えば同軸電線対10Aの同軸電線10同士)が隣り合うように同一平面上に並列させる。そして、絶縁電線20を同軸電線10の並列面と同一平面上に並列させる。次に、このようにして並列された同軸電線10および絶縁電線20の周囲に金属(樹脂)テープを上下から貼り合わせる、あるいは煙草巻により縦添えすることで、シールド層30を形成する。最後に、シールド層30の外周に、シース40を押出成形により被覆する。このようにして、本実施形態に係るフラットケーブル1が得られる。
図4は、本実施形態に係るコネクタ付フラットケーブル100の構成例を示す図である。
コネクタ付フラットケーブル100は、図1に示すフラットケーブル1の両端にコネクタ101を取り付けたものとして提供される。フラットケーブル1の両端部においては、同軸電線10の先端部から中心導体12、内部絶縁体14および外部導体16が段階的に所定長さずつ露出されるとともに、絶縁電線20の先端部において中心導体22を所定長さ露出される。そして、コネクタ101の接点であるピン端子(図示省略)に中心導体12、22をそれぞれ半田付けする。複数のピン端子は、フラットケーブル1内に収容される複数本の同軸電線10および絶縁電線20の配列に対応する位置に設けられている。なお、同軸電線10の外部導体16は、グランドバー(図示省略)等に半田付け等で固定される構成としてもよい。
フラットケーブル1のシールド層30は、コネクタ101の外部筐体である金属製のシールドシェル102(接地端子の一例)と接続される。シールドシェル102は、コネクタ101の内部に収容されるピン端子の周囲を覆っている。シールドシェル102は、グランド電流の経路として、および遮蔽材としても機能する。フラットケーブル1がコネクタ101に挿入されると、シールド層30がシールドシェル102を介して接地され、良好なシールド効果を得ることができる。
なお、フラットケーブル1の同軸電線10および絶縁電線20の配列と、コネクタ101内のピン端子の配列とが異なる場合は、中継基板等を介することにより電線の配列をコネクタ101のピン端子の配列に合わせることができる。シールドシェル102ではなくコネクタ101に別途設けられるグランド端子等にフラットケーブル1のシールド層30が接続されることにより、シールド層30がグランド端子を介して接地される構成としてもよい。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
(変形例1)
図5は、変形例1に係るフラットケーブル4を示す断面斜視図である。図5においては、図2と同様に図面の簡略化のため、2本の同軸電線10と2本の絶縁電線20とが同一平面上に並列されてその周囲にシールド層30が形成される例を示すとともに、シールド層30の周囲を被覆するシース40の図示は省略している。
図5に示されるように、フラットケーブル4は、シース40の内部に収容される電線として、同軸電線10および絶縁電線20の他に、被覆されていない金属導体からなるドレイン線50をさらに備えている。ドレイン線50は、並列された同軸電線10および絶縁電線20と同一平面上であって、これらの電線10,20の並列方向における両端部に配置されている。そして、このように並列された同軸電線10、絶縁電線20およびドレイン線50の並列面の上下から金属(樹脂)テープが貼り付けられてシールド層30が形成されている。金属(樹脂)テープとドレイン線50とからシールド層30が形成されることとなり、ドレイン線50が電線10,20の並列方向のシールド材として機能する。ドレイン線50を介してシールド層30を容易に接地することができる。
(変形例2)
図6は、変形例2に係るフラットケーブル5を示す断面斜視図である。図6においては、図2と同様に図面の簡略化のため、シールド層30の周囲を被覆するシース40の図示は省略している。
図6に示されるように、フラットケーブル5の内部には、差動信号伝送用(高速信号伝送)の電線対として、上記の実施形態に係るフラットケーブル1の同軸電線10(図1参照)の代わりとして、二芯平行ケーブル(ツイナックスケーブル)60が絶縁電線20と並列されて収容されている。二芯平行ケーブル60は、2本の絶縁電線20を撚らずに並列させた状態で対にしてその周囲に金属テープ(樹脂に金属が貼られたまたは蒸着されたテープでもよい)からなるシールドテープ62を巻き付けてシールドさせたものである。シールドテープ62が露出しないようにその外周を樹脂テープ64で覆ってもよい。
図7に示すように、フラットケーブル5Aに含まれる電線対に、2本の絶縁電線20を撚り合せることで対にしてその周囲をシールド層70によりシールドしたSTP(Shielded Twisted Pair)と呼ばれるツイストペアケーブル60Aを用いてもよい。
電線対としてこれらのケーブルを用いた場合でも、上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(変形例3)
図8は、変形例3に係るフラットケーブル6を示す断面斜視図である。
図8に示される変形例3に係るフラットケーブル6のように、並列された同軸電線10および絶縁電線20の並列方向の両端部にドレイン線50を並列させるとともに、これらの電線10,20,50の周囲を金属(樹脂)テープにより覆ってシールド層30を形成し、さらにシールド層30の外周にシース40を押し出し被覆する構成としてもよい。
1:フラットケーブル
10:同軸電線
12:中心導体
14:内部絶縁体
16:外部導体
18:外被
20:絶縁電線
22:中心導体
24:外被
30:シールド層
40:シース
50:ドレイン線
60:二芯平行(ツイナックス)ケーブル
62:シールドテープ
64:樹脂テープ
100:コネクタ付フラットケーブル
101:コネクタ
102:シールドシェル(接地端子の一例)

Claims (8)

  1. 同一平面上に並列された複数本の丸型電線と、
    並列された前記複数本の丸型電線の周囲に配置された金属樹脂テープあるいは金属テープにより前記複数本の丸型電線を一括シールドしたシールド層と、
    前記シールド層の周囲に配置されたシースと、を備えている、フラットケーブル。
  2. 前記複数本の丸型電線のうち最も大径の電線の径が最も小径の電線の径の1.0倍以上1.2倍以下である、請求項1に記載のフラットケーブル。
  3. 前記シールド層を構成する前記金属樹脂テープあるいは前記金属テープは、並列された前記複数本の丸型電線の並列面の上下から貼り合わされている、請求項1または請求項2に記載のフラットケーブル。
  4. ドレイン線をさらに備え、
    前記ドレイン線は、並列された前記複数本の丸型電線と同一平面上に配置されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のフラットケーブル。
  5. 前記ドレイン線は、前記複数本の丸型電線の並列方向において端部に配置されている、請求項4に記載のフラットケーブル。
  6. 前記複数本の丸型電線は、
    中心導体、前記中心導体の周囲に配置された内部絶縁体、前記内部絶縁体の周囲に配置された外部導体、および前記外部導体の周囲に配置された外被を備えた同軸電線と、
    中心導体、および前記中心導体の周囲に配置された外被を備えた絶縁電線と、を含み、
    前記同軸電線は2本一対で設けられるとともに、対となる前記同軸電線は隣り合って配置されている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のフラットケーブル。
  7. 前記複数本の丸型電線は、中心導体および前記中心導体の周囲に配置された外被を備えた絶縁電線が2本平行に並列されて一括シールドされた二心平行電線を少なくとも1本含む、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のフラットケーブル。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のフラットケーブルの長手方向における端部にコネクタが接続されたコネクタ付フラットケーブルであって、
    前記シールド層は、前記コネクタの接地端子に接続されている、コネクタ付フラットケーブル。
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