JP2017033711A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一面に開口を有する枠体と、枠体の内側に位置するように枠体に取り付けられる灯具部とを備えた照明装置において、灯具部は、光源部と、光源部が設置され、長辺に対応する第1の端部及び第2の端部を含む長尺状の基板と、基板が設置される設置面を含み、枠体に取り付けられている設置部と、設置面のうち基板の第1の端部の位置に着脱自在に設けられ、基板の第1の端部を支持する着脱部材と設置面から突出して形成され、基板の第2の端部が挿入されて第2の端部を支持するツメ部とを含むものである。
【選択図】図6A
Description
図1は、本実施の形態に係る照明装置100の斜視図である。図2は、本実施の形態に係る照明装置100の器具本体200及びフレーム202等の説明図である。なお、図2では、ルーバー230を器具本体200から取り外し、また、2つの灯具部300のうちの一方を器具本体200から取り外した状態について示している。図1及び図2に基づいて、照明装置100について説明する。
本実施の形態に係る照明装置100は、灯具部300に設けられた基板304を固定する際における作業負担を低減することができる改良が加えられたものである。
なお、X1方向、X2方向、Y1方向、Y2方向、Z1方向及びZ2方向は、照明装置100が天井に取り付けられている状態における方向を示している。照明装置100は、壁等、天井以外の被取り付け部に取り付けられていてもよい。
照明装置100は、固定具(図示せず)を介して例えば天井に取り付けられ、長尺に形成された灯具部300が点灯することによって室内等に光が照射される。図1に示すように、照明装置100には、器具本体200と、器具本体200に設けられ、灯具部300に給電して灯具部300を点灯させる点灯装置(図示省略)と、器具本体200に設けられ、着脱自在の2つの灯具部300とを備えている。
また、照明装置100は、灯具部300から照射される光を和らげる複数のルーバー230と、灯具部300に給電するのに利用され、電源線が取り付けられる電源端子台220とを備えている。
なお、図1及び図2では省略しているが、照明装置100は、2つの灯具部300の間に介在するようにパネル(図示省略)が取り付けられ、電源端子台220等が室内等から見えないようになっている。
枠体201は、向かい合う一組の端部に側面部201Aが設けられ、この一組の端部とは異なる向かい合う一組の端部にフレーム202が設けられている。ルーバー230は、側面部201Aに引っ掛けられて設けられている。側面部201Aとフレーム202とは直交するように配置されている。枠本体201Bの側面部201A及び器具本体200のフレーム202によって囲われる部分には、天面部201Cに対向する開口へ照射できるように灯具部300が配置されている。
また、フレーム202は、2つの枠体201を、2つの枠体201のそれぞれの側面部201Aが対向するように連結する機構も有している。
図3は、本実施の形態に係る照明装置100の備えた灯具部300の説明図である。図4は、図3に示す灯具部300の端部の拡大図である。図5は、本実施の形態に係る照明装置100の灯具部の端部の正面図である。図3〜図5を参照して灯具部300について説明する。
灯具部300は長尺状部材であり、端部が器具本体200の支持構造250に支持(係止)される構造を備えている。
灯具部300は、両方の端部にそれぞれ設けられた取付部材3と、曲げ形成された反射板302と、光を通過する透光性カバー303とを備えている。また、灯具部300は、透光性カバー303の内側に配置され、光源モジュールを備えた基板304と、基板304が設置された設置部305(後段で説明する図7参照)とを備えている。なお、本実施の形態では、光源モジュールの光源としてLEDを採用している場合について説明するが、それに限定されるものではない。例えば、光源として用いることができる素子であれば、LEDに限定されるものではなく、有機EL等であってもよい。また、灯具部300の基板304の光源の光照射方向とは、矢印Z2方向に対応している。
なお、第1の被支持部31及び第2の被支持部32は、切欠に対応する構成である。第1の被支持部31は、切欠としての第1の開放部31A、切欠としての第1の奥側部31B及び第1の開放部31Aに形成された第1の凸部31Cを含む。第2の被支持部32は、切欠としての第2の開放部32A、切欠としての第2の奥側部32B及び第2の奥側部32Bに形成された第2の凸部32Cを含む。第1の凸部31C及び第2の凸部32Cは、ストッパーとしての機能を有している。取付部材3には、第1の被支持部31及び第2の被支持部32が形成されているので、工具を用いずとも、灯具部300を枠体201から着脱することができる。灯具部300の着脱動作については、後段で説明する。
反射部302Aは、図3に示すように、灯具部300が枠体201に取り付けられ、透光性カバー303が配置されている側(段部302C側)から折曲部302B側に向かうにしたがって下側に傾斜するように設けられている。反射部302Aの下側には、ルーバー230が配置され、反射部302Aの上側には、取付部材3、点灯装置(図示省略)及び点灯装置に接続される各種配線(図示省略)等が配置されている。
なお、1つの灯具部300には、2つの反射部302Aが設けられている。一方の反射部302A及び他方の反射部302Aの上側には、取付部材3が配置されている。この反射部302Aが設けられていることにより、取付部材3、点灯装置及び各種配線が隠れるので、照明装置100の意匠性を向上させることができるようになっている。
折曲部302Bは、反射部302Aの端部が曲げられて形成された部分であり、反射部302Aの端部からZ1方向に延びるように形成されている。折曲部302Bが形成されていることにより、灯具部300の上側に配置されている構成(点灯装置等)が見えにくくなり、照明装置100の意匠性を向上させることができる。また、折曲部302Bが形成されていることにより、作業者が反射板302の端面で手指を傷付けてしまうことを回避することができる。また、折曲部302Bを形成することにより、反射部302Aの長手方向のたわみを抑制することができる。
また、折曲部302Bは、X1方向側に位置するものと、X2方向側に位置するものがある。X2方向側に位置する折曲部302Bには、後述する操作部35が設けられていることを作業者に知らせるマーク等を設けるとよい。これにより、灯具部300を外す際の作業者の負担を抑制することができる。なお、マーク等としては、例えば、凹凸等を採用することができ、特に、限定されるものではない。
段部302Cは、反射板302におけるX1方向及びX2方向に平行な幅の中央側に形成されている。段部302Cは、一方が設置部305に接続され、他方が反射部302Aに接続されている。段部302Cは、反射部302Aが形成されている位置の方が、透光性カバー303が配置される設置部305が形成されている位置よりも下側に位置するように段状に形成されているものである。段部302Cには、透光性カバー303が端部側に形成された後述の平面部303Bに対向配置されている。
透光性カバー303は、曲面状に形成された曲面部303Aと、曲面部303Aの長辺に対応する両端にそれぞれ形成された平面部303Bと、曲面部303Aの短辺に対応する両端にそれぞれ形成された平面部303Cと、取付部材3に固定される固定部303Dと、固定部303Dと固定部材303Eとを固定する固定部材303Eとを含む。
曲面部303Aは、基板304の光源から照射される光のムラを抑制する機能を有する。すなわち、曲面部303Aの縦断面形状は、基板304の光源から曲面部303Aまでの距離が同じとなるように、基板304の光源を中心とした円弧状になっている。基板304の光源としてLEDが採用されている場合には、光の強度が特に高い角度範囲(配光角)に応じて曲面部303Aの形状を設定するとよい。
平面部303Bは、段部302Cに対向配置されているものである。すなわち、透光性カバー303は、2つの段部302Cの間に収められた状態で、設置部305に設置される。
固定部303Dは、平面視形状が三角形状をしているものである。固定部303Dには、固定部材303Eが挿入される開口部が形成されており、固定部材303Eによって取付部材3に固定される。すなわち、透光性カバー303は、固定部303Dが固定部材303Eによって取付部材3に取り付けられている。ここで、透光性カバー303を固定する構成を平面部303Bに形成することもできる。例えば、平面部303Bに開口部を形成し、固定部材を段部302Cに締結したり、設置部305に締結したりするということである。しかし、この態様では、透光性カバー303の平面部303Bと設置部305との間に隙間ができやすく、透光性カバー303から光が漏れてしまいやすい構造となる。そこで、透光性カバー303は、長辺に対応する端部ではなく、短辺に対応する端部に固定部303Dを形成し、平面部303Bと設置部305との間に隙間が発生することを抑制し、透光性カバー303から光が漏れてしまうことを抑制しながら、透光性カバー303を固定することができるようになっている。
設置部305は、灯具部300が枠体201に取り付けられている状態において、下面に基板304が取り付けられ、上面の上側に点灯装置等が配置されている。設置部305には、基板304を覆うように透光性カバー303が取り付けられている。
図6Aは、本実施の形態に係る照明装置100の設置部305に設置された基板304等の説明図である。図6Bは、本実施の形態に係る照明装置100の基板304を模式的に示した斜視図である。図7は、本実施の形態に係る照明装置100の灯具部300の端部の正面図である。図8は、着脱部材304A、ツメ部304B、設置部305及び基板304の縦断面図である。なお、図7は、透光性カバー303を取り外した状態を示している。また、図8(a)は設置部305に基板304が配置され、着脱部材304Aが締結されている状態を示している。図8(b)は着脱部材304A単体について示している。図8(c)はツメ部304B単体について示している。図6〜図8を参照して基板304を設置部305に固定する機構について説明する。
また、ツメ部304Bの対向位置に着脱部材304Aが配置されている。つまり、複数のツメ部304Bの配置位置と、複数の着脱部材304Aの配置位置とは、Y1方向又はY2方向にずれておらず、揃っている。
さらに、ツメ部304Bの形成数と、着脱部材304Aの数は同数である。
棒状部S1は、周面にネジ切りがされており、山谷が形成されている。棒状部S1は、周面のうち基板304と対向する部分については、ネジ切りが形成されていなくてもよい。これにより、基板304が削れる等して破損等してしまうことを回避することができる。なお、設置部305には、棒状部S1が挿入される部分に開口部305Bが形成されている。
頭部S2は、着脱部材304Aが設置部305に締結されている状態において、先端側の面が基板304の表面に対向するように設けられている。これにより、基板304が透光性カバー303の曲面部303A側に移動しないように規制している。
具体的には、照明装置100の天井の埃等が通気穴201D等を介して枠体201内に侵入する。開口部305Aが塞がれているため、枠体201内に侵入した埃は、開口部305Aから灯具部300内に侵入しにくくなる。
なお、灯具部300には、着脱自在の透光性カバー303が配置されているが、透光性カバー303の配置位置は灯具部300の下面側である。このように、設置部305と透光性カバー303との間の隙間は非常に小さい上に、透光性カバー303の配置位置は灯具部300の下面側であるため、埃は設置部305と透光性カバー303との間からは侵入しにくい。
切起部T1は、例えば、設置部305に直交するように形成されているものである。切起部T1は、一端(上端)が設置部305に接続され、他端が傾斜部T2に接続されている。切起部T1は、第2の端部E2に対向するように設けられている。
傾斜部T2は、設置部305の基板304の設置面との間の間隔が、切起部T1との接続側に向かうほど小さくなるよう形成されているものである。すなわち、傾斜部T2は、設置部305の設置面に対して傾斜するように形成されている。図8(c)に示すように、設置部305の設置面と平行な方向と、傾斜部T2とが角度θをなしている。これにより、基板304の第2の端部E2をツメ部304Bに深く挿入していくと、第2の端部E2と設置部305の設置面とに押し付けられるように基板304が挟み込まれることになり、基板304がツメ部304Bから外れにくくなる。したがって、基板304をより確実に設置部305に固定することができるようになっている。
図9は、本実施の形態に係る照明装置100の透光性カバー303を取付部材3に固定する構成等についての説明図である。図9を参照して透光性カバー303を取付部材3に固定する手段等について説明する。
照明装置100は、光の漏れ等を考慮して、平面部303Bの端部に透光性カバー303を固定する構成を設けず、平面部303Cの端部に透光性カバー303を固定する構成を設けている。
透光性カバー303の平面部303Cの端部に形成された固定部303Dには、固定部材303Eが挿入される開口部(図示省略)が形成されている。この開口部に連通する開口部が、取付部材3にも形成されている。固定部材303Eは、取付部材3の開口部に挿入されて、この開口部に締結される。
胴部303E2の長さ寸法Aは、固定部303Dの開口部のうち胴部303E2が挿入されている部分の深さ方向の寸法Bよりも大きい。この寸法関係を満たすことで、頭部303E3の前面が固定部303Dを常時押し付けてしまうことを回避することができる。したがって、固定部材303Eを締結しても、固定部材303Eの頭部303E3と透光性カバー303の固定部303Dとが強く接触してしまうことを回避することができる。これにより、透光性カバー303が破損等することを回避することができる。
また、固定部303Dの開口部のうち頭部303E3が挿入されている部分の径寸法Cは、頭部303E3の径寸法Dよりも大きい。この寸法関係を満たすことで、頭部303E3の周面が固定部303Dの開口部の内側に位置することになる。したがって、固定部材303Eを締結しても、固定部材303Eの頭部303E3と透光性カバー303の固定部303Dとが強く接触してしまうことを回避することができる。これにより、透光性カバー303が破損等することを回避することができる。
まず、前述の図5を参照して灯具部300の初期位置について説明する。灯具部300が器具本体200に取り付けられている状態の初期位置では、第1の支持部251が第1の開放部31A上の中間部に位置している。なお、第1の支持部251は、第1の開放部31Aに形成された第1の凸部31Cよりも内側に位置している。灯具部300が器具本体200に取り付けられている状態の初期位置では、第2の支持部252が第2の奥側部32Bの一番奥側に位置している。なお、第2の支持部252は、第2の奥側部32Bに形成された第2の凸部32Cよりも上側に位置している。
このようにして、第1の支持部251及び第2の支持部252から、第1の被支持部31及び第2の被支持部32を外して、器具本体200から灯具部300を取り外すことができる。なお、図5、及び図10〜図14では、器具本体200から灯具部300を取り外す動作について説明したが、取り付ける動作はこの逆の動作である。
本実施の形態に係る照明装置100は、一面に開口を有する枠体201と、枠体201の内側に位置するように枠体201に取り付けられる灯具部300とを備えた照明装置100において、灯具部300は、基板304と、基板304が設置され、長辺に対応する第1の端部及び第2の端部を含む長尺状の基板と、基板が設置される設置面を含み、枠体201に取り付けられている設置部305と、設置面のうち基板の第1の端部E1の位置に着脱自在に設けられ、基板304の第1の端部E1を支持する着脱部材304Aと、設置面から突出して形成され、基板304の第2の端部E2が挿入されて第2の端部E2を支持するツメ部304Bとを含む。
これにより、作業者は、基板304を固定する際に、まず、第2の端部E2をツメ部304Bに挿入して仮固定する。その後、作業者は、第1の端部E1を設置部305の設置面に付けながら、着脱部材304Aを設置部305に締結する。このように、第1の端部E1及び第2の端部E2の両方を、着脱部材304Aのようなネジ状部材で締結する構成を採用していないため、作業者が基板304を設置部305に固定する作業負担を低減することができる。
Claims (4)
- 一面に開口を有する枠体と、前記枠体の内側に位置するように前記枠体に取り付けられる灯具部とを備えた照明装置において、
前記灯具部は、
光源部と、
前記光源部が設置され、長辺に対応する第1の端部及び第2の端部を含む長尺状の基板と、
前記基板が設置される設置面を含み、前記枠体に取り付けられている設置部と、
前記設置面のうち前記基板の前記第1の端部の位置に着脱自在に設けられ、前記基板の前記第1の端部を支持する着脱部材と
前記設置面から突出して形成され、前記基板の前記第2の端部が挿入されて前記第2の端部を支持するツメ部とを含む
照明装置。 - 前記ツメ部は、
一端が前記設置面に接続された切起部と、
前記切起部の他端に接続され、前記設置面に対して傾斜する傾斜部とを含み、
前記傾斜部は、
前記設置面との間の間隔が、前記切起部との接続側に向かうほど小さくなるように構成されている
請求項1に記載の照明装置。 - 前記設置面には、
前記切起部の切り起こしにより形成された開口部を含み、
前記基板は、
前記開口部を塞ぐように配置されている
請求項2に記載の照明装置。 - 前記着脱部材は、
前記基板の前記第1の端部に平行な方向に等間隔に複数配置され、
前記基板は、
短辺に対応する第3の端部及び第4の端部を含む矩形状であり、
前記第1の端部のうち各着脱部材が設けられる部分に形成された複数の第1の切欠と、
前記第2の端部のうち各ツメ部が設けられる部分に形成された複数の第2の切欠を含み、
各第1の切欠と各第2の切欠とは対向位置に配置され、
最も前記第3の端部寄りの前記切欠と前記第3の端部までの長さと、
最も前記第4の端部寄りの前記切欠と前記第4の端部までの長さとが異なる
請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
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