JP2017032704A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像容器とトナーの回収容器とがダクトで接続される場合に、冗長な上昇流路を極力含むことなく、現像容器が移動してもダクトが接続状態を維持できること。
【解決手段】第1ダクト821において、現像容器430に接続された入口接続部8211が回転することにより、第1中間接続部8212が、中間平面に沿って回動する。第2ダクトにおいて、回収容器810に接続された出口接続部8221が回転することにより、第2中間接続部8222が前記中間平面内で回動する。第1中間接続部8212および第2中間接続部8222は、それらの一方が他方の内側に嵌め入れられた状態で、嵌め入れの深さを可変に接続されている。
【選択図】図2
【解決手段】第1ダクト821において、現像容器430に接続された入口接続部8211が回転することにより、第1中間接続部8212が、中間平面に沿って回動する。第2ダクトにおいて、回収容器810に接続された出口接続部8221が回転することにより、第2中間接続部8222が前記中間平面内で回動する。第1中間接続部8212および第2中間接続部8222は、それらの一方が他方の内側に嵌め入れられた状態で、嵌め入れの深さを可変に接続されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、浮遊トナーが混在する空気の通路を形成するトナー回収ダクトを備える画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、像担持体と現像器とを備える。前記現像器は、トナーを収容する現像容器と、前記現像容器に内包された現像ローラーとを備える。前記現像ローラーは、前記像担持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像処理を実行する。
また、前記画像形成装置が、前記現像容器内で浮遊する前記トナーを回収する浮遊トナー回収部を備えることが知られている(例えば、特許文献1参照)。前記浮遊トナー回収部は集塵部を備える。
前記集塵部は、前記現像容器から前記トナーが混在する空気を吸引し、吸引した空気中の前記トナーを回収容器に回収する。前記集塵部は、前記回収容器内で前記トナーを捕捉するフィルターと、前記フィルターを通じて空気を吸引する吸引ファンとを備える。
前記現像容器および前記回収容器はダクトで接続され、前記集塵部は、前記トナーが混在する空気を前記ダクトを通じて吸引する。
ところで、前記現像容器は、現像位置と待避位置との間で移動可能に支持される。前記現像位置は、前記現像ローラーによる現像処理が可能な位置であり、前記待避位置は、前記現像位置よりも前記像担持体から離れた位置である。これにより、前記現像器の交換などのメンテナンスが可能になる。
一方、前記現像容器が移動しても、前記ダクトによる前記現像容器と前記回収容器との接続状態が維持される必要がある。
例えば、前記現像容器が、支持軸の周りに回動可能に支持されることが考えられる。この場合、前記ダクトが、回動ダクトと固定ダクトとを備えることが考えられる。前記回動ダクトは、前記支持軸を中心にして回動可能なダクトである。前記固定ダクトは、固定されたダクトであり、前記回動ダクトと前記回収容器とを繋ぐ。前記回動ダクトは、前記現像容器と前記支持軸の位置に存在する前記固定ダクトの一端とに接続される。これにより、前記現像容器が回動しても、前記ダクトによる前記現像容器と前記回収容器との接続状態が維持される。
前記支持軸の高さと前記回収容器の吸気口の高さとが異なる場合、前記回動ダクトと前記固定ダクトの組合せでは、前記ダクトの一部に冗長な上昇流路が形成されてしまう。例えば、前記支持軸が前記現像容器よりも高い位置に存在し、前記回収容器の吸気口が前記現像容器よりも低い位置に存在する場合が考えられる。この場合、前記回動ダクト全体が、前記現像容器から前記回収容器への最短経路と比較して冗長な上昇流路を成す。
しかしながら、前記現像容器内で浮遊する前記トナーを適切に吸引および回収するためには、前記ダクトが冗長な上昇流路を極力含まないことが望ましい。
即ち、前記ダクトにおける上昇流路が長いほど、前記トナーが前記ダクト内に滞留しやすい。前記トナーの滞留を回避するために、前記集塵部の吸引力が高められると、前記現像容器内が過度に低圧になり、現像性能が悪化する。
本発明の目的は、現像容器とトナーの回収容器とがダクトで接続される場合に、冗長な上昇流路を極力含むことなく、前記現像容器が移動しても接続状態を維持できる前記ダクトを備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、現像容器と、支持機構と、集塵部と、トナー回収ダクトとを備える。前記現像容器は、トナーを収容し、現像ローラーを回転可能に支持する。前記現像ローラーは、像担持体に前記トナーを供給する。前記支持機構は、前記現像容器を前記像担持体に対して離隔可能に支持する機構である。前記集塵部は、前記現像容器から前記トナーが混在する空気を吸引し、吸引した空気中の前記トナーを回収容器に回収する。前記トナー回収ダクトは、前記現像容器から前記回収容器への空気の流路を形成するダクトである。前記トナー回収ダクトは、相互に接続された第1ダクトおよび第2ダクトを含む。前記第1ダクトは、入口接続部と、第1中間接続部とを含む。前記入口接続部は、前記第1開口部に対し、前記回転中心線に平行な第1直線の周りに回転可能に接続された部分である。前記第1中間接続部は、前記入口接続部の反対側の端からの一部を成す部分である。前記第1中間接続部は、前記入口接続部が回転することにより前記回転中心線に直交する平面である中間平面に沿って回動する。前記第2ダクトは、出口接続部および第2中間接続部とを含む。前記出口接続部は、前記第2開口部に対し、前記回転中心線に平行な第2直線の周りに回転可能に接続された部分である。前記第2中間接続部は、前記出口接続部の反対側の端からの一部を成す部分である。前記第2中間接続部は、前記出口接続部が回転することにより前記中間平面内で回動する。前記第1中間接続部および第2中間接続部は、それらの一方が他方の内側に嵌め入れられた状態で、嵌め入れの深さを可変に接続されている。
本発明によれば、現像容器とトナーの回収容器とがダクトで接続される場合に、冗長な上昇流路を極力含むことなく、前記現像容器が移動しても接続状態を維持できる前記ダクトを備える画像形成装置を提供することが可能になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[画像形成装置10の構成]
画像形成装置10は、本体部2および画像読取装置1を備える。
画像形成装置10は、本体部2および画像読取装置1を備える。
本体部2は、シート供給部30、シート搬送部3、画像形成部4、光走査部5および定着部6などを備える。図1が示す画像形成装置10は、電子写真方式の画像形成装置である。
シート送出機構31は、シート材9をシート供給部30からシート搬送路300へ向けて送り出す。シート搬送機構32は、シート材9をシート搬送路300に沿って搬送する。
画像形成部4は、ドラム状の感光体41、帯電装置42、現像器43、転写装置45およびクリーニング装置47などを備える。
感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を一様に帯電させる。さらに、光走査部5がレーザー光を走査することにより帯電した感光体41の表面に静電潜像を書き込む。さらに、現像器43が前記静電潜像をトナー900の像へ現像する。
現像器43は、現像容器430および現像ローラー431を備える。現像容器430は、トナー900を収容し、現像ローラー431を回転可能に支持する。現像容器430は、可動支持機構7によって支持されている。
現像ローラー431は、現像容器430内のトナー900を担持しつつ回転し、感光体41にトナー900を供給する。これにより、感光体41の前記静電潜像が現像される。
さらに、転写装置45が、シート搬送路300を移動中のシート材9に、感光体41表面のトナー900の像を転写する。また、クリーニング装置47が感光体41表面に残存するトナー900を除去する。
定着部6は、加熱ローラー61と加圧ローラー62との間に画像が形成されたシート材9を挟み込みつつ後工程へ送り出す。これにより、定着部6は、シート材9上のトナー900を加熱し、シート材9上に画像を定着させる。
さらに、画像形成装置10は、浮遊トナー回収部8を備える。浮遊トナー回収部8は、現像容器430内で浮遊するトナー900を回収する。
[浮遊トナー回収部8の概要]
以下、図2,3を参照しつつ、浮遊トナー回収部8の概要について説明する。図2,3は、それぞれ視線方向の異なる斜視図である。
以下、図2,3を参照しつつ、浮遊トナー回収部8の概要について説明する。図2,3は、それぞれ視線方向の異なる斜視図である。
浮遊トナー回収部8は、現像容器430内で浮遊するトナー900を回収する装置である。浮遊トナー回収部8は集塵部81およびトナー回収ダクト82を備える。
集塵部81は、回収容器810、吸引ファン813および集塵フィルター814を備える。集塵部81は、現像容器430からトナー900が混在する空気を吸引し、吸引した空気中のトナー900を回収容器810に回収する。
集塵フィルター814は、回収容器810内でトナー900を捕捉する。吸引ファン813は、集塵フィルター814を通じて空気を吸引するファンである。集塵フィルター814でトナー900が除かれた後に空気は、吸引ファン813を通過し、回収容器810の排気口812から排出される。
現像容器430および回収容器810はトナー回収ダクト82で接続されている。集塵部81は、トナー900が混在する空気をトナー回収ダクト82を通じて吸引する。
[可動支持機構7]
次に、図2〜4を参照しつつ、可動支持機構7について説明する。可動支持機構7は、現像容器430を感光体41に対して離隔可能に支持する機構である。
次に、図2〜4を参照しつつ、可動支持機構7について説明する。可動支持機構7は、現像容器430を感光体41に対して離隔可能に支持する機構である。
可動支持機構7は、現像容器430を、現像位置と待避位置との間で移動可能に支持する。可動支持機構7は、現像ローラー431の回転中心線L0が平行移動する状態で現像容器430を移動可能に支持する。なお、回転中心線L0の方向は、水平方向であり、現像ローラー431の長手方向でもある。
前記現像位置は、現像ローラー431による現像処理が可能な位置であり、前記待避位置は、前記現像位置よりも感光体41から離れた位置である。なお、図5は、可動支持機構7が現像容器430を前記現像位置に保持する状態を示す。また、図6は、可動支持機構7が現像容器430を前記待避位置に保持する状態を示す。
本実施形態において、可動支持機構7は、支持軸71を中心として現像容器430を回動可能に支持する。支持軸71は、現像ローラー431の回転中心線L0に平行な直線に沿う位置に存在する。
即ち、現像容器430の回動中心線Lxは、現像ローラー431の回転中心線L0に平行である。また、本実施形態における支持軸71は、現像容器430よりも高い位置に存在する。
図4が示すように、可動支持機構7は、支持フレーム70および位置決め機構72を備える。支持フレーム70は、回動中心線Lxの周囲に回動可能に支持されている。現像容器430は、支持フレーム70に固定される。本実施形態において、支持軸71は支持フレーム70の一部である。
位置決め機構72は、現像容器430を前記現像位置に固定可能であるとともに、その固定を解除可能な機構である。図4が示す例では、位置決め機構72は、押さえ部721およびロック部722を備える。
押さえ部721は、支持フレーム70を位置基準部100に押しつける部分である。位置基準部100は、画像形成装置10のフレームの一部である。支持フレーム70が位置基準部100に押しつけられることにより、支持フレーム70が固定され、現像容器430が前記現像位置に保持される。
ロック部722は、操作レバー723を備える。操作レバー723は、ロック位置とロック解除位置との間で変位可能に支持されている。図4は、操作レバー723が前記ロック位置に存在する状態を示す。また、図4において、前記ロック解除位置に存在する操作レバー723が仮想線で示されている。なお、仮想線は2点鎖線である。
操作レバー723が前記ロック位置に存在するときに、ロック部722は、押さえ部721、支持フレーム70を位置基準部100に押しつける位置に固定する。これにより現像容器430が前記現像位置に保持される。
また、操作レバー723が前記ロック解除位置へ変位すると、押さえ部721が、支持フレーム70から離れる方向へ変位する。これにより、支持フレーム70を位置基準部100から離隔させることが可能になり、その結果、現像容器430を前記現像位置から前記待避位置へ変位させることが可能になる。
以上に示されるように、現像容器430は、前記現像位置と前記待避位置との間で移動可能に支持される。これにより、現像器43の交換などのメンテナンスが可能になる。
一方、現像容器430が移動しても、トナー回収ダクト82による現像容器430と回収容器810との接続状態が維持される必要がある。
本実施形態のように、現像容器430が、支持軸71の周りに回動可能に支持されることが考えられる。この場合、トナー回収ダクト82が、回動ダクトと固定ダクトとを備えることが考えられる。前記回動ダクトは、支持軸71を中心にして回動可能なダクトである。前記固定ダクトは、固定されたダクトであり、前記回動ダクトと回収容器810とを繋ぐ。前記回動ダクトは、現像容器430と支持軸71の位置に存在する前記固定ダクトの一端とに接続される。これにより、現像容器430が回動しても、トナー回収ダクト82による現像容器430と回収容器810との接続状態が維持される。
支持軸71の高さと回収容器810の吸気口の高さとが異なる場合、前記回動ダクトと前記固定ダクトの組合せでは、ダクトの一部に冗長な上昇流路が形成されてしまう。例えば、支持軸71が現像容器430よりも高い位置に存在し、回収容器810の吸気口が現像容器430よりも低い位置に存在する場合が考えられる。この場合、前記回動ダクト全体が、現像容器430から回収容器810への最短経路と比較して冗長な上昇流路を成す。
しかしながら、現像容器430内で浮遊するトナー900を適切に吸引および回収するためには、トナー回収ダクト82が冗長な上昇流路を極力含まないことが望ましい。
即ち、トナー回収ダクト82における上昇流路が長いほど、トナー900がダクト内に滞留しやすい。トナー900の滞留を回避するために、集塵部81の吸引力が高められると、現像容器430内が過度に低圧になり、現像性能が悪化する。なお、伸縮自在な蛇腹構造のダクトが採用される場合、トナー900がダクト内に滞留しやすい。
本実施形態において、トナー回収ダクト82は、冗長な上昇流路を極力含むことなく、現像容器430が移動しても、現像容器430と回収容器810との接続状態を維持できる。
[トナー回収ダクト82の詳細]
以下、図5〜7を参照しつつ、トナー回収ダクト82の詳細について説明する。図5は、現像容器430が前記現像位置に存在するときの可動支持機構7およびトナー回収ダクト82の側面図である。図6は、現像容器430が前記退避位置に存在するときの可動支持機構7およびトナー回収ダクト82の側面図である。図7は、トナー回収ダクトの構造図である。
以下、図5〜7を参照しつつ、トナー回収ダクト82の詳細について説明する。図5は、現像容器430が前記現像位置に存在するときの可動支持機構7およびトナー回収ダクト82の側面図である。図6は、現像容器430が前記退避位置に存在するときの可動支持機構7およびトナー回収ダクト82の側面図である。図7は、トナー回収ダクトの構造図である。
トナー回収ダクト82は、現像容器430から回収容器810への空気の流路を形成するダクトである。本実施形態において、トナー回収ダクト82は、相互に接続された第1ダクト821および第2ダクト822を含む。
以下の説明に置いて、現像容器430におけるトナー回収ダクト82に連通する開口が形成された部分のことを第1開口部4300と称する。また、回収容器810におけるトナー回収ダクト82に連通する開口が形成された部分のことを第2開口部811と称する。
現像容器430には、不図示の吸気口および内部ダクトが形成されている。前記吸気口は、現像容器430内の空気の吸い込み口である。例えば、複数の前記吸気口が、現像ローラー431の長手方向における複数の箇所に設けられることが考えられる。
前記内部ダクトは、前記吸気口と前記第1開口部4300とを連通させるダクトである。例えば、前記内部ダクトが、現像ローラー431の長手方向に沿って形成されることが考えられる。
第1ダクト821は、入口接続部8211と第1中間接続部8212とを含む。入口接続部8211は、現像容器430の第1開口部4300に対し、第1直線L1の周りに回転可能に接続された部分である。第1直線L1は、現像ローラー431の回転中心線L0に平行な直線である。
図7が示す例において、第1開口部4300および入口接続部8211は、第1直線L1を中心とする円筒状に形成されている。そして、第1開口部4300が、入口接続部8211の内側に嵌め入れられている。
第1中間接続部8212は、入口接続部8211の反対側の端からの一部を成す部分である。第1中間接続部8212は、入口接続部8211が回転することにより中間平面P1に沿って回動する。中間平面P1は、回転中心線L0に直交する平面である。中間平面P1は、現像容器430と回収容器810との間に位置する。
図7が示すように、本実施形態における第1ダクト821は、第1横直管部8213、第1縦直管部8214および第1直角管部8215を含む。第1横直管部8213は、第1直線L1に沿って形成された直管である。第1横直管部8213の端部が入口接続部8211である。
第1縦直管部8214は、第1ダクト821における入口接続部8211よりも低い位置に存在する部分である。第1縦直管部8214は、中間平面P1に沿って形成された直管である。第1縦直管部8214の端部が第1中間接続部8212である。なお、第1縦直管部8214が直線に沿う第1直管部の一例である。
第1直角管部8215は、直角に曲がった管である。第1直角管部8215は、第1横直管部8213と第1縦直管部8214とを繋ぐ部分である。
一方、第2ダクト822は、出口接続部8221および第2中間接続部8222とを含む。出口接続部8221は、回収容器810の第2開口部811に対し、第2直線L2の周りに回転可能に接続された部分である。第2直線L2は、現像ローラー431の回転中心線L0に平行な直線である。
図7が示す例において、第2開口部811および出口接続部8221は、第2直線L2を中心とする円筒状に形成されている。そして、出口接続部8221が、第2開口部811の内側に嵌め入れられている。
第2中間接続部8222は、出口接続部8221の反対側の端からの一部を成す部分である。第2中間接続部8222は、出口接続部8221が回転することにより中間平面P1内で回動する。
図7が示すように、本実施形態における第2ダクト822は、第2横直管部8223、第2縦直管部8224および第2直角管部8225を含む。第2横直管部8223は、第2直線L2に沿って形成された直管である。第2横直管部8223の端部が出口接続部8221である。
第2縦直管部8224は、第2ダクト822における出口接続部8221よりも低い位置に存在する部分である。第2縦直管部8224は、中間平面P1に沿って形成された直管である。第2縦直管部8224の端部が第2中間接続部8222である。なお、第2縦直管部8224が直線に沿う第2直管部の一例である。
第2直角管部8225は、直角に曲がった管である。第2直角管部8225は、第2横直管部8223と第2縦直管部8224とを繋ぐ部分である。
第1中間接続部8212および第2中間接続部8222は、それらの一方が他方の内側に嵌め入れられた状態で、嵌め入れの深さを可変に接続されている。
本実施形態において、第1中間接続部8212および第2中間接続部8222が、入口接続部8211よりも低い位置に存在する。さらに、出口接続部8221が、第1中間接続部8212および第2中間接続部8222よりも低い位置に存在する。
上記の場合、トナー回収ダクト82は、水平方向の流路および下降流路を形成しており、上昇流路を形成しない。また、第1中間接続部8212が下向きの開口を形成し、第2中間接続部8222が上向きの開口を形成する。
そして、第1中間接続部8212が第2中間接続部8222の内側に嵌め入れられている。これにより、ダクト内を下降するトナー900が、上向きの開口を形成する第2中間接続部8222の端部に堆積しない。
第1中間接続部8212の外周面には、第1中間接続部8212と第2中間接続部8222との隙間を埋めるシール材833が形成されている。例えば、シール材833が、発泡樹脂などの弾性部材であることが考えられる。
第1中間接続部8212および第2中間接続部8222の嵌め入れの深さが変化した場合に、シール材833は、第2中間接続部8222の内側面を清掃する部材として機能する。
また、第1開口部4300の外周面には、第1開口部4300と入口接続部8211との隙間を埋めるシール材831が形成されている。同様に、出口接続部8221の外周面には、出口接続部8221と第2開口部811との隙間を埋めるシール材832が形成されている。例えば、シール材831,832が、発泡樹脂などの弾性部材であることが考えられる。
図5が示すように、可動支持機構7が、現像容器430を前記現像位置に保持する状態において、第1縦直管部8214および第2縦直管部8224が鉛直方向に沿う。これにより、トナー900が第1縦直管部8214および第2縦直管部8224の内側面に付着しにくい。
なお、図6が示すように、現像容器430が前現像位置から前記退避位置へ変位すると、第1縦直管部8214および第2縦直管部8224は、鉛直方向に対して鋭角を成して傾斜した直線に沿う。
図5,6が示すように、現像容器430が前記現像位置と前記退避位置との間で変位すると、入口接続部8211および出口接続部8221が回転する。同時に、第1中間接続部8212および第2中間接続部8222が、一の直線に沿う状態を維持しながら回動する。その際、第1直線L1の位置が変化するため、第1直線L1と第2直線L2との距離が変化する。第1直線L1と第2直線L2との距離の変化に応じて、第1中間接続部8212および第2中間接続部8222の嵌め入れの深さが変化する。
従って、トナー回収ダクト82は、現像容器430が移動しても、現像容器430と回収容器810との接続状態を維持できる。さらに、トナー回収ダクト82は、冗長な上昇流路を含まない。そのため、トナー900がトナー回収ダクト82内に滞留しにくい。
ところで、第1中間接続部8212および第2中間接続部8222の嵌め入れの深さが変化すると、トナー回収ダクト82全体の容積が変化する。本実施形態においては、現像容器430が前記現像位置から前記退避位置へ変位するときに、トナー回収ダクト82全体の容積が小さくなる。その際、トナー回収ダクト82内のトナー900が現像容器430へ逆流するおそれがある。
図7が示すように、浮遊トナー回収部8は、トナー900の逆流を防止する遮断弁84をさらに備える。図7が示す例では、遮断弁84が第1開口部4300に設けられている。遮断弁84は、第1中間接続部8212側から第1開口部4300側へ向かう気流を遮断可能な弁である。
図7に示される遮断弁84は、人の操作によって閉位置と開位置との間で変位可能な部材である。前記閉位置は、第1開口部4300を塞ぐ位置である。前記開位置は、第1開口部4300から退避した位置である。
現像容器430が前記現像位置から前記退避位置へ移動される前に、遮断弁84が前記開位置から前記閉位置へ移される。これにより、トナー900の逆流を防止できる。なお、現像容器430が前記退避位置から前記現像位置へ移動された後に、遮断弁84が前記閉位置から前記開位置へ戻される。
[応用例]
浮遊トナー回収部8において、遮断弁84が第1ダクト821に設けられることも考えられる。また、遮断弁84が逆止弁であることも考えられる。前記逆止弁は、現像容器430側から回収容器810側へ流れる空気の風圧によって開状態になる。さらに、前記逆止弁は、回収容器810側から現像容器430側へ流れる空気の風圧によって閉状態になる。
浮遊トナー回収部8において、遮断弁84が第1ダクト821に設けられることも考えられる。また、遮断弁84が逆止弁であることも考えられる。前記逆止弁は、現像容器430側から回収容器810側へ流れる空気の風圧によって開状態になる。さらに、前記逆止弁は、回収容器810側から現像容器430側へ流れる空気の風圧によって閉状態になる。
画像形成装置10において、可動支持機構7が、現像容器430を直線方向に沿って移動可能に支持するスライド機構であることも考えられる。この場合、可動支持機構7は、現像容器430を感光体41に対して直線方向に沿って離隔可能に支持する。この場合においても、トナー回収ダクト82を採用することが可能である。なお、前記スライド機構も、現像ローラー431の回転中心線L0が平行移動する状態で現像容器430を移動可能に支持する。
なお、本発明に係る画像形成装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :画像読取装置
2 :本体部
3 :シート搬送部
4 :画像形成部
5 :光走査部
6 :定着部
7 :可動支持機構
8 :浮遊トナー回収部
9 :シート材
10 :画像形成装置
30 :シート供給部
31 :シート送出機構
32 :シート搬送機構
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像器
45 :転写装置
47 :クリーニング装置
61 :加熱ローラー
62 :加圧ローラー
70 :支持フレーム
71 :支持軸
72 :位置決め機構
81 :集塵部
82 :トナー回収ダクト
84 :遮断弁
100 :位置基準部
300 :シート搬送路
430 :現像容器
431 :現像ローラー
721 :押さえ部
722 :ロック部
723 :操作レバー
810 :回収容器
811 :第2開口部
812 :排気口
813 :吸引ファン
814 :集塵フィルター
821 :第1ダクト
822 :第2ダクト
831,832,833:シール材
900 :トナー
4300 :第1開口部
8211 :入口接続部
8212 :第1中間接続部
8213 :第1横直管部
8214 :第1縦直管部(第1直管部)
8215 :第1直角管部
8221 :出口接続部
8222 :第2中間接続部
8223 :第2横直管部
8224 :第2縦直管部(第2直管部)
8225 :第2直角管部
L0 :現像ローラーの回転中心線
L1 :第1直線
L2 :第2直線
Lx :回動中心線
P1 :中間平面
2 :本体部
3 :シート搬送部
4 :画像形成部
5 :光走査部
6 :定着部
7 :可動支持機構
8 :浮遊トナー回収部
9 :シート材
10 :画像形成装置
30 :シート供給部
31 :シート送出機構
32 :シート搬送機構
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像器
45 :転写装置
47 :クリーニング装置
61 :加熱ローラー
62 :加圧ローラー
70 :支持フレーム
71 :支持軸
72 :位置決め機構
81 :集塵部
82 :トナー回収ダクト
84 :遮断弁
100 :位置基準部
300 :シート搬送路
430 :現像容器
431 :現像ローラー
721 :押さえ部
722 :ロック部
723 :操作レバー
810 :回収容器
811 :第2開口部
812 :排気口
813 :吸引ファン
814 :集塵フィルター
821 :第1ダクト
822 :第2ダクト
831,832,833:シール材
900 :トナー
4300 :第1開口部
8211 :入口接続部
8212 :第1中間接続部
8213 :第1横直管部
8214 :第1縦直管部(第1直管部)
8215 :第1直角管部
8221 :出口接続部
8222 :第2中間接続部
8223 :第2横直管部
8224 :第2縦直管部(第2直管部)
8225 :第2直角管部
L0 :現像ローラーの回転中心線
L1 :第1直線
L2 :第2直線
Lx :回動中心線
P1 :中間平面
Claims (6)
- トナーを収容し、像担持体に前記トナーを供給する現像ローラーを回転可能に支持する現像容器と、
前記現像容器を前記像担持体に対して離隔可能に支持する支持機構と、
前記現像容器から前記トナーが混在する空気を吸引し、吸引した空気中の前記トナーを回収容器に回収する集塵部と、
前記現像容器から前記回収容器への空気の流路を形成するトナー回収ダクトと、を備え、
前記トナー回収ダクトが、相互に接続された第1ダクトおよび第2ダクトを含み、
前記第1ダクトが、
前記現像容器の第1開口部に対し、前記回転中心線に平行な第1直線の周りに回転可能に接続された入口接続部と、
前記入口接続部の反対側の端からの一部を成し、前記入口接続部が回転することにより前記回転中心線に直交する平面である中間平面に沿って回動する第1中間接続部と、を含み、
前記第2ダクトが、
前記回収容器の第2開口部に対し、前記回転中心線に平行な第2直線の周りに回転可能に接続された出口接続部と、
前記出口接続部の反対側の端からの一部を成し、前記出口接続部が回転することにより前記中間平面に沿って回動する第2中間接続部と、を含み、
前記第1中間接続部および第2中間接続部は、それらの一方が他方の内側に嵌め入れられた状態で、嵌め入れの深さを可変に接続されている、画像形成装置。 - 前記第1中間接続部および前記第2中間接続部が前記入口接続部よりも低い位置に存在し、前記出口接続部が前記第1中間接続部および前記第2中間接続部よりも低い位置に存在する、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1中間接続部が前記第2中間接続部の内側に嵌め入れられている、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記第1ダクトにおける前記入口接続部よりも低い位置に存在する部分が直線に沿う第1直管部であり、
前記第2ダクトにおける前記出口接続部よりも高い位置に存在する部分が直線に沿う第2直管部であり、
前記支持機構が、前記現像容器を前記現像ローラーによる現像処理が可能な位置に保持する状態において、前記第1直管部および前記第2直管部が鉛直方向に沿う、請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記支持機構が、前記現像容器よりも高い位置の支持軸を中心として前記現像容器を回動可能に支持する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第1開口部または前記第1ダクトにおいて、前記第1中間接続部側から前記第1開口部側へ向かう気流を遮断可能な遮断弁を備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015150894A JP2017032704A (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015150894A JP2017032704A (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017032704A true JP2017032704A (ja) | 2017-02-09 |
Family
ID=57987901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015150894A Pending JP2017032704A (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017032704A (ja) |
-
2015
- 2015-07-30 JP JP2015150894A patent/JP2017032704A/ja active Pending
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