JP2017032247A - 冷蔵庫 - Google Patents

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孝治 笹川
Koji Sasagawa
孝治 笹川
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Abstract

【課題】収納空間の壁面で多量の結露が生じることを抑える。【解決手段】実施例の冷蔵庫は、野菜室を有する断熱性の箱体と、前記野菜室内に設けられたものであって全方向から壁で囲まれた収納空間を有する野菜ケースと、前記野菜ケースに設けられたものであって前記収納空間を前記野菜室内に開放する開口部と、前記開口部の開放量を調整する調整部材を備えている。【選択図】図2

Description

実施例は冷蔵庫に関する。
冷蔵庫には野菜室を有するものがある。この野菜室は野菜を冷蔵保存するのに適した冷蔵温度帯域にコントロールされるものであり、野菜室内には野菜ケースが収納されている。この野菜ケースは収納空間を有している。この収納空間は全方向から壁で囲まれることに応じて密閉度が高められたものであり、湿気を内部に閉じ込めることで野菜を新鮮な状態に保つ。
特開平8−303936号公報 特開2009−174725号公報
従来の冷蔵庫の場合には収納空間内の空気が野菜ケース外の冷気で冷却されることに応じて収納空間の壁面で多量の結露が生じる。
実施例の冷蔵庫は、野菜室を有する断熱性の箱体と、前記野菜室内に設けられたものであって全方向から壁で囲まれた収納空間を有する野菜ケースと、前記野菜ケースに設けられたものであって前記収納空間を前記野菜室内に開放する開口部と、前記開口部の開放量を調整する調整部材を備えたものである。
実施例1を示す図(野菜室を示す断面図) (a)は下野菜ケースおよび上野菜ケースを示す断面図、(b)はXb部を拡大して示す図 実施例2を示す図2の(a)相当図 実施例3を示す図2の(a)相当図 実施例4を示す図2の(a)相当図 実施例5を示す図2の(a)相当図
図1のキャビネット1は外箱および内箱間に断熱材を介在してなるものであり、縦長な直方体形状をなしている。このキャビネット1は前面が開口するものであり、キャビネット1内には冷蔵室2が形成されている。このキャビネット1には冷蔵室2の前に位置してRドア3が装着されており、冷蔵室2の前面はRドア3が操作されることに応じて開閉される。このキャビネット1は箱体に相当する。
キャビネット1内には、図1に示すように、冷蔵室2の下に位置して野菜室4が形成されている。この野菜室4は冷蔵室2内に通じるものであり、キャビネット1には野菜室4の前に位置してVドア5が装着されている。このVドア5は閉鎖状態および閉鎖状態に比べて前の開放状態間で前後方向へ直線的に移動可能にされたものであり、野菜室4の前面はVドア5の閉鎖状態で気密状態に閉鎖され、Vドア5の開放状態で開放される。
キャビネット1の後壁には、図1に示すように、ダクトカバー6が固定されている。このダクトカバー6は冷蔵室2内および野菜室4内を前後方向へ跨ぐ縦長なものであり、キャビネット1の後壁とダクトカバー6との間には冷気ダクト7が形成されている。このダクトカバー6には吸込み口8およびR吹出し口が形成されている。吸込み口8は冷気ダクト7の下端部に位置するものであり、野菜室4内に配置されている。R吹出し口は冷気ダクト7の上端部に位置するものであり、冷蔵室2内に配置されている。
冷気ダクト7内には、図1に示すように、ファン装置9が固定されている。このファン装置9はファンモータの回転軸にファンを連結してなるものであり、ファン装置9の運転状態では野菜室4内の空気が吸込み口8から冷気ダクト7内に進入する。この空気は冷気ダクト7内を上昇した後にR吹出し口から冷蔵室2内に吐出され、冷蔵室2内に吐出された後に冷蔵室2内から野菜室4内に進入する。この冷気ダクト7内には冷凍サイクルのエバポレータ10が固定されている。このエバポレータ10は野菜室4内に配置されたものであり、ファン装置9からの空気を冷却することで冷蔵室2用および野菜室4用の冷気を生成する。
ダクトカバー6には、図1に示すように、ダンパ11が軸12を中心に回転可能に装着されている。このダンパ11は電気的なアクチュエータに連結されたものであり、アクチュエータはダンパ11を回転操作することに応じて垂直な閉鎖状態(二点鎖線参照)および上から下に向けて後へ傾斜する開放状態(実線参照)間で切換える。
ダクトカバー6には、図1に示すように、V吹出し口13が形成されている。このV吹出し口13は野菜室4内に開口するものであり、ダンパ11は開放状態でR吹出し口を閉鎖し且つV吹出し口13を開放する。このダンパ11は閉鎖状態でV吹出し口13を閉鎖し且つR吹出し口を開放するものであり、ダンパ11の閉鎖状態では冷気がR吹出し口から冷蔵室2内に吐出され、ダンパ11の開放状態では冷気がV吹出し口13から野菜室4内に吐出される。
Vドア5には、図1に示すように、有色不透明な下野菜ケース14が装着されている。この下野菜ケース14は上面が開口する四角容器状をなすものであり、図2に示すように、前板15と後板16と底板17と左側板18と右側板19(図1参照)を有している。この下野菜ケース14は野菜ケースに相当するものであり、Vドア5の開放状態で野菜室4内から前へ引出される。この下野菜ケース14は、図1に示すように、Vドア5の閉鎖状態で野菜室4内に収納されるものであり、ダンパ11の開放状態でV吹出し口13から冷気が吹付けられる。
下野菜ケース14の底板17には、図2に示すように、突部20が形成されている。この突部20は底板17から上へ突出するものであり、下野菜ケース14の前後方向の中央部に比べて前に配置されている。この突部20には垂直な仕切板21が着脱可能に装着されている。この仕切板21は透明な合成樹脂またはガラスを材料とするものであり、仕切板21には貫通孔状の開口部22が形成されている。
下野菜ケース14内には、図2に示すように、前室23および後室24が形成されている。前室23は仕切板21に比べて前の上面が開口する空間を称するものであり、前室23内にはペットボトルが縦向きに収納される。後室24は仕切板21に比べて後の上面が開口する空間を称するものである。この後室24は前室23に比べて内容積が大きく設定されたものであり、後室24内には野菜が収納される。
下野菜ケース14には、図2に示すように、上野菜ケース25が装着されている。この上野菜ケース25は上面が開口する四角容器状をなすものであり、上野菜ケース25内には野菜が収納される。この上野菜ケース25は下野菜ケース14の上に載せられた載置状態および下野菜ケース14の上から取外された取外し状態間で操作可能にされたものであり、載置状態で前室23および後室24のそれぞれの上面を閉鎖する。
下野菜ケース14の前室23および後室24は、図2に示すように、収納空間34に相当するものであり、収納空間34は上野菜ケース25の載置状態で前と後と左と右と上と下の全方向から壁で囲われることに応じて密閉度が高められる。この上野菜ケース25は透明な合成樹脂を材料とするものであり、前室23内および後室24内のそれぞれは上野菜ケース25の載置状態で上から上野菜ケース25を通して視認可能にされている。
野菜室4内には、図1に示すように、イオン発生器26が固定されている。このイオン発生器26は放電現象を利用してナノメータサイズのアクティブイオンを生成するものであり、冷蔵室2内および野菜室4内の空気中に浮遊する細菌およびカビ菌等の有害物質をアクティブイオンによって分解する。
下野菜ケース14には、図2に示すように、左側板18および右側板19のそれぞれに位置してイオンフィルタ27が固定されている。これら両イオンフィルタ27のそれぞれはイオン発生器26からのアクティブイオンを下野菜ケース14内に取込むためのものであり、下野菜ケース14外のアクティブイオンが通過可能で下野菜ケース14内の冷気が通過不能な複数の細孔を有している。
下野菜ケース14には、図2に示すように、調湿器28が装着されている。この調湿器28は上野菜ケース25の載置状態での下野菜ケース14の密閉度を調整するものであり、次のように構成されている。
下野菜ケース14の前板15には、図2に示すように、貫通孔状の開口部29が形成されている。この開口部29は野菜室4内から下野菜ケース14内に冷気を取込むためのものであり、野菜室4内に冷気を吹出すV吹出し口13に対向しない部分に配置されている。この開口部29は下野菜ケース14の周囲を冷気が流れることで下野菜ケース14内が極力間接的に冷却される位置に配置されたものであり、下野菜ケース14の前板15には前室23内に位置してポケット30が形成されている。このポケット30は前板15から後へ突出するものであり、前板15に後から隙間を介して対向している。このポケット30は縦長な溝部31を有するものであり、ポケット30および前板15間の隙間には垂直な平板状のシャッター32が挿入されている。このシャッター32は前板15およびポケット30に沿って上下方向へ移動可能にされたものであり、外力が作用していない状態では前板15およびポケット30に対する摩擦力で静止する。このシャッター32は調整部材およびスライド部材に相当する。
シャッター32には、図2に示すように、摘み33が形成されている。この摘み33はシャッター32から後へ突出するものであり、ポケット30の溝部31内に挿入されている。この摘み33は上野菜ケース25の取外し状態で操作可能に露出するものであり、溝部31の内面に下から接触した上限位置(実線参照)および溝部31の内面に上から接触した下限位置(二点鎖線参照)間で操作可能にされている。
シャッター32は、図2に示すように、摘み33の上限位置で開口部29を後から完全に閉鎖する閉鎖位置に摩擦力で静止するものであり、摘み33の下限位置では開口部29を完全に開放する開放位置に摩擦力で静止する。このシャッター32は閉鎖位置から開放位置へ移動する途中で摘み33の操作が停止されることに応じて現在位置に摩擦力で静止するものであり、開放位置から閉鎖位置へ移動する途中で摘み33の操作が停止された場合にも現在位置に摩擦力で静止する。即ち、シャッター32は閉鎖位置および開放位置間で無段階に静止可能にされたものであり、使用者は摘み33を手指で操作することに応じて開口部29の開放度を0%以上で100%以下の範囲内で無段階に調整できる。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
シャッター32をスライド操作することに応じて開口部29の開放度を調整可能としたので、使用者が上野菜ケース25の内面で多量の結露が生じていることを目で確認した場合にはシャッター32を現在位置から下降操作することに応じて開口部29の開放度を高め、野菜室4内から下野菜ケース14内に進入する冷気の量を増やすことができる。このため、下野菜ケース14の密閉度が高いにも拘らず下野菜ケース14の内部および外部間の温度差が小さくなるので、上野菜ケース25の下面で結露が生じることを抑えることができる。従って、下野菜ケース14内の野菜に結露水がかかることで野菜が傷むこと、上野菜ケース25の見栄えが結露水の影響で悪化することを抑えることができる。
下野菜ケース14の前板15に調湿器28を装着したので、Vドア5の開放状態で調湿器28が野菜室4内から前へ突出する。従って、野菜室4内に手を挿入することなく野菜室4外で調湿器28を分解して清掃することができるので、調湿器28の清掃作業が簡単になる。
上記実施例1においては、下野菜ケース14の左側板17または右側板18に調湿器28を装着しても良い。この場合には調湿器28をVドア5の開放状態で野菜室4内から前へ突出する部分(例えば前室23内)に配置することが好ましい。また、野菜室4内に冷気を吹出す吹出し口からの冷気が調湿器28を通して下野菜ケース14内に直接的に進入することなく、下野菜ケース14の周囲を流れて下野菜ケース14内が間接的に冷却される部分に配置することが好ましい。
上記実施例1においては、イオン発生器26として静電霧化現象を利用してアクティブイオン(ラジカルを有する帯電微粒子水)を生成するものを利用しても良い。
下野菜ケース14には、図3に示すように、透明な合成樹脂製の上野菜ケース41が装着されている。この上野菜ケース41は下野菜ケース14の上に載せられた載置状態および下野菜ケース14の上から取外された取外し状態間で操作可能にされたものであり、載置状態で後室24の上面を閉鎖することに応じて後室24の密閉度を高める。この後室24は上野菜ケース41の載置状態で前と後と左と右と上と下の全方向が壁で囲われるものであり、収納空間に相当する。
上野菜ケース41は野菜が収納されるものであり、図3に示すように、底板42を有している。この底板42は前から後に向けて下降傾斜するものであり、底板42の下面で結露が生じた場合には結露水が底板42の下面に沿って前から後へ流れる。この底板42は結露水除去手段および結露水移動手段に相当する。
上野菜ケース41の底板42には、図3に示すように、後端部に位置して複数の突部43が形成されている。これら複数の突部43のそれぞれは底板42から下へ突出するものであり、結露水は突部43に到達することに応じて突部43の表面に沿って上から下へ流れる。これら複数の突部43のそれぞれは上から下に向けて直径寸法が小さくなるものであり、結露水は突部43の表面に沿って下降した後に突部43の下端から後室24内の後端部に落下する。この突部43は結露水除去手段に相当する。
下野菜ケース14の後板16には、図3に示すように、貫通孔状の開口部44が形成されており、開口部44は放熱プレート45によって塞がれている。この放熱プレート45は下野菜ケース14に比べて熱伝導率が高いアルミニウムを材料とするものであり、後室24内の冷却を促進する。この放熱プレート45には複数の調湿孔46が形成されている。これら複数の調湿孔46は湿気が通過不能で空気が通過可能なものであり、後室24内に湿気を残したまま野菜室4内から冷気を取込む。
野菜室4内の天井部には投光器が固定されている。この投光器は上から下へ青色光を照射する複数の青色LEDを有するものであり、投光器から投射された光は上野菜ケース41の底板42を通して下野菜ケース14の後室24内に進入する。この後室24の内面には可視光応答型の光触媒層が形成されている。この光触媒層は投光器から光が照射されることに応じて活性化するものであり、活性化することに応じてエチレン等を分解して野菜の鮮度低下を抑制する。
仕切板21には、図3に示すように、調湿器28が装着されている。この調湿器28は後室24の密閉度を調整するものであり、次のように構成されている。仕切板21にはポケット30が形成されている。このポケット30は仕切板21から前へ突出するものであり、ポケット30および仕切板21間にはシャッター32が上下方向へ移動可能に挿入されている。
シャッター32の摘み33は、図3に示すように、ポケット30の溝部31内に挿入されており、摘み33の上限位置ではシャッター32が仕切板21の開口部22を前から完全に閉鎖する閉鎖位置に摩擦力で静止し、摘み33の下限位置ではシャッター32が開口部22を完全に開放する開放位置に摩擦力で静止する。この摘み33はVドア5の開放状態で操作可能に露出するものであり、使用者はVドア5の開放状態で前室23内を通して摘み33を手指で操作することに応じて開口部22の開放度を0%以上で100%以下の範囲内で無段階に調整できる。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
使用者が上野菜ケース41の下面で多量の結露が生じていることを目で確認した場合にはシャッター32を現在位置から下降操作することに応じて開口部22の開放度を高め、野菜室4内から下野菜ケース14の後室24内に進入する冷気の量を増やすことができる。このため、後室24の密閉度が高いにも拘らず後室24の内部および外部間の温度差が小さくなるので、上野菜ケース41の下面で結露が生じることを抑えることができる。従って、後室24内の野菜に結露水がかかることで野菜が傷むこと、上野菜ケース41の見栄えが結露水の影響で悪化することを抑えることができる。
上野菜ケース41の底板42を下降傾斜させたので、底板42の下面で結露が生じた場合に結露水を底板42の傾斜に沿って流すことができる。従って、結露水を底板42のうち使用者から目立たない後端部に集めることができるので、上野菜ケース41の見栄えが結露水の影響で悪化することを抑えることができる。
上野菜ケース41の底板42に突部43を設けたので、結露水を突部43の表面に沿って落下させることができる。しかも、突部43を底板42の後端部に配置したので、突部43から落下する結露水が下野菜ケース14内の野菜にかかることを極力抑えることができる。
上記実施例2においては、下野菜ケース14の一部または全部に投光器からの青色光が透過可能な透明部材を設ける等することで光透過手段としても良い。
下野菜ケース14の左側板17および右側板18のそれぞれには、図4に示すように、貫通孔状の開口部51が形成されており、後室24内は両開口部51を通して野菜室4内に開放されている。
仕切板21の開口部22内には、図4に示すように、調湿フィルタ52が装着されている。この調湿フィルタ52は湿気が通過不能で空気が通過可能な複数の細孔を有するものであり、開口部22内に装着された装着状態および開口部22内から取外された取外し状態間で操作可能にされている。この調湿フィルタ52は湿度保持部材に相当するものであり、調湿フィルタ52の装着状態では摘み33が操作されることに応じて調湿フィルタ52の開放度が0%以上で100%以下の範囲内で無段階に調整される。
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
仕切板21の開口部22内に調湿フィルタ52を装着したので、下野菜ケース14の後室24内から湿気が逃げ出すことを抑えることができる。しかも、野菜室4内から後室24内に冷気が進入することが許容されるので、後室24内を高湿度に維持したまま上野菜ケース41の下面に多量の結露水が付着することを抑えることができる。
調湿フィルタ52を仕切板21の開口部22内に対して着脱可能としたので、調湿フィルタ52を仕切板21の開口部22内から取外した後に清掃して仕切板21の開口部22内に再び装着することができる。しかも、Vドア5の開放状態で調湿フィルタ52が野菜室4内から前へ突出するので、調湿フィルタ52を取外した後に清掃して装着する一連の作業が簡単になる。
上記実施例1においては、下野菜ケース14の前板15の開口部29内および仕切板21の開口部22内の一方または双方に調湿フィルタ52を着脱可能に装着しても良い。
上記実施例2においては、下野菜ケース14の仕切板21の開口部22内に調湿フィルタ52を着脱可能に装着しても良い。
下野菜ケース14には、図5に示すように、後室24内に位置して湿度センサ61が固定されている。この湿度センサ61は後室24内の湿度の高さに応じたレベルの湿度信号を出力するものであり、制御回路に電気的に接続されている。この制御回路はCPUとROMとRAMを有するものであり、湿度センサ61からの湿度信号に応じて後室24内の湿度を検出する湿度検知手段に相当する。
下野菜ケース14内にはパルスモータが固定されており、パルスモータの回転軸は直動機構を介してシャッター32に機械的に連結されている。このパルスモータはシャッター32を上昇操作および下降操作するものであり、制御回路は湿度の検出結果に応じてパルスモータを駆動制御することに応じてシャッター32を開放位置および閉鎖位置間で位置制御し、シャッター32を位置制御することに応じて調湿フィルタ52の開放度を無段階にコントロールする。具体的には結露が多く発生する所定の湿度を検出した場合に調湿フィルタ52の開放度を現在値に比べて高める、あるいは、調湿フィルタ52を完全な開放状態とする。
上記実施例4によれば次の効果を奏する。
下野菜ケース14の後室24内の湿度を検出し、湿度の検出結果に応じて調湿フィルタ52の開放度をコントロールした。従って、上野菜ケース41の下面で多量の結露が生じる高湿状態では調湿フィルタ52の開放度が現在値に比べて高められることで後室24内に対する冷気の進入量が高められるので、上野菜ケース41の下面で多量の結露が生じることを自動的に抑えることができる。
上記実施例3および4においては、下野菜ケース14の左側板17および右側板18の一方または双方から開口部51を廃止しても良い。
上記実施例2〜4においては、下野菜ケース14の左側板17および右側板18の一方または双方うち後室23に対応する部分に調湿器28を装着しても良い。この場合には摘み33を後室24の外側に向けて突出させると良い。
上記実施例2〜4においては、上野菜ケース41の底板42を左または右に向けて下降傾斜させても良い。この場合には突部43を底板42のうち下降方向の端部に配置することで突部43からの結露水を下野菜ケース14内の端部に落下させ、下野菜ケース14内の野菜が結露水で濡れることを防止することが好ましい。
上記実施例2〜4においては、下野菜ケース14内の底面の結露水を下野菜ケース14外へ排水する排水部となる位置に開口部を設けても良い。
上野菜ケース41の底板42には、図6に示すように、調湿器28が装着されている。この調湿器28は上野菜ケース41の載置状態での後室24の密閉度を調整するものであり、次のように構成されている。
上野菜ケース41の底板42には、図6に示すように、貫通孔状の開口部71が形成されており、開口部71内には調湿フィルタ52が着脱可能に装着されている。この底板42は水平なものであり、底板42にはポケット30が形成されている。このポケット30は底板42から上へ突出するものであり、ポケット30および底板42間にはシャッター32が前後方向へ移動可能に挿入されている。
シャッター32の摘み33は、図6に示すように、ポケット30の溝部31内に挿入されている。この摘み33はポケット30から上へ突出するものであり、溝部31の内面に後から接触した前進位置および溝部31の内面に前から接触した後退位置間で移動可能にされている。この摘み33の前進位置ではシャッター32が調湿フィルタ52を上から完全に閉鎖する閉鎖位置に摩擦力で静止し、摘み33の後退位置ではシャッター32が調湿フィルタ52を完全に開放する開放位置に摩擦力で静止する。この摘み33はVドア5の開放状態で操作可能に露出するものであり、使用者はVドア5の開放状態で摘み33を手指で操作することに応じて調湿フィルタ52の開放度を0%以上で100%以下の範囲内で無段階に調整できる。
上記実施例5によれば次の効果を奏する。
上野菜ケース41の底板42にシャッター32および調湿フィルタ52を設け、シャッター32の摘み33を操作することに応じて調湿フィルタ52の開放度を調整した。従って、使用者が手指を前室23内に挿入して摘み33を操作する必要がなくなるので、摘み33の操作性が向上する。
上記実施例1〜5においては、ポケット30に複数の目盛を記しても良い。これら複数の目盛は摘み33の停止位置を使用者に教示するものであり、例えば結露水の付着量を「1」から「5」の5段階で記すことが好ましい。この場合には使用者が結露水の付着量を目で確認し、複数の目盛のうち付着量の確認結果に応じた1つに摘み33を合わせる。
上記実施例1〜5においては、下野菜ケース14の底板17に複数のリブを設けても良い。これら複数のリブは底板17から上へ突出するものであり、隣接するリブ間には溝が形成されている。これら複数のリブは野菜が載せられるものであり、結露水が上野菜ケース25または上野菜ケース41から滴下した場合にはリブ間の溝内に貯められることで野菜が結露水で濡れることが抑えられる。
上記実施例1〜5においては、上野菜ケース25の底板または上野菜ケース41の底板を前後方向および左右方向の中央部が最も高所となるドーム状に形成し、底板の下面に底板の最高部を中心に放射状に延びる複数の溝を結露除去手段として形成しても良い。これら複数の溝は下面が開口するものであり、底板の下面の結露水を底板の外周部に向けて流す。この構成の場合には複数の溝のそれぞれの終端部に下へ突出する突部を設け、結露水を突部に沿って落下させると良い。
上記実施例1〜5においては、シャッター32に換えてダンパを用いても良い。このダンパは軸を中心に回転可能なものであり、任意の回転角度に静止することに応じて開口部22等の開放度を0%以上で100%以下の範囲内で無段階に調整する。
上記実施例1〜5においては、調湿フィルタ52に換えて調湿機能を備えた各種の湿度保持部材を利用することができる。要は水分を保持して湿度環境を向上または調整する手段であれば良い。例えば繊維を網目構造のシート状とし、2網目に水分を保持するものであっても良い。
上記実施例1〜5においては、下野菜ケース14と上野菜ケース25と上野菜ケース41の少なくとも1つのうち野菜室4内への冷気の吹出し口に対向する部分に湿度保持部材を設けても良い。この場合には湿度保持部材の開放度を調整可能または調整不能としても良い。
以上、本発明の実施例を説明したが、この実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例やその変形は発明の範囲や要旨に含まれると共に特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1はキャビネット(箱体)、4は野菜室、14は下野菜ケース(野菜ケース)、22は開口部、24は後室(収納空間)、29は開口部、32はシャッター(調整部材,スライド部材)、34は収納空間、52は調湿フィルタ(湿度保持部材)である。

Claims (3)

  1. 野菜室を有する断熱性の箱体と、
    前記野菜室内に設けられたものであって、全方向から壁で囲まれた収納空間を有する野菜ケースと、
    前記野菜ケースに設けられたものであって、前記収納空間を前記野菜室内に開放する開口部と、
    前記開口部の開放量を調整する調整部材を備えた冷蔵庫。
  2. 前記野菜室に湿度保持部材を備えた請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記調整部材は、前記野菜ケースにスライド可能に装着されたスライド部材からなる請求項1または2に記載の冷蔵庫。
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