JP2017031794A - コンクリート打設用仕切材、その設置方法、及び生産方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、本出願人は特許文献1において、柱と梁の強度の異なるコンクリートを打ち分けるコンクリート打ち分けに、PCaのコンクリート枠内にエキスパンドメタル(ラス網)を設置したコンクリート仕切板を提案した。
コンクリートを打設する打ち継ぎ面または打ち分け面に設置する仕切材であって、
前記打ち継ぎ面または打ち分け面に沿って配置される網体と、
前記網体の表裏面に網目を塞いで形成される接着剤層と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載のコンクリート打設用仕切材であって、
前記網体の周囲に形成されるコンクリート枠体を備えることを特徴とする。
請求項1または2に記載のコンクリート打設用仕切材であって、
前記網体には、鉄筋通し穴が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のコンクリート打設用仕切材の設置方法であって、
前記鉄筋通し穴に鉄筋を通した状態で前記打ち継ぎ面または打ち分け面に沿って前記網体を配置してから、
前記網体の表裏面に前記接着剤を塗布または吹き付けて前記接着剤層を形成した後、
前記鉄筋とともに前記コンクリート打設用仕切材を型枠内に設置することを特徴とする。
請求項1または2に記載のコンクリート打設用仕切材の生産方法であって、
前記網体の表裏面に接着剤を塗布または吹き付けて前記接着剤層を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の生産方法により生産されるコンクリート打設用仕切材の設置方法であって、
前記網体に形成される鉄筋通し穴に鉄筋を通した状態で前記打ち継ぎ面または打ち分け面に沿って前記網体を配置してから、
前記網体の表裏面に前記接着剤を塗布または吹き付けて前記接着剤層を形成した後、
前記鉄筋とともに前記コンクリート打設用仕切材を型枠内に設置することを特徴とする。
(実施形態)
図1は本発明を適用したコンクリート打設用仕切材の設置の一実施形態の概略構成を示すもので、1はコンクリート打設用仕切材、2は型枠である。
なお、網体11には、必要な数の鉄筋通し穴11aを形成しておく。
そして、型枠2内に先打ちコンクリートを打設する(図1参照)。
その後打ちコンクリートも、コンクリート打設用仕切材1の表裏両面のセメント系接着剤層13により先打ちコンクリートとの接着強度を確保して一体化できる。
その後、鉄筋3とともにコンクリート打設用仕切材1を型枠2内に設置することで、コンクリート打ち継ぎ面のノロ漏れ発生を防止して事後の清掃処理を不要とすることができる。
以上の実施形態においては、梁のコンクリート打ち継ぎに仕切材を用いたが、本発明の仕切材はこれに限定されるものではなく、あらゆる部位のコンクリート打ち継ぎに利用可能である。
また、実施形態では、仕切材をコンクリート打ち継ぎに用いたが、本発明の仕切材はこれに限定されるものではなく、強度の異なるコンクリートを打ち分けるコンクリート打ち分けに用いてもよい。
さらに、実施形態では、現場での鉄筋地組み時に仕切材を組み付けてから型枠内に設置したが、工場で予め鉄筋及び仕切材を組み立てた後、現場に運んで型枠内に設置したり、現場において、型枠内で鉄筋及び仕切材を組み立てるようにしてもよい。
また、接着剤の種類等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
図6は網体11の脱脂処理の概略を示すもので、網体11の表裏面に接着剤を塗布または吹き付けて接着剤層13を形成する前に、網体11に付着した油脂を脱脂処理する。
すなわち、網体11の表裏面に接着剤を塗布または吹き付けて接着剤層13を形成する前の工程において、図示のように、トレイ4に入れた網体11に脱脂材5として例えば中性洗剤をかけて、ブラシ6で網体11をブラシ掛けすることで、網体11を脱脂処理する。その後、網体11を乾燥させる。
図7は網体11のプライマー処理の概略を示すもので、網体11の表裏面に接着剤を塗布または吹き付けて接着剤層13を形成する前に、網体11をプライマー処理する。
すなわち、網体11の表裏面に接着剤を塗布または吹き付けて接着剤層13を形成する前の工程において、図示のように、網体11に刷毛7でプライマー8として例えば不揮発分の少ない低粘度液体を塗布することで、網体11をプライマー処理する。その後、プライマー8を乾燥させる。
11 網体
11a 鉄筋通し穴
12 コンクリート枠体
13 接着剤層
2 型枠
3 鉄筋
4 トレイ
5 脱脂材
6 ブラシ
7 刷毛
8 プライマー
Claims (6)
- コンクリートを打設する打ち継ぎ面または打ち分け面に設置する仕切材であって、
前記打ち継ぎ面または打ち分け面に沿って配置される網体と、
前記網体の表裏面に網目を塞いで形成される接着剤層と、を備えることを特徴とするコンクリート打設用仕切材。 - 前記網体の周囲に形成されるコンクリート枠体を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート打設用仕切材。
- 前記網体には、鉄筋通し穴が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート打設用仕切材。
- 請求項3に記載のコンクリート打設用仕切材の設置方法であって、
前記鉄筋通し穴に鉄筋を通した状態で前記打ち継ぎ面または打ち分け面に沿って前記網体を配置してから、
前記網体の表裏面に前記接着剤を塗布または吹き付けて前記接着剤層を形成した後、
前記鉄筋とともに前記コンクリート打設用仕切材を型枠内に設置することを特徴とするコンクリート打設用仕切材の設置方法。 - 請求項1または2に記載のコンクリート打設用仕切材の生産方法であって、
前記網体の表裏面に接着剤を塗布または吹き付けて前記接着剤層を形成することを特徴とするコンクリート打設用仕切材の生産方法。 - 請求項5に記載の生産方法により生産されるコンクリート打設用仕切材の設置方法であって、
前記網体に形成される鉄筋通し穴に鉄筋を通した状態で前記打ち継ぎ面または打ち分け面に沿って前記網体を配置してから、
前記網体の表裏面に前記接着剤を塗布または吹き付けて前記接着剤層を形成した後、
前記鉄筋とともに前記コンクリート打設用仕切材を型枠内に設置することを特徴とするコンクリート打設用仕切材の設置方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108678003A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-10-19 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种地下管廊竖向施工缝处模板加固结构及施工方法 |
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-
2016
- 2016-07-14 JP JP2016139056A patent/JP6852993B2/ja active Active
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