JP2017031729A - アンカーキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コンクリート基礎10から上方へ突出するアンカーボルト11に被着され、建物ユニット20をコンクリート基礎10に据付けるときに該建物ユニット20の土台22に備えた孔23に挿通されるアンカーキャップ30であって、上下方向に分離可能な複数の部材31、32、33からなるもの。
【選択図】 図3
Description
(1)建物の床枠組の据付け時にアンカーボルトに被着されるアンカーキャップの全長は、円筒状部に円錐状部が連設された長尺状をなす。他方、床枠組の土台等に設けた孔がアンカーボルトに被着されたアンカーキャップに挿通されてコンクリート基礎の上に据付けられたとき、該床枠組がアンカーキャップを鉛直上方から覆う遮蔽部を付帯することがある。この遮蔽部は例えば床枠組においてアンカーボルトを納めるように該床枠組の根太に形成した窓状切欠部の天井面等である。
(a)建物の上部構造体の据付け時にアンカーボルトに被着されるアンカーキャップが上下方向に分離可能な複数の部材からなり、各部材の長さはアンカーキャップの全長よりも短尺になる。
(b)アンカーキャップが上下方向に分離されたスペーサ部材とガイド部材からなり、換言すれば、上下方向に分離可能な複数の部材からなっていて、ガイド部材が上部構造体の据付け後に回収される。ガイド部材の長さはアンカーキャップの全長に比して相当に短尺をなすものになり、このように短尺化されたガイド部材の長さを上述の上下方向間隔Hより短くしたり、ガイド部材の形態の選定を図ることにより、ガイド部材を上述(a)の如くに上部構造体の遮蔽部に干渉させずにアンカーボルトから取り外すことができる。
(d)ガイド部材の頭部が錐形状をなすものとすることにより、ガイド部材に対する上部構造体の孔の挿通をスムースにガイドし得るものになる。
(e)ガイド部材が上下に分離可能な2部品からなるものとすることにより、上下のガイド部材の長さを一層短尺化し、それらの上下のガイド部材を上部構造体の遮蔽部に一層干渉させずにアンカーボルトから取り外しできる。
アンカーキャップ30は、上下方向に分離可能な複数の部材、本実施例では最下部の部材で一部品をなすスペーサ部材31と、それ以外の中間部と最上部の部材で2部品をなすガイド部材32、33とかならなる。本実施例のガイド部材32、33は上下に分離可能な2部品からなるものとされたが、3部品以上に分離可能とされるものであっても良い。最上部のガイド部材33の頭部33Aは円錐等の錐形状をなす。
(1)アンカーキャップ30(スペーサ部材31、ガイド部材32、33)の被着(図1)
コンクリート基礎10及び基礎パッキン12から上方に突出するアンカーボルト11にアンカーキャップ30(スペーサ部材31、ガイド部材32、33)を被着する。スペーサ部材31は基礎パッキン12の上面に着座し、ガイド部材32はスペーサ部材31の上端面に着座し、ガイド部材33はガイド部材32の上端面に着座する。
クレーン等で吊った建物ユニット20における床枠組21の土台22に備えた孔23をコンクリート基礎10に植設してあるアンカーボルト11の真上に位置付けた状態で、建物ユニット20を徐々に降下させていくと、土台22の孔23がアンカーキャップ30の最上部のガイド部材33における頭部33Aの円錐形状にガイドされ、ガイド部材33、32、及びスペーサ部材31の周囲に挿通される。このとき、スペーサ部材31、ガイド部材32、33の各外径が連続して段差のない同一円筒面上に位置するように、スペーサ部材31、ガイド部材32、33の各内径がアンカーボルト11のねじ山11Aに対してなす遊びを可及的に小さくする。
ガイド部材33をアンカーボルト11から引抜いて取り外す。ガイド部材33をアンカーボルト11から引抜いたときに、アンカーボルト11の中心軸の上向き延長線が前述の通り、建物ユニット20の床枠組21に付帯する遮蔽部21Rの側方を横切っているため、ガイド部材33における頭部33Aの頂点は遮蔽部21Rに当たることがない。ガイド部材33における頭部33Aの頂点周辺部分が遮蔽部21Rに当たるものの(図3)、ガイド部材33の下端面から遮蔽部21Rに当たる部分までの長さLaは、アンカーボルト11の上端部と遮蔽部21Rとの上下方向間隔Hより小さく設定されているため、ガイド部材33が遮蔽部21Rに当たるときには、ガイド部材33はアンカーボルト11から既に引抜かれた状態にあり、ガイド部材33Rは遮蔽部21Rに干渉せずにアンカーボルト11から取り外しできる。
ガイド部材32、33が取り外されたアンカーボルト11に座金24を挿着する。座金24は土台22においてアンカーボルト11が挿通され、スペーサ部材31が留置されている孔23まわりの上面に設置される。
アンカーボルト11にナット13を螺着し、コンクリート基礎10とナット13の間に基礎パッキン12、床枠組21の土台22、座金24を締結する。これにより、コンクリート基礎10の上に建物ユニット20における床枠組21の土台22が固定されたものになる。このとき、アンカーキャップ30のスペーサ部材31は、アンカーボルト11と床枠組21の土台22に備えた孔23との環状間隙を埋めるように留置されている。
(a)建物ユニット20の据付け時にアンカーボルト11に被着されるアンカーキャップ30が上下方向に分離可能な複数の部材31、32、33からなり、各部材31、32、33の長さL1、L2、L3はアンカーキャップ30の全長よりも短尺になる。
11 アンカーボルト
20 建物ユニット(上部構造体)
21R 遮蔽部
22 土台(被固定部)
23 孔
30 アンカーキャップ
31 スペーサ部材
32 ガイド部材
33 ガイド部材
33A 頭部
K 環状間隙
Claims (4)
- 下部構造体から上方へ突出するアンカーボルトに被着され、上部構造体を下部構造体に据付けるときに該上部構造体の被固定部に備えた孔に挿通されるアンカーキャップであって、
上下方向に分離可能な複数の部材からなることを特徴するアンカーキャップ。 - 前記複数の部材が、最下部の部材であるスペーサ部材と、それ以外のガイド部材とからなり、
スペーサ部材は、上部構造体が下部構造体の上に据付けられた状態でアンカーボルトと該上部構造体の孔との間隙を埋めるように留置され、
ガイド部材は、上部構造体が下部構造体の上に据付けられるときに該上部構造体の孔のアンカーボルトへの挿通をガイドするとともに、該上部構造体の据付け後には回収される請求項1に記載のアンカーキャップ。 - 前記ガイド部材の頭部が錐形状をなす請求項2に記載のアンカーキャップ。
- 前記ガイド部材が上下に分離可能な2部品からなる請求項2又は3に記載のアンカーキャップ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019124331A (ja) * | 2018-01-19 | 2019-07-25 | 未来工業株式会社 | ボルト及びナットのカバー体 |
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JPH05332334A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-14 | Mutsuo Goto | アンカーボルト保護具 |
-
2015
- 2015-08-04 JP JP2015154576A patent/JP6505543B2/ja active Active
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JP2023119783A (ja) * | 2022-02-17 | 2023-08-29 | 大成建設株式会社 | 水平力分担構造体設置用架台、水平力分担構造体設置装置および水平力分担構造体設置方法 |
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