JP2017031624A - ハンガーおよび日射遮蔽装置 - Google Patents

ハンガーおよび日射遮蔽装置 Download PDF

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慶弘 高山
Yoshihiro Takayama
慶弘 高山
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【課題】従来よりも取付作業性および遮光性が向上するハンガーおよび日射遮蔽装置を提供する。【解決手段】ハンガー1は、ヘッドボックス3に固定される固定部10と、ヘッドボックス3およびブラケット4に対して光の照射面側で遮光板2を保持する保持部20と、固定部10と保持部20との間に設けられた本体部30とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ハンガーおよび日射遮蔽装置に関する。
従来の日射遮蔽装置として、ブラケットを介して天井に固定されるヘッドボックスと、ヘッドボックスから吊り下げられたラダーコードに支持される複数のスラットとを備えたブラインドが知られている。
この種のブラインドでは、全閉時に、ヘッドボックスと最上段のスラットとの間に隙間が不可避的に生じるため、隙間から室内への光漏れ対策が必要となる。
光漏れ対策として、特許文献1には、ヘッドボックスの室内面に化粧フレームを取り付け、化粧フレームにより室内側から隙間を覆う発明が開示されている。ヘッドボックスの室内面には、長さ方向の全長に亘って溝が形成されており、化粧フレームには、溝に嵌合する係止脚部が形成されている。
しかし、特許文献1の発明では、ヘッドボックスの長さ方向の全長に亘って溝を形成するため、加工性および経済性が悪い。また、特許文献1の発明では、ヘッドボックスの室内面に化粧フレームを取り付けるため、隙間を通った光が化粧フレームに到達するまでに拡散し、拡散した光を化粧フレームで十分に遮光できず、光が室内に漏れるおそれがある。
この問題を解決するものとしては、図6に示す従来例がある。図6は、従来のブラインドを示す側断面図である。
図6に示すブラインド200では、ヘッドボックス230の室外側にハンガー210を介して遮光板220を取り付け、遮光板220により室外側から隙間250を覆っている。ハンガー210は、ヘッドボックス230の室外側壁に沿って延在する本体部211と、本体部211の上端に設けられた上向きフック状の固定部212と、本体部211の下端に設けられた下向きフック状の保持部213とを有する。固定部212は、ヘッドボックス230の室外側壁の上端に引っ掛けられ、保持部213には、遮光板220の上端が引っ掛けられている。遮光板220は、ヘッドボックス230の長さ方向において、ブラケット240と重なる位置にある。なお、符号260は、全閉時に傾斜した状態となるスラットを示す。
かかるブラインド200によれば、ハンガー210を介してヘッドボックス230に遮光板220を取り付けるため、ヘッドボックス230の長さ方向の全長に亘って溝を形成する必要がなく、ヘッドボックス230の加工が容易となり、製造コストを抑えられる。また、遮光板220がヘッドボックス230の室外側に取り付けられるため、隙間250に入る前の光を遮光することが可能となり、室内への光漏れを抑制できる。
実開平06−22494号公報
従来のブラインド200では、遮光板220とブラケット240がヘッドボックス230の長さ方向において重なる位置にあるため、ブラケット240と干渉する部分では、遮光板220に切り欠きを現場で設ける必要があり、取付作業が煩雑となる。また、切り欠きから室内に光が漏れるおそれがある。
本発明は、このような観点から創案されたものであり、従来よりも取付作業性および遮光性が向上するハンガーおよび日射遮蔽装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明に係るハンガーおよびハンガーを備えた日射遮蔽装置は、ヘッドボックス又はブラケットに固定される固定部と、前記ヘッドボックスおよび前記ブラケットに対して光の照射面側で遮光板を保持する保持部と、前記固定部と前記保持部との間に設けられた本体部と、を有することを特徴とする。なお、本発明の「光」とは、太陽光や月の光等の「自然光」と、照明器具等が発する「人工光」の両方を含む概念である。
本発明によれば、遮光板は、ブラケットに対して光の照射面側で保持されるため、干渉防止用の切り欠きを遮光板に設ける必要がなく、遮光板の取り付け作業が容易となる。また、切り欠きがないため、切り欠きから室内への光漏れが発生せず、従来よりも遮光性が向上する。さらに、遮光板は、ヘッドボックスに対して光の照射面側で保持されるため、隙間に入る前の光を遮光することが可能となり、室内への光漏れが抑制されて遮光性が向上する。
また、前記保持部は、上方または下方に開口し、前記遮光板が挿入される溝部と、前記溝部内に設けられ、前記遮光板のうち前記開口側の端部を係止する第1係止部と、前記溝部内に設けられ、前記遮光板のうち前記開口と反対側の端部を係止する第2係止部と、を有することが好ましい。
かかる構成によれば、第1係止部が遮光板のうち開口側の端部を係止するため、溝部内からの遮光板の抜脱を防ぐことができる。また、第2係止部が遮光板のうち開口と反対側の端部を係止するため、溝部内に遮光板を安定して保持することができる。
また、前記保持部は、上下方向において前記第1係止部よりも前記開口から遠い位置で前記溝部内に設けられ、前記第1係止部が前記遮光板を係止可能な位置となるように前記遮光板を側方から押圧する第1押圧部を有することが好ましい。
かかる構成によれば、第1係止部が遮光板を係止可能な位置となるように第1押圧部が遮光板を側方から押圧するため、遮光板のうち開口側の端部を第1係止部に確実に係止することが可能となり、ひいては、溝部からの遮光板の抜脱をより一層防ぐことができる。
また、前記保持部は、前記溝部の上下方向の途中部に設けられ、前記遮光板を側方から押圧する第2押圧部を有することが好ましい。
かかる構成によれば、第2押圧部が遮光板を側方から押圧するため、遮光板の横ズレを抑制することができる。
また、前記溝部は、下方へ向かうほど前記ヘッドボックスから吊り下げられた日射遮蔽材に近付くように傾斜していることが好ましい。
かかる構成によれば、遮光板と日射遮蔽材とを近付けることができるため、隙間へ入る光をさらに抑制することが可能となり、遮光性がより一層向上する。
また、前記溝部の下端側は、前記ブラケットの下端よりも下側で、下方へ向かうほど前記ヘッドボックスから吊り下げられた日射遮蔽材に近付くように傾斜していることが好ましい。
かかる構成によれば、遮光板と日射遮蔽材とを近付けることができるため、隙間へ入る光をさらに抑制することが可能となり、遮光性がより一層向上する。また、遮光板と日射遮蔽材とを近付けたとしても、溝部の下端側がブラケットの下端よりも下側で傾斜しているため、遮光板とブラケットの干渉を回避することができる。
また、前記保持部の前記ヘッドボックス側の側面と前記本体部の下面との間にリブが設けられることが好ましい。
かかる構成によれば、保持部と本体部との間を補強することができる。
本発明に係るハンガーおよび日射遮蔽装置によれば、従来よりも取付作業性および遮光性が向上する。
本実施形態に係る横型ブラインドを室外側から見下ろした概略斜視図である。 図1のII−II線に沿った側断面図である。 (a)は本実施形態のハンガーを示す斜視図であり、(b)は(a)の逆側から見た斜視図である。 変形例に係るハンガーを示す斜視図である。 他の変形例に係るハンガーを示す側断面図である。 従来のブラインドを示す側断面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、窓の室内側に設置される横型ブラインドに本発明を適用した場合を例として説明する。図1は、本実施形態に係る横型ブラインドを室外側から見下ろした概略斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿った側断面図である。図3(a)は本実施形態のハンガーを示す斜視図であり、図3(b)は(a)の逆側から見た斜視図である。
図1に示すように、日射遮蔽装置たる横型ブラインドBは、天井に固定されるヘッドボックス3と、複数のスラット5,5と、ブラケット4と、ハンガー1と、遮光板2とを備えている。日射遮蔽材たる複数のスラット5,5は、ヘッドボックス3から吊り下げられた図示せぬラダーコードにより、上下方向に等間隔に支持される。本実施形態では、ブラケット4とハンガー1を1つずつ描画しているが、これらの個数はヘッドボックス3の長さに応じて適宜増加してよい。
<ヘッドボックス>
ヘッドボックス3は、図示せぬラダーコードや昇降コード等を支持するためのものである。本実施形態のヘッドボックス3は、アルミニウム押出形材から成り、長さ方向に同一の断面形状で延設されている。図2に示すヘッドボックス3は、底壁3aと室外側壁3bと室内側壁3cとを有していて、側断面視で上方が開口するコ字状を呈する。
底壁3aは、水平状の壁部である。横型ブラインドBの全閉時に、底壁3aと最上段のスラット5との間には、隙間Gが不可避的に形成される。隙間Gは、ヘッドボックス3の長さ方向に亘って延在している。なお、横型ブラインドBの全閉時には、スラット5は傾斜した状態となる。図2に示すスラット5は、室内側へ向かうほど高くなるように傾斜している。本実施形態では、室内側の端縁が、傾斜したスラット5のうち最も高い部位となる。以下の説明では、傾斜した最上段のスラット5のうち最も高い部位を「最上部5a」という。
室外側壁3bと室内側壁3cは、鉛直状の壁部であり、底壁3aの幅方向両端部に立設されている。室外側壁3bと室内側壁3cの上端には、幅方向内側に湾曲して折り返された被係止部3dが設けられている。被係止部3dは、上向きフック状(鉤状)に形成されている。
<ブラケット>
ブラケット4は、ヘッドボックス3を天井に対して保持するためのものである。ブラケット4は、例えば金属材料から成る。ブラケット4の形状は、特段限定されるものではないが、本実施形態ではヘッドボックス3の周囲を取り囲む四角環状を呈する。図示は省略するが、ブラケット4の上端は、ネジ等の固定手段で天井に固定されている。ブラケット4の下端4aは、ヘッドボックス3の底壁3aよりも下側であって、かつ、最上段のスラット5よりも上側に位置している。なお、ブラケット4として、L型ブラケットを用いてもよい。この場合には、ヘッドボックス3の上側と室外側に位置するようにL型ブラケットを設置する。
<ハンガー>
ハンガー1は、ヘッドボックス3に対して遮光板2を保持するためのものである。ハンガー1は、例えば樹脂材料から成る。ハンガー1は、ヘッドボックス3の室外側(光の照射面側)に設置される。
図2に示すハンガー1は、ヘッドボックス3に固定される固定部10と、遮光板2を保持する保持部20と、固定部10と保持部20との間に設けられた本体部30と、リブ40とを有している。
本体部30は、ヘッドボックス3の室外側壁3bの室外側に位置する部位である。本体部30の室内側面は、ヘッドボックス3の室外側壁3bに当接している。本体部30は、本体下部31と、本体下部31の上端に連続する本体上部32とで構成されている。
本体下部31は、室内外方向に沿って所定幅を有しており、ヘッドボックス3から保持部20を室外側に離間させる機能を備えている。図3(a)、(b)に示すように、本体下部31は、四角柱状(側断面視で四角状)を呈する。本体下部31において、ヘッドボックス3の長さ方向に位置する両側面には、四角溝状の肉抜き部31a,31aがそれぞれ形成されている。
本体上部32は、三角柱状(側断面視で三角状)を呈する。本体上部32において、ヘッドボックス3の長さ方向に位置する両側面には、三角溝状の肉抜き部32a,32aがそれぞれ形成されている。本体上部32の室内側面は、上下方向に沿うストレート面である。本体上部32の室外側面は、上方へ向かうほど室内側に位置するように傾斜するテーパ面である。
図2に示すように、固定部10は、室外側壁3bの被係止部3dに引っ掛けられる部位である。固定部10は、本体上部32の上端から上方へ延出した後、室内側かつ下側に湾曲して折り返されている。固定部10は、室外側壁3bの被係止部3dに適合する上向きフック状(鉤状)に形成されている。固定部10の先端には、他の部位よりも肉厚な爪部11が形成されている。爪部11は、室外側壁3bの被係止部3dの先端に下方から当接して係止されている。
保持部20は、遮光板2を保持する部位である。保持部20は、室内側部21と、室外側部22とを有している。室内側部21は、本体下部31の室外面に連続して延在するとともに、本体下部31の下面よりも下側まで延びている。室内側部21の下端は、ブラケット4の下端4aおよびスラット5の最上部5aよりも下側に位置している。室内側部21と本体下部31とを合わせた室内外方向に沿う幅寸法は、ブラケット4の室外側部4bの幅寸法と同等乃至同等以上になっている。
室外側部22は、室内側部21の下端から室外側かつ上側に折り返され、本体下部31と本体上部32の境界部付近まで延びている。室外側部22の上端は、ヘッドボックス3の底壁3aおよびブラケット4の下端4aよりも上側に位置している。室外側部22は、室内側部21との境界部を基点にして、室内側および室外側に撓むことが可能となっている。
室内側部21と室外側部22は、相互に離間している。室内側部21と室外側部22との間には、遮光板2が挿入される溝部23が形成されている。溝部23は、ヘッドボックス3の長さ方向および上方に開口している。溝部23は、ヘッドボックス3に対して室外側(光の照射面側)で、かつ、ブラケット4に対して室外側にずれた位置に配置される。これにより、保持部20は、ヘッドボックス3およびブラケット4に対して室外側で遮光板2を保持することが可能となる。
溝部23の上側の開口23aは、ヘッドボックス3の底壁3aおよびブラケット4の下端4aよりも上側に位置している。溝部23の底面23bは、ブラケット4の下端4aおよびスラット5の最上部5aよりも下側に位置している。溝部23の底面23bは、遮光板2の下端2bを係止している。本実施形態では、溝部23の底面23bが特許請求の範囲の第2係止部に相当する。溝部23の下端側は、室内外方向において隙間Gと一致する位置にある。溝部23(保持部20)の下端側は、ブラケット4の下端4aよりも下側で、下方へ向かうほどスラット5に近付くように室内側に傾斜(屈曲)している。図2に示す溝部23の傾斜開始位置は、ブラケット4の下端4aよりも若干下側に設定されている。
溝部23内には、第1係止部24、第1押圧部25、第2押圧部26が、この順序で上側から設けられている。第1係止部24は、溝部23の上側の開口23aの近傍において、室内側部21から室外側へ突設されている。本実施形態の第1係止部24は、側断面視で略三角状(台形状)を呈する突起である。第1係止部24は、係止面となる水平状の下面を有している。第1係止部24は、遮光板2の上端2aを係止して、溝部23内からの遮光板2の抜脱を防ぐ抜止部として機能する。
第1押圧部25は、第1係止部24よりも下側で、室外側部22から室内側へ突設されている。すなわち、第1押圧部25は、上下方向において第1係止部24よりも開口23aから遠い位置で、第1係止部24と反対向きに突設されている。本実施形態の第1押圧部25は、側断面視で三角状を呈する突起である。第1押圧部25の突端は、第1係止部24の突端よりも室内寄りに位置している。つまり、第1押圧部25の一部は、上下方向において第1係止部24とオーバーラップするように設けられている。第1押圧部25は、遮光板2の上端2a付近を室外側(側方)から室内側へ向けて押圧して、第1係止部24が遮光板2を係止可能な位置となるように遮光板2を導くための誘導部として機能する。
第2押圧部26は、溝部23の上下方向の中間部において、室外側部22から室内側へ突設されている。本実施形態の第2押圧部26は、側断面視で三角状を呈する突起である。第2押圧部26は、遮光板2の上下方向の中間部付近(実施形態では最も室外側に凸となる部位)を室外側(側方)から室内側へ向けて押圧して、遮光板2の横ズレを防ぐ横ズレ規制部として機能する。
リブ40は、室内側部21の室内面と本体下部31の下面との間に跨って設けられ、保持部20と本体部30との間を補強するものである。リブ40は、側断面視で三角状を呈する。リブ40の下端は、室内側部21の下端(室外側部22との境界部付近)に繋がっている。リブ40の室内外方向に沿う幅寸法は、上方へ向かうにつれて漸増している。図2に示すリブ40の上端の室内外方向に沿う幅寸法は、本体下部31の室内外方向に沿う幅寸法と同等になっている。
<遮光板>
遮光板2は、隙間Gを室外側から覆って、隙間Gから室内への光漏れを抑制するためのものである。遮光板2の材料は、遮光性を有するものであれば、どのような材料でもよいが、本実施形態ではスラット5と同一材料を用いている。遮光板2は、遮光性を高めるために黒色にしてもよい。図2に示す遮光板2は、側断面視で室外側に凸となる曲面状(例えば円弧面状)に形成されている。遮光板2は、ハンガー1の溝部23内に挿入されている。遮光板2の高さ寸法は、隙間Gの高さ寸法よりも大きく形成されている。
遮光板2の上端2aは、開口23a側の端部であって、第1係止部24に係止される部位である。遮光板2の下端2bは、開口23aと反対側の端部であって、溝部23の底面23bに係止される部位である。遮光板2は、第1係止部24と溝部23の底面23bとの間に挟持されていて、上下方向の移動が規制されている。なお、遮光板2の上端2aが第1係止部24に対して所定のクリアランスを空けて配置され、施工時や操作時に遮光板2に衝撃が加わったときに第1係止部24に係止される構成にしてもよい。
遮光板2の上端2aは、ヘッドボックス3の底壁3aおよびブラケット4の下端4aよりも上側に位置している。遮光板2の下端2bは、ブラケット4の下端4aおよびスラット5の最上部5aよりも下側に位置している。遮光板2の下端2b側は、室内外方向において隙間Gと一致する位置にある。遮光板2は、ヘッドボックス3およびブラケット4に対して室外側(光の照射面側)で保持されている。なお、遮光板2は、室内外方向においてブラケット4と重なる部位がブラケット4よりも室外側にあれば、ブラケット4の室外面に当接または離間してよい。
本発明の実施形態に係る横型ブラインドBは、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その取付方法および作用効果について説明する。
まずヘッドボックス3にハンガー1を取り付ける。詳しくは、ヘッドボックス3の室外側壁3bの被係止部3dにハンガー1の固定部10を引っ掛ける。このとき、室外側壁3bの被係止部3dの先端に固定部10の爪部11を下方から当接して係止する。
続いて、予め天井に固定しておいたブラケット4に、ハンガー1を装着したヘッドボックス3を取り付ける。その後、ハンガー1の溝部23内に遮光板2を上方から挿入する。これにより、遮光板2がハンガー1を介してヘッドボックス3に取り付けられることとなる。
以上説明した本実施形態によれば、遮光板2は、ブラケット4に対して室外側で保持されるため、干渉防止用の切り欠きを遮光板2に設ける必要がなく、遮光板2の取り付け作業が容易となる。
また、切り欠きがないため、切り欠きから室内への光漏れが発生せず、従来よりも遮光性が向上する。
さらに、遮光板2は、ヘッドボックス3に対して室外側で保持されるため、隙間Gに入る前の光を遮光することが可能となり、室内への光漏れが抑制されて遮光性が向上する。
また、本実施形態によれば、溝部23内に突設された第1係止部24は、遮光板2の上端2aを係止するため、施工時や操作時に遮光板2に衝撃が加わったとしても、溝部23内からの遮光板2の抜脱を防ぐことができる。
また、溝部23の底面23bが遮光板2の下端2bを係止するため、溝部23内に遮光板2を安定して保持することができる。
また、本実施形態によれば、第1押圧部25は、第1係止部24よりも下側で遮光板2の上端2a付近を室外側から室内側へ向けて押圧するため、遮光板2の上端2aを第1係止部24に確実に係止することが可能となり、ひいては、溝部23内からの遮光板2の抜脱をより一層防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、第2押圧部26は、遮光板2の上下方向の中間部付近を室外側から室内側へ向けて押圧するため、施工時や操作時に遮光板2に衝撃が加わったとしても、遮光板2の横ズレを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、保持部20の下端側は、ブラケット4の下端4aよりも下側で、下方へ向かうほどスラット5に近付くように室内側に傾斜しているため、遮光板2とスラット5とを近付けることができる。このため、隙間Gへ入る光をさらに抑制することが可能となり、遮光性がより一層向上する。また、遮光板2とスラット5とを近付けたとしても、保持部20の下端側がブラケット4の下端4aよりも下側で傾斜しているため、遮光板2とブラケット4の干渉を回避することができる。
また、本実施形態によれば、室内側部21の室内面と本体下部31の下面との間に跨ってリブ40が設けられるため、保持部20と本体部30との間を補強することができる。
また、本実施形態によれば、遮光板2をスラット5と同一材料で形成できることが可能なため、既存のスラットを使用することが可能となる。これにより、遮光用の専用部材を別途作製する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
また、遮光板2を溝部23内に挿入する形式を採用するため、遮光板2をねじ止め等で固定する加工等が不要となる。
さらに、既存のスラットを使用すると、遮光板2とスラット5との色合わせも容易となる。このため、遮光板2を設けたとしても、遮光板2とスラット5とに統一感を持たせることが可能となり、全体の意匠性が低下することがない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
ハンガー1の構成は、実施形態のものに限定されることなく、適宜変更してよい。
例えば、実施形態では、本体上部32を三角柱状にしたが、図4に示す板状にしてもよい。本体上部32は、本体下部31の上端の室内側から上方へ向けて延出している。本体上部32を板状にすると、ハンガー1の軽量化を更に図ることができる。
また、第1係止部24、第1押圧部25、第2押圧部26のいずれか又は全てを省略してもよい。
また、第1係止部24と、第1押圧部25および第2押圧部26との位置を逆にしてもよい。すなわち、第1係止部24を室外側部22に設け、第1押圧部25および第2押圧部26を室内側部21に設けてもよい。
また、実施形態では、第1係止部24を略三角状(台形状)の突起にしたが、他の形状の突起にしてもよいし、突起以外のものにしてもよい。
また、実施形態では、第1押圧部25および第2押圧部26を三角状の突起にしたが、他の形状の突起にしてもよいし、別体の板バネやスプリングにしてもよい。例えば、第1押圧部25を図5に示す板バネ形状にしてもよい。図5に示す第1押圧部25は、室外側部22から室内側へ斜め下向きに突設されている。このような第1押圧部25を用いると、遮光板2の挿入時には第1押圧部25が下側に撓むことで挿入作業を円滑に行うことが可能となり、遮光板2の挿入後には第1押圧部25の復帰力(弾性力)で遮光板2を室外側から室内側へ向けて押圧することが可能となる。
また、実施形態では、第2押圧部26を溝部23の上下方向の中間部に設けたが、溝部23の中間部よりも若干上寄りまたは下寄りに設けてもよい。
また、実施形態では、溝部23の底面23bが遮光板2の下端2bを係止する第2係止部として機能したが、第2係止部の構成は適宜変更してよい。例えば、溝部23の底面23b近傍において室内側部21または室外側部22に突起を設け、この突起で遮光板2の下端2bを係止してもよい。
また、実施形態では、溝部23を上方に開口したが、下方に開口してもよい。すなわち、保持部20を逆U字状に形成してもよい。この場合には、溝部23の下方の開口近傍に第1係止部24を設け、第1係止部24で遮光板2の下端2bを係止する。また、溝部23の底面で遮光板2の上端2aを係止する。第1押圧部25および第2押圧部26は、第1係止部24よりも上方に設ける。
また、実施形態では、溝部23の下端側を下方へ向かうほどスラット5に近付くように室内側に傾斜したが、溝部23全体を下方へ向かうほどスラット5に近付くように室内側に傾斜してもよい。この場合には、室内側部21と本体下部31とを合わせた室内外方向に沿う幅寸法を、ブラケット4の室外側部4bの幅寸法よりも大きくし、ヘッドボックス3の長さ方向において遮光板2とブラケット4とが重ならないように設定する。
実施形態では、固定部10をヘッドボックス3に固定したが、固定部10をブラケット4に固定してもよい。この場合には、例えば、ブラケット4のうちヘッドボックス3の長さ方向に位置する面に、固定部10を引っ掛けるための被係止部(突部)を設ける。
遮光板2の材質や形状等は実施形態のものに限定されることなく適宜変更してよい。また、遮光板2として既存のスラット以外のものを使用してもよい。
実施形態では、窓の内側に設置されるブラインドに本発明を適用したが、例えば、建物の内部空間を仕切る透明窓付きの壁(パーティション)において、目隠しや遮光用に設置されるブラインドに本発明を適用してもよい。例えば、建物の部屋を一つの透明窓付きの壁で二つに仕切り、一方の空間側において透明窓に対応する位置にブラインドを設置した場合に本発明を適用すると、他方の空間から隙間を通じて一方の空間へ入る光を抑制できる。この場合には、他方の空間が特許請求の範囲の「光の照射面側」に相当する。
B 横型ブラインド(日射遮蔽装置)
1 ハンガー
10 固定部
20 保持部
23 溝部
23a 開口
23b 底面(第2係止部)
24 第1係止部
25 第1押圧部
26 第2押圧部
30 本体部
40 リブ
2 遮光板
2a 上端
2b 下端
3 ヘッドボックス
4 ブラケット
6 スラット(日射遮蔽材)
G 隙間

Claims (8)

  1. ヘッドボックス又はブラケットに固定される固定部と、
    前記ヘッドボックスおよび前記ブラケットに対して光の照射面側で遮光板を保持する保持部と、
    前記固定部と前記保持部との間に設けられた本体部と、
    を有することを特徴とするハンガー。
  2. 前記保持部は、
    上方または下方に開口し、前記遮光板が挿入される溝部と、
    前記溝部内に設けられ、前記遮光板のうち前記開口側の端部を係止する第1係止部と、
    前記溝部内に設けられ、前記遮光板のうち前記開口と反対側の端部を係止する第2係止部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のハンガー。
  3. 前記保持部は、
    上下方向において前記第1係止部よりも前記開口から遠い位置で前記溝部内に設けられ、前記第1係止部が前記遮光板を係止可能な位置となるように前記遮光板を側方から押圧する第1押圧部を有することを特徴とする請求項2に記載のハンガー。
  4. 前記保持部は、前記溝部の上下方向の途中部に設けられ、前記遮光板を側方から押圧する第2押圧部を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のハンガー。
  5. 前記溝部は、下方へ向かうほど前記ヘッドボックスから吊り下げられた日射遮蔽材に近付くように傾斜していることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のハンガー。
  6. 前記溝部の下端側は、前記ブラケットの下端よりも下側で、下方へ向かうほど前記ヘッドボックスから吊り下げられた日射遮蔽材に近付くように傾斜していることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載のハンガー。
  7. 前記保持部の前記ヘッドボックス側の側面と前記本体部の下面との間にリブが設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のハンガー。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のハンガーを備えたことを特徴とする日射遮蔽装置。
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