JP2017030375A - ハイブリッド車両用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸線方向の寸法を小型化することができるハイブリッド車両用駆動装置を提供する。
【解決手段】第一サンギヤS1と、複数の第一プラネタリギヤP1と、第一リングギヤR1と、を備えた第一遊星歯車機構PM1と、第二サンギヤS2と、複数の第二プラネタリギヤP2と、を備え、第一遊星歯車機構PM1に隣接して設けられた第二遊星歯車機構PM2と、複数の第一プラネタリギヤP1及び複数の第二プラネタリギヤP2を回転可能に軸支し、駆動輪21L、21Rが回転連結されたキャリアCと、キャリアCに連結されたドライブギヤ104と、駆動輪21L、21Rが回転連結された出力軸121と、出力軸121に固定され、ドライブギヤ104と噛み合う最高段ドリブンギヤ139と、出力軸121に遊転可能に設けられ、第一リングギヤR1と噛み合う第一ドリブンギヤ131と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両用駆動装置に関する。
従来から特許文献1に示されるように、エンジン及びモータジェネレータで駆動輪を駆動するハイブリッド車両用駆動装置がある。このハイブリッド車両用駆動装置は、3組みのドライブギヤ及びドリブンギヤ、遊星歯車機構、及びデュアルクラッチを有している。
特開2014−131907号公報
特許文献1に示されるハイブリッド車両用駆動装置は、3組みのドライブギヤ及びドリブンギヤ、及び遊星歯車機構が直列に設けられ、2組みのクラッチを有するので、軸線方向の寸法が大きくなり、車両への搭載性が悪化していた。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、軸線方向の寸法を小型化することができるハイブリッド車両用駆動装置を提供する。
上記の課題を解決するため、請求項1に係るハイブリッド車両用駆動装置の発明は、駆動源が回転連結された第一サンギヤと、前記第一サンギヤと噛み合う複数の第一プラネタリギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤが噛み合う第一インナーギヤが内周に形成され、第一アウターギヤが外周に形成された第一リングギヤと、を備えた第一遊星歯車機構と、
前記第一サンギヤと同軸に設けられ、モータジェネレータが回転連結された第二サンギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤのそれぞれと同軸に且つ一体に設けられ、前記第二サンギヤと噛み合う第二プラネタリギヤと、を備え、前記第一遊星歯車機構に軸線方向に沿って隣接して設けられた第二遊星歯車機構と、前記複数の第一プラネタリギヤ及び前記複数の第二プラネタリギヤを回転可能に軸支するキャリアと、前記キャリアに連結されたドライブギヤと、駆動輪が回転連結された出力軸と、前記出力軸に固定され、前記ドライブギヤと噛み合う最高段ドリブンギヤと、前記出力軸に遊転可能に設けられ、前記第一アウターギヤと噛み合う第一ドリブンギヤと、前記第一ドリブンギヤをハウジング又は前記出力軸のいずれかに係脱可能に連結する第一連結機構と、前記キャリアを前記第一サンギヤ又は前記第二サンギヤに係脱可能に連結するキャリア連結機構と、を有する。
このように、互いに隣接して設けられた第一遊星歯車機構及び第二遊星歯車機構、キャリアに連結されたドライブギヤ、ドライブギヤと噛み合う最高段ドリブンギヤ、及び第一リングギヤの第一アウターギヤと噛み合う第一ドリブンギヤによって、ハイブリッド車両用駆動装が構成されている。つまり、ハイブリッド車両用駆動装置は、軸線方向に沿って隣接して設けられた第一遊星歯車機構及び第二遊星歯車機構と、これら第一遊星歯車機構及び第二遊星歯車機構の外周側に設けられた、キャリア、最高段ドリブンギヤ、及び第一ドリブンギヤによって構成されている。言い換えると、ハイブリッド車両用駆動装置は、遊星歯車機構と、これら遊星歯車機構の外周側に設けられたギヤからなるギヤセットが、軸線方向に沿って2つ並べられて構成されている。このため、ハイブリッド車両用駆動装置の軸線方向の寸法を小型化することができる。
第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置が搭載された車両の説明図である。 第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の係合表である。 第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の速度線図である。 第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置が搭載された車両の説明図である。 第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の係合表である。 第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の速度線図である。 第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置が搭載された車両の説明図である。 第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の係合表である。 第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の速度線図である。 第四実施形態のハイブリッド車両用駆動装置が搭載された車両の説明図である。 第四実施形態及び第五実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の係合表である。 第四実施形態及び第五実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の速度線図である。 第五実施形態のハイブリッド車両用駆動装置が搭載された車両の説明図である。
(車両の説明)
図1に基づき、本発明の実施形態(第一実施形態)によるハイブリッド車両用駆動装置1が搭載された車両Vについて説明する。図1に示すように、車両Vは、ハイブリッド車両用駆動装置1、デファレンシャル19、ドライブシャフト20L、20R、駆動輪21L、21R、及びモータ回転速度センサ171を有している。ハイブリッド車両用駆動装置1は、エンジン12、自動クラッチ13、自動変速機14、モータジェネレータ15、インバータ装置16、バッテリ17、及び制御部18を有している。
エンジン12(駆動源)は、ガソリンや軽油等の炭化水素系燃料を使用し、エンジントルクTeをその駆動軸12aに出力するガソリンエンジンやディーゼルエンジン等である。
自動クラッチ13は、エンジン12の駆動軸12aと自動変速機14の入力軸101との間を断接するものである。自動クラッチ13は、入力部材13a、出力部材13b、及びクラッチアクチュエータ13cを有している。入力部材13aは、エンジン12の駆動軸12aに連結されている。出力部材13bは、自動変速機14の入力軸101に連結されている。クラッチアクチュエータ13cは、制御部18からの指令に基づいて、入力部材13aと出力部材13bとを断接する。自動クラッチ13によって、入力部材13aと出力部材13bとが接続されると、入力軸101はエンジン12の回転速度であるエンジン回転速度Neで回転する。
自動変速機14は、入力軸111、112と出力軸121、122を有し、入力軸111、112の回転速度を出力軸121、122の回転速度(以下、出力軸回転速度Noと略す)で除した減速比を変更する有段変速機である。この自動変速機14の構成については、後で詳細に説明する。
モータジェネレータ11、12は、ロータ11a、12aとステータ11b、12bとから構成されている。ロータ11a、12aは、回転可能に設けられている。ステータ11b、12bは、ロータ11a、12aの外周側に回転不能に設けられている。バッテリ17は、電力を蓄電する二次電池であり、インバータ装置16を介して、モータジェネレータ11、12のステータ11b、12bに電力を供給する。
インバータ装置16は、制御部18からの指令に基づいて、バッテリ17から供給された電力の電圧を昇圧してモータジェネレータ11、12のステータ11b、12bに供給し、モータジェネレータ11、12を駆動する。また、インバータ装置16は、制御部18からの指令に基づいて、モータジェネレータ11、12において発電された電流を降圧して、バッテリ17に充電する。
デファレンシャル19は、自動変速機14の出力ギヤ151、152から出力されたトルクを、左右のドライブシャフト20L、20Rを介して、左右の駆動輪21L、21Rに伝達するとともに、左右の駆動輪21L、21Rの回転速度差を吸収する。
(自動変速機)
以下に、自動変速機14について説明する。自動変速機14は、入力軸101、第一遊星歯車機構PM1、第二遊星歯車機構PM2、ドライブギヤ104、出力軸121、出力ギヤ141、最高段ドリブンギヤ139、第一ドリブンギヤ131、出力軸回転速度センサ172、第一連結機構191、及び第二連結機構192を有している。
入力軸101は、エンジン12の駆動軸12aと同軸に且つ直列に設けられている。第一遊星歯車機構PM1は、入力軸101と同軸に、自動クラッチ13に隣接して設けられている。第一遊星歯車機構PM1は、第一サンギヤS1、複数の第一プラネタリギヤP1、第一リングギヤR1、及びキャリアCとから構成されている。
第一サンギヤS1は、入力軸101に固定されている。つまり、第一サンギヤS1は入力軸101及び自動クラッチ13を介して、エンジン12に回転連結されている。複数の第一プラネタリギヤP1は、第一サンギヤS1の外周側に設けられ、第一サンギヤS1と噛み合っている。第一リングギヤR1の内周には、第一インナーギヤR1aが形成されている。第一リングギヤR1の外周には、第一アウターギヤR1bが形成されている。第一リングギヤR1は、複数の第一プラネタリギヤP1の外周側に設けられ、その第一インナーギヤR1aが複数の第一プラネタリギヤP1と噛み合っている。
第二遊星歯車機構PM2は、第一遊星歯車機構PM1及びモータジェネレータ15に軸線方向に沿って隣接して設けられている。言い換えると、第二遊星歯車機構PM2は、第一遊星歯車機構PM1とモータジェネレータ15との間に設けられている。第二遊星歯車機構PM2は、第二サンギヤS2、複数の第二プラネタリギヤP2、及びキャリアCから構成されている。
第二サンギヤS2は、入力軸101に遊転可能に、第一サンギヤS1に隣接して、第一サンギヤS1と同軸に設けられている。第二サンギヤS2には、モータジェネレータ15のロータ15aが回転連結されている。第二サンギヤS2のギヤ径は、第一サンギヤS1のギヤ径よりも小さい。複数の第二プラネタリギヤP2は、第二サンギヤS2の外周側に設けられ、第二サンギヤS2と噛み合っている。複数の第二プラネタリギヤP2は、複数の第一プラネタリギヤP1のそれぞれと同軸且つ一体に設けられている。第二プラネタリギヤP2のギヤ径は、第一プラネタリギヤP1のギヤ径よりも大きい。
キャリアCは、複数の第一プラネタリギヤP1及び複数の第二プラネタリギヤP2を遊転可能に軸支している。キャリアCには、キャリアCと同軸に、ドライブギヤ104が連結されている。キャリアCは、ドライブギヤ104、最高段ドリブンギヤ139、出力軸121、出力ギヤ141、デファレンシャル19、及びドライブシャフト20L、20Rを介して、駆動輪21L、21Rが回転連結されている。
出力軸121は、入力軸101と径方向に並列に設けられている。出力軸121には、出力ギヤ141及び最高段ドリブンギヤ139固定されている。出力ギヤ141は、デファレンシャル19のリングギヤ19aと噛み合っている。最高段ドリブンギヤ139は、ドライブギヤ104と噛み合っている。出力軸121には、第一ドリブンギヤ131が遊転可能に設けられている。第一ドリブンギヤ131は、第一リングギヤR1の第一アウターギヤR1bと噛み合っている。出力軸回転速度センサ172は、出力軸121の回転速度である出力軸回転速度Noを検出し、その検出結果を制御部18に出力する。
第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131を自動変速機14のハウジング14aに連結する第一シフトポジションSP1、第一ドリブンギヤ131を出力軸121に連結する第二シフトポジションSP2、第一ドリブンギヤ131をハウジング14a及び出力軸121のいずれにも連結しない第一ニュートラルN1のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131をハウジング14a又は出力軸121に係脱可能に連結する。第一連結機構191は、第一ハブ191a、第一係合部材191b、第二係合部材191c、第一スリーブ191d、及び第一クラッチアクチュエータ191eから構成されている。
第一ハブ191aは、第一ドリブンギヤ131に固定されている。第一係合部材191bは、自動変速機14のハウジング14aに固定され、第一ハブ191aに隣接して設けられている。第二係合部材191cは、出力軸121に固定され、第一ハブ191aに隣接して設けられている。第一スリーブ191dは、第一ハブ191aとスプライン嵌合していて、第一係合部材191b及び第二係合部材191cのいずれかと選択的に係合し、第一係合部材191b及び第二係合部材191cの両方と係合しない。
第一クラッチアクチュエータ191eは、制御部18の指令に基づいて、第一スリーブ191dを、第一ニュートラル位置N1、第一シフトポジションSP1、及び第二シフトポジションSP2のいずれに移動させる。第一スリーブ191dが第一ニュートラル位置N1に位置している状態では、第一ハブ191aは、第一係合部材191b及び第二係合部材191cのいずれにも係合していない。第一スリーブ191dが第一シフトポジションSP1に位置している状態では、第一ハブ191aは第一係合部材191bに係合し、第一ドリブンギヤ131はハウジング14aに固定される。第一スリーブ191dが第二シフトポジションSP2に位置している状態では、第一ハブ191aは第二係合部材191cに係合し、第一ドリブンギヤ131は出力軸121に固定される。
第二連結機構192(キャリア連結機構)は、キャリアCが入力軸101(第一サンギヤS1)に連結された第三シフトポジションSP3と、キャリアCが入力軸101から切断された第二ニュートラルN2のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第二連結機構192は、キャリアCを第一サンギヤS1に係脱可能に連結する。第二連結機構192の具体的な構成は、第一連結機構191と同様であるので、説明を省略する。
(第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の変速段)
次に、図2に示す係合表及び図3に示す速度線図を用いて、第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1の変速段について説明する。
図3の速度線図における各符号は、図1に記載した各部材の符号と一致している。
図3の速度線図における各ギヤ数は、以下のとおりである。
ZS1:第一サンギヤS1のギヤ数
ZS2:第二サンギヤS2のギヤ数
ZP1:第一プラネタリギヤP1のギヤ数
ZP2:第二プラネタリギヤP2のギヤ数
ZR1a:第一リングギヤR1の第一インナーギヤR1aのギヤ数
ZR1b:第一リングギヤR1の第一アウターギヤR1bのギヤ数
Z1:ドライブギヤ104のギヤ数
Z2:最高段ドリブンギヤ139のギヤ数
Z3:第一ドリブンギヤ131のギヤ数
[1速]
制御部18は、1速を形成する場合には、シフトポジションが図2の係合表の1速の欄となるように連結機構191、192に指令を出力する。自動変速機14において1速が形成されると、第一ドリブンギヤ131がハウジング14aに固定され、第一リングギヤR1の回転が停止し(図3のSP1)、自動変速機14によってモータ回転速度Nm及びエンジン回転速度Neが減速される。
[2速]
制御部18は、2速を形成する場合には、まず、第一連結機構191に指令を出力して、第一ニュートラルN1を形成し、第二連結機構192に指令を出力して、第二ニュートラルN2を形成して、自動変速機14をニュートラルにする。次に、制御部18は、モータ回転速度センサ171及び出力軸回転速度センサ172からの検出結果に基づいて、第一ドリブンギヤ131と出力軸121の回転速度が同期するように、モータジェネレータ15を駆動させる。なお、第一ドリブンギヤ131と出力軸121の回転速度が同期している状態の第一リングギヤR1の回転速度は、図3におけるSP2の回転速度である。制御部18は、モータジェネレータ15を駆動させて、図3に示す1速又は3速の速度線の傾きを、2速の速度線の傾きにする。第一ドリブンギヤ131と出力軸121の回転速度が同期すると、制御部18は、第一連結機構191に指令を出力して、第二シフトポジションSP2を形成し、第一ドリブンギヤ131と出力軸121とを連結させて、自動変速機14において2速を形成する。
制御部18は、1速から2速へのアップシフトを実行する場合には、エンジン12に指令を出力して、エンジン12で駆動力を発生させるとともに、インバータ装置16に指令を出力して、モータジェネレータ15で回生させる。モータジェネレータ15によって回生制動力が発生することにより、モータジェネレータ15が、エンジン12が出力する駆動力の反力受けとなり、駆動輪21L、21Rへの駆動力が遮断されない。自動変速機14において2速が形成されると、自動変速機14によってモータ回転速度Nm及びエンジン回転速度Neが減速される。2速の減速比は、1速の減速比よりも小さくなっている。
[3速]
制御部18は、3速を形成する場合には、まず、第一連結機構191に指令を出力して、第一ニュートラルN1を形成し、第二連結機構192に指令を出力して、第二ニュートラルN2を形成して、自動変速機14をニュートラルにする。次に、制御部18は、モータ回転速度センサ171及び出力軸回転速度センサ172からの検出結果に基づいて、キャリアCと入力軸101の回転速度が同期するように、モータジェネレータ15を駆動させる。次に、制御部18は、第二連結機構192に指令を出力して、第三シフトポジションSP3を形成し、キャリアCと入力軸101とを連結させて、自動変速機14において3速を形成する。
制御部18は、2速から3速へのアップシフトを実行する場合には、エンジン12に指令を出力して、エンジン12で駆動力を発生させるとともに、インバータ装置16に指令を出力して、モータジェネレータ15で回生させる。モータジェネレータ15によって回生制動力が発生することにより、モータジェネレータ15が、エンジン12が出力する駆動力の反力受けとなり、駆動輪21L、21Rへの駆動力が遮断されない。自動変速機14において3速が形成されると、モータ回転速度Nm、エンジン回転速度Ne、キャリア回転速度Ncが同一回転速度となる。
なお、上記した変速が実行される際には、自動クラッチ13は接続されたままの状態が維持される。
(第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置の別例)
第二連結機構192(キャリア連結機構)が、キャリアCを第二サンギヤS2に係脱可能に連結する実施形態であっても差し支え無い。
(第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置)
以下に、図4〜図6を用いて、第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1と異なる点について、第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1について説明する。図4に示すように、第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1では、複数の第二プラネタリギヤP2の外周側に、第二遊星歯車機構PM2を構成する第二リングギヤR2が設けられている。第二リングギヤR2の内周には、複数の第二プラネタリギヤP2と噛み合う第二インナーギヤR2aが形成されている。第二リングギヤR2の外周には、第二アウターギヤR2bが形成されている。
第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1では、出力軸121に第二ドリブンギヤ132が遊転可能に設けられている。第二ドリブンギヤ132は、第二リングギヤR2の第二アウターギヤR2bと噛み合っている。第二ドリブンギヤ132のギヤ径は、第一ドリブンギヤ131のギヤ径よりも大きくなっている。
第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1は、第一連結機構191〜第三連結機構193を有している。第二実施形態の第一連結機構191〜第三連結機構193の具体的な構成は、第一実施形態の第一連結機構191と同様である。
第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131をハウジング14aに連結する第一シフトポジションSP1、第一ドリブンギヤ131を出力軸121に連結する第三シフトポジションSP3、第一ドリブンギヤ131をハウジング14a及び出力軸121のいずれにも連結しない第一ニュートラルN1のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131をハウジング14a又は出力軸121に係脱可能に連結する。
第二連結機構192は、第二ドリブンギヤ132をハウジング14aに連結する第二ポジションSP2、第二ドリブンギヤ132を出力軸121に連結する第四シフトポジションSP4、第二ドリブンギヤ132をハウジング14a及び出力軸121のいずれにも連結しない第二ニュートラルN2のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第二連結機構192は、第二ドリブンギヤ132をハウジング14a又は出力軸121に係脱可能に連結する。
第三連結機構193(キャリア連結機構)は、キャリアCが入力軸101(第一サンギヤS1)に連結された第五シフトポジションSP5と、キャリアCが入力軸101から切断された第三ニュートラルN3のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第三連結機構193は、キャリアCを第一サンギヤS1に係脱可能に連結する。
制御部18は、図5に示す係合表に従って、各連結機構191〜193に指令を出力して、自動変速機14において1速〜5速を形成する。第二の実施形態も第一の実施形態と同様に、制御部18は、各ギヤ段を形成する際において、モータ回転速度センサ171及び出力軸回転速度センサ172からの検出結果に基づいて、各連結機構191〜193で連結する要素の回転速度が同期するように、モータジェネレータ15を駆動させる。
図6に第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1の速度線図を示す。図6の速度線図における各符号は、図4に記載した各部材の符号と一致している。
図6の速度線図における各ギヤ数は、以下のとおりである。
ZS1:第一サンギヤS1のギヤ数
ZS2:第二サンギヤS2のギヤ数
ZP1:第一プラネタリギヤP1のギヤ数
ZP2:第二プラネタリギヤP2のギヤ数
ZR1a:第一リングギヤR1の第一インナーギヤR1aのギヤ数
ZR1b:第一リングギヤR1の第一アウターギヤR1bのギヤ数
ZR2a:第二リングギヤR2の第二インナーギヤR2aのギヤ数
Z1:ドライブギヤ104のギヤ数
Z2:最高段ドリブンギヤ139のギヤ数
Z3:第一ドリブンギヤ131のギヤ数
なお、第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1において、第三連結機構193(キャリア連結機構)は、キャリアCを第二サンギヤS2に係脱可能に連結する実施形態であっても差し支え無い。
(第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置)
以下に、図7〜図9を用いて、第一実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1と異なる点について、第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1について説明する。図7に示すように、第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1では、複数の第二プラネタリギヤP2の外周側に、第二遊星歯車機構PM2を構成する第二リングギヤR2が設けられている。第二リングギヤR2の内周には、複数の第二プラネタリギヤP2と噛み合う第二インナーギヤR2aが形成されている。第二リングギヤR2の外周には、第二アウターギヤR2bが形成されている。
第二実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1では、入力軸101と並列に、第一出力軸121及び第二出力軸122が設けられている。第一出力軸121には、デファレンシャル19のリングギヤ19aと噛み合う第一出力ギヤ141が固定されている。第二出力軸122には、デファレンシャル19のリングギヤ19aと噛み合う第二出力ギヤ142が固定されている。第一出力ギヤ141のギヤ径と、第二出力ギヤ142のギヤ径は同一である。
第一出力軸121には、第一ドリブンギヤ131及び第二ドリブンギヤ132が、第一出力軸121に対して遊転可能に設けられている。第一ドリブンギヤ131は、第一リングギヤR1の第一アウターギヤR1bと噛み合っている。第二ドリブンギヤ132は、第二リングギヤR2の第二アウターギヤR2bと噛み合っている。第二ドリブンギヤ132のギヤ径は、第一ドリブンギヤ131のギヤ径よりも大きくなっている。
第二出力軸122には、最高段ドリブンギヤ139が固定されている。最高段ドリブンギヤ139は、ドライブギヤ104と噛み合っている。第二出力軸122には、第三ドリブンギヤ133及び第四ドリブンギヤ134が第二出力軸122に対して遊転可能に設けられている。第三ドリブンギヤ133は、第一リングギヤR1の第一アウターギヤR1bと噛み合っている。第四ドリブンギヤ134は、第二リングギヤR2の第二アウターギヤR2bと噛み合っている。第四ドリブンギヤ134のギヤ径は、第三ドリブンギヤ133のギヤ径よりも大きくなっている。第三ドリブンギヤ133のギヤ径は、第一ドリブンギヤ131のギヤ径よりも大きくなっている。
第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1は、第一連結機構191〜第三連結機構193を有している。第三実施形態の第一連結機構191〜第三連結機構193の具体的な構成は、第一実施形態の第一連結機構191と同様である。
第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131を第一出力軸121に連結する第一シフトポジションSP1、第二ドリブンギヤ132を第一出力軸121に連結する第二シフトポジションSP2、第一ドリブンギヤ131及び第二ドリブンギヤ132のいずれも第一出力軸121に連結しない第一ニュートラルN1のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131又は第二ドリブンギヤ132のいずれかを第一出力軸121に係脱可能に連結する。
第二連結機構192は、第三ドリブンギヤ133を第二出力軸122に連結する第三シフトポジションSP3、第四ドリブンギヤ134を第二出力軸122に連結する第四シフトポジションSP4、第三ドリブンギヤ133及び第四ドリブンギヤ134のいずれも第二出力軸122に連結しない第二ニュートラルN2のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第二連結機構192は、第三ドリブンギヤ133又は第四ドリブンギヤ134のいずれかを第二出力軸122に係脱可能に連結する。
第三連結機構193(キャリア連結機構)は、キャリアCが入力軸101(第一サンギヤS1)に接続された第五シフトポジションSP5と、キャリアCが入力軸101から切断された第三ニュートラルN3のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第三連結機構193は、キャリアCを第一サンギヤS1に係脱可能に連結する。
制御部18は、図8に示す係合表に従って、各連結機構191〜193に指令を出力して、自動変速機14において1速〜5速を形成する。第三の実施形態も第一の実施形態と同様に、制御部18は、各ギヤ段を形成する際において、モータ回転速度センサ171及び出力軸回転速度センサ172からの検出結果に基づいて、各連結機構191〜193で連結する要素の回転速度が同期するように、モータジェネレータ15を駆動させる。
図9に第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1の速度線図を示す。図9の速度線図における各符号は、図7に記載した各部材の符号と一致している。
図9の速度線図における各ギヤ数は、以下のとおりである。
ZS1:第一サンギヤS1のギヤ数
ZS2:第二サンギヤS2のギヤ数
ZP1:第一プラネタリギヤP1のギヤ数
ZP2:第二プラネタリギヤP2のギヤ数
ZR1a:第一リングギヤR1の第一インナーギヤR1aのギヤ数
ZR1b:第一リングギヤR1の第一アウターギヤR1bのギヤ数
ZR2a:第二リングギヤR2の第二インナーギヤR2aのギヤ数
Z1:ドライブギヤ104のギヤ数
Z2:最高段ドリブンギヤ139のギヤ数
Z3:第一ドリブンギヤ131のギヤ数
Z4:第三ドリブンギヤ133のギヤ数
なお、第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1において、第三連結機構193(キャリア連結機構)は、キャリアCを第二サンギヤS2に係脱可能に連結する実施形態であっても差し支え無い。また、最高段ドリブンギヤ139が第一出力軸121に固定されている実施形態であっても差し支え無い。
(第四実施形態のハイブリッド車両用駆動装置)
以下に、図10〜図12を用いて、第三実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1と異なる点について、第四実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1について説明する。
図10に示すように、第四実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1は、第一連結機構191〜第四連結機構194を有している。第四実施形態の第一連結機構191〜第四連結機構194の具体的な構成は、第一実施形態の第一連結機構191と同様である。
第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131をハウジング14aに連結する第一シフトポジションSP1、第一ドリブンギヤ131を第一出力軸121に連結する第二シフトポジションSP2、第一ドリブンギヤ131をハウジング14a及び第一出力軸121のいずれにも連結しない第一ニュートラルN1のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第一連結機構191は、第一ドリブンギヤ131をハウジング14a又は第一出力軸121のいずれかに係脱可能に連結する。
第二連結機構192は、第二ドリブンギヤ132をハウジング14aに連結する第二シフトポジションSP2、第二ドリブンギヤ132を第一出力軸121に連結する第四シフトポジションSP4、第二ドリブンギヤ132をハウジング14a及び第一出力軸121のいずれにも連結しない第二ニュートラルN2のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第二連結機構192は、第二ドリブンギヤ132をハウジング14a又は第一出力軸121のいずれかに係脱可能に連結する。
第三連結機構193は、第三ドリブンギヤ133を第二出力軸122に連結する第五シフトポジションSP5、第四ドリブンギヤ134を第二出力軸122に連結する第六シフトポジションSP6、第三ドリブンギヤ133及び第四ドリブンギヤ134のいずれも第二出力軸122に連結しない第三ニュートラルN3のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第三連結機構193は、第三ドリブンギヤ133又は第四ドリブンギヤ134のいずれかを第二出力軸122に係脱可能に連結する。
第四連結機構194(キャリア連結機構)は、キャリアCが入力軸101(第一サンギヤS1)に連結された第七シフトポジションSP7と、キャリアCが入力軸101から切断された第四ニュートラルN4のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第四連結機構194は、キャリアCを第一サンギヤS1に係脱可能に連結する。
制御部18は、図11に示す係合表に従って、各連結機構191〜194に指令を出力して、自動変速機14において1速〜7速を形成する。第四の実施形態も第一の実施形態と同様に、制御部18は、各ギヤ段を形成する際において、モータ回転速度センサ171及び出力軸回転速度センサ172からの検出結果に基づいて、各連結機構191〜19四で連結する要素の回転速度が同期するように、モータジェネレータ15を駆動させる。
図12に第四実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1の速度線図を示す。図12の速度線図における各符号は、図10に記載した各部材の符号と一致している。
図10の速度線図における各ギヤ数は、以下のとおりである。
ZS1:第一サンギヤS1のギヤ数
ZS2:第二サンギヤS2のギヤ数
ZP1:第一プラネタリギヤP1のギヤ数
ZP2:第二プラネタリギヤP2のギヤ数
ZR1a:第一リングギヤR1の第一インナーギヤR1aのギヤ数
ZR1b:第一リングギヤR1の第一アウターギヤR1bのギヤ数
ZR2a:第二リングギヤR2の第二インナーギヤR2aのギヤ数
Z1:ドライブギヤ104のギヤ数
Z2:最高段ドリブンギヤ139のギヤ数
Z3:第一ドリブンギヤ131のギヤ数
Z4:第三ドリブンギヤ133のギヤ数
なお、第四実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1において、最高段ドリブンギヤ139が第一出力軸121に固定されている実施形態であっても差し支え無い。
(第五実施形態のハイブリッド車両用駆動装置)
以下に、図13を用いて、第四実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1と異なる点について、第五実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1について説明する。第五実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1では、第四連結機構194(キャリア連結機構)は、キャリアCがモータジェネレータ15のロータ15a(第二サンギヤS2)に連結された第七シフトポジションSP7と、キャリアCがロータ15aから切断された第四ニュートラルN4のいずれかに切り換えるドグクラッチである。言い換えると、第四連結機構194は、キャリアCを第二サンギヤS2に係脱可能に連結する。
制御部18は、図11に示す係合表に従って、各連結機構191〜194に指令を出力して、自動変速機14において1速〜7速を形成する。
(本実施形態の効果)
以上の説明から明らかなように、ハイブリッド車両用駆動装置1は、軸線方向に沿って隣接して設けられた第一遊星歯車機構PM1及び第二遊星歯車機構PM2と、これら第一遊星歯車機構PM1及び第二遊星歯車機構PM2の外周側に設けられた、最高段ドリブンギヤ139、及び第一ドリブンギヤ131〜第四ドリブンギヤ134等によって構成されている。つまり、ハイブリッド車両用駆動装置1は、遊星歯車機構PM1、PM2と、この遊星歯車機構PM1、PM2の外周側に設けられたギヤからなるギヤセットが、軸線方向に沿って2つ並べられて構成されている。このため、ハイブリッド車両用駆動装置1の軸線方向の寸法を小型化することができる。
また、第三実施形態〜第五実施形態のハイブリッド車両用駆動装置1のように、自動変速機14を多段化したとしても、自動変速機14を構成するギヤが軸線方向に増えない。これにより、自動変速機14の多段化に伴う自動変速機14の軸線方向の寸法の増大を防止することができる。
制御部18は、アップシフトを実行する場合には、駆動輪21L、21Rへの駆動力が遮断されないように、エンジン12に指令を出力して、エンジン12で駆動力を発生させる。このため、駆動輪への駆動力が遮断されず、運転者が減速感を覚えない。また、バッテリ17の残量が無く、モータジェネレータ15が駆動輪21L、21Rを駆動できない場合であっても、エンジン12によって駆動輪21L、21Rを駆動することができる。
自動変速機14において変速が実行される際には、自動クラッチ13は接続された状態が維持される。これにより、自動変速機14の変速時に自動クラッチ13が断接されないので、自動クラッチ13の寿命が向上する。
モータジェネレータ15は、自動変速機14に接続され、モータジェネレータ15が出力する駆動力は、自動変速機14によって複数の変速段の変速比で減速される。このため、モータジェネレータ15を効率の高い回転速度で運転させることが可能となる。
(別の実施形態)
以上の説明では、第一連結機構191〜第四連結機構194は、ドグクラッチである。しかし、第一連結機構191〜第四連結機構194は、シンクロナイザー機構であっても差し支え無い。
以上の説明では、入力軸101に駆動力を出力する駆動源は、エンジン12である。しかし、入力軸101に駆動力を出力する駆動源がモータジェネレータである実施形態であっても差し支え無い。
以上の説明では、第二サンギヤS2のギヤ径は第一サンギヤS1のギヤ径よりも小さく、第二プラネタリギヤP2のギヤ径は第一プラネタリギヤP1のギヤ径よりも大きい。しかし、第二サンギヤS2のギヤ径が第一サンギヤS1のギヤ径と同径であり、第二プラネタリギヤP2のギヤ径が第一プラネタリギヤP1のギヤ径と同径である実施形態であっても差し支え無い。或いは、第二サンギヤS2のギヤ径が第一サンギヤS1のギヤ径よりも大きく、第二プラネタリギヤP2のギヤ径が第一プラネタリギヤP1のギヤ径よりも小さい実施形態であっても差し支え無い。
12…エンジン(駆動源)、15…モータジェネレータ、21L、21R…駆動輪、101…入力軸、104…ドライブギヤ、121…出力軸、第一出力軸、122…第二出力軸、131…第一ドリブンギヤ、132…第二ドリブンギヤ、133…第三ドリブンギヤ、134…第四ドリブンギヤ、139…最高段ドリブンギヤ、191…第一連結機構、192…第二連結機構(キャリア連結機構)、193…第三連結機構(キャリア連結機構)、194…第四連結機構(キャリア連結機構)
PM1…第一遊星歯車機構、S1…第一サンギヤ、P1…第一プラネタリギヤ、R1…第一リングギヤ、R1a…第一インナーギヤ、R1b…第一アウターギヤ、C…キャリア
PM2…第二遊星歯車機構、S2…第二サンギヤ、P2…第二プラネタリギヤ、R2…第二リングギヤ、R2a…第二インナーギヤ、R2b…第二アウターギヤ

Claims (4)

  1. 駆動源が回転連結された第一サンギヤと、前記第一サンギヤと噛み合う複数の第一プラネタリギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤが噛み合う第一インナーギヤが内周に形成され、第一アウターギヤが外周に形成された第一リングギヤと、を備えた第一遊星歯車機構と、
    前記第一サンギヤと同軸に設けられ、モータジェネレータが回転連結された第二サンギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤのそれぞれと同軸に且つ一体に設けられ、前記第二サンギヤと噛み合う第二プラネタリギヤと、を備え、前記第一遊星歯車機構に軸線方向に沿って隣接して設けられた第二遊星歯車機構と、
    前記複数の第一プラネタリギヤ及び前記複数の第二プラネタリギヤを回転可能に軸支するキャリアと、
    前記キャリアに連結されたドライブギヤと、
    駆動輪が回転連結された出力軸と、
    前記出力軸に固定され、前記ドライブギヤと噛み合う最高段ドリブンギヤと、
    前記出力軸に遊転可能に設けられ、前記第一アウターギヤと噛み合う第一ドリブンギヤと、
    前記第一ドリブンギヤをハウジング又は前記出力軸のいずれかに係脱可能に連結する第一連結機構と、
    前記キャリアを前記第一サンギヤ又は前記第二サンギヤに係脱可能に連結するキャリア連結機構と、を有するハイブリッド車両用駆動装置。
  2. 前記複数の第二プラネタリギヤが噛み合う第二インナーギヤが内周に形成され、第二アウターギヤが外周に形成された第二リングギヤと、
    前記出力軸に遊転可能に設けられ、前記第二アウターギヤと噛み合う第二ドリブンギヤと、
    前記第二ドリブンギヤを前記ハウジング又は前記出力軸のいずれかに係脱可能に連結する第二連結機構と、を有する請求項1に記載のハイブリッド車両用駆動装置。
  3. 駆動源が回転連結された第一サンギヤと、前記第一サンギヤと噛み合う複数の第一プラネタリギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤが噛み合う第一インナーギヤが内周に形成され、第一アウターギヤが外周に形成された第一リングギヤと、を備えた第一遊星歯車機構と、
    前記第一サンギヤと同軸に設けられ、モータジェネレータが回転連結された第二サンギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤのそれぞれと同軸に且つ一体に設けられ、前記第二サンギヤと噛み合う第二プラネタリギヤと、前記複数の第二プラネタリギヤが噛み合う第二インナーギヤが内周に形成され、第二アウターギヤが外周に形成された第二リングギヤと、を備え、前記第一遊星歯車機構に隣接して設けられた第二遊星歯車機構と、
    前記複数の第一プラネタリギヤ及び前記複数の第二プラネタリギヤを回転可能に軸支するキャリアと、
    前記キャリアに連結されたドライブギヤと、
    駆動輪が回転連結された第一出力軸と、
    前記駆動輪が回転連結され、前記第一出力軸と並行に設けられた第二出力軸と、
    前記第一出力軸又は前記第二出力軸のいずれかに固定され、前記ドライブギヤと噛み合う最高段ドリブンギヤと、
    前記第一出力軸に遊転可能に設けられ、前記第一アウターギヤと噛み合う第一ドリブンギヤと、
    前記第一出力軸に遊転可能に設けられ、前記第二アウターギヤと噛み合う第二ドリブンギヤと、
    前記第二出力軸に遊転可能に設けられ、前記第一アウターギヤと噛み合う第三ドリブンギヤと、
    前記第二出力軸に遊転可能に設けられ、前記第二アウターギヤと噛み合う第四ドリブンギヤと、
    前記第一ドリブンギヤ又は前記第二ドリブンギヤを前記第一出力軸に係脱可能に連結する第一連結機構と、
    前記第三ドリブンギヤ又は前記第四ドリブンギヤを前記第二出力軸に係脱可能に連結する第二連結機構と、
    前記キャリアを前記第一サンギヤ又は前記第二サンギヤに係脱可能に連結するキャリア連結機構と、を有するハイブリッド車両用駆動装置。
  4. 駆動源が回転連結された第一サンギヤと、前記第一サンギヤと噛み合う複数の第一プラネタリギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤが噛み合う第一インナーギヤが内周に形成され、第一アウターギヤが外周に形成された第一リングギヤと、を備えた第一遊星歯車機構と、
    前記第一サンギヤと同軸に設けられ、モータジェネレータが回転連結された第二サンギヤと、前記複数の第一プラネタリギヤのそれぞれと同軸に且つ一体に設けられ、前記第二サンギヤと噛み合う第二プラネタリギヤと、前記複数の第二プラネタリギヤが噛み合う第二インナーギヤが内周に形成され、第二アウターギヤが外周に形成された第二リングギヤと、を備え、前記第一遊星歯車機構に隣接して設けられた第二遊星歯車機構と、
    前記複数の第一プラネタリギヤ及び前記複数の第二プラネタリギヤを回転可能に軸支するキャリアと、
    前記キャリアに連結されたドライブギヤと、
    駆動輪が回転連結された第一出力軸と、
    前記駆動輪が回転連結され、前記第一出力軸と並行に設けられた第二出力軸と、
    前記第一出力軸又は前記第二出力軸のいずれかに固定され、前記ドライブギヤと噛み合う最高段ドリブンギヤと、
    前記第一出力軸に遊転可能に設けられ、前記第一アウターギヤと噛み合う第一ドリブンギヤと、
    前記第一出力軸に遊転可能に設けられ、前記第二アウターギヤと噛み合う第二ドリブンギヤと、
    前記第二出力軸に遊転可能に設けられ、前記第一アウターギヤと噛み合う第三ドリブンギヤと、
    前記第二出力軸に遊転可能に設けられ、前記第二アウターギヤと噛み合う第四ドリブンギヤと、
    前記第一ドリブンギヤをハウジング又は前記第一出力軸のいずれかに係脱可能に連結する第一連結機構と、
    前記第二ドリブンギヤを前記ハウジング又は前記第一出力軸のいずれかに係脱可能に連結する第二連結機構と、
    前記第三ドリブンギヤ又は前記第四ドリブンギヤを前記第二出力軸に係脱可能に連結する第三連結機構と、
    前記キャリアを前記第一サンギヤ又は前記第二サンギヤに係脱可能に連結するキャリア連結機構と、を有するハイブリッド車両用駆動装置。
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