JP2017029879A - リワーク装置及びリワーク方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示ユニットの損傷を抑制しつつ、表示ユニットからケースを剥離できるようにすることが目的である。【解決手段】本実施形態のリワーク装置10は、複数の把持部50と、複数の回転駆動部48とを備える。複数の把持部50は、表示ユニット102に重ね合わされて接着された四角枠状のケース104の各辺部110を把持する。複数の回転駆動部48は、複数の把持部50を表示ユニット102及びケース104のせん断方向に移動させ、ケース104を表示ユニット102から剥離させる。【選択図】図1A

Description

本願の開示する技術は、リワーク装置及びリワーク方法に関する。
従来、表示ユニットと、表示ユニットに重ね合わされて接着された四角枠状のケースとを備えた電子機器がある。このような電子機器において、例えば、表示ユニット以外の箇所で故障が生じた場合には、表示ユニットを再利用することがある。表示ユニットを再利用する場合には、表示ユニットからケースを剥離することになる。このような部材の剥離を行う技術としては、例えば、特許文献1〜3に記載の技術がある。
特開2013−71949号公報 特開2003−309152号公報 特開2002−271004号公報
しかしながら、表示ユニットからケースを剥離させるために、例えば、表示ユニットの一端側から他端側へ表示ユニットを厚さ方向に引き剥がしていくと、表示ユニットに曲げ負荷が掛かり、表示ユニットが損傷する虞がある。
そこで、本願の開示する技術は、一つの側面として、表示ユニットの損傷を抑制しつつ、表示ユニットからケースを剥離できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術によれば、複数の把持部と、駆動部とを備えるリワーク装置が提供される。複数の把持部は、表示ユニットに重ね合わされて接着された四角枠状のケースの各辺部を把持する。駆動部は、複数の把持部を表示ユニット及びケースのせん断方向に移動させ、ケースを表示ユニットから剥離させる。
本願の開示する技術によれば、表示ユニットの損傷を抑制しつつ、表示ユニットからケースを剥離させることができる。
リワーク装置の平面図である。 リワーク装置の一部断面を含む側面図である。 回転駆動部によって直進機構が回転される様子を示す図である。 把持部をより詳細に示す図である。 表示ユニット及びケースを有するワークの分解斜視図である。 ワークの縦断面図である。 リワーク方法の第一工程を示す平面図である。 リワーク方法の第一工程を示す縦断面図である。 リワーク方法の第二工程を示す平面図である。 リワーク方法の第二工程を示す縦断面図である。 リワーク方法の第三工程を示す平面図である。 リワーク方法の第三工程を示す縦断面図である。 リワーク方法の第四工程を示す平面図である。 リワーク方法の第四工程を示す縦断面図である。 リワーク方法の第五工程を示す平面図である。 リワーク方法の第五工程を示す縦断面図である。 リワーク方法の第六工程を示す平面図である。 リワーク方法の第六工程を示す縦断面図である。
以下、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図4,図5には、後述するリワーク装置の加工対象であるワーク100が示されている。ワーク100は、表示ユニット102及びケース104を有する。本実施形態において、表示ユニット102及びケース104は、一例として、スマートフォンにおける液晶表示モジュールユニット及びアッパーケースとされている。
表示ユニット102は、カバーガラスに覆われたタッチパネル106と、液晶表示器108と有しており、モジュール化されている。この表示ユニット102は、平面視にて長方形の板状に形成されている。
ケース104は、表示ユニット102の大きさ及び形状に対応する四角枠状(長方形枠状)に形成されており、四つの辺部110と、四つの角部112とを有する。このケース104は、表示ユニット102に互いの厚さ方向に重ね合わされて接着されている。
具体的には、ケース104の内周側には、ケース104の厚さ方向一方側(表側)を向く接着面114がケース104の全周に亘って形成されており、この接着面114には、接着剤116がケース104の全周に亘って塗布されている。表示ユニット102の外周部の裏面118は、接着剤116を介して接着面114に重ね合わされており、この接着面114に接着剤116を介して接着されている。防水性、防塵性、及び、耐久性の要求に伴い、接着剤116には、接着力の強いものが使用されることがある。
図1A,図1Bには、本実施形態に係るリワーク装置10が示されている。このリワーク装置10は、上述の表示ユニット102からケース104を剥離させるためのものであり、搬送保持部20と、剥離実行部40と、制御部80とを備える。図1Bにおいて、剥離実行部40及びワーク100は、図1のF1B−F1B線で切断した断面で示されている。
搬送保持部20は、ワーク100を保持及び搬送するためのものであり、リニアガイド22と、ステージ24とを備える。リニアガイド22は、一対のレール26と、スライダ28とを有する。ステージ24は、スライダ28に固定されており、一対のレール26の上をスライダ28と共に水平方向に移動する。ステージ24の上には、ワーク100が水平に配置される。ワーク100は、表示ユニット102の表面を下向きにしてステージ24の上に載置される。
ステージ24には、吸引機30に接続された複数の吸着部32が設けられている。複数の吸着部32には、一例として、吸着パッドが用いられている。複数の吸着部32の上にワーク100が載置された状態で、吸引機30が作動すると、表示ユニット102の表面が複数の吸着部32により吸着され、ワーク100がステージ24に保持される。
また、ステージ24には、送風機34に接続された複数のエアノズル36が設けられている。剥離実行部40の下方にてステージ24にワーク100が保持された状態で、送風機34が作動すると、複数のエアノズル36から空冷用のエアが表示ユニット102に向けて噴出される。ステージ24の外周部には、防風壁38がステージ24の全周に亘って設けられており、外部にエアが漏出しないようになっている。
剥離実行部40は、搬送保持部20の上方に配置されており、上下シリンダ42により上下動される。この剥離実行部40は、支持板44と、複数の直進機構46と、複数の回転駆動部48と、複数の把持部50と、複数の加熱部52とを備える。
図1Aでは、リワーク装置10の構造の理解の容易のために、図1Bに示される上下シリンダ42及び支持板44が想像線にて示されている。支持板44は、水平に配置されており、この支持板44の上面には、上下シリンダ42が固定されている。支持板44は、上下シリンダ42により上下動される。
複数の把持部50、複数の直進機構46、及び、複数の加熱部52の個数は、ケース104の四つの辺部110に対応してそれぞれ4個ずつとされている。また、複数の回転駆動部48の個数も、ケース104の四つの角部112に対応して4個とされている。図1Aでは、リワーク装置10の構造の理解の容易のために、図1Bに示される複数の加熱部52の図示が省略されている。
剥離実行部40の下方にてステージ24にワーク100が保持された状態において、複数の直進機構46は、各辺部110に対応して配置される。この複数の直進機構46は、ガイド部54と、可動部56と、直進駆動部58とをそれぞれ有する。ガイド部54及び可動部56は、一例として、それぞれネジ軸及びナットであり、ボールネジ機構を形成している。
各直進駆動部58において、ガイド部54は、辺部110に沿って配置され、可動部56は、ガイド部54に螺合されている。ガイド部54の一端は、直進駆動部58に接続され、ガイド部54の他端は、加熱部52の背面側に設けられた支持板に回転可能に支持されている。直進駆動部58は、モータを有し、ガイド部54を回転させる。直進駆動部58が作動し、ガイド部54が回転されると、ガイド部54に沿って可動部56がガイド部54の一端側から他端側に移動される。
なお、ケース104の長辺部に設けられた直進機構46と、ケース104の短辺部に設けられた直進機構46とは、ガイド部54の長さが異なる以外は、同一の構成とされている。
複数の回転駆動部48は、「駆動部」の一例であり、それぞれモータを有する。この複数の回転駆動部48は、支持板44に固定されている。剥離実行部40の下方にてステージ24にワーク100が保持された状態において、複数の回転駆動部48は、各角部112に対応して配置される。各回転駆動部48の回転軸60は、剥離実行部40の上下方向を軸方向として配置されている。
各回転駆動部48の回転軸60には、上述の直進機構46の一端が固定されている。図3に示されるように、回転駆動部48が作動すると、辺部110の一端側に位置する角部112を中心に直進機構46が水平方向に僅かな角度だけ回転される。このとき、直進機構46は、ケース104の外側に向けて回転される。直進機構46の回転中心62は、回転駆動部48の回転軸60上に位置する。図1Aに示されるように、この複数の直進機構46の回転中心62は、同一の円64の上に配置されている。
複数の把持部50は、各辺部110を把持するためのものであり、各可動部56に設けられている。複数の把持部50は、辺部110の外側に位置する外側ローラ66と、辺部110の内側に位置する内側ローラ68とをそれぞれ有する。各把持部50において、内側ローラ68は、外側ローラ66よりもガイド部54の他端側に配置されており、この外側ローラ66よりも辺部110の他端側に位置される(図2も参照)。
なお、図1Aでは、各可動部56がガイド部54の一端側の移動開始位置に位置されている。各可動部56が移動開始位置に位置された状態では、ガイド部54の長さ方向における外側ローラ66と内側ローラ68との間の把持中心と直進機構46の回転中心62との間の距離Lは、複数の直進機構46で同一とされる。
図3には、上述の把持部50がより詳細に示されている。この図3に示されるように、把持部50は、外側ローラ66及び内側ローラ68に加えて、クランプ機構72を有している。クランプ機構72は、一対の可動体74を有する。
一対の可動体74は、辺部110の上方に配置され、辺部110の横幅方向にスライド可能とされている。この一対の可動体74は、図示しないダンパ機構により互いに近づく側に付勢されている。一対の可動体74には、下方に延びる延出部76がそれぞれ設けられており、この一対の延出部76の下端部には、上述の外側ローラ66及び内側ローラ68が回転可能に取り付けられている。外側ローラ66及び内側ローラ68は、上下方向に延びる回転軸に回転可能に支持されている。
図1Bに示されるように、剥離実行部40の下方にてステージ24にワーク100が保持された状態において、複数の加熱部52は、各辺部110に対応して配置される。この複数の加熱部52は、それぞれヒータであり、各辺部110に沿って延びる長尺状に形成されている。
制御部80は、例えば、シーケンサ等であり、上述の吸引機30、送風機34、上下シリンダ42、複数の回転駆動部48、複数の加熱部52、及び、複数の直進駆動部58等を制御する。
次に、上記リワーク装置10を用いたリワーク方法について説明する。
一般に、タッチパネルを有する液晶表示モジュールユニットは、高価である。このため、スマートフォンにおいて、例えば、表示ユニット以外の箇所で故障が生じた場合には、表示ユニットを再利用することが望まれる。本実施形態では、以下の如く、リワーク装置10により表示ユニット102からケース104が剥離され、ケース104が剥離された表示ユニット102は、再利用される。
本実施形態のリワーク装置10を用いたリワーク方法では、先ず、図6A,図6Bに示されるように、ステージ24が剥離実行部40の側方にスライドされ、このステージ24の上にワーク100が載置される。ワーク100は、表示ユニット102の表面を下にして複数の吸着部32の上に水平に載置される。そして、吸引機30が作動し、表示ユニット102の表面が複数の吸着部32により吸着され、ワーク100がステージ24に保持される。
続いて、図7A,図7Bに示されるように、ステージ24が剥離実行部40の下方にスライドされる。また、上下シリンダ42が作動して剥離実行部40が降下され、複数の加熱部52が各辺部110に接触される。そして、複数の加熱部52が作動され、各辺部110が加熱される。また、剥離実行部40が降下されると、複数の把持部50が各辺部110を把持する。つまり、各把持部50の外側ローラ66及び内側ローラ68が各辺部110を水平方向の両側から把持する。
また、送風機34が作動され、複数のエアノズル36から空冷用のエアが表示ユニット102に向けて噴出される。そして、複数のエアノズル36から噴出されたエアにより表示ユニット102の表面を冷却しながら、複数の加熱部52により各辺部110が上方から加熱されることで、接着剤116が軟化される。
続いて、図8A,図8Bに示されるように、制御部80により複数の回転駆動部48が同期して作動され、複数の直進機構46が各辺部110の一端側に位置する各角部112を中心に水平方向に僅かな角度だけ回転される。このとき、各直進機構46は、ケース104の外側に向けて回転される。
このように複数の直進機構46が水平方向に回転されると、複数の把持部50が各角部112を中心に水平方向に沿って回転移動される。このときの複数の把持部50の回転移動方向は、表示ユニット102及びケース104のせん断方向とされる。このせん断方向は、表示ユニット102及びケース104の接着方向と交差する方向(好ましくは接着面114と平行な方向)とされる。
そして、上述のように、複数の把持部50が各角部112を中心に水平方向に沿って回転移動されると、複数の把持部50に把持された各辺部110の一端側が各角部112を中心に回転される。これにより、各把持部50と各角部112との間において、各辺部110に剥離開始部が形成される。
このように各角部112を中心に各辺部110を回転させて剥離させる場合には、抵抗が大きくなるせん断負荷が掛かる。このため、本実施形態では、上述のように、先ず、各角部112を中心に各辺部110の一端側を微小な角度だけ回転させ、各辺部110に剥離開始部を形成させる。なお、把持部50の回転移動に伴い、各辺部110の一端側は、各角部112を中心に回転されるが、各辺部110の全体は、屈曲される。
続いて、図9A,図9Bに示されるように、制御部80により複数の直進駆動部58の作動が同時に開始され、複数の可動部56が同時に移動を開始する。また、本実施形態では、複数の直進駆動部58が同期して作動され、複数の可動部56が同期しながら各把持部50と共にガイド部54に沿って移動される。そして、これにより、各辺部110の剥離が進行される。
このとき、本実施形態では、複数の可動部56が各ガイド部54の他端に同時に到達されるように、複数の可動部56の移動、ひいては、複数の把持部50の移動が同期される。本実施形態では、各辺部110を把持する複数の把持部50が各辺部110の一端側から他端側へ同期して移動されることで、隣り合う把持部50の間の距離が保たれる。
そして、図10A,図10Bに示されるように、複数の可動部56が各ガイド部54の他端に移動されると、各辺部110が一端から他端に亘って剥離され、ケース104の全体が表示ユニット102に対して回転(微小角回転変位)される。これにより、ケース104が全周に亘って表示ユニット102から剥離される。
続いて、表示ユニット102からケース104が剥離されたことが目視又はセンサ等により確認された後、複数の加熱部52が停止される。また、複数の直進駆動部58が上記とは逆向きに作動され、複数の可動部56と共に各把持部50がガイド部54の一端側の元の位置に戻される。各把持部50がガイド部54の一端側の元の位置に戻されると、回転状態にあったケース104が元の位置に戻される。
そして、表示ユニット102から剥離されたケース104を複数の把持部50で保持した状態で、剥離実行部40がケース104と共に上下シリンダ42により上昇される。
また、図11A,図11Bに示されるように、ステージ24が剥離実行部40の側方にスライドされた後、吸引機30が停止され、複数の吸着部32による吸着が解除される。そして、ステージ24から表示ユニット102が取り出される。このステージ24から取り出された表示ユニット102は、再利用される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
はじめに、本実施形態の作用及び効果を明確にするために、本実施形態の比較例について説明する。本実施形態の比較例としては、例えば、表示ユニット102からケース104を剥離させるために、表示ユニット102の一端側から他端側へ表示ユニット102を厚さ方向に引き剥がしていく手法が考えられる。しかしながら、この手法では、表示ユニット102に曲げ負荷が掛かり、表示ユニット102が損傷する虞がある。つまり、液晶表示器108を有する表示ユニット102に曲げ負荷が掛かかると、液晶表示器108において液晶の配列に乱れが生じ、映像表示時に表示面に黄変が発生する虞がある。
これに対し、本実施形態によれば、各辺部110を把持する複数の把持部50が表示ユニット102及びケース104のせん断方向に移動されることで、表示ユニット102からケース104が剥離される。したがって、せん断負荷により表示ユニット102からケース104を剥離させるので、表示ユニット102に曲げ負荷が掛かることを抑制できる。これにより、表示ユニット102の損傷を抑制しつつ、表示ユニット102からケース104を剥離させることできる。この結果、表示ユニット102の再利用率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、せん断負荷により表示ユニット102からケース104を剥離させるので、ケース104の破損を抑制することができる。これにより、ケース104が破損してケース104の破片が表示ユニット102に残存することを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、各直進機構46が回転駆動部48により回転されることにより、複数の把持部50の各々が各角部112を中心に上記せん断方向に沿って回転移動される。これにより、各把持部50と各角部112との間において、各辺部110に剥離開始部を形成することができるので、各角部112側から各辺部110を円滑に剥離させることができる。
また、内側ローラ68は、外側ローラ66よりもガイド部54の他端側に配置されており、この外側ローラ66よりも辺部110の他端側に位置される。したがって、把持部50が角部112を中心にケース104の外側に向けて回転移動されるときには、外側ローラ66のモーメント長よりも内側ローラ68のモーメント長を長くすることができる。これにより、把持部50と角部112との間に、辺部110の剥離開始部をより一層安定して形成することができる。
また、各直進機構46のガイド部54が回転された状態で、各可動部56がガイド部54の一端側から他端側に移動されることにより、各可動部56に設けられた把持部50が各辺部110の一端側から他端側に移動される。これにより、各辺部110の剥離を進行させることができ、各辺部110を一端から他端に亘って剥離させることができるので、ケース104の全体を表示ユニット102に対して回転(微小角回転変位)させることができる。この結果、ケース104を全周に亘って剥離させることができる。
また、各直進機構46が各角部112を中心に回転された状態で、複数の直進駆動部58の作動が同時に開始される。これにより、複数の把持部50が同時に移動を開始し、ケース104の特定の箇所に応力が集中することが抑制されるので、各辺部110の剥離をバランス良く開始することができる。
また、複数の直進駆動部58の作動が同期されることにより、各辺部110を把持する複数の把持部50が各辺部110の一端側から他端側へ同期して移動されるので、隣り合う把持部50の間の距離を保つことができる。これにより、ケース104における各角部112付近での大変形と破断を抑制しつつ、ケース104を全周に亘って剥離させることができる。
また、複数の直進機構46の回転中心62は、同一の円64の上に配置されているので、この円64の中心Oを中心にケース104を回転させることができる(図10A参照)。これにより、ケース104を全周に亘って的確に剥離させることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、表示ユニット102は、平面視にて長方形に形成され、ケース104は、表示ユニット102の形状に対応する長方形枠状に形成されている。しかしながら、表示ユニット102は、平面視にて正方形に形成され、ケース104は、正方形枠状に形成されても良い。
また、上記実施形態において、表示ユニット102は、液晶表示器を有するが、液晶以外の構造の表示器を有していても良い。
また、上記実施形態において、表示ユニット102及びケース104は、一例として、スマートフォンにおける液晶表示モジュールユニット及びアッパーケースとされているが、スマートフォン以外の電子機器における表示ユニット及びケースでも良い。
また、上記実施形態において、複数の把持部50の各々は、好ましくは、ケース104の各角部112を中心に表示ユニット102及びケース104のせん断方向に沿って回転移動される。しかしながら、複数の把持部50の各々は、表示ユニット102及びケース104のせん断方向であれば、回転移動に限らず、どのような軌跡で移動されても良い。
また、上記実施形態において、把持部50は、好ましくは、辺部110を把持するための構成として、外側ローラ66及び内側ローラ68を有する。しかしながら、把持部50は、辺部110を把持するための構成として、ローラ以外の部材を有していても良い。
また、上記実施形態において、把持部50は、好ましくは、表示ユニット102及びケース104のせん断方向と平行な方向から辺部110を把持する構成とされる。しかしながら、把持部50は、表示ユニット102及びケース104のせん断方向と平行な方向以外の方向から辺部110を把持する構成とされても良い。
また、上記実施形態において、ガイド部54及び可動部56は、好ましくは、ボールネジ機構により形成される。しかしながら、ガイド部54及び可動部56は、ボールネジ機構以外の機構で形成されても良い。
また、上記実施形態において、リワーク装置10は、好ましくは、水平に配置されるが、傾斜して配置されるか、又は、垂直に配置されても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
表示ユニットに重ね合わされて接着された四角枠状のケースの各辺部を把持する複数の把持部と、
前記複数の把持部を前記表示ユニット及び前記ケースのせん断方向に移動させ、前記ケースを前記表示ユニットから剥離させる駆動部と、
を備えるリワーク装置。
(付記2)
前記駆動部は、前記ケースの各角部を中心に前記複数の把持部の各々を前記せん断方向に沿って回転移動させる複数の回転駆動部である、
付記1に記載のリワーク装置。
(付記3)
前記辺部に沿って配置されるガイド部と、前記把持部が設けられ前記ガイド部に沿って移動する可動部と、前記ガイド部に沿って前記可動部を前記ガイド部の一端側から他端側に移動させる直進駆動部とをそれぞれ有する複数の直進機構をさらに備え、
前記複数の回転駆動部は、各前記辺部の一端側に位置する各前記角部を中心に各前記直進機構を前記せん断方向に沿って回転させる、
付記2に記載のリワーク装置。
(付記4)
前記複数の回転駆動部を作動させて各前記角部を中心に各前記直進機構を前記せん断方向に沿って回転させた状態で、複数の前記直進駆動部の作動を同時に開始させる制御部をさらに備える、
付記3に記載のリワーク装置。
(付記5)
前記制御部は、複数の前記直進駆動部の作動を同期させることにより、各前記辺部を把持する前記複数の把持部を各前記辺部の一端側から他端側へ同期して移動させる、
付記4に記載のリワーク装置。
(付記6)
複数の前記直進機構の回転中心は、同一円上に配置されている、
付記3〜付記5のいずれか一項に記載のリワーク装置。
(付記7)
前記把持部は、
前記辺部の外側に位置する外側ローラと、
前記辺部の内側に位置し、前記外側ローラよりも前記ガイド部の他端側に配置された内側ローラと、
を有する、
付記3〜付記6のいずれか一項に記載のリワーク装置。
(付記8)
各前記可動部が前記ガイド部の一端側の移動開始位置に位置されている状態では、前記ガイド部の長さ方向における前記外側ローラと前記内側ローラとの間の把持中心と前記直進機構の回転中心との間の距離は、前記複数の直進機構で同一である、
付記7に記載のリワーク装置。
(付記9)
前記表示ユニットを吸着する吸着部をさらに備える、
付記1〜付記8のいずれか一項に記載のリワーク装置。
(付記10)
各前記辺部に沿って配置された複数の加熱部をさらに備える、
付記1〜付記9のいずれか一項に記載のリワーク装置。
(付記11)
表示ユニットに重ね合わされて接着された四角枠状のケースの各辺部を複数の把持部で把持し、
前記複数の把持部を駆動部によって前記表示ユニット及び前記ケースのせん断方向に移動させ、前記ケースを前記表示ユニットから剥離させる、
ことを含むリワーク方法。
(付記12)
前記駆動部としての複数の回転駆動部によって、前記ケースの各角部を中心に前記複数の把持部の各々を前記せん断方向に沿って回転移動させる、
付記11に記載のリワーク方法。
(付記13)
前記辺部に沿って配置されるガイド部と、前記把持部が設けられ前記ガイド部に沿って移動する可動部と、前記ガイド部に沿って前記可動部を前記ガイド部の一端側から他端側に移動させる直進駆動部とをそれぞれ有する複数の直進機構を用い、
前記複数の回転駆動部によって、各前記辺部の一端側に位置する各前記角部を中心に各前記直進機構を前記せん断方向に沿って回転させる、
付記12に記載のリワーク方法。
(付記14)
制御部が、前記複数の回転駆動部を作動させて各前記角部を中心に各前記直進機構を前記せん断方向に沿って回転させた状態で、複数の前記直進駆動部の作動を同時に開始させる、
付記13に記載のリワーク方法。
(付記15)
前記制御部が、複数の前記直進駆動部の作動を同期させることにより、各前記辺部を把持する前記複数の把持部を各前記辺部の一端側から他端側へ同期して移動させる、
付記14に記載のリワーク方法。
10 リワーク装置
20 搬送保持部
40 剥離実行部
46 直進機構
48 回転駆動部(駆動部の一例)
50 把持部
52 加熱部
54 ガイド部
56 可動部
58 直進駆動部
102 表示ユニット
104 ケース
110 辺部
112 角部
116 接着剤

Claims (7)

  1. 表示ユニットに重ね合わされて接着された四角枠状のケースの各辺部を把持する複数の把持部と、
    前記複数の把持部を前記表示ユニット及び前記ケースのせん断方向に移動させ、前記ケースを前記表示ユニットから剥離させる駆動部と、
    を備えるリワーク装置。
  2. 前記駆動部は、前記ケースの各角部を中心に前記複数の把持部の各々を前記せん断方向に沿って回転移動させる複数の回転駆動部である、
    請求項1に記載のリワーク装置。
  3. 前記辺部に沿って配置されるガイド部と、前記把持部が設けられ前記ガイド部に沿って移動する可動部と、前記ガイド部に沿って前記可動部を前記ガイド部の一端側から他端側に移動させる直進駆動部とをそれぞれ有する複数の直進機構をさらに備え、
    前記複数の回転駆動部は、各前記辺部の一端側に位置する各前記角部を中心に各前記直進機構を前記せん断方向に沿って回転させる、
    請求項2に記載のリワーク装置。
  4. 前記複数の回転駆動部を作動させて各前記角部を中心に各前記直進機構を前記せん断方向に沿って回転させた状態で、複数の前記直進駆動部の作動を同時に開始させる制御部をさらに備える、
    請求項3に記載のリワーク装置。
  5. 前記制御部は、複数の前記直進駆動部の作動を同期させることにより、各前記辺部を把持する前記複数の把持部を各前記辺部の一端側から他端側へ同期して移動させる、
    請求項4に記載のリワーク装置。
  6. 複数の前記直進機構の回転中心は、同一円上に配置されている、
    請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載のリワーク装置。
  7. 表示ユニットに重ね合わされて接着された四角枠状のケースの各辺部を複数の把持部で把持し、
    前記複数の把持部を駆動部によって前記表示ユニット及び前記ケースのせん断方向に移動させ、前記ケースを前記表示ユニットから剥離させる、
    ことを含むリワーク方法。
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