JP2017029684A - ブレーキ操作伝達機構およびこれを備える移動式テーブル - Google Patents

ブレーキ操作伝達機構およびこれを備える移動式テーブル Download PDF

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Abstract

【課題】ブレーキ機構を操作する際の調整やメンテナンス性の向上を図り、分解組立作業を容易にして輸送形態をコンパクトにできるブレーキ操作伝達機構およびこれを備える移動式テーブルを提供する。【解決手段】テーブル板10、支柱部20、脚部30を備え、脚部30にはブレーキ機構40を備える移動式テーブル1において、ブレーキ機構40のブレーキ解除を行うブレーキ操作伝達機構50の構成として、ブレーキ機構40のブレーキ解除操作を行う操作レバー56と、操作レバー56の動作を伝達する伝達部材として、操作レバー56の動作を伝達する第1操作ワイヤ51と、ブレーキ機構40に動作を伝達する第2操作ワイヤ52、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54と、を備えるとともに、第1操作ワイヤ51と第2操作ワイヤ52とを分離可能に連結する操作ワイヤ連結部55とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ブレーキ操作伝達機構および移動式テーブルに係り、特に、ベッドサイドテーブルやオーバーベッドテーブル等に用いられるブレーキ機構の操作を伝達するブレーキ操作伝達機構およびこれを備える移動式テーブルに関する。
従来、ベッドサイドからベッドの幅方向に移動して所定位置に配置して使用するベッドサイドテーブルや、ベッドのフット側からベッドの長手方向に移動して所定位置に配置して使用するオーバーベッドテーブル等の移動式テーブルでは、ユーザがテーブルを使用時にキャスタが動かないようにするためのロック機構やテーブルが移動しないように制動をかけるブレーキ機構等を備えるものが知られている。
従来技術として、例えば、車輪ロック機構付きのキャスタを備えて、テーブルが昇降するベッドサイドテーブルにおいて、テーブルにハンドルを設けて、そのハンドルを操作することで、全てのキャスタの車輪ロック機構のロック、ロック解除を行うようにしたもの(特許文献1を参照)が開示されている。
特開2012−183202号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、車輪ロック機構に用いる操作ワイヤに分岐ワイヤを用いているため、操作ワイヤの調整やメンテナンスが繁雑になるという問題があった。
また、車輪ロック機構を操作する手段として操作ワイヤを用いているため、テーブルを組み立てる際に操作ワイヤの扱いが繁雑になるので、現地での作業性を考慮するとテーブルを組み立てた状態で梱包することになり、輸送形態が大きくなるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、移動式テーブルにおいて、ブレーキ機構を操作する際の調整やメンテナンス性の向上を図り、分解組立作業を容易にして輸送形態をコンパクトにできるブレーキ操作伝達機構およびこれを備える移動式テーブルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係るブレーキ操作伝達機構およびこれを備える移動式テーブルは、次の通りである。
本発明は、テーブル板と、前記テーブル板を支持する支柱部と、前記支柱部を支持する脚部とを備える移動式テーブルを制動するブレーキ機構を操作するブレーキ操作伝達機構であって、前記ブレーキ機構を前記脚部に設け、前記ブレーキ操作伝達機構の構成として、前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行う操作部と、前記操作部の動作を伝達する伝達部材と、を備え、前記伝達部材の構成として、前記操作部の動作を伝達する第1ワイヤ部材と、前記ブレーキ機構に動作を伝達する第2ワイヤ部材と、前記第1部材と前記第2部材とを分離可能に連結する連結部材と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記脚部に、キャスタを備えることが好ましい。
また、本発明は、前記連結部材の構成として、前記第1ワイヤ部材の一端部に設けられる第1連結部と、前記第2ワイヤ部材の一端部に設けられる第2連結部と、を備え、前記第1連結部と前記第2連結部とを連結/分離可能に構成することが好ましい。
また、本発明は、前記支柱部と前記脚部とが連結/分離可能に構成されたものであって、前記第1ワイヤ部材を前記支柱部に設け、前記第2ワイヤ部材を前記脚部に設け、前記連結部材を、前記支柱部と前記脚部との連結部に配置することが好ましい。
また、本発明は、前記脚部に、前記連結部材に連結される前記第2ワイヤ部材の動作をブレーキ機構側へ伝達するワイヤ操作伝達部材を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記第2ワイヤ部材を前記脚部内で環状に弛ませた状態で、一端部を前記連結部材に連結し、他端部を前記ワイヤ操作伝達部材に連結することが好ましい。
また、本発明は、前記ブレーキ機構を前記脚部の一端側と他端側に設け、前記ワイヤ操作伝達部材として、前記第2ワイヤ部材の操作を前記脚部の一端側のブレーキ機構に伝達する第1ワイヤ操作伝達部と、前記第2ワイヤ部材の操作を前記脚部の他端側のブレーキ機構に伝達する第2ワイヤ操作伝達部と、前記第2ワイヤ部材の操作を前記第1ワイヤ操作伝達部および前記第2ワイヤ操作伝達部に伝達する第3ワイヤ操作伝達部と、を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記ブレーキ機構を、ブレーキ解除操作を行わない状態で前記移動式テーブルを停止するように構成し、前記操作部を操作することで、前記ブレーキ機構のブレーキ解除を行うようにすることが好ましい。
また、本発明は、前記ブレーキ機構を前記脚部の複数箇所に設けることが好ましい。
また、本発明は、テーブル板と、前記テーブル板を支持する支柱部と、前記支柱部を支持する脚部と、ブレーキ機構とを備える移動式テーブルにおいて、前記ブレーキ機構のブレーキ解除を行うブレーキ操作伝達機構を備え、前記ブレーキ操作伝達機構として、前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行う操作部と、前記操作部の動作を伝達する伝達部材と、を備え、前記伝達部材の構成として、前記操作部の動作を伝達する第1ワイヤ部材と、前記ブレーキ機構に動作を伝達する第2ワイヤ部材と、前記第1部材と前記第2部材とを分離可能に連結する連結部材と、を備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記支柱部を伸縮可能に構成することが好ましい。
本発明のブレーキ操作伝達機構によれば、テーブル板と、前記テーブル板を支持する支柱部と、前記支柱部を支持する脚部とを備える移動式テーブルを制動するブレーキ機構を操作するブレーキ操作伝達機構であって、前記ブレーキ機構を前記脚部に設け、前記ブレーキ操作伝達機構の構成として、前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行う操作部と、前記操作部の動作を伝達する伝達部材と、を備え、前記伝達部材の構成として、前記操作部の動作を伝達する第1ワイヤ部材と、前記ブレーキ機構に動作を伝達する第2ワイヤ部材と、前記第1部材と前記第2部材とを分離可能に連結する連結部材と、を備えることで、前記支柱部および前記脚部に前記第1ワイヤ部材、前記第2ワイヤ部材をそれぞれ予めセットして調整した状態で、前記連結部材により前記第1ワイヤ部材と前記第2ワイヤ部材とを容易に連結/分離することができる。これにより、ブレーキ機構の調整やメンテナンス性の向上を図り、前記支柱部と前記脚部との分解組立作業を容易にして輸送形態をコンパクトにできるブレーキ操作伝達機構を実現できる。
また、本発明の移動式テーブルによれば、テーブル板と、前記テーブル板を支持する支柱部と、前記支柱部を支持する脚部と、ブレーキ機構とを備える移動式テーブルにおいて、前記ブレーキ機構のブレーキ解除を行うブレーキ操作伝達機構を備え、前記ブレーキ操作伝達機構として、前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行う操作部と、前記操作部の動作を伝達する伝達部材と、を備え、前記伝達部材の構成として、前記操作部の動作を伝達する第1ワイヤ部材と、前記ブレーキ機構に動作を伝達する第2ワイヤ部材と、前記第1部材と前記第2部材とを分離可能に連結する連結部材と、を備えることで、前記支柱部および前記脚部に前記第1ワイヤ部材、前記第2ワイヤ部材をそれぞれ予めセットして調整した状態で、前記連結部材により前記第1ワイヤ部材と前記第2ワイヤ部材とを容易に連結/分離することができる。これにより、ブレーキ機構の調整やメンテナンス性の向上を図り、前記支柱部と前記脚部との分解組立作業を容易にして輸送形態をコンパクトにできる移動式テーブルを実現できる。
本発明の実施形態に係る移動式テーブルの全体の構成を示す説明図である。 前記移動式テーブルの全体の構成を示す正面視による説明図である。 (a)前記移動式テーブルのブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤ連結部の構成を示す説明図、(b)前記操作ワイヤ連結部の連結状態を示す説明図、(c)前記操作ワイヤ連結部にカバーをセットした状態を示す説明図である。 前記ブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤの構成を示す説明図である。 前記移動式テーブルの全体の構成を示す側面視による説明図である。 前記移動式テーブルを高くした状態を示す側面視による説明図である。 前記移動テーブルの脚部の構成を示す底側から見た説明図である。 前記脚部に配置されるブレーキ機構の位置関係を示す平面視による説明図である。 前記移動テーブルの支柱側の脚部のブレーキ機構の構成を示す説明図である。 前記移動テーブルの他方の脚部のブレーキ機構の構成を示す説明図である。 前記ブレーキ機構の通常状態を示す説明図である。 前記ブレーキ機構のブレーキ解除時の状態を示す説明図ある。 前記移動式テーブルを構成するブレーキ操作伝達機構の構成を示す側面図である。 前記ブレーキ操作伝達機構を構成する操作レバーによりブレーキ解除操作した状態を示す側面図である。 前記ブレーキ操作伝達機構の構成を示す平面視による説明図である。 前記操作レバーを操作しない状態を示す正面視による説明図である。 前記操作レバーを操作した状態を示す正面視による説明図である。 前記移動式テーブルの支柱部の支柱取付部から第1操作ワイヤが外部に配置された状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るブレーキ操作伝達機構の構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る移動テーブルのブレーキ操作伝達機構の構成を示す脚部の底側から見た説明図である。 前記移動式テーブルのブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤ連結部の構成を示す説明図である。 前記操作ワイヤ連結部をセットした状態を示す説明図である。 前記ブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤの構成を示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の移動式テーブルを実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、本発明の第1実施形態に係る移動式テーブルの全体の構成を示す説明図、図2は前記移動式テーブルの全体の構成を示す正面視による説明図、図3の(a)は前記移動式テーブルのブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤ連結部の構成を示す説明図、(b)は前記操作ワイヤ連結部の連結状態を示す説明図、(c)は前記操作ワイヤ連結部にカバーをセットした状態を示す説明図、図4は前記ブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤの構成を示す説明図、図5は前記移動式テーブルの全体の構成を示す側面視による説明図、図6は前記移動式テーブルを高くした状態を示す側面視による説明図、図7は前記移動テーブルの脚部の構成を示す底側から見た説明図、図8は前記脚部に配置されるブレーキ機構の位置関係を示す平面視による説明図、図9は前記移動テーブルの支柱側の脚部のブレーキ機構の構成を示す説明図、図10は前記移動テーブルの他方の脚部のブレーキ機構の構成を示す説明図、図11は前記ブレーキ機構の通常状態を示す説明図、図12は前記ブレーキ機構のブレーキ解除時の状態を示す説明図である。
第1実施形態に係る移動式テーブル1は、ベッドサイドテーブルであって、図1,図2に示すように、テーブル板10と、テーブル板10を支持する支柱部20と、支柱部20を支持する脚部30と、テーブルを制動するブレーキ機構40とを備え、脚部30には移動用のキャスタ43を備える移動式テーブルにおいて、ブレーキ機構40のブレーキ解除を行うブレーキ操作伝達機構50を備え、ブレーキ操作伝達機構50の構成として、本発明に係るブレーキ操作伝達機構の特徴的な構成を備えるものである。
まず、第1実施形態の移動式テーブル1の全体構成について図面を参照して説明する。
テーブル板10は、図1,図2に示すように、ベッド装置(図示省略)の幅方向にわたりベッド装置を跨いで配置することが可能なように細長い矩形状に形成されている。
テーブル板10の下側には、図2に示すように、テーブル板10を支持するテーブル基部11が構成されている。テーブル基部11は、テーブル板10の下側で長手方向の端部からほぼ中央部分に亘り形成されている。
テーブル基部11の長手方向端部には支柱部20が配置され、支柱部20によりテーブル基部11およびテーブル板10を片側のみで支持している。支柱部20の基部には脚部30が具備されている。
テーブル基部11は、テーブル板10とテーブル基部11との間に空間部を形成するように上部を開口した箱状に形成されている。
テーブル基部11の支柱部20側の端部には、ブレーキ操作伝達機構50を構成する操作レバー(操作部)56が設けられている。この操作レバー56を操作することで脚部30に設けられたブレーキ機構40のブレーキ解除を行うように構成されている。
そして、テーブル基部11の空間部には、ブレーキ操作伝達機構50を構成する曲げ伸ばし可能な第1ワイヤ部材として第1操作ワイヤ51の一部が敷設されている。
第1実施形態では、ブレーキ操作伝達機構50は、図2に示すように、脚部30の4箇所に配置されたブレーキ機構40のブレーキ解除を、操作レバー56の動作に連動する第1ワイヤ部材として第1操作ワイヤ51と、脚部30においてブレーキ機構40に動作を伝達する第2ワイヤ部材として、図4に示すように、第2操作ワイヤ52、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54と介して行うように構成されている。
ブレーキ機構40は、脚部30を構成する第1脚部フレーム301a,301b,301c,301dにそれぞれ設けられた4個のブレーキ機構40a,40b,40c,40dにより構成されている。
第1実施形態では、ブレーキ操作伝達機構50は、図3(a),(b),(c)に示すように、第1操作ワイヤ51と第2操作ワイヤ52とを分離可能に連結する操作ワイヤ連結部(連結部材)55を備えることを特徴としている。
操作ワイヤ連結部55は、図3(a)に示すように、連結したい2本のワイヤのうちの一方のワイヤの一端部に取付けられる第1連結部55aと、他方のワイヤの一端部に取付けられる第2連結部55bとを備え、第1連結部55aと第2連結部55bとを連結/分離可能に嵌合するように構成したものである。
また、操作ワイヤ連結部55は、図3(b),(c)に示すように、第1連結部55aと第2連結部55bとを嵌合した状態で、第1連結部55aと第2連結部55bとが簡単に分離しないようにケース体55cに収容するようにしている。
第1実施形態では、第1連結部55aは、第1操作ワイヤ51の一端部に取付けられ、第2連結部55bは、第2操作ワイヤ52の一端部に取付けられている。
脚部3には、第2操作ワイヤ52の動作をブレーキ機構側へ伝達するワイヤ操作伝達部材として、第2操作ワイヤ52の操作を脚部30の支柱側のブレーキ機構に伝達するワイヤ操作伝達部(第1ワイヤ操作伝達部)530と、第2操作ワイヤ52の操作を脚部30の反支柱側のブレーキ機構に伝達するワイヤ操作伝達部(第2ワイヤ操作伝達部)540と、第2操作ワイヤ52の操作をワイヤ操作伝達部530,540に伝達するワイヤ操作伝達部(第3ワイヤ操作伝達部)520と、備えている。
図4に示すように、第2操作ワイヤ52は、他端部がワイヤ操作伝達部520を介して第3操作ワイヤ53および第4操作ワイヤ54と連結されて、ワイヤ操作の動作を伝達するようにされている。
第3操作ワイヤ53は、他端部がワイヤ操作伝達部530を介してブレーキ機構40a,40bを操作するブレーキ操作ワイヤ53a,53bと連結されている。
ブレーキ操作ワイヤ53aは、ブレーキ機構40aに連結され、ブレーキ操作ワイヤ53bは、ブレーキ機構40bに連結されている。
第4操作ワイヤ54は、他端部がワイヤ操作伝達部540を介してブレーキ機構40c,40dを操作するブレーキ操作ワイヤ54a,54bと連結されている。
ブレーキ操作ワイヤ54aは、ブレーキ機構40cに連結され、ブレーキ操作ワイヤ54bはブレーキ機構40dに連結されている。
支柱部20は、図5,図6に示すように、伸縮可能に構成されている。
支柱部20は、第1支柱部材201と第2支柱部材202とを備え、第1支柱部材201に沿って第2支柱部材202をテーブル板10とともに図中上下方向に移動することで伸縮するように構成されている。
第1支柱部材201は脚部30側に設けられ、第2支柱部材202はテーブル基部11側に設けられて、図示しない駆動機構により、ユーザがテーブル板10を押上げたり、押し下げたりする操作によるテーブル板10の高さ調整を可能にしている。テーブル基部11には、前記駆動機構により支柱部20を伸縮させてテーブル板10を上下操作するための操作レバー60が設けられている。
支柱部20の内部には、第1操作ワイヤ51の一部が配置されている。
そして、支柱部20の内部には、支柱部20が伸縮する動作に対応して支柱部20内部に配設される第1操作ワイヤ51をガイドする伸縮ガイド構造21が構成されている。
伸縮ガイド構造21は、第1ガイド部材211と第2ガイド部材212とを備え、支柱部20が伸縮する範囲で第1ガイド部材211に沿って第2ガイド部材212を図中上下方向に移動することで伸縮するように構成されている。
第1ガイド部材211は第1支柱部材201側に設けられ、第2ガイド部材212は第2支柱部材202側に設けられて、支柱部20が伸縮することで支柱部20内部に配設される第1操作ワイヤ51の長さが変化しても折れ曲がらないようにガイドするように構成されている。
次に、第1実施形態の特徴的な脚部30の構成について図面を参照して説明する。
脚部30は、図1,図2に示すように、キャスタ43とブレーキ機構40a,40b,40c,40dをそれぞれ備える第1脚部フレーム301a,301b,301c,301dと、第1脚部フレーム301a,301b,301c,301dを連結する第2脚部フレーム302とを備えている。
第2脚部フレーム302は、図1,図7に示すように、移動式テーブル1の長手方向に沿って長く設けられている。
第1脚部フレーム301a,301bは、第2脚部フレーム302の移動式テーブル1の支柱部20側に配置され、第1脚部フレーム301c,301dは、反対側に配置されている。
第1脚部フレーム301a,301bは、キャスタ43が配置されるそれぞれの一端部をテーブル板10の幅方向の外側に向かい配置し、それぞれの他端部を第2脚部フレーム302の一端部に連結して、略Y字状に構成されている。
第1脚部フレーム301c,301dも同様に、キャスタ43が配置されるそれぞれの一端部をテーブル板10の幅方向の外側に向かい配置し、それぞれの他端部を第2脚部フレーム302の他端部に連結して、略Y字状に構成されている。
キャスタ43は、第1脚部フレーム301a,301b,301c,301dの端部にそれぞれ取付けブラケット431を介して取付けられている。
第1実施形態では、第1脚部フレーム301a,301b,301c,301dには、それぞれブレーキ機構40a,40b,40c,40dが設けられている。
ここで、第1実施形態のブレーキ機構40の構成について図面を参照して説明する。
第1実施形態では、ブレーキ機構40は、図7,図8に示すように、第1脚部フレーム301a,301b,301c,301dに設けられたブレーキ機構40a,40b,40c,40dにより構成されている。
ブレーキ機構40a,40b,40c,40dは、それぞれ第1脚部フレーム301a,301b,301c,301d内において端部に配置されたキャスタ43よりテーブル板10の幅方向内側に配置されている。
ここで、第1実施形態のブレーキ機構40について図面を参照して説明する。
ブレーキ機構40a,40b,40c,40dは、図9,図10に示すように、構成要素の配置が略同様な構成を有するため、ブレーキ機構40a,40bを例に挙げて説明する。
第1ブレーキ機構40aは、図9に示すように、ブレーキパッド401と、ブレーキパッド401を保持するブレーキパッド保持部402と、ブレーキパッド保持部402を回動可能に支持する支軸403と、捻りコイルばね(図示省略)と、を備えて構成される。
支軸403は、第1脚部フレーム301aの幅方向に沿って設けられている。すなわち、ブレーキパッド保持部402は支軸403により第1脚部フレーム301aの長手方向に沿って回動可能に軸支されている。
第1脚部フレーム301a,301bは、テーブル板10の長手方向に対して略Y字状に構成されているので、ブレーキパッド401は、テーブル板10の長手方向に対して斜め方向に回動して制動をかけるように作用する。
捻りコイルばねは、ブレーキパッド401が床部に当接する方向にブレーキパッド保持部402を常時付勢する付勢部材として機能している。
このように構成することで、移動式テーブル1がテーブル幅方向への移動に対してブレーキ機構40a,40bの何れかのブレーキパッド401が斜め方向に制動する。
詳しくは、図8に示すように、例えば、移動式テーブル1が図中左から右へ移動しようとした場合は、ブレーキ機構40aのブレーキパッド401は、支軸403よりも移動方向上流側に配置されているので床面から逃げる方向に作用する。一方、ブレーキ機構40bのブレーキパッド401は、支軸403よりも移動方向下流側に配置されているので床面に食い込む方向に作用する。
また、移動式テーブル1が図中右から左へ移動しようとした場合は、ブレーキ機構40bのブレーキパッド401は、支軸403よりも移動方向上流側に配置されているので床面から逃げる方向に作用する。一方、ブレーキ機構40aのブレーキパッド401は、支軸403よりも移動方向下流側に配置されているので床面に食い込む方向に作用する。
このように構成することで、移動式テーブル1の移動する方向の下流側のブレーキパッド401により制動がかかるため、効果的に移動式テーブル1を停止状態にすることができる。
このような作用により、移動式テーブル1がテーブル幅方向への移動に対してブレーキ機構40a,40bの何れかのブレーキパッド401が制動することができる。
ブレーキ機構40c,40dにおいても、ブレーキ機構40a,40bと対称に配置されているので、同様な作用、効果が得られる。
また、移動式テーブル1のテーブル長手方向への移動に対しては、図8に示すように、ブレーキ機構40a,40cおよびブレーキ機構40b,40dの何れかのブレーキパッド401により制動がかかるため、効果的に移動式テーブル1を停止状態にすることができる。
次に、ブレーキ機構40a,40b,40c,40dを動作させるブレーキ操作ワイヤ53a,53b,54a,54bによる駆動伝達について説明する。
ブレーキ操作ワイヤ53a,53b,54a,54bは、図4に示すように、ワイヤ操作伝達部530,540に連結されている。
ワイヤ操作伝達部530は、一端側には第3操作ワイヤ53の一端が連結され、他端側にはブレーキ操作ワイヤ53a,53bが連結されている。
ワイヤ操作伝達部540は、一端側には第4操作ワイヤ54の一端が連結され、他端側にはブレーキ操作ワイヤ54a,54bが連結されている。
そして、第3操作ワイヤ53および第4操作ワイヤ54は、他端側に第2操作ワイヤ52が連結されるワイヤ操作伝達部520に連結されている。第2操作ワイヤ52は、操作ワイヤ連結部55を介して第1操作ワイヤ51に連結されている。
ワイヤ操作伝達部520は、一端側には第2操作ワイヤ52が連結され、他端側には第4操作ワイヤ54の一端と第3操作ワイヤ53の一端が連結されている。
このように構成にされることで、操作レバー56を操作して第1操作ワイヤを動作させることで、操作ワイヤやワイヤ操作伝達部を介して連結されるブレーキ操作ワイヤ53a,53b,54a,54bを一括して動作させることができる。
そして、図9に示すように、ブレーキ操作ワイヤ53aは、ブレーキ機構40aのブレーキパッド保持部402に連結され、ブレーキ操作ワイヤ53bは、ブレーキ機構40bのブレーキパッド保持部402に連結されている。
また、図10に示すように、ブレーキ操作ワイヤ54aは、ブレーキ機構40cのブレーキパッド保持部402に連結され、ブレーキ操作ワイヤ54bは、ブレーキ機構40dのブレーキパッド保持部402に連結されている。
次に、ブレーキ機構40の動作についてブレーキ機構40aを例に挙げて説明する。
ブレーキ解除操作を行わない通常状態では、図11に示すように、図示しない捻りコイルばねによりブレーキパッド401が床面側に突出するように付勢されて、ブレーキパッド401と床面との間に生じる摩擦力によりブレーキ状態となるように構成されている。
そして、ブレーキ解除操作時には、図12に示すように、ブレーキ操作ワイヤ53aの操作によりブレーキパッド401が第1脚部フレーム301a,301b,301c,301d内に引き込まれて、ブレーキパッド401と床面とが離間するように構成されている。
次に、第1実施形態のブレーキ機構40の操作を行うブレーキ操作伝達機構50の特徴的な構成について図面を参照して説明する。
図13は第1実施形態の移動式テーブルを構成するブレーキ操作伝達機構の構成を示す側面図、図14は前記ブレーキ操作伝達機構を構成する操作レバーによりブレーキ解除操作した状態を示す側面図、図15は前記ブレーキ操作伝達機構の構成を示す平面視による説明図、図16は前記操作レバーを操作しない状態を示す正面視による説明図、図17は前記操作レバーを操作した状態を示す正面視による説明図、図18は前記移動式テーブルの支柱部の支柱取付部から第1操作ワイヤが外部に配置された状態を示す説明図である。
ブレーキ操作伝達機構50は、図1,図2,図13,図14に示すように、操作レバー56、第1操作ワイヤ51、第2操作ワイヤ52、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54を備えて構成されている。
操作レバー56は、図13,図14,図15に示すように、操作軸561とワイヤ操作レバー562とを一体的に備えて、テーブル板10の下部でテーブル基部11の端部付近に配置されている。
操作レバー56は、一端部を操作部56aとして幅方向に広くなりながら外側に突設された略L字状に形成され、他端部が操作軸561に一体的に設けられて、操作軸561を回動させる。第1実施形態では、操作レバー56は、操作軸561の両端部に対称に設けられている。
操作軸561は、テーブル基部11の幅方向に亘り設けられ、テーブル基部11にブラケット112により回動可能に取付けられている。操作軸561の両端部は、テーブル基部11の側部から突出して設けられ、その突出した端部に操作レバー56が取付部563を介して一体的に設けられている。
操作軸561は、図13,図14に示すように、軸線方向を水平にして配置されている。そして、図15に示すように、略中央部にはワイヤ操作レバー562が一体的に設けられている。
ワイヤ操作レバー562には、図15,図16,図17に示すように、第1操作ワイヤ51が接続されている。
第1操作ワイヤ51は、図15に示すように、アウタワイヤと動作するインナワイヤとを備え、アウタワイヤの一端部がテーブル基部11に設けられた操作ワイヤ取付け部111に取付けられ、インナワイヤの一端部がワイヤ操作レバー562に接続されている。
図16,図17に示すように、操作レバー56を操作することで操作軸561が回動し、操作軸561が回動することでワイヤ操作レバー562が一体的に揺動する。ワイヤ操作レバー562が揺動することで、第1操作ワイヤ51が動作するようにされている。
第1操作ワイヤ51は、図18に示すように、支柱部20の内部を通って支柱取付部203に設けられた開口部205から支柱部20の外部に貫通される。符号207は第1操作ワイヤ51の設置をガイドするガイド部である。
支柱取付部203の開口部205から露出した第1操作ワイヤ51の他端部は、アウタワイヤの端部が第2脚部フレーム302内に固定され、図3(a),(b),(c)に示すようにインナワイヤの端部には操作ワイヤ連結部55を構成する第1連結部55aが設けられている。第1連結部55aは、第2操作ワイヤ52に設けられた操作ワイヤ連結部55を構成する第2連結部55bに連結される。
このように、第1連結部55aと第2連結部55bとにより構成される操作ワイヤ連結部55により、操作レバー56の動作を伝達する第1操作ワイヤ51の動作を第2操作ワイヤ52に伝達することができる。
そして、第2操作ワイヤ52により伝達された動作は、図4,図7に示すように、ワイヤ操作伝達部520を介して第3操作ワイヤ53および第4操作ワイヤ54に伝達され、さらにワイヤ操作伝達部530,540を介してブレーキ操作ワイヤ53a,53b,54a,54bに伝達されて、それぞれブレーキ機構40a,40b,40c,40dを操作するようにされている。
これにより、操作レバー56を操作することで、第1操作ワイヤ51、操作ワイヤ連結部55、第2操作ワイヤ52、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54およびブレーキ操作ワイヤ53a,53b,54a,54bを介してブレーキ機構40a,40b,40c,40dのブレーキ解除の操作を一括して行うことができる。
以上のように構成したので、第1実施形態によれば、テーブル板10と、テーブル板10を支持する支柱部20と、支柱部20を支持する脚部30とを備え、脚部30には、ブレーキ機構40と移動用のキャスタ43とを有する移動式テーブル1において、ブレーキ機構40のブレーキ解除を行うブレーキ操作伝達機構50を備え、ブレーキ操作伝達機構50として、操作レバー56と、操作レバー56の動作を伝達する第1ワイヤ部材として第1操作ワイヤ51と、ブレーキ機構40に動作を伝達する第2ワイヤ部材として、第2操作ワイヤ52、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54と、第1操作ワイヤ51と第2操作ワイヤ52とを分離可能に連結する操作ワイヤ連結部55と、を備えることで、支柱部20に第1操作ワイヤ51を予めセット/調整し、脚部30に第2操作ワイヤ52、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54等を予めセット/調整した状態にして、操作ワイヤ連結部55により第1操作ワイヤ51と第2操作ワイヤ52とを容易に連結/分離することができる。
これにより、ブレーキ機構40の調整やメンテナンスを容易に行うことができ、支柱部20と脚部30との分解組立作業を容易にして輸送形態をコンパクトにできるブレーキ操作伝達機構50を実現できる。
また、第1実施形態では、第1操作ワイヤ51のワイヤ操作をブレーキ機構40に伝達するための構成として、第2操作ワイヤ52の操作を脚部30の支柱側のブレーキ機構40a,40bに伝達するワイヤ操作伝達部530と、脚部30の反支柱側のブレーキ機構40c,40dに伝達するワイヤ操作伝達部540と、第2操作ワイヤ52の操作をワイヤ操作伝達部530,540に伝達する第3ワイヤ操作伝達部520と、により構成したので、簡単な構成によりブレーキ操作伝達機構50を実現できる。
また、ワイヤ操作伝達部520,530,540とも同様な構造のものを用いることで部品の共通化を図るようにしている。
なお、第1実施形態では、ブレーキ操作伝達機構50を構成する操作レバー56の構成として、操作軸561とワイヤ操作レバー562とを一体的に備えて、ワイヤ操作レバー562に第1操作ワイヤ51のインナワイヤを接続することで、操作レバー56を操作することで第1操作ワイヤ51のインナワイヤを押し引きするように構成しているが、本発明は、このブレーキ操作伝達機構50の構成に限定されるものではない。
(第2実施形態)
次に、本発明のブレーキ操作伝達機構の第2実施形態について説明する。
図19は本発明の第2実施形態に係るブレーキ操作伝達機構の構成を示す説明図である。
第2実施形態に係るブレーキ操作伝達機構150は、図19に示すように、操作レバー156と、操作レバー156を操作することで第1操作ワイヤ51を動作させるワイヤ駆動部170と、を備えて構成されている。
操作レバー156は、操作軸1561と駆動部操作レバー1562とを一体的に備えて、テーブル板10の下部でテーブル基部11の端部付近に配置されている。
操作軸1561は、テーブル基部11の幅方向に亘り設けられ、テーブル基部11にブラケット112により回動可能に取付けられている。
駆動部操作レバー1562は、操作軸1561の略中央部でワイヤ駆動部170に対応して設けられている。
ワイヤ駆動部170は、回転体171と駆動ピン172を備えて構成されている。
回転体171は、テーブル基部11の底面に設けられ、底面に沿って回動可能に軸支されている。
駆動ピン172は、一端部が回転体171に一体的に連結され、他端部には第1操作ワイヤ51のインナワイヤの一端部が取付けられている。そして、他端部が操作レバー156側の駆動部操作レバー1562に係合され、駆動部操作レバー1562の動作に伴い、回転体171を支点として回動するようにされている。
第1操作ワイヤ51は、アウタワイヤの一端部がテーブル基部11に設けられた操作ワイヤ取付け部111に取付けられ、インナワイヤの一端部が駆動ピン172に取付けられている。
次に、第2実施形態のブレーキ操作伝達機構150によるブレーキ機構40の操作について説明する。
操作レバー156を操作すると、図19に示すように、駆動部操作レバー1562は、操作軸1561の下側で操作軸1561の回動に伴い前後方向(テーブル基部11の長手方向)に揺動する。
駆動ピン172は、駆動部操作レバー1562と係合されているので、駆動部操作レバー1562の揺動に伴い、テーブル基部11の底面に沿って水平に回動する。このとき、駆動ピン172の第1操作ワイヤ51が接続されている他端部は、前後方向(テーブル基部11の長手方向)に変位する。
このようにして、操作レバー156を操作することで、ワイヤ駆動部170を動作させて第1操作ワイヤ51を動作させることで、第1操作ワイヤ51に連結される第2操作ワイヤ52、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54を動作させてブレーキ解除操作を行うことができる。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、操作レバー156とこれに連動するワイヤ駆動部170を備えることで、第1実施形態と同様に簡単な構成で第1操作ワイヤ51を動作させることができ、第1実施形態と同様な作用効果を奏し得る。
(第3実施形態)
次に、本発明のブレーキ操作伝達機構の第3実施形態について説明する。
図20は本発明の第3実施形態に係る移動テーブルのブレーキ操作伝達機構の構成を示す脚部の底側から見た説明図、図21は前記移動式テーブルのブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤ連結部の構成を示す詳細説明図、図22は前記操作ワイヤ連結部をセットした状態を示す説明図、図23は前記ブレーキ操作伝達機構を構成する操作ワイヤの構成を示す説明図である。
なお、第3実施形態におけるブレーキ操作伝達機構について、第1実施形態のブレーキ操作伝達機構の構成と同様な構成のものは同一の符号を付することで説明を省略する。
第3実施形態では、ブレーキ操作伝達機構350は、図20に示すように、脚部30の4箇所に配置されたブレーキ機構40(40a,40b,40c,40d)のブレーキ解除を、操作レバー56の動作に連動する第1ワイヤ部材として第1操作ワイヤ351と、脚部30においてブレーキ機構40に動作を伝達する第2ワイヤ部材として、第2操作ワイヤ352、第3操作ワイヤ53、第4操作ワイヤ54と介して行うように構成されている。
第3実施形態では、ブレーキ操作伝達機構350は、図21に示すように、第1操作ワイヤ351と第2操作ワイヤ352とを分離可能に連結する操作ワイヤ連結部355を備えている。
操作ワイヤ連結部355は、第1操作ワイヤ351の一端部に第1連結部355aを備え、第2操作ワイヤ352の一端部に第2連結部355bを備えて、第1連結部355aと第2連結部355bとを連結/分離可能に嵌合するように構成したものである。
また、操作ワイヤ連結部355は、第1連結部355aと第2連結部355bとを嵌合した状態で、第1連結部55aと第2連結部55bとが簡単に分離しないようにケース体355cに収容するようにしている。
ケース体355cは、樹脂材により形成され、図21中のX−Xの線に沿って折り曲げて、図22に示すように、第1連結部355aと第2連結部355bとを包囲して第1操作ワイヤ351と第2操作ワイヤ352の連結を保持するようになっている。
脚部3には、図20に示すように、第2操作ワイヤ352の操作を脚部30の支柱側のブレーキ機構に伝達するワイヤ操作伝達部530と、第2操作ワイヤ352の操作を脚部30の反支柱側のブレーキ機構に伝達するワイヤ操作伝達部540と、第2操作ワイヤ352の操作をワイヤ操作伝達部530,540に伝達するワイヤ操作伝達部(第3ワイヤ操作伝達部)3520と、備えている。
第3実施形態では、第2操作ワイヤ352は、図20に示すように、脚部30内で環状に弛ませた状態で、一端部が操作ワイヤ連結部355に連結され、他端部がワイヤ操作伝達部3520に連結されている。
ワイヤ操作伝達部3520は、一端側には第2操作ワイヤ352と第3操作ワイヤ53の一端が連結され、他端側には第4操作ワイヤ54の一端が連結されている。
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、ブレーキ操作伝達機構350において、第2操作ワイヤ352を脚部30内で環状に弛ませた状態で、一端部を操作ワイヤ連結部355に連結して、他端部をワイヤ操作伝達部3520に連結することで、第2操作ワイヤ352による動作をスムーズにワイヤ操作伝達部3520に伝達することができる。
また、第3実施形態では、ブレーキ操作伝達機構350において、第1操作ワイヤ351のワイヤ操作をブレーキ機構40に伝達するための構成として、脚部30内の狭いスペースを有効に使用するために、操作ワイヤの取り回しを考慮したワイヤ操作伝達部3520と、操作ワイヤの取付構造が異なるワイヤ操作伝達部530,540を採用している。このように構成することで、省スペースなブレーキ操作伝達機構を実現できる。
また、第3実施形態によれば、操作ワイヤ連結部355により第1操作ワイヤ351と第2操作ワイヤ352とを連結するようにしたので、簡単に連結操作を行うことができる。また、連結部をケース体355cに収容するようにしたので、第1操作ワイヤ351と第2操作ワイヤ352との連結状態を簡単にかつ確実に保持することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の移動用テーブルは、医療用、介護用のベッド等に利用することができる。
1 移動式テーブル
10テーブル板
11 テーブル基部
20 支柱部
30 脚部
40,40a,40b,40c,40d ブレーキ機構
43 キャスタ
50,350 ブレーキ操作伝達機構
51,351 第1操作ワイヤ(第1ワイヤ部材)
52,352 第2操作ワイヤ(第2ワイヤ部材)
53 第3操作ワイヤ(第2ワイヤ部材)
53a,53b,54a,54b ブレーキ操作ワイヤ(第2ワイヤ部材)
54 第4操作ワイヤ(第2ワイヤ部材)
55,355 操作ワイヤ連結部(連結部材)
55a,355a 第1連結部
55b,355b 第2連結部
55c,355c ケース体
56 操作レバー
56a 操作部
60 操作レバー
112 ブラケット
150 ブレーキ操作伝達機構
156 操作レバー
170 ワイヤ駆動部
171 回転体
172 駆動ピン
203 支柱取付部
205 開口部
301a,301b,301c,301d 第1脚部フレーム
302 第2脚部フレーム
520,530,540 ワイヤ操作伝達部
561,1561 操作軸
562 ワイヤ操作レバー
1562 駆動部操作レバー

Claims (11)

  1. テーブル板と、前記テーブル板を支持する支柱部と、前記支柱部を支持する脚部とを備える移動式テーブルを制動するブレーキ機構を操作するブレーキ操作伝達機構であって、
    前記ブレーキ機構は、前記脚部に設けられ、
    前記ブレーキ操作伝達機構は、
    前記ブレーキ機構のブレーキ解除操作を行う操作部と、
    前記操作部の動作を伝達する伝達部材と、を備え、
    前記伝達部材は、
    前記操作部の動作を伝達する第1ワイヤ部材と、
    前記ブレーキ機構に動作を伝達する第2ワイヤ部材と、
    前記第1ワイヤ部材と前記第2ワイヤ部材とを分離可能に連結する連結部材と、
    を備えることを特徴とするブレーキ操作伝達機構。
  2. 前記脚部には、キャスタを備えることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ操作伝達機構。
  3. 前記連結部材は、
    前記第1ワイヤ部材の一端部に設けられる第1連結部と、
    前記第2ワイヤ部材の一端部に設けられる第2連結部と、を備え、
    前記第1連結部と前記第2連結部とが連結/分離可能に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキ操作伝達機構。
  4. 前記支柱部と前記脚部は、連結/分離可能に構成され、
    前記第1ワイヤ部材は、前記支柱部に設けられ、
    前記第2ワイヤ部材は、前記脚部に設けられ、
    前記連結部材は、前記支柱部と前記脚部との連結部に配置されることを特徴とする請求項1から3のうちの何れか一項に記載のブレーキ操作伝達機構。
  5. 前記脚部には、前記連結部材に連結される前記第2ワイヤ部材の動作をブレーキ機構側へ伝達するワイヤ操作伝達部材を備えることを特徴とする請求項4に記載のブレーキ操作伝達機構。
  6. 前記第2ワイヤ部材は、前記脚部内で環状に弛ませた状態で、一端部が前記連結部材に連結され、他端部が前記ワイヤ操作伝達部材に連結されることを特徴とする請求項5に記載のブレーキ操作伝達機構。
  7. 前記ブレーキ機構は、前記脚部の一端側と他端側に設けられ、
    前記ワイヤ操作伝達部材として、
    前記第2ワイヤ部材の操作を前記脚部の一端側のブレーキ機構に伝達する第1ワイヤ操作伝達部と、
    前記第2ワイヤ部材の操作を前記脚部の他端側のブレーキ機構に伝達する第2ワイヤ操作伝達部と、
    前記第2ワイヤ部材の操作を前記第1ワイヤ操作伝達部および前記第2ワイヤ操作伝達部に伝達する第3ワイヤ操作伝達部と、
    を備えることを特徴とする請求項5または6に記載のブレーキ操作伝達機構。
  8. 前記ブレーキ機構は、ブレーキ解除操作を行わない状態で前記移動式テーブルを停止するように構成され、
    前記操作部を操作することで、前記ブレーキ機構のブレーキ解除が行われることを特徴とする請求項1から7のうちの何れか一項に記載のブレーキ操作伝達機構。
  9. 前記ブレーキ機構は、前記脚部の複数箇所に設けられることを特徴とする請求項1から8のうちの何れか一項に記載のブレーキ操作伝達機構。
  10. テーブル板と、前記テーブル板を支持する支柱部と、前記支柱部を支持する脚部と、ブレーキ機構とを備える移動式テーブルにおいて、
    前記ブレーキ機構のブレーキ解除を行うブレーキ操作伝達機構を備え、
    前記ブレーキ操作伝達機構として、請求項1から9のうちの何れか一項のブレーキ操作伝達機構の構成を備えることを特徴とする移動式テーブル。
  11. 前記支柱部は、伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項10に記載の移動式テーブル。
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