JP2017029462A - 傘と傘保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
歩行時や自転車乗車時に、 降雨や日射に対して傘で対応するとき、傘から両手を解放し、しかも傘の位置、傘の傾斜角度を自在に保持出来る、傘と傘保持具を提供する。
【解決手段】
ヒトの胴体部の上下に、身体胴体部背面で係合した、二段の移動規制手段を取着し、長く延伸した傘手元の上下に、傘手元把持具及びスライダーそれぞれ取着し、或いは、傘手元に、上下にスライダー孔を設けて、二段の移動規制手段を上下に突っ張り合うように固定することにより、傘を保持する、身体に装着する傘と傘保持具。
【選択図】 図1

Description

この発明は、身体に装着する傘と傘保持具に関する。
降雨や日射に対して、傘で身体を保護しようとする人は、通常は開いた傘の手元を手に持って対応する。しかし、荷物を持っているときや、被保護者同伴であるとき、ペットとの散歩運動など、傘の保持が大きな負担となるし、又、自転車に乗る場合は、片手運転になり危険である。又、健康のためのウォーキングなどの場合でも、傘を保持することにより、すくなくとも片手の自由が妨げられ、十分な運動効果や満足感が得られない場合が多い。
そこで、両手が解放されるように、身体に装着して傘を保持する用具が、種々提案されているが、中でも実用的で有効に役立つと思われる傘の保持具は、身体に二段のベルト等の移動規制手段を設け、上段及び下段の移動規制手段に沿って移動し、且つ、固定出来るスライダーをそれぞれに装着し、上段及び下段のスライダーに連結した把持具で傘手元及び傘中棒をそれぞれに把持して傘を保持し、日射や、風雨の方向に対応するために上下二段のスライダーを手動で操作して、傘手元の位置、及び傘中棒の傾斜角度を自在に操作することの出来る構造の、身体に装着する傘の保持具が、提案されている。
特願 2012−160133
特許文献1の傘の保持具は、実用的で有効な傘の保持具と思われるが、請求項1の、身体胴体部に装着する上段の移動規制手段が、胸部、胸郭を取り巻いている為に、長時間使用すると、胸部に圧迫感を生じて、息苦しさを覚える。特に、二段の移動規制手段の装着や脱着がそれぞれ別個に着脱することが必要であり、かなりの手間を要して、利用者にとって苦痛となっており、又、傘利用途中で傘が不要となったときに、傘を、傘の把持具から取り外しても、傘の把持具及びスライダーが、身体胴体部の移動規制手段に残ってしまい、邪魔になり、他の人から異様の風体とみられる懸念がある。又、請求項4の保持具は、上段の移動規制手段として、鋼製又は合成樹脂等を材料とした硬質の馬蹄形の傘中棒保持棒を身体脇下に、胴体部前面を回転できるように取付け、この傘中棒保持棒と傘中棒とを把持具で固定して、傘を保持する構造となっているが、硬質の傘中棒保持棒は、身体胴体部に接しない、曲げの力を受ける構造となっているので高い強度が必要であり、重量が重く、傘に加わる風等による傘中棒保持棒にかかる荷重はすべて、身体脇下の下段の移動規制手段に伝わるので、下段の移動規制手段に過重となり、従って身体への負担が大となり、風の強い時には、傘の保持が不安定となることが、実証実験により判明しており、改善が必要となっている等の問題があった。又、特許文献1の傘の保持具以外の、先行技術の種々の傘保持具も、多数提案されてはいるものの、多くの人々に利用され、役立っている傘保持具は、残念ながら殆ど無いと言わざるを得ない現状である。従って、雨、雪、日射に対応し、身体の負担を軽減し、操作の簡単な、実用的で安価な傘と傘保持具を提供することを課題とする。
本発明は、前記の課題を解決する為、保持具を簡素化して保持操作の簡便化を図り、身体への負担を軽減して、傘をより迅速に、安定的に保持し得る、身体に装着する傘と傘保持具を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために本発明は傘と傘保持具を以下の様な構造とする。
その手段1は図1、図2、図3、図4、に示すように、ヒトの身体の胴体部の上部、下部二段に、胴体の局面に沿って、ベルトやロープ等の移動規制手段を設け、上部移動規制手段2及び下部移動規制手段1とし、前記上部移動規制手段2の両端部を、図10に示すように、前記下部移動規制手段1の、胴体部背面で係合する、係合バックル10,11の手前に,それぞれにヒンジ構造で連結し、又、 図4、及び図5、図6に示すように、傘の下ハジキ3直下から直線状に延伸した傘手元4の下方部に前記傘手元4に沿って上下に移動自在で着脱自在の、傘手元下部把持具5を装着し、前記傘手元下部把持具5に、前記下部移動規制手段1に沿って移動し、且つ固定出来る着脱自在の逆U字型の下部スライダー6を連結して、前記下部移動規制手段1に装着し、又、図7、図8に示すように、前記傘手元4の上方部に前記傘手元4に沿って上下に移動し、且つ固定出来る着脱自在の、傘手元上部把持具7を装着し、前記傘手元上部把持具7に、前記上部移動規制手段2に沿って移動し、且つ固定出来る着脱自在のU字型の上部スライダー8を連結して、前記上部移動規制手段2に装着して、手動により、上下の傘手元把持具、及びスライダーを、それぞれ上下左右に操作し、前記上部移動規制手段2と下部移動規制手段1が、前記傘手元4によって、身体の胴体部の局面に沿って上下に突っ張り合うように緊張して、傘手元4を身体胴体部に強固に固定し、前記傘手元4の位置、及び前記傘手元4の傾斜角度を自在に、傘を保持することを特徴とした傘と傘保持具。
手段2は、手段1の、前記傘手元4の上下の傘手元把持具、及び上下のスライダーに替えて、図11、に示すように、前記傘手元4の下端部に、 前記下部移動規制手段1に沿って移動し、且つ、固定出来る逆U字型の下部スライダー孔28を、開口部を下方に向けて設け, 前記傘手元4の中段部から上段部に、前記上部移動規制手段2に沿って移動し且つ、固定出来るU字型の上部スライダー孔27を、開口部を斜め上方に向けて複数個所設けて、身体胴体部背面で係合された上下二段の移動規制手段が、身体胴体部に沿って、前記傘手元4によって上下に突っ張り合って緊張するように、前記傘手元4の上下のスライダー孔27,28にそれぞれに差し込み、前記傘手元4を任意の位置に移動し、且つ固定して、自在に傘を保持することを特徴とした、手段1に記載の傘と傘保持具。
手段3は手段1、又は、手段2の、傘と傘の保持具の、傘から延伸した傘手元4を延伸せず、代わりに、身体胴体部の胸部から腰部迄の長さの傘保持棒30に、手段1、の上下の傘手元把持具及びスライダーを装着し、又は、手段2、の上下のスライダー孔を設け、上下二段の移動規制手段にそれぞれ装着して、傘保持棒の上端に傘手元把持部を設けて傘手元を把持し、傘を保持することを特徴とした、手段1、又は、手段2に記載の傘保持具。
(作用)
以上のような構造の傘と傘の保持具のうち、手段1の傘と傘保持具の作用についてであるが、利用者はまず、前記下部移動規制手段1を、係合バックル10,11が利用者の背中の略中央に位置するように、胴体下部に取着すると、前記下部移動規制手段1に、係合バックル10,11の手前で係合されている前記上部移動規制手段2も、同時に身体に取着されることとなり、上下の移動規制手段の着脱が一つの動作で迅速に出来ることとなる。次に開いた傘の前記傘手元4に、前記傘手元上部把持具7と前記傘手元下部把持具5を前記傘手元4の下端から挿入して取着し、前記傘手元下部把持具5に連結している下部スライダー6を前記下部移動規制手段1に上から差し込むように装着し、前記傘手元上部把持具5に連結している上部スライダー8を、前記前記上部移動規制手段2に下から差し込むように装着して、上下のスライダーを上下の移動規制手段に沿ってそれぞれに手動によってスライドさせて、前記傘手元4の位置、及び前記傘手元4の傾斜角度、方向を任意に定め、上下の把持具の締緩調節ネジを操作して前記上部移動規制手段2を、傘手元4を介して、身体胴体部背面で係合されている上下の移動規制手段を、上に突き上げるように適度に緊張させることにより、上下の傘手元把持具を強く身体胴体部に押し付けて固定し、傘を安定的に保持することが出来ることとなる。又、上部移動規制手段2は、胴体下部の背面から胴体上部の前面に斜め上方に突き上げられるように取着されることになるので、身体胸部、胸郭に対しては、圧迫感が少なく負担が少なくて済む。又、上部スライダーに、突っ張り上げられるように緊張した上部移動規制手段2は、三角形の頂点に上部スライダーが位置しているので、利用者が加力しないと左右に移動しない効果がある。又、上下のスライダーは前記下部移動規制手段1には上から、前記上部移動規制手段2には下からそれぞれ差し込み、傘手元4を介して突っ張り合うように装着しているので、上下の移動規制手段から離脱することは無く、又、上下のスライダーは、利用者が加力すれば移動するが、加力を止めれば、移動規制手段とはすべて摩擦力により固定されるので、歩行中でも、簡単に傘を任意の位置に移動させて、保持することが出来る。図15、図16は本発明の傘の保持具の動作の例を示すものである。図15はその正面図であり、A1,B1,C1,は、傘手元下方の下部移動規制手段1での位置を示し、A2,B2,C2,は傘手元上方の上部移動規制手段2での位置を示し、降雨や日射の方向に対応して任意の位置に移動し、且つ固定出来る、主として、傘の左右への傾斜の動作の説明図である。図16は、主として、傘の前後方向への動作の例の側面図であり、D1,E1,F1は傘手元下方の下部移動規制手段1での位置を示し、D2,E2,F2は、傘手元上方の上部移動規制手段2での位置を示す、又、本発明の傘の保持具は、傘が不要となったときには、上下のスライダーを、上下の移動規制手段から取着具の締緩調節ネジを緩めて、抜いて外せば、身体胴体部には、移動規制手段だけが残って、身軽となり、上下の傘手元把持具は、そのまま,傘柄の取手として、使用することが出来るので、再度の傘使用時も迅速に出来、又、傘を畳む時も、傘保持具は身体胴体部に取着している、移動規制手段を除いて、すべて傘中棒100の下ハジキ3より下の、傘手元4に取着しているので、傘の開閉には何ら支障はない。又、傘利用時に雨が止む等で傘が不要となったときには、傘を畳み、上部スライダー7を下部移動規制手段1に、又、下部スライダー6を上部移動規制手段2に装着して、身体側面又は、身体後方で保持すれば、両手を自由に解放して歩行することが出来る。
次に、手段2の傘と傘保持具の作用であるが、手段2の傘と傘保持具は、手段1の傘と傘保持具との相違点は、前記傘手元4に直接、上下のスライダー孔を設けて、上下のスライダー孔を、上下の移動規制手段に、移動規制手段が適度に緊張する位置のスライダー孔に装着して、前記傘手元が身体胴体部前面に固定される構造となっている。従って、傘の保持機構が、非常に簡素であり、保持部品も殆ど不要であり、従って、製作費も安価で、又、傘保持操作には、ネジの締緩等の操作の煩わしさが不要であり、歩行中でも、簡単に素早く傘の保持操作ができ、外観もスッキリとして、試作実験中も,ほとんどの人が、傘保持具の装着に気付かない程である。
次の手段3の傘の保持具の作用であるが、手段1、手段2の傘と傘保持具が、延伸した傘手元を使用しているのに対して、既成の傘を使用できるように、傘と傘の保持具の構造を独立させているので、傘の保持具を身体に装着して、利用者が既存の傘を自由に選び、傘手元把持具で把持すればよい。又、傘の不使用時には、傘と傘保持具を分離せずに、上下のスライダーを移動規制手段から離脱すれば、手段1、手段2の傘と同様の使用ができる。
本発明の、傘の保持具は、身体胴体部への上下2段の移動規制手段の係合動作を、一か所の係合バックルの着脱できる構造とし、二段の移動規制手段を上下に、長く延伸した傘手元や傘保持棒とスライダーによって、突っ張り合うように強固に固定し、傘手元の位置、及び傘の傾斜方向、及び角度を、自在に移動操作して保持出来るので、日射や降雨、降雪に対し、両手を解放することが可能となり、従来の傘の保持具に比して、構造が簡単で、操作も容易で、胸部、胸郭等への圧迫感の軽減等、身体への負担を軽減し、ある程度の強風にも耐え得て、非常に実効性が高く、傘利用者が荷物を持っている時や被保護者同伴時、通勤、通学、買い物や、健康保持の為のウォーキング、又、ペットの散歩運動時などにも効力を発揮することが期待できる。又、本発明の傘と傘保持具を装着して自転車に乗車することが出来、 降車後もそのまま傘を利用して歩行し、再び自転車に乗ることも可能であり、又、従来の自転車に装着した傘の保持具よりも、身体に装着しているので、風雨や日射の方向への、傘操作の対応も敏速に出来る利点がある。又、図15、図16、に示すように、上下のスライダー位置の選択によって、傘を左右方向のみならず、前後方向にも傾斜させることが出来る。又、操作を素早く簡単に、安定して保持することが出来、非常に利便性が高い。又、本発明の手段1、手段3、の傘と傘保持具は、移動規制手段を除いて、すべて、傘の傘手元、又は、傘保持棒に取り付けられているので、傘を身体から外すと、身体には移動規制手段のみが残るが、上部移動規制手段は、下部移動規制手段の装着位置に留まるので、目立たなく、非常に身軽となり、他の人から見ても、大仰な感じがなくて済む。又、手段2の傘保持具は、傘手元のスライダー孔と移動規制手段のみで、構成されているので、非常に簡便でスマートであると言えよう。又、傘利用時に、雨が止む等で、傘が不要となったときには、畳んだ傘を、身体の側方に、簡単に保持出来るので、利便性が高い。特に、手段2の傘と傘保持具は製作費も安価で操作も簡単で非常に利便性がたかい。
傘と傘保持具を装着したヒトの正面図 傘と傘保持具を装着したヒトの側面図 傘と傘保持具を装着したヒトの背面図 手段1の傘と傘保持具の構成側面図 手段1の 傘手元下部把持具側面図と下部スライダーの断面構造図 手段1の傘手元下部把持具と下部スライダーの上面図 手段1の傘手元上部把持具側面図と上部スライダーの断面構造図 手段1の傘手元上部把持具と上部スライダーの上面図 手段1の上部スライダーの受け台部の正面図断面 下部移動規制手段と上部移動規制手段との係合例図 手段2の傘と傘保持具の側面図 手段2の傘と傘保持具の上面図 手段3の傘保持具の側面図 手段3の傘保持具の上面図 傘と傘保持具の正面作用説明図 傘と傘保持具の側面作用説明図 移動規制手段を上下共、ロープ状にしたイメージ図
以下、本発明のうち、先ず、手段1の、発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。 図1は、傘と傘保持具を装着したヒトの正面図、図2は傘と傘保持具を装着したヒトの側面図、図3は、傘と傘保持具を装着したヒトの背面図、図4は、傘と傘保持具の構成側面、図5は、傘手元下部把持具側面図と下部スライダーの断面構造図、図6は、傘手元下部把持具と下部スライダーの上面図、図7は、傘手元上部把持具側面図と上部スライダーの断面構造図、図8は、傘手元上部把持具と上部スライダーの上面図、図9は、上部スライダーの受け台部の正面図断面、図10は、下部移動規制手段と上部移動規制手段との係合例図、図11は、補助バンドを装着した側面図、図12は、補助バンドを装着した上面図、である。
本発明の傘と傘保持具は図1、図2、図3、図4に示すように、身体胴体部の下方部に、下部移動規制手段1として、長さ調節機能13をそなえた、革、合成皮革、合成繊維、布製品、等を材料とした、帯状又はロープ状のバンド等の両端に係合バックル10、11、をそれぞれ縫製や接着等で接合し、胴体下部を取り巻いて係合する。又、上部移動規制手段2として皮、合成皮革、合成繊維、布製品、ビニール、ゴム製品等を材料とした、ロープ状又は帯状の移動規制手段を、長さ調節機能13を備え、身体胴体部の上方部を取り巻いて、その両端を図3に示すように、前記下部移動規制手段1の前記係合バックル10,11の、それぞれのバックルの手前にヒンジ構造に小径ボールト、リベット等で係合する。この構造によって、下部移動規制手段1と上部移動規制手段2とは、1か所のバックル10,11の係合作業により、両者が共に係合され、下部移動規制手段1と上部移動規制手段2とは、上下のスライダーによって、上下に押し広げられることを、防止できることになる。前記上部移動規制手段2は、身体胴体部の下部の背面で、 前記下部移動規制手段1にヒンジ構造で係合されて、身体胴体部の前面で、前記上部スライダー8に係合されるので、前記上部移動規制手段2は、下方から斜め上方に身体胴体部の局面に沿って取り巻かれることになり、身体胸部の圧迫感は比較的少なくて済む。又、前記下部移動規制手段1及び、前記上部移動規制手段2は、上記の実施の形態に限定せず、例えば、一本のロープ状の規制手段を、身体胴体部背面で交叉するように二重に取り巻き、連結し、前記上部移動規制手段2、前記下部移動規制手段1としても良い。この上部移動規制手段2の長さは、下部移動規制手段1より若干、長くなるが、利用者の体格、体型によるので、利用者の最適の長さに設定すればよいが、実験によると傘手元上部把持具7が身体胴体部の乳房下付近に位置するように、長さを設定するのが、一番身体胸部への圧迫感が少なく、望ましい。又、前記上部移動規制手段2、前記下部移動規制手段1の材料は、透明性の物を使用すると,目立たなくて良い。
次に、傘手元であるが、従来の傘の一般的な傘手元は、傘の中棒100の下端の下ハジキ3の直下に、J型の傘手元を備えているのが大半であるが、本発明の傘手元4は、従来の傘手元に替えて、図4に示すように、前記下ハジキ3直下から、下方に直線的に延伸して、その上方部に前記傘手元上部把持具7を、又、その下方部には、前記傘手元下部把持具5を装着して、傘を身体胴体部に固定し、傘を保持する主軸となるものであり、断面形状は円形で材料はステンレス、アルミ、合成樹脂、木材等で、装着する前記傘手元上部把持具7や前記傘手元下部把持具5が、スムーズに上下に移動し、回転出来る表面仕上げとし、その長さは傘の大きさや、傘利用者の体格により異なるが、実験によると、略40cm程度で、大半の利用者に適合して支障はない。前記傘手元4は従来の傘の手元を取り外し、本発明に使用する傘手元4に穿孔して前記傘中棒100にネジ接合や接着により接合しても良いが、当初から傘製造過程に於いて、一体として、製品化することが望ましい。
次に、前記傘手元4の下部に装着する前記傘手元下部把持具5は図4、図5、図6に示すように、前記傘手元4に挿入し、前記傘手元4を上下に移動、回転出来る内径の、丸パイプの上端部に、前記傘手元4に沿って移動し、又固定する為の締緩バンド14を取着し、この締緩バンド14の締緩に対応するために、丸パイプにスリット15を設ける。又、丸パイプから身体胴体部側に向かって延出して、前記下部スライダー6を連結する連結板16に、前記下部スライダー6を連結する。この前記傘手元下部把持具5及び前記下部スライダー6は、合成樹脂を材料として、一体成型するか、又は部分成型したアルミ、ステンレス等の部材を、溶接や接着接合したものでもよい。又、前記下部スライダー6の身体胴体側に、身体との緩衝と摩擦を兼ねて、緩衝摩擦材23として、軟性の合成樹脂材や布製品を接着接合する。
次に、前記傘手元4の上部に装着する前記傘手元上部把持具7は、図4、図7、図8にしめすように、前記傘手元4に挿入し、前記傘手元4を上下に移動、回転出来る内径の、丸パイプの下端部に、前記傘手元4に沿って移動し、又固定する為の締緩バンド22を取着し、この締緩バンド22の締緩に対応するために、丸パイプにスリット18を設ける。又、丸パイプから身体胴体部側に向かって延出した、前記上部スライダー8を連結する連結板19に、前記上部スライダー8を連結する。この前記傘手元上部把持具7及び、前記上部スライダー8は、合成樹脂を材料として、一体成型が望ましい。又、前記上部スライダー8の上端部に、半円型の幅止20を設ける。この幅止20は、傘が外力を受けて身体胴体部に接近しようとした時に、前記上部スライダー8の、圧縮に対する幅止めとなると共に、前記上部スライダー8の抜け止めの役目をかねるものであるので、圧縮強度と共に、前記上部スライダー8の、前記傘手元上部把持具7の着脱に対応可能な柔軟性をも備えた合成樹脂材料がのぞましい。又、前記上部スライダー8の上部移動規制手段2の受け台21は前記、上部移動規制手段2がスムーズにスライドし、且つ、固定しやすいように山型形状とし、前記上部スライダー8の身体胴体部側に身体との緩衝材と摩擦材を兼ねて、緩衝摩擦材24として軟性のゴム製品、合成樹脂材や布製品を接着接合する。
次に、本発明の手段1の傘保持具の使用法であるが、まず身体胴体部の下部に 前記下部移動規制手段1を取り巻いて、身体横で係合バックルを係合し、身体の背面にまわす。これで同時に 前記下部移動規制手段に係合バックル手前でヒンジ構造に係合されている、前記上部移動規制手段も係合されたことになる。次に開かれた傘の、前記傘手元の下端から前記傘手元上部把持具7及び前記傘手元下部把持具5を挿入し、両者の締緩具14,17を軽く締めて仮止めし、前記傘手元下部把持具5に連結している前記下部スライダー6を 前記下部移動規制手段1に上から挿し込み、その次に前記傘手元上部把持具7に連結している前記上部スライダー8を前記上部移動規制手段2に下から上に挿し込み、傘の高さが利用者に最適な位置で前記傘手元下部把持具5の前記締緩具を強く締めて固定し、次に前記傘手元上部把持具7と前記上部スライダー8とを、上部移動規制手段にともに、前記傘手元に沿って上方に押し上げるようにして、前記上部移動規制手段が適度に緊張した位置に、前記傘手元上部把持具7の締緩ネジを強く締めることによって前記傘手元下部把持具6及び前記傘手元上部把持具7は、身体胴体部に強く押し付けられて、固定されるので、両者に把持された前記傘手元は固定され、傘はしっかりと保持されることになる。又、降雨や日射の方向変化に伴い、傘の位置や、傘の傾斜を変更するときは、片手で前記傘手元下部把持具7の締緩ネジを少し緩めて前記上部移動規制手段2の緊張を少し緩め、前記上部スライダー8、又は前記下部スライダー6をそれぞれの移動規制手段に沿って移動させて、任意の位置で、前記傘手元4をもう一方の手で押し上げて前記上部移動規制手段2を適度に緊張させて、前記傘手元下部把持具6の締緩ネジをつよく締めて固定すればよい。
次に本発明の、手段2の実施の形態を、図面を参照して説明する。図11は、手段2の傘と傘保持具の側面図、図12は上面図であり、図17は、身体胴体部の、上下二段の移動規制手段を共に、ロープ状の同材料を使用した場合のイメージ図である。手段2の傘と傘保持具は、手段1の傘と傘保持具の、傘手元把持具、及び、スライダーの構造を、簡略化したものであり、上段及び下段の移動規制手段及び、傘の下ハジキ直下から直線状に延伸した傘手元4迄の実施の形態については、全く同様である。手段2の傘と傘保持具は図11に示すように、傘の下ハジキ直下から直線状に延伸した傘手元4の下方部に、傘手元4が、下部移動規制手段1に沿って移動し、且つ固定出来る逆U字型の下部スライダイー孔28や、上部移動規制手段2が、移動し且つ固定出来る上部スライダイー孔28を、前記傘手元4に穿孔し、又は傘制作時に成型し、取り付けても良いが、傘手元4とは別に、美観に優れた木材などに削孔して、傘手元に接着接合又はネジ等で接合しても良い。又、図14に示すように、傘手元4と身体胴体部との間に、ゴムや合成樹脂を材料とした緩衝摩擦材29を、傘手元4に沿って、上下に移動出来るよう、傘手元4を取り巻くように設置するが、傘手元4に沿って、半円断面形状の棒状緩衝摩擦材を、接着接合しても良い。又、前記上部移動規制手段及び前記下段移動規制手段を共に、同じ材質のロープ状の物とし、身体胴体部背面で係合した場合、前記傘手元4の、上部スライダー孔27、及び下部スライダー孔28を、図17に例示しているように、それぞれ複数個設けて使用すると、傘の高さの選択が容易になり、又、身体胴体部背面で係合された移動規制手段がバランス良く身体胴体部にフィットして、快適に傘を保持することが出来る。又、図示していないが、上下のスライダー孔の位置を、傘手元の身体胴体部側に、設置する構造にしても、同様の機能を果たすことができる。又、上部スライダー孔27、下部スライダー孔28に換わり、上下の移動規制手段のすべり止めとして、傘手元4の表面に
木材、合成樹脂、アルミ、金属製の、すべり止め突起を、接着接合やネジ止め等で複数個、設置しても、同様の機能を果たすことが出来る。又、上部スライダー孔の機能を代用するものとして、前記傘手元に、傘手元を掴む様なクリップを装着し、クリップの取手部に窪みを設けて、前記上部移動規制手段を装着しても良い。
次の手段3の傘の保持具の実施の形態であるが、手段1、手段2の傘と傘保持具が、延伸した傘手元を使用しているのに対して、既成の傘を使用できるように、傘と傘の保持具を分離し、独立させたもので、手段1又は手段2の、延伸した傘手元の代わりに、図13に示すように、腰部から胸部に届く、合成樹脂や木材、アルミ等を材料とした、傘保持棒30に、手段1の傘手元把持具とスライダーを取着し、又は手段2のスライダー孔を設けて、上下の移動規制手段に装着し、その上端部を切り欠き、傘手元をバンドで把持し、又は、公知の傘の手元把持具をネジ留め、又は溶接接着すればよい。
1 下部移動規制手段
2 上部移動規制手段
3 下ハジキ
4 傘手元
5 傘手元下部把持具
6 下部スライダー 7 傘手元上部把持具
8 上部スライダー
9 ボールト、リベット
10 係合バックル
11 係合バックル 12 補助バンド
13 長さ調節機能13
14 締緩バンド
15 スリット
16 連結板
17 締緩ネジ
18 スリット
19 連結板
20 幅止
21 受け台
22 締緩バンド
23 緩衝摩擦材
24 緩衝摩擦材
25 緩衝ネジ
26 スライダー棒
27 上部スライダイー孔
28 下部スライダイー孔
29 緩衝摩擦材
30 傘保持棒
31 傘手元把持部
100 傘中棒

Claims (3)

  1. ヒトの身体胴体部の上部、下部2箇所に、胴体部の局面に沿ってベルト等の移動規制手段を設け、上部移動規制手段、及び、下部移動規制手段とし、前記上部移動規制手段の両端部を、前記下部移動規制手段の胴体部背面の係合バックルの手前にそれぞれヒンジ構造で連結し、又、傘中棒の下ハジキ直下から直線状に下方に延伸した傘手元の下方部に前記傘手元に沿って上下に移動し、且つ、固定できる、傘手元下部把持具を装着し、前記傘手元下部把持具に、前記下部移動規制手段に沿って移動し、且つ固定出来る着脱自在の下部スライダーを連結して、前記下部移動規制手段に装着し、又、前記傘手元の上方部に前記傘手元に沿って上下に移動し、且つ固定出来る着脱自在の、傘手元上部把持具を装着し、前記傘手元上部把持具に、前記上部移動規制手段に沿って移動し、且つ固定出来る着脱自在の上部スライダーを連結して、前記上部移動規制手段に装着して、手動により、上下の傘手元把持具、及びスライダーを、それぞれ上下、左右に移動操作し、前記上部移動規制手段と下部移動規制手段が、前記傘手元を、身体に沿って、上下に突っ張り合うように緊張して固定し、前記傘手元の位置、及び前記傘手元の傾斜角度を任意の位置に固定して、身体前面に亘り、自在に傘を保持することを特徴とした、傘と傘保持具。
  2. 請求項1の、前記傘手元把持具及びスライダーに替えて、傘の下ハジキ直下から直線状に延伸した前記傘手元の下方に、前記下部移動規制手段に沿って、移動し、且つ、固定出来る逆U字型のスライダー孔を、開口部を下方に向けて設け、傘手元の中段から上段に前記上部移動規制手段に沿って移動し且つ、固定出来る、U字型のスライダー孔を、開口部を斜め上方に向けて、複数個所設け、開かれた傘の、下部スライダー孔を、前記下段の移動規制手段に上から差し込むように装着し、上部スライダー孔を、前記上段の移動規制手段に下から斜め上方に差し込むように装着して、前記傘手元を、上段、及び下段の移動規制手段が身体胴体部に沿って、上下に突っ張り合うように緊張して固定し、前記傘手元の位置、及び前記傘手元の傾斜角度を、任意の位置に固定して、身体前面に亘り、自在に傘を保持することを特徴とした、請求項1に記載の傘保持具
  3. 請求項1、又は請求項2の、傘と傘保持具の、傘から延伸した傘手元の代わりに、身体胴体部の胸部から腰部迄の長さの傘保持棒に、請求項1の上下の把持具及びスライダーを装着し、又は、請求項2の上下のスライダー孔を設け、上下の移動規制手段に装着して、傘保持棒の上端に傘手元把持部を設けて傘を保持することを特徴とした、請求項1又は、請求項2に記載の傘保持具。
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