JP2017027327A - 自動取引装置 - Google Patents

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哲也 幸野
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Abstract

【課題】前面板の上方に配置され、前面板の後方より前方に突出した操作部は、操作部のレイアウトの自由度を維持しつつ、小型化することが困難であった。【解決手段】現金取扱装置を収容した自動取引装置は、現金取扱装置の前方に配置された前面板(15)と、前面板の上方に配置され、前面板の後方より前方に突出した操作部(10、13、14)と、操作部を自動取引装置の本体に対して、回動可能に接続する接続部(16)とを備え、操作部は、接続部を介して前記操作部の操作面が水平となる第一の状態と、操作部の操作面が垂直となる第二の状態とで一体となって回動する。【選択図】図3

Description

本発明は、切符やチケットの券売機や国内外のATM(Automated Teller Machine)等の自動取引装置に関する。
銀行等の金融機関、郵便局、小売店又は交通機関の駅などに設置される自動取引装置の一つとしてATMがある。特許文献1では、ATMの認証用入力部を、取引装置の操作面より下方に、突出状態と収容状態との間で変化するように出没自在に設ける技術を開示する。
特開2013-20586
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、自動取引装置の前面板の上方に配置され、前面板の後方より前方に突出した操作部は、操作部上のレイアウトの自由度を維持しつつ、小型化することが困難であった。
上記課題を解決するため、現金取扱装置を収容した自動取引装置は、現金取扱装置の前方に配置された前面板と、前面板の上方に配置され、前面板の後方より前方に突出した操作部と、操作部を自動取引装置の本体に対して、回動可能に接続する接続部とを備え、操作部は、接続部を介して前記操作部の操作面が水平となる第一の状態と、操作部の操作面が垂直となる第二の状態とで回動する。
本発明によれば、小型化可能な自動取引装置を提供することができる。
自動取引装置の外観斜視図 自動取引装置の右側面図 操作パネルを回動させるための駆動機構を示す説明図 操作パネルの回動を規制するためのロック機構を示す説明図 操作パネル垂直状態での装置内へのアクセスを防止するためのカバーの説明図 自動取引装置をシャッタ付きブース内に設置する場合の効果を示す説明図 自動取引装置に含まれる装置を示す図 第二の実施例における操作パネルを回動前後の図
以下本発明の一実施例に関し説明する。なお、本発明の特徴を明確にするため、各実施例では、あえて従来技術の説明を省略した部分もある。
[第一の実施例]
以下、自動取引装置の一つであるATM(Automated Teller Machine)に適用した実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、自動取引装置の操作部を有する側(矢印101側)を装置の前側、その逆側(矢印102側)を後方として説明する。
図1は、本実施例に係る自動取引装置1の外観を示す斜視図である。図1は、後述する回動可能な水平操作部13が水平方向の状態にある場合を示している。
実施例1の自動取引装置1は、表示・入力部2、生体認証部3、ハンドセット4、暗証番号入力部5、紙幣入出金口6、硬貨入出金口7、カード出入口8、通帳出入口9などを有しており、概ね中間の水平面に、表示・入力部2、生体認証部3、ハンドセット4、暗証番号入力部5、紙幣入出金口6、硬貨入出金口7などを設けた水平操作部10と、水平面奥側より上方に立ち上がっている上方前面に、カード出入口8、通帳出入口9などを設けた垂直操作部11とを有した形態となっている。
自動取引装置1は、図7に示すように、紙幣取扱装置706、硬貨取扱装置707、カード取扱装置708、又は通帳取扱装置709を備えてもよい。続いて、図1の詳細に関し説明する。
表示・入力部2は、液晶の表示部とタッチパネル式の入力部を備え、顧客の操作による各種入力を受け付けると共に、操作ガイダンスなどの表示を行う。本実施例では、表示・入力部2は、水平操作部10の前部に設けられた暗証番号入力部5と水平操作部10の後部に設けられた紙幣入出金口6又は硬貨入出金口7の間に位置する。また、表示・入力部2は、水平操作部10の左側に設けられたハンドセット4と水平操作部10の右側に設けられた生体認証部3の間に位置する。すなわち、表示・入力部2は、水平操作部10の前後方向又は左右方向の略中央に位置する。なお、表示・入力部2は、暗証入力部5よりも大きくともよい。
生体認証部3は、生体認証部3に設置された顧客の生体情報を読み取るものである。生体認証部3は、顧客が認証方式として生体認証方式を選択している又は選択する場合に利用されるものである。例えば、指静脈認証方式、指紋認証方式、掌認証方式などあるが、生体認証の種類はいずれであってもよい。
ハンドセット4は、装置の使用方法、取引方法などに関する音声を通知する。例えば、顧客が目の不自由な身障者の場合に音声でガイダンスにて誘導する場合に使用する。
暗証番号入力部5は、顧客により入力された暗証番号に関する情報などを受け付ける。暗証番号入力部5は、顧客が認証方式として暗証番号の照合による方式を選択している又は選択する場合に利用されるものである。
本実施例の場合、暗証番号入力部5は自動取引装置1の左右方向の中央に設けられており、顧客(操作者)の身体によって暗証番号入力部5が隠れて、入力中の暗証番号を第3者が盗み見できにくくなっている。更に中央に設けることで、右利き、左利きの顧客共が容易に入力することができる。暗証入力部5が、水平操作部10の操作面下方に埋め込まれていてもよい。この場合、後述するように水平操作部10が回動し、垂直状態になった場合にも、装置の奥行きを抑制することが可能となる。また、暗証入力部5の周囲にのぞき見防止の板が配置されていても良い。なお、表示・入力部2が、暗証番号の入力を受け付けてもよい。
紙幣入出金口6は、紙幣が投入されると共に紙幣が排出される開口部である。紙幣入出金口6にはシャッタが設けられ、シャッタが駆動されることにより紙幣入出金口6が開閉される。自動取引装置1は、図7に示すように紙幣取扱装置706備える。入金を受け付ける入金取引では、紙幣取扱装置706は、紙幣入出金口6を通して顧客に投入された紙幣を紙幣入出金部にて受付、搬送し、紙幣取扱装置706の紙幣収納部へ収納する。また、出金を受け付ける出金取引では、紙幣取扱装置706は、収納していた紙幣を紙幣入出金部に搬送し、紙幣入出金口6を通して顧客に排出する。すなわち、自動取引装置1の紙幣入出金口6は、顧客が紙幣取扱装置706(又は紙幣取扱装置706の紙幣入出金部に収納された紙幣)へアクセスできる部分となっている。なお、紙幣入出金部は、入金取引、出金取引では、紙幣入出金口6のシャッタが開けられることにより、顧客との間で紙幣の授受を行うポケットを指す。
硬貨入出金口7は、硬貨が投入されると共に硬貨が排出される開口部である。硬貨入出金口7にもシャッタが設けられ、シャッタが駆動されることにより硬貨入出金口7が開閉される。自動取引装置1は、図7に示すように硬貨取扱装置707を備える。硬貨取扱装置707は、入金を受け付ける入金取引では、硬貨取扱装置707は、硬貨入出金口7を通して投入された硬貨を硬貨入出金部にて受付、搬送し、硬貨取扱装置707の硬貨収納部へ収納する。また、出金を受け付ける出金取引では、硬貨取扱装置707は、収納していた硬貨を硬貨入出金部に搬送し、硬貨入出金口7を通して顧客に排出する。すなわち、自動取引装置1の硬貨入出金口7は、顧客が硬貨取扱装置707(又は硬貨取扱装置707の硬貨入出金部に収納された硬貨)へアクセスできる部分となっている。なお、硬貨入出金部は、入金取引、出金取引では、硬貨入出金口7のシャッタが開けられることにより、顧客との間で硬貨の授受を行うポケットを指す。
以下では、紙幣取扱装置706又は硬貨取扱装置707を現金取扱装置と、紙幣入出金口6又は硬貨入出金口7を現金入出金口と説明することもある。
自動取引装置1は、図7に示すようにカード取扱装置708を備えており、カード出入口8を通して、顧客との間でカードの授受を行う。カード出入口8は、取引で使用されるカードの挿入を受け付け、取引が終了するとカードが排出される出入口である。また、カード出入口8から、取引内容が記載された明細票が排出されてもよい。
カードとしては、例えば、磁気カード、ICカードなどであってよい。これらの例示は、記録方式を限定するものではない。また、例えば、キャッシュカード、クレジットカードなどであってよい。これらの例示は、発行元を制限するものではない。
自動取引装置1は、図7に示すように通帳取扱装置709を備えており、通帳出入口9を通して、顧客との間で通帳の授受を行う。通帳出入口9は、取引で使用される通帳の挿入を受け付け、取引が終了すると通帳が排出される出入口である。
本実施例の自動取引装置1は、水平操作部10が自動取引装置本体又は自動取引装置1の下部の前面15よりも前方に突出しており、車椅子の利用者であっても、水平操作部10の下方に車椅子の一部を近づけるスペースがあるため、水平操作部10に配置された表示・出力部2での操作が容易な構成となっている。また、水平操作部10(特に、後述する第一の水平操作部13)の上面は、操作の容易性を鑑み、水平方向にある場合に、前方に傾斜させているが、下面は、水平方向に延伸した水平面として形成してもよい。これにより、車椅子の利用者が装置に近づくことがより容易となる。
すなわち、水平操作部10は、少なくとも一部が自動取引装置1の下部であって前面にある前面板15(現金取扱装置の前方に配置された前面板ともいう)の上方に配置され、前面板15の後方から前方に突出している。
水平操作部10は、前面板15より後方から前方に突出しているため、水平操作部10の前面板15より前方に突出した部分だけを回動するのではなく、水平操作部10を一体として回動することにより、水平操作部10のレイアウトの自由度を高めることが可能となる。
より詳細には、水平操作部10の表示・入力部2、生体認証部3、ハンドセット4の少なくとも一つが前面板15の鉛直上方に配置されている場合であっても、前面板15より後方から前方に突出している水平操作部10を回動可能に構成しているため、水平操作部10のレイアウトの自由度を維持しつつ、装置の小型化が可能となる。
水平操作部10には水平操作部を分割する位置である分割位置12が存在し、水平操作部の分割位置12より操作部手前側(前側)の第一の水平操作部13と操作部奥側(奥側)の第二の水平操作部14とに分かれている。第一の水平操作部13は、自動取引装置1の奥行き寸法を縮小化したい場合に、現状の水平操作部10を水平方向(水平状態、又は第一の状態ともいう)から垂直方向(垂直状態、又は第二の状態ともいう)に回動できる。
また、本実施例では、第一の水平操作部13は、表示・入力部12、生体認証部3、ハンドセット4、暗証番号入力部5を備え、第二の水平操作部14は、紙幣入出金口6、硬貨入出金口7を備える。
なお、以下では、第一の水平操作部と第二の水平操作部を分割した構成で説明するが、当該構成に限定されるわけではない。第一の水平操作部と第二の水平操作部を含む水平操作部10全体を回動可能に構成してもよい。
図2は、本実施例の自動取引装置1の右側面図を示す。図2の点線は、紙幣取扱装置706であり、紙幣入出金口6は、紙幣取扱装置706の紙幣入出金部の位置と対応するように配置されている。図示はしていないが、硬貨入出金部7は、硬貨取扱装置707の硬貨入出金部の位置と対応するように配置されている。
第一の水平操作部13が水平方向の状態を示しており、第一の水平操作部13は回動中心でもある回転軸部材16に固定されている。回転軸部材16は、図示しない軸受け部材により、矢印17の方向に正逆自在に回転し得るものである。すなわち、回転軸部材16は、自動取引装置1の本体に対して、第一の水平操作部13を回動可能に接続している。
ここで、自動取引装置1の本体とは、自動取引装置1を、回動可能な部分(本実施例では、第一の水平操作部13)と回動可能な部分以外とに分けた場合に、回動可能な部分以外を含む部分を意味する。例えば、自動取引装置1の本体は、現金取扱装置の前方の前面板15、第二の水平操作部14を含む。
前述の回転中心は、自動取引装置の前面板15と第一の水平操作部13の底面18との交差する位置に近いほど、第一の水平操作部13を垂直方向へ回動した時の自動取引装置1の奥行き寸法を縮小させるには最も効果的である。
実施例において、第一の水平操作部13の最も厚い部分を操作面最大厚み寸法(a)19、自動取引装置の前面板15から第一の水平操作部13の先端20までの距離を操作面せり出し寸法(b)21、第一の水平操作部13の底面18と自動取引装置1を設置している床面22との距離を操作面高さ寸法(c)23とした場合、操作面最大厚み寸法(a)19より操作面せり出し寸法(b)21の方が大きく、更に、操作面せり出し寸法(b)21より操作面高さ寸法(c)23の方が大きい場合に第一の水平操作部13を回動可能に構成してもよい。なお、上述の通り、第一の水平操作部13を操作部10と読み替えてもよい。
前述の回動軸部材16は、例えば円筒体でなり、その外周の一部には図示しない開口が設けられており、第一の水平操作部13から第二の水平操作部14に繋がっており、第一の水平操作部13と第二の水平操作部14の中を通過している信号線が回動軸部材16の円筒体の中に入るようになっている。回動軸部材16の前後方向の両端もしくは前後方向の一端が開放されており、その開放端から円筒体内部を延びている信号線が外部に出るようになされており、これにより、信号線が接続されている。前述の回転軸部材16を保持する軸受け部材24に関しても、開放端から信号線が外部に出ることを邪魔することがない構成のものを適用している。このように、信号線を前述回転軸部材16の円筒体の中を通すことで、信号線が断線するのを防止している。ここで、信号線は、表示・入力部12、生体認証部3、ハンドセット4、又は暗証番号入力部5の信号を伝達する信号線であってよい。また、信号授受に無線(光通信を含む)を利用するようにしても良い。
図3は、本実施例の実施例に係る自動取引装置1の第一の水平操作部13を一体として回動させるための駆動機構を図1のA−A線から見た拡大図である。図3(a)は第一の水平操作部13が水平方向の状態図、図3(b)は第一の水平操作部13が垂直方向の状態図を示している。すなわち、第一の水平操作部13は、自動取引装置1の外部で水平方向と垂直方向で回動する。
回転軸部材16にはA−A線の方向から見た形状が扇形のギア26が固定されており、ギア26の回動によって回転軸部材16が回動し、回転軸部材16の回動によって第一の水平操作部13は回動する。回動軸部材16は、第一の水平操作部13の下端であって、第一の水平操作部13先端と後端との間と、第二の水平操作部14の先端(自動取引装置の前面板15の上方)とを接続する。なお、回動軸部材16は、第一の水平操作部13の下端であって、第一の水平操作部13先端と後端との間と自動取引装置の前面板15とを接続してもよい。
第一の水平操作部13を回動させる原動力を、第二の水平操作部14内に固定されたモータ25が生じている。モータ25は、正逆回転可能なものであり、回転量を制御し易い、例えばステッピングモータを適用し得る。これにより第一の水平操作部13を図3(a)の水平方向から図(b)の垂直方向の矢印17方向へ何度でも開閉することが可能となる。
モータ25にはギア26より半径が小さいギア27が固定されており、ギア26と噛合している。モータ25の駆動力はこのギア26とギア27を介して回転軸部材16へ伝達されており、これにより第一の水平操作部13を回動させている。
ギア26とギア27の径を変化させることでギア比が変化し、第一の水平操作部13の回動速度を調節することもできる。
尚、モータ25の定格の回転速度が低速のものであれば、減速のための構成を省略してもよい。また、モータ25が外部からの制御信号によって回転速度を変化できるものであれば、モータ25の回転速度の設定によって、減速のための構成を省略してもよい。
図3では、モータ25による原動力を第一の水平操作部13に、ギア同士の噛合を通じて伝達するものを示したが、他の動力伝達機構を適用するようにしても良い。例えば、プーリとベルトとによって動力を伝達するようにしても良く、また、スプロケットとチェーンとによって動力を伝達するようにしても良い。
また、図3では、第一の水平操作部13の後端301が、第一の水平操作部が第二の状態にある場合に、自動取引装置本体の開口部302より、上方に突出する。このように第一の水平操作部13の後端301が、上方に突出することにより、現金取扱装置(例えば、紙幣取扱装置706又は硬貨取扱装置707)のアクセスを制限するアクセス制限部となる。なお、自動取引装置本体の開口部302、303とは、第一の水平操作部と第二の水平操作部とを接続する面であって、水平方向に形成された水平面302又は垂直方向に形成された垂直面303をさす。
また、第一の水平操作部13の先端が下方に回動することにより、自動取引装置の上部前面(カード取扱装置、通帳取扱装置の前面にある前面板)が前方に突出する場合であっても、自動取引装置の上部前面との干渉を抑制することが可能となる。
図3では、第一の水平操作部13が水平方向から垂直方向に回動する点を中心に説明したが、モータ25は正逆回転可能であり、第一の水平操作部13は垂直方向から水平方向へも回動する。
図4は、本実施例の実施例に係る自動取引装置1の第一の水平操作部13を水平方向で固定させておくロック機構を図1のA−A線から見た拡大図である。図4(a)は第一の水平操作部13が水平方向でロックが掛かった状態図、図4(b)は第一の水平操作部13が垂直方向でロックが掛かっていない状態図を示している。
第一の水平操作部13を水平方向の状態において、顧客などが第一の水平操作部13を回動させようとしても、それを阻止すべくロック機構が設けられている。このロック機構は、第一の水平操作部13の水平方向状態から垂直方向状態への変化や、垂直方向状態から水平方向状態への変化には影響を与えることなく、第一の水平操作部13の回動を阻止できる。
第二の水平操作部14側に、ソレノイド28、ロックピン29、圧縮ばね30を設け、第一の水平操作部13側に前述ロックピン29の受けブラケット31を設けている。
第一の水平操作部13側が水平方向の状態ではソレノイド28は非動通状態であり、ロックピン29は圧縮ばね30のばね力で押されて受けブラケット31と勘合し、第一の水平操作部13側は回動しないようにロックされた状態となる。その状態からソレノイド28が信号を受け、磁気状態になるとロックピン29はソレノイド28の吸引力で引かれ、ロックピン29が受けブラケット31から外れて、ロック解除状態となり、第一の水平操作部13側が回動できる状態となる。
図5は、本実施例の実施例に係る自動取引装置1の第一の水平操作部13を垂直方向に回動させた状態の図で、その状態で装置内の現金取扱装置(紙幣取扱装置706又は硬貨取扱装置707)へのアクセスを制限するカバー(アクセス制限部ともいう)の説明図である。図5(a)はカバーの無い状態図、図5(b)はカバーが有る状態図を示している。
第一の水平操作部13を垂直方向に回動させた状態では、第一の水平操作部13と第二の水平操作部14との間に開口部302、303が存在する。図5では、前述の第一の水平操作部の後端301よりもさらに、開口部302、303から現金取扱装置33へのアクセスを制限するため、カバー34を設けている。カバー34は、第一の水平操作部と第二の水平操作部とを接続する面であって、水平方向に形成された水平面302又は垂直方向に形成された垂直面303に。
カバー34には第一の水平操作部13と第二の水平操作部14とを接続する信号線が通過できる最小の穴を設けていてもよい。
図6は、本実施例の自動取引装置1をシャッタ付きブース内に設置する場合の効果についての説明図で、図6(a)がシャッタと干渉している図、図6(b)が第一の水平操作部13が回動してシャッタを避けている図である。
表示・入力部2の手前側に暗証番号入力部5などの入力装置を固定的に設けている自動取引装置も考えられるが、このような自動取引装置をシャッタ付きブース35に設置する場合、装置奥行き方向の長さが長いため、図6(a)に示すようにシャッタ36の開閉を邪魔する恐れがある。
本実施例の自動取引装置1は、店舗営業時間の閉店直前に、自動取引装置の上位装置から図示しない通信により信号を授受し、水平操作部10又は第一の水平操作部13を自動的に第一の状態から第二の状態に回動し、開店直後に上位装置から信号を受信し、水平操作部10又は第一の水平操作部13を自動的に第二の状態から第一の状態に回動してもよい。なお、自動取引装置1が、信号授受が困難な場合は金融機関などの係員が手動で第一又は第二の状態に回動しても良い。
図7は、自動取引装置1の筐体に含まれる装置を示した図である。自動取引装置1は、紙幣取扱装置706、硬貨取扱装置707、カード取扱装置708、又は通帳取扱装置709を備えてもよい。また、自動取扱装置1の筐体は、紙幣取扱装置706、硬貨取扱装置707、カード取扱装置708、又は通帳取扱装置709を囲むことにより、セキュリティを高めると共に、一体として美的外観を保つように構成されている。
[第二の実施例]
図8は、第二の実施例における水平操作部10の回動前後の図を示す。第二の実施例では、第一の実施例との差異に関して説明する。
第一の水平操作部13が802の状態にあるときが、実施例1の第一の水平操作部13が水平方向にある状態に対応し、第一の水平操作部13が801の状態にあるときが、実施例1の第一の水平操作部13が垂直方向にある状態に対応する。
第二の実施例は、第一の実施例に比べ、回動動作の向きを変更している。
すなわち、第二の状態において、水平操作部10又は第一の水平操作部13の先端が上方にくるように回動する構成としている。当該構成においては、水平操作部10の先端又は後端が現金取扱装置へのアクセスを制限する。
また、水平操作部10の下方の自動取引装置の前面板15に回動部材を配置し、回動可能に構成している。
上述の実施例1又は2は、少なくとも以下の特徴を有する。
自動取引装置は、現金取扱装置の前方に配置された前面板(例えば、下方前面板15)と、前面板の上方に水平方向に配置され、前面板より後方から前方に突出した操作部(例えば、第一の水平操作部13又は第二の水平操作部14)と、操作部を前記前面板の上方で自動取引装置の本体に回動可能に接続した接続部(例えば、回動部材16)とを備え、操作部は、操作部が水平となる第一の状態(例えば、図3の(a))と、操作部が垂直となる第二の状態(例えば、図3の(b))と、とで一体となって回動する。これにより、自動取引装置は、前面板の上方に配置され、前面板より後方から前方に突出した操作部を有する場合であっても、レイアウトの自由度を確保したまま、必要なときに小型化することが可能となる。特に、ブースのシャッタと操作部の先端との干渉を抑制することが可能となる。
また、操作部は、自動取引装置の外部で回動可能に接続されることで、自動取引装置の内部に操作部の収納スペースを確保する必要がなくなる。例えば、暗証番号入力部よりも大きな表示・入力部を有する場合であっても、収納スペースが必要なくなるため、小型化が容易となる。また、収納することを考慮する必要がないため、暗証番号入力部、表示・入力部、ハンドセット、又は生体認証部などの配置の自由度を高くすることができる。さらには、暗証番号入力部などを一体として、操作部に配置することで、美的外観を保つことも容易となる。
また、操作部は、操作部の先端が下方にくるように回動することで、自動取引装置の上部前面(カード取扱装置、通帳取扱装置の前面にある前面板)が前方に突出する場合であっても、自動取引装置の上部前面との干渉を抑制することが可能となる。
また、自動取引装置は、操作部が第二の状態にある場合に、外部から現金取扱装置へのアクセスを制限するアクセス制限部を有する。アクセス制限部は、操作部が第二の状態にある場合に、第一の水平操作部の後端が、自動取引装置本体の開口部より上方に突出することにより形成してもよい。また、アクセス制限部は、操作部が第一の状態にある場合に、操作部と自動取引装置の本体とが接する面に形成された板上部材であって、操作部が第二の状態にある場合に、現金取扱装置へのアクセスを制限する板上部材(例えば、カバー24)。ここで、板上部材は、一部に空きがあっても現金取扱装置へのアクセスを制限し得るものであればよい。アクセス制限部を有することで、現金取扱装置のセキュリティを保つことが可能となる。
また、自動取引装置は、操作部が第一の状態にある場合に、操作部の回動を制限するロック機構を有していてもよい。これにより、悪意による回動動作を抑制することが可能となる。
また、操作部は、第一の操作部(例えば、第一の水平操作部13)と第二の操作部(例えば、第二の水平操作部14)とに分離して有し、第二の操作部は、現金の入出金を受け付ける現金入出金口(例えば紙幣入出金口6又は硬貨入出金口7)を有し、第二の操作部は回動不能に固定されている。これにより、自動取引装置を小型化する場合であっても、現金取扱装置へアクセスを制限することが可能となる。
また、実施例1又は2にて、水平方向、垂直方向との単語を用いて説明しているが、厳密に水平、垂直(水平に対して90度)を意味しなくともよい。上記実施例で記載した効果を得るように2つの状態の一方が水平に近い状態であり、他方が垂直に近い状態であればよい。
1…自動取引装置、2…表示・入力部、3…生体認証部、4…ハンドセット、5…暗証番号入力部、6…紙幣入出金口、7…硬貨入出金口、8…カード出入口、9…通帳出入口、10…水平操作部、11…垂直操作部、12…水平操作部の分割位置、13…第一の水平操作部、14…第二の水平操作部、15…自動取引装置の下方に配置された前面板、16…回転軸部材、17…矢印、18…第一の水平操作部の底面、19…操作面最大厚み寸法(a)、20…水平操作部の先端、21…操作面せり出し寸法(b)、22…床面、23…操作面高さ寸法(c)、24…回転軸受け部材、25…モータ、26…ギア(a)、27…ギア(b)、28…ソレノイド、29…ロックピン、30…圧縮ばね、31…受けブラケット、33…現金取扱装置、34…カバー、35…シャッタ付きブース、36…シャッタ、101…前方、102…後方、302…水平開口部、303…垂直開口部、801…垂直状態、802…水平状態

Claims (8)

  1. 現金取扱装置を収容した自動取引装置であって、
    前記現金取扱装置の前方に配置された前面板と、
    前記前面板の上方に水平方向に配置され、前記前面板の後方から前方に突出した操作部と、
    前記操作部を前記前面板の上方で自動取引装置の本体に回動可能に接続した接続部と、を備え、
    前記操作部は、前記操作部が水平方向となる第一の状態と、前記操作部が垂直方向となる第二の状態と、で一体となって回動する。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置であって、前記操作部は、前記自動取引装置の外部で回動することを特徴とする。
  3. 請求項1に記載の自動取引装置であって、前記操作部が前記第二の状態で、前記操作部の先端が下方にくるように回動することを特徴とする。
  4. 請求項1に記載の自動取引装置であって、前記操作部が前記第一の状態にある場合に、前記前面板と前記操作部の先端との水平方向の長さは、前記操作部の回動可能な部分の下面と上面との垂直方向の高さよりも長いことを特徴とする。
  5. 請求項1に記載の自動取引装置であって、前記操作部の後端は、前記操作部が前記第二の状態にある場合に、自動取引装置の開口部よりも上方に突出していることを特徴とする。
  6. 請求項1に記載の自動取引装置であって、前記操作部が前記第一の状態にある場合に、前記操作部と前記自動取引装置の本体とが接する面に形成された板状部材を有し、
    前記板状部材は、前記操作部が第二の状態にある場合に、現金取扱装置へのアクセスを制限することを特徴とする。
  7. 請求項1に記載の自動取引装置であって、前記操作部は、第一の操作部と第二の操作部とを分離して有し、
    前記第一の操作部が一体となって回動し、
    前記第二の操作部は、現金の入出金を受け付ける現金入出金口を有し、前記第二の操作部は回動不能に固定されていることを特徴とする。
  8. 請求項1に記載の自動取引装置であって、前記操作部は、ディスプレイを含むことを特徴とする。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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