JP2017026078A - 軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受部における焼き付き等の不具合の発生を効果的な手段によって防ぐための軸受装置を提供する。【解決手段】軸受装置10は、内輪21、外輪22、内輪21と外輪22との間に介在している複数の玉23、及び複数の玉23を保持する保持器24を有する軸受部20と、この軸受部20の軸方向隣りに設けられている付属部40とを備えている。この付属部40は、軸受部20に給油するためのポンプ43と、軸受部20のうち潤滑を必要とする潤滑部49の温度を計測する非接触センサ50とを有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、軸受部と、この軸受部の軸方向隣りに設けられている付属部とを備えている軸受装置に関する。
近年、各種の工作機械では、加工効率及び生産性の向上のために主軸の高速化が要求されている。主軸が高速で回転すると、これを支持する軸受部において特に潤滑性が問題となる。そこで、軸受部の軸方向隣りに設けられている間座に、給油ユニットを組み込んだ軸受装置が提案されている(特許文献1参照)。この給油ユニットは、潤滑油を溜めるタンクや、このタンク内の潤滑油を内輪と外輪との間の環状空間に吐出するポンプ等を有している。
特許文献1に記載の軸受装置が備えている給油ユニットは、タンク及びポンプの他に、CPU、温度センサ等を含む制御部を更に有しており、この温度センサからの信号がCPUに入力され、CPUがポンプを制御して潤滑油の供給量が調整される構成となっている。
特開2014−219078号公報
特許文献1に記載の軸受装置の場合、温度センサは、外輪間座に取り付けられている給油ユニットの制御部に含まれており、間座における温度が測定される。したがって、この軸受装置では、間座(又はその径方向内側の空間)の温度に基づいて、ポンプの動作が制御されることとなる。
しかし、主軸が回転し温度上昇による焼き付き等の不具合が発生する箇所は、間座ではなく軸受部である。したがって、従来技術のように間座(又はその径方向内側の空間)の温度を計測し、この温度に基づいて潤滑油の供給量を調整しても、焼き付き等の不具合が発生する箇所と温度の計測部位とが全く異なることから、軸受部における焼き付き等の不具合発生の予防を有効に行うことは難しい。
そこで、本発明は、軸受部における焼き付き等の不具合の発生を効果的な手段によって防ぐための軸受装置を提供することを目的とする。
本発明の軸受装置は、内輪、外輪、前記内輪と前記外輪との間に介在している複数の転動体、及び複数の前記転動体を保持する保持器を有する軸受部と、前記軸受部の軸方向隣りに設けられている付属部と、を備え、前記付属部は、前記軸受部に給油するためのポンプと、前記軸受部のうち潤滑を必要とする潤滑部の温度を計測する非接触センサと、を有している。
この軸受装置によれば、回転する軸受部において潤滑を必要とする潤滑部の温度が非接触センサによって計測される。したがって、この計測結果に基づいて軸受部に給油を行えば、軸受部における焼き付き等の不具合の発生を防ぐことが可能となる。
また、前記潤滑部は、転動体、又は、内輪や外輪に設けられている軌道面であってもよいが、前記保持器が、前記内輪と前記外輪とのうちの一方の軌道輪と接触可能であることにより当該軌道輪によって位置決めされる構成である場合、前記潤滑部を、前記軌道輪と前記保持器とが滑り接触する摺接部とするのが好ましい。
このように保持器が軌道輪によって位置決めされる場合、これらの間の摺接部が焼き付きに関する弱部となり、この摺接部における発熱が軸受寿命に影響を与えることがある。そこで、このような摺接部の温度を非接触センサにより計測し、その計測結果に基づいて軸受部に潤滑油を供給すれば、摺接部における焼き付き等の不具合の発生を、より一層効果的に防ぐことが可能となる。
また、前記保持器は樹脂製であり、前記軌道輪は鋼製であり、前記摺接部には、前記保持器のうち前記軌道輪に近接する第1摺接部と、前記軌道輪のうち前記保持器に近接する第2摺接部と、が含まれ、前記非接触センサは前記第1摺接部の温度を計測するのが好ましい。樹脂製の保持器は鋼製の軌道輪と比較して熱の放射率が安定していることから、保持器の第1摺接部の温度を非接触センサが計測することにより、精度の高い温度検知が可能となる。
また、前記付属部は、前記内輪と前記外輪とのうちの非回転側となる一方の軌道輪の軸方向隣に設けられている円筒部に取り付けられており、当該付属部が有する前記非接触センサによる温度の計測方向は、軸方向、又は、軸方向及び径方向の双方に対して傾く方向であるのが好ましい。
この構成によれば、非接触センサの出力線を、前記円筒部から径方向に引き出す必要がなく、付属部の範囲内において配線しやすくなる。これにより、例えば、非接触センサの計測信号を処理する制御部等を、前記付属部の範囲内に設置するのに好適となる。
また、前記付属部は、前記潤滑部と前記非接触センサとの間に設けられ当該潤滑部を焦点とするレンズを更に有しているのが好ましい。
非接触センサが温度を計測可能とする範囲が広角であっても、潤滑部の特定部位を非接触センサによる計測対象とし易くなる。これにより、狙った部分の温度の計測が容易となる。例えば、前記のとおり、非接触センサが保持器の前記第1摺接部の温度を計測する場合、この第1摺接部にレンズの焦点を合わせて温度を計測することができる。
また、前記非接触センサを、赤外線アレイセンサとすることができ、この場合、潤滑部の一領域に含まれる複数箇所の温度計測が可能となる。
また、前記非接触センサの計測結果から求められる前記潤滑部における温度の時間変化に基づいて、前記ポンプが駆動して前記軸受部に対して給油を行うのが好ましい。
この構成により、間欠給油が可能となり、不要に給油が行われないことから潤滑油の消費を低減することができる。
特に、前記潤滑部が、前記軌道輪と前記保持器とが滑り接触する摺接部である場合、この摺接部では、時間経過に伴う潤滑状態の劣化によって温度が上昇傾向となるが、焼き付きが発生する前にその予兆として温度の時間変化の様子(例えば、温度変化の勾配)が変化するという知見がある。そこで、このような摺接部における温度の時間変化(温度勾配の変化)に基づく所定のタイミングで前記ポンプが駆動して前記軸受部に対して給油を行う(間欠給油を行う)のが好ましい。
また、前記間欠給油を行うための具体的手段として、前記温度の時間変化が閾値を超えると、前記ポンプが駆動して前記軸受部に対して給油を行うのが好ましい。
本発明によれば、回転する軸受部において潤滑を必要とする潤滑部の温度が非接触センサによって計測され、この計測結果に基づいて軸受部に給油を行うことで、軸受部における焼き付き等の不具合の発生を防ぐことが可能となる。
軸受装置の実施の一形態を示す断面図である。 図1のA−A矢視の断面図である。 赤外線センサ、及び摺接部(潤滑部)の説明図である。 赤外線センサ及び制御部を含む付属部のブロック図である。 摺接部(潤滑部)の温度の時間変化を示すグラフである。 赤外線センサの受光部の変形例を示す説明図である。
以下、本発明の軸受装置の実施の一形態を説明する。
〔軸受装置の全体構成〕
図1は、軸受装置10の実施の一形態を示す断面図である。本実施形態の軸受装置10は、工作機械が有する主軸装置の主軸(軸7)を回転可能に支持するものであり、主軸装置の軸受ハウジング8内に収容されている。図1では、軸7及び軸受ハウジング8を2点鎖線で示している。なお、以下の説明において、軸受装置10の中心線に平行な方向を軸方向と呼び、この軸方向に直交する方向を径方向と呼ぶ。
この軸受装置10は、軸受部20と付属部40とを備えている。軸受部20は、内輪21、外輪22、複数の玉(転動体)23、及びこれら玉23を保持する保持器24を有しており、玉軸受(転がり軸受)を構成している。そして、付属部40は、軸受部20へ給油を行う給油ユニットとして機能する。
更に、この軸受装置10は、円筒状である内輪間座32及び外輪間座36を備えており、これら内輪間座32と外輪間座36との間に付属部40が設けられている。本実施形態では、外輪22及び外輪間座36が軸受ハウジング8に相対回転不能として取り付けられており、内輪21及び内輪間座32が軸7と共に回転する。そこで、付属部40は固定側となる外輪間座36に取り付けられている。
内輪21は、軸7に外嵌する円筒状の部材であり、その外周に軌道面(以下、内輪軌道面25という。)が形成されている。本実施形態では、内輪21と内輪間座32とは別体であるが、図示しないが、これらは一体(一体不可分)であってもよく、この場合、内輪21を内輪本体部と呼び、内輪間座32を内輪延長部と呼ぶことができる。
外輪22は、軸受ハウジング8の内周面に固定される円筒状の部材であり、その内周に軌道面(以下、外輪軌道面26という。)が形成されている。本実施形態では、外輪22と外輪間座36とは別体であるが、図示しないが、これらは一体(一体不可分)であってもよく、この場合、外輪22を外輪本体部と呼び、外輪間座36を外輪延長部と呼ぶことができる。
玉23は、内輪21と外輪22との間に介在しており、内輪軌道面25及び外輪軌道面26を転動する。保持器24は、環状であり、周方向に沿ってポケット27が複数形成されている。保持器24は、環状部28と、この環状部28から軸方向に延びている柱部29とを有している。本実施形態では、環状部28は、玉23を挟んで軸方向両側に設けられており、柱部29がこれら環状部28を連結している。なお、図示しないが、保持器24は、玉23の軸方向一方側(付属部40側)にのみ環状部28が設けられている構成であってもよい。そして、周方向で隣り合う柱部29,29の間がポケット27となり、各ポケット27に一つの玉23が収容されている。これにより、保持器24は、複数の玉23を周方向に並べて保持することができる。
本実施形態の保持器24では、軸方向一方側(付属部40側)の環状部28が外輪22の肩部30と接触可能である。これにより、保持器24は外輪22によって径方向についての位置決めが行われる。そして、この保持器24は、樹脂製(例えば、フェノール樹脂製)である。なお、内輪21、外輪22、及び玉23は、軸受鋼等の鋼製である。
内輪21と外輪22との間に、第1の環状空間11が形成されており、内輪間座32と外輪間座36との間に、第2の環状空間12が形成されている。第1の環状空間11と第2の環状空間12とは連続している。第1の環状空間11に玉23及び保持器24が設けられており、第2の環状空間12に付属部40が設けられている。
図2は、図1のA−A矢視の断面図である。付属部40は、全体として円環形状を有している。本実施形態の付属部40は、ホルダ41、タンク42、ポンプ43、及び非接触センサ50を備えており、更に、制御部44、及び電源部45を備えている。
ホルダ41は、例えば樹脂製の環状部材であり、短円筒状である内壁46及び外壁47を有している。そして、これら内壁46と外壁47との間に、タンク42、ポンプ43、非接触センサ50、制御部44、及び電源部45が設けられている。これにより、ホルダ41、タンク42、ポンプ43、非接触センサ50、制御部44、及び電源部45を含む付属部40は、一体として構成されている。そして、この付属部40は外輪間座36に取り付けられており、図1に示すように、付属部40は、軸受部20の軸方向隣りに設けられた構成となる。
〔付属部40の各部の構成〕
図2において、タンク42は、潤滑油3を溜めるものであり、潤滑油3をポンプ43へ供給させるためにポンプ43と流路を通じて繋がっている。タンク42内には、潤滑油3を保持する保持体(例えば、フエルトやスポンジ)が設けられていてもよい。
本実施形態のポンプ43は、ポンプ内部に圧電素子43aを有しており、この圧電素子43aが動作することでポンプ43の内部空間の容積を変化させ、この内部空間の潤滑油を噴出させることができる。
以上より、ポンプ43は、タンク42から供給された潤滑油3を、軸受部20(図1参照)の第1の環状空間11に供給することができる。
図1において、非接触センサ50は、赤外線センサ(放射温度計)であり、回転する軸受部20のうち潤滑を必要とする潤滑部49の温度を計測する。なお、以下において、非接触センサ50を赤外線センサ50と呼んで説明する。そして、この赤外線センサ50による計測結果に基づいて制御部44及びポンプ43が機能し、軸受部20に給油を行う。これにより、軸受部20に含まれる前記潤滑部49における焼き付き等の不具合の発生を未然に防ぐことが可能となる。赤外線センサ50、制御部44、及びポンプ43の機能については後に説明する。
図2において、電源部45は、ポンプ43及び赤外線センサ50へ動作用の電力を供給する。制御部44は、プログラミングされたマイコンを含む基板回路により構成されており、赤外線センサ50から出力される計測信号を取得する。また、制御部44は、ポンプ43に対して制御信号(駆動信号)を与える。つまり、制御部44は、ポンプ43の圧電素子43aに対して駆動電力を与える(所定の電圧を印加する)。
赤外線センサ50、及び赤外線センサ50によって温度を計測する潤滑部49について説明する。前記のとおり(図1参照)、保持器24は、軸方向一方側(付属部40側)の環状部28が外輪22の肩部30と接触可能であることにより、外輪22によって径方向についての位置決めが行われる。したがって、環状部28と肩部30とは滑り接触することから、これらは潤滑を必要とする潤滑部49であり、赤外線センサ50は、この環状部28と肩部30とが滑り接触する摺接部49aの温度を計測する。つまり、本実施形態では、軸受部20において、赤外線センサ50による計測対象であって潤滑を必要とする潤滑部49を、外輪22と保持器24との間の摺接部49aとしている。
このように、保持器24が外輪22の肩部30によって位置決めされる本実施形態では、これらの間の摺接部49aが焼き付きに関する弱部となり、この摺接部49aにおける発熱が軸受寿命に影響を与えることがある。そこで、このような摺接部49aの温度を赤外線センサ50により計測し、その計測結果に基づいてポンプ43から軸受部20に潤滑油を供給すれば、摺接部49aにおける焼き付き等の不具合の発生を防ぐことが可能となる。
図3は、赤外線センサ50、及び前記摺接部49a(潤滑部49)の説明図である。
摺接部49aには、保持器24の環状部28のうち外輪22の肩部30に近接する第1摺接部51と、外輪22の肩部30のうち保持器24の環状部28に近接する第2摺接部52とが含まれるが、図3に示すように、赤外線センサ50は第1摺接部51の温度を計測する。つまり、保持器24の環状部28のうち肩部30寄りの部分である第1摺接部51は、肩部30に滑り接触することで温度上昇しやすい部分であり、このような第1摺接部51の温度を、赤外線センサ50が計測する。特に、図3に示すように、赤外線センサ50は、第1摺接部51の軸方向外側面51aの温度を計測する。なお、軸方向外側面51aは、付属部40と軸方向に対向する面である。
このように保持器24(第1摺接部51)の温度を計測する理由は、保持器24の材質は樹脂製であるのに対して、外輪22の材質は鋼製であることによる。つまり、樹脂製の保持器24は鋼製の外輪22と比較して熱の放射率が安定しているためであり、このことから、保持器24(第1摺接部51)の温度を赤外線センサ50が計測する。これにより、精度の高い温度検知が可能となる。
また、本実施形態の付属部40では、第1摺接部51と赤外線センサ50との間にレンズ55が設けられている。レンズ55は、第1摺接部51(軸方向外側面51a)の一部を焦点とする凸レンズである。このようにレンズ55が設けられており、第1摺接部51の一部を焦点としていることにより、赤外線センサ50が温度を計測可能とする範囲が広角であっても、第1摺接部51の特定部位を、つまり、第1摺接部51の軸方向外側面51aの一部を、赤外線センサ50による計測対象とすることができる。これにより、狙った部分の温度の計測が容易となる。
図4は、赤外線センサ50及び制御部44を含む付属部40のブロック図である。制御部44は、赤外線センサ50から出力される計測信号を増幅する増幅回路54、及び、増幅回路54によって増幅された計測信号を演算処理する演算判定回路53を備えている。そして、演算判定回路53は、取得した計測信号に基づいてポンプ43の動作を制御することで、軸受部20に給油を行う。
そして、赤外線センサ50及び制御部44のレイアウトについて説明すると、前記のとおり、本実施形態では赤外線センサ50の他に制御部44も外輪間座36と内輪間座32との間の環状空間12に格納されている(図2参照)。つまり、これら赤外線センサ50等を含む付属部40は、図1に示すように、内輪21と外輪22とのうちの非回転側となる一方の軌道輪(本実施形態では外輪22)の軸方向隣に設けられている外輪間座(円筒部)36の径方向内側に取り付けられている。そして、図3に示すように、赤外線センサ50の温度の計測方向は、軸受装置1の軸方向及び径方向の双方に対して傾く方向となっている。なお、前記計測方向とは、温度計測対象となる部分(潤滑部49)と赤外線センサ50(の受光部)とを結ぶ仮想線の方向である。
この構成によれば、赤外線センサ50の出力線50a(図1参照)を、外輪間座36から径方向外側に引き出す必要がなく、付属部40の範囲内において配線しやすくなる。これにより、赤外線センサ50からの計測信号を処理する制御部44を付属部40の範囲内に設置するのに好適となる。
図3に示す形態では、赤外線センサ50の実質的な測定対象となる第1摺接部51の軸方向外側面51aの一部と、赤外線50の受光部(赤外線素子)とが径方向について異なる位置に配置されていることから、赤外線センサ50による温度の計測方向は、前記のとおり、軸受装置1の軸方向及び径方向の双方に対して傾く方向となっている。なお、第1摺接部51の軸方向外側面51aの一部と、赤外線50の受光部(赤外線素子)とが径方向について同じ位置となるように赤外線センサ50等を配置すれば、赤外線センサ50による温度の計測方向は軸方向となる。なお、赤外線センサ50はパッシブな計測を行う構成であることから、例えばレーザ等を用いた光照射による計測と比較して、取り付け位置の自由度は高い。
〔給油動作について〕
以上の構成を有する付属部40による給油動作について説明する。
赤外線センサ50は、刻々と(リアルタイムで)前記摺接部49aの温度を計測する。温度が計測されるとその計測信号を演算判定回路53が取得する。演算判定回路53は計測信号の時間変化のデータ、つまり、摺接部49aの温度の時間変化のデータを生成する。この温度の時間変化は、温度の単位時間における変化量であり、温度勾配を示している。また、制御部44(演算判定回路53)の内部メモリには、温度の時間変化(温度勾配)に関する閾値が設定されている。そこで、演算判定回路53は、この閾値と、取得した温度の時間変化とを比較し、温度の時間変化が閾値を超えている場合、ポンプ43から潤滑油を吐出させるための駆動信号をポンプ43に出力する。これにより、演算判定回路53から駆動信号が出力されたタイミングでポンプ43が駆動し、微量の潤滑油を軸受部20に供給することができる。
図5は、前記摺接部49aの温度の時間変化を示すグラフである。なお、このグラフの縦軸に示す温度は、赤外線センサ50によって測定される値である。時刻t1において、ポンプ43から潤滑油が軸受部20に供給されると、摺接部49aにおける摩擦抵抗が低下して温度が降下する。やがて(時刻t2)、摺接部49aにおける潤滑状態が劣化することで温度は上昇傾向に変わり、ほぼ一定の勾配で温度が上昇する。時刻t3では、温度の勾配が変化し(大きくなり)、その勾配で温度が上昇する。そこで、演算判定回路53は、温度の勾配と前記閾値とを比較し、勾配が閾値よりも大きくなっていると判定すると、駆動信号をポンプ43に出力する。すると、ポンプ43から微量の潤滑油が軸受部20に供給され、焼き付きが発生する前の時刻t4において温度は低下に転じる。そして、以上の動作(制御)が継続して行われる。なお、時刻t4以後に示す破線は、給油を行わなかった場合のグラフであり、時刻t5において焼き付きが発生する。
ここで、外輪22と保持器24とが滑り接触する摺接部49aでは、時間経過に伴う潤滑油の劣化(潤滑油の減少)によって温度が上昇傾向となるが(時刻t2〜時刻t3)、焼き付きが発生する前に、その予兆(兆候)として温度の時間変化の様子、つまり、温度変化の勾配が変化するという知見がある。そこで、本実施形態では、このような摺接部49aにおける温度の時間変化(温度勾配の変化)に基づく所定のタイミングでポンプ43を駆動させて軸受部20に対して給油を行っている。これにより、図5に示す時刻t1の後、時刻t4において給油が行われ、時刻t1と時刻t4との間の時間帯では給油されない間欠給油を行うことができる。
このように、本実施形態の軸受装置10では、赤外線センサ50の計測結果から求められる摺接部49a(潤滑部49)における温度の時間変化(温度勾配の変化)に基づいて、ポンプ43を駆動させ軸受部20に対して給油が行われる。具体的には、前記温度の時間変化が既知の閾値を超えると、ポンプ43を駆動させ軸受部20に対して給油が行われる。これにより、間欠給油が可能となり、不要に給油が行われないことから潤滑油の消費を低減することができる。
なお、従来技術(前記特許文献1)のように間座の温度が計測され、この温度に基づいて潤滑油の供給量を調整しても、焼き付き等の不具合が発生する箇所と温度の計測部位とが全く異なることから、制御の応答遅れが生じ、軸受部における焼き付き等の不具合発生の予防を有効に行うことは難しい。したがって、従来技術の場合、焼き付き等の不具合を防ぐために、安全を考慮して、一回のポンプの駆動による潤滑油の供給量を必要量よりも多く設定したり、潤滑油の供給タイミングを早めたりすることが考えられる。しかし、この場合、潤滑油の消費が多くなる。
そして、前記特許文献1に記載の軸受装置や、本実施形態の軸受装置10(図1参照)では、軸受部20の軸方向隣の小さなスペース(環状空間12)にタンク42(図2参照)を組み込むことから、このタンク42の容量は制限される。それにも関わらず従来技術のように潤滑油の消費が多くなると、タンク42への潤滑油の補充を頻繁に行う必要が生じ、潤滑油を補充するメンテナンス毎に装置(工作機械)の停止が必要となって、運転効率(生産効率)が低下してしまう。
しかし、本実施形態の軸受装置10によれば、摺接部49aにおける温度の時間変化がそれまでと異なる態様になると、これを焼き付きの予兆と捉え、ポンプ43から給油を行う。したがって、不要に給油が行われないため、潤滑油の消費を低減することが可能となる。このため、タンク42への潤滑油を補充するメンテナンスを頻繁に行う必要が無くなり、フリーメンテナンスに近い稼働が可能となる場合もある。
図6は、赤外線センサ50の受光部の変形例を示す説明図である。赤外線センサ50は、赤外線素子50bを二方向に並べて配置した赤外線アレイセンサであってもよい。この場合、赤外線素子50bが並ぶ一方向を軸受装置1の径方向と一致させ、他方向を軸受装置の周方向と(ほぼ)一致させて、赤外線センサ50は付属部40に取り付けられる。
各赤外線素子50bから出力線50aが延びており、各出力線50aが増幅回路54(図4参照)を通じて、演算判定回路53と電気的に繋がっている。この場合、赤外線センサ50は、摺接部49a(潤滑部49)の一領域に含まれる複数箇所の温度計測が可能となる。例えば、摺接部49aに含まれる第1摺接部51と第2摺接部52との双方の温度の計測が可能となる。これにより、例えば、演算判定回路53は、第1摺接部51の温度を主データとして用いて前記のとおり判定を行うが、この判定の補助的な役割として、第2摺接部52の温度を用いることができる。これにより、摺接部49aの温度測定の精度をより一層高めることが可能となる。
以上のように、前記各形態の軸受装置1によれば、回転する軸受部20において潤滑を必要とする潤滑部49の温度を、赤外線センサ50が直接的に計測することができる。そして、この計測結果に基づいて軸受部20に給油が行われる。したがって、潤滑部49の温度上昇に対するその検知の応答性に優れ、また、潤滑部49における厳密な潤滑状態の診断が可能となる。この結果、軸受部20における焼き付き等の不具合の発生を未然に防ぐことができる。また、赤外線センサ50は潤滑部49に対して非接触であることから、潤滑部49における潤滑に悪影響を及ぼさない。
図1に示す軸受装置10は工作機械の主軸(軸7)を支持するものであり、軸7は高速回転することから、潤滑油の撹拌抵抗を小さくするために、比較的潤滑油を少なくした環境で用いられる。この場合、前記説明のように、温度勾配が変化したタイミング、つまり、焼き付きの予兆が現れた時点で給油を行う制御が好ましい。
前記軸受装置10を他の回転装置に適用することができる。例えば支持する軸7が比較的低速で回転する場合、その軸受部20の潤滑をグリース潤滑としたり、多めの潤滑油によって潤滑性を確保したりすることがある。この場合、制御部44が行うポンプ43の動作制御は、グリース(潤滑油)の減少による粘性抵抗の減少に起因する潤滑部49の温度低下に基づいて行われてもよい。この場合、潤滑部49の温度の時間変化が、閾値を下に超えると(下回ると)、ポンプ43が駆動して軸受部20に対して給油が行われる。
また、前記のとおり開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。つまり、本発明の軸受装置は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
例えば、前記実施形態では、保持器24が、外輪22の一部(肩部30)に接触することで位置決めされる場合について説明したが、内輪21の一部に接触することで位置決めされる構成であってもよい。つまり、保持器24が、内輪21と外輪22とのうちの一方の軌道輪と接触可能であることによりこの軌道輪によって径方向について位置決めされる構成である場合、潤滑が必要であって赤外線センサ50による温度の計測対象となる潤滑部49を、この一方の軌道輪と保持器24とが滑り接触する摺接部とすればよい。
また、前記実施形態では、保持器24が、外輪22の肩部30と接触可能であることにより外輪22によって位置決めされる構成であることから、前記潤滑部49を、肩部30と保持器24とが滑り接触する摺接部49aとしているが、赤外線センサ50による温度計測の対象となる潤滑部49を(軸受部20の構成に応じて)他の部分としてもよい。例えば、保持器24が外輪22や内輪21に接触しないで、玉(転動体)23に接触することで位置決めされる構成である場合、赤外線センサ50は、前記実施形態と異なる部分の温度を計測する。例えば、内輪軌道面25や外輪軌道面26を潤滑部49とし、この潤滑部49の温度が計測される。
また、図3において、レンズ55を用いる場合について説明したが、レンズ55を省略してもよい。
また、制御部44が、マイコンを含む基板回路によって構成される形態について説明したが、制御部44の機能(機能の一部)は、他の技術手段であってもよい。例えば、演算判定回路53は、マイコンによる機能ではなくコンパレータを含む構成であってもよい。
また、図1に示す軸受部20はアンギュラ玉軸受であるが、軸受の形式はこれに限らず、深溝玉軸受であってもよく、また、軸受部20は、転動体としてころを有している円すいころ軸受や円筒ころ軸受等であってよい。
10:軸受装置 20:軸受部 21:内輪
22:外輪 23:玉(転動体) 24:保持器
36:外輪間座(円筒部) 40:付属部 43:ポンプ
49:潤滑部 49a:摺接部
50:赤外線センサ(非接触センサ) 51:第1摺接部
52:第2摺接部 55:レンズ

Claims (8)

  1. 内輪、外輪、前記内輪と前記外輪との間に介在している複数の転動体、及び複数の前記転動体を保持する保持器を有する軸受部と、
    前記軸受部の軸方向隣りに設けられている付属部と、を備え、
    前記付属部は、前記軸受部に給油するためのポンプと、前記軸受部のうち潤滑を必要とする潤滑部の温度を計測する非接触センサと、を有している軸受装置。
  2. 前記保持器は、前記内輪と前記外輪とのうちの一方の軌道輪と接触可能であることにより当該軌道輪によって位置決めされる構成であり、
    前記潤滑部は、前記軌道輪と前記保持器とが滑り接触する摺接部である、請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記保持器は樹脂製であり、前記軌道輪は鋼製であり、
    前記摺接部には、前記保持器のうち前記軌道輪に近接する第1摺接部と、前記軌道輪のうち前記保持器に近接する第2摺接部と、が含まれ、
    前記非接触センサは前記第1摺接部の温度を計測する、請求項2に記載の軸受装置。
  4. 前記付属部は、前記内輪と前記外輪とのうちの非回転側となる一方の軌道輪の軸方向隣に設けられている円筒部に取り付けられており、
    当該付属部が有する前記非接触センサによる温度の計測方向は、軸方向、又は、軸方向及び径方向の双方に対して傾く方向である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の軸受装置。
  5. 前記付属部は、前記潤滑部と前記非接触センサとの間に設けられ当該潤滑部を焦点とするレンズを更に有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の軸受装置。
  6. 前記非接触センサは、赤外線アレイセンサである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の軸受装置。
  7. 前記非接触センサの計測結果から求められる前記潤滑部における温度の時間変化に基づいて、前記ポンプが駆動して前記軸受部に対して給油を行う、請求項1〜6のいずれか一項に記載の軸受装置。
  8. 前記温度の時間変化が閾値を超えると、前記ポンプが駆動して前記軸受部に対して給油を行う、請求項7に記載の軸受装置。
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