JP2017025733A - 内燃機関のegr装置 - Google Patents

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隆宜 荒井
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Abstract

【課題】各気筒に接続されたEGRガス通路で生じる吸気干渉の抑制と、EGR制御の応答性の均一化を両立することが可能なEGR装置を提供する。
【解決手段】
EGR装置は、EGR制御弁のガス出口部(EGRガス受入部70a)に連通する一対の通路(第1共用路71及び第2共用路72)を有する。第1共用路71及び第2共用路72は互いに等しい長さを有する。更に、EGR装置は、第1独立路711と、第4独立路714と、第2独立路722と、第3独立路723と、を備える。第1独立路711及び第4独立路714は第1共用路71から分岐し、第2独立路722及び第3独立路723は第2共用路72から分岐している。これらの独立路は互いに等しい長さを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、直列4気筒内燃機関のEGR装置に関する。
従来のEGR装置の一つ(以下、「従来装置」と称呼する。)は、図7に示したように、直列4気筒機関100に適用される。機関100は、第1気筒101乃至第4気筒104、排気管105、及び、インテークマニホールド(吸気通路部)111乃至114を備える。従来装置は、EGRガス管201、EGR制御弁202、及び、EGR通路部211乃至215を有する。
EGRガス管201の上流側端部は排気管105に接続されている。EGRガス管201の下流側端部はEGR制御弁202のガス入口部に接続されている。EGR通路部211は、EGR制御弁202のガス出口部と第1気筒101のインテークマニホールド111とを連通している。EGR通路部212の上流側端部は、EGR制御弁202のガス出口部に接続されている。EGR通路部213は、EGR通路部212の下流側端部と第2気筒102のインテークマニホールド112とを連通している。EGR通路部214は、EGR通路部212の下流側端部と第3気筒103のインテークマニホールド113とを連通している。EGR通路部215は、EGR制御弁202のガス出口部と第4気筒104のインテークマニホールド114とを連通している。
これらのEGR通路部は、EGR通路部211の容積、EGR通路部212の容積とEGR通路部213の容積との和、EGR通路部212の容積とEGR通路部214の容積との和、及び、EGR通路部215の容積、が互いに等しくなるように構成されている。更に、インテークマニホールド111のEGR通路部211が接続された部位から第1気筒101の吸気口までの容積、インテークマニホールド112のEGR通路部213が接続された部位から第2気筒102の吸気口までの容積、インテークマニホールド113のEGR通路部214が接続された部位から第3気筒103の吸気口までの容積、及び、インテークマニホールド114のEGR通路部215が接続された部位から第4気筒104の吸気口までの容積、は互いに等しい。
ところで、4サイクル直列4気筒内燃機関においては、第1気筒、第3気筒、第4気筒、第2気筒の順で燃焼が行われる。そのため、燃焼順序で隣り合う気筒間では吸気干渉が生じる。これに対し、上記従来装置においては、EGR制御弁202から各気筒の吸気口までの通路容積が互いに等しいので、吸気干渉の強さはどの二つの気筒の組み合わせでも均一である。その結果、上記従来装置は、吸気干渉によるEGR量のばらつきを低減することができる。
特開2013-241864号公報
ところで、上述した従来装置においては、EGR制御弁202から第1気筒のインテークマニホールド111までの経路長(以下、「第1気筒経路長」と称呼する。)と、EGR制御弁202から第4気筒のインテークマニホールド114までの経路長(以下、「第4気筒経路長」と称呼する。)と、は互いに同じ長さである。更に、EGR制御弁202から第2気筒のインテークマニホールド112までの経路長(以下、「第2気筒経路長」と称呼する。)と、EGR制御弁202から第3気筒のインテークマニホールド113までの経路長(以下、「第3気筒経路長」と称呼する。)と、は互いに同じ長さである。
その一方、第2気筒経路長及び第3気筒経路長のそれぞれは、第1気筒経路長及び第4気筒経路長のそれぞれよりも短い。EGR制御弁202の弁開度を変更したときに各気筒に供給されるEGRガスの量が変化するまでの時間は、EGR制御弁202から各気筒の吸気口までの長さが短いほど短い。従って、第2気筒及び第3気筒のEGR制御の応答性は、第1気筒及び第4気筒のEGR制御の応答性に比べて高い。この結果、EGR制御弁202の開度調整により全気筒に対して適切な量のEGRを供給することが難しいという問題がある。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、吸気干渉によって各気筒に供給されるEGRガス量が不均一になることを極力回避するとともに、EGR制御の応答性が気筒間で相違することがない、EGR装置を提供することにある。
本発明のEGR装置は、
第1気筒から第4気筒の順で並ぶ4つの気筒を有する直列4気筒内燃機関のEGR装置であって、
前記内燃機関の排気通路構成部に上流側端部が接続されたEGRガス管と、
それぞれが前記4つの気筒の各吸気口に連通し且つそれぞれにEGRガス導入口が形成された4つの吸気通路部であって、前記EGRガス導入口のそれぞれは第1平面内であって前記4つの気筒の各吸気口から互いに等しい距離だけ離れた位置に形成されることにより一の特定直線上に配設されている、4つの吸気通路部と、
ガス入口部及びガス出口部を有するEGR制御弁であって同入り口部が前記EGRガス管の下流側端部に接続され且つ前記特定直線と平行な第2平面に直交する方向から見た場合に前記特定直線上であって前記EGRガス導入口の両端に位置する二つのEGRガス導入口を結んだ線分の外に配置された、EGR制御弁と、
それぞれの主軸線が前記第2平面上に形成される複数のEGR分配通路と、
を備える。
更に、前記複数のEGR分配通路は、
それぞれの上流側端部が前記ガス出口部に連通する一対の通路であって、前記第2平面に直交する方向から見た場合に前記特定直線を挟むように延びるとともに前記第2気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第2導入口と前記第3気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第3導入口との中央部まで延びる第1共用路及び第2共用路と、
上流側端部が前記第1共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記第1気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第1導入口まで伸び、その後屈曲して前記第1導入口に連通する第1独立路と、
上流側端部が前記第1共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記第4気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第4導入口まで伸び、その後屈曲して前記第4導入口に連通する第4独立路と、
上流側端部が前記第2共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記2導入口まで伸び、その後屈曲して前記第2導入口に連通する第2独立路と、
上流側端部が前記第2共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記3導入口まで伸び、その後屈曲して前記第3導入口に連通する第3独立路と、
からなり、
前記第1独立路の軸線方向の長さと前記第1共用路の軸線方向の長さとの和(以下、「第1長さ」と称呼する。)と、
前記第2独立路の軸線方向の長さと前記第2共用路の軸線方向の長さとの和(以下、「第2長さ」と称呼する。)と、
前記第3独立路の軸線方向の長さと前記第2共用路の軸線方向の長さとの和(以下、「第3長さ」と称呼する。)と、
前記第4独立路の軸線方向の長さと前記第1共用路の軸線方向の長さとの和(以下、「第4長さ」と称呼する。)と、
が互いに等しい。
本発明のEGR装置によれば、第1長さ乃至第4長さが互いに等しく、かつ、各導入口から各吸気口までの長さが互いに等しい。即ち、EGR制御弁と各気筒の吸気口までの距離が、気筒間において互いに等しい。よって、EGR制御の応答性が気筒間で略同じになり、気筒間においてEGR制御の応答性が相違することに起因するEGRガス量のバラツキを小さくすることができる。
更に、例えば、燃焼順序が隣接する第1気筒と第3気筒に着目すると、第1気筒に対応する第1導入口から第3気筒に対応する第3導入口までの間には、第1独立路、第1共用路、第2共用路及び第3独立路が存在している。従って、第1気筒に対応する第1導入口から第3気筒に対応する第3導入口までの距離が長いので吸気干渉を小さくすることができる。
同様に、燃焼順序が隣接する第3気筒と第4気筒に着目すると、第3気筒に対応する第3導入口から第4気筒に対応する第4導入口までの間には、第3独立路、第2共用路、第1共用路及び第4独立路が存在している。更に、燃焼順序が隣接する第4気筒と第2気筒に着目すると、第4気筒に対応する第4導入口から第2気筒に対応する第2導入口までの間には、第4独立路、第1共用路、第2共用路及び第2独立路が存在している。
従って、燃焼順序(吸気行程)が隣接する気筒間に介在する「EGRガスが通過する通路」が長いので、吸気干渉を小さくすることができる。その結果、吸気干渉によってEGRガス量が気筒間において大きく相違することを回避することができる。
本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
本発明の実施形態に係るEGR装置を有する内燃機関の全体を示す図である。 図1に示した内燃機関に取り付けられた状態にあるEGR装置の一の側面図である。 図1に示したEGR装置の他の側面図である。 (A)は図1に示したEGR装置のカバー部材の上面図であり、(B)はそのカバー部材の側面図である。 (A)は図1に示したEGR装置の通路形成部の上面図であり、(B)は(A)の1−1線に沿った平面にて通路形成部を切断した断面図である。 図1に示したEGR分配通路部におけるEGRガスの流れを示す図である。 従来のEGR装置を有する内燃機関の全体を示す図である。
図1に示したように、本発明の実施形態に係るEGR装置50は、4サイクル直列4気筒内燃機関(以下、「機関」と称呼される場合がある。)10に適用される。機関10は、第1気筒21、第2気筒22、第3気筒23及び第4気筒24を有する。これらの気筒は、機関10の本体に、第1気筒21、第2気筒22、第3気筒23及び第4気筒24の順に、且つ、各気筒の中心軸線が一の平面上となるように、配設されている。
インテークマニホールドの枝部31は、サージタンク30と第1気筒21の一対の吸気口21aとに接続されている。各吸気口21aは図示しない吸気弁によって開閉される。
インテークマニホールドの枝部32は、サージタンク30と第2気筒22の一対の吸気口22aとに接続されている。各吸気口22aは図示しない吸気弁によって開閉される。
インテークマニホールドの枝部33は、サージタンク30と第3気筒23の一対の吸気口23aとに接続されている。各吸気口23aは図示しない吸気弁によって開閉される。
インテークマニホールドの枝部34は、サージタンク30と第4気筒24の一対の吸気口24aとに接続されている。各吸気口24aは図示しない吸気弁によって開閉される。
サージタンク30、サージタンク30に接続された吸気管35、及び、インテークマニホールドの枝部31乃至34は「吸気通路部(吸気が通過する通路を構成する部分)」を構成している。
インテークマニホールドの枝部31乃至34(即ち、4つの互いに独立した吸気通路部)には、図1及び後に詳細に説明する図5の(B)に示したように、EGRガス導入口31a乃至34aがそれぞれ形成されている。EGRガス導入口31a乃至34aのそれぞれは第1平面PL1内に形成されている(図5の(B)を参照。)。EGRガス導入口31a乃至34aのそれぞれは、対応する気筒の吸気口から互いに等しい距離だけ離れた位置に形成されている。
即ち、EGRガス導入口31aと第1気筒21の吸気口21aまでの距離(通路の軸線に沿った距離)と、EGRガス導入口32aと第2気筒22の吸気口22aまでの距離(通路の軸線に沿った距離)と、EGRガス導入口33aと第3気筒23の吸気口23aまでの距離(通路の軸線に沿った距離)と、EGRガス導入口34aと第4気筒24の吸気口24aまでの距離(通路の軸線に沿った距離)と、は互いに等しい。この結果、EGRガス導入口31a乃至34aは、一の特定直線L1上に配設されている(図1を参照。)。なお、EGRガス導入口31aは第1導入口31a、EGRガス導入口32aは第2導入口32a、EGRガス導入口33aは第3導入口33a、EGRガス導入口34aは第4導入口34aと便宜上称呼される場合がある。
エキゾーストマニホールドの枝部41の上流側端部は、第1気筒21の一対の排気口21bに接続されている。
エキゾーストマニホールドの枝部42の上流側端部は、第2気筒22の一対の排気口22bに接続されている。
エキゾーストマニホールドの枝部43の上流側端部は、第3気筒23の一対の排気口23bに接続されている。
エキゾーストマニホールドの枝部44の上流側端部は、第4気筒24の一対の排気口24bに接続されている。
エキゾーストマニホールドの枝部41乃至44のそれぞれの下流側端部は集合して排気集合部45を構成している。エキゾーストマニホールドの枝部41乃至44、エキゾーストマニホールドの排気集合部45、及び、排気集合部45に接続された図示しない排気管は、「排気通路構成部(排ガスが通過する通路を構成する部分)」を構成している。
EGR装置50は、EGRガス管(排気還流管)51、EGRクーラー52、EGR制御弁(EGRバルブ)53、及び、EGR分配通路部54を備えている。EGR装置50は、排ガスを「EGRガス管51及びEGR分配通路部54」を通して各インテークマニホールド31乃至34のそれぞれに供給する(即ち、排ガスを各気筒に還流させる)装置である。
EGRガス管51は、その上流側端部が排気集合部45(排気通路構成部)に接続されていて、その下流側端部がEGR制御弁53のガス入口部に接続されている。
EGRクーラー52は、EGRガス管51に介装されていて、EGRガス管51を通過するEGRガスを冷却する。
EGR制御弁53は、弁体(図示省略)の開度を変更することにより、そのガス入口部から流入したEGRガスの流量を調整した上でガス出口部(図示省略)から排出する。
EGR分配通路部54は、図1及び図2に示したように、EGR制御弁53を取り付けた状態において「インテークマニホールド31乃至34」の屈曲部の上方に固定されている。EGR分配通路部54は、図2及び図3に示したように、カバー部材60及び通路形成部70を有する。
カバー部材60は、図4の(A)及び(B)に示すように、蓋部61と、弁取付部62と、を備える。
蓋部61は、薄板体であり、平面視における形状は直線部と円弧部とを有する略長方形である。蓋部61は、平面視において蓋部61の長辺方向の一方の端部側であって、その短辺方向の中央にEGRガス導入孔61aを備えている。
弁取付部62は略直方体形状を有し、平面視における形状は直線部と円弧部とを有する長円形状である。弁取付部62は、平面視において蓋部61の長辺方向の一方の端部側において、その長軸部が蓋部61の短辺に平行となるように形成されている。
弁取付部62は、平面視において、蓋部61の短辺方向の中央にEGR制御弁53の取付孔62aを有している。その取り付け孔62aはEGRガス導入孔61aと同軸であり、EGRガス導入孔61aと連通している。弁取付部62は、その取付孔62aを挟むようにEGR制御弁53を固定するためのネジ穴62b,62cを有している。EGR制御弁53は、図2に示したように、取り付けブラケットに固定用の2つの孔を有していて、その二つの孔を貫通してネジ穴62b,62cと螺合するボルトBTにより弁取付部62に固定される。そのとき、EGR制御弁53のガス出口部が取付孔62a内に収容され、EGR制御弁53は取り付け孔62a内及びEGRガス導入孔61a内にEGRガスを排出するようになっている。
通路形成部70は、図5の(A)及び(B)に示すように、略直方体であり、平面視おける形状はカバー部材60(蓋部61)と同じ略長方形である。通路形成部70の上部はカバー部材60により閉じられる。通路形成部70とカバー部材60とは、振動溶着により固定される。
通路形成部70は、EGRガス導入孔61aと連通したEGRガス受入部(共通部)70aを備えるとともに、複数の分配通路(EGRガス通路部)71、72、711、714、722及び723を構成するための溝(上方が開放された溝)を有している。これらの複数の分配通路は、カバー部材60が通路形成部70の上に固定されることにより構成される。更に、通路形成部70は、分配通路711、714、722及び723の下壁から略上下方向に延びる連絡通路部(貫通孔)711a、714a、722a及び723aをそれぞれ備えている。連絡通路部711a、714a、722a及び723aの各軸線に沿った長さは互いに等しく、また、それらの各通路断面積(各通路の軸線に直交する断面の面積)も互いに等しい。
分配通路71及び分配通路72は、それぞれの上流側端部がEGRガス受入部70a(従って、EGR制御弁53のガス出口部)に連通する一対の通路である。分配通路71及び分配通路72は、第1共用路71及び第2共用路72とも称呼される。第1共用路71及び第2共用路72は、前述した特定直線L1(図1及び図5の(A)を参照。)と平行な第2平面に直交する方向から見た場合、図5の(A)に示したように、特定直線L1を挟むように延びている。更に、第1共用路71及び第2共用路72は、「第2気筒22に連通する吸気通路部32に設けられたEGRガス導入口(第2導入口)32aと、第3気筒23に連通する吸気通路部33に設けられたEGRガス導入口(第3導入口)33aと、の中央部」まで延びている。第2平面に直交する方向から見た場合における第1共用路71の形状と第2共用路72の形状とは特定直線L1に対して対称(線対称)である。
分配通路711は、その上流側端部が第1共用路71の下流側端部P1に連通している。分配通路711は、前述した第2平面に直交する方向から見た場合、図5の(A)に示したように、第2平面と平行な面内において特定直線L1に平行に伸びた後に緩やかに曲がってその下流側端部が「第1気筒21に連通する吸気通路部31に設けられたEGRガス導入口(第1導入口)31a」まで伸び、その後、第2平面に略直交するように屈曲して連絡通路部(貫通孔)711aとなって第1導入口31aに接続されている。分配通路711(連絡通路部711aを含む。)は、便宜上、「第1独立路」とも称呼される。
分配通路714は、その上流側端部が第1共用路71の下流側端部P1に連通している。分配通路714は、前述した第2平面に直交する方向から見た場合、図5の(A)に示したように、第2平面と平行な面内において特定直線L1に平行に伸びた後に緩やかに曲がってその下流側端部が「第4気筒24に連通する吸気通路部34に設けられたEGRガス導入口(第4導入口)34a」まで伸び、その後、第2平面に略直交するように屈曲して連絡通路部(貫通孔)714aとなって第4導入口34aに接続されている。分配通路714(連絡通路部714aを含む。)は、便宜上、「第4独立路」とも称呼される。第1独立路711と第4独立路714とは線対称である。
分配通路722は、その上流側端部が第2共用路72の下流側端部P2に連通している。分配通路722は、前述した第2平面に直交する方向から見た場合、図5の(A)に示したように、第2平面と平行な面内において特定直線L1に平行に伸びた後にU字状に曲がってその下流側端部が「第2気筒22に連通する吸気通路部32に設けられたEGRガス導入口(第2導入口)32a」まで伸び、その後、第2平面に略直交するように屈曲して連絡通路部(貫通孔)722aとなって第2導入口32aに接続されている。分配通路722(連絡通路部722aを含む。)は、便宜上、「第2独立路」とも称呼される。
分配通路723は、その上流側端部が第2共用路72の下流側端部P2に連通している。分配通路723は、前述した第2平面に直交する方向から見た場合、図5の(A)に示したように、第2平面と平行な面内において特定直線L1に平行に伸びた後にU字状に曲がってその下流側端部が「第3気筒23に連通する吸気通路部33に設けられたEGRガス導入口(第3導入口)33a」まで伸び、その後、第2平面に略直交するように屈曲して連絡通路部(貫通孔)723aとなって第3導入口33aに接続されている。分配通路723(連絡通路部723aを含む。)は、便宜上、「第3独立路」とも称呼される。第2独立路722と第3独立路723とは線対称である。
更に、
第1独立路711の軸線方向の長さ(軸線m1の長さと連絡通路部711aの軸線に沿った長さとの和)と第1共用路71の軸線方向の長さ(軸線J1の長さ)との和Z1と、
第2独立路722の軸線方向の長さ(軸線m2の長さと連絡通路部722aの軸線に沿った長さとの和)と第2共用路72の軸線方向の長さ(軸線J2の長さ)との和Z2と、
第3独立路723の軸線方向の長さ(軸線m3の長さと連絡通路部723aの軸線に沿った長さとの和)と第2共用路72の軸線方向の長さ(軸線J2の長さ)との和Z3と、
第4独立路714の軸線方向の長さ(軸線m4の長さと連絡通路部714aの軸線に沿った長さとの和)と第1共用路71の軸線方向の長さ(軸線J1の長さ)との和Z4と、
が互いに等しくなるように、各分配通路が形成されている。
より具体的に述べると、軸線J1の長さと軸線J2の長さは互いに等しい。軸線m1、軸線m2、軸線m3及び軸線m4の長さは互いに等しい。更に、第1共用路71、第2共用路72、第1独立路711、第2独立路722、第3独立路723及び第4独立路714の通路断面積(各通路の軸線に直交する断面の面積)は互いに等しくなるように、これらの分配通路が構成されている。
ところで、機関10の吸気順序(従って、燃焼順序)は第1気筒21、第3気筒23、第4気筒24、第2気筒22である。そこで、このように構成されたEGR装置50において、第1気筒21が吸気行程にある場合、図6の(A)に示したように、EGR制御弁53を通過したEGRガスは、EGRガス受入部(共通部)70a、第1共用路71及び第1独立路711(連絡通路部711aを含む。)を通過してEGRガス導入口31aに到達し、インテークマニホールドの枝部31及び吸気口21aを通って第1気筒21に流入する。
第3気筒23が吸気行程にある場合、図6の(B)に示したように、EGR制御弁53を通過したEGRガスは、EGRガス受入部(共通部)70a、第2共用路72及び第3独立路723(連絡通路部723aを含む。)を通過してEGRガス導入口33aに到達し、インテークマニホールドの枝部33及び吸気口23aを通って第3気筒23に流入する。
第4気筒24が吸気行程にある場合、図6の(C)に示したように、EGR制御弁53を通過したEGRガスは、EGRガス受入部(共通部)70a、第1共用路71及び第4独立路714(連絡通路部714aを含む。)を通過してEGRガス導入口34aに到達し、インテークマニホールドの枝部34及び吸気口24aを通って第4気筒24に流入する。
第2気筒22が吸気行程にある場合、図6の(D)に示したように、EGR制御弁53を通過したEGRガスは、EGRガス受入部(共通部)70a、第2共用路72及び第2独立路722(連絡通路部722aを含む。)を通過してEGRガス導入口32aに到達し、インテークマニホールドの枝部32及び吸気口22aを通って第2気筒22に流入する。
このように、吸気干渉が生じる吸気順序の隣り合う気筒へEGRガスを供給する際、吸気行程が先行する気筒にEGRガスを供給する場合に使用されるEGRガスの分配通路と、吸気行程が後に到来する気筒にEGRガスを供給する場合に使用されるEGRガスの分配通路と、はEGRガス受入部(共通部)70aを除き全く相違する。そのため、吸気行程が隣接する二つの気筒に対する「EGRガスが供給される分配通路の総距離」が非常に長い。即ち、例えば、第1気筒21と第3気筒23に着目すると、それらの気筒に連通するEGRガスの分配通路の総距離は、図6の(A)及び(B)に太線により示した曲線の和となる。この結果、各気筒に供給されるEGRガスの量に及ぼされる吸気干渉の影響を小さくすることができる。
加えて、上述した長さZ1〜Z4が互いに等しく、且つ、各EGRガス導入口(31a〜34a)と各気筒の吸気口(21a〜24a)までの距離も互いに等しいので、EGR制御弁53の開度変化に対するEGRガスの応答性は、全ての気筒に対して同等である。その結果、全ての気筒に対してEGRガスを適量供給することが可能である。
以上、説明したように、本実施形態のEGR装置50は、
内燃機関の排気通路構成部(集合部45)に上流側端部が接続されたEGRガス管51と、
それぞれが4つの気筒(21〜24)の各吸気口(21a〜24a)に連通し且つそれぞれにEGRガス導入口(31a〜34a)が形成された4つの吸気通路部(31〜34)であって、EGRガス導入口のそれぞれは第1平面(図5の平面PL1)内であって前記4つの気筒の各吸気口(21a〜24a)から互いに等しい距離だけ離れた位置に形成されることにより一の特定直線(図1のL1)上に配設されている、4つの吸気通路部(31〜34)と、
ガス入口部及びガス出口部を有するEGR制御弁53であって入り口部がEGRガス管51の下流側端部に接続され且つ前記特定直線L1と平行な第2平面に直交する方向から見た場合に前記特定直線L1上であって前記EGRガス導入口の両端に位置する二つのEGRガス導入口(31a及び34a)を結んだ線分の外に配置された、EGR制御弁53と、
それぞれの主軸線(J1、J2、m1〜m4)が前記第2平面上に形成される複数のEGR分配通路と、
を備え、
前記複数のEGR分配通路は、
それぞれの上流側端部が前記ガス出口部(EGRガス受入部(共通部)70a)に連通する一対の通路であって、前記第2平面に直交する方向から見た場合に前記特定直線L1を挟むように延びるとともに第2導入口32aと第3導入口33aとの中央部まで延びる第1共用路71及び第2共用路72と、
上流側端部が前記第1共用路71の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記第1導入口31aまで伸び、その後屈曲して前記第1導入口31aに連通する第1独立路711と、
上流側端部が前記第1共用路71の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記第4導入口34aまで伸び、その後屈曲して前記第4導入口34aに連通する第4独立路714と、
上流側端部が前記第2共用路72の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記2導入口32aまで伸び、その後屈曲して前記第2導入口32aに連通する第2独立路722と、
上流側端部が前記第2共用路72の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記3導入口33aまで伸び、その後屈曲して前記第3導入口33aに連通する第3独立路723と、
からなり、
前記第1独立路の軸線(m1)方向の長さと前記第1共用路の軸線(J1)方向の長さとの和Z1と、
前記第2独立路の軸線(m2)方向の長さと前記第2共用路の軸線(J2)方向の長さとの和Z2と、
前記第3独立路の軸線(m3)方向の長さと前記第2共用路の軸線(J2)方向の長さとの和Z3と、
前記第4独立路の軸線(m4)方向の長さと前記第1共用路の軸線(J1)方向の長さとの和Z4と、
が互いに等しい、EGR装置50である。
従って、各気筒に対して期待する量に近しい量のEGRガスを供給することができる。加えて、EGR装置50は、EGR分配通路部54を用いて、複数の分配通路(EGRガス通路部)を同一平面内に形成していて、EGR分配通路部54の厚みが小さい。そのため、車両への搭載性にも優れている。更に、EGR装置50全体の小型化、軽量化及び低コスト化を可能としている。
なお、本実施形態においては、第2平面に直交する方向から見た場合における第1共用路71の形状と第2共用路72の形状とを特定直線L1に対して対称としていたが、これらは必ずしも線対称である必要はない。即ち、第1共用路71と第2共用路72との長さ及び断面積が互いに等しければよい。
更に、本実施形態においては、前述した第2平面に直交する方向から見た場合、図5の(A)に示したように、第1独立路711と第4独立路714とは線対称であるが、必ずしも線対称である必要はない。即ち、第1独立路711と第4独立路714との長さ及び断面積が互いに等しければよい。
同様に、本実施形態においては、前述した第2平面に直交する方向から見た場合、図5の(A)に示したように、第2独立路722と第3独立路723とは線対称であるが、必ずしも線対称である必要はない。即ち、第2独立路722と第3独立路723との長さ及び断面積が互いに等しければよい。
更に、本実施形態においては、第1共用路71と第2共用路72との長さ及び断面積が互いに等しく、第1〜第4独立路(711、722、723、714)の長さ及び断面積が互いに等しい。しかしながら、EGR制御弁53から各連絡通路部との接続ヶ所までの通路(軸線)の長さ及びその断面積が互いに等しければよく、例えば、一方の共用路の長さが短い場合には、その共用路に接続される独立路の長さを共用路の短さの分だけ長くしてもよい。
10…内燃機関、21…第1気筒、21a…吸気口、22…第2気筒、22a…吸気口、23…第3気筒、23a…吸気口、24…第4気筒、24a…吸気口、31〜34…吸気通路部(インテークマニホールド)、31a〜34a…ガス導入口(導入口)、45…排気集合部、50…EGR装置、51…EGRガス管、53…EGR制御弁、54…分配通路部、60…カバー部材、61…蓋部、62…弁取付部、70…通路形成部、70a…ガス受入部(共通部)、71…第1共用路、72…第2共用路、711…第1独立路、714…第4独立路、722…第2独立路、723…第3独立路、711a、722a、723a、714a…連絡通路部、J1、J2、m1−m4…軸線、L1…特定直線、PL1…特定平面。

Claims (1)

  1. 第1気筒から第4気筒の順で並ぶ4つの気筒を有する直列4気筒内燃機関のEGR装置であって、
    前記内燃機関の排気通路構成部に上流側端部が接続されたEGRガス管と、
    それぞれが前記4つの気筒の各吸気口に連通し且つそれぞれにEGRガス導入口が形成された4つの吸気通路部であって、前記EGRガス導入口のそれぞれは第1平面内であって前記4つの気筒の各吸気口から互いに等しい距離だけ離れた位置に形成されることにより一の特定直線上に配設されている、4つの吸気通路部と、
    ガス入口部及びガス出口部を有するEGR制御弁であって同入り口部が前記EGRガス管の下流側端部に接続され且つ前記特定直線と平行な第2平面に直交する方向から見た場合に前記特定直線上であって前記EGRガス導入口の両端に位置する二つのEGRガス導入口を結んだ線分の外に配置された、EGR制御弁と、
    それぞれの主軸線が前記第2平面上に形成される複数のEGR分配通路と、
    を備え、
    前記複数のEGR分配通路は、
    それぞれの上流側端部が前記ガス出口部に連通する一対の通路であって、前記第2平面に直交する方向から見た場合に前記特定直線を挟むように延びるとともに前記第2気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第2導入口と前記第3気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第3導入口との中央部まで延びる第1共用路及び第2共用路と、
    上流側端部が前記第1共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記第1気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第1導入口まで伸び、その後屈曲して前記第1導入口に連通する第1独立路と、
    上流側端部が前記第1共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記第4気筒に連通する前記吸気通路部に設けられた前記EGRガス導入口である第4導入口まで伸び、その後屈曲して前記第4導入口に連通する第4独立路と、
    上流側端部が前記第2共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記2導入口まで伸び、その後屈曲して前記第2導入口に連通する第2独立路と、
    上流側端部が前記第2共用路の下流側端部に連通し、且つ、前記第2平面に直交する方向から見た場合に下流側端部が前記3導入口まで伸び、その後屈曲して前記第3導入口に連通する第3独立路と、
    からなり、
    前記第1独立路の軸線方向の長さと前記第1共用路の軸線方向の長さとの和と、
    前記第2独立路の軸線方向の長さと前記第2共用路の軸線方向の長さとの和と、
    前記第3独立路の軸線方向の長さと前記第2共用路の軸線方向の長さとの和と、
    前記第4独立路の軸線方向の長さと前記第1共用路の軸線方向の長さとの和と、
    が互いに等しい、EGR装置。
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