JP2017025597A - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、かつ短時間に駐車車両を搭載した状態のトレーの向きを変えることができるようにした機械式駐車装置を提供する。
【解決手段】昇降台2の上面側に旋回装置10の固定部11を固定し、旋回装置10の固定部11に対して旋回可能であるが昇降台2に対して昇降動作することのない可動旋回台12を取り付け、トレー16を可動旋回台12上に搭載させるようにしたリフト装置を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、トレー上に搭載した駐車車両を移動するために使用するリフト装置を備えた機械式駐車装置に関する。
従来の駐車装置として、特許文献1(特開2001−271505号公報)、特許文献2(特開2003−176635号公報)、特許文献3(特開2003−193697号公報)および特許文献4(特許第3638272号公報)などが知られている。
特許文献1には、昇降ガイドの案内により昇降路上を昇降する昇降フレームに、トレーを支持して昇降フレームとその上方所定の高さとの間を昇降可能なトレー支持ユニットを内蔵したリフト装置が示され、特許文献2には、リフトの昇降フレーム上にトレー支持ユニットを直動ガイドと直動駆動装置とを介装してトレーの受け渡し方向にスライド可能に取り付けて、トレーの受け渡し先に近接可能に構成したリフト装置が示されている。
また特許文献3には、一対の旋回ガイドに非対称的な係合構造を備え、自動軍を旋回する毎に、旋回台の片側一方を支持する一方の旋回ガイドの間欠係合に対してその片側他方を支持する他方の旋回ガイドが遅延して間欠係合されるリフト装置が示されており、さらに特許文献4には、リフトの昇降路が各格納階層間に、トレー循環路上にこの循環路を中断して又はトレー循環路外に貫通形成され、リフトは、昇降ガイドの案内によりリフトの昇降路上を昇降する昇降部材と、昇降部材上に設置され、昇降部材上の所定の高さでトレーを支持するトレー支持部材と、昇降部材上に離脱可能に配置されて、各格納階層のリフトの昇降路上でトレー循環路上の中断部を又はトレー循環路外とトレー循環路との間を着脱可能に連絡する連絡部材とを備えた機械式駐車装置のリフト装置が示されている。
特開2001−271505号公報 特開2003−176635号公報 特開2003−193697号公報 特許第3638272号公報
しかしながら、従来の機械式駐車装置では、駐車車両を搭載した状態のトレーをリフト装置の昇降台上に載せた後、昇降台上に構成した旋回装置における可動旋回台を昇降台よりも上方まで移動して、今度は可動旋回台上に駐車車両を搭載した状態のトレーを載せた状態とし、その後、可動旋回台を旋回して駐車車両を搭載した状態のトレーの向きを変え、その後に再度、可動旋回台を下降させて昇降台上に駐車車両を搭載した状態のトレーを載せた状態としてから、リフト装置による昇降移動を行っていた。このため、構造が複雑となるだけでなく、駐車車両を搭載した状態のトレーの向きを変えるために多くの工程を有し、多くの時間を必要としていた。
本発明の目的は、簡単な構成で、かつ短時間に駐車車両を搭載した状態のトレーの向きを変えることができるようにした機械式駐車装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、駐車車両を搭載した状態のトレーをリフト装置の昇降台上へと乗り込ませ、前記リフト装置によって異なる階床へと前記トレーを移動させる機械式駐車装置において、前記昇降台の上面側に旋回装置の固定部を固定し、前記旋回装置の前記固定部に対して旋回可能であるが前記昇降台に対して昇降動作することのない可動旋回台を取り付け、前記トレーを前記可動旋回台上に搭載させるようにしたことを特徴とする。
このような構成によれば、従来のように昇降台に対して可動旋回台を上方に移動させてトレーを搭載させた後に、今度は可動旋回台を下方に移動させてトレーを昇降台上に載せ替える必要はなくなる。この複雑に昇降移動させる工程がなくなるため、極めて簡単に、かつ短時間でトレーの向きを変換することができる。そして、駐車車両の入出庫に要する時間を短縮して、短時間で効率の良い入出庫を行うことができる。しかも、昇降台に対して可動旋回台を複雑に昇降移動させる機構もなくなるので、旋回装置は小型で簡単な構成となり、これに合わせてリフト装置を簡単な構成とすることができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記トレーにおける前記可動旋回台と対向した下面側に、位置規制部材を設け、前記トレーを前記可動旋回台上の適正な位置に搭載させた状態でほぼ対応するように前記可動旋回台における前記トレーとの対向した上面側に、横置き状態から起立状態へと動かすことによって前記位置規制部材を挟み込んで前記トレーを前記可動旋回台上の適正な位置となるようにずれ補正する挟み込みローラを設け、前記位置規制部材と前記挟み込みローラとから位置補正装置を構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、可動旋回台の構成を簡単にしながら、トレーの搭載位置を位置補正装置による挟み込みによって簡単に適正な位置に補正することができる
また本発明は、上述の構成に加えて、前記位置補正装置を複数組設け、一つの前記位置補正装置における前記挟み込みローラの挟み込み方向と、他の一つの前記位置補正装置における前記挟み込みローラの挟み込み方向とが異なるように配置したことを特徴とする。
このような構成によれば、可動旋回台上に載せたトレーの位置を、前後方向および左右方向にずれ補正することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記可動旋回台上に前記トレーが搭載されている状態で前記位置補正装置は、常時、前記挟み込みローラによって前記位置規制部材を挟み込んだ状態に保持するように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、可動旋回台上にトレーを載せた後に、可動旋回台を旋回させたり、リフト装置の昇降台を昇降移動させたりしても、挟み込みローラによって位置規制部材を挟み込んだ状態に保持するため、ずれが発生することはない。
本発明による機械式駐車装置によれば、従来のように昇降台に対して可動旋回台を上方に移動させてトレーを搭載させた後に、今度は可動旋回台を下方に移動させてトレーを昇降台上に載せ替える必要はなくなる。この複雑に昇降移動させる工程がなくなるため、極めて簡単に、かつ短時間でトレーの向きを変換することができる。そして、駐車車両の入出庫に要する時間を短縮して、短時間で効率の良い入出庫を行うことができる。しかも、昇降台に対して可動旋回台を複雑に昇降移動させる機構もなくなるので、旋回装置は小型で簡単な構成となり、これに合わせてリフト装置を簡単な構成とすることができる。
本発明の一実施の形態による機械式駐車装置のリフト装置を示す平面図である。 図1に示したリフト装置の側面図である。 図2に示したリフト装置の昇降台を示す平面図である。 図1に示した位置補正装置の初期状態を示す側面図である。 図4に示した位置補正装置の挟み込み状態を示す側面図である。 図1に示した他の位置補正装置の初期状態を示す側面図である。 図6に示した位置補正装置による補正状態を示す側面図である。 図2に示したリフト装置にトレーを搭載した初期状態を示す側面図である。 図8に示したリフト装置にトレーを搭載した後の持ち上げ状態を示す側面図である。 図9に示したリフト装置にトレーを搭載した後に旋回した状態を示す側面図である。 図1に示したリフト装置が駐車階に到着した状態を示す平面図である。 図1に示したリフト装置が他の構成の駐車階に到着した状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態による機械式駐車装置のリフト装置を示す平面図および側面図である。
この機械式駐車装置は、複数階床に駐車スペースを有したり、出入り口階と格納スペース階が異なるために駐車車両を移動するリフト装置を有したりしている。このリフト装置は、昇降路内の壁面に沿って鉛直方向に配置され、かつ所定間隔を隔てて一対のガイドレール1A,1Bが立設され、図示を省略した駆動装置によりガイドレール1A,1Bに沿って昇降される昇降台2を有している。
対向配置した一対のガイドレール1A,1Bの上下部には、一対の回転軸が可回転的に支持されており、この回転軸に図2に示すようにスプロケット3,4がそれぞれ結合されている。スプロケット3,4間にはチェーン5が無端状に掛けられ、チェーン5の裏面側にはバランス用ウェート6が連結され、チェーン5の表面側には昇降台2が連結されている。リフト装置の昇降台2は、両側に対向配置した一対の端支持部材7A,7Bを有しており、各端支持部材7A,7Bには、ガイドレール1A,1Bの背面側に沿って上下方向に回転走行する上部ガイド部材8A,8Bと、ガイドレール1A,1Bの前面側に沿って上下方向に回転走行する下部ガイド部材9A,9Bとが配置されている。
このような構成であるため、図示しないモータなどの駆動装置によってチェーン5を図2における時計方向に回転駆動すると、昇降台2は上昇し、チェーン5を図2における反時計方向に回転駆動すると、昇降台2は下降することになる。
図3は、昇降台2の平面図である。
上述した昇降台2は、一対の端支持部材7A,7B間を複数の強度部材21によって結合して駐車車両などの重量物を搭載可能に構成されており、その上側には旋回装置10が構成されている。この旋回装置10は、その固定部11と、この固定部11に対して旋回可能に支持した可動旋回部12と、駆動装置13と、駆動装置13による旋回力を可動旋回台12へ伝達する伝達機構14などを有している。可動旋回部22は固定部11に対して旋回可能であるが、上方へ移動することがないように昇降台2上にしっかりと固定されている。この可動旋回部22の上部に、図3に示すように可動旋回台12が結合されている。
図1に示すように旋回装置10を構成する可動旋回台12の上面側には、トレー送り装置15が構成されている。このトレー送り装置15は、駐車車両を搭載した状態のトレー16を横方向、つまり駐車車両の幅方向に案内する横方向ガイド部17A,17Bと、トレー16を縦方向、つまり駐車車両の長手方向に案内する縦方向ガイド部18A,18Bと、トレー送り装置15の駆動源であるモータ19A,19Bと、モータ19A,19Bによって回転されて上部に位置しているトレー16をその回転方向に送り出すことになる送りローラ20A,20Bと、各送りローラ20A,20Bの向きを縦方向または横方向に切り替えてトレー16の送り方向を変更する切り替え機構21などを有している。
さらに、昇降台2における可動旋回台12の上面には、トレー16を可動旋回台12上に移動させた後に、詳細を後述するトレー16の縦方向の位置補正を行う縦方向位置補正装置23A,23Bと、詳細を後述するトレー16の横方向の位置補正を行う横方向位置補正装置24A,24Bとが構成されている。
図4および図5は、可動旋回台12の上面にトレー16が搭載されたとき縦方向位置補正装置23A,23Bにおける初期状態および補正状態を示す正面図である。
縦方向位置補正装置23A,23Bは、向きが対称であるが同一構成である。縦方向位置補正装置23A,23Bは、モータなどの駆動装置25によって回転される回転軸26を有しており、この回転軸26には一対の挟み込みローラ27A,27Bが所定距離を隔てて対向配置されている。一方、トレー16の下面側には、可動旋回台12の上面にトレー16が正しい位置関係で搭載されたとき、一対の挟み込みローラ27A,27B間に挟み込まれる円柱状の位置規制部材28A,28Bが下向きで固定されている。
トレー16が可動旋回台12に搭載されるときに、縦方向位置補正装置23A,23Bにおける一対の挟み込みローラ27A,27Bは、横倒し状態となっているため、縦方向位置補正装置23A,23Bと位置規制部材28A,28Bとは接触することなく、トレー16が可動旋回台12上へと移動する。この移動は、図1に示したトレー送り装置15や出入口階の床側に構成された同一構成のトレー駆動装置等によって行われるが、ここでの詳細な説明は省略する。
図4に示したようにトレー16が可動旋回台12上に搭載されると、駆動装置25に駆動指令が与えられて回転軸26が回転される。すると、この回転軸26によって一対の挟み込みローラ27A,27Bが起き上げられ起立状態となり、一対の挟み込みローラ27A,27B間の近傍に位置している位置規制部材28A,28Bをそれぞれ挟み込む。縦方向位置補正装置23A,23Bと位置規制部材28A,28Bとが多少ずれていても、この挟み込み動作によって挟み込みローラ27A,27Bが回転しながら位置規制部材28A,28Bを適正な位置へと移動してずれを補正する。これによって、トレー16の位置が適正に調整される。同様の位置補正は、次に説明する横方向位置補正装置24A,24Bによっても同時に行われる。
図6および図7は、横方向位置補正装置24A,24Bの初期状態および補正状態を示す正面図である。
横方向位置補正装置24A,24Bは、向きが対称であるが同一構成であり、ここでは横方向位置補正装置24Aについて説明する。横方向位置補正装置24Aは、縦方向位置補正装置23A,23Bと向きが異なるものの基本的には同一構成である。モータなどの駆動装置29によって回転される回転軸30を有しており、この回転軸30には一対の挟み込みローラ31A,31Bが所定距離を隔てて対向配置されている。一方、トレー16の下面側には、可動旋回台12の上面にトレー16が正しい位置関係で載せられたとき、一対の挟み込みローラ31A,31B間に挟み込まれる円柱状の位置規制部材32Aが下向きで固定されている。
トレー16が可動旋回台12に載せられるときに、横方向位置補正装置24Aにおける一対の挟み込みローラ31A,31Bは、横倒し状態となっているため、横方向位置補正装置24Aと位置規制部材32Aとは接触することなく、トレー16が可動旋回台12上へと移動することができる。
図6に示したようにトレー16が可動旋回台12上に載せられると、駆動装置29に駆動指令が与えられて回転軸30が回転される。すると、この回転軸30によって一対の挟み込みローラ31A,31Bが起き上げられて起立状態となり、一対の挟み込みローラ31A,31B間の近傍に位置している位置規制部材32Aを挟み込む。横方向位置補正装置24Aと位置規制部材32Aとが多少ずれていても、この挟み込み動作によって挟み込みローラ31A,31Bが回転しながら位置規制部材32Aを適正な位置へと移動する。横方向位置補正装置24B側でも同様に動作するため、トレー16の位置が適正に調整される。
図8、図9および図10は、旋回装置10による一連の旋回動作を示す側面図である。
先ず、第一段階として、図8に示すように駐車装置の出入口から乗り込まれた駐車車両が搭載された状態のトレー16を、旋回装置10の可動旋回台12上に載せる。このとき、上述したように縦方向位置補正装置23A,23Bおよび横方向位置補正装置24A,24Bによってトレー16の位置が適正に補正される。
その後、第二段階として、図9に示すようにリフト装置を駆動して昇降台2を所定距離だけ上方の旋回位置へ移動させて、可動旋回台12およびトレー16を予め定められた旋回位置に保持する。
次いで、第三段階として、図10に示すように駆動装置13を作動させて可動旋回台12およびトレー16を同一水平面上で一緒に回転駆動する。このときの旋回装置10による回転時も、トレー16は縦方向位置補正装置23A,23Bおよび横方向位置補正装置24A,24Bによって位置固定されているため、可動旋回台12が旋回されてもトレー16がずれることはない。
特に、縦方向位置補正装置23A,23Bにおける一対の挟み込みローラ27A,27Bによる位置規制部材28A,28Bの挟み込方向と、横方向位置補正装置24A,24Bにおける一対の挟み込みローラ31A,31Bによる位置規制部材32Aの挟み込方向とは、同一水平面で90度だけ異なっている。このため、トレー16は左右方向のいずれにもずれることがない。
図8に示したトレー16の向きは、主に駐車装置に形成された出入口から駐車車両を乗り込ませる方向によって決定される。これに対して、図10に示したトレー16の向きは、主にリフト装置における昇降路の形成方向によって決まる。このため、トレー16の向きを変換する旋回装置10が使用される。
図11および図12は、駐車スペースが形成された駐車階に昇降台2が到着した状態の平面図である。
図11に示すように駐車スペースの床部には、トレー16の移動を案内するガイドレール33やトレー駆動装置が構成されており、駐車スペースの角部にリフト装置が構成された場合は、トレー送り装置15によってトレー16は矢印34などで示す二方向に送り出すことができる。一方、図12に示すように駐車スペースの角部以外にリフト装置が構成された場合は、トレー送り装置15によってトレー16は矢印35などで示す三方向に送り出すことができる。
いずれの場合も、リフト装置によって駐車車両を搭載した状態のトレー16が駐車スペースが形成された駐車階に到着すると、トレー送り装置15を使用して、駐車車両を搭載した状態のトレー16を昇降台2から駐車階の床側へと降ろされる。
このときもトレー16は、縦方向位置補正装置23A,23Bおよび横方向位置補正装置24A,24Bによって保持されているため、トレー16を昇降台2から駐車階の床側へと降ろす前に、縦方向位置補正装置23A,23Bおよび横方向位置補正装置24A,24Bの解放操作を行う。
この解放操作は、図5に示した駆動装置25に駆動指令を与えて回転軸26を逆方向に回転させて行われる。すると、この回転軸26によって一対の挟み込みローラ27A,27Bが起立状態から横倒れ状態へと駆動され、一対の挟み込みローラ27A,27B間から位置規制部材28A,28Bがそれぞれ解放され、図4の状態となる。
同様の解放操作は、横方向位置補正装置24A,24Bでも同時に行われ、図7に示した駆動装置29に駆動指令を与えて回転軸30を逆方向に回転させて行われる。すると、この回転軸30によって一対の挟み込みローラ31A,31Bが起立状態から横倒れ状態へと駆動され、一対の挟み込みローラ31A,31B間から位置規制部材32Aが解放され、図6の状態となる。
その後、トレー送り装置15を使用して、駐車車両を搭載した状態のトレー16を昇降台2から駐車階の床側へと降ろすことになる。例えば、図12に示した矢印35の側へと駐車車両を搭載した状態のトレー16を送り出す。しかし、図11に示した矢印34の側へとトレー16を送り出す場合は、図1に示した切り替え機構21によって各送りローラ20A,20Bの向きを変えて、モータ19A,19Bを回転する。すると、モータ19A,19Bの回転によって各送りローラ20A,20Bが回転し、この各送りローラ20A,20Bに押圧された状態で載せられているトレー16に伝達される。このため、トレー16は横方向ガイド部17A,17Bによって案内されながら駐車階の床側へと送り出される。
その後は、駐車スペースに設置されたガイドレール33や、床面に構成された床側トレー駆動装置や、トレー16の裏面側に構成されたトレー側従動装置などによって所定のスペースへと移動されて格納される。
このように、リフト装置における昇降台2の上面側には、旋回装置10の固定部11が支持固定され、駐車車両を搭載した状態のトレー16は昇降台2ではなく、可動旋回台12上に載せられている。この固定部11に対して可動旋回台12は旋回はするものの、昇降台2からさらに上方へと移動する構成ではない。従って、駐車車両を搭載した状態のトレー16を昇降台2上に載せた従来方式のように、昇降台2に対して可動旋回台12を上方に移動させてトレー16を搭載させた後に、今度は可動旋回台12を下方に移動させてトレー16を昇降台2上に載せ替える必要はなくなる。
このため、昇降台2に対して可動旋回台12を複雑に昇降移動させる工程はなくなり、極めて簡単に、かつ短時間でトレー16の向きを変換することができる。そして、駐車車両の入出庫に要する時間を短縮して、短時間で効率の良い入出庫を行うことができる。しかも、昇降台2に対して可動旋回台12を複雑に昇降移動させる機構もなくなるので、旋回装置10は小型で簡単な構成となり、これに合わせてリフト装置を簡単な構成とすることができる。
尚、上述した実施の形態では、昇降台2上でのトレー16の位置を適正に補正するために、縦方向位置補正装置23A,23Bおよび横方向位置補正装置24A,24Bをそれぞれ設けているが、それらの位置や数は上述した実施例の構成に限定するものではない。またトレー送り装置12の構成も、図示のものに限定することなく使用することができる。さらに縦方向位置補正装置23A,23Bと、横方向位置補正装置24A,24Bにおける挟み込み方向は、互いに直交する方向にしているが、多少ずれても良い。
以上説明したように本発明の機械式駐車装置は、駐車車両を搭載した状態のトレー16をリフト装置の昇降台2上へと乗り込ませ、リフト装置によって異なる階床へとトレー16を移動させる機械式駐車装置において、昇降台2の上面側に旋回装置10の固定部11を固定し、旋回装置10の固定部11に対して旋回可能であるが昇降台2に対して昇降動作することのない可動旋回台12を取り付け、トレー16を可動旋回台12上に搭載させるようにしたことを特徴とする。
このような構成によれば、従来のように昇降台2に対して可動旋回台12を上方に移動させてトレー16を載せた後に、今度は可動旋回台12を下方に移動させてトレー16を昇降台2上に載せ替える必要はなくなる。この複雑に昇降移動させる工程がなくなるため、極めて簡単に、かつ短時間でトレー16の向きを変換することができる。そして、駐車車両の入出庫に要する時間を短縮して、短時間で効率の良い入出庫を行うことができる。しかも、昇降台2に対して可動旋回台12を複雑に昇降移動させる機構もなくなるので、旋回装置10は小型で簡単な構成となり、これに合わせてリフト装置を簡単な構成とすることができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、トレー16における可動旋回台12と対向した下面側に、位置規制部材28A,28B,32Aを設け、トレー16を可動旋回台12上の適正な位置に載せた状態でほぼ対応するように可動旋回台12におけるトレー16との対向した上面側に、横倒れ状態から起立状態へと動かすことによって位置規制部材28A,28B,32Aを挟み込んでトレー16を可動旋回台12上の適正な位置となるようにずれ補正を行う挟み込みローラ27A,27Bを設け、位置規制部材28A,28B,32Aと挟み込みローラ27A,27Bとから位置補正装置23A,23B,24A,24Bを構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、可動旋回台12の構成を簡単にしながら、トレー16の搭載位置を位置補正装置23A,23B,24A,24Bによる挟み込みによって簡単に適正な位置に補正することができる
また本発明は、上述の構成に加えて、位置補正装置23A,24Aを複数組設け、一つの前記位置補正装置23Aにおける前記挟み込みローラ27A,27Bの挟み込み方向と、他の一つの前記位置補正装置24Aにおける前記挟み込みローラ31A,31Bの挟み込み方向とが異なるように配置したことを特徴とする。
このような構成によれば、可動旋回台12上に載せたトレー16の位置を、前後方向および左右方向にずれ補正することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、可動旋回台12上にトレー16が搭載されている状態で位置補正装置23A,23B,24A,24Bは、常時、前記挟み込みローラ27A,27Bによって位置規制部材28A,28B,32Aを挟み込んだ状態に保持するように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、可動旋回台12上にトレー16を載せた後に、可動旋回台12を旋回させたり、リフト装置の昇降台2を昇降移動させたりしても、前記挟み込みローラ27A,27Bによって位置規制部材28A,28B,32Aを挟み込んだ状態に保持するため、ずれが発生することはない。
2 昇降台
16 トレー
10 旋回装置
11 固定部
12 可動旋回台
23A,23B 縦方向位置補正装置
24A,24B 横方向位置補正装置
28A,28B,32A 位置規制部材
27A,27B 挟み込みローラ

Claims (4)

  1. 駐車車両を搭載した状態のトレーをリフト装置における昇降台上へと載せ、前記リフト装置によって異なる階床へと前記トレーを移動させる機械式駐車装置において、
    前記昇降台の上面側に旋回装置の固定部を固定し、前記固定部に対して旋回可能であるが前記昇降台に対して昇降動作することのない可動旋回台を取り付け、前記トレーを前記可動旋回台上に搭載させるようにしたことを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 前記トレーにおける前記可動旋回台と対向した下面側に、位置規制部材を設け、前記トレーを前記可動旋回台上の適正な位置に載せた状態でほぼ対応するように前記可動旋回台における前記トレーとの対向した上面側に、横倒れ状態から起立状態へと動かすことによって前記位置規制部材を挟み込んで前記トレーを前記可動旋回台上の適正な位置になるようにずれ補正を行う挟み込みローラを設け、前記位置規制部材と前記挟み込みローラとから位置補正装置を構成したことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
  3. 前記位置補正装置を複数組設け、一つの前記位置補正装置における前記挟み込みローラの挟み込み方向と、他の一つの前記位置補正装置における前記挟み込みローラの挟み込み方向とが異なるように配置したことを特徴とする請求項2に記載の機械式駐車装置。
  4. 前記可動旋回台上に前記トレーが搭載されている状態で前記位置補正装置は、常時、前記挟み込みローラによって前記位置規制部材をそれぞれ挟み込んだ状態に保持するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の機械式駐車装置。
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