JP2017025533A - バッキング防止装置 - Google Patents
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Abstract
Description
・ 推進管を貫通して該推進管の外周面から外側に突出するように棒状の突出桿を設け、該突出桿を利用してバッキングを防止するようにしたもの(例えば、特許文献1参照)や、
・ 推進管の外周に環状体を固設し、該環状体を利用してバッキングを防止するようにしたもの(例えば、特許文献2参照)や、
・ 半径方向に油圧で推進管を締め付けることによってバッキングを防止するようにしたもの(例えば、特許文献3参照)や、
・ 推進管に複数のナットを埋設し、該ナットを利用してバッキングを防止するようにしたもの(例えば、特許文献4参照)
などが提案されている。
各推進管(A)の端部に嵌合された略円筒状のカラー(C)における後方向(Db)側の端部(符号Ca参照。以下、“カラー後端部”とする)に当接され得るように構成された係止部(20,120)を有すると共に該係止部(20,120)が該カラー(C)に近接する方向(F)に移動自在となるように構成されてなる係止手段(2,12)と、
前記推進管(A)が所定の位置まで推進された際に前記係止部(20,120)が前記カラー後端部(Ca)に当接され得るように該係止部(20,120)を移動させる係止部移動手段(3,13)と、
該係止部移動手段(3,13)により前記係止部(20,120)が移動されて前記カラー後端部(Ca)に当接された場合に前記係止手段(2,12)が後方向(Db)に移動しないように該係止手段(2,12)を直接的に又は他の部材(符号4A,4B参照。以下、“介装部材”とする)を介して間接的に支持して前記推進管列(AR)のバッキングを防止する支持手段(図3(a)(b)の符号5参照)と、を備えたことを特徴とする。
前記係止手段(2)は、前記カラー(C)に近接する方向(F)に移動可能となるように直接的又は前記介装部材(4A,4B)を介して間接的に前記係止部移動手段(3)に取り付けられてなることを特徴とする。
前記係止部移動用ジャッキ(3)は、該推進管(A)の上側の係止手段(2)と該推進管(A)の下側の係止手段(2)とが互いに離接可能となるようにそれらの係止手段(2)に直接的又は前記介装部材(4A,4B)を介して間接的に接続され、
該係止部移動用ジャッキ(3)の下端は、直接的又は他の部材を介して間接的に発進架台(図3(a)(b)の符号7参照)に接続されてなることを特徴とする。
前記係止部移動手段(13)は、前記係止手段(12)と前記支持手段(5)又は前記介装部材(4A,4B)との間に配置されると共に前記係止部(120)を前記カラー(C)に押し付ける弾性部材(13)であることを特徴とする。
該推進管(A)の上側の係止手段(12)と該推進管(A)の下側の係止手段(12)とが互いに離接可能となるようにそれらの係止手段(12)には直接的又は前記介装部材(4A,4B)を介して間接的に係止部移動用ジャッキ(3)が取り付けられ、
該係止部移動用ジャッキ(3)の下端は、直接的又は他の部材を介して間接的に発進架台(7)に接続されてなることを特徴とする。
・ 各推進管Aの端部に嵌合された略円筒状で金属製(例えば、鋼製やステンレス製)のカラー(いわゆる埋込カラーとか継手カラーとか称されるもの)Cにおける後方向Db側の端部(符号Ca参照。以下、“カラー後端部”とする)に当接され得るような形状に構成された係止部20,120を有する手段(以下、“係止手段”とする)2,12と、
・ 前記推進管Aが所定の位置まで推進された際に前記係止部20,120が前記カラー後端部Caに当接され得るように該係止部20,120を前記カラーCに近接する方向Fに移動させる係止部移動手段3,13と、
・ 該係止部移動手段3,13により前記係止部20,120が前記カラーCに近接する方向Fに移動されて前記カラー後端部Caに当接された場合に前記係止手段2,12が後方向Dbに移動しないように該係止手段2,12を他の部材(以下、“介装部材”とする)4A,4Bを介して間接的に支持して前記推進管列ARのバッキングを防止する支持手段(図3(a)(b)の符号5参照)と、
を備えている。なお、前記係止部20,120は前記カラーCに近接する方向Fに移動自在となるように構成されている。一方、上述した係止手段2,12は、前記カラーCの内側(つまり、該カラーCの内周面に対向する側)に配置されて、前記係止部20,120が該カラーCの内側から前記カラー後端部Caに当接され得るような構成を本発明の範囲から除外するものではないが、図1(b)(c)及び図2(b)(c)に例示するように、前記係止手段2,12を前記カラーCの外側(つまり、該カラーCの外周面に対向する側)に配置して前記係止部20,120が該カラーCの外側から前記カラー後端部Caに当接され得るようにすると良い。そのようにした場合には、図5(c)(d)及び図6(c)(d)に例示するように、新しい推進管Aを後方から挿入する場合において該係止部20,120が該新しい推進管Aと干渉することを防止できる。その場合、前記係止部20,120は、推進管Aが挿入される際に該推進管Aと干渉しないように、さらには該推進管Aの端面部分に取り付けられたゴム輪SRに干渉しないような高さにすると良く、好ましくは、面取り加工を施しておくと良い。また、図1(a)及び図2(a)に示す例では、前記係止手段2,12は前記介装部材4A,4Bを介して前記支持手段5に間接的に支持されているが、もちろんこれに限られるものではなく、そのような介装部材4A,4Bを介さずに前記支持手段5に直接的に支持されるようにしても良い。
・ 複動式の油圧ジャッキ(油圧ホースが2本付いていて押し動作及び引き動作の両方を油圧で行う形式のもの)や、
・ スクリュージャッキや、
・ キリンジャッキ
などを挙げることができる。なお、図1(a)に例示する係止手段2は、前記カラーCに近接する方向Fに移動可能となるように前記介装部材4A,4Bを介して間接的に前記係止部移動手段3に取り付けられているが、もちろんこれに限られるものではなく、そのような介装部材4A,4Bを介さないで直接的に前記係止部移動手段3に取り付けるようにしても良い。
2 係止手段
3 係止部移動手段(係止部移動用ジャッキ)
4A,4B 介装部材
5 支持手段
7 発進架台
11 バッキング防止装置
12 係止手段
13 係止部移動手段(弾性部材)
14 ヒンジ
20 係止部
50 地盤に敷設された構造物
51 支持基体
120 係止部
A 推進管
AR 推進管列
C カラー
C0 カラーの軸心
Ca カラー後端部
Db 後方向
Df 前方向
G 地盤
Claims (11)
- 推進工法により地盤を所定の方向(以下、該所定の方向を“前方向”とし、その逆の方向を“後方向”とする)に掘進しながら複数の推進管からなる推進管列を敷設する際に水圧や土圧によって該推進管列が後方向に押し戻される現象であるバッキングを防止するバッキング防止装置において、
各推進管の端部に嵌合された略円筒状のカラーにおける後方向側の端部(以下、“カラー後端部”とする)に当接され得るように構成された係止部を有すると共に該係止部が該カラーに近接する方向に移動自在となるように構成されてなる係止手段と、
前記推進管が所定の位置まで推進された際に前記係止部が前記カラー後端部に当接され得るように該係止部を移動させる係止部移動手段と、
該係止部移動手段により前記係止部が移動されて前記カラー後端部に当接された場合に前記係止手段が後方向に移動しないように該係止手段を直接的に又は他の部材(以下、“介装部材”とする)を介して間接的に支持して前記推進管列のバッキングを防止する支持手段と、
を備えたことを特徴とするバッキング防止装置。 - 前記係止手段は前記カラーの外側に配置され、前記係止部は該カラーの外側から前記カラー後端部に当接され得るように構成された、
ことを特徴とする請求項1に記載のバッキング防止装置。 - 前記係止手段は複数配置され、かつ、前記カラー後端部における複数の箇所であって前記カラーの軸心に対して略点対称となる箇所に複数の前記係止部が当接されるように構成された、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバッキング防止装置。 - 前記支持手段は、地盤に敷設された構造物と該構造物に連結された支持基体とを有し、該構造物及び該支持基体によって前記バッキングによる力を受けるように構成された、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバッキング防止装置。 - 前記係止部移動手段は、前記係止部を前記カラーに近接するように移動させるジャッキ(以下、“係止部移動用ジャッキ”とする)であり、
前記係止手段は、前記カラーに近接する方向に移動可能となるように直接的又は前記介装部材を介して間接的に前記係止部移動手段に取り付けられてなる、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバッキング防止装置。 - 前記係止手段は、前記推進管を挟み込むように該推進管の上側と下側とにそれぞれ配置され、
前記係止部移動用ジャッキは、該推進管の上側の係止手段と該推進管の下側の係止手段とが互いに離接可能となるようにそれらの係止手段に直接的又は前記介装部材を介して間接的に接続され、
該係止部移動用ジャッキの下端は、直接的又は他の部材を介して間接的に発進架台に接続されてなる、
ことを特徴とする請求項5に記載のバッキング防止装置。 - 前記係止手段は、前記係止部が前記カラーに近接する方向に移動可能となる状態で直接的又は前記介装部材を介して間接的に前記支持手段に取り付けられ、
前記係止部移動手段は、前記係止手段と前記支持手段又は前記介装部材との間に配置されると共に前記係止部を前記カラーに押し付ける弾性部材である、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバッキング防止装置。 - 前記係止手段は、揺動自在となるようにヒンジを介して前記支持手段又は前記介装部材に取り付けられた、
ことを特徴とする請求項7に記載のバッキング防止装置。 - 前記弾性部材は、スプリング、樹脂製部材又はゴム製部材である、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載のバッキング防止装置。 - 前記係止手段は、前記推進管を挟み込むように該推進管の上側と下側とにそれぞれ配置され、
該推進管の上側の係止手段と該推進管の下側の係止手段とが互いに離接可能となるようにそれらの係止手段には直接的又は前記介装部材を介して間接的に係止部移動用ジャッキが取り付けられ、
該係止部移動用ジャッキの下端は、直接的又は他の部材を介して間接的に発進架台に接続されてなる、
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のバッキング防止装置。 - 前記係止手段は、前記係止部が前記カラーに近接する方向に移動可能となる状態で直接的又は前記介装部材を介して間接的に前記支持手段に取り付けられると共に、バネ鋼で形成されることにより前記係止部移動手段としても機能するように構成された、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバッキング防止装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115012950A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-09-06 | 中铁一局集团(广州)建设工程有限公司 | 一种临近地铁的富水砂层顶管施工方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0321790A (ja) * | 1989-06-16 | 1991-01-30 | Kido Kensetsu Kogyo Kk | 管渠後退防止装置 |
JPH09328990A (ja) * | 1996-06-07 | 1997-12-22 | Taisei Corp | 推進管のバック防止方法及びその装置 |
JP2002364289A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Kidoh Construction Co Ltd | バッキング防止装置およびバッキング防止用推進管 |
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2015
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