JP2017022919A - 電力融通システム及びそれを具備する住宅街区 - Google Patents

電力融通システム及びそれを具備する住宅街区 Download PDF

Info

Publication number
JP2017022919A
JP2017022919A JP2015140161A JP2015140161A JP2017022919A JP 2017022919 A JP2017022919 A JP 2017022919A JP 2015140161 A JP2015140161 A JP 2015140161A JP 2015140161 A JP2015140161 A JP 2015140161A JP 2017022919 A JP2017022919 A JP 2017022919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
house
buildings
distribution board
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015140161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6147815B2 (ja
Inventor
真宏 原田
Masahiro Harada
真宏 原田
直樹 脇濱
Naoki Wakihama
直樹 脇濱
孝一 濱崎
Koichi Hamazaki
孝一 濱崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2015140161A priority Critical patent/JP6147815B2/ja
Publication of JP2017022919A publication Critical patent/JP2017022919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6147815B2 publication Critical patent/JP6147815B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E70/00Other energy conversion or management systems reducing GHG emissions
    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】簡素な構成で、電力を融通する際の不公平感を低減することが可能な電力融通システムを提供する。
【解決手段】電力が消費される3つの住宅の間で電力を融通させる電力融通システム100であって、前記3つの住宅のそれぞれに設けられる蓄電装置115と、前記3つの住宅のそれぞれに設けられる太陽光発電部114と、前記3つの住宅と接続され、系統電源Sからの電力を前記3つの住宅へと供給可能な引込分電盤101と、前記3つの住宅のそれぞれに設けられ、当該各住宅が引込分電盤101を介して購入する電力量を検出する子買電メーター111と、前記3つの住宅のそれぞれに設けられ、当該各住宅が引込分電盤101を介して売却する電力量を検出する子売電メーター117と、を具備した。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の建物の間で電力を融通させる電力融通システム及びそれを具備する住宅街区の技術に関する。
従来、複数の建物の間で電力を融通させる電力融通システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の技術では、複数の住宅それぞれに蓄電池を備えて、電気料金の安い時間帯(深夜等)に充電した蓄電池の電力を当該住宅で利用することができる。また、蓄電池の充電量に余裕がある住宅から、電力が不足する住宅に電力を融通する。電力を融通する際には、各住宅の日々の電力使用量を予測して、当該電力使用量と蓄電池の充電量に基づいて電力の融通量を決定する。制御装置は、決定された融通量に応じて電力を融通する。
特開2010−220428号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電力を公平に融通するために、電力使用量を予測するなどして電力の融通量を決定する必要がある、当該融通量に応じて電力を融通するための装置が必要であるなど、構成が複雑である点で改善の余地があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、簡素な構成で、電力を融通する際の不公平感を低減することが可能な電力融通システム及びそれを具備する住宅街区を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、電力が消費される複数の建物の間で電力を融通させる電力融通システムであって、前記複数の建物のそれぞれに設けられる個別蓄電装置と、前記複数の建物のそれぞれに設けられる個別発電装置と、前記複数の建物と接続され、系統電源からの電力を前記複数の建物へと供給可能な分電盤と、前記複数の建物のそれぞれに設けられ、前記分電盤から当該各建物へと供給される電力量を検出する第一検出部と、前記複数の建物のそれぞれに設けられ、当該各建物から前記分電盤へと供給される電力量を検出する第二検出部と、を具備するものである。
電力融通システムは、前記複数の建物と独立して設けられ、前記分電盤に接続される独立蓄電装置をさらに具備してもよい。
このような構成により、独立蓄電装置に蓄電される電力を、複数の建物に融通することができる。
電力融通システムは、前記複数の建物と独立して設けられ、前記分電盤に接続される独立発電装置をさらに具備してもよい。
このような構成により、独立発電装置によって発電された電力を、複数の建物に融通することができる。
電力融通システムは、前記複数の建物と独立して設けられ、前記分電盤から供給される電力を取り出すことが可能な電力取出部をさらに具備してもよい。
このような構成により、建物と独立して設けられる電気製品等に電力を供給することができる。
電力融通システムは、前記系統電源から前記分電盤へと購入される電力量を検出する一括買電検出部と、前記分電盤から前記系統電源へと売却される電力量を検出する一括売電検出部と、をさらに具備してもよい。
このような構成により、分電盤を介して一括して購入及び売却される電力量を把握することができる。
住宅街区は、前記電力融通システムと、前記電力融通システムによって、複数の建物の間で電力を融通可能に構成される電力融通エリアと、前記電力融通エリアに設けられる複数の融通住宅と、を具備するものである。
このような構成により、複数の融通住宅の間で、簡素な構成で、電力を融通する際の不公平感を低減することができる。
住宅街区は、前記電力融通エリアとは異なるエリアに設けられる1つの自給住宅と、前記自給住宅に設けられる自給蓄電装置と、前記自給住宅に設けられる自給発電装置と、をさらに具備してもよい。
このような構成により、電力融通エリアに設けられた融通住宅と、その他のエリアに設けられた自給住宅と、を共に有することができる。
簡素な構成で、電力を融通する際の不公平感を低減することができる。
第一実施形態に係る電力融通システムを具備するスマートシティを示した概略図。 第一実施形態に係る電力融通システムを示した単線結線図。 電力小売り事業者から見た電力の売買契約の概要を示した図。 第二実施形態に係る電力融通システムを具備するスマートシティを示した概略図。 第二実施形態に係る電力融通システムを示した単線結線図。 第三実施形態に係る電力融通システムを具備するスマートシティを示した概略図。 第三実施形態に係る電力融通システムを示した単線結線図。 第四実施形態に係る電力融通システムを示した単線結線図。
以下では、図1を用いて、第一実施形態に係る電力融通システム100を具備するスマートシティ1の概要について説明する。
スマートシティ1は、主としてエネルギーの有効利用を図ることを目的として建設される都市である。本実施形態に係るスマートシティ1は、主に複数の戸建住宅から構成される住宅街区を想定している。スマートシティ1には、設置された建物や機器の間で互いにエネルギー(主に電力)を融通し合うエネルギー融通エリア10が設けられる。本実施形態に係るエネルギー融通エリア10には、3つの住宅(第一住宅11、第二住宅12及び第三住宅13)、防犯灯14及び急速充電器15が設けられる。
3つの住宅(第一住宅11、第二住宅12及び第三住宅13)は、人が居住する建物である。当該住宅には適宜の電気製品が設けられ、電力が消費される。当該住宅には、それぞれ後述する太陽光発電部114、蓄電装置115等が設けられる。
防犯灯14は、防犯を目的として設置される街灯である。防犯灯14は、エネルギー融通エリア10の適宜の場所に設置される。
急速充電器15は、電気自動車を充電するための機器である。急速充電器15は、エネルギー融通エリア10の適宜の場所に設置される。
前記3つの住宅、防犯灯14及び急速充電器15は、電力会社の系統電源Sからの電力を引き込む引込分電盤101にそれぞれ接続される。系統電源Sからの電力は、当該引込分電盤101を介して前記3つの住宅、防犯灯14及び急速充電器15に供給される。当該電力や太陽光発電部114により発電された電力は、適宜蓄電装置115に蓄えられる。また、いずれかの住宅で余剰した電力(蓄電装置115に蓄えきれない電力)は、引込分電盤101を介して電力が不足している他の住宅に適宜融通される。
なお、本実施形態においては、将来的な電力小売り自由化を考慮して、電力小売り事業者が電力会社から電力を一括購入し、当該電力を前記3つの住宅へと供給する場合を想定している。具体的には、電力小売り事業者は引込分電盤101を管轄する。電力小売り事業者は、電力会社の系統電源Sから購入した電力を、引込分電盤101を介して前記3つの住宅へと適宜売却する。また電力小売り事業者は、前記3つの住宅のうちいずれかの住宅で電力が余っている場合には、当該電力(余剰電力)を購入し、電力が不足している他の住宅へと売却する。このようにして、エネルギー融通エリア10の3つの住宅の間で、電力の融通が行われる。
以下では、図2を用いて、電力融通システム100の詳細な構成について説明する。電力融通システム100は、適宜電力を供給すると共に、3つの住宅(第一住宅11、第二住宅12及び第三住宅13)の間で電力を融通させるものである。電力融通システム100は、主として引込分電盤101、子買電メーター111、分電盤112、一般回路113、太陽光発電部114、蓄電装置115、パワーコンディショナ116及び子売電メーター117等を具備する。
引込分電盤101は、スマートシティ1に供給された電力を適宜分配するものである。引込分電盤101は、主として親買電メーター102、親売電メーター103、第一電力取出部104、第二電力取出部105、第一電流センサ106、第二電流センサ107及び第三電流センサ108を具備する。
なお、以下の説明では、引込分電盤101内の配電線Lを基準として、各部の位置関係を説明する。配電線Lの一端は、系統電源Sと接続される。図2において、配電線Lは、系統電源S側から紙面右方へと直線状に延びる線で示している。以下の説明では、便宜上、配電線Lが延びる方向(紙面左右方向)において、左側(系統電源Sに近い側)を上流側、右側を下流側とそれぞれ称する。
親買電メーター102は、引込分電盤101が系統電源S(電力会社)から購入する電力量を検出するものである。親買電メーター102は、配電線Lの中途部(上流側端部近傍)に設けられる。
親売電メーター103は、引込分電盤101が系統電源S(電力会社)へと売却する電力量を検出するものである。親売電メーター103は、配電線Lの中途部(親買電メーター102の下流側)に設けられる。
第一電力取出部104は、配電線Lを流通する電力を取り出す部分である。第一電力取出部104は、配電線Lの中途部(親売電メーター103の下流側)に配置される連系点P1に接続される。第一電力取出部104には、防犯灯14が接続される。防犯灯14は、引込分電盤101を介して系統電源Sから供給される電力を用いることができる。
第二電力取出部105は、配電線Lを流通する電力を取り出す部分である。第二電力取出部105は、配電線Lの中途部(連系点P1の下流側)に配置される連系点P2に接続される。第二電力取出部105には、急速充電器15が接続される。急速充電器15は、引込分電盤101を介して系統電源Sから供給される電力を用いることができる。
第一電流センサ106は、配電線Lを流通する電力量を検出するものである。第一電流センサ106は、配電線Lの中途部(連系点P2の下流側)に設けられる。第一電流センサ106による検出値は、後述する第一住宅11に設けられる蓄電装置115の負荷追従運転に用いられる。
第二電流センサ107は、配電線Lを流通する電力量を検出するものである。第二電流センサ107は、配電線Lの中途部(第一電流センサ106の下流側)に設けられる。第二電流センサ107による検出値は、後述する第二住宅12に設けられる蓄電装置115の負荷追従運転に用いられる。
第三電流センサ108は、配電線Lを流通する電力量を検出するものである。第三電流センサ108は、配電線Lの中途部(第二電流センサ107の下流側)に設けられる。第三電流センサ108による検出値は、後述する第三住宅13に設けられる蓄電装置115の負荷追従運転に用いられる。
子買電メーター111、分電盤112、一般回路113、太陽光発電部114、蓄電装置115、パワーコンディショナ116及び子売電メーター117は、各住宅(第一住宅11、第二住宅12及び第三住宅13)にそれぞれ設けられる。よって以下では、第一住宅11に設けられる子買電メーター111等についてのみ詳細に説明し、他の住宅に設けられる子買電メーター111等については、第一住宅11に設けられるものとの相違点についてのみ簡単に説明する。
子買電メーター111は、第一住宅11が引込分電盤101を介して購入(買電)する電力量を検出するものである。子買電メーター111は、第一住宅11に設けられる。子買電メーター111は、配電線Lの下流側端部に配置される連系点P3に接続される。
分電盤112は、第一住宅11に供給された電力を適宜分配するものである。分電盤112は、子買電メーター111に接続される。
一般回路113は、第一住宅11に設けられて適宜の電気製品等(電力負荷)へと電力を供給するものである。一般回路113は分電盤112に接続され、当該分電盤112によって分配された電力を受け取る。
太陽光発電部114は、太陽光を利用して発電する装置である。太陽光発電部114は、第一住宅11の屋根の上など、日当たりのよい場所に設置される。
蓄電装置115は、電力を充放電可能な装置である。蓄電装置115は、電力を充放電可能なリチウムイオン電池やニッケル水素電池等からなる蓄電池や、供給されてくる交流電力を整流して前記蓄電池に充電させる充電器等を具備する。
パワーコンディショナ116は、太陽光発電部114及び蓄電装置115に接続されるハイブリッドパワーコンディショナである。パワーコンディショナ116は、直流電力と交流電力とを適宜変換する変換装置や、当該変換装置を制御する制御部等を具備する。パワーコンディショナ116は、第一住宅11の分電盤112と接続される。なお、図2においては、パワーコンディショナ116と分電盤112とを接続する配電線を一部省略している。またパワーコンディショナ116は、配電線Lの中途部(第一電流センサ106の下流側、かつ第二電流センサ107の上流側)に配置される連系点P6に接続される。またパワーコンディショナ116は、第一電流センサ106による検出値(配電線Lを流通する電力量)を受信することができる。
パワーコンディショナ116は、太陽光発電部114で発電された電力及び蓄電装置115から放電された電力を適宜変換して、第一住宅11の分電盤112へ供給することができる。またパワーコンディショナ116は、分電盤112から供給される電力(系統電源Sからの電力)を蓄電装置115へ供給(蓄電)することができる。またパワーコンディショナ116は、太陽光発電部114で発電した電力を、後述する子売電メーター117を介して売却(売電)することができる。またパワーコンディショナ116は、第一電流センサ106の検出値に基づいた負荷追従運転(一般回路113を介して使用される電力に基づいた制御)を行うことができる。
子売電メーター117は、第一住宅11が引込分電盤101を介して売却(売電)する電力量を検出するものである。子売電メーター117は、パワーコンディショナ116と連系点P6との間に配置される。
第二住宅12及び第三住宅13にも、第一住宅11と同様に子買電メーター111、分電盤112、一般回路113、太陽光発電部114、蓄電装置115、パワーコンディショナ116及び子売電メーター117が設けられる。
第二住宅12の子買電メーター111は、配電線Lの中途部(第三電流センサ108よりも下流側、かつ連系点P3よりも上流側)に配置される連系点P4に接続される。第三住宅13の子買電メーター111は、配電線Lの中途部(第三電流センサ108よりも下流側、かつ連系点P4よりも上流側)に配置される連系点P5に接続される。
第二住宅12のパワーコンディショナ116(子売電メーター117)は、配電線Lの中途部(第二電流センサ107よりも下流側、かつ第三電流センサ108よりも上流側)に配置される連系点P7に接続される。第三住宅13のパワーコンディショナ116(子売電メーター117)は、配電線Lの中途部(第三電流センサ108よりも下流側、かつ連系点P5よりも上流側)に配置される連系点P8に接続される。
以下では、上述の如く構成された電力融通システム100によって、前記3つの住宅の間で電力が融通される様子について説明する。
電力小売り事業者は、電力会社の系統電源Sから電力を購入し、引込分電盤101を介して当該電力を前記3つの住宅へと適宜供給する。
各住宅では、パワーコンディショナ116によって蓄電装置115の負荷追従運転が行われる。具体的には、一般回路113から要求される電力量(電力負荷)に応じて、蓄電装置115の充放電が行われる。この際、太陽光発電部114において発電された電力を極力利用する(一般回路113へ供給したり、余剰分を蓄電装置115に蓄えたりする)ことで、購入する電力を削減し、経済的な負担を軽減することができる。
各住宅では、必要に応じて引込分電盤101(電力小売り事業者)から購入した電力が利用される。当該電力は子買電メーター111によって検出される。電力小売り事業者は、子買電メーター111の検出値から、各住宅が電力小売り事業者から購入した電力量を把握することができる。
また、各住宅の太陽光発電部114で発電されたものの、当該住宅内で使用されることなく余った電力(余剰電力)は、適宜引込分電盤101(電力小売り事業者)へと売却される。当該電力は子売電メーター117によって検出される。電力小売り事業者は、子売電メーター117の検出値から、各住宅が電力小売り事業者へと売却した電力量を把握することができる。
各住宅が電力小売り事業者へと売却した電力は、連系点P6、連系点P7又は連系点P8を介して配電線Lへと供給される。当該電力は、さらに下流側の連系点P3、連系点P4又は連系点P5から各住宅へと供給することができる。すなわち、各住宅から電力小売り事業者へと売却された電力は、引込分電盤101を介して、電力が不足している他の住宅へと供給(融通)することができる。
このように各住宅は、特別な設備や制御を必要とすることなく、通常通りに電力を利用(買電又は売電)するだけで、互いに電力を融通し合うことができる。この際、各住宅が売買する電力量は、各住宅に設けられた子買電メーター111及び子売電メーター117によって検出され、電力小売り事業者が把握することができる。このため、ある住宅の太陽光発電部114で発電された電力が、知らぬ間に他の住宅で利用されるなどの事態の発生を抑制し、ひいては電力を融通する際の不公平感を低減することができる。
また、このように3つの住宅の間で電力を融通するため、当該3つの住宅における電力の自給率の向上を図ることができる。すなわち、ある住宅で不足する電力を、他の住宅から融通することで、電力会社の系統電源Sから購入する電力を削減することができる。またこのように複数の住宅の間で電力を融通するため、各住宅の太陽光発電部114の発電能力(発電量、発電効率等)や蓄電装置115の蓄電容量を抑えることができる。これによって、各住宅の設備投資を抑えることができる。
なお、太陽光発電部114の発電能力や蓄電装置115の蓄電容量は、晴天の日に前記3つの住宅で電力を完全に自給することができるように設計されることが望ましい。
以下では、図3を用いて、上述の電力融通システム100を用いることによる、電力小売り事業者及び各住宅(居住者)の利点について説明する。当該説明のために、図3には、電力会社、電力小売り事業者及び各住宅の間での電力の売買契約の概要(具体例)を示している。
電力小売り事業者は、電力会社と時間帯別契約(具体的には、夜間の電力料金が安く、昼間の電力料金が高いプラン)を結び、電力を一括購入(受電)する(図3の(A)参照)。また電力小売り事業者は、各住宅に対して1日中定額で安価(但し、時間帯別契約の夜間の電力料金より高価)な電力を供給(販売)する(図3の(B)参照)。この際、各住宅の蓄電装置115には、電力小売り事業者が電力会社から夜間に購入した安価な電力を蓄電するようにする。
電力小売り事業者は、各住宅からの余剰電力を固定買取価格(電力会社へと売電する際の電力の価格)よりも安い価格で買い取る(図3の(C)参照)。また電力小売り事業者は、余剰電力を固定買取価格で電力会社へと売却する(図3の(D)参照)。
このような例において、電力小売り事業者は、固定買取価格(図3の(D)参照)と各住宅からの買取価格(図3の(C)参照)との差額分、並びに夜間の電力料金(図3の(A)参照)と各住宅へ販売する際の電力料金(図3の(B)参照)との差額分から、利益を得ることができる。
また、各住宅(居住者)は、通常の従量電灯契約よりも安いプランで電力小売り事業者から電力を購入することができる。また、固定買取価格よりは単価が下がるものの、電力小売り事業者へと電力を売却することで、利益を得ることができる。また、自宅(住宅)に蓄電装置115を設置したことに伴って、停電時に当該蓄電装置115に蓄えられた電力を利用することができるようになる。
以上の如く、本実施形態に係る電力融通システム100は、
電力が消費される3つの住宅(建物)の間で電力を融通させる電力融通システム100であって、
前記3つの住宅のそれぞれに設けられる蓄電装置115(個別蓄電装置)と、
前記3つの住宅のそれぞれに設けられる太陽光発電部114(個別発電装置)と、
前記3つの住宅と接続され、系統電源Sからの電力を前記3つの住宅へと供給可能な引込分電盤101(分電盤)と、
前記3つの住宅のそれぞれに設けられ、引込分電盤101から当該各住宅へと供給される電力量を検出する子買電メーター111(第一検出部)と、
前記3つの住宅のそれぞれに設けられ、当該各住宅から引込分電盤101へと供給される電力量を検出する子売電メーター117(第二検出部)と、
を具備するものである。
このように構成することにより、簡素な構成で、電力を融通する際の不公平感を低減することができる。すなわち、複雑な構成(装置や制御方法等)を用いることなく電力を融通することができる。また、子買電メーター111及び子売電メーター117による検出値を確認することで、電力を融通する際の不公平感を低減することができる。
また、電力融通システム100は、
前記3つの住宅と独立して設けられ、引込分電盤101から供給される電力を取り出すことが可能な第一電力取出部104及び第二電力取出部105(電力取出部)をさらに具備するものである。
このように構成することにより、住宅と独立して設けられる電気製品等に電力を供給することができる。
また、電力融通システム100は、
系統電源Sから引込分電盤101へと購入される電力量を検出する親買電メーター102(一括買電検出部)と、
引込分電盤101から系統電源Sへと売却される電力量を検出する親売電メーター103(一括売電検出部)と、
をさらに具備するものである。
このように構成することにより、引込分電盤101を介して一括して購入及び売却される電力量を把握することができる。これによって、電力小売り事業者は、電力の売買による利益を算出することができる。
また、本実施形態に係るスマートシティ1(住宅街区)は、
電力融通システム100と、
電力融通システム100によって、複数の建物の間で電力を融通可能に構成されるエネルギー融通エリア10(電力融通エリア)と、
エネルギー融通エリア10に設けられる複数の住宅(融通住宅)と、
を具備するものである。
このように構成することにより、複数の住宅の間で、簡素な構成で、電力を融通する際の不公平感を低減することができる。すなわち、複雑な構成(装置や制御方法等)を用いることなく電力を融通することができる。
なお、前記3つの住宅(第一住宅11、第二住宅12及び第三住宅13)は、建物及び融通住宅の実施の一形態である。
また、蓄電装置115は、個別蓄電装置の実施の一形態である。
また、太陽光発電部114は、個別発電装置の実施の一形態である。
また、引込分電盤101は、分電盤の実施の一形態である。
また、子買電メーター111は、第一検出部の実施の一形態である。
また、子売電メーター117は、第二検出部の実施の一形態である。
また、第一電力取出部104及び第二電力取出部105は、電力取出部の実施の一形態である。
また、親買電メーター102は、一括買電検出部の実施の一形態である。
また、親売電メーター103は、一括売電検出部の実施の一形態である。
また、スマートシティ1は、住宅街区の実施の一形態である。
また、エネルギー融通エリア10は、電力融通エリアの実施の一形態である。
以上、第一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、建物は住宅(人の居住を目的とするもの)に限らず、その他種々の建物であってもよい。
また、個別発電装置は、太陽光発電部114に限らず、その他発電可能な装置(例えば、自然エネルギーを利用した発電装置(風力発電装置等)や、燃料電池等)であってもよい。
また、住宅街区が有する住宅は3つに限るものではなく、任意の戸数の住宅を設けることが可能である。
以下では、図4及び図5を用いて、第二実施形態に係る電力融通システム200について説明する。なお、第二実施形態に係る電力融通システム200が、第一実施形態に係る電力融通システム100と主に異なる点は、独立太陽光発電部201、独立蓄電装置202及び独立パワーコンディショナ203を具備する点である。よって以下では、当該相違点について説明し、その他第一実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図5に示す独立太陽光発電部201は、太陽光を利用して発電する装置である。独立太陽光発電部201は、調整池の上部など、日当たりのよい場所に設置される。
独立蓄電装置202は、電力を充放電可能な装置である。独立蓄電装置202は、電力を充放電可能なリチウムイオン電池やニッケル水素電池等からなる蓄電池や、供給されてくる交流電力を整流して前記蓄電池に充電させる充電器等を具備する。独立蓄電装置202は、防災倉庫等に設置される。
独立パワーコンディショナ203は、独立太陽光発電部201及び独立蓄電装置202に接続されるハイブリッドパワーコンディショナである。独立パワーコンディショナ203は、配電線Lの中途部(親売電メーター103の下流側、かつ連系点P1の上流側)に配置される連系点P9に接続される。また独立パワーコンディショナ203は、配電線Lの中途部(親売電メーター103の下流側、かつ連系点P9の上流側)に設けられた第四電流センサ204による検出値(配電線Lを流通する電力量)を受信することができる。
独立パワーコンディショナ203は、独立太陽光発電部201で発電された電力及び独立蓄電装置202から放電された電力を適宜変換して、引込分電盤101へ供給することができる。また独立パワーコンディショナ203は、引込分電盤101から供給される電力(系統電源Sからの電力)を独立蓄電装置202へ供給(蓄電)することができる。また独立パワーコンディショナ203は、第四電流センサ204の検出値に基づいた負荷追従運転を行うことができる。
このように構成された独立太陽光発電部201、独立蓄電装置202及び独立パワーコンディショナ203は、前記調整池、前記防災倉庫等により構成される施設(共同ステーション21)に設けられる。共同ステーション21は、前記3つの住宅とは独立して設けられる施設である。共同ステーション21は、エネルギー融通エリア10に設置される(図4参照)。共同ステーション21は、電力小売り事業者によって管轄される。
このように構成された電力融通システム200においては、電力小売り事業者が管轄する共同ステーション21においても発電を行ったり、安価な夜間の電力を蓄電したりすることができる。当該共同ステーション21からの電力は、配電線Lの下流側に接続された前記3つの住宅へと融通することができる。当該電力も含めて前記3つの住宅の間での電力の融通を行うことで、エネルギー融通エリア10における電力の自給率をより向上させることができる。
なお、太陽光発電部114の発電能力や蓄電装置115の蓄電容量は、晴天の日に前記3つの住宅及び共同ステーション21で電力を完全に自給することができるように設計されることが望ましい。
以上の如く、本実施形態に係る電力融通システム200は、
前記3つの住宅と独立して設けられ、引込分電盤101に接続される独立蓄電装置202をさらに具備するものである。
このように構成することにより、独立蓄電装置202に蓄電される電力を、3つの住宅に融通することができる。これによって、電力の融通を円滑に行うことができ、電力の自給率をより向上させることができる。
また、電力融通システム200は、
前記3つの住宅と独立して設けられ、引込分電盤101に接続される独立太陽光発電部201(独立発電装置)をさらに具備するものである。
このように構成することにより、独立太陽光発電部201によって発電された電力を、3つの住宅に融通することができる。これによって、電力の融通を円滑に行うことができ、電力の自給率をより向上させることができる。
なお、独立太陽光発電部201は、独立発電装置の実施の一形態である。
以上、第二実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、独立発電装置は、独立太陽光発電部201に限らず、その他発電可能な装置(例えば、自然エネルギーを利用した発電装置(風力発電装置等)や、燃料電池等)であってもよい。
以下では、図6及び図7を用いて、第三実施形態に係る電力融通システム300について説明する。なお、第三実施形態に係る電力融通システム300が、第二実施形態に係る電力融通システム200と主に異なる点は、第四住宅31に設けられた太陽光発電部304及び蓄電装置305等を具備する点である。よって以下では、当該相違点について説明し、その他第二実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。また、図7においては、第二住宅12及び第三住宅13を適宜簡略化して図示している。
図6に示すように、電力融通システム300を具備するスマートシティ1は、エネルギー融通エリア10に加えて、設置された建物や機器の間でエネルギー(主に電力)の融通を行わないエネルギー自給エリア30が設けられる。エネルギー自給エリア30には、第四住宅31が設けられる。
図7に示すように、第四住宅31には、子買電メーター301、分電盤302、一般回路303、太陽光発電部304、蓄電装置305、パワーコンディショナ306及び子売電メーター307等が設けられる。
なお、子買電メーター301、分電盤302、一般回路303、太陽光発電部304、蓄電装置305、パワーコンディショナ306及び子売電メーター307は、第一住宅11等に設けられる子買電メーター111、分電盤112、一般回路113、太陽光発電部114、蓄電装置115、パワーコンディショナ116及び子売電メーター117と略同一の構成である。よって以下では、第一住宅11等に設けられる子買電メーター111等と異なる点について説明する。
第四住宅31に設けられる太陽光発電部304は、第一住宅11等に設けられる太陽光発電部114よりも発電能力(発電量、発電効率等)が高くなるように構成される。また、第四住宅31に設けられる蓄電装置305は、第一住宅11等に設けられる蓄電装置115よりも蓄電容量が大きくなるように構成される。これによって、第四住宅31では、他の住宅と電力の融通を行わなくても、高い電力の自給率を確保することができる。
第四住宅31の子買電メーター301は、配電線Lの中途部(親買電メーター102の上流側)に配置される連系点P10に接続される。また、第四住宅31の子売電メーター307は、配電線Lの中途部(連系点P10の上流側)に配置される連系点P11に接続される。また、第四住宅31のパワーコンディショナ306は、配電線Lの中途部(連系点P11の上流側)に設けられた第五電流センサ308による検出値(配電線Lを流通する電力量)を受信することができる。
このように、第四住宅31に設けられた太陽光発電部304及び蓄電装置305等は、他の住宅(第一住宅11、第二住宅12及び第三住宅13)や共同ステーション21よりも配電線Lの上流側において、引込分電盤101に接続されている。
このように構成された電力融通システム300では、第一住宅11、第二住宅12及び第三住宅13、並びに共同ステーション21からの電力が、第四住宅31へと融通されることはない。これによって、スマートシティ1では、1つの電力引き込み(引込分電盤101)に対して、電力を互いに融通し合うエネルギー融通エリア10(第一住宅11等)と、電力を融通しないエネルギー自給エリア30(第四住宅31)とを有することになる。
以上の如く、本実施形態に係るスマートシティ1は、
エネルギー融通エリア10とは異なるエリア(エネルギー自給エリア30)に設けられる1つの第四住宅31(自給住宅)と、
第四住宅31に設けられる蓄電装置305(自給蓄電装置)と、
第四住宅31に設けられる太陽光発電部304(自給発電装置)と、
をさらに具備するものである。
このように構成することにより、エネルギー融通エリア10に設けられた3つの住宅と、その他のエリア(エネルギー自給エリア30)に設けられた第四住宅31と、を共に有することができる。これによって、住宅の選択肢の幅を広げることができる。
なお、蓄電装置305は、自給蓄電装置の実施の一形態である。
また、太陽光発電部304は、自給発電装置の実施の一形態である。
以上、第三実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、自給発電装置は、太陽光発電部304に限らず、その他発電可能な装置(例えば、自然エネルギーを利用した発電装置(風力発電装置等)や、燃料電池等)であってもよい。
また、連系点P10及び連系点P11は親買電メーター102よりも上流側に配置されるものとしたが、共同ステーション21(連系点P9)や前記3つの住宅(連系点P6等)よりも上流側に配置されていればよい。例えば、連系点P10及び連系点P11は、親買電メーター102よりも下流側かつ第四電流センサ204よりも上流側に配置することも可能である。
また、自給住宅は、入居者の希望等に応じて他の住宅と電力を融通可能とすることもできる。この場合、他の住宅と電力が融通可能となるように、適宜配電線の接続位置等が変更される。
以下では、図8を用いて、第四実施形態に係る電力融通システム400について説明する。なお、第四実施形態に係る電力融通システム400が、第二実施形態に係る電力融通システム200と主に異なる点は、V2Hシステム40を具備する点である。よって以下では、当該相違点について説明し、その他第二実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。また、図8においては、第二住宅12及び第三住宅13を適宜簡略化して図示している。
V2H(Vehicle to Home)システム40とは、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、燃料電池車(FCV)等の自動車が有する蓄電装置に蓄えた電力を、エネルギー融通エリア10の第一住宅11等で利用するためのものである。V2Hシステム40は、主として太陽光発電部401、EV402及びパワーコンディショナ403等を具備する。
パワーコンディショナ403は、配電線Lの中途部(親売電メーター103の下流側、かつ第四電流センサ204の上流側)に配置される連系点P12に接続される。またパワーコンディショナ403は、配電線Lの中途部(親売電メーター103の下流側、かつ連系点P12の上流側)に設けられた第六電流センサ404による検出値(配電線Lを流通する電力量)を受信することができる。
なお、その他、太陽光発電部401及びパワーコンディショナ403の構成は、独立太陽光発電部201及び独立パワーコンディショナ203の構成と略同一であるため説明を省略する。
EV402は、電力を充放電可能な蓄電装置を備える。EV402はパワーコンディショナ403に接続することができる。パワーコンディショナ403は、EV402が接続された場合、当該EV402の蓄電装置に蓄えられた電力を、第一住宅11等に融通することができる。また、系統電源Sからの電力を適宜EV402の蓄電装置に蓄えることができる。
なお、電力融通システム400にV2Hシステム40を設ける場合、第二実施形態等に示したような急速充電器15は不要となる。
また、図8の例ではEV402をパワーコンディショナ403に接続した例を示したが、EV402に代えてPHV、FCV等を接続することも可能である。
1 スマートシティ
10 エネルギー融通エリア
100 電力融通システム
101 引込分電盤
102 親買電メーター
103 親売電メーター
104 第一電力取出部
105 第二電力取出部
111 子買電メーター
114 太陽光発電部
115 蓄電装置
117 子売電メーター

Claims (7)

  1. 電力が消費される複数の建物の間で電力を融通させる電力融通システムであって、
    前記複数の建物のそれぞれに設けられる個別蓄電装置と、
    前記複数の建物のそれぞれに設けられる個別発電装置と、
    前記複数の建物と接続され、系統電源からの電力を前記複数の建物へと供給可能な分電盤と、
    前記複数の建物のそれぞれに設けられ、前記分電盤から当該各建物へと供給される電力量を検出する第一検出部と、
    前記複数の建物のそれぞれに設けられ、当該各建物から前記分電盤へと供給される電力量を検出する第二検出部と、
    を具備する電力融通システム。
  2. 前記複数の建物と独立して設けられ、前記分電盤に接続される独立蓄電装置をさらに具備する、
    請求項1に記載の電力融通システム。
  3. 前記複数の建物と独立して設けられ、前記分電盤に接続される独立発電装置をさらに具備する、
    請求項1又は請求項2に記載の電力融通システム。
  4. 前記複数の建物と独立して設けられ、前記分電盤から供給される電力を取り出すことが可能な電力取出部をさらに具備する、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の電力融通システム。
  5. 前記系統電源から前記分電盤へと購入される電力量を検出する一括買電検出部と、
    前記分電盤から前記系統電源へと売却される電力量を検出する一括売電検出部と、
    をさらに具備する請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電力融通システム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の電力融通システムと、
    前記電力融通システムによって、複数の建物の間で電力を融通可能に構成される電力融通エリアと、
    前記電力融通エリアに設けられる複数の融通住宅と、
    を具備する住宅街区。
  7. 前記電力融通エリアとは異なるエリアに設けられる1つの自給住宅と、
    前記自給住宅に設けられる自給蓄電装置と、
    前記自給住宅に設けられる自給発電装置と、
    をさらに具備する、
    請求項6に記載の住宅街区。
JP2015140161A 2015-07-14 2015-07-14 電力融通システム及びそれを具備する住宅街区 Active JP6147815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015140161A JP6147815B2 (ja) 2015-07-14 2015-07-14 電力融通システム及びそれを具備する住宅街区

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015140161A JP6147815B2 (ja) 2015-07-14 2015-07-14 電力融通システム及びそれを具備する住宅街区

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017022919A true JP2017022919A (ja) 2017-01-26
JP6147815B2 JP6147815B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=57890209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015140161A Active JP6147815B2 (ja) 2015-07-14 2015-07-14 電力融通システム及びそれを具備する住宅街区

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6147815B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019009305A1 (ja) * 2017-07-04 2019-01-10 裕行 森田 電力情報管理装置及び電力情報管理システム
WO2020153443A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 エネルギーマネジメントシステムおよびその制御方法
JP2021164318A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 大和ハウス工業株式会社 電力融通システム
JP2021164317A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム
JP7426279B2 (ja) 2020-03-31 2024-02-01 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08140285A (ja) * 1994-11-07 1996-05-31 Hitachi Ltd 電力貯蔵システム
JP2011101534A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力融通システム
WO2012066651A1 (ja) * 2010-11-17 2012-05-24 株式会社日立製作所 電力管理システム及び電力管理方法
JP2012175795A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Panasonic Corp 電力制御システム
JP2014057448A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Captex Co Ltd 電力融通制御システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08140285A (ja) * 1994-11-07 1996-05-31 Hitachi Ltd 電力貯蔵システム
JP2011101534A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力融通システム
WO2012066651A1 (ja) * 2010-11-17 2012-05-24 株式会社日立製作所 電力管理システム及び電力管理方法
JP2012175795A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Panasonic Corp 電力制御システム
JP2014057448A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Captex Co Ltd 電力融通制御システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019009305A1 (ja) * 2017-07-04 2019-01-10 裕行 森田 電力情報管理装置及び電力情報管理システム
JPWO2019009305A1 (ja) * 2017-07-04 2020-03-26 裕行 森田 電力情報管理装置及び電力情報管理システム
US11599074B2 (en) 2017-07-04 2023-03-07 Hiroyuki Morita Power information management device and power information management system
WO2020153443A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 エネルギーマネジメントシステムおよびその制御方法
JP2021164318A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 大和ハウス工業株式会社 電力融通システム
JP2021164317A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム
JP7406436B2 (ja) 2020-03-31 2023-12-27 大和ハウス工業株式会社 電力融通システム
JP7426279B2 (ja) 2020-03-31 2024-02-01 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム
JP7438826B2 (ja) 2020-03-31 2024-02-27 大和ハウス工業株式会社 電力供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6147815B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6147815B2 (ja) 電力融通システム及びそれを具備する住宅街区
US20180254637A1 (en) Energy management system and method
CN102884703B (zh) 电力控制装置以及具备该电力控制装置的系统互联系统
JP6235061B2 (ja) 再生可能エネルギー利用発電設備を用いた電力供給システム
WO2015200931A1 (en) Versatile site energy router
WO2011077221A2 (ja) 電力供給システム
WO2013015256A1 (ja) 電力管理システム及び管理方法
KR20200079755A (ko) 부하환경을 고려한 마이크로그리드 시스템 및 그 운영방법
KR102107483B1 (ko) IoT 하이브리드 마이크로 그리드 시스템
US9096140B2 (en) Management of the recharging of a set of batteries
JP2012239260A (ja) 集合住宅用電力供給システム
KR20130117566A (ko) 주택용 지능형 전력 제어 시스템 및 방법
KR102464533B1 (ko) 분산 부하를 위한 직류 배전 마이크로그리드 시스템 및 이의 운용 방법
EP3811486A1 (en) System for the control of electric energy
WO2022236373A1 (en) Energy provision system and method
KR101194374B1 (ko) 공동 주택의 전기 요금 절감 방법 및 그 장치
JP6243832B2 (ja) 充放電システムと建物
CN109888846A (zh) 一种交直流混合微电网互联变流器容量优化配置方法
JP6147816B2 (ja) 電力融通システム及びそれを具備する住宅街区
GB2502046A (en) Lamppost with vehicle charging and feeding in point
CN106684904B (zh) 分布式能源站电气组网的方法及微电网、中型能源网络
JP2013143892A (ja) 地域内電力の相互融通システム
JP6726029B2 (ja) 電力供給システム
JP6755682B2 (ja) 電力供給システム
WO2016158777A1 (ja) 再生可能エネルギー利用発電設備を用いた電力供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6147815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250