JP2017021158A - 端末、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サーバにデータを保存することなく、データの安全性を確保する。【解決手段】本実施形態に係る端末によれば、データに付与された識別子と、前記データの部分である第1の部分とを対応付けて保存する保存手段と、ネットワークに接続されている装置に、前記データの識別子を含む、問い合わせを送信する検索手段と、前記問い合わせに応じて、前記装置が保存している前記データの部分である第2の部分を、前記装置から取得する取得手段と、前記第1の部分と、前記第2の部分とから前記データを復元する復元手段とを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、端末、プログラム、及び情報処理システムに関する。
組織内の機密情報等の漏洩を避けるために、機密情報を管理するサーバのセキュリティを強化する対策が提案されている。
例えば、サーバに機密情報を暗号化して保存すると共に、復号に必要な鍵を複数の端末に分割して保存する方法が提案されている(特許文献1)。
かかる方法によれば、復号に必要な鍵が、複数の端末に分割して保存されるため、セキュリティのレベルが高くなる。
上述した保存方法では、復号に必要な鍵を取得しにくくすることにより、機密情報が復号されるリスクを抑えている点ではメリットがあるものの、機密情報自体はサーバに保存する必要がある。
このため、かかる保存方法によれば、サーバのセキュリティを保証する必要があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、サーバにデータを保存することなく、データの安全性を確保することを目的とする。
本実施形態に係る端末によれば、データに付与された識別子と、前記データの部分である第1の部分とを対応付けて保存する保存手段と、ネットワークに接続されている装置に、前記データの識別子を含む、問い合わせを送信する検索手段と、前記問い合わせに応じて、前記装置が保存している前記データの部分である第2の部分を、前記装置から取得する取得手段と、前記第1の部分と、前記第2の部分とから前記データを復元する復元手段とを有する。
本実施形態によれば、サーバにデータを保存することなく、データの安全性を確保する端末、プログラム、及び情報処理システムを提供することが可能となる。
一実施形態に関連する情報処理システムの全体構成を示す図である。 一実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの機能構成を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスで保存する情報の一例を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスのハードウェア構成を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの動作手順を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの動作手順を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの動作手順を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの動作手順を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの動作手順を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの入出力手段の表示を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの入出力手段の表示を示す図である。 一実施形態におけるスマートデバイスの入出力手段の表示を示す図である。
[第1実施形態]
<システム構成>
図1及び図2を用いて、情報処理システム1の全体構成について説明する。
(1)本実施形態に関連するシステム
図1は、本実施形態に関連する情報処理システムの全体構成を示す図である。
図1の情報処理システムは、スマートデバイス300と、情報処理装置200と、アクセスポイント100(以下、「AP100」という。)と、を有する。これらの装置は、通信ネットワーク50を介して接続される。
通信ネットワーク50は、特定の通信方式に限定されるものではなく、イーサネット(登録商標)、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)などを用いて相互に接続される。また、相互接続をする時に、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)、及び専用線を介して接続されてもよい。
スマートデバイス300は、ユーザが操作する端末であり、例えばスマートフォン、携帯電話、ノートPC、又はタブレット端末等である。なお、スマートデバイス300は、端末の一例である。
スマートデバイス300は、Bluetooth(登録商標)、又はBLE(Bluetooth Low Energy)等の近距離無線通信を用いてAP100と通信可能である。また、スマートデバイス300は、NFC(Near Field radio Communication)等の非接触通信を用いてAP100と通信可能である。なお、非接触通信は超近距離無線通信と呼ばれてもよい。スマートデバイス300は、WLAN(Wireless LAN)等を用いて通信ネットワーク50に接続可能である。
AP100は、近距離無線通信のアクセスポイントである。AP100は、AP100のエリアに存在するスマートデバイス300と接続し、近距離無線通信で信号の送受信を行う。スマートデバイス300からの信号にはスマートデバイス300を特定する識別子を含む。このため、AP100は、AP100のエリアに存在するスマートデバイス300を特定することができる。AP100は、特定されたスマートデバイス300に関する情報を、スマートデバイス300、及び情報処理装置200に通知してもよい。スマートデバイス300は、情報処理装置200から特定されたスマートデバイス300に関する情報を取得してもよい。
本実施形態では、スマートデバイス300が、AP100と接続し、かつ通信ネットワーク50に接続している場合に、スマートデバイス300が、「ネットワークに接続されている」、又は「ネットワーク上に存在する」と表現する。ネットワークに接続されているスマートデバイス300は、AP100に接続されている他のスマートデバイス300と、通信ネットワーク50を用いてデータの送受信を行うことができる。
また、本実施形態では、スマートデバイス300が、AP100と接続していない場合、スマートデバイス300が、「ネットワークに接続されていない」、又は「ネットワーク上に存在しない」と表現する。
情報処理装置200は、機密情報である会議資料等のデータを保存する。スマートデバイス300からの要求に応じて、会議資料等のデータをスマートデバイス300に送信する。
スマートデバイス300は、取得したデータをスマートデバイス300間で共有する。また、スマートデバイス300は、AP100のエリアに存在する出力機器を用いて取得したデータを出力してもよい。図1の情報処理システムでは、プロジェクタ400、MFP(Multi Function Peripheral)500、及びIWB(Interactive Whiteboard)600がAP100のエリアに配置される。スマートデバイス300は、プロジェクタ400、MFP500、又はIWB600を用いて取得したデータを出力してもよい。
(2)本実施形態の情報処理システム
図2は、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る情報処理システム1では、会議資料等のデータを情報処理装置200に保存しないことを特徴としている。情報処理システム1では、会議資料であるデータ#Aが配布され、会議の参加者が各自のスマートデバイス300を用いて、データ#Aを閲覧するケースを想定している。なお、データの配布はデータの送信と表現されてもよい。
図2(A)は、ネットワークに接続されているスマートデバイス300のそれぞれが、データ#Aを保持し、スマートデバイス300のユーザによりデータ#Aが閲覧されている様子を示している。データ#Aはスマートデバイス300Aからネットワークに接続されている他のスマートデバイス300(スマートデバイス300B、スマートデバイス300C)に配布される。
図2(B)は、スマートデバイス300のデータ#Aの閲覧を終了した時の様子を示している。スマートデバイス300のユーザがデータ#Aの閲覧を終了すると、それぞれのスマートデバイス300は、データ#Aの符号化の処理を行い、符号化されたデータ♯Aの所定の範囲を保持し、所定の範囲以外を削除する。図2(B)に示す例では、スマートデバイス300Aは、符号化されたデータ#A1を保持し、スマートデバイス300Bは符号化されたデータ#A2を保持し、スマートデバイス300Cは符号化されたデータ#A3を保持する。ここで、符号化されたデータ#A1は、符号化されたデータ#Aの最初の1/3の範囲のデータを表す。符号化されたデータ#A2は、符号化されたデータ#Aの真ん中の1/3の範囲のデータを表す。符号化されたデータ#A3は、符号化されたデータ#Aの最後の1/3の範囲のデータを表す。スマートデバイス300で保持する符号化されたデータは、データの部分と呼ばれてもよい。
図2(C)は、スマートデバイス300間で、各々が保持する符号化データ#Aの部分のデータを交換し、符号化データ#Aを復号する様子を示している。図2(C)の動作は、会議資料のデータ#Aを用いた会議が中断後に、再開されるようなケースで実行されることが想定される。
スマートデバイス300は、データ#Aの識別子を用いて、符号化されたデータ#Aを保持するスマートデバイス300を特定し、特定したスマートデバイス300からデータの部分を取得する。スマートデバイス300は、取得したデータの部分からデータ#Aの復号化処理を実行する。
本実施形態に係る情報処理システム1によれば、データの部分が複数の端末により保存される。第三者がデータ#Aの取得をする場合、複数のスマートデバイス300のそれぞれから符号化されたデータの部分を取得し、復号する必要がある。
上述した情報処理システム1の動作では、情報処理装置200にデータが保存されない。このため、第三者によりデータが情報処理装置200から取得されることがない。また、スマートデバイス300の各々には、データの部分しか保存されない。このため、第三者によりデータが取得され閲覧されるリスクが低い。
さらに、スマートデバイス300で、暗号化を伴わない符号化のみが実行される場合、暗号化の鍵情報も不要であり、簡易な処理で高いセキュリティを実現することが可能である。
上述したデータの符号化等を実施する場合、例えば、DCT(Discrete Cosine Transform)符号を用いて実施してもよい。DCT符号を用いる場合、データは、N個の周波数領域のデータに変換される。変換されたN個の周波数領域のデータは、スマートデバイス300間で分配され、保持される。各スマートデバイス300で保持する周波数領域のデータの個数は均等でもよいし、スマートデバイス300の属性、又はスマートデバイス300のユーザの属性を基に、保持する周波数領域のデータの個数をスマートデバイス300毎に重み付けしてもよい。
なお、スマートデバイス300は、DCT符号以外を用いて、上述したデータの符号化等を行ってもよいことは勿論である。
<機能構成>
(1)スマートデバイスの機能構成
図3を用いてスマートデバイス300の機能構成について説明する。スマートデバイス300は、保存手段320と、検索手段330と、取得手段340と、生成手段350と、復元手段360と、共有手段370と、送受信手段380と、入出力手段390と、制御手段395とを有する。
保存手段320は、データに付与された識別子と、データの部分である第1の部分とを対応付けて保存する。
検索手段330は、ネットワークに接続されている他のスマートデバイス300に、データの識別子を含む、問い合わせを送信する。なお、他のスマートデバイス300は、装置、又は機器と表現されてもよい。
かかる問い合わせに応じて、取得手段340は、他のスマートデバイス300が保存しているデータの部分である第2の部分を、他のスマートデバイス300から取得する。なお、第1の部分と第2の部分は、データの部分と表現されてもよい。また、データの部分が3台以上のスマートデバイス300に保持されている場合、取得手段340は、複数の他のスマートデバイス300からデータの部分を取得する。
復元手段360は、少なくとも取得手段340が取得した第1の部分と、第2の部分とからデータを復元する。データの部分が複数の他のスマートデバイス300から取得された場合、復元手段360は、取得した複数のデータの部分からデータを復元する。
保存手段320は、データの第1の部分を保存し、第1の部分以外のデータを削除する。
共有手段370は、他のスマートデバイス300とデータを共有し、データが更新される度に、更新されたデータを共有する。共有手段370は、同一のデータを保持している他のスマートデバイス300の情報を保持し、データを更新する度に、更新されたデータをかかる他のスマートデバイス300に送信する。
また、他のスマートデバイス300でデータが更新される度に、他の共有手段370は、かかる更新されたデータを他のスマートデバイス300から受信する。
共有手段370は、他のスマートデバイス300との間で、データの更新状態を共有する処理を実行する。この処理は、同期処理と呼ばれてもよい。データが取得されてから、データの第1の部分が生成され、保存手段320に保存されるまで、かかる同期処理は実行される。このため、複数のスマートデバイス300の各々が、第1の部分、第2の部分等を生成する時に用いるデータは同じである。
共有手段370は、データのうち、保存手段320が保存する第1の部分と、他のスマートデバイス300が保存する第2の部分とを、決定する。かかる決定の際に、共有手段370は、他のスマートデバイス300との間で、保存するデータの部分について調整してもよい。
調整とは、例えば、複数のスマートデバイス300間で、データの部分の保存を希望するか否かの確認を行い、保存を希望する複数のスマートデバイス300の各々が保存するデータの部分を決定することである。
共有手段370は、データをM個(Mは自然数)に分割して、M個のデータの部分を生成する。また、共有手段370は、データの部分のうちN個(Nは、M以下の自然数)からデータを復元可能とするかを、決定する。MとNは、データの部分の保存を希望するスマートデバイス300の数、セキュリティレベル等を考慮して決定される。Nの値が大きい程、セキュリティレベルは高くなるが、かかる値が大きすぎるとデータの復元がしにくくなる。
また、共有手段370は、データの部分のうち、復元の処理に必須のデータの部分(以下、「必須部分」という。)を決定し、復元手段360は、必須部分が取得された後に、データの復元を行う。
共有手段370による処理について、4台のスマートデバイス300A、スマートデバイス300B、スマートデバイス300C、スマートデバイス300Dでデータの部分を保存する場合を例に説明する。ここで、4台のスマートデバイス300がそれぞれデータを保持しており、共有手段370は、スマートデバイス300Aの機能であるものとする。
共有手段370は、各スマートデバイス300が保持するデータの部分を決定する。また、共有手段370は、データを共有しているスマートデバイス300の数から、生成するデータの部分の数Mを決定する。この場合、Mの値は4以下に設定される。
例えば、共有手段370は、第1の部分をスマートデバイス300Aに保存させ、第2の部分をスマートデバイス300Bに保存させ、第3の部分をスマートデバイス300Cに保存させ、第4の部分をスマートデバイス300Dに保存させることを決定する。決定された各データの部分は、部分が重複していてもよい。
共有手段370は、データを復元するのに必要なデータの部分の数Nを決定する。Nは4以下に設定される。MとNの値が近い程、データの各部分の重複が少なくなり、Nの値がMの値より小さい程、データの各部分の重複が大きくなる。
共有手段370は、必須のデータの部分を決定することができる。例えば、共有手段370が、スマートデバイス300Cに保持させる第3の部分を必須部分と設定した場合、他のスマートデバイス300は、スマートデバイス300Cから第3の部分を取得しない限りデータの復元をすることができない。
例えば、会議データを共有する場合、会議の主催者のスマートデバイス300に必須部分を割り当て、主催者の管理の下で、データが更新されるようにしてもよい。
データの識別子は、スマートデバイス300が、ネットワークに接続した時に、取得手段340が取得する。取得手段340が、複数の識別子を取得した場合、入出力手段390は、取得した複数の識別子を表示し、ユーザに識別子の選択を促す。入出力手段390がユーザの選択を受け付けると、保存手段320は、選択された識別子と、データとを対応付けて保存する。
データを共有する複数のスマートデバイス300の間でデータに対して同一の識別子を付与しないと、データを復元する動作を実行する時に、取得すべきデータを特定できなくなってしまう。このため、データに割り当てる識別子の候補が複数ある場合、データを共有する複数のスマートデバイス300の間で同一の識別子を割り当てる。
スマートデバイス300は、データとデータの識別子とを、ネットワークに接続しているスマートデバイス300に配布してもよい。
データの識別子は、複数のスマートデバイス300がデータを共有したイベントの名称が設定されてもよい。例えば、会議名がデータの識別子に設定されてもよい。また、データの識別子はイベントの名称に基づいて生成されてもよい。
例えば、同一の時間帯に複数の会議が設定されている場合、スマートデバイス300にデータに対応する複数の会議名が表示されることが想定される。この場合、データを共有するスマートデバイス300では、同一の会議名でデータを対応付けて保存する。一のスマートデバイス300が設定した会議名(識別子)とデータとの関係に従って、他のスマートデバイス300でも会議名とデータとの関係が管理される。
共有手段370は、会議名等のイベントの名称を基に識別子を生成してもよい。スマートデバイス300は、データを復元する時に、識別子を基にデータの部分を保存しているスマートデバイス300を検索する。
なお、識別子に会議名を設定すると会議の参加に係る情報がネットワーク上で送信され、会議の参加者以外のスマートデバイス300から確認されてしまう恐れがある。このため、識別子はイベントを特定できないように構成されることが好ましい。これにより、同じイベントに参加していたユーザのスマートデバイス300のみが、識別子を基にデータの部分を取得し、データを復元することができる。さらに、識別子に暗号化を行い、復号できたスマートデバイス300のみデータの部分を取得できるようにしてもよい。
次に、ネットワークに他のスマートデバイス300が接続されていないことが検出された場合の各機能部の動作について説明する。
他のスマートデバイス300がネットワークに接続されていないことが検出された場合、生成手段350は、データからデータの第1の部分を生成する。
データを共有しているスマートデバイス300に変更があった時点で、各スマートデバイス300でデータの部分を保存する方がデータの更新状況の管理上、好ましいためである。
この時に、保存手段320は、生成された第1の部分を保存すると共に、データの第1の部分以外を削除してもよい。例えば、会議の終了等によりスマートデバイス300間でのデータの共有が終了したと判断される場合には、スマートデバイス300は、データの第1の部分以外を削除する。
スマートデバイス300が所定の期間、ネットワークに接続されていないことが検出された場合、生成手段350は、第1の部分を生成してもよい。所定の期間を設けることにより、スマートデバイス300が意図的にネットワークから切断されたのか、ネットワークの一時的な不具合によりネットワークに接続されていないと検出されたのかを判断することができる。
なお、所定の期間内に再度ネットワークに接続された場合、スマートデバイス300は、データの復元処理を行わず、データを共有していたスマートデバイス300との間でデータを同期し、データの共有を再開してもよい。
スマートデバイス300Bがネットワークに接続されていないと、検索手段330が、判断したことに応じて、共有手段370は、保存手段320で保存する第1の部分のデータにおける範囲と、ネットワークに接続されているその他のスマートデバイス300で保存するデータにおける範囲とを、決定してもよい。
保存手段320は、データに管理符号を付与して保存し、さらに、データが更新される度に新たに管理符号を付与して保存してもよい。かかる管理符号は、管理番号、又はバージョン情報と表現されてもよい。また、検索手段330は、データの識別子と共に管理番号を含む問い合わせを他のスマートデバイス300に送信してもよい。これにより、データを復元する時に、スマートデバイス300は、所望の管理番号のデータの部分を他のスマートデバイス300から取得することができる。
保存手段320は、データの部分を保存しているスマートデバイス300のユーザの連絡先を保存してもよい。かかるスマートデバイス300がネットワークに接続されていない時に、データが更新された場合、検索手段330は、連絡先にデータが更新された旨の通知を送信してもよい。なお保存する連絡先は、メールアドレス、電話番号、及び各種SNS(Social Network Service)のID等が想定される。これによりかかる通知をメール、SMS(Short Message Service)、及びSNS上の各種メッセンジャー等により通知することができる。
データから第1の部分を生成する時に、生成手段350は、データに符号化処理を行い、符号化されたデータから第1の部分を生成してもよい。また、復元手段360は、第1の部分と他のスマートデバイス300から取得したデータの部分とに対して復号処理を行い、データを復元してもよい。
送受信手段380は、他の装置から各種信号と、データとを受信すると共に、スマートデバイス300の各機能により生成される信号と、データとを他の装置に送信する。
入出力手段390は、ユーザに対してデータの表示を行う。また、入出力手段390は、データの設定等に関する情報を表示し、ユーザからデータの設定等に関する入力を受け付ける。なお、送受信手段380は、送信手段の一例である。
制御手段395は、入出力手段390がユーザから受け付けた内容を実行するように、スマートデバイス300の各機能に指示する。また、制御手段395は、スマートデバイス300の各機能に対して、各種制御を実行する。
なお、上述した実施形態では、データを共有しているスマートデバイス300の数が減る場合を例に説明したが、データを共有しているスマートデバイス300の数が増える場合にも、スマートデバイス300は同様の動作を実行してもよい。
具体的には、ネットワークに接続してデータを共有しているスマートデバイス300の数が増える前に、既にデータを共有しているスマートデバイス300の間でデータの部分を生成してもよい。また、新たなスマートデバイス300がデータの共有を開始した時に、データを共有している各スマートデバイス300で保存するデータの部分を決定してもよい。
(2)スマートデバイスで保存する情報
図4は、スマートデバイス300で保存する情報の一例を示す図である。これらの情報は保存手段320に保存される。
データの識別子は、データを一意に特定するために用いられる情報である。例えば、会議の名称である会議#A等が、データの識別子に用いられる。
使用状況は、データが使用されている状況を表す。「共有中」と設定されている場合は、データが使用中であることを表す。この状況では、使用中のデータが保存手段320に保存されている。
図4の例では、データ識別子が「会議#A」の使用状況は、「共有中」である。このため、保存手段320は、保存データとして「データ#A」を保存している。データ識別子が「会議#B」の使用状況は、「終了」である。このため、保存手段320は、保存データとして「データの部分」を保存している。なお、「終了」の場合は、データの共有を終了した時間が併せて保存されてもよい。
また、データ識別子が「会議#C」の使用状況は、「共有予定」である。この場合、保存手段320には、データが保存されていない。スマートデバイス300が、データの識別子と共にデータを受信した時に、保存手段320は、かかるデータをデータの識別子と対応付けて保存する。
管理番号は、データのバージョンを表す情報であり、データが更新されるタイミング、及びデータの部分が生成されるタイミングで新たな管理番号が付与される。
「分担」は、スマートデバイス300が、保存するデータの部分を特定するための情報である。「分担」は、データを配布するスマートデバイス300が決定し、他のスマートデバイス300に通知してもよい。「分担」にはデータの範囲を特定できる情報が保存される。なお、かかる範囲は他のスマートデバイスの保存するデータの範囲と重なってもよい。
「冗長度」の欄には、データを分割する数であるMと、復元に必要なデータの数であるNが保存される。
「必須部分の設定」の欄は、必須部分が設定されていない場合は、「無」と設定され、必須部分が設定されている場合は「有」と設定され、必須部分を保存している保存者のIDも併せて設定される。
「連絡先」には、データの部分を保存している、又は保存する予定のスマートデバイス300のユーザの連絡先が設定される。
<ハードウェア構成>
(1)スマートデバイス
図5は本実施形態に係るスマートデバイス300の一例のハードウェア構成図である。図5のスマートデバイス300は、CPU301、ROM302、RAM303、メディアドライブ308、通信部312、アンテナ311、近距離無線通信部315、近距離無線通信用アンテナ314、ディスプレイ316、及びタッチパネル317を備えている。
CPU301はスマートデバイス300全体の動作を制御する。ROM302は基本入出力プログラムを記憶している。RAM303はCPU301のワークエリアとして使用される。
メディアドライブ308は、フラッシュメモリ等の記録メディア307に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ308は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶される記録メディア307が着脱自在な構成となっている。
通信部312は通信ネットワーク50と接続しデータの送受信を行う。無線LAN及びセルラー通信(3G,LTE)等の無線通信でデータの送受信を行う時には、通信部312は、アンテナ311を利用して最寄りの無線LAN基地局、及び携帯電話基地局と通信を行う。なお、無線LAN通信を用いる時には、IEEE80411規格に準拠した方式を利用する。
近距離無線通信部315は、近距離無線通信用アンテナ314を利用したBLE通信などの近距離無線通信を行う。
非接触無線通信部313は、非接触通信用アンテナ319を利用したNFC通信などの非接触通信(超近距離通信)を行う。
ディスプレイ316は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル317は、ディスプレイ316上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ316上におけるタッチ位置を検出する。バスラインBは上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
このように、本実施形態に係るスマートデバイス300は図5に示すハードウェア構成により上述した各種処理を実現できる。
<動作手順>
(1)動作手順(その1)
図6を用いて本実施形態に係る動作手順の一例について説明する。図6は、スマートデバイス300Aが、イベント「会議」の新規生成を行い、イベントに係るデータを他のスマートデバイス300に送信する動作手順を示している。
まず、イベント「会議」への参加に関する手順について説明する。
ステップS601で、スマートデバイス300Aは、ネットワークに接続する。ここで、ネットワークに接続するとは、スマートデバイス300Aが、AP100、及び通信ネットワーク50と接続していることである。
ステップS602で、スマートデバイス300Aは、ユーザの指示を受け新規会議を作成する。具体的には、スマートデバイス300Aは、「会議名」からデータの識別子「会議#A」を生成する。
ステップS603で、スマートデバイス300Aは、ユーザの指示を受け「会議#A」に対応する「会議情報」を生成する。「会議情報」は、「会議#A」の参加者、開始時間、終了予定時間、及び議題等の会議に係る情報である。
スマートデバイス300Aにより生成された「会議#A」、及び「会議情報」はネットワーク上で公開され、ネットワークに接続した他のスマートデバイス300は取得可能である。なお、「ネットワーク上で公開」とは、例えば情報処理装置200上に「会議名」等の情報を保存し、他のスマートデバイス300からアクセス可能な状況にすることでもよい。或いは、スマートデバイス300Aが、「会議名」等の情報をネットワークにアクセスする他のスマートデバイス300に通知することでもよい。かかる通知は定期的に送信されてもよい。
ステップS604で、スマートデバイス300Bは、ネットワークに接続する。
ステップS605で、スマートデバイス300Bは、ユーザから会議参加の指示を受け付ける。
ステップS606で、スマートデバイス300Bは、ネットワーク上で開催予定の会議を検索し、「会議#A」とその「会議情報」を検出する。
ステップS607で、スマートデバイス300Bは、会議への参加処理を実行する。具体的には、スマートデバイス300Bは、スマートデバイス300Aに会議参加する旨の通知を送信し、スマートデバイス300Aからかかる通知に対する了承の応答を受信すると会議への参加処理が完了する。
ステップS608で、スマートデバイス300Cは、スマートデバイス300Bと同様にネットワークに接続し、会議への参加処理を実行する。この手順はステップS604乃至ステップS607と同じであるため説明を省略する。
次に、会議資料の配布に関する手順について説明する。
ステップS609で、スマートデバイス300Aは、ユーザから会議に使用するデータの選択、データに対する各種設定、データの配布、及びデータの出力に関する指示を受け付ける。
データが選択されると、かかるデータはデータの識別子「会議#A」と対応付られて記憶される。
ユーザはデータを選択する時に、データに対する各種設定をスマートデバイス300Aに指示する。例えば、データの部分を保存する時の「分担」、「冗長度」の設定、「必須部分」の設定、及び「連絡先」の設定を行う。
ステップS610で、スマートデバイス300Aは、選択されたデータをIWB600に出力する。また、スマートデバイス300Aは、選択されたデータと、かかるデータに対する各種設定を、会議参加者のスマートデバイス300(スマートデバイス300B、スマートデバイス300C)に送信する。
ステップS611で、スマートデバイス300Bは、選択されたデータと、かかるデータに対する各種設定を取得する。
ステップS612で、スマートデバイス300Bは、選択されたデータと、データの識別子「会議#A」とを対応付けて保存する。また、スマートデバイス300Bは、データに対する各種設定についても取得し、かかる各種設定についてもデータの識別子「会議#A」と対応付けて保存する。
本動作手順では、データの出力先に、IWB600が選択された場合を示しているが、他の機器に出力する場合でも同様の処理を実行することにより実現できる。
ステップS613及びステップS614で、スマートデバイス300Cもスマートデバイス300Bと同様の手順を実行し、選択されたデータの取得等を行う。ステップS613及びステップS614の手順については、ステップS611及びステップS612と同じであるため説明を省略する。
(2)動作手順(その2)
図7を用いて本実施形態に係る動作手順の一例について説明する。図7は、スマートデバイス300Aが、他のスマートデバイス300からデータの部分を取得し、データを復元する時の動作手順を示している。
ステップS701で、送受信手段380は、ネットワークに接続する。
ステップS702で、検索手段330は、データの部分を保存している他のスマートデバイス300を検索する。検索手段330は、データの識別子を基にかかる検索を実行する。
ステップS703で、検索手段330は、スマートデバイス300Bからデータの部分を保存している旨の応答を受信する。
図7では、スマートデバイス300Bから応答を受信する様子を示しているが、検索手段330は、検索の結果、発見された他の全てのスマートデバイス300からデータの部分を保存している旨の応答を受信する。
ステップS704で、検索手段330は、取得手段340に検索の結果を通知する。
ステップS705で、取得手段340は、スマートデバイス300Bにデータの取得の要求を送信する。かかる取得の要求には、スマートデバイス300Aで保存しているデータの部分#Aを含む。スマートデバイス300Bでも、データの復元を実行できるようにするためである。
ステップS706で、取得手段340は、スマートデバイス300Bから、スマートデバイス300Bで保存しているデータの部分#Bを取得する。
スマートデバイス300Aは、ネットワークに接続しているスマートデバイス300からデータの部分を取得するために、ステップS705及びステップS706と同じ処理をスマートデバイス300B以外のスマートデバイス300との間でも実行する。
ステップS707で、取得手段340は、復元手段360に他のスマートデバイス300から取得したデータの部分を送信する。
ステップS708で、保存手段320は、復元手段360に保存しているデータの部分を送信する。
ステップS709で、復元手段360は、受信したデータの部分から、データを復元する処理を実行する。
上記の手順により、スマートデバイス300は、ネットワークに接続している他のスマートデバイス300からデータの部分を取得しデータを復元することができる。かかる手順によればデータは情報処理装置200に保存されない。データを取得する場合、データの部分を保存しているスマートデバイス300からデータを収集し、復元する必要があるため、第三者がデータを取得するのは困難である。
ネットワークに接続している他のスマートデバイス300も、スマートデバイス300Aと同様の処理を実行し、データを復元する。
(3)動作手順(その3)
図8を用いて本実施形態に係る動作手順の一例について説明する。図8は、スマートデバイス300間でデータを共有している状況で、かかるデータが更新された時の動作手順を示している。
スマートデバイス300Aは、データ#Aを他のスマートデバイス300と共有している。
ステップS801で、共有手段370は、スマートデバイス300Bからデータの更新通知を受信する。かかる更新の通知には、更新されたデータ#Aと、更新されたデータ#Aに付与された管理番号とを含む。
ステップS802で、共有手段370は、保存手段320に、更新されたデータ#Aと更新されたデータ#Aに付与された管理番号とを通知する。
ステップS803で、保存手段320は、更新されたデータ#Aと、更新されたデータ#Aに付与された管理番号とを保存する。
(4)動作手順(その4)
図9を用いて本実施形態に係る動作手順の一例について説明する。図9は、スマートデバイス300間でデータを共有している状況において、スマートデバイス300Aがネットワークから切断された時の動作手順を示している。
ステップS901で、スマートデバイス300Aは、ネットワークから切断される。例えば、スマートデバイス300AがAP100のエリア外に移動したことにより、スマートデバイス300Aはネットワークから切断される。
ステップS902で、保存手段320は、送受信手段380から、ネットワークから切断された旨の通知を受信する。
ステップS903で、保存手段320は、生成手段350に、データ#Aの符号化の依頼を送信する。
ステップS904で、生成手段350は、データ#Aの符号化の処理を実行する。
ステップS905で、生成手段350は、符号化したデータ#Aを保存手段320に送信する。
ステップS906で、保存手段320は、保存しているデータ#Aの「分担」を参照し、符号化されたデータ#Aの保存するデータの部分を特定し、かかるデータの部分のみを保存し、符号化されたデータ#Aのそれ以外の部分については削除する。
ステップS907で、保存手段320は、データ#Aを削除する。
上述した動作手順により、スマートデバイス300Aは、符号化されたデータ#Aのデータの部分のみを保存し、データ#Aの他の部分については削除することができる。
(5)動作手順(その5)
図10を用いて本実施形態に係る動作手順の一例について説明する。図10は、スマートデバイス300間でデータを共有している状況において、スマートデバイス300Bがネットワークから切断された時の動作手順を示している。かかる動作手順では、他のスマートデバイス300のネットワークからの切断を検知した時に、データを更新することを要旨としている。
ステップS1001で、スマートデバイス300Bがネットワークから切断される。
ステップS1002で、送受信手段380は、スマートデバイス300Bがネットワークから切断されたことを検知する。
ステップS1003で、送受信手段380は、保存手段320にスマートデバイス300Bがネットワークから切断されたことを通知する。
ステップS1004乃至ステップS1007の手順については、ステップS903乃至ステップS906の手順と同様であるため説明を省略する。
ステップS1008で、保存手段320は、データ#Aの更新の設定を行う。具体的には、保存手段320は、データ#Aを保存し、保存後にデータ#Aに新たな管理番号を付与する。また、保存手段320は、更新されたデータ#Aに「分担」、「冗長度」、「必須部分」、及び「連絡先」の設定を行う。
ステップS1009で、保存手段320は、送受信手段380に、データ#Aの更新が完了した旨と、更新されたデータ#Aの設定とを通知する。
ステップS1010で、送受信手段380は、データ#Aの更新の通知を、スマートデバイス300Cに送信する。送受信手段380は、スマートデバイス300C以外のデータ#Aを共有しているスマートデバイス300に対しても同様に、かかる通知を送信する。
かかる通知にはデータの識別子と、更新されたデータ#Aの設定(「管理番号」、及び「分担」等)とが含まれる。更新されたデータ#Aは含まれなくてもよい。ネットワークに接続中のスマートデバイス300は、スマートデバイス300Bの切断を検知した時点で、データ#Aを保存し、データ#Aを更新しているためである。
スマートデバイス300Cは、かかる通知を受信し、更新されたデータ#Aに通知された設定を適用する。
なお、上述した動作手順において、検索手段330、取得手段340、共有手段370等が他のスマートデバイス300Bと信号を送受信する時に、説明の簡略化のため他のスマートデバイス300と直接送受信を行う旨の記載をしているが、これらの信号は送受信手段380を介して送信されることに留意すべきである。
<画面表示>
図11乃至図13を用いて、スマートデバイス300の入出力手段390の表示について説明する。図11乃至図13は、「イベント」が「会議」の時に、スマートデバイス300間でデータを共有する場合の入出力手段390の表示を示している。これらの表示は、スマートデバイス300にインストールされたアプリケーションにより実行されてもよい。
(1)画面表示(その1)
図11は、イベントの新規の生成をする時の入出力手段390の表示の一例を示す図である。
ネットワークに接続すると、入出力手段390に、図11の(A)に示す内容が表示される。スマートデバイス300のユーザは、「新規会議の作成」、又は「会議参加」のいずれかを選択することができる。
「新規会議の作成」が選択された場合の表示を図11の(B)に示す。ユーザは入出力手段390に、「新規会議」に係る各種設定を入力することができる。「会議名」、「分割設定」、「復元設定」、及び「主催者設定」を入力できる。
「会議名」は、保存手段320で保存する「データの識別子」に対応する。「分割設定」は、保存手段320で保存する「分担」に対応する。「復元設定」は、保存手段320で保存する「冗長度」に対応する。「主催者設定」は、保存手段320で保存する「必須部分」に対応する。
これらの設定に係る情報が入力された後、入出力手段390がユーザから「会議作成」の選択を受け付けると新規会議が作成される。
なお、これらの設定は会議で共有するデータが選択された後に実行されてもよい。
新規会議が作成されると、入出力手段390は図11の(C)に示す表示をする。
一方、ユーザが「会議参加」を選択した場合、入出力手段390は図11の(D)に示す表示をする。入出力手段390は、ユーザによる会議の選択を受け付ける。
(2)画面表示(その2)
図12は、スマートデバイス300からデータの選択をする時の入出力手段390の表示の一例を示す図である。
入出力手段390は、ユーザにデータを選択するか確認をするため、図12の(A)の表示をする。「データの選択」が選択された場合、図12の(B)の表示をする。
入出力手段390は、図12の(B)の表示を行い、ユーザにデータの選択を促す。また、入出力手段390は、選択したデータに対する処理の選択をユーザに促す。図12の(B)の例では、入出力手段390は、ユーザから「出力」、又は「配布」の処理を受け付ける。
図12の(C)は、データ#Aが表示された時の様子を示している。入出力手段390にデータAが表示される。ユーザにより「出力」が選択されると、入出力手段390の表示が図12の(D)に遷移する。
図12の(D)は、入出力手段390が、データ#Aの出力を行うことができる機器の一覧の表示である。入出力手段390は、ユーザから機器の選択を受け付け、機器が選択されると、スマートデバイス300は、かかる機器にデータ#Aを出力する。
なお、図12の(B)及び(C)で、「配布」が選択されるとデータ#Aが、会議に参加するユーザのスマートデバイス300にデータ#Aを送信する。
(3)画面表示(その3)
図13は、スマートデバイス300でデータを復元する時の入出力手段390の表示の一例を示す図である。図13は、スマートデバイス300が他のスマートデバイス300からデータの部分を取得し、データを復元する時の入出力手段390の表示を示している。
図13の(A)は、ユーザに再開する会議を選択させる時の入出力手段390の表示を示す図である。入出力手段390は、ユーザから再開する会議の選択を受け付ける。
「会議」に複数のデータが対応付られている場合は、復元するデータをユーザに選択させてもよい。図13の(B)は、ユーザに復元するデータを選択させる時の表示の一例を示す図である。入出力手段390がユーザからデータの選択と、復元の選択を受け付けると、スマートデバイス300は、他のスマートデバイス300から選択されたデータを取得し、復元処理を実行する。
復元処理が完了した時には、入出力手段390は、図13の(C)に示す図を表示する。一方、復元処理が完了しなかった時には、入出力手段390は、図13の(D)に示す図を表示する。スマートデバイス300が、データの復元をするのに十分なデータの部分が取得できなかった場合、又はスマートデバイス300が、必須部分が取得できなかった場合には、入出力手段390は、図13の(D)に示す図を表示する。
[その他]
上述した実施形態では、スマートデバイス300が通信ネットワーク50に接続しかつ、AP100に接続している場合に、スマートデバイス300は、ネットワークに接続していると判断されることを前提に説明した。スマートデバイス300がAP100に接続されていない時でも、通信ネットワーク50に接続している場合にはネットワークに接続されていると判断されてもよい。この場合、AP100のエリアに関わらず、スマートデバイス300間でデータの共有等を実行することができる。
上述した実施形態における符号化処理及び復号化処理の時に、スマートデバイス300は、暗号化及び非暗号化の処理を実行してもよい。暗号化及び非暗号化を実行する時には鍵情報が必要となる。かかる鍵情報は、イベントを生成したスマートデバイス300により生成され、他のスマートデバイス300に送信されてもよい。
上述した実施形態では、AP100は、BLE通信を用いることを想定しているが、他の近距離無線通信の方式、及びNFC等の非接触通信(超近距離通信)を適用可能なことは勿論である。超音波、光、電波、及び赤外線等を近距離無線通信に適用してもよい。
上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、スマートデバイス300に供給してもよい。そして、スマートデバイス300が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、上述の実施形態が、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は、いずれかの実施の形態を構成することになる。ここで、記憶媒体は、記録媒体または非一時的な記憶媒体である。
また、コンピュータ装置が読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に従って、コンピュータ装置上で動作しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部または全部を行ってもよい。さらに、その処理によって前述した実施形態の機能が実現されてもよいことは言うまでもない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
50 通信ネットワーク
100 アクセスポイント(AP)
200 情報処理装置
300 スマートデバイス
320 保存手段
330 検索手段
340 取得手段
350 生成手段
360 復元手段
370 共有手段
380 送受信手段
390 入出力手段
395 制御手段
特開2013−126039号公報

Claims (15)

  1. データに付与された識別子と、前記データの部分である第1の部分とを対応付けて保存する保存手段と、
    ネットワークに接続されている装置に、前記データの識別子を含む、問い合わせを送信する検索手段と、
    前記問い合わせに応じて、前記装置が保存している前記データの部分である第2の部分を、前記装置から取得する取得手段と、
    少なくとも前記第1の部分と、前記第2の部分とから前記データを復元する復元手段とを有する端末。
  2. 前記保存手段は、前記データの前記第1の部分を保存し、前記第1の部分以外の前記データを削除する、請求項1に記載の端末。
  3. 前記データを前記装置と共有し、前記データが更新される度に、前記装置との間で、更新された前記データを共有する共有手段、を有し、
    前記共有手段は、前記データのうち、前記保存手段で保存する前記第1の部分と、前記装置が保存する前記第2の部分とを決定する、請求項2に記載の端末。
  4. 前記共有手段は、
    前記データをM個(Mは自然数)に分割して、M個の前記データの部分を生成し、
    前記M個の前記データの部分のうちのN個(Nは、M以下の自然数)から前記データを復元可能とするかを、決定する請求項3に記載の端末。
  5. 前記共有手段は、前記データの部分のうち、復元の処理に必須のデータの部分を決定し、
    前記復元手段は、前記必須のデータの部分が取得された後に、前記データの復元を行う、請求項4に記載の端末。
  6. 前記端末が前記ネットワークに接続した時に、前記取得手段が、複数の識別子を取得した場合、前記保存手段は、前記端末のユーザにより選択された識別子と、前記データとを対応付けて保存する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端末。
  7. 前記識別子は、前記端末と前記装置との間で前記データを共有したイベントの名称に基づいて生成される請求項6に記載の端末。
  8. 前記装置が前記ネットワークに接続されていないことが検出された場合、前記データから前記第1の部分を生成する生成手段を有する、請求項3に記載の端末。
  9. 前記装置が所定の期間、前記ネットワークに接続されていないことが検出された場合、前記生成手段は、前記第1の部分を生成する請求項8に記載の端末。
  10. 前記共有手段は、前記データのうち、前記保存手段で保存する前記第1の部分と、前記装置が保存する前記第2の部分と、前記ネットワークに接続されている機器が保存する第3の部分とを決定し、
    前記装置が前記ネットワークに接続されていないと、前記検索手段が判断したことに応じて、前記共有手段は、前記保存手段で保存する前記第1の部分と、前記機器で保存する前記第3の部分とを再び決定し、
    前記復元手段は、少なくとも前記第1の部分と、前記第3の部分とから前記データを復元する請求項8に記載の端末。
  11. 前記保存手段は、前記データに第1の管理符号を付与して保存し、前記データが更新されると第2の管理符号を付与して保存する請求項3に記載の端末。
  12. 前記保存手段は、前記装置のユーザの連絡先を保存し、
    前記装置が前記ネットワークに接続されていない時に前記データが更新されると、前記検索手段は、前記連絡先に前記データが更新された旨の通知を送信する請求項3に記載の端末。
  13. 前記データに符号化処理を行い、符号化された前記データから前記第1の部分を生成する生成手段、を有し、
    前記復元手段は、前記第1の部分と前記第2の部分とに対して復号処理を行い、前記データを復元する、請求項1に記載の端末。
  14. データに付与された識別子と、前記データの部分である第1の部分とを対応付けて保存するステップと、
    ネットワークに接続されている装置に、前記データの識別子を含む、問い合わせを送信するステップと、
    前記問い合わせに応じて、前記装置が保持している前記データの部分である第2の部分を、前記装置から取得するステップと、
    少なくとも前記第1の部分と、前記第2の部分とから前記データを復元するステップと、を端末に実行させるプログラム。
  15. 少なくとも第1の端末と第2の端末とを有する情報処理システムであって、
    前記第1の端末は、
    データに付与された識別子と、前記データの部分である第1の部分とを対応付けて保存する保存手段と、
    ネットワークに接続されている第2の端末に、前記データの識別子を含む、問い合わせを送信する検索手段と、
    前記データの部分である第2の部分を、前記第2の端末から取得する取得手段と、
    少なくとも前記第1の部分と、前記第2の部分とから前記データを復元する復元手段とを有し、
    前記第2の端末は、
    前記識別子と、前記データの前記第2の部分とを対応付けて保存する保存手段と、
    前記第1の端末からの前記問い合わせに応じて、前記第2の部分を、前記第1の端末に送信する送信手段と、を有する情報処理システム。
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