JP2017020271A - ヒンジ構造 - Google Patents

ヒンジ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017020271A
JP2017020271A JP2015139597A JP2015139597A JP2017020271A JP 2017020271 A JP2017020271 A JP 2017020271A JP 2015139597 A JP2015139597 A JP 2015139597A JP 2015139597 A JP2015139597 A JP 2015139597A JP 2017020271 A JP2017020271 A JP 2017020271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
presser
door
protrusion
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015139597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6489964B2 (ja
Inventor
貴久 生沼
Takahisa Oinuma
貴久 生沼
宏 古賀
Hiroshi Koga
宏 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2015139597A priority Critical patent/JP6489964B2/ja
Priority to MYPI2018700137A priority patent/MY187870A/en
Priority to CN201610545757.8A priority patent/CN106351525B/zh
Publication of JP2017020271A publication Critical patent/JP2017020271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6489964B2 publication Critical patent/JP6489964B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D3/00Hinges with pins
    • E05D3/02Hinges with pins with one pin
    • E05D3/022Hinges with pins with one pin allowing an additional lateral movement, e.g. for sealing
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D5/00Construction of single parts, e.g. the parts for attachment
    • E05D5/02Parts for attachment, e.g. flaps

Abstract

【課題】ヒンジ構造を大型化させることなく、部材表面の美観を維持し、部材の開度を大きく確保する。【解決手段】ラックユニット3はラックギア13に歯合したピニオンギア9をラックギア13方向に付勢する第1のギア押え14および第2のギア押え15を備え、扉2は第1のギア押え14に当接する摺動面10と第2のギア押え15に当接する第1の突部11とを備え、扉2の閉位置から予め設定された切替開度までの回動では、第1のギア押え14と摺動面10とが当接し、扉2の切替開度から最大開度までの回動では、第1のギア押え14と摺動面10との当接が解除され、第2のギア押え15と第1の突部11とが当接する。【選択図】図3

Description

この発明は、2つの部材を回動可能に連結するヒンジ構造に関するものである。
電子機器など筐体を構成する2つの部材、例えばケースと扉部材の開閉動作はヒンジ構造を介して行われる。ケースと扉部材の構造あるいは配置によっては、扉部材を開方向に移動させる際に扉部材がケースに当接し、扉部材の開度が制限される場合があった。扉部材の大きな開度を確保するヒンジ構造として、従来よりケースと扉部材にスイングヒンジあるいはスライドヒンジを適用した構造が用いられている。
スイングヒンジは、例えばケースの内面に取り付けられたヒンジ本体と、扉部材の内面に取り付けられた扉側取り付け部材と、ヒンジ本体と扉側取り付け部材とを連結する連結機構とで構成されている。扉側取り付け部材と連結機構とは、リンクを介して回動可能に連結されている。従って、扉部材はケースにスイングヒンジを介して回転可能に支持されており、扉部材を閉めた閉位置と、扉部材を開けた開位置との間を回動する。これにより、ケースと扉部材の構造あるいは配置に影響を受けずに、扉部材の最大開度を設定することを可能にしている。
スライドヒンジは、例えば扉部材が回動するための回転軸であってケースに軸支される主軸と、当該主軸の軸受けとなるケースに設けられた溝部とで構成される。溝部は、軸支する主軸が所定方向にスライド移動可能な領域を備える。扉部材が閉位置から開状態に移行する場合、および扉部材が開状態から閉位置に移行する場合に、主軸が溝部内を所定方向に移動し、ケースと扉部材との当接を回避させる。これにより、扉部材の開度を拡大させることを可能にする。
しかし、上述した従来のスイングヒンジおよびスライドヒンジでは、ヒンジ構造を設けるための広い設置スペースを必要とし、また扉部材の開閉動作時にスライド動作とスイング動作の2つの動作を必要とし、ヒンジ構造を含めたケースおよび扉部材の構成が大型化するという問題があった。また、スイングヒンジにおいては、ヒンジ本体と連結機構と扉側取り付け部材とを連結して固定するための部品が必要となり、部品点数が増大するという問題があった。
これらの問題を解決する構造として、特許文献1には、扉部材側ヒンジ部材にピニオンギアを固定し、筐体側ヒンジ部材に当該ピニオンギアを噛み合うラックを、ドア開口より外方に向けて延びる方向に、且つラックの歯がドアの方を向くように設けて、ピニオンギアがラックから外れないように案内する手段を設けたドアヒンジが開示されている。扉部材を開状態に移行するための回動動作が、ピニオンギアとラックとを介して案内する手段内を移動する動作によって行われるため、扉部材のスライド動作を必要としない。
実開昭62−199476号公報
しかし、上述した特許文献1に開示された技術を2つの部材間の開閉構造に適用した場合、ピニオンギア100aがラックギア100bに噛み合って移動する際に、部材100cの端部100dがギア押えの摺動面100eに当接しながら摺動する(図5(a)から図5(d)参照)。摺動面100eに当接しながら摺動した場合、部材100cの端部100dに擦れによる傷が発生するという課題があった。特に図5(c)および図5(d)に示すように、部材100cの開度が大きい場合には、部材100cの端部100dのうち、部材100cの表面の意匠に影響を及ぼす領域に傷が発生するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ヒンジ構造を大型化させることなく、部材表面の美観を維持し、部材の開度を大きく確保することを目的としている。
この発明に係るヒンジ構造は、第1の部材はラックギアに歯合したピニオンギアをラックギア方向に付勢する第1のギア押えおよび第2のギア押えを備え、第2の部材は第1のギア押えに当接する摺動面と第2のギア押えに当接する第1の突部とを備え、第2の部材の閉位置から予め設定された切替開度までの回動では、第1のギア押えと摺動面とが当接し、第2の部材の切替開度から最大開度までの回動では、第1のギア押えと摺動面との当接が解除され、第2のギア押えと第1の突部とが当接するものである。
この発明によれば、ヒンジ構造の大型化を抑制し、且つ部材表面の意匠に影響を与えることなく部材の開度を大きく確保することができる。
実施の形態1に係るヒンジ構造を備えた筐体の斜視図である。 実施の形態1に係るヒンジ構造を示す図である。 実施の形態1に係るヒンジ構造の動きを示す説明図である。 実施の形態2に係るヒンジ構造を示す図である。 従来例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るヒンジ構造を備えた筐体の斜視図である。
筐体1は、扉(第2の部材)2、ラックユニット(第1の部材)3およびラックユニット3と扉2とを開閉自在に接続するヒンジ構造4とを備えて構成される。
扉2は、扉部5と当該扉部5の短手側両側部を延設して形成した接続部6を備える。ラックユニット3の上面3aは、扉部5および接続部6の形状によって形成される凹部に嵌合する取り付け面7を備える。接続部6と取り付け面7はヒンジ構造4を介して接続される。扉2は、ヒンジ構造4を介して、矢印A−A´方向に回動する。扉2の閉位置を初期位置、開度0°とした場合に、扉2はラックユニット3の上面3a側に向けて90°以上の開度を有している。ラックユニット3は、扉2が矢印A−A´方向に回動した際に扉2の接続部6が回動移動する領域に凹部8を有している。なお、扉2の開度0°の場合、扉2が矢印A方向に位置し、図1で示した扉部5の裏側に位置する表面5aと、図1で示した接続部6の裏側に位置する表面6aとが、取り付け面7と同一平面上に位置する。
図2は、この発明の実施の形態1に係るヒンジ構造4を示す図であり、図1で示した領域Bを詳細に示した図である。図2(a)は扉2に設けたヒンジ構造4の上方斜視図であり、図2(b)は扉2に設けたヒンジ構造4の下方斜視図であり、図2(c)はラックユニット3に設けたヒンジ構造4を示す上方斜視図である。
ヒンジ構造4を介して接続部6と取り付け面7を接続した場合に、後述する図2(c)で示した取り付け面7の側面7aと対向する接続部6の側面6bにピニオンギア9を備える。また、接続部6は、折り曲げ位置Cで略直角方向に折り曲げて形成した摺動面10と、当該摺動面10から突出する第1の突部11を備える。図2(b)に示すように、第1の突部11は折り曲げ位置Cから離間した端部12に形成される。
図2(a)で示した、折り曲げ位置C近傍の領域Dは、扉2が閉位置に位置する場合に、ユーザが視認可能な扉2の表面領域である。そのため、領域Dは意匠の影響を考慮してラックユニット3と凹部8との摺動により傷が発生するのを抑制すべき領域とする。
図2(c)に示すように、取り付け面7の側面7aには、上述した扉2のピニオンギア9と噛み合うラックギア13が形成される。ピニオンギア9とラックギア13が噛み合い、扉2が矢印A方向に回動移動する際に、扉2の接続部6の移動をガイドするための部材として、凹部8に第1のギア押え14および第2のギア押え15が形成される。
第1のギア押え14は、接続部6の摺動面10に当接して当該摺動面10の摺動移動をガイドする。一方、第2のギア押え15は、接続部6の摺動面10に突設した第1の突部11に当接して当該第1の突部11の摺動移動をガイドする。扉2が閉位置から開状態に移行すると、まず摺動面10が第1のギア押え14に当接し、さらに開度が広がると傷の発生を抑制すべき領域Dが第1のギア押え14に当接する前に、第1の突部11と第2のギア押え15との当接に切り替わるように、第1の突部11の突出量、第1のギア押え14および第2のギア押え15の高さを調整して配置する。また、扉2が閉位置の場合、および摺動面10と第1のギア押え14とが当接している領域では、第1の突部11と第2のギア押え15とが当接しないように、第2のギア押え15の高さを第1のギア押え14の高さよりも低く調整して配置する。
図2(c)に示すように、第1のギア押え14および第2のギア押え15は、それぞれ摺動面10および第1の突部11が当接する領域に切り欠き14a,15aが形成されている。当該切り欠き14a,15aにより、第1のギア押え14および第2のギア押え15には可動片14b,15bが形成される。可動片14b,15bは、当接する摺動面10および第1の突部11をラックユニット3の上面3a方向に付勢する付勢力を備える。可動片14b,15bにより、摺動面10および第1の突部11がラックユニット3の上面3a方向に付勢されると、ピニオンギア9が常にラックギア13側に押し付けられるために、扉2とラックユニット3とのがたつきを抑制することができる。
次に、ヒンジ構造4の動きについて、図3を参照しながら説明する。
図3は、扉2の接続部6が第1のギア押え14または第2のギア押え15に当接する際の動きを示す図である。図3(a)は図2(c)のE−E線断面図であり、図3(b)から図3(d)は図2(c)のF−F線断面図である。
なお、図3において折り曲げ位置C近傍の意匠上傷の発生を抑制すべき領域Dが第1のギア押え14に当接する直前の角度、言い換えると摺動面10において傷の発生が許容される扉2の開度を開度X°(切替角度)とする。
図3(a)は、扉2が閉位置から開度X°までのヒンジ構造4の動きを示す図である。
扉2が閉位置から開状態に移行すると、まずピニオンギア9とラックギア13とが噛み合って扉2の回動が開始し、摺動面10と第1のギア押え14が当接する。摺動面10と第1のギア押え14との当接を維持した状態で、開度X°の位置に到達するまで扉2が回動する。扉2が開度X°の位置に到達すると、図3(b)の状態に移行する。
図3(b)は、扉2に設けた第1の突部11が第2のギア押え15に当接し、摺動面10と第1のギア押え14との当接が解除される。第1の突部11と第2のギア押え15とが当接した状態で、ピニオンギア9とラックギア13とが噛み合って扉2が回動することにより、扉2が最大開度Y°の位置まで開く。第1の突部11と第2のギア押え15とが当接した状態で、扉2が開度X°から最大開度Y°まで開く様子を図3(b)から図3(d)に示している。
図3(b)から図3(d)に示すように、第1の突部11が第2のギア押え15と当接する状態では、摺動面10の領域Dは第1のギア押え14および第2のギア押え15のどちらにも当接しない。これにより当該領域Dには摺動による傷が発生しない。
図3(b)で示したように、第2のギア押え15の当接開始位置は、第1のギア押え14の当接開始位置よりも低く調整される。具体的には、扉2の閉位置から開度X°までの回動動作では、第1の突部11が第2のギア押え15と当接しない高さに調整される。また、扉2の開度X°から開度Y°までの回動動作では、第1の突部11と第2のギア押え15とが当接する高さ、且つ摺動面10と第1のギア押え14とが当接しない高さとなるように、第1のギア押え14および第2のギア押え15の高さを調整する。
図3(b)から図3(d)では図示していないが、最大開度Y°に到達すると扉2に設けた第1の突部11の摺動を止める突片を第2のギア押え15に設けてもよい。
また、上記では扉2が閉位置から開状態に移行する場合を示したが、開状態から閉位置に移行する場合も、当該ヒンジ構造4を用いて扉2が回動する。例えば、最大開度Y°に位置する扉2が閉位置まで回動する場合に、最大開度Y°から開度X°までの回動動作では第1の突部11が第2のギア押え15に当接して回動し、開度X°から閉位置間までの回動動作では、摺動面10が第1のギア押え14に当接して回動する。
このように、開度X°は、折り曲げ位置C近傍の意匠上傷の発生を抑制すべき領域Dが第1のギア押え14に当接を開始する直前の角度であって、第1の突部11が第2のギア押え15に当接するように切り替える角度(切替角度)である。よって、切替角度である開度X°は、領域Dが第1のギア押え14に当接を開始する角度に基づいて適宜設定可能である。
以上のように、この実施の形態1によれば、ラックユニット3に第1のギア押え14および第2のギア押え15を設け、扉2の摺動面10に第1の突部11を設け、扉2の閉位置から摺動面10に傷の発生が許容される角度である開度X°までの回動動作では、摺動面10と第1のギア押え14が当接して回動し、開度X°から最大開度Y°までの回動動作では、第1の突部11と第2のギア押え15が当接して回動するように構成したので、意匠に影響を及ぼす扉の表面がラックユニットに当接して擦れて傷が発生するのを抑制することができる。これにより、扉表面の美観を維持することができる。
また、この実施の形態1によれば、第1のギア押え14および第2のギア押え15が、摺動面10および第1の突部11をラックユニット3の上面3a方向に付勢する可動片14b,15bを備えるように構成したので、ピニオンギアとラックギアとの間の隙間の発生を抑制し、扉とラックユニットのがたつきを防止することができる。
実施の形態2.
この実施の形態2では、第1の突部11と第2のギア押え15が摩耗した場合にも、扉2の表面に傷が付くのを防止する構成を示す。
図4は、実施の形態2に係るヒンジ構造4を示す図である。図4(a)は扉2に設けたヒンジ構造4の上方斜視図であり、図4(b)はラックユニット3に設けたヒンジ構造4を示す上方斜視図である。
なお、以下では、実施の形態1に係るヒンジ構造4と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
この実施の形態2では、扉2に第2の突部16を追加して設け、ラックユニット3に第3のギア押え17を追加して設けている。
第2の突部16は、扉2の摺動面10から突出し、図4(a)に示すように折り曲げ位置Cから離間した端部12に形成される。第3のギア押え17は、ラックユニット3の凹部8の第1のギア押え14と第2のギア押え15の間に形成され、第2の突部16に当接して第2の突部16の摺動移動をガイドする。第3のギア押え17は、第2の突部16が当接する領域に切り欠き17aが設けられ、可動片17bが形成される。可動片17bは、当接する第2の突部16をラックユニット3の上面3a方向に付勢する付勢力を備える。可動片17bにより、第2の突部16がラックユニット3の上面3a方向に付勢されると、ピニオンギア9が常にラックギア13側に押し付けられるために、扉2とラックユニット3とのがたつきを抑制することができる。
実施の形態1と同様に摺動面10に傷の発生が許容される扉2の開度を開度X°とし、扉2の最大開度Y°とする。第1の突部11と第2のギア押え15との当接面が摩耗により擦り減った場合に、開度X°を超えても摺動面10と第1のギア押え14との当接が解除されない場合に、第1の突部11と第2のギア押え15に換えて、第2の突部16と第3のギア押え17とを当接させる。よって、第2の突部16と第3のギア押え17の高さは、扉2の開度X°から最大開度Y°の範囲において、摺動面10と第1のギア押え14との当接を解除させる高さを有している。また、第1の突部11と第2のギア押え15の当接面が摩耗により予め設定された量擦り減った場合に、開度X°から最大開度Y°において摺動面10と第1のギア押え14とが当接するよりも前に第2の突部16と第3のギア押え17とが当接するように、当該第2の突部16と第3のギア押え17の高さを調整して配置する。
実施の形態2に係るヒンジ構造4の動作について説明する。
扉2が閉位置から開状態に移行すると、まずピニオンギア9とラックギア13とが噛み合って扉2の回動が開始し、摺動面10と第1のギア押え14が当接する。摺動面10と第1のギア押え14との当接を維持した状態で、開度X°の位置に到達するまで扉2が回動する。扉2が開度X°の位置に到達すると、摺動面10に設けた第1の突部11が第2のギア押え15に当接する、あるいは第2の突部16が第3のギア押え17に当接する。いずれかの突部とギア押えが当接した状態で、ピニオンギア9とラックギア13とが噛合い扉2が回動することにより、扉2が最大開度Y°の位置まで開く。
また、扉2が開状態から閉位置に移行する場合も、実施の形態2のヒンジ構造4を用いて扉2が回動する。例えば、最大開度Y°に位置する扉2が閉位置まで回動する場合に、最大開度Y°から開度X°までの回動動作では第1の突部11が第2のギア押え15に当接する、または第2の突部16が第3のギア押え17に当接して回動し、開度X°から閉位置間までの回動動作では、摺動面10が第1のギア押え14に当接して回動する。
以上のように、この実施の形態2によれば、第1の突部11と第2のギア押え15の当接面が摩耗により擦り減った場合に、開度X°から最大開度Y°において摺動面10と第1のギア押え14とが当接するよりも前に、互いに当接する第2の突部16と第3のギア押え17とを備えるように構成したので、第1の突部と第2のギア押えが擦り減った場合にも、意匠に影響を及ぼす扉の表面がラックユニットに当接して擦れて傷が発生するのを抑制することができる。これにより、扉表面の美観を維持することができる。
また、この実施の形態2によれば、第1のギア押え14、第2のギア押え15および第3のギア押え17が、扉2の摺動面10および第1の突部11をラックユニット3の上面3a方向に付勢する付勢力を有する可動片14b,15b、17bを備えるように構成したので、ピニオンギアとラックギアとの間の隙間の発生を抑制し、扉とラックユニットのがたつきを防止することができる。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2では、筐体1を構成する扉2とラックユニット3とをヒンジ構造4を用いて開閉自在に接続する構成を示したが、当該ヒンジ構造4を用いて接続する部材は扉2とラックユニット3に限定されるものではなく、種々適用可能である。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 筐体
2 扉
3 ラックユニット
3a 上面
4 ヒンジ部
5 扉部
5a 表面
6 接続部
6a 表面
6b 側面
7 取り付け面
7a 側面
8 凹部
9 ピニオンギア
10 摺動面
11 第1の突部
12 端部
13 ラックギア
14 第1のギア押え
14a,15a,17a 切り欠き
14b,15b,17b 可動片
15 第2のギア押え
16 第2の突部
17 第3のギア押え
100a ピニオンギア
100b ラックギア
100c 部材
100d 端部
100e 摺動面

Claims (5)

  1. 第1の部材に設けたラックギアと第2の部材に設けたピニオンギアとを歯合させ、前記第1の部材に対して前記第2の部材を回動可能に連結するヒンジ構造において、
    前記第1の部材は、前記ラックギアに歯合した前記ピニオンギアを前記ラックギア方向に付勢する第1のギア押えおよび第2のギア押えを備え、
    前記第2の部材は、前記第1のギア押えに当接する摺動面と、前記第2のギア押えに当接する第1の突部とを備え、
    前記第2の部材の閉位置から予め設定された切替開度までの回動では、前記第1のギア押えと前記摺動面とが当接し、前記第2の部材の前記切替開度から最大開度までの回動では、前記第1のギア押えと前記摺動面との当接が解除され、前記第2のギア押えと前記第1の突部とが当接することを特徴とするヒンジ構造。
  2. 前記第1の部材は、前記ピニオンギアを前記ラックギア方向に付勢する第3のギア押えを備え、
    前記第2の部材は、前記第3のギア押えに当接する第2の突部を備え、
    前記第2の部材の前記切替角度において、前記第2のギア押えと前記第1の突部とが当接しない場合に、前記第3のギア押えと前記第2の突部とが当接して前記第1のギア押えと前記摺動面との当接を解除することを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
  3. 前記第1のギア押えおよび前記第2のギア押えは、当接した前記摺動面および前記第1の突部とを前記ラックギア方向に付勢する可動片を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のヒンジ構造。
  4. 前記第3のギア押えは、当接した前記第2の突部を前記ラックギア方向に付勢する可動片を備えたことを特徴とする請求項2記載のヒンジ構造。
  5. 前記摺動面のうち前記第2の部材の意匠面を形成する領域と前記第1のギア押えとが当接を開始する角度に応じて前記切替開度を設定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のヒンジ構造。
JP2015139597A 2015-07-13 2015-07-13 ヒンジ構造 Active JP6489964B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015139597A JP6489964B2 (ja) 2015-07-13 2015-07-13 ヒンジ構造
MYPI2018700137A MY187870A (en) 2015-07-13 2016-07-11 Dust separation device and electric cleaning apparatus
CN201610545757.8A CN106351525B (zh) 2015-07-13 2016-07-12 铰链结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015139597A JP6489964B2 (ja) 2015-07-13 2015-07-13 ヒンジ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017020271A true JP2017020271A (ja) 2017-01-26
JP6489964B2 JP6489964B2 (ja) 2019-03-27

Family

ID=57843119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015139597A Active JP6489964B2 (ja) 2015-07-13 2015-07-13 ヒンジ構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6489964B2 (ja)
CN (1) CN106351525B (ja)
MY (1) MY187870A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109373684B (zh) * 2018-10-11 2021-03-23 海尔智家股份有限公司 冰箱
CN109373683B (zh) * 2018-10-11 2021-03-23 海尔智家股份有限公司 冰箱
CN109373682B (zh) * 2018-10-11 2021-03-23 海尔智家股份有限公司 冰箱
CN109253578B (zh) * 2018-10-11 2021-03-23 海尔智家股份有限公司 铰链装置
CN109253579B (zh) * 2018-10-11 2021-03-23 海尔智家股份有限公司 铰链装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4610861Y1 (ja) * 1967-01-06 1971-04-15
JPS62199476U (ja) * 1986-06-09 1987-12-18
JPH02285185A (ja) * 1989-04-25 1990-11-22 Murakoshi Seiko:Kk ヒンジ
DE19650866A1 (de) * 1996-12-07 1998-06-10 Jakob Escher Gmbh Bandbeschlag
US20080000052A1 (en) * 2006-06-28 2008-01-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20070000673A (ko) * 2005-06-28 2007-01-03 삼성전자주식회사 도어힌지장치 및 이를 갖춘 전자기기
KR20110091221A (ko) * 2010-02-05 2011-08-11 주식회사 다이아벨 전자기기
US8272104B2 (en) * 2011-02-25 2012-09-25 Lianhong Art Co., Ltd. Hinge-slide cover mounting structure using a sheet metal bracket mechanism
TWM416976U (en) * 2011-07-13 2011-11-21 Acer Inc Collapsible electronic equipment and pivot structure
TWI492028B (zh) * 2012-12-18 2015-07-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 旋轉機構及具有該旋轉機構的電子裝置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4610861Y1 (ja) * 1967-01-06 1971-04-15
JPS62199476U (ja) * 1986-06-09 1987-12-18
JPH02285185A (ja) * 1989-04-25 1990-11-22 Murakoshi Seiko:Kk ヒンジ
DE19650866A1 (de) * 1996-12-07 1998-06-10 Jakob Escher Gmbh Bandbeschlag
US20080000052A1 (en) * 2006-06-28 2008-01-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator

Also Published As

Publication number Publication date
JP6489964B2 (ja) 2019-03-27
MY187870A (en) 2021-10-26
CN106351525A (zh) 2017-01-25
CN106351525B (zh) 2018-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6489964B2 (ja) ヒンジ構造
US9714533B2 (en) Biaxial hinge and terminal device using the same
US7065835B2 (en) Slide hinge for small-sized information terminal
JP5161336B2 (ja) 開閉装置
JP5611743B2 (ja) 開閉装置用カバー機構
JP5961400B2 (ja) 電子機器
WO2011145458A1 (ja) 開閉装置
JP2006108881A (ja) 携帯機器のスライド機構及び携帯電話機
JP2012029165A (ja) 開閉装置
KR100896884B1 (ko) 힌지장치 및 휴대기기
US8100485B2 (en) Rotating door mechanism and electronic appliance
JP6310694B2 (ja) 二軸ヒンジ装置
JP2007049650A (ja) スライド装置並びにスライド装置を用いた電子機器
TWI546487B (zh) 觸控單元及具有此觸控單元之電子裝置
TWI712355B (zh) 多機體裝置
JP2013220522A (ja) 切断工具
JP2005068937A (ja) 蓋開閉機構及びボックス
CN106462181A (zh) 用于计算装置的铰接组件
JP2012234043A (ja) ヒンジ機構
JP2012111443A (ja) 車両用収納ボックス
JP5135241B2 (ja) スライド回転ヒンジ
JP2012256029A (ja) ヒンジ機構
JP2010211111A (ja) 鍵盤楽器の鍵盤蓋装置
JP2010041304A (ja) スライド回転ヒンジ
JP6520844B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6489964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150