JP2017019696A - 光学ガラス、プリフォーム及び光学素子 - Google Patents

光学ガラス、プリフォーム及び光学素子 Download PDF

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Abstract

【課題】屈折率(nd)及びアッベ数(νd)が所望の範囲内にあり、ガラス転移点が低くプレス成形に好適であり、且つ、脱泡性やフシの抑制に優れ、透過率の良好な光学ガラスを得る。【解決手段】 光学ガラスは、酸化物換算組成の質量%で、B2O3成分を5.0%〜30.0%、Ln2O3成分を25.0〜50.0%(式中、LnはLa、Gd、Y、Ybからなる群より選択される1種以上)、Nb2O5成分を5.0〜30.0%、質量比(TiO2+B2O3)/(WO3+Nb2O5)が0超〜1.5含有し、屈折率が1.88〜1.95であり、アッベ数が25〜35である。【選択図】図1

Description

本発明は、光学ガラス、プリフォーム及び光学素子に関する。
近年、光学系を使用する機器のデジタル化や高精細化が急速に進んでおり、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮影機器や、プロジェクタやプロジェクションテレビ等の画像再生(投影)機器等の各種光学機器の分野では、光学系で用いられるレンズやプリズム等の光学素子の枚数を削減し、光学系全体を軽量化及び小型化する要求が強まっている。
光学素子を作製する光学ガラスの中でも特に、光学系全体の軽量化及び小型化を図ることが可能な、1.88以上2.00以下の高い屈折率(n)を有し、25以上35以下の低いアッベ数(ν)を有する高屈折率高分散ガラスの需要が非常に高まっている。このような高屈折率低分散ガラスとしては、特許文献1〜5に代表されるようなガラス組成物が知られている。
特開2013−209286号公報 特開2009−179510号公報 特開2010−030879号公報 特開2013−67558号公報 特開2014−210695号公報
光学系で用いられるレンズには球面レンズと非球面レンズがあり、非球面レンズを利用すれば光学素子の枚数を削減することができる。また、レンズ以外の各種光学素子にも複雑な形状をした面を備えたものが知られている。しかしながら、従来の研削、研磨工程で非球面や複雑な形状をした面を得ようとすると、高コストで且つ複雑な作業工程が必要であった。そこで、ゴブ又はガラスブロックから得られたプリフォーム材を、超精密加工された金型で直接プレス成形して光学素子の形状を得る方法、すなわち精密モールドプレス成形する方法が現在主流である。
また、プリフォーム材を精密モールドプレス成形する方法の他に、ガラス材料から形成されたゴブ又はガラスブロックを再加熱して成形(リヒートプレス成形)して得られたガラス成形体を研削及び研磨する方法も知られている。
こうした精密モールドプレス成形やリヒートプレス成形に用いられるプリフォーム材の製造方法としては、滴下法によって熔融ガラスから直接製造する方法や、ガラスブロックをリヒートプレスし、或いはボール形状に研削加工して得られた加工品を研削研磨する方法がある。いずれの方法であっても、熔融ガラスを所望の形状に成形して光学素子を得るためには、精密モールドプレス成形を行い易いことと、形成されるガラスに失透が起こり難いことが求められる。
しかしながら、特許文献1〜3に開示されたガラスは、高屈折率高分散は有しているものの、ガラス転移点が高く、プレス成形に好適なガラスとはいえなかった。また、特許文献1〜3に開示されたガラスは、安定性が高いとは言い難く、失透等が発生するおそれがあった。また、特許文献4〜5に開示されたガラスは、ガラス転移点が低く、比較的高屈折率のガラスが開示されているが、高屈折率のプレス成形に好適なガラスを得ようとすると、失透性が悪化し脱泡性が不十分でかつ透過率が悪化するという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、屈折率(n)及びアッベ数(ν)が所望の範囲内にあり、ガラス転移点が低くプレス成形に好適であり、且つ脱泡性やフシの発生の抑制に優れた透過率の良好な光学ガラスと、これを用いたプリフォーム及び光学素子を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意試験研究を重ねた結果、B成分、Ln成分及びNb成分に加えて、WO成分及びNb成分に対するTiO成分及びBの比が0超〜1.5を含有したときに、所望の高屈折率及び高分散を得られながらも、フシや泡などの異物を減らし、且つ透過率の良い精密モールドプレス成形を行い易いガラスを得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1)酸化物換算組成の質量%で、B成分を5.0%〜30.0%、Ln成分を25.0〜50.0%(式中、LnはLa、Gd、Y、Ybからなる群より選択される1種以上)、Nb成分を5.0〜35.0%、質量比(TiO+B)/(WO+Nb)が0超〜1.5含有し、屈折率が1.88〜2.00であり、アッベ数が25〜38であることを特徴とする光学ガラス。
(2) 酸化物換算組成の質量%で、
ZnO成分 1.0〜20.0%、
La成分 15.0〜50.0%
Gd成分 0〜15.0%
成分 0〜15.0%
Yb成分 0〜10.0%
SiO成分 0〜15.0%、
TiO成分 0〜15.0%、
ZrO成分 0〜15.0%、
WO成分 0〜30.0%、
MgO成分 0〜10.0%、
CaO成分 0〜15.0%、
SrO成分 0〜15.0%、
BaO成分 0〜15.0%、
LiO成分 0〜10.0%
NaO成分 0〜10.0%、
O成分 0〜10.0%、
Ta成分 0〜10.0%、
成分 0〜10.0%、
GeO成分 0〜10.0%、
Al成分 0〜10.0%、
Ga成分 0〜10.0%、
Bi成分 0〜10.0%、
TeO成分 0〜5.0%、及び
SnO成分 0〜1.0%を含有し
外割りの質量%でSb成分 0〜1.0%
である(1)記載の光学ガラス。
(3)酸化物基準の質量%で、RnO成分(式中、RnはLi、Na、Kからなる群より選択される1種以上)の質量和が0〜15.0%、RO成分(式中、RはMg、Ca、Sr、Baからなる群より選択される1種以上)の質量和が0〜15.0%である(1)又は(2)いずれか記載の光学ガラス。
(4)分光透過率が70%を示す波長(λ70)が480nm以下である(1)から(3)のいずれか記載の光学ガラス。
(5)ガラス転移点(Tg)が650℃以下である(1)から(4)いずれか記載の光学ガラス。
(6)部分分散比(θg,F)がアッベ数(νd)との間で、(−0.0017×νd+0.6324)≦θg,F≦(−0.0017×νd+0.6547)の関係を満たすことを特徴とする(1)から(5)いずれか記載の光学ガラス。
(7)本光学硝子工業会規格JOGIS12−1994「光学ガラスの泡の測定方法」の表1に示されている100mlのガラス中における泡の断面積の総和が級1〜3であり、かつ、日本光学硝子工業会規格JOGIS13−1994「光学ガラスの異物の測定方法」の表1に示されている100mlのガラス中における異物の断面積の総和が級1〜3であることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の光学ガラス。
(8)(1)から(7)のいずれか記載の光学ガラスからなる光学素子。
(9)(1)から(8)いずれか記載の光学ガラスからなる研磨加工用及び/又は精密プレス成形用のプリフォーム。
(10)(9)記載のプリフォームを精密プレスしてなる光学素子。
本発明によれば、屈折率(n)及びアッベ数(ν)が所望の範囲内にあり、ガラス転移点が低く精密プレス成形に好適であり、且つ脱泡性やフシの発生の抑制に優れた透過率の良好な光学ガラスを提供することができる。
部分分散比(θg,F)が縦軸でアッベ数(νd)が横軸の直交座標に表されるノーマルラインを示す図である。 本願の実施例についての部分分散比(θg,F)とアッベ数(νd)の関係を示す図である。
本発明の光学ガラスは、酸化物換算組成の質量%で、B成分を5.0%〜30.0%、Ln成分を25.0〜50.0%(式中、LnはLa、Gd、Y、Ybからなる群より選択される1種以上)、Nb成分を5.0〜30.0%、質量比(TiO+B)/(WO+Nb)が0超〜1.5含有し、屈折率が1.88〜1.95であり、アッベ数が25〜35である。本発明によれば、B成分を5.0%〜30.0%、Ln成分を25.0〜50.0%(式中、LnはLa、Gd、Y、Ybからなる群より選択される1種以上)、Nb成分を10.0〜30.0%含有し、質量比(TiO+B)/(WO+Nb)が0超〜1.5含有したときに、所望の高屈折率及び高分散を得られながらも、ガラス転移点が低く、フシや泡などの異物を減らし、透過率が良好な光学ガラスを得ることができる。
以下、本発明の光学ガラスの実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の趣旨を限定するものではない。
[ガラス成分]
本発明の光学ガラスを構成する各成分の組成範囲を以下に述べる。本明細書中で特に断りがない場合、各成分の含有量は、全て酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量%で表示されるものとする。ここで、「酸化物換算組成」とは、本発明のガラス構成成分の原料として使用される酸化物、複合塩、金属弗化物等が熔融時に全て分解され酸化物へ変化すると仮定した場合に、当該生成酸化物の総質量を100質量%として、ガラス中に含有される各成分を表記した組成である。
<必須成分、任意成分について>
成分は、希土類酸化物を多く含む本発明の光学ガラスにおいて、ガラス形成酸化物として欠かすことの出来ない必須成分である。
特に、B成分を5.0%以上含有することで、ガラスの耐失透性を高められ、且つ比重を小さくできる。従って、B成分の含有量は、好ましくは5.0%、より好ましくは8.0%、さらに好ましくは10.0%を下限とする。
他方で、B成分の含有量を30.0%以下にすることで、屈折率の低下やアッベ数の上昇を抑えられ、且つ化学的耐久性の悪化や脱泡性を改善させることができる。従って、B成分の含有量は、好ましくは30.0%、より好ましくは25.0%、さらに好ましくは20.0%、さらに好ましくは17.5%、最も好ましくは17.0%を上限とする。
成分は、原料としてHBO、Na、Na・10HO、BPO等を用いることができる。
Ln成分(式中、LnはLa、Gd、Y、Ybからなる群より選択される1種以上)の含有量の和(質量和)は、25.0%以上50.0%以下が好ましい。
特に、この質量和を25.0%以上にすることで、ガラスの屈折率を高められるため、高屈折率ガラスを得易くできる。従って、Ln成分の含有量の質量和は、好ましくは25.0%、より好ましくは28.0%、さらに好ましくは30.0%超を下限とする。
他方で、この質量和を50.0%以下にすることで、ガラスの液相温度が低くなるため、耐失透性を高められる。また、これによりアッベ数の上昇を抑えられ、且つガラスの材料コストを抑えられる。従って、Ln成分の含有量の質量和は、好ましくは50.0%、より好ましくは48.0%、さらに好ましくは45.0%を上限とする。
Nb成分は、ガラスの透過率の低下を抑えたまま、屈折率を高め、ガラスの失透性と化学的耐久性を向上させるのに効果的となるため、必須成分である。
特に、Nb成分を5.0%以上含有することで、屈折率を高めてアッベ数を低くでき、耐失透性を高めることができる。従って、Nb成分の含有量は、好ましくは5.0%、より好ましくは7.0%、さらに好ましくは10.0%を下限とする。
また、Ta成分及びTeO成分を含まず、高分散を維持したままで透過率が良好で脱泡性が良いガラスを得るという観点では、Nb成分の下限を好ましくは17.2%、最も好ましくは18.0%を下限としてもよい。
他方で、Nb成分の含有量を35.0%以下とすることで、Nb成分の過剰な含有による、耐失透性の低下や、可視光の透過率の低下を抑えられる。従って、Nb成分の含有量は、好ましくは35.0%、より好ましくは30.0%、さらに好ましくは28.0%を上限とする。
Nb成分は、原料としてNb等を用いることができる。
WO成分及びNb成分の含有量の和に対するTiO成分及びB成分の含有量の和の比率は、所望の高屈折率及び高分散を得られながらも、ガラス転移点(Tg)が低く、フシや泡などの異物を減らし、透過率が良好な光学ガラスを得ることができるため、0超〜1.5が好ましい。
特にこの比率を0超とすることで、高屈折率でガラス転移点(Tg)が低くかつ失透性が良好なガラスを得ることができる。従って、質量比(TiO+B)/(WO+Nb)は、好ましくは0超、より好ましくは0.2超、最も好ましくは0.3超を上限とする。
他方で、この比率を1.5以下にすることで、高屈折率を維持したまま、透過率が良好であり、内部品質(泡・脈理)を維持したまま、部分分散比(θg,F)の低いガラスを得ることができる。従って、質量比(TiO+B)/(WO+Nb)は、好ましくは1.5、より好ましくは1.0未満、さらに好ましくは0.5、最も好ましくは0.43を下限とする。
WO成分及びLn成分(式中、LnはLa、Gd、Y、Ybからなる群より選択される1種以上)の含有量の和に対するZrO成分、B成分及びSiO成分の含有量の和の比率は、ガラスの耐失透性を高めつつ、高屈折率高透過率を維持した状態でガラス転移点(Tg)を低くすることができる。従って、質量比(ZrO+B+SiO)/(WO+Ln)は、好ましくは0超、より好ましくは0.2超、最も好ましくは0.3超を下限とする。
他方で、この比率を1.0未満にすることで、ガラスの脱泡性を改善させ、高品質で透過率の良いガラスを得ることができる。従って、質量比(ZrO+B+SiO)/(WO+Ln)は、好ましくは1.0未満、より好ましくは0.7以下、最も好ましくは0.5未満を上限とする。
ZnO成分は、1.0%以上含有することで、ガラス転移点(Tg)を低くでき、比重を小さくでき、且つ化学的耐久性を高められる必須成分である。従って、ZnO成分の含有量は、好ましくは1.0%、より好ましくは2.5%、さらに好ましくは4.0%超、さらに好ましくは5.0%超を下限とする。
他方で、ZnO成分の含有量を20.0%以下にすることで、屈折率の低下や失透を低減できる。また、これにより熔融ガラスの粘性が高められるため、ガラスへの脈理の発生を低減できる。従って、ZnO成分の含有量は、好ましくは20.0%、より好ましくは17.0%、さらに好ましくは15.0%、さらに好ましくは13.0%未満を上限とする。
ZnO成分は、原料としてZnO、ZnF等を用いることができる。
La成分は、15.0%含有する場合に、屈折率を高めることができる必須成分である。また、La成分を含有することで、比重を大きくする他の希土類元素の含有量が低減されるため、比重の小さいガラスをより得易くできる。従って、La成分の含有量は、好ましくは15.0%、より好ましくは20.0%、より好ましくは25.0%、さらに好ましくは30.0%を下限とする。
他方で、La成分の含有量を50.0%以下にすることで、ガラスの安定性を高めて失透を低減でき、且つアッベ数の上昇を抑えられる。従って、La成分の含有量は、好ましくは50.0%、より好ましくは45.0%、さらに好ましくは40.0%最も好ましくは38.0%を上限とする。
La成分は、原料としてLa、La(NO・XHO(Xは任意の整数)等を用いることができる。
Gd成分は、少なくともいずれかを0%超含有する場合に、ガラスの屈折率を高められ、且つ耐失透性を高められる任意成分である。従って、Gd成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは0.1%、さらに好ましくは1.0%を下限としてもよい。
他方で、Gd成分の含有量を15.0%以下にすることで、耐失透性を高められ、且つアッベ数の上昇を抑えられる。特に、Gd成分の含有量を低減することで、ガラスの材料コストを抑えられる。従って、Gd成分の含有量は、好ましくは15.0%以下、より好ましくは10.0%未満、さらに好ましくは7.0%未満、さらに好ましくは5.0%未満、さらに好ましくは3.5%以下とする。
Gd成分は、原料としてGd、GdF等を用いることができる。
成分及びYb成分は、少なくともいずれかを0%超含有する場合に、ガラスの屈折率を高められ、且つ耐失透性を高められる任意成分である。特に、Y成分を0%超とすることで、比重を小さくすることができる。そのため、Y成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは0.5%、さらに好ましくは1.0%を下限としてもよい。
他方で、Y成分の含有量を15.0%以下にすること、又は、Yb成分の含有量を10.0%以下にすることで、過剰な含有による失透を低減でき、且つアッベ数の上昇を抑えられる。特に、Yb成分の含有量を低減することで、ガラスの材料コストを抑えられる。従って、Y成分の含有量は、好ましくは15.0%以下、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%未満とする。また、Yb成分の含有量は、好ましくは10.0%以下、さらに好ましくは7.0%未満、さらに好ましくは4.0%未満、さらに好ましくは2.0%未満とする。
成分及びYb成分は、原料としてY、YF、Yb等を用いることができる。
SiO成分は、0%超含有する場合に、熔融ガラスの粘度を高められ、ガラスの着色を低減でき、且つ耐失透性を高められる任意成分である。従って、SiO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは0.5%超、さらに好ましくは1.0%超としてもよい。
他方で、SiO成分の含有量を15.0%以下にすることで、屈折率の低下を抑えられ、ガラス転移点(Tg)の上昇を抑えられ、且つ比重を小さくできる。従って、SiO成分の含有量は、好ましくは15.0%、より好ましくは10.0%、さらに好ましく5.0%を上限とする。
SiO成分は、原料としてSiO、KSiF、NaSiF等を用いることができる。
TiO成分は、0%超含有する場合に、屈折率を高められ、アッベ数を低くでき、比重を低減でき、且つ安定性を高められる任意成分である。従って、TiO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは1.0%超、さらに好ましくは2.0%超を下限としてもよい。
他方で、TiO成分の含有量を15.0%以下にすることで、ガラスの着色を低減して可視光透過率を高め、且つ、アッベ数の必要以上の低下を抑えられる。また、TiO成分の過剰な含有は、脱泡性が悪化し、内部品質や透過率の良好なガラスを得られにくくなる。従って、TiO成分の含有量は、好ましくは15.0%、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは7.0%、さらに好ましくは5.0%を上限とする。
TiO成分は、原料としてTiO等を用いることができる。
ZrO成分は、0%超含有する場合に、ガラスの高屈折率化に寄与でき、且つ耐失透性を高められる任意成分である。従って、ZrO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは1.0%超、さらに好ましくは2.0%超としてもよい。
他方で、ZrO成分を15.0%以下にすることで、ZrO成分の過剰な含有による、アッベ数の上昇や耐失透性の低下を抑えられる。また、ZrO成分の過剰な含有は、脱泡性が悪化し、内部品質や透過率の良好なガラスを得られにくくなる。従って、ZrO成分の含有量は、好ましくは15.0%、より好ましくは12.0%、さらに好ましくは10.0%、さらに好ましくは8.5%を上限とする。
ZrO成分は、原料としてZrO、ZrF等を用いることができる。
WO成分は、0%超含有する場合に、屈折率を高めてアッベ数を低くでき、ガラス転移点(Tg)を低くでき、且つ耐失透性を高められる任意成分である。従って、WO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは0.5%超、さらに好ましくは1.0%超、さらに好ましくは3.0%超としてもよい。
他方で、WO成分の含有量を30.0%以下にすることで、ガラスの可視光に対する透過率を低下し難くでき、且つ材料コストを抑えられ、比重を小さくすることができる。従って、WO成分の含有量は、好ましくは30.0%以下、より好ましくは25.0%、さらに好ましくは20.0%とする。
WO成分は、原料としてWO等を用いることができる。
MgO成分、CaO成分及びSrO成分は、少なくともいずれかを0%超含有する場合に、ガラス原料の熔融性やガラスの耐失透性を高められる任意成分である。特にMgO成分及びCaO成分は、含有することで比重を小さくできる成分でもある。
他方で、MgO成分の含有量を10.0%以下にすることで、これらの成分の過剰な含有による、屈折率の低下や失透を低減できる。従って、MgO成分の含有量は、好ましくは10.0%以下、より好ましくは5.0%以下、より好ましくは3.0%以下とする。
また、CaO成分及びSrO成分のそれぞれ含有量を15.0%以下にすることで、これらの成分の過剰な含有による、屈折率の低下や失透を低減できる。従って、CaO成分及びSrO成分のそれぞれの含有量は、好ましくは15.0%以下、より好ましくは10.0%以下、最も好ましくは5.0%以下とする。
MgO成分、CaO成分及びSrO成分は、原料としてMgCO、MgF、CaCO、CaF、Sr(NO、SrF等を用いることができる。
BaO成分は、0%超含有する場合に、ガラスの屈折率を高めながらも材料コストを抑えられ、且つ、ガラス原料の熔融性や耐失透性を高められる任意成分である。
他方で、BaO成分の含有量を15.0%以下にすることで、過剰な含有による失透や、比重の上昇を抑えられる。従って、BaO成分の含有量は、好ましくは15.0%、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%を上限とする。
BaO成分は、原料としてBaCO、Ba(NO、BaF等を用いることができる。
LiO成分は、0%超含有する場合に、ガラスの熔融性を改善し、且つガラス転移点(Tg)を低くできる任意成分である。従って、LiO成分の含有量は、好ましくは0%超、より好ましくは0.1%以上、より好ましくは0.3%以上、さらに好ましくは0.5%以上としてもよい。
他方で、LiO成分の含有量を10.0%以下にすることで、屈折率の低下や失透を低減でき、且つ化学的耐久性を高めることができる。また、これにより熔融ガラスの粘性が高められるため、ガラスへの脈理の発生を低減できる。従って、LiO成分の含有量は、好ましくは10.0%以下、より好ましくは8.0%未満、さらに好ましくは5.0%未満、さらに好ましくは4.0%未満とする。
LiO成分は、原料としてLiCO、LiNO、LiF等を用いることができる。
NaO成分及びKO成分は、少なくともいずれかを0%超含有する場合に、ガラス原料の熔融性を改善でき、耐失透性を高められ、且つガラス転移点(Tg)を低くできる任意成分である。
他方で、NaO成分及びKO成分のそれぞれの含有量を10.0%以下にすることで、屈折率を低下し難くでき、且つ過剰な含有による失透を低減できる。従って、NaO成分及びKO成分のそれぞれの含有量は、好ましくは10.0%以下、より好ましくは5.0%未満、さらに好ましくは3.0%未満とする。
NaO成分及びKO成分は、原料としてNaCO、NaNO、NaF、NaSiF、KCO、KNO、KF、KHF、KSiF等を用いることができる。
Ta成分は、0%超含有する場合に、屈折率を高め、耐失透性を高め、且つ熔融ガラスの粘性を高められる任意成分である。
他方で、Ta成分の含有量を10.0%以下にすることで、希少鉱物資源であるTa成分の使用量が減るため、ガラスの材料コストを低減できる。また、これにより比重を小さくできる。従って、Ta成分の含有量は、好ましくは10.0%以下、より好ましくは5.0%未満、さらに好ましくは2.0%未満とし、最も好ましくは含有しない。
Ta成分は、原料としてTa等を用いることができる。
成分は、0%超含有する場合に、耐失透性を高められる任意成分である。
他方で、P成分の含有量を10.0%以下にすることで、ガラスの化学的耐久性、特に耐水性の低下を抑えられる。従って、P成分の含有量は、好ましくは10.0%以下、より好ましくは8.0%未満、さらに好ましくは5.0%未満とする。
成分は、原料としてAl(PO、Ca(PO、Ba(PO、BPO、HPO等を用いることができる。
GeO成分は、0%超含有する場合に、ガラスの屈折率を高められ、且つ耐失透性を高められる任意成分である。
しかしながら、GeOは原料価格が高いため、その量が多いとガラスの材料コストが高くなる。従って、GeO成分の含有量は、好ましくは10.0%、より好ましくは5.0%未満、さらに好ましくは2.0%未満とする。
GeO成分は、原料としてGeO等を用いることができる。
Al成分は、0%超含有する場合に、化学的耐久性及び耐失透性を高められる任意成分である。
他方で、Al成分の含有量を10.0%以下にすることで、過剰な含有による失透を低減できる。従って、Al成分の含有量は、好ましくは10.0%以下、より好ましくは8.0%未満、さらに好ましくは5.0%未満とする。
Al成分は、原料としてAl、Al(OH)、AlF等を用いることができる。
Bi成分は、0%超含有する場合に、屈折率を高めてアッベ数を低くでき、且つガラス転移点(Tg)を下げられる任意成分である。
他方で、Bi成分の含有量を10.0%以下にすることで、ガラスの耐失透性を高められ、且つ、ガラスの着色を低減して可視光透過率を高められる。従って、Bi成分の含有量は、好ましくは10.0%以下、より好ましくは8.0%未満、さらに好ましくは5.0%未満、さらに好ましくは1.0%未満とする。
Bi成分は、原料としてBi等を用いることができる。
TeO成分は、0%超含有する場合に、屈折率を高め、且つガラス転移点を下げられる任意成分である。
他方で、TeO成分の含有量を5.0%以下にすることで、ガラスの着色を低減して可視光透過率を高められる。また、TeOは白金製の坩堝や、熔融ガラスと接する部分が白金で形成されている熔融槽でガラス原料を熔融する際、白金と合金化しうる問題がある。従って、TeO成分の含有量は、好ましくは5.0%以下、より好ましくは3.0%未満、さらに好ましくは1.0%未満とする。
TeO成分は、原料としてTeO等を用いることができる。
SnO成分は、0%超含有する場合に、熔融ガラスの酸化を低減して清澄しながらも、ガラスの可視光透過率を高められる任意成分である。
他方で、SnO成分の含有量を1.0%以下にすることで、熔融ガラスの還元によるガラスの着色や、ガラスの失透を低減できる。また、SnO成分と熔解設備(特にPt等の貴金属)の合金化が低減されるため、熔解設備の長寿命化を図れる。従って、SnO成分の含有量は、好ましくは1.0%、より好ましくは0.5%、さらに好ましくは0.1%を上限とする。
SnO成分は、原料としてSnO、SnO、SnF、SnF等を用いることができる。
Sb成分は、0%超含有する場合に、熔融ガラスを脱泡できる任意成分である。
一方で、Sb量が多すぎると、可視光領域の短波長領域における透過率が悪くなる。従って、Sb成分の含有量は、好ましくは1.0%、より好ましくは0.5%、さらに好ましくは0.3%を上限とする。
Sb成分は、原料としてSb、Sb、NaSb・5HO等を用いることができる。
なお、ガラスを清澄し脱泡する成分としては、上記のSb成分に限定されず、ガラス製造の分野における公知の清澄剤や脱泡剤、或いはそれらの組み合わせを用いることができる。
RO成分(式中、RはZn、Mg、Ca、Sr、Baからなる群より選択される1種以上)の含有量の和(質量和)は、15.0%以下が好ましい。
これにより、これらの成分の過剰な含有による失透を低減でき、且つ屈折率の低下を抑えられる。従って、RO成分の合計含有量は、好ましくは15.0%以下、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%未満とする。
RnO成分(式中、RnはLi、Na、Kからなる群より選択される1種以上)の含有量の和(質量和)は、15.0%以下が好ましい。これにより、ガラスの屈折率の低下を抑えられ、且つ失透を低減できる。従って、RnO成分の含有量の質量和は、好ましくは15.0%以下、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%未満とする。
他方で、RnO成分の含有量の和(質量和)を0%超としてもよい。これにより、耐失透性を高められ、且つガラス転移点(Tg)を低くできる。従って、RnO成分の含有量の質量和は、好ましくは0%超、より好ましくは0.1%、さらに好ましくは0.3%を下限としてもよい。
<含有すべきでない成分について>
次に、本発明の光学ガラスに含有すべきでない成分、及び含有することが好ましくない成分について説明する。
他の成分を本願発明のガラスの特性を損なわない範囲で必要に応じ、添加することができる。ただし、Ti、Zr、Nb、W、La、Gd、Y、Yb、Luを除く、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag及びMo等の各遷移金属成分は、それぞれを単独又は複合して少量含有した場合でもガラスが着色し、可視域の特定の波長に吸収を生じる性質があるため、特に可視領域の波長を使用する光学ガラスにおいては、実質的に含まないことが好ましい。
また、PbO等の鉛化合物及びAs等の砒素化合物は、環境負荷が高い成分であるため、実質的に含有しないこと、すなわち、不可避な混入を除いて一切含有しないことが望ましい。
さらに、Th、Cd、Tl、Os、Be、及びSeの各成分は、近年有害な化学物資として使用を控える傾向にあり、ガラスの製造工程のみならず、加工工程、及び製品化後の処分に至るまで環境対策上の措置が必要とされる。従って、環境上の影響を重視する場合には、これらを実質的に含有しないことが好ましい。
[製造方法]
本発明の光学ガラスは、例えば以下のように作製される。すなわち、上記原料を各成分が所定の含有量の範囲内になるように均一に混合し、作製した混合物を白金坩堝、石英坩堝又はアルミナ坩堝に投入して粗溶融した後、白金坩堝、白金合金坩堝又はイリジウム坩堝に入れて1100〜1400℃の温度範囲で3〜5時間溶融し、攪拌均質化して泡切れ等を行った後、1000〜1300℃の温度に下げてから仕上げ攪拌を行って脈理を除去し、金型に鋳込んで徐冷することにより作製される。
<物性>
本発明の光学ガラスは、高屈折率及び高アッベ数(低分散)を有することが好ましい。
特に、本発明の光学ガラスの屈折率(n)は、好ましくは1.88、より好ましくは1.89、さらに好ましくは1.90、さらに好ましくは1.91を下限とする。この屈折率の上限は、好ましくは2.00、より好ましくは1.98、さらに好ましくは1.95であってもよい。また、本発明の光学ガラスのアッベ数(ν)は、好ましくは25、より好ましくは27、さらに好ましくは28を下限とし、好ましくは38、より好ましくは36、さらに好ましくは34、さらに好ましくは33未満を上限とする。
本発明の光学ガラスは、このような屈折率及びアッベ数を有するため、光学設計上有用であり、特に高い結像特性等を図りながらも、光学系の小型化を図ることができ、光学設計の自由度を広げることができる。
本発明の光学ガラスは、650℃以下のガラス転移点(Tg)を有する。これにより、ガラスがより低い温度で軟化するため、より低い温度でガラスをモールドプレス成形できる。また、モールドプレス成形に用いる金型の酸化を低減して金型の長寿命化を図ることもできる。従って、本発明の光学ガラスのガラス転移点(Tg)は、好ましくは650℃、より好ましくは630℃、さらに好ましくは615℃を上限とする。
なお、本発明の光学ガラスのガラス転移点(Tg)の下限は特に限定されないが、本発明の光学ガラスのガラス転移点(Tg)は、好ましくは460℃、より好ましくは500℃、さらに好ましくは550℃を下限としてもよい。
本発明の光学ガラスは、可視光透過率、特に可視光のうち短波長側の光の透過率が高く、それにより着色が少ないことが好ましい。
特に、本発明の光学ガラスは、ガラスの透過率で表すと、厚み10mmのサンプルで分光透過率70%を示す波長(λ70)は、好ましくは500nm、より好ましくは480nm、さらに好ましくは450nmを上限とする。
これらにより、ガラスの吸収端が紫外領域の近傍になり、可視光に対するガラスの透明性が高められるため、この光学ガラスを、レンズ等の光を透過させる光学素子に好ましく用いることができる。
本発明の光学ガラスは、比重が小さいことが好ましい。より具体的には、本発明の光学ガラスの比重は5.50[g/cm]以下であることが好ましい。これにより、光学素子やそれを用いた光学機器の質量が低減されるため、光学機器の軽量化に寄与できる。従って、本発明の光学ガラスの比重は、好ましくは5.50、より好ましくは5.40、さらに好ましくは5.30を上限とする。なお、本発明の光学ガラスの比重は、概ね2.50以上、より詳細には2.80以上、さらに詳細には3.00以上であることが多い。
本発明の光学ガラスの比重は、日本光学硝子工業会規格JOGIS05−1975「光学ガラスの比重の測定方法」に基づいて測定する。
本発明の光学ガラスは、ガラス作製時における耐失透性(明細書中では、単に「耐失透性」という場合がある。)の高い、安定なガラスであることが好ましい。これにより、ガラス作製時におけるガラスの結晶化等による透過率の低下が抑えられるため、この光学ガラスをレンズ等の可視光を透過させる光学素子に好ましく用いることができる。なお、ガラス作製時における耐失透性が高いことを示す尺度としては、例えば液相温度が低いことが挙げられる。
本発明の光学ガラスは、低い部分分散比(θg,F)を有し、色収差を高精度に補正する光学ガラスを得ることができる。
より具体的には、本発明の光学ガラスの部分分散比(θg,F)は、アッベ数(νd)との間で、(−0.0017×νd+0.6324)≦(θg,F)≦(−0.0017×νd+0.6547)の関係を満たすことが好ましい。
本発明の光学ガラスの部分分散比(θg,F)の上限は、好ましくは(−0.0017×νd+0.6547)、より好ましくは(−0.0017×νd+0.6525)、さらに好ましくは(−0.0017×νd+0.6513)である。
ここで、本発明の光学ガラスの部分分散比(θg,F)の下限は、好ましくは(−0.0017×νd+0.6324)、より好ましくは(−0.0017×νd+0.6364)、さらに好ましくは(−0.0017×νd+0.6404)である。
一方で、
従って、本発明の光学ガラスでは、部分分散比(θg,F)及びアッベ数(νd)が、θg,F≦(−0.0017×νd+0.6547)の関係を満たすことが好ましく、θg,F≦(−0.0017×νd+0.6525)の関係を満たすことがより好ましく、θg,F≦(−0.0017×νd+0.6513)の関係を満たすことがさらに好ましい。
これにより、低い部分分散比(θg,F)を有する光学ガラスが得られるため、この光学ガラスから形成される光学素子を、光学系の色収差の低減に役立てられる。
ここで、部分分散比(θg,F)について説明する。
部分分散比(θg,F)とは、屈折率の波長依存性のうち、ある2つの波長域における屈折率の差の割合を示すものであり、次の式(1)で表される。
θg,F=(ng−nF)/(nF−nC)・・・・・・式(1)
ここでngはg線(435.83nm)、nFはF線(486.13nm)、nCはC線(656.27nm)における屈折率を意味する。
そして、この部分分散比(θg,F)とアッベ数(νd)との関係をXYグラフ上にプロットすると、一般的な光学ガラスの場合、ほぼ、ノーマルラインと呼ばれる直線上にプロットされることになる。ノーマルラインとは、部分分散比(θg,F)を縦軸に、アッベ数(νd)を横軸に採用したXYグラフ上(直交座標上)で、NSL7とPBM2の部分分散比およびアッベ数をプロットした2点を結ぶ右上がりの直線を意味する(図1参照)。ノーマルラインの基準となるノーマルガラスは光学ガラスメーカー毎によっても異なるが、各社ともほぼ同等の傾きと切片で定義している(NSL7とPBM2は株式会社オハラ社製の光学ガラスであり、NSL7のアッベ数(νd)は60.5、部分分散比(θg,F)は0.5436であり、PBM2のアッベ数(νd)は36.3,部分分散比(θg,F)は0.5828である)。
なお、特にアッベ数(νd)が小さい領域では、一般的なガラスの部分分散比(θg,F)はノーマルラインよりも高い値にあり、横軸にアッベ数(νd)、縦軸に部分分散比(θg,F)を取ったときの、一般的なガラスの部分分散比(θg,F)とアッベ数(νd)の関係は、ノーマルラインよりも傾きの大きな曲線で表される。上述の部分分散比(θg,F)及びアッベ数(νd)の関係式では、ノーマルラインよりも傾きの大きな直線を使ってこれらの関係を規定することで、一般的なガラスよりも部分分散比(θg,F)の小さなガラスを得られることを表している。
本発明の光学ガラスでは、泡は日本光学硝子工業会規格JOGIS12−1994「光学
ガラスの泡の測定方法」に基づき級1〜3であることが好ましく、級1〜2であることが
より好ましく、級1であることが最も好ましい。
異物評価は、日本光学硝子工業会規格JOGIS13−1994「光学ガラスの異物の測定方法」により行い、上記規格の表1に基づき100mlのガラス中の異物の断面積の総和(mm2)により級別した結果である。上記規格でいう異物とは、微結晶、例えば失透や白金フシ(白金の微結晶)、微小泡およびこれに準ずる異質物である。級1は異物の断面積の総和が0.03mm2未満、級2は0.03〜0.1mm2未満、級3は0.1〜0.25mm2未満、級4は0.25〜0.5mm2未満、級5は0.5mm2以上のガラスである。
[ガラス成形体及び光学素子]
作製された光学ガラスから、例えば研磨加工の手段、又は、リヒートプレス成形や精密プレス成形等のモールドプレス成形の手段を用いて、ガラス成形体を作製することができる。すなわち、光学ガラスに対して研削及び研磨等の機械加工を行ってガラス成形体を作製したり、光学ガラスから作製したプリフォームに対してリヒートプレス成形を行った後で研磨加工を行ってガラス成形体を作製したり、研磨加工を行って作製したプリフォームや、公知の浮上成形等により成形されたプリフォームに対して精密プレス成形を行ってガラス成形体を作製したりすることができる。なお、ガラス成形体を作製する手段は、これらの手段に限定されない。
このように、本発明の光学ガラスから形成したガラス成形体は、様々な光学素子及び光学設計に有用であるが、その中でも特に、レンズやプリズム等の光学素子に用いることが好ましい。これにより、径の大きなガラス成形体の形成が可能になるため、光学素子の大型化を図りながらも、カメラやプロジェクタ等の光学機器に用いたときに高精細で高精度な結像特性及び投影特性を実現できる。
本発明の実施例(No.1〜No.72)及び比較例の組成、並びに、屈折率(n)、アッベ数(νd)、70%を示す波長(λ70)、比重、ガラス転移点(Tg)、部分分散比(θg,F)、泡評価、異物評価を表1〜表8に示す。
なお、以下の実施例はあくまで例示の目的であり、これらの実施例のみ限定されるものではない。
実施例及び比較例のガラスは、いずれも各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、水酸化物、メタ燐酸化合物等の通常の光学ガラスに使用される高純度の原料を選定し、表に示した各実施例及び比較例の組成の割合になるように秤量して均一に混合した後、白金坩堝に投入し、ガラス組成の熔融難易度に応じて電気炉で1100〜1400℃の温度範囲で3〜5時間溶解し、攪拌均質化して泡切れ等を行った後、1000〜1300℃に温度を下げて攪拌均質化してから金型に鋳込み、徐冷してガラスを作製した。
実施例及び比較例のガラスの屈折率(n)、アッベ数(ν)及び部分分散比(θg,F)は、日本光学硝子工業会規格JOGIS01―2003に基づいて測定した。ここで、部分分散比(θg,F)とは、主分散(nF−nC)に対する(ng−nF)の比である。
なお、本測定に用いたガラスは、徐冷降温速度を−25℃/hrとして、徐冷炉にて処理を行ったものを用いた。
実施例及び比較例のガラスのガラス転移点(Tg)は、日本光学硝子工業会規格JOGIS08−2003「光学ガラスの熱膨張の測定方法」に従い、温度と試料の伸びとの関係を測定することで得られる熱膨張曲線より求めた。
実施例及び比較例のガラスの透過率は、日本光学硝子工業会規格JOGIS02に準じて測定した。なお、本発明においては、ガラスの透過率を測定することで、ガラスの着色の有無と程度を求めた。具体的には、厚さ10±0.1mmの対面平行研磨品をJISZ8722に準じ、200〜800nmの分光透過率を測定し、λ70(透過率70%時の波長)を求めた。
実施例及び比較例のガラスの比重は、日本光学硝子工業会規格JOGIS05−1975「光学ガラスの比重の測定方法」に基づいて測定した。
実施例及び比較例のガラスの泡の測定は、日本光学硝子工業会規格JOGIS12−1994「光学ガラスの泡の測定方法」に基づいて測定した。
実施例及び比較例のガラスの異物の測定は、日本光学硝子工業会規格JOGIS13−1994「光学ガラスの異物の測定方法」に基づいて測定した。













Figure 2017019696
























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Figure 2017019696
























Figure 2017019696



















これらの表のとおり、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれも屈折率(n)が1.88以上、より詳細には1.90以上であるとともに、この屈折率(n)は1.95以下であり、所望の範囲内であった。
他方で、比較例のガラスは、屈折率が1.807であり、屈折率が低かった。
そのため、本発明の実施例の光学ガラスは、比較例のガラスに比べて屈折率が高いことが明らかになった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれもアッベ数(ν)が25以上、より詳細には28以上であるとともに、このアッベ数(ν)は35以下、より詳細には32以下であり、所望の範囲内であった。
他方で、比較例のガラスは、アッベ数(νd)が39.7であり、アッベ数(νd)が低かった。
そのため、本発明の実施例の光学ガラスは、比較例のガラスに比べてアッベ数(νd)が高いことが明らかになった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、ガラス転移点が650℃以下、より詳細には610℃以下であるため、より低い温度でガラスをモールドプレス成形できることが推察される。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、部分分散比(θg,F)がアッベ数(νd)との間で、(−0.0017×νd+0.6547)≧θg,Fの関係を満たしており、より詳細には(−0.0017×νd+0.6525)≧θg,Fの関係を満たしていた。いた。そして、本願の実施例のガラスについての部分分散比(θg,F)及びアッベ数(νd)の関係は図2に示されるようになった。
これらの光学ガラスは、いずれも脱泡性が良く異物がないガラスであった。
このため、本発明の実施例の光学ガラスは、アッベ数(ν)が所望の範囲内にあり、且つ、安定性の高い光学ガラスを得られることが明らかになった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれも比重が5.50以下、より詳細には5.40以下であり、所望の範囲内であった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、λ70(透過率70%時の波長)がいずれも480nm以下、より詳細には450nm以下であった。このため、本発明の実施例の光学ガラスは、可視光に対する透過率が高く着色し難いことが明らかになった。
また、本発明の実施例の光学ガラスはいずれも泡評価が1級であり、所望の範囲内であった。
他方で、比較例のガラスは、脱泡性が悪く、脱泡性を改善させるために熔解温度を上げると着色が悪化する傾向にあったため、泡評価が4級であった。
そのため、本発明の実施例の光学ガラスは、泡数の少ないものであることが明らかになった。
また、本発明の実施例の光学ガラスはいずれも異物評価が1級であり、所望の範囲内であった。そのため、本発明の実施例の光学ガラスは異物が少ないものであることが明らかになった。
従って、本発明の実施例の光学ガラスは、屈折率(n)及びアッベ数(ν)が所望の範囲内にあり、ガラス転移点が低くプレス成形に好適であり、且つ脱泡性やフシの発生の抑制に優れた透過率の良好な光学ガラスを得られることが明らかになった。
以上、本発明を例示の目的で詳細に説明したが、本実施例はあくまで例示の目的のみであって、本発明の思想及び範囲を逸脱することなく多くの改変を当業者により成し得ることが理解されよう。

Claims (10)

  1. 酸化物換算組成の質量%で、B成分を5.0%〜30.0%、Ln成分を25.0〜50.0%(式中、LnはLa、Gd、Y、Ybからなる群より選択される1種以上)、Nb成分を5.0〜35.0%、質量比(TiO+B)/(WO+Nb)が0超〜1.5含有し、屈折率が1.88〜2.00であり、アッベ数が25〜38であることを特徴とする光学ガラス。
  2. 酸化物換算組成の質量%で、
    ZnO成分 1.0〜20.0%、
    La成分 15.0〜50.0%
    Gd成分 0〜15.0%
    成分 0〜15.0%
    Yb成分 0〜10.0%
    SiO成分 0〜15.0%、
    TiO成分 0〜15.0%、
    ZrO成分 0〜15.0%、
    WO成分 0〜30.0%、
    MgO成分 0〜10.0%、
    CaO成分 0〜15.0%、
    SrO成分 0〜15.0%、
    BaO成分 0〜15.0%、
    LiO成分 0〜10.0%
    NaO成分 0〜10.0%、
    O成分 0〜10.0%、
    Ta成分 0〜10.0%、
    成分 0〜10.0%、
    GeO成分 0〜10.0%、
    Al成分 0〜10.0%、
    Ga成分 0〜10.0%、
    Bi成分 0〜10.0%、
    TeO成分 0〜5.0%、及び
    SnO成分 0〜1.0%を含有し
    外割りの質量%でSb成分 0〜1.0%
    である請求項1記載の光学ガラス。
  3. 酸化物基準の質量%で、RnO成分(式中、RnはLi、Na、Kからなる群より選択される1種以上)の質量和が0〜15.0%、RO成分(式中、RはMg、Ca、Sr、Baからなる群より選択される1種以上)の質量和が0〜15.0%である請求項1又は2いずれか記載の光学ガラス。
  4. 分光透過率が70%を示す波長(λ70)が480nm以下である請求項1から3のいずれか記載の光学ガラス。
  5. ガラス転移点が650℃以下である請求項1から4いずれか記載の光学ガラス。
  6. 部分分散比(θg,F)がアッベ数(νd)との間で、(−0.0017×νd+0.6324)≦(θg,F)≦(−0.0017×νd+0.6547)の関係を満たすことを特徴とする請求項1から請求項5いずれか記載の光学ガラス。
  7. 日本光学硝子工業会規格JOGIS12−1994「光学ガラスの泡の測定方法」の表1に示されている100mlのガラス中における泡の断面積の総和が級1〜3であり、かつ、日本光学硝子工業会規格JOGIS13−1994「光学ガラスの異物の測定方法」の表1に示されている100mlのガラス中における異物の断面積の総和が級1〜3であることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の光学ガラス。
  8. 請求項1から7のいずれか記載の光学ガラスからなる光学素子。
  9. 請求項1から8いずれか記載の光学ガラスからなる研磨加工用及び/又は精密プレス成形用のプリフォーム。
  10. 請求項9記載のプリフォームを精密プレスしてなる光学素子。
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