JP2017019505A - 開封テープ付袋および開封テープ付袋の製造方法 - Google Patents

開封テープ付袋および開封テープ付袋の製造方法 Download PDF

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彬 松岡
Akira Matsuoka
彬 松岡
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Abstract

【課題】打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる開封テープ付袋および開封テープ付袋の製造方法を提供すること。
【解決手段】開封テープ付袋は、袋体10には開口部11が形成され、開口部11を閉じた後に袋体10を開封する開封テープ20を設け、打ち抜きによって開封テープ20を切断し、切断された開封テープ20の切断端部の少なくとも一方を開封端部とし、開封テープ付袋の製造方法は、テープ接着工程と、折り工程と、打ち抜き工程と、袋体形成工程とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、開口部を閉じた後に袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋および開封テープ付袋の製造方法に関する。
特許文献1から特許文献5は、開封テープを設けた袋を提案している。
特許文献1は、一方に封緘用のバンドが貼着され、他方が底当て紙によりあらかじめ密封封緘されたバンド付き多層紙袋であり、底当て紙に紙袋の他方を開封する開封テープを配設し、開封テープに沿って一対のスリットを形成することで開封端部としている。
特許文献2は、開口部側の一方のシートに開封テープを溶着し、開封テープの端部に位置する一方のシートには開封テープに達するように一対の切込部を設け、開封テープの端部に位置する他方のシートには切欠部を形成することで開封端部としている。
特許文献3は、開封テープの少なくとも一方の端部が合掌シール部内に位置し、合掌シール部を構成する両フィルム部分のうちの開封テープが位置している部分の両側に引き裂きのための切れ込みを設けている。
特許文献4は、プラスチックフィルムを二つ折りにして筒状に形成し、プラスチックフィルムには、袋本体を周回する開封テープを設け、開封テープの開封端緒を挟んでフィルムに切れ目を形成している。
特許文献5は、切花収納袋の上端縁から所定箇所に設けた切り込みを含めて開封テープが接着され、切り込み側に位置する開封テープの一端を開封片として形成し、開封片および切り込みを覆うようにラベルシールを貼着している。
特開2006−176145号公報 国際公開第2003/51729号 特開2002−362635号公報 特開2000−142726号公報 登録実用新案第3046824号公報
特許文献1から特許文献5では、開封テープの端部に、開封テープに沿って切り込みを設けることで開封テープの開口端部を形成している。特許文献2では、更に開封テープの端部に位置する他方のシートには切欠部を形成している。特許文献5では、更に開封テープの端部にラベルシールを貼着している。
特許文献1から特許文献4で開示されているように、開封テープに沿って切り込みを設ける場合には、切り込み位置の正確性が求められる。
特許文献5では、開封テープの接着前に切り込みを設けるため、特許文献1から特許文献4のような切り込み位置の正確性は求められないが、袋体および開封テープとは別の部材であるラベルシールを用いる必要がある。
そこで本発明は、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる開封テープ付袋および開封テープ付袋の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の開封テープ付袋は、袋体には開口部が形成され、前記開口部を閉じた後に前記袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、打ち抜きによって前記開封テープを切断し、切断された前記開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明の開封テープ付袋は、袋体の一端には開口部が形成され、バックシールテープ、輪ゴム、またはクリップなどの結束具によって前記袋体の前記一端を絞ることで前記開口部を閉じ、前記開口部を閉じた後に前記袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、前記開封テープを、前記袋体の他端寄りに配置し、打ち抜きによって前記開封テープを切断し、切断された前記開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明の開封テープ付袋は、少なくとも第1面材と第2面材とで袋体を構成し、前記袋体の一端には開口部が形成され、前記第1面材の一端を前記第2面材の一端よりも延出させて折り返し部を備え、前記折り返し部を折り返して前記開口部を閉じ、前記開口部を閉じた後に前記袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、前記開封テープを、前記第2面材と重なる前記第1面材に配置し、前記折り返し部を折り返した状態では、前記開封テープが前記折り返し部と重なる位置となり、打ち抜きによって前記開封テープを切断し、切断された前記開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の開封テープ付袋において、前記打ち抜きによって曲片を形成することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の開封テープ付袋において、前記曲片を円弧角が180度を越える円弧片とし、前記円弧片の両端の仮想延長線が前記開封テープを通ることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の開封テープ付袋において、前記袋体には、複数の通気孔が形成され、前記袋体に収納する内容物を、野菜や果実などの農産物としたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の開封テープ付袋において、前記袋体を少なくとも第1面材と第2面材とで構成し、前記袋体の他端には、前記第1面材と前記第2面材とで封止部が形成され、前記開口部から前記封止部までの長さをLとしたとき、前記開封テープを、前記封止部から1/3Lまでの間のいずれかの位置で、前記封止部に平行に配置したことを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の開封テープ付袋において、前記袋体に収納する内容物を、キュウリやにんじんなどの長物としたことを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の開封テープ付袋において、前記袋体を少なくとも第1面材と第2面材とで構成し、前記袋体の他端には、前記第1面材と前記第2面材とで封止部が形成され、前記開口部から前記封止部までの長さをLとしたとき、前記開封テープを、前記封止部から1/3Lを越え、前記封止部から2/3Lを越えない位置で、前記封止部に平行に配置したことを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項9に記載の開封テープ付袋において、前記袋体に収納する内容物を、ジャガイモやタマネギなどの球状物としたことを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の開封テープ付袋において、前記開口端部に近接した位置に、開け口を示す開口表示と、前記袋体の材質を表示する識別表示とを表示したことを特徴とする。
請求項12記載の本発明の開封テープ付袋の製造方法は、ロール状のシートに開封テープを接着するテープ接着工程と、前記開封テープが内側となるように前記シートを二つ折りにする折り工程と、打ち抜きによって前記開封テープを切断する打ち抜き工程と、前記シートを長手方向に対して垂直な方向に切断して袋体とする袋体形成工程とを有することを特徴とする。
本発明の開封テープ付袋によれば、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる。
本発明の一実施例による開封テープ付袋を示す写真 同開封テープ付袋の要部拡大写真 同開封テープ付袋に果実を収納して開口部を閉じた状態を示す写真 開封操作を説明するための写真 開封操作を説明するための写真 本実施例の開封テープ付袋の製造方法を示す図 本実施例の開封テープ付袋の製造方法を示す図
本発明の第1の実施の形態による開封テープ付袋は、打ち抜きによって開封テープを切断し、切断された開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたものである。本実施の形態によれば、開封テープを切断することで開口端部を形成するため、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる。
本発明の第2の実施の形態による開封テープ付袋は、バックシールテープ、輪ゴム、またはクリップなどの結束具によって袋体の一端を絞ることで開口部を閉じ、開口部を閉じた後に袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、開封テープを、袋体の他端寄りに配置し、打ち抜きによって開封テープを切断し、切断された開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたものである。本実施の形態によれば、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる。また本実施の形態によれば、バックシールテープ、輪ゴム、またはクリップなどの結束具によって袋体の一端を絞ることで開口部を閉じる開封テープ付袋にあっては、開封テープを袋体の他端寄りに配置することで、内容物に応じて結束具の絞り位置が変わっても、開封テープによって袋体を開封することができる。
本発明の第3の実施の形態による開封テープ付袋は、袋体の一端には開口部が形成され、第1面材の一端を第2面材の一端よりも延出させて折り返し部を備え、折り返し部を折り返して開口部を閉じ、開口部を閉じた後に袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、開封テープを、第2面材と重なる第1面材に配置し、折り返し部を折り返した状態では、開封テープが折り返し部と重なる位置となり、打ち抜きによって開封テープを切断し、切断された開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたものである。本実施の形態によれば、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる。また本実施の形態によれば、折り返し部の位置で袋体を開封することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態による開封テープ付袋において、打ち抜きによって曲片を形成するものである。本実施の形態によれば、曲片を形成することで、例えば内容物の荷重によって袋体に負荷が加わっても、打ち抜き箇所から袋体が裂けることを防止できる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による開封テープ付袋において、曲片を円弧角が180度を越える円弧片とし、円弧片の両端の仮想延長線が開封テープを通るものである。本実施の形態によれば、開封端部を引っ張ることで、円弧片の両端が開封テープに沿うため、開封を安定して行える。
本発明の第6の実施の形態は、第1から第5のいずれかの実施の形態による開封テープ付袋において、袋体には、複数の通気孔が形成され、袋体に収納する内容物を、野菜や果実などの農産物としたものである。本実施の形態によれば、通気孔が形成される農産物用の開封テープ付袋では、密封性が要求されないため、袋体を打ち抜いて切断することができる。
本発明の第7の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による開封テープ付袋において、袋体を少なくとも第1面材と第2面材とで構成し、袋体の他端には、第1面材と第2面材とで封止部が形成され、開口部から封止部までの長さをLとしたとき、開封テープを、封止部から1/3Lまでの間のいずれかの位置で、封止部に平行に配置したものである。本実施の形態によれば、袋体の端部寄りを開封できる。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による開封テープ付袋において、袋体に収納する内容物を、キュウリやにんじんなどの長物としたものである。本実施の形態によれば、特に長物の取り出しに適している。
本発明の第9の実施の形態は、第1または第2の実施の形態による開封テープ付袋において、袋体を少なくとも第1面材と第2面材とで構成し、袋体の他端には、第1面材と第2面材とで封止部が形成され、開口部から封止部までの長さをLとしたとき、開封テープを、封止部から1/3Lを越え、封止部から2/3Lを越えない位置で、封止部に平行に配置したものである。本実施の形態によれば、袋体の中央寄りを開封できる。
本発明の第10の実施の形態は、第9の実施の形態による開封テープ付袋において、袋体に収納する内容物を、ジャガイモやタマネギなどの球状物としたものである。本実施の形態によれば、特に球状物の取り出しに適している。
本発明の第11の実施の形態は、第1から第10のいずれかの実施の形態による開封テープ付袋において、開口端部に近接した位置に、開け口を示す開口表示と、袋体の材質を表示する識別表示とを表示したものである。本実施の形態によれば、識別表示を開口表示に近い位置に表示することで、開口表示を目立たせることができるとともに、一台の汎用の印字機を用いて開口表示と識別表示とを同時に印刷することができる。
本発明の第12の実施の形態による開封テープ付袋の製造方法は、ロール状のシートに開封テープを接着するテープ接着工程と、開封テープが内側となるようにシートを二つ折りにする折り工程と、打ち抜きによって開封テープを切断する打ち抜き工程と、シートを長手方向に対して垂直な方向に切断して袋体とする袋体形成工程とを有するものである。本実施の形態によれば、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部を形成でき、製造が容易である。
以下本発明の実施例について図面とともに説明する。
図1は本実施例による開封テープ付袋を示す写真、図2は同開封テープ付袋の要部拡大写真、図3は同開封テープ付袋に果実を収納して開口部を閉じた状態を示す写真、図4および図5は開封操作を説明するための写真である。
図1に示すように、開封テープ付袋は、袋体10に開口部11が形成され、開口部11を閉じた後に袋体10を開封する開封テープ20を設けている。
袋体10は、例えばポリプロピレン(PP)などの汎用プラスチックで形成され、第1の面材10aと第2の面材10bとで形成されている。第1の面材10aの一端と第2の面材10bの一端とは開口部11を形成し、第1の面材10aの他端と第2の面材10bの他端とは接続されて封止部12を形成している。
本実施例の開封テープ付袋は、第1の面材10aの他端と第2の面材10bの他端とは折り返すことで接続されている。
第1の面材10aの両側部13、14と、第2の面材10bの両側部13、14とは接続されて封止している。
本実施例の開封テープ付袋は、第1の面材10aの両側部13、14と第2の面材10bの両側部13、14とはヒートシールすることで接続されている。
本実施例の開封テープ付袋は、袋体10を形成する第1の面材10aと第2の面材10bとには、複数の通気孔15が形成され、野菜や果実などの農産物を内容物40として収納する。このように、通気孔15が形成される、例えば農産物用の開封テープ付袋では、密封性が要求されないため、袋体を打ち抜いて切断することができる。
開封テープ20は、例えば一軸延伸ポリプロピレン(MOPP)などの汎用プラスチックで形成されており、テープ片面に粘着剤が塗布されたものが適している。
本実施例の開封テープ20は、第1の面材10aの内面、すなわち第2の面材10bと対向する面に貼り付けており、開口部11から封止部12までの長さをLとしたとき、封止部12から1/3Lまでの間のいずれかの位置で、封止部12に平行に配置している。
本実施例によれば、袋体10の端部寄りを開封できるため、袋体10に収納する内容物40を、キュウリやにんじんなどの長物とした場合に取り出しに適している。
図2に示すように、開封テープ20は、打ち抜きによって切断され、切断された開封テープ20の切断端部の少なくとも一方を開封端部21としている。
袋体10には、打ち抜きによって曲片16が形成される。曲片16は、円弧角が180度を越える円弧片とし、円弧片の両端16a、16bの仮想延長線16xが開封テープ20を通るように形成する。
本実施例によれば、曲片16を形成することで、例えば内容物40の荷重によって袋体10に負荷が加わっても、打ち抜き箇所から袋体10が裂けることを防止できる。
また、本実施例によれば、開封端部21を引っ張ることで、円弧片の両端16a、16bが開封テープ20に沿うため、開封を安定して行える。
開口端部21に近接した位置には、開け口を示す開口表示31と、袋体10の材質を表示する識別表示32とを表示している。本実施例によれば、識別表示32を開口表示31に近い位置に表示することで、開口表示31を目立たせることができるとともに、一台の汎用の印字機を用いて開口表示31と識別表示32とを同時に印刷することができる。
図3では、内容物40として2つのリンゴを収納した状態を示しており、本実施例の開封テープ付袋は、バックシールテープなどの結束具50によって袋体10の一端を絞ることで開口部11を閉じて用いる。結束具50としては、バックシールテープ以外に、輪ゴムやクリップを用いることができる。なお、本実施例の開封テープ付袋は、袋体10の一端、特に開口部11をヒートシールで封止した後に結束具50を用いることもある。
本実施例によれば、バックシールテープ、輪ゴム、またはクリップなどの結束具50によって袋体10の一端を絞ることで開口部11を閉じる開封テープ付袋において、開封テープ20を袋体10の他端寄りに配置することで、内容物40に応じて結束具50の絞り位置が変わっても、開封テープ20によって袋体10を開封することができる。
本実施例では、開封テープ20を、袋体10の他端寄りに配置した場合を示したが、開封テープ20を、封止部12から1/3Lを越え、封止部12から2/3Lを越えない位置で、封止部12に平行に配置してもよい。袋体10の中央寄りを開封できることで、袋体10に収納する内容物40を、リンゴ、ジャガイモ、またはタマネギなどの球状物とした場合に取り出しやすい。
図4および図5を用いて開封操作について説明する。
打ち抜きによって形成される曲片16には、図4に示すように開口端部21が位置しており、図5に示すように曲片16を摘んで引っ張ることで、開封テープ20によって第1の面材10aには切断部17が形成される。そしてこの切断部17によって袋体10を開封することができる。
曲片16は、円弧角が180度を越える円弧片としているため、曲片16を摘んで引っ張ると、図4に示す曲片16の両端16a、16bは開封テープ20に向かって裂けるため、切断部17は図5に示すように開封テープ20の幅に沿って形成され、開封を安定して行うことができる。
図6は、本実施例の開封テープ付袋の製造方法を示す図である。
袋体10を構成するシート61は、ロール状に巻かれたシートロール体60から引き出される。シートロール体60から引き出されたシート61には、開封テープ20が接着される。開封テープ20は、ロール状に巻かれたテープロール体70から引き出され、シート61の長手方向に沿って接着される。
シート61に開封テープ20を接着するテープ接着工程Aは連続搬送で行われる。
テープ接着工程Aで開封テープ20が接着されたシート61は、開封テープ20が内側となるようにシート61を二つ折りにする。
この折り工程Bによって、シート61の両端61a、61bは、袋体10の開口部11を形成し、シート61の中央部61cは袋体10の封止部12を形成する。
折り工程Bの後に、打ち抜き工程Cが行われる。
打ち抜き工程Cでは、打ち抜きによって開封テープ20を切断する。打ち抜き工程Cは間欠搬送で行われる。
打ち抜き工程Cの後に、袋体形成工程Dが行われる。
袋体形成工程Dでは、シート61を長手方向に対して垂直な方向に切断して袋体10とする。なお、袋体形成工程Dでは、切断箇所をヒートシールすることで袋体10の両側部13、14を形成する。
本実施例によれば、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部21を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる。
図7は本発明の他の実施例による開封テープ付袋を示す写真である。なお、上記実施例と同一構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
本実施例による開封テープ付袋は、袋体80の一端には開口部11が形成され、第1面材80aの一端を第2面材80bの一端よりも延出させて折り返し部80cを備え、折り返し部80cを折り返して開口部11を閉じ、開口部11を閉じた後に袋体80を開封する開封テープ20を設けている。
開封テープ20は、第2面材80bと重なる第1面材80aに配置し、折り返し部80cを折り返した状態では、折り返し部80cと重なる位置となる。
本実施例による開封テープ付袋は、折り返し部80cの端部に接着部91を設けており、折り返し部80cを折り返して開口部11を閉じた状態で、接着部91によって折り返し部80cを第2面材80bに貼り合わせて開口部11を閉じる。
第1の面材80aの他端と第2の面材80bの他端とにはマチ92が設けられ、マチ92によって封止部12を形成している。
なお、袋体80は、例えばポリプロピレン(PP)などの汎用プラスチックで形成されている。
本実施例によれば、打ち抜き位置に多少のズレが生じても確実に開封端部21を形成でき、開封テープ付袋を容易に製造できる。また本実施例によれば、折り返し部80cの位置で袋体80を開封することができる。
なお、本実施例に示すような折り返し部80cを備えた開封テープ付袋において、図1から図5に示すように開封テープ20を袋体80の他端寄りに配置し、または開封テープ20を袋体80の中央寄りに配置することもできる。
本発明は、特に野菜や果実などの農産物を収容する開封テープ付袋に適している。
10 袋体
10a 第1の面材
10b 第2の面材
11 開口部
12 封止部
13 両側部
14 両側部
15 通気孔
16 曲片
16a 両端
16b 両端
16x 仮想延長線
20 開封テープ
21 開封端部
31 開口表示
32 識別表示
40 内容物
50 結束具
60 シートロール体
61 シート
70 テープロール体
A テープ接着工程
B 折り工程
C 打ち抜き工程
D 袋体形成工程

Claims (12)

  1. 袋体には開口部が形成され、前記開口部を閉じた後に前記袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、
    打ち抜きによって前記開封テープを切断し、切断された前記開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたことを特徴とする開封テープ付袋。
  2. 袋体の一端には開口部が形成され、バックシールテープ、輪ゴム、またはクリップなどの結束具によって前記袋体の前記一端を絞ることで前記開口部を閉じ、前記開口部を閉じた後に前記袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、
    前記開封テープを、前記袋体の他端寄りに配置し、
    打ち抜きによって前記開封テープを切断し、切断された前記開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたことを特徴とする開封テープ付袋。
  3. 少なくとも第1面材と第2面材とで袋体を構成し、前記袋体の一端には開口部が形成され、前記第1面材の一端を前記第2面材の一端よりも延出させて折り返し部を備え、前記折り返し部を折り返して前記開口部を閉じ、前記開口部を閉じた後に前記袋体を開封する開封テープを設けた開封テープ付袋であって、
    前記開封テープを、前記第2面材と重なる前記第1面材に配置し、
    前記折り返し部を折り返した状態では、前記開封テープが前記折り返し部と重なる位置となり、
    打ち抜きによって前記開封テープを切断し、切断された前記開封テープの切断端部の少なくとも一方を開封端部としたことを特徴とする開封テープ付袋。
  4. 前記打ち抜きによって曲片を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の開封テープ付袋。
  5. 前記曲片を円弧角が180度を越える円弧片とし、前記円弧片の両端の仮想延長線が前記開封テープを通ることを特徴とする請求項4に記載の開封テープ付袋。
  6. 前記袋体には、複数の通気孔が形成され、
    前記袋体に収納する内容物を、野菜や果実などの農産物としたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の開封テープ付袋。
  7. 前記袋体を少なくとも第1面材と第2面材とで構成し、
    前記袋体の他端には、前記第1面材と前記第2面材とで封止部が形成され、
    前記開口部から前記封止部までの長さをLとしたとき、前記開封テープを、前記封止部から1/3Lまでの間のいずれかの位置で、前記封止部に平行に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開封テープ付袋。
  8. 前記袋体に収納する内容物を、キュウリやにんじんなどの長物としたことを特徴とする請求項7に記載の開封テープ付袋。
  9. 前記袋体を少なくとも第1面材と第2面材とで構成し、
    前記袋体の他端には、前記第1面材と前記第2面材とで封止部が形成され、
    前記開口部から前記封止部までの長さをLとしたとき、前記開封テープを、前記封止部から1/3Lを越え、前記封止部から2/3Lを越えない位置で、前記封止部に平行に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開封テープ付袋。
  10. 前記袋体に収納する内容物を、ジャガイモやタマネギなどの球状物としたことを特徴とする請求項9に記載の開封テープ付袋。
  11. 前記開口端部に近接した位置に、開け口を示す開口表示と、前記袋体の材質を表示する識別表示とを表示したことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の開封テープ付袋。
  12. ロール状のシートに開封テープを接着するテープ接着工程と、
    前記開封テープが内側となるように前記シートを二つ折りにする折り工程と、
    打ち抜きによって前記開封テープを切断する打ち抜き工程と、
    前記シートを長手方向に対して垂直な方向に切断して袋体とする袋体形成工程と
    を有することを特徴とする開封テープ付袋の製造方法。
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