JP3191508U - 長もの野菜等袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】長もの野菜等を取り出す際には簡単かつ確実に開封して取り出すことができるとともに、高い強度を有して長もの野菜等を確実に保護できる長もの野菜等袋を提供する。【解決手段】一方向Lについての長さが異なる第1及び第2のフィルム18、20を重ね合わせて該方向の一端側における長さが長いほうの第1フィルム18の端部を谷折りして折り返し端部24を第2フィルム20に重畳させ、その状態で離隔対向の2位置において該一方向に沿って平行直線状に溶断閉着することにより形成される細長袋体12と、細長袋体12の谷折り折り返し端部24と第2フィルム20との重畳端部に形成される下部開口14と、該一方向の他端側の細長袋体12に形成される上部開口16と、を含み、谷折り折り返しにより形成される第1フィルム18と第2フィルム20との重畳部26が縦長長方形状である長もの野菜等袋10から構成される。【選択図】図1

Description

本考案は、ごぼうやねぎ等の長もの野菜等の包装に適した長もの野菜等袋に関する。
スーパーやデパート等の店頭で陳列、販売される野菜は、該野菜の形状や大きさ等に応じて様々な態様で包装されている。例えば、ごぼうやねぎ等のように一方向に長い野菜いわゆる長もの野菜等を包装する手段としては、ポリエチレン等の合成樹脂フィルムを素材とし、細長い中空筒状で一端を開口し三方をシールした細長い包装袋が公知である。そして、細長の包装袋内に開口から長もの野菜等を収容し、その袋口部分のフィルムを折り曲げてテープや接着剤等で貼り付けたり、袋口部分紐やテープで縛ったり、熱溶着等でシールして袋口に封をした状態で出荷又は店頭等に陳列されていた。また、例えば、特許文献1には、ビニール資材を筒状に形成し、底部の一面を折り畳んで折り畳み部分全体をシールすることにより、底部の強度向上を図るビニール製袋が提案されている。
実公昭35−19587号公報
上記したような従来の包装袋を開封して長もの野菜等を取り出す際には、例えば、上端の袋口側のテープや接着部分を剥がしたり、袋口部分を鋏や包丁等の道具を使って切り開いてその上端側から野菜等を取り出していた。しかしながら、このような開封操作及び取り出し操作では、テープや接着部分を剥がしにくかったり、テープ等の粘着部分が野菜に着いて野菜を傷つけたりスムーズに取り出しにくかったり、薄い透明フィルムで形成されているため開封場所を見つけにくかったり、又はわざわざ道具を用意する必要があったりする等、煩わしい操作となり、長もの野菜等の場合は特に、その野菜自体及び包装袋の長さがともに長いことからスムーズには取り出しにくいといった問題があった。さらに、長もの野菜等を袋内に収容する作業も煩雑で時間がかかるものであった。その上、従来の包装袋は薄いフィルムで長く形成されているので、取り扱いが煩雑になり保管、管理にも不便であった。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、長もの野菜等を取り出す際には簡単かつ確実に開封して取り出すことができるとともに、高い強度を有して長もの野菜等を確実に保護できる長もの野菜等袋を提供することにある。また、他の目的は、袋の保管、管理及び長もの野菜等の袋への収容作業等を簡単に行える長もの野菜等袋を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、一方向Lについての長さが異なる第1及び第2のフィルム18、20を重ね合わせて該方向の一端側における長さが長いほうの第1フィルム18の端部を谷折りして折り返し端部24を第2フィルム20に重畳させ、その状態で離隔対向の2位置において該一方向に沿って平行直線状に溶断閉着することにより形成される細長袋体12と、細長袋体12の谷折り折り返し端部24と第2フィルム20との重畳端部に形成される下部開口14と、該一方向の他端側の細長袋体12に形成される上部開口16と、を含み、谷折り折り返しにより形成される第1フィルム18と第2フィルム20との重畳部26が正方形状又は幅サイズを短辺の1つとする縦長長方形状であることを特徴とする長もの野菜等袋10から構成される。
細長袋体12の上部開口16はいずれかのフィルム20(18)が他のフィルム18(20)より長い延長部40を有したポケット状開口38として形成されており、該延長部40において、その中間位置に幅横断方向に形成されたミシン目部42と、ミシン目部42と延長部40の延長端との間において設けられ複数枚を重ねた状態で互いに熱溶着して束ねて保持させるための保持と上部開口16の開放保持のための係止とを兼用する貫通孔44と、が設けられたこととしてもよい。
また、谷折り折り返しによる第1フィルム18どうしの重なり部分又は、第1フィルム18と第2フィルム20との重畳部26を貫通した通気孔46が設けられたこととしてもよい。基本的には通気孔は、細長袋体12の任意の位置に複数個設けてもよいが、下部側の第1フィルムどうしの重なり部分又は重畳部26に設けることで、通気性を良好に確保できる。
本考案の長もの野菜等袋によれば、一方向についての長さが異なる第1及び第2のフィルムを重ね合わせて該方向の一端側における長さが長いほうの第1フィルムの端部を谷折りして折り返し端部を第2フィルムに重畳させ、その状態で離隔対向の2位置において該一方向に沿って平行直線状に溶断閉着することにより形成される細長袋体と、細長袋体の谷折り折り返し端部と第2フィルムとの重畳端部に形成される下部開口と、該一方向の他端側の細長袋体に形成される上部開口と、を含み、谷折り折り返しにより形成される第1フィルムと第2フィルムとの重畳部が正方形状又は幅サイズを短辺の1つとする縦長長方形状である構成により、下部開口から第1フィルムの折り返し部分を引き破って袋の下部側を開放させて簡単に長もの野菜等を取り出すことができるとともに、開封前の状態では底部及び該重畳部において高い強度を保持でき、出荷から店頭での陳列、消費者の購入時まで安定して包装状態を維持できる。よって、袋の下部側について簡単に開封できる構造と袋の強度が高い構造とを同時に実現でき、実用性が高い長もの野菜等袋を低コストで製造できる。また、第1フィルムの折り返し部と第2フィルムとの重なり部分の面積がある程度広いので、下部開口が形成されていても袋内部にゴミや異物等が入るのを防止できる。さらに、重畳部の下部開口近傍に開放位置を目立たせる表示等を施せるスペースを十分に確保することができ、スムーズな開放操作を促すことができる。さらに、予め第1フィルムと第2フィルムをそれぞれ別々に印刷することができるので、折り返して裏面側となる折り返し端部に開放位置を示す表示等を印刷する際に簡単に精度良く行えるうえ、長もの野菜等袋の表裏両面の所望の位置に自在に印刷することもできる。
細長袋体の上部開口はいずれかのフィルムが他のフィルムより長い延長部を有したポケット状開口として形成されており、該延長部において、その中間位置に幅横断方向に形成されたミシン目部と、ミシン目部と延長部の延長端との間において設けられ複数枚を重ねた状態で互いに熱溶着して束ねて保持させるための保持と上部開口の開放保持のための係止とを兼用する貫通孔と、が設けられた構成とすることにより、薄くて細長く形成される長もの野菜等袋を束ねて保持させておくことで保管、管理を簡便に行えるとともに、上部開口から袋内へ長もの野菜等を投入する作業の際には係止させた状態で上部開口を開放保持させるので簡単に投入作業を行える。
また、谷折り折り返しによる第1フィルムどうしの重なり部分又は、第1フィルムと第2フィルムとの重畳部を貫通した通気孔が設けられた構成とすることにより、通気孔を介して袋内外を通気させて、例えば袋内で長もの野菜等から発生するガスや水蒸気等を排出し該野菜の鮮度及び品質を長期間保持でき、袋の曇りを防止したりできる。
本考案の第1の実施形態に係る長もの野菜等袋の全体図である。 図1の長もの野菜等袋の一部を省略した拡大説明図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図1の長もの野菜等袋の細長袋体を形成する際の基本的な概念図である。 図1の長もの野菜等袋を重ね合わせて束ねた状態の説明図である。 図1の長もの野菜等袋に長もの野菜等を投入する際の作用説明図である。 図1の長もの野菜等袋を開封する際の作用説明図である。 他の形態の長もの野菜等袋の一部を省略した拡大図である。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の長もの野菜等袋の実施の形態について説明する。本考案の長もの野菜等袋は、例えば、ごぼう、ねぎ等の長もの野菜等を内部に収容して包装し、店頭に陳列したり輸送したりする際に該長もの野菜等を保護するための包装用袋である。図1ないし図8は、本考案に係る長もの野菜等袋の一実施形態を示している。図1、図2、図3に示すように、長もの野菜等袋10は、細長袋体12と、細長袋体12の下部に形成される下部開口14と、細長袋体12の上部側に形成される上部開口16と、を含む。
細長袋体12は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明で薄い合成樹脂フィルム素材から形成された一方に長い袋本体である。図1、図3に示すように、細長袋体12は、所定の横幅で一方向(上下方向)Lに細長い第1フィルム18と、第1フィルム18と同じ横幅で第1フィルムよりも短い長さで一方向Lに細長い第2フィルム20と、を有している。第1フィルム18の下部は第2フィルム20よりも延長された部分で略U字状に谷折りして折り返し部22が形成され、その折り返し片28の折り返し端部24が第2フィルム20の下端部にある程度の縦方向長さで重畳されて重畳部26が形成されている。折り返し部22を含む第1フィルム18と第2フィルム20の左右両側辺が閉着されて接合30され、第1、第2フィルムの対向内面側を収容部として袋体が構成されている。詳細には、細長袋体12は、第1フィルム18と第2フィルム20とが一方向の略全体にわたって両側辺のみで閉着されて接合30されている。さらに、細長袋体12の下部の折り返し部22においては、第2フィルム20の下端辺36よりも下方に長い第1フィルム部分で折り返し片28により重なり合う第1フィルムどうしが両側辺のみで閉着されて接合され谷折り底部34(細長袋体の下端辺)とともに3方をシールしている。重畳部26では、図4にも示すように、第1フィルムの折り返し片28と第2フィルム20とその裏面側の第1フィルム18との3層が重合しそれらの両側辺のみを閉着させて接合30されている。
図5では細長袋体12を形成する工程の一例を模式的に示しており、図5にも示すように、本実施形態では、細長袋体12は、一方向Lについての長さが異なる第1及び第2のフィルム18S、20Sを重ね合わせて該方向Lの一端側における長さが長い方の第1フィルムの端部18Eを谷折りして折り返し端部を第2フィルム20に重畳させ、その状態で離隔対向の2位置FCにおいて該一方向に沿って平行直線状に溶断閉着することにより形成される。なお、第1、第2フィルムの該一方向Lの他端側では、第2フィルム20が第1フィルム18より長く延長されて重ね合わされており、細長袋体には後述の延長部40が形成される。第1、第2フィルムは、例えば、それぞれロール巻きされ、そのロール巻きされたフィルムから引き出しながら重ね合わせるようにしてもよい。図2、図3に示すように、細長袋体12の底部は、折り返し部22で形成されているので強度が高く、被包装物であるごぼう等の長もの野菜Vgを投入して先端が谷折り底部に接触しても、該底部が破れて抜け落ちたりするのを防止できる。本実施形態では、細長袋体12は、例えば、一方向L(上下方向又は長手方向)のサイズが略60cm程度、幅方向Wのサイズ(短辺方向の長さ)が約7cm程度に形成されている。また、細長袋体12は、透明のフィルムで形成されているので、内部の長もの野菜等を袋外部から容易に確認することができる。なお、細長袋体12の長さ、幅、フィルム素材等は長もの野菜Vgの種類や形状、大きさ、本数、鮮度保持方法等に応じて任意に設定できる。
図2、図3に示すように、細長袋体12の下部には、第1フィルムの谷折り折り返し端部24と第2フィルム20との重畳端部に下部開口14が形成される。下部開口14は、細長袋体12の底部となる谷折り底部34から上方向にある程度離隔した位置に形成される。上記のように第1フィルムの折り返し片28は、第1フィルム18及び第2フィルム20に両側辺のみを接合されているので、折り返し端部24を含む対向内面の略全体は第1、第2フィルムともに非接合となっている。したがって、下部開口14は、折り返し部22で重なり合っている袋内部と連通している。下部開口14は、袋体内部に連通しているので内外の通気をある程度行わせることができる。第1フィルム18の折り返し片28は、袋を開封する際の開封片であり、後述のように下部開口14を介して折り返し端部24から引き破ることにより、細長袋体12の下側を開放させることができる。すなわち、細長袋体12は、長手方向の一端部に下部開口14による易開封構造32を含み、袋体内部に収容している長もの野菜Vgを該袋体の下部側から簡単に取り出すことができる。
本実施形態では、図1、図2に示すように、谷折り折り返しにより形成される第1フィルム18と第2フィルム20との重畳部26は、細長袋体12の幅方向Wのサイズを短辺の1つとする縦長長方形状となるように形成されている。すなわち第1フィルムの折り返し片28と第2フィルム20との左右両側辺での接合長さが細長袋体12の幅サイズ以上の長さとなるように重畳部26が設定される。重畳部26の縦長長方形状の縦横サイズは、例えば、横方向の短辺が約7cm、縦方向の長辺が約9cm程度となっている。該重畳部26を細長袋体12の長手方向に沿った縦長長形状とすることにより、折り返し端部24と第2フィルム20との接合部分において下部開口14により容易に開封させうる構成としながら、開封する前の通常時にはその重畳部26の両側辺の接合長さをある程度長くしていることで袋体の強度を高く確保することができる。重畳部26の折り返し片28の外面には、印刷等により下部開口の位置を示す表示27が施されており、開放位置を目立たせてスムーズに開封操作を行わせることができる。
図2、図3に示すように、折り返し部22とは逆の端部である細長袋体12の一方向の他端側に上部開口16が形成される。上部開口16は、長もの野菜Vgを袋体内部へ投入するための投入開口である。本実施形態では、上部開口16は、第2フィルム20の上端が第1フィルム18の上端より長い延長部40を有したポケット状開口38として構成されている。すなわち第2フィルム20の上端に延長部40が形成されている。なお、延長部は、逆に第1フィルム18の上端を第2フィルム20の上端より長く延長して第1フィルムの上端に形成することとしてもよい。また、延長部40は、例えば、上部開口16を閉鎖するように折り曲げてテープや接着剤等で貼り付けて袋体の上部側の封をするのに利用することもできる。なお、細長袋体の上部開口16の封の方法は、細長袋体の上端部をテープや紐で縛ったりしてもよく、その他使用者の任意の方法で上部開口を閉じてもよい。
図2、図7に示すように、延長部40において、その中間位置に幅横断方向に形成されたミシン目部42と、ミシン目部42と該延長部の延長端との間に設けられた貫通孔44と、が設けられている。本実施形態では、例えば、延長部40の縦方向長さは約7cm程度に設定されており、ミシン目部42は延長部40の上端から約4cm程度の位置に設けられている。延長部40に貫通孔44をも設けることで、例えば、図6に示すように、複数枚(例えば100枚程度)の細長袋体を重ねて、貫通孔44を介して図示しないはんだごて等で延長部どうしを熱溶着することにより、複数枚の細長袋体を束ねることができる。さらに、例えば図7(a)に示すように、貫通孔44により延長部40をフックFk等に引っ掛けて係止でき、図示しない送風ファン等から上部開口16に向けて送られる送風により上部開口16を自動的に開放させその開放状態で保持させることができる。上部開口16が開放状態で保持されるので長もの野菜等を簡単に投入することができる。すなわち、貫通孔44は、細長袋体12の延長部40どうしを複数枚を重ねた状態で互いに熱溶着して束ねて保持させるための保持と、上部開口16の開放保持のための係止と、を兼用する孔である。図7(b)に示すように、延長部40は、細長袋体内に長もの野菜Vgを収容すると、その長もの野菜Vgの重量によって(又は必要に応じて作業者等の手によって)ミシン目部42で分断される。ミシン目部42から分断された後には、細長袋体12の上部に延長部の残部40rが残され、この延長残部40rを上部開口16の封に利用することもできる。図7では説明のために、1つの長もの野菜等袋10をフックFk等に係止させた図で説明している。なお、延長部のミシン目部42、貫通孔44は、例えば、細長袋体を形成したあとで形成してもよいし、第1、第2フィルムを重ね合わせて所定の2位置を平行直線状に溶断閉着する前の工程で形成してもよい。また、延長部の大きさやミシン目部の位置は任意でもよい。
図1に示すように、細長袋体12には、一方向Lに所定の間隔を空けて複数の通気孔46、47が貫通されている。通気孔46、47は、例えば、長もの野菜から出るガスや袋内の水蒸気等を逃がして通気させ、該野菜の鮮度を保持したり袋体の曇りを防止する。本実施形態では、図2に示すように、細長袋体12の下部に設けられる通気孔46は、谷折りして折り返した第1フィルム18と第2フィルム20との重畳部26を貫通して設けられている。他の通気孔47は、細長袋体の長手方向の約半分の位置に貫通して設けられている。通気孔46、47は、例えば、細長袋体の製造工程で、第1フィルム18と第2フィルム20とを重ね合わせた後であって、所定の2位置を平行直線状に溶断閉着する前、の間の工程で穿孔されて形成され、重なり合う第1、第2フィルムの同位置を貫通している。
次に本実施形態にかかる長もの野菜等袋10の作用について説明する。例えば、図6に示すように、約100枚程度の長もの野菜等袋10を重ね合わせ、延長部40の貫通孔44内に図示しないはんだごてを当てて延長部40どうしを熱溶着させて束ねておく。ごぼう等の長もの野菜Vgを長もの野菜等袋10に入れる場合には、図7(a)に示すように、束にした状態で長もの野菜等袋10を延長部の貫通孔44を介してフックFk等に係止し、送風ファン等で上部に風を送ることにより上部開口16を開放状態で保持させる。これにより、上部開口が開放状態で保持されるので簡単に長もの野菜を袋内に収容することができる。長もの野菜等袋10の内部に長もの野菜Vgを投入すると、図7(b)に示すように、長もの野菜の重量により延長部40のミシン目部42から分断される。長もの野菜等袋を収容した長もの野菜等袋10は、例えば、上部開口側の延長部40の残部40rを折り曲げてテープ等を貼り付けたり、上部開口側を紐やテープで縛りつけたりして封がされる。このような作業を繰り返して順次長もの野菜等を袋詰めしていく。出荷の最中又はスーパー等の店頭で陳列されている状態では、長もの野菜Vgは長もの野菜等袋10によって保護されるとともに、通気孔46、47を介して通気されて鮮度が保持される。
図8(a)(b)(c)に示すように、長もの野菜等袋10から長もの野菜Vgを取り出す際には、下部開口14から第1フィルムの谷折りされた折り返し端部24に手を掛けて折り返し片28を下方に向けて引き破って開かせる。これにより、簡単な操作で確実に長もの野菜等袋の下端部を開放させて、長もの野菜を容易に取り出すことができる。なお、長もの野菜等を袋内への投入方向と同じ方向に取り出すので、該野菜等を傷付けにくくスムーズに取り出すことができる。本実施形態では、細長袋体の下部側を開封して取り出す構成ではあるが、袋の下部において上述のように、谷折り折り返しにより形成される第1フィルム18と第2フィルム20との重畳部26が縦長長方形状となるように形成されていることからその重畳部26でも高い強度を有する。その結果、長もの野菜等袋への投入作業や輸送中或いは店頭での陳列又は消費者が購入後に持ち帰る際等に、折り返し片が破れて袋の下部が不意に開封されたりするのを防止し、安定して包装状態を維持し内部の長もの野菜Vgを良好に保護することができる。さらに、例えば、該重畳部26の折り返し片に印刷等により開封位置を目立たせた表示27を施すスペースを十分に確保することができるので、開封操作性を向上できる。
なお、図9は長もの野菜等袋10の他の実施形態を示しており、図9に示すように、谷折り折り返しにより形成される第1フィルム18と第2フィルム20との重畳部26は、正方形状となるように形成してもよい。また、延長部40には、ミシン目部や貫通孔を設けなくてもよく、延長部自体を設けなくてもよい。また、細長袋体12の下部側の通気孔46は、上記実施形態のように第2フィルムとの重畳部26の位置に限らず、重畳部26の位置より下方側の谷折り折り返しによる第1フィルムどうし18の重なり部分に設けてもよい。また、通気孔46の幅方向Wの位置も、幅方向の略中央位置に限らず側辺に寄った位置でもよい。
以上説明した本考案の長もの野菜等袋は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の長もの野菜等袋は、例えば、ねぎ、ごぼう、長いも、セロリ等その他の長もの野菜等を包装するのに好適に利用できる。
10 長もの野菜等袋
12 細長袋体
14 下部開口
16 上部開口
18 第1フィルム
20 第2フィルム
22 折り返し部
24 折り返し端部
26 重畳部
40 延長部
42 ミシン目部
44 貫通孔
46 通気孔

Claims (3)

  1. 一方向についての長さが異なる第1及び第2のフィルムを重ね合わせて該方向の一端側における長さが長いほうの第1フィルムの端部を谷折りして折り返し端部を第2フィルムに重畳させ、その状態で離隔対向の2位置において該一方向に沿って平行直線状に溶断閉着することにより形成される細長袋体と、
    細長袋体の谷折り折り返し端部と第2フィルムとの重畳端部に形成される下部開口と、
    該一方向の他端側の細長袋体に形成される上部開口と、を含み、
    谷折り折り返しにより形成される第1フィルムと第2フィルムとの重畳部が正方形状又は幅サイズを短辺の1つとする縦長長方形状であることを特徴とする長もの野菜等袋。
  2. 細長袋体の上部開口はいずれかのフィルムが他のフィルムより長い延長部を有したポケット状開口として形成されており、
    該延長部において、その中間位置に幅横断方向に形成されたミシン目部と、
    ミシン目部と延長部の延長端との間において設けられ複数枚を重ねた状態で互いに熱溶着して束ねて保持させるための保持と上部開口の開放保持のための係止とを兼用する貫通孔と、が設けられたことを特徴とする請求項1記載の長もの野菜等袋。
  3. 谷折り折り返しによる第1フィルムどうしの重なり部分又は、第1フィルムと第2フィルムとの重畳部を貫通した通気孔が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の長もの野菜等袋。
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