JP2017019454A

JP2017019454A - 作業車両

Info

Publication number: JP2017019454A
Application number: JP2015140414A
Authority: JP
Inventors: 藤岡　伸悟; Shingo Fujioka; 伸悟藤岡
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 2015-07-14
Filing date: 2015-07-14
Publication date: 2017-01-26
Anticipated expiration: 2035-07-14
Also published as: JP6398896B2

Abstract

【課題】本発明は、ボンネットに立設したテールパイプの後部にキャビンを備えた作業車両で、テールパイプやサイドミラーがキャビン内で操縦操作するオペレータの視界を妨げることなく、夜間の作業を行い易くすることを課題とする。【解決手段】車体上にオペレータが搭乗するキャビン５を設けた作業車両において、キャビン５の左右に設けるサイドミラー１５の前側に機体の前方を照射する作業灯２２を設けたことを特徴とする作業車両とする。【選択図】図２

Description

本発明は、トラクター等の作業車両に関する。

特許文献１に記載の如く、エンジンを内装したボンネットの後部にオペレータが搭乗するキャビンを設け、エンジンの排気を排出するテールパイプをボンネットに立設したトラクター等の作業車両が有る。

特開平１１−７８５４７号公報

前記の作業車両では、テールパイプを立設して支持する支持部材がキャビンに設けられ、この支持部材にサイドミラーが取り付けられ、キャビン内の操縦席に座ったオペレータが左右のサイドミラーを見ながら操縦操作を行う。そして、夜間作業時には、キャビンの上部に設ける作業灯で機体前方を照射するが、テールパイプやサイドミラーで作業灯の光が反射してオペレータの視界を妨げて機体前方の作業場が見難く操縦が難しい。

本発明は、ボンネットに立設したテールパイプの後部にキャビンを備えた作業車両で、テールパイプやサイドミラーがキャビン内で操縦操作するオペレータの視界を妨げることなく、夜間の作業を行い易くすることを課題とする。

上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。

請求項１に記載の発明は、車体上にオペレータが搭乗するキャビン５を設けた作業車両において、キャビン５の左右に設けるサイドミラー１５の前側に機体の前方を照射する作業灯２２を設けたことを特徴とする作業車両とする。

請求項２に記載の発明は、サイドミラー１５の下部にキャビン５の左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌからコンビランプアーム１８を側方へ突出し、該コンビランプアーム１８先端のランプ取付部２０にウインカー２１と作業灯２２を取り付けたことを特徴とする請求項１に記載の作業車両とする。

請求項３に記載の発明は、左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌの片側近傍にエンジンの排気を外気に放出するテールパイプ１１を立設し、コンビランプアーム１８はテールパイプ１１を後から前方に迂回湾曲させ、該コンビランプアーム１８に搭乗用第一把持部１９を設けたことを特徴とする請求項２に記載の作業車両とする。

請求項４に記載の発明は、コンビランプアーム１８の搭乗用第一把持部１９よりも高い位置に第二把持部２３を左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌに設けたことを特徴とする請求項３に記載の作業車両とする。

請求項５に記載の発明は、テールパイプ１１を左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌの片側に固定するマフラーステー１６を設け、該マフラーステー１６とコンビランプアーム１８を一体に連結したことを特徴とする請求項３或いは請求項４のいずれか１項に記載の作業車両とする。

請求項１に記載の発明で、作業灯２２をサイドミラー１５の前に設けることで、従来の如くキャビン５上部に作業灯２２を設けた構成と比較して、作業灯２２の光によってサイドミラー１５の背面が反射してオペレータの視界を妨げることが無く、夜間作業を行い易くなる。

請求項２に記載の発明で、請求項１の効果に加えて、コンビランプアーム１８にウインカー２１と作業灯２２を取り付けるので、左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌに作業灯専用の取付部材が必要なく、構成が簡略となって製作コストが低減される。

請求項３に記載の発明で、請求項２の効果に加えて、オペレータはコンビランプアーム１８の搭乗用第一把持部１９を握ってキャビン５内に搭乗するが、その際にコンビランプアーム１８でオペレータの手が高温になるテールパイプ１１へ接触するのを防ぎ、安全である。

請求項４に記載の発明で、請求項３の効果に加えて、オペレータは、搭乗する際にまず搭乗用第一把持部１９を持ち次に第二把持部２３を持ってキャビン５内に搭乗できるので、無理なく搭乗や降車を安全に行える。

請求項５に記載の発明で、請求項３或いは請求項４のいずれか１項の効果に加えて、マフラーステー１６とコンビランプアーム１８が一体で着脱出来て、構成が簡略になり組立が容易になる。

トラクターの右側面図である。キャビンの左側拡大正面図である。キャビンの右後方からの拡大斜視図である。キャビンの左斜視図である。キャビンの左前方からの斜視図である。左側コンビランプアームの斜視図である。右側コンビランプアームの斜視図である。サイドパネルの平面図である。サイドパネルの一部斜視図である。サイドパネルの斜視図である。別実施例のフロントパネルの斜視図である。

以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、本明細書において作業車両の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。

作業車両としてトラクター１で実施例を説明する。

図１に示す如く、トラクター１は、機体前部のボンネット２内に搭載したエンジンの動力をミッションケース１０内で減速して前輪３と後輪４に伝動して走行し、キャビン５内に操縦席６と操向ハンドル７や変速レバーやＰＴＯ変速レバー等を設けている。また、後輪４の後部に設けるヒッチ８にはロータリー作業機９等の作業機を装着してエンジンの動力を伝動する。

ボンネット２の後部でキャビン５の前にエンジンの排気を外気に放出するテールパイプ１１を立設している。

キャビン５は、ミッションケース１０に取り付ける下部フレーム２７から左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌと左右センターピラー２５Ｒ、２５Ｌと左右リアーピラー２６Ｒ、２６Ｌを立設して天井板２８を支持してオペレータの居住空間を形成している。

図２から図５に示す如く、左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌには、それぞれ前側方にサイドミラーステー１３とコンビランプステー１７を設け、サイドミラーステー１３にサイドミラー１５のサイドミラーアーム１４を取り付け、コンビランプステー１７にコンビランプアーム１８を取り付けている。コンビランプアーム１８先端のランプ取付部２０には下部にウインカー２１を取り付け、上部でサイドミラー１５の前側に位置して作業灯２２を前下方に向けて取り付けている。このために、作業灯２２の光でサイドミラー１５の背面が照らされることなく、キャビン５内のオペレータが機体前面の圃場を見易く、操縦が楽に行える。

また、コンビランプアーム１８のコンビランプステー１７近くで下方に湾曲した第一把持部１９を設けている。さらに、左右フロントピラー１２Ｒ、１２Ｌの内側で第一把持部１９よりも上に内側へ湾曲した第二把持部２３を設けて、下部フレーム２７の左右に設ける二段のサイドステップ２４Ｒ、２４Ｌからキャビン５内へ搭乗するオペレータが第一把持部１９についで第二把持部２３を握って乗り易くしている。

右フロントピラー１２Ｒにはマフラーステー１６を取り付け、ボンネット２から立ち上るテールパイプ１１の中間支持部２９を防振具３０を介して支持している。このマフラーステー１６に重ねてコンビランプステー１７を一体的に取り付けている。このコンビランプステー１７から側方へ伸ばすコンビランプアーム１８は配線を通した中空のパイプで、テールパイプ１１を後側から湾曲して迂回し、先端にランプ取付部２０を連結する。コンビランプアーム１８から下方に曲げてコンビランプステー１７に連結して第一把持部１９を設け、この第一把持部１９を握りやすく構成することで、オペレータの手がテールパイプ１１に接触することを防ぐようになっている。

図６は左側のコンビランプアーム１８を示し、図７は右側のコンビランプアーム１８を示している。ランプ取付部２０には、上向きの作業灯２２を取り付ける作業灯取付面２０ａと前方に向かってウインカー２１を取り付けるウインカー取付面２０ｂを一体的に形成している。

図８から図１０は、キャビン５内の操縦席６右側に設ける右サイドパネル３２を示し、エンジンの回転数を変更するスロットルレバー３３を内側に、ロータリー作業機９の昇降高さを変更制御するポジションレバー３４を外側にスロットルレバー３３より高くして並べて右斜め方向へ回動するように設けて、スロットルレバー３３とポジションレバー３４の後側にエンジン回転数を記憶する回転記憶スイッチ３５を設け、オペレータが全てを右手で操作し易くしている。

図１１は、フロントパネルの別実施例で、操向ハンドル７を立設したハンドルコラム３７のスロットルレバー３３下方で、フロントパネル３１に回転記憶スイッチ３５を設け、その下方にエンジンキースイッチ３６を設けているので、エンジンを制御するスイッチ類を集中的に配置してオペレータが右手で操作し易く、誤操作を防ぐことになる。

２ボンネット
５キャビン
１１テールパイプ
１２Ｌ左フロントピラー
１２Ｒ右フロントピラー
１５サイドミラー
１６マフラーステー
１８コンビランプアーム
１９第一把持部
２０ランプ取付部
２１ウインカー
２２作業灯
２３第二把持部

Claims

車体上にオペレータが搭乗するキャビン（５）を設けた作業車両において、キャビン（５）の左右に設けるサイドミラー（１５）の前側に機体の前方を照射する作業灯（２２）を設けたことを特徴とする作業車両。
サイドミラー（１５）の下部にキャビン（５）の左右フロントピラー（１２Ｒ）、（１２Ｌ）からコンビランプアーム（１８）を側方へ突出し、該コンビランプアーム（１８）先端のランプ取付部（２０）にウインカー（２１）と作業灯（２２）を取り付けたことを特徴とする請求項１に記載の作業車両。
左右フロントピラー（１２Ｒ）、（１２Ｌ）の片側近傍にエンジンの排気を外気に放出するテールパイプ（１１）を立設し、コンビランプアーム（１８）はテールパイプ（１１）を後から前方に迂回湾曲させ、該コンビランプアーム（１８）に搭乗用第一把持部（１９）を設けたことを特徴とする請求項２に記載の作業車両。
コンビランプアーム（１８）の搭乗用第一把持部（１９）よりも高い位置に第二把持部（２３）を左右フロントピラー（１２Ｒ）、（１２Ｌ）に設けたことを特徴とする請求項３に記載の作業車両。
テールパイプ（１１）を左右フロントピラー（１２Ｒ）、（１２Ｌ）の片側に固定するマフラーステー（１６）を設け、該マフラーステー（１６）とコンビランプアーム（１８）を一体に連結したことを特徴とする請求項３或いは請求項４のいずれか１項に記載の作業車両。