JP2017019450A - 車載照明装置 - Google Patents

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順平 河合
中村 忍
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Abstract

【課題】暗所でも容易に操作できる車載照明装置を提供する。【解決手段】車載照明装置は、透光材料からなる照明レンズ14と、照明レンズ14の裏面に設けられた調光層26と、1以上のLED22と、照明レンズ14への手指の接近および接触を検知する手段と、LED22の点灯を制御する操作制御回路と、を備える。調光層26は、第一照度以上の光を透過させる第一透過部28と、第一照度よりも大きい第二照度未満の光を透過させず、第二照度以上の光を透過させる第二透過部30と、を有する。操作制御回路は、手指の接近が検知されれば、LED22を第一照度以上第二照度未満の照度で点灯させることで第一透過部28のみを照らし出し、手指の接触が検知されれば、当該接触位置に応じたLED22を第二照度以上で点灯または消灯させる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載され、車室内を照明する車載照明装置に関する。
従来から、夜間等に車室内を照らすための車載照明装置が広く知られている。こうした車載照明装置は、車室の天井に設置されることが多い。また、車載照明装置には、複数のスイッチが設けられており、選択されたスイッチに応じて照明量や照明箇所を切り替えることが出来るようになっている。
特開2006−128019号公報
こうした車載照明装置のスイッチとして、近年、タッチスイッチが用いられることがある。かかる車載照明装置では、ユーザがタッチする位置に応じて、運転席または助手席を個別に照らしたり、車室の全体を照らしたりする。ここで、こうした車載照明装置のスイッチは、夜間などの暗所で操作されることが多い。しかし、暗所では、スイッチの位置をユーザが把握しづらいという問題があった。
特許文献1には、暗所におけるスイッチの操作性を向上するために、透光性を備えた意匠板の背後に、所定の光透過パターン部分のみに透光性を持たせたマスク板、マスク板を弱い光で照らすバックライト、手指の接近および接触に応じた静電容量の変化を検知するための検知電極、マスク板を強い光で照らす第二光源を順に配した静電容量式スイッチ装置が開示されている。また、光透過パターンの形状は、タッチスイッチとして機能する各部の機能を示すロゴや文字となっている。このスイッチ装置では、静電容量の変化に基づいて手指のスイッチ装置への接近が検知されれば、バックライトを点灯して、光透過パターンを弱い光で照らしだし、手指の接触が検知されれば、第二光源を点灯して、光透過パターンを強い光で照らしだす。かかるスイッチ装置によれば、手指を接近させるだけで、文字やロゴ相当の形状の光透過パターンが照らし出されるため、タッチスイッチとして機能する各部の位置や機能等を容易に把握することができる。その結果、暗所であっても、容易にスイッチ操作できる。
しかしながら、特許文献1の技術では、マスク板のうち光透過パターン以外の箇所は、光を透過できない。そのため、特許文献1のスイッチ装置では、光透過パターン部分しか光らせることができず、照明装置としての利用は困難であった。もちろんマスク板を、無くして、意匠板全体を光らせることも可能であるが、この場合、タッチスイッチとして機能する各部の機能等を示すロゴ等を浮かび上がらせることができず、ユーザの操作性を低下させる。また、特許文献1のマスク板は、板材に光透過パターンが形成されたフィルムを貼着した構成であるため、板材が三次元形状になるとフィルムの貼着が困難であった。
つまり、従来、暗所でも容易に操作可能な車載照明装置は、なかった。そこで、本発明では、暗所でも容易に操作できる車載照明装置を提供することを目的とする。
本発明の車載照明装置は、車両に搭載される車載照明装置であって、車室内に露出し、透光材料からなる照明レンズと、前記照明レンズの裏面に設けられた調光層と、前記調光層からみて前記照明レンズの反対側に設けられた1以上の光源と、前記照明レンズへの手指の接近を検知する接近検知手段と、前記照明レンズへの手指の接触を検知する接触検知手段と、前記光源の点灯を制御する制御部と、を備え、前記調光層は、第一照度以上の光を透過させる第一透過部と、前記第一照度よりも大きい第二照度未満の光を透過させず、前記第二照度以上の光を透過させる第二透過部と、を有し、前記制御部は、前記接近検知手段により手指の接近が検知されれば、前記1以上の光源を第一照度以上第二照度未満の照度で点灯させることで第一透過部のみを照らし出し、前記接触検知手段により手指の接触が検知されれば、当該接触位置に応じた光源を第二照度以上で点灯または消灯させる、ことを特徴とする。
好適な態様では、前記調光層は、照明レンズの裏面にメッキされた金属層であり、前記金属層の厚みを部分的に変更することで、前記第一透過部および第二透過部が形成されている。この場合、前記金属層は、当該金属層と接地との間の静電容量を検知するための検知電極として機能し、接近検知手段および接触検知手段は、前記金属層と接地との間の静電容量を検知し、検知された静電容量に基づいて手指の接近および接触を検知する静電容量検知手段である、ことが望ましい。
本発明によれば、手指の接触が検知されれば、第一、第二透過部の双方が照らし出され、照明として機能し、手指の接近が検知されれば、第一透過部が照らし出されるため、暗所でも操作箇所等を容易に把握できる。その結果、暗所でも容易に操作できる。
本発明の実施形態である車載照明装置の斜視図である。 概略A−A断面図である。 回路基板の回路構成を示すブロック図である。 手指から調光層までの距離と、検出値との関係を示すグラフである。 消灯状態を示すイメージ図である。 弱点灯状態を示すイメージ図である。 強点灯状態を示すイメージ図である。 操作制御回路の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態である車載照明装置10の斜視図である。また、図2は、図1の構成を示すイメージ図であり、概略A−A断面図である。なお、図2では、発明の理解を容易にするために、調光層26の厚みを大きく描いているが、調光層26は、実際には、他の部材等に比して非常に薄い。
車載照明装置10は、車室の天井内に埋め込まれるケース12、車室内に露出する照明レンズ14、および、照明レンズ14の表面と同一面を有する意匠パネル16を備えている。また、付属物として、眼鏡等が収納される小物ケース18、および、マイク等が取り付けられたオーディオパネル20を備えている。車載照明装置10は、照明レンズ14が車室側に向けられた状態で自動車の天井に取り付けられる。
車載照明装置10は、運転席および助手席をそれぞれ個別に照らす二つのLED22を光源として備えている。LED22は、照明レンズ14の一部であるスイッチ部19R,19L(以下、左右を区別しない場合は、添え字R,Lを省略する。他部材も同じ)へのタッチ操作により点灯または消灯される。
照明レンズ14は、投光性を有した材料からなる略平板である。この照明レンズ14の一部は、LED22の点灯状況を操作するためのスイッチ部19として機能する。本実施形態では、照明レンズ14のうち、向かって右側部分が、車両右側を照らすLED22Rを点灯・消灯するための右側スイッチ部19R、向かって左側部分が、車両左側を照らすLED22Lを点灯・消灯するための左側スイッチ部19Lとして機能する。
照明レンズ14の裏面(車室に露出しない面)には、調光層26が設けられている。調光層26は、導電性を有した金属を照明レンズ14の裏面にメッキした金属層である。メッキの方法は、調光層26の厚みを適宜変更できるのであれば、特に限定されないが、例えば、真空容器内で金属や酸化物などを蒸発させて、素材の表面に付着させる真空蒸着、特に、スパッタリング等を採用することができる。調光層26は、スイッチ部19R,19Lごとに独立して設けられている。すなわち、右側スイッチ部19Rに対応する領域に右側調光層26R、左側スイッチ部19Lに対応する領域に左側調光層26Lが形成されており、両調光層26R,26Lは、繋がっていない。各調光層26は、後述する静電容量検知回路32に接続されおり、各調光層26と接地との静電容量の変化を検知するための検知電極として機能する。
また、各調光層26は、図2に示す通り、場所によって、その層厚が異なっており、場所によって透過照度が異なっている。具体的に説明すると、調光層26は、層厚が非常に薄く、第一照度以上の光であれば透過可能な第一透過部28と、層厚が第一透過部28より厚く、第一照度より大きい第二照度の光であれば透過可能な第二透過部30と、を有している。図2において、細破線は、第一照度以上第二照度未満の光である弱光Laを、太破線は、第二照度以上の光である強光Lbを示している。
第一透過部28の形状は、各スイッチ部19の内容や機能を示す文字や模様(以下「ロゴ」という)の形状となっている。したがって、LED22が、弱光Laを照射した場合、第二透過部30は光らず、第一透過部28のみが光り、ロゴの形状が浮かびあがる。また、LED22が、第二照度以上の強光Lbを照射した場合、第一透過部28、第二透過部30の双方が光り、スイッチ部19全体から光が発せられる。なお、LED22が点灯しておらず、車室内が明るい場合、調光層26は、メタル調に見える。換言すれば、車室内が明るい場合には、調光層26の奥側に位置するLED22等は、車室内からは、見えないようになっている。
LED22は、調光層26からみて照明レンズ14の反対側に設けられており、制御部として機能する回路基板上に設置されている。LED22は、スイッチ部19ごとに一つずつ、合計二つ設けられている。二つのLED22R,22Lは、いずれも、第一照度以上第二照度未満の弱光Laを照射する弱点灯と、第二照度以上の強光Lbを照射する強点灯と、が可能となっている。
図3は、制御部として機能する回路基板の回路構成を示すブロック図である。検知電極として機能する二つの調光層26は、それぞれ対応する静電容量検知回路32に接続されている。各静電容量検知回路32は、調光層26と接地との間の静電容量に応じた電圧値を検出値Vxとして出力する。この静電容量検知回路32は、例えば発振回路を内蔵し、調光層26によって生成される静電容量に応じて発振周波数又はデューティー比が変化する電圧信号を生成するものである。各静電容量検知回路32から出力される検出値Vxは、対応する判定回路33に入力される。各判定回路33は、2つのコンパレータ34,36を備えて構成されている。第一コンパレータ34は、一方の入力端に静電容量検知回路32からの検出値Vxを入力し、他方の入力端に、第一判定電圧V1を入力し、検出値Vxが第一判定電圧V1を超えたときに第一信号Sg1を出力する。第二コンパレータ36は、一方の入力端に静電容量検知回路32からの検出値Vxを入力し、他方の入力端に、第二判定電圧V2を入力し、検出値Vxが第二判定電圧V2を超えたときに第二信号Sg2を出力する。この静電容量検知回路32および判定回路33が、手指の接近、接触を検知する接近検知手段、接触検知手段として機能する。
なお、ここで第一判定電圧V1は、手指が対応するスイッチ部19に接近した際に得られる電圧値に設定されている。また、第二判定電圧V2は、第一判定電圧V1よりも大きく、手指が対応するスイッチ部19に極近接した際に得られる電圧値に設定されている。図4は、調光層26と手指との距離xと、検出値Vxとの関係を示すグラフである。図4に示す通り、検出値Vxは、距離xに対して反比例しており、距離xが小さくになるにつれて大きくなる。図4において、距離D1は、ユーザが手指を意識的にスイッチ部19に近づけたと判定でき得る距離で、例えば、数cm〜20cm程度である。また、距離D2は、ユーザがスイッチ部19にタッチしたと判定でき得る距離で、例えば、照明レンズ14の厚みより僅かに大きい程度の距離である。本実施形態では、距離xが、距離D1になったときに得られる検出値Vxを、第一判定電圧V1、距離xが距離D2になったときに得られる検出値Vxを、第二判定電圧V2として設定している。
操作制御回路40は、コンパレータ34,36から出力される第一信号Sg1および第二信号Sg2に基づいて、光源駆動回路42の駆動を制御する。具体的には、操作制御回路40は、対応するLED22が消灯している状態で第一信号Sg1が得られれば、対応するLED22を弱点灯する。一方、操作制御回路40は、対応するLED22が、弱点灯している状態で、第二信号Sg2が得られれば、対応するLED22を強点灯する。また、操作制御回路40は、対応するLED22を弱点灯したあと、一定時間、第二信号Sg2が得られなければ、対応するLED22を消灯する。さらに、操作制御回路40は、対応するLED22が強点灯した状態で、第二信号Sg2が得られれば、対応するLED22を消灯する。
次に、こうした車載照明装置10の動作について、図5〜図7を参照して説明する。図5は、二つのLED22がともに消灯している状態を示す図である。この図5に示すように、暗所において、LED22が消灯していると、スイッチ部19は、他の部分と区別が付きにくい。
この状態で、ユーザが、手指をスイッチ部19に接近させて検出値Vxが、第一判定電圧V1を超えたとする。この場合、判定回路33から操作制御回路40に、第一信号Sg1が入力される。操作制御回路40は、第一信号Sg1が入力されれば、LED22を、弱点灯させる。図6は、二つのLED22が弱点灯したときの状態を示す図である。図6に示す通り、LED22が、第一照度以上第二照度未満の弱光Laを照射することにより、第一透過部28のみが照らし出され、ロゴが浮き上がったようになる。この状態になれば、ユーザは、各スイッチ部19の位置や、各スイッチ部の機能等を容易に理解できる。結果として、ユーザは、暗所であっても、容易にタッチスイッチ操作をすることができる。
弱点灯した状態で、ユーザが、強点灯したスイッチ部19に手指を接触させると、検出値Vxが、第二判定電圧V2を超える。この場合、判定回路33から操作制御回路40に第二信号Sg2が入力される。操作制御回路40は、第二信号Sg2が入力されれば、対応するLED22を、強点灯させる。図7は、右側スイッチ部19RのLED22Rのみを強点灯させた状態を示す図である。図7に示す通り、LED22Rを強点灯させると、右側スイッチ部19Rの全体が強く光り、車両の右側が照らされる。
一方、弱点灯した状態で、一定時間、第二信号Sg2が得られない場合、操作制御回路40は、ユーザにLED22点灯の意志がないと判断し、LED22を消灯する。また、LED22を強点灯した状態で、ユーザが、スイッチ部19に手指を接触させると、操作制御回路40は、対応するLED22を消灯する。
図8は、操作制御回路40の処理の流れを示すフローチャートである。操作制御回路40は、LED22が消灯中の場合(S10でYes)は、第一信号Sg1の有無を監視する(S12)。そして、消灯中に第一信号Sg1が入力されれば(S12でYes)、操作制御回路40は、対応するLED22を弱点灯する(S14)。これにより、スイッチ部19にロゴが浮かび上がる。LED22を弱点灯すれば、ステップS10に戻る。
一方、LED22が弱点灯中の場合(S16でYes)、操作制御回路40は、第二信号Sg2の有無を監視する(S18)。弱点灯中に、第二信号Sg2が入力されれば(S18でYes)、操作制御回路40は、対応するLED22を強点灯する(S20)。これにより、対応するスイッチ部19全体が強く光る。LED22を強点灯すればステップS10に戻る。一方、弱点灯中、一定時間、第二信号Sg2が入力されなければ(S22でYes)、操作制御回路40は、対応するLED22を消灯し(S26)、ステップS10に戻る。
また、LED22が強点灯中の場合(S16でNo)も、操作制御回路40は、第二信号Sg2の有無を監視する(S24)。そして、強点灯中に、第二信号Sg2が入力されれば(S24でYes)、操作制御回路40は、対応するLED22を消灯し(S26)、ステップS10に戻る。
以上の説明から明らかな通り、本実施形態によれば、手指を、スイッチ部19に接近させるだけで、スイッチ部19のロゴが光るようになっている。そのため、暗所でも、スイッチ部の位置および機能を容易に理解することができ、タッチスイッチの暗所での操作性を向上できる。
また、本実施形態では、照明レンズ14の裏面にメッキした調光層26の層厚を部分的に異ならせることで、透過する光の照度を部分的に異ならせている。そのため、LED22を弱点灯すれば、スイッチ部にロゴを表示することができる。なお、こうしたロゴは、例えば、照明レンズ14に、部分的に遮光等されたフィルムを貼着することでも、表示することができる。しかし、かかるフィルムは、照明レンズ14が平坦面であれば、容易に貼着できるが、照明レンズ14が曲面等、三次元的形状である場合には、容易に貼着できない。一方、本実施形態のように、照明レンズ14にメッキする構成とすれば、照明レンズ14が三次元的形状でも、調光層26を容易に形成することができる。
さらに、本実施形態では、光の透過・遮蔽を調整する調光層26を金属で形成し、この調光層26を静電容量検知のための電極としても利用している。その結果、本実施形態によれば、部品点数を低減できる。車載照明装置10の製造コストや、製造の手間を低減できる。
なお、本実施形態では、調光層26の層厚を変更することで、第一、第二透過部28,30を形成しているが、場所ごとに透過照度を異ならせることができるのであれば、調光層26を他の構成としてもよい。例えば、層厚一定の調光層26に、一定以上の照度の光のみを透過するフィルム等を部分的に貼着して、第一、第二透過部28,30を構成するようにしてもよい。また、本実施形態では、静電容量を利用して手指の接近、接触を検知しているが、他の手段を用いて手指の接近、接触を検知してもよい。例えば、赤外線センサや、超音波センサ等の非接触で物体を検知する非接触センサを用いて手指の接近、接触を検知してもよい。
また、本実施形態では、車両右側および左側を照らす二つの照明(マップランプ)を設けているが、こうした照明の個数は、適宜、変更されてもよい。例えば、二つの照明(マップランプ)に加えて、または、替えて、車室全体を照らす照明(ルームランプ)も設けてもよい。また、本実施形態の照明装置は、車両の天井に設置される構成としたが、車両に搭載されるのであれば、その設置位置は、限定されない。
10 車載照明装置、12 ケース、14 照明レンズ、16 意匠パネル、18 小物ケース、19 スイッチ部、20 オーディオパネル、22 LED、26 調光層、28 第一透過部、30 第二透過部、32 静電容量検知回路、33 判定回路、34 第一コンパレータ、36 第二コンパレータ、40 操作制御回路、42 光源駆動回路。

Claims (3)

  1. 車両に搭載される車載照明装置であって、
    車室内に露出し、透光材料からなる照明レンズと、
    前記照明レンズの裏面に設けられた調光層と、
    前記調光層からみて前記照明レンズの反対側に設けられた1以上の光源と、
    前記照明レンズへの手指の接近を検知する接近検知手段と、
    前記照明レンズへの手指の接触を検知する接触検知手段と、
    前記光源の点灯を制御する制御部と、
    を備え、
    前記調光層は、第一照度以上の光を透過させる第一透過部と、前記第一照度よりも大きい第二照度未満の光を透過させず、前記第二照度以上の光を透過させる第二透過部と、を有し、
    前記制御部は、前記接近検知手段により手指の接近が検知されれば、前記1以上の光源を第一照度以上第二照度未満の照度で点灯させることで第一透過部のみを照らし出し、前記接触検知手段により手指の接触が検知されれば、当該接触位置に応じた光源を第二照度以上で点灯または消灯させる、
    ことを特徴とする車載照明装置。
  2. 請求項1に記載の車載照明装置であって、
    前記調光層は、照明レンズの裏面にメッキされた金属層であり、
    前記金属層の厚みを部分的に変更することで、前記第一透過部および第二透過部が形成されている、
    ことを特徴とする車載照明装置。
  3. 請求項2に記載の車載照明装置であって、
    前記金属層は、当該金属層と接地との間の静電容量を検知するための検知電極として機能し、
    接近検知手段および接触検知手段は、前記金属層と接地との間の静電容量を検知し、検知された静電容量に基づいて手指の接近および接触を検知する静電容量検知手段である、
    ことを特徴とする車載照明装置。
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