JP2017019265A - 印刷物配送装置、印刷物配送システム及び印刷物配送方法 - Google Patents

印刷物配送装置、印刷物配送システム及び印刷物配送方法 Download PDF

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Seiichi Shigeta
誠一 繁田
荏原 康久
Yasuhisa Ebara
康久 荏原
坂内 和典
Kazunori Sakauchi
和典 坂内
庄司 勝則
Katsunori Shoji
勝則 庄司
芹沢 敬一
Keiichi Serizawa
敬一 芹沢
裕輔 船山
Yusuke Funayama
裕輔 船山
和広 ▲高▼林
和広 ▲高▼林
Kazuhiro Takabayashi
前田 大輔
Daisuke Maeda
大輔 前田
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Abstract

【課題】印刷物の配送を確実に実行可能な印刷物配送装置を提供すること。【解決手段】画像形成装置100から出力された印刷物を配送する印刷物配送装置300であって、バッテリと、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記地図情報に基づいて設定された目的地までの走行経路を設定する走行経路設定手段と、前記バッテリから給電されて前記走行経路に沿って走行する走行手段と、前記バッテリの残量を検出する残量検出手段と、前記目的地まで走行し、配送開始位置に戻るのに必要な必要電力量を求める必要電力量演算手段と、配送中に前記バッテリの残量と前記必要電力量とを比較し、前記バッテリの残量が前記必要電力量よりも少ない場合には、前記目的地を前記バッテリへの充電が可能な充電位置に設定する目的地設定手段と、を有する印刷物配送装置。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷物配送装置、印刷物配送システム及び印刷物配送方法に関する。
従来から、プリンタ等の画像形成装置を複数のユーザが共用するオフィスにおいて、ユーザの印刷要求に従って画像形成装置から出力された印刷物を、画像形成装置から離れた席に座るユーザまで配送する印刷物配送装置が提案されている。
例えば、ユーザからの印刷要求に従って画像を形成した印刷物をユーザに配送する移動型プリンタや、画像形成装置から出力される印刷物を受け取ってユーザに配送する自走型フィニッシャー等が知られている(例えば、特許文献1又は2参照)。
また、印刷物の配送中に走行不能になることを防止するために、配送開始時にバッテリ残量と配送先までの走行に必要な電力量とを比較し、バッテリ残量が少ない場合には充電を行ってから配送ジョブを実行する自走式画像形成装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、印刷物の配送において、同じ距離を走行する場合であっても、走行面の状態や印刷物の積載量等によって走行に必要な電力量は異なる。また、障害物の存在等に応じて走行経路を変更しながら自律走行する場合には、配送先まで走行するのに必要な電力量が配送途中で変化することになる。したがって、バッテリ残量に基づいて配送先まで走行可能か否かを配送開始時に判断するのは困難であり、配送中にバッテリ残量が無くなって走行不能になり、配送を完了できなくなる可能性がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、印刷物の配送を確実に実行可能な印刷物配送装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、画像形成装置から出力された印刷物を配送する印刷物配送装置であって、バッテリと、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記地図情報に基づいて設定された目的地までの走行経路を設定する走行経路設定手段と、前記バッテリから給電されて前記走行経路に沿って走行する走行手段と、前記バッテリの残量を検出する残量検出手段と、前記目的地まで走行し、配送開始位置に戻るのに必要な必要電力量を求める必要電力量演算手段と、配送中に前記バッテリの残量と前記必要電力量とを比較し、前記バッテリの残量が前記必要電力量よりも少ない場合には、前記目的地を前記バッテリへの充電が可能な充電位置に設定する目的地設定手段と、を有する。
本発明の実施形態によれば、印刷物の配送を確実に実行可能な印刷物配送装置が提供される。
第1の実施形態における印刷物配送システムの構成を例示する概略図である。 第1の実施形態におけるフィニッシャー及び配送装置の構成を例示する図である。 第1の実施形態における配送装置を例示する図である。 第1の実施形態における障害物検知センサが壁を検知する様子を例示する図である。 第1の実施形態における配送装置が配送経路に沿って印刷物を配送する様子を例示する図である。 第1の実施形態における配送装置が障害物を避けながら印刷物を配送する様子を例示する図である。 第1の実施形態における昇降トレイの昇降動作を例示する図である。 第1の実施形態における画像形成装置のハードウェア構成を例示する図である。 第1の実施形態における画像形成装置の機能構成を例示する図である。 第1の実施形態における配送装置のハードウェア構成を例示する図である。 第1の実施形態における配送装置の機能構成を例示する図である。 第1の実施形態における配送装置に必要な電力量を説明する図である。 第1の実施形態における印刷物配送処理のフローチャートを例示する図である。 第1の実施形態における配送装置の左右のタイヤにかかる負荷の差を説明する図である。 第1のモータの電流とトルクとの関係を例示する図である。 第1の実施形態における走行制御処理のフローチャートを例示する図である。 第2の実施形態における配送装置のハードウェア構成を例示する図である。 第2の実施形態における配送装置の機能構成を例示する図である。 フローリング上及びカーペット上を走行する場合におけるモータ電流及びモータ回転数を例示する図である。 第2の実施形態における経路設定処理のフローチャートを例示する図である。 地図情報を例示する図である。 目的地までの最短経路を例示する図である。 目的地までの省エネ経路を例示する図である。 第2の実施形態における走行制御処理のフローチャートを例示する図である。 更新された地図情報を例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[第1の実施形態]
<印刷物配送システムの構成>
図1は、第1の実施形態における印刷物配送システム10の構成を例示する概略図である。
図1に示されるように、印刷物配送システム10は、画像形成装置100、フィニッシャー200、印刷物配送装置の一例としての配送装置300を有する。
画像形成装置100は、例えばオフィスに設置されており、複数のPC400,400,400,・・・400に、ネットワークを介して接続されている。画像形成装置100は、例えばユーザから送信された画像データや読み取った画像データを電子写真方式により記録媒体に印刷する。なお、画像形成装置100における画像形成方法は、電子写真方式に限られるものではなく、記録媒体に印刷可能であればインクジェット方式等の異なる画像形成方式であってもよい。
フィニッシャー200は、画像形成装置100によって画像が印刷された記録媒体(以下、印刷物という)に対して、ソート、ステープル等の後処理を実行する。
配送装置300は、フィニッシャー200から印刷物を受け取り、例えば画像形成装置100に印刷要求を送信したユーザまで印刷物を配送する。なお、配送装置300は、フィニッシャー200を介さず、画像形成装置100から印刷物を直接受け取って配送してもよい。
配送装置300は、走行手段を備え、フィニッシャー200から印刷物を受け取って配送先まで自律走行し、ユーザに印刷物を配送する。配送装置300は、フィニッシャー200から印刷物を受け取ると共に、例えば無線通信により画像形成装置100から配送先を含む配送情報を取得する。
配送装置300は、オフィス内におけるPC400等の位置及び座席配置、通路等が示された地図情報を記憶しており、地図情報に基づいて配送先までの経路を設定し、自律走行して印刷物を配送する。また、配送装置300は、印刷物の配送が完了すると、再びフィニッシャー200に接続する位置(以下、ホームポジション又は充電位置という)に戻り、印刷物を受け取り可能な状態で待機する。
配送装置300は、ホームポジションにおいてフィニッシャー200に接続し、印刷物を受け取り可能な状態になると共に、バッテリへの充電が行われる。
<配送装置の構成>
図2は、第1の実施形態におけるフィニッシャー200及び配送装置300の構成を例示する図である。
フィニッシャー200は、排紙トレイ210,220、排出口230を有する。フィニッシャー200は、画像形成装置100に接続され、画像形成装置100から出力された印刷物に対してユーザからの指示に応じてソート、ステープル等を実行し、排紙トレイ210,220に排出する。
また、フィニッシャー200は、ユーザからの指示に応じて、画像形成装置100から出力された印刷物を排出口230から排出することで、例えばソート、ステープル等をした印刷物を配送装置300に受け渡すことができる。
ユーザは、画像形成装置100から出力される印刷物を、フィニッシャー200の排紙トレイ210,220に排出させるか、配送装置300に自席まで配送させるかを選択できる。
配送装置300は、障害物検知センサ380、走行部390を有する。障害物検知センサ380は、配送装置300の前方(図2においてフィニッシャー200とは反対側)の障害物等を検知する。走行部390は、走行手段の一例であり、例えば複数のタイヤ、走行モータ等を有し、任意の方向に走行できる。
配送装置300は、フィニッシャー200の排出口230から排出される印刷物を受け取り、画像形成装置100から送信される配送情報及び記憶しているオフィス内の地図情報に基づいて走行経路を設定する。配送装置300は、走行部390によって走行経路に沿って、障害物検知センサ380によって検知された障害物等を避けながら走行し、印刷物をユーザに配送する。
なお、以下の説明では、配送装置300の障害物検知センサ380側を前、前面又は前方、フィニッシャー200に接続される側を後ろ、背面又は後方という場合がある。
図3は、第1の実施形態における配送装置300を例示する斜視図である。図3(A)は、配送装置300の前面側からの斜視図である。図3(B)は、配送装置300の背面側からの斜視図である。
配送装置300は、図3に示されるように、前面側に障害物検知センサ380、下部に走行部390が設けられている。また、配送装置300は、フィニッシャー200に接続される背面側に開口を有し、フィニッシャー200から排出される印刷物を受け取る昇降トレイ340が内部に設けられている。
昇降トレイ340には、図3(B)に示されるように、上面中央に印刷物検知センサ370が設けられている。印刷物検知センサ370は、昇降トレイ340に載せられる印刷物の有無を検知する。
次に、配送装置300の各部の動作について説明する。
(障害物検知)
障害物検知センサ380は、配送装置300の前面に設けられており、配送装置300から、壁や、机、椅子、棚等のオフィス家具といった障害物までの距離を検知する。
図4は、第1の実施形態における障害物検知センサ380が壁20を検知する様子を例示する図である。
図4(A)に示されるように、障害物検知センサ380は、例えば回転しながら所定の角度間隔でレーザー光を照射し、レーザー光の照射位置(図4(A)における黒丸)との距離を計測する。障害物検知センサ380は、各回転位置における計測結果に基づいて、配送装置300の前方に存在する壁20の形状を把握できる。
図4(B)は、第1の実施形態における障害物検知センサ380による壁20の検知結果20aを例示する図である。図4(B)に示されるように、障害物検知センサ380は、配送装置300の前方に存在する壁20を検知できる。図4(B)に示されている例では、壁20と検知結果20aとが僅かに異なっているが、障害物検知センサ380が計測する角度間隔を小さくすることで、壁20等の物体の形状や位置をより高精度に検知可能になる。
配送装置300は、図5に示されるように、印刷物をフィニッシャー200から受け取ると、オフィス内の地図情報及び配送情報に基づいて、ホームポジションから配送先30までの走行経路50を設定し、走行経路50に沿って配送を開始する。障害物検知センサ380は、回転しながらレーザー光を照射し、走行する配送装置300の前方の検知領域381における障害物の有無を検知する。
例えば図5に示されるように、障害物検知センサ380によって走行経路50に存在する障害物40が検知されると、図6に示されるように、配送装置300において障害物40を避けることができる新たな走行経路51が設定される。配送装置300は、新たに設定された走行経路51に沿って走行することで、障害物40を避けて配送先30に印刷物を配送できる。
このように、配送装置300は、障害物検知センサ380によって前方の障害物40を検知し、障害物40を避けながら自律走行して配送先30に印刷物を配送する。
(昇降トレイ)
図7は、第1の実施形態における昇降トレイ340の昇降動作を例示する図である。
昇降トレイ340は、図7に示されるように、昇降リンク341、昇降モータ342及びシャフト343を含む昇降機構によって、配送装置300の内部で昇降可能に設けられている。
昇降リンク341は、昇降トレイ340を支持し、図7において上下方向に伸縮する多節リンクである。昇降モータ342は、回転駆動することで、例えばボールネジ等を介して接続されているシャフト343を伸縮させる。シャフト343は、昇降モータ342の駆動に応じて伸縮し、昇降トレイ340を上昇又は下降させる。
昇降トレイ340は、図7(A)に示されるように下降した状態で、フィニッシャー200から排出される印刷物を受け取る。昇降トレイ340は、印刷物を受け取ると、図7(B)に示されるように昇降機構により上昇して所定の高さで停止し、配送先において印刷物をユーザに受け渡す。
<印刷物配送システムのハードウェア構成及び機能構成>
次に、印刷物配送システム10に含まれる各装置のハードウェア構成及び機能構成について説明する。
(画像形成装置)
図8は、第1の実施形態における画像形成装置100のハードウェア構成を例示する図である。
画像形成装置100は、図8に示されるように、制御装置110、スキャナ130、プリンタ140、モデム150、操作パネル160、ネットワークI/F部170、通信部180等のハードウェアを有する。
制御装置110は、CPU111、RAM112、ROM113、HDD114、NVRAM115等を有する。ROM113には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM112は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。
CPU111は、RAM112にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD114には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶されている。NVRAM115には、各種の設定情報等が記憶されている。
スキャナ130は、原稿から画像データを読み取るためのハードウェアである。プリンタ140は、画像を記録媒体としての用紙に印刷するためのハードウェアである。モデム150は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信に用いられる。操作パネル160は、ユーザからの入力の受け付けを行うためのボタン等の入力手段や、タッチパネル機能を有する液晶パネル等を備えるハードウェアである。
ネットワークI/F部170は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない)に接続するためのハードウェアである。通信部180は、例えば無線通信等によって、配送装置300と通信するためのハードウェアである。
図9は、第1の実施形態における画像形成装置100の機能構成を例示する図である。
画像形成装置100は、図9に示されるように、印刷要求受信部121、印刷制御部122、配送情報送信部123を有する。各部の機能は、例えばCPU111がROM113等に記憶されているプログラムを実行することで実現される。
印刷要求受信部121は、ネットワークI/F部170を介して、例えばユーザによってPC400から画像形成装置100に送信される印刷要求を受信する。印刷要求には、例えばユーザ情報、記録媒体に印刷する画像データ、印刷部数、印刷物の排出先、配送の有無等が含まれている。
印刷制御部122は、印刷要求受信部121が受信した印刷要求に基づいて、プリンタ140を制御して記録媒体に画像を印刷させる。また、印刷制御部122は、印刷要求に応じて、排紙トレイ210,220の何れかに印刷物を出力するか、配送装置300に印刷物を出力するようにフィニッシャー200を制御する。
配送情報送信部123は、配送装置300により印刷物をユーザに配送する場合には、通信部180を介して配送情報を配送装置300に送信する。配送情報は、例えば印刷要求を送信したユーザの認証情報や、ユーザが使用しているPC400の位置等を含む。
フィニッシャー200は、充電部240を有する。充電部240は、画像形成装置100の電源部に接続されており、フィニッシャー200に接続した配送装置300のバッテリに充電する。
なお、印刷物配送システム10が、フィニッシャー200を含まず、画像形成装置100が印刷物を配送装置300に直接排出する構成の場合には、画像形成装置100に充電部が設けられてもよい。また、印刷物配送システム10には、配送装置300のバッテリに充電するための充電装置が設けられてもよい。この場合には、配送装置300は、オフィス内に設けられている充電装置まで移動し、バッテリへの充電を行う。
(配送装置)
図10は、第1の実施形態における配送装置300のハードウェア構成を例示する図である。
配送装置300は、図10に示されるように、配送制御装置310、昇降トレイ340、通信部350、バッテリ360、印刷物検知センサ370、障害物検知センサ380、走行部390等のハードウェアを有する。
配送制御装置310は、CPU311、RAM312、ROM313、HDD314、NVRAM315等を有する。ROM313には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM312は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。
CPU311は、RAM312にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD314には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶されている。NVRAM315には、各種の設定情報等が記憶されている。
昇降トレイ340は、上記したように昇降可能に設けられており、フィニッシャー200から排出される印刷物を受け取り、受け取った印刷物をユーザに受け渡す。
通信部350は、例えば無線通信により画像形成装置100やユーザが使用するPC400等と通信するためのハードウェアである。
バッテリ360は、ホームポジションにおいてフィニッシャー200の充電部240によって充電され、走行部390を含む各部に給電する。なお、バッテリ360は、蓄電して配送装置300の各部に給電可能であれば、構成は限定されない。
印刷物検知センサ370は、昇降トレイ340に載せられた印刷物を検知する光学式センサである。印刷物検知センサ370は、昇降トレイ340に載せられた印刷物を検知可能であれば、例えば重量センサ等の異なるセンサであってもよい。
障害物検知センサ380は、例えばレーザーレンジファインダ等の測距機器であり、上記したように、配送装置300前方の障害物等を検知する。障害物検知センサ380は、例えばレーザー光を照射して反射光を受光し、照射したレーザー光と受光したレーザー光との位相差に基づいて、反射点までの距離を測定する。なお、配送装置300は、障害物検知センサ380の代わりに、2台のカメラで物体までの距離を測定するステレオカメラ方式や、様々なパターンを投影して物体の位置を認識する投影法等で障害物等を検知する検知手段を有してもよい。
走行部390は、右モータ391、右タイヤ392、右エンコーダ393、左モータ395、左タイヤ396、左エンコーダ397を有し、設定される走行経路に沿って走行するように制御される。
右タイヤ392は、第1回転体の一例であり、配送装置300の前方への走行方向右側に回転可能に設けられている。右モータ391は、第1駆動手段の一例であり、複数のギヤ等で構成された駆動伝達機構を介して右タイヤ392に接続され、右タイヤ392を設定された第1回転速度で回転させるように駆動する。右エンコーダ393は、右モータ391の駆動軸又は駆動伝達機構のシャフト等に設けられ、右タイヤ392の回転に応じた検出信号を出力する。
左タイヤ396は、第2回転体の一例であり、配送装置300の前方への走行方向左側に回転可能に設けられている。左モータ395は、第2駆動手段の一例であり、複数のギヤ等で構成された駆動伝達機構を介して左タイヤ396に接続され、左タイヤ396を設定された第2回転速度で回転させるように駆動する。左エンコーダ397は、左モータ395の駆動軸又は駆動伝達機構のシャフト等に設けられ、左タイヤ396の回転に応じた検出信号を出力する。
なお、走行部390は、走行経路に沿って設定された速度で走行可能であれば、上記した構成に限られるものではない。例えば、右タイヤ392及び左タイヤ396は、キャタピラ等であってもよい。
図11は、第1の実施形態における配送装置300の機能構成を例示する図である。
配送装置300は、図11に示されるように、配送情報送受信部316、残量検出部318、目的地設定部319、必要電力量演算部320、往復電力量演算部321、消費電力量演算部322、経路設定部323、地図情報記憶部324、走行制御部325、速度設定部326、制御量取得部327、右駆動制御部394、左駆動制御部398を有する。各部の機能は、例えばCPU311がROM313等に記憶されているプログラムを実行することで実現される。
配送情報送受信部316は、画像形成装置100から通信部350を介して配送情報を受信し、受信した配送情報とフィニッシャー200から受け取った印刷物とを紐付けて記憶する。また、配送情報送受信部316は、配送装置300の配送中に画像形成装置100やユーザのPC400等との間で通信し、印刷物の配送キャンセル等の指示や、新たな印刷物の配送先の数等を受信する。
残量検出部318は、バッテリ360の残量を検出する。残量検出部318は、例えば配送装置300の配送開始時や配送中等に、バッテリ360の残量を検出する。
目的地設定部319は、残量検出部318によって検出されるバッテリ360の残量や配送先まで走行するのに必要な電力量等に基づいて、配送装置300が走行する目的地を設定する。
必要電力量演算部320は、印刷物の配送先まで往復し、例えばホームポジション等の配送開始位置まで戻るのに必要となる電力量を求める。往復電力量演算部321は、配送装置300の現在地点から配送先まで往復するのに必要な電力量を求める。消費電力量演算部322は、配送装置300が配送開始位置から現在地点までの走行で消費した電力量を求める。
図12は、第1の実施形態における配送装置300の配送に必要な電力量を説明する図である。
図12に示されるように、残量検出部318は、配送装置300が位置P1にてフィニッシャー200から印刷物を受け取って配送を開始する時、及び配送先である位置P3への走行中に、バッテリ360の残量Erを検出する。
また、往復電力量演算部321は、配送装置300の走行位置から配送先である位置P3まで往復するのに必要となる往復電力量Etを求める。往復電力量演算部321は、走行位置から配送先の位置P3までの距離に基づいて、予め設定されている計算式等を用いて往復電力量Etを求める。
消費電力量演算部322は、配送開始位置P1から位置P2までの走行により消費された消費電力量Ecを求める。例えば図12に示されるように、配送開始位置P1でのバッテリ360の残量がEr1、位置P2でのバッテリ360の残量がEr2の場合、消費電力量Ecは、バッテリ360の残量Erの差分(Er1−Er2)となる。
必要電力量演算部320は、配送開始位置である位置P1における必要電力量Edを、往復電力量演算部321により求められた往復電力量Et13とする。また、必要電力量演算部320は、往復電力量Et23に消費電力量Ecを加えることで、走行中の位置P2における必要電力量Edを求めることができる。
ここで、配送装置300の走行経路は、障害物の存在によって配送中に変更される場合がある。また、走行経路には、例えば毛足の長いカーペット等、フローリングを走行する場合に比べて大きな電力を必要とする悪路52が存在する場合がある。したがって、配送装置300は、配送先の位置P3まで走行して配送開始位置P1に戻るまでに、必要電力量演算部320によって求められる必要電力量Ed以上の電力を消費することになる場合がある。
そこで、必要電力量演算部320は、配送装置300の走行中に、実際に消費された消費電力量Ecを用いた必要電力量Edの算出を、例えば所定の周期で繰り返し実行する。必要電力量演算部320は、実際に消費された消費電力量Ecを用いることで、配送に必要となる必要電力量Edをより正確に求めることが可能になる。
必要電力量演算部320が必要電力量Edを求めると、目的地設定部319が、必要電力量Edとバッテリ360の残量とを比較する。目的地設定部319は、必要電力量Edがバッテリ360の残量を上回った場合には、配送先である位置P3から充電可能なホームポジションである位置P1に目的地を変更する。
配送装置300は、このように必要電力量Edがバッテリ360の残量Erを上回った場合には、ホームポジションである位置P1に戻ってバッテリ360への充電を行った後に、再度位置P3までの配送を開始する。
このように、配送装置300は、走行中に必要電力量Edの再計算を随時行い、バッテリ360の残量との比較に基づいて目的地を変更することで、配送中にバッテリ360の充電切れによって走行不能状態となるのを防止している。
配送制御装置310の経路設定部323は、走行経路設定手段の一例であり、目的地設定部319によって設定される目的地と、地図情報記憶部324に記憶されているオフィス内の地図情報とに基づいて、目的地までの走行経路を設定して地図情報記憶部324に格納する。また、経路設定部323は、障害物検知センサ380による障害物等の検知結果に基づいて、目的地までの走行経路を適宜変更する。
地図情報記憶部324は、例えばオフィス内の座席配置等を含む地図情報や、経路設定部323により設定される走行経路等を記憶する。地図情報記憶部324には、ユーザが有するオフィス内の地図情報が格納されてもよく、配送装置300がオフィス内を自律走行して自動作成した地図情報が格納されてもよい。また、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報は、配送装置300の配送時における障害物検知センサ380の検知結果等に基づいてアップデートされてもよい。
走行制御部325は、経路設定部323によって設定された走行経路に沿って所定の速度で配送装置300が走行するように、走行部390を制御する。速度設定部326は、速度設定手段の一例であり、配送装置300の走行速度、右タイヤ392及び左タイヤ396の回転速度を設定する。
制御量取得部327は、走行部390の右駆動制御部394及び左駆動制御部398から、それぞれの制御量を取得する。速度設定部326は、制御量取得部327によって取得された制御量に基づいて、右タイヤ392及び左タイヤ396の回転速度を設定する。
右駆動制御部394は、速度設定部326によって設定された走行速度及び右タイヤ392の回転速度と、右エンコーダ393の検出結果とに基づいて、右モータ391をフィードバック制御する。右駆動制御部394は、例えばPID制御演算に基づいて生成したPWM信号を右モータ391に出力することで、右モータ391によって回転する右タイヤ392の回転速度を制御する。
左駆動制御部398は、速度設定部326によって設定された走行速度及び左タイヤ396の回転速度と、左エンコーダ397の検出結果とに基づいて、左モータ395をフィードバック制御する。左駆動制御部398は、例えばPID制御演算に基づいて生成したPWM信号を左モータ395に出力することで、左モータ395によって回転する左タイヤ396の回転速度を制御する。
配送装置300は、以上で説明した構成を備え、経路設定部323によって設定された走行経路に沿って自律走行し、必要に応じてバッテリ360の充電を行いながら、印刷物を配送する。
なお、配送装置300が有する各機能のうち、画像形成装置100に搭載可能な機能は、画像形成装置100に設けられてもよい。画像形成装置100は、例えばユーザのPC400から送信される配送要求に基づいて、配送装置300の走行経路を設定し、設定した走行経路に従って配送装置300を走行させるように、配送装置300の走行部390等を制御してもよい。
<印刷物配送処理>
図13は、第1の実施形態における印刷物配送処理のフローチャートを例示する図である。
印刷物配送システム10では、ユーザが使用するPC400から画像形成装置100に印刷要求が送信されると、画像形成装置100が記録媒体に画像を印刷し、以下で説明する印刷物配送処理が実行される。
まずステップS101では、必要電力量演算部320が、配送装置300の現在位置から配送先となる位置まで走行するのに必要な必要電力量Edを算出する。次にステップS102では、残量検出部318が、バッテリ360の残量Erを検出する。
ステップS103では、目的地設定部319が、必要電力量Edとバッテリ360の残量Erとを比較する。バッテリ360の残量Erが必要電力量Edを上回っている場合(ステップS103:YES)には、ステップS104にて、速度設定部326が、走行部390による走行速度を通常走行速度V1に設定する。
バッテリ360の残量Erが必要電力量Edを下回っている場合(ステップS103:NO)には、ステップS105にて、速度設定部326が、緊急配送モードが設定されているか否かを確認する。ユーザは、短時間で印刷物を配送させたい場合には、緊急配送モードに設定した印刷要求を画像形成装置100に送信する。また、ユーザは、画像形成装置100の操作パネル160を操作して、印刷物の配送を緊急配送モードに設定できる。
緊急配送モードが設定されている場合(ステップS105:YES)には、速度設定部326が、配送装置300の走行速度をV2(=V1×(1/2))に設定する。走行速度V2を通常走行速度V1よりも低速にすることで、配送装置300の配送に必要な必要電力量Edを低減し、印刷物を配送先まで配送することが可能になる。
なお、本実施例では、速度設定部326が、走行速度V2を通常走行速度V1の2分の1に設定しているが、走行速度V2を通常走行速度V1をよりも低くして配送可能になる速度であれば、これに限られるものではない。例えば、速度設定部326は、バッテリ360の残量Erに基づいて、配送先まで走行可能な走行速度V2(<V1)を設定してもよい。
緊急配送モードが設定されていない場合(ステップS105:NO)には、ステップS107にて、フィニッシャー200の充電部240によって配送装置300のバッテリ360への充電が開始される。なお、配送開始時に配送装置300がホームポジションにいない場合には、配送装置300はホームポジションに戻ってバッテリ360への充電を行う。配送装置300は、バッテリ360への充電が完了、又はバッテリ360の残量Erが必要電力量Edを上回るまで充電が行われた後に、再び印刷物の配送を実行する。
ステップS104又はステップS106にて走行速度が設定されると、ステップS108にて、目的地設定部319が、目的地を印刷物の配送先に設定する。次にステップS109にて、経路設定部323が、目的地として設定された配送先までの走行経路を設定する。ステップS110では、走行制御部325が走行部390を制御して、設定された走行速度で走行経路に沿った走行を開始する。
ステップS111では、残量検出部318が、バッテリ360の残量Erを検出する。ステップS112では、消費電力量演算部322が、ステップS111で検出されたバッテリ360の残量Erと、ステップS102で検出された配送開始時のバッテリ360の残量Erとの差分から、消費電力量Ecを算出する。ステップS113では、往復電力量演算部321が、設定されている走行速度で、配送装置300の走行位置から配送先まで往復走行した場合に必要となる往復電力量Etを算出する。
ステップS114では、必要電力量演算部320が、ステップS113で求められた往復電力量EtにステップS112で求められた消費電力量Ecを加えて、配送装置300が配送先に行って配送開始位置に戻るまでに必要な必要電力量Edを算出する。
ステップS115では、目的地設定部319が、ステップS111で検出されたバッテリ360の残量Erと、ステップS114で求められた必要電力量Edとを比較する。
バッテリ360の残量Erが必要電力量Edを上回っている場合(ステップS115:YES)には、走行制御部325が、引き続き走行経路に沿って走行するように走行部390を制御する。次にステップS116にて、目的地設定部319が、配送装置300が目的地として設定した配送先に到着したか否かを判断する。
配送装置が目的地である配送先に到着した場合(ステップS116:YES)には、ステップS117にて、目的地設定部319が、目的地を配送開始位置に設定する。ステップS118では、走行制御部325が、経路設定部323によって新たに設定される配送開始位置までの走行経路に沿って走行するように走行部390を制御する。なお、目的地設定部319は、配送開始位置がホームポジションとは異なる場合には、目的地をホームポジションに設定してもよい。
バッテリ360の残量Erが必要電力量Edを下回っている場合(ステップS115:NO)には、ステップS119にて、目的地設定部319が、目的地をバッテリ360の充電位置であるホームポジションに設定する。ステップS120では、走行制御部325が、ホームポジションまでの走行経路に沿って走行するように走行部390を制御する。
配送装置300は、ホームポジションに戻ってバッテリ360への充電を行い、バッテリ360への充電が完了、又はバッテリ360の残量Erが必要電力量Edを上回るまで充電が行われた後に、再び印刷物の配送を実行する。
以上で説明した印刷物配送処理により、配送装置300は、走行中にバッテリ360の残量Erを監視し、適宜バッテリ360への充電を行うことで、配送途中でバッテリ360の充電切れが発生して走行不能状態に陥ることなく、印刷物の配送を完了できる。
<走行制御処理>
図14は、第1の実施形態における配送装置300の左右のタイヤにかかる負荷の差を説明する図である。
図14(A)には、配送装置300の左タイヤ396がフローリング53の上を走行し、右タイヤ392がカーペット54の上を走行している様子が例示されている。フローリング53上よりもカーペット54上の方が、タイヤを回転させるのに大きなトルクが必要となる。
また、図14(B)には、配送装置300の昇降トレイ340に、印刷物400が右側に偏って積載されている様子が例示されている。この場合には、印刷物400が多く積載されている右タイヤ392の方が、回転させるのに大きなトルクが必要となる。
図14に示されるように、走行面の変化や印刷物400の偏り等によって右タイヤ392を回転させるためのトルクが上昇すると、右タイヤ392の回転速度が低下する。この場合には、右駆動制御部394が、右エンコーダ393の検出信号に基づいて右タイヤ392の回転速度低下を検出し、右タイヤ392が設定された目標回転速度(第1回転速度)で回転するように、右モータ391に出力するPWM信号のdutyを上げる。
PWM信号のdutyが大きくなることで、右モータ391に印加される電圧が増大して回転トルクが上昇し、右タイヤ392が設定されている目標回転速度で回転するようになる。
また、図14に例示される状態から、走行面の変化等により右タイヤ392を回転させるのに必要なトルクが下がると、右タイヤ392の回転速度が上昇する。この場合には、右駆動制御部394が、右エンコーダ393の検出信号に基づいて右タイヤ392の回転速度上昇を検出し、右タイヤ392が設定された目標回転速度(第2回転速度)で回転するように、右モータ391に出力するPWM信号のdutyを下げる。
PWM信号のdutyが小さくなることで、右モータ391に印加される電圧が低下して回転トルクが低下し、右タイヤ392が設定されている目標回転速度で回転するようになる。
このように、右駆動制御部394及び左駆動制御部398は、各タイヤ392,396が設定された目標回転速度で回転するように、各モータ391,395に出力するPWM信号のdutyを制御する。
ここで、図15に例示されるように、バッテリ360の残量が減少すると、同じduty(100%)であっても、モータ391,395に印加される電圧が低下して電流値が下がり、回転トルクが低下(T1→T2)する場合がある。
このようにバッテリ360の残量が低下し、dutyが100%の時の最大回転トルクがT2になった場合に、例えば走行面の変化等によりモータを目標回転速度で回転させるためにT2以上の回転トルクが必要になったとする。この場合には、モータが必要とする回転トルクを出力できず、タイヤが設定されている目標回転速度未満でしか回転できなくなる。
例えば右タイヤ392及び左タイヤ396の一方が、上記したように設定されている目標回転速度で回転できなくなり、左右のタイヤが異なる速度で回転すると、配送装置300が斜行して走行経路に沿って走行できなくなる可能性がある。
そこで、本実施形態における配送装置300では、以下で説明する走行制御処理により、バッテリ360の残量が低下した場合であっても、走行面の変化等に関わらず直進し、走行経路に沿って走行できるように走行部390が制御される。
図16は、第1の実施形態における走行制御処理のフローチャートを例示する図である。走行制御処理は、配送装置300の走行中に例えば所定の周期で実行される。
ステップS201では、制御量取得部327が、右駆動制御部394から右モータ391に出力される第1制御量としてのduty1と、左駆動制御部398から左モータ395に出力される第2制御量としてのduty2とを取得する。
ステップS202では、制御量取得部327が、duty1が基準制御量d以上、且つ、duty1とduty2との差分が規定値s以上であるか否かを判断する。本実施形態では、基準制御量dは100%であり、規定値sは20%であるが、各値はこれに限られるものではない。
duty1が基準制御量d以上、且つ、duty1とduty2との差分が規定値s以上の場合(ステップS201:YES)には、ステップS203に進む。ステップS203では、速度設定部326が、右タイヤ392の目標回転速度を、例えば10%下げた値に設定する。なお、速度設定部326による目標回転速度の下げ幅は、10%に限られない。ステップS204では、速度設定部326が、左タイヤ396の目標回転速度を、ステップS203で設定した右タイヤ392の目標回転速度と同じ値に設定する。
ステップS205では、制御量取得部327が、duty2が基準制御量d以上、且つ、duty1とduty2との差分が規定値s以上であるか否かを判断する。
duty2が基準制御量d以上、且つ、duty1とduty2との差分が規定値s以上の場合(ステップS205:YES)には、ステップS206に進む。ステップS206では、速度設定部326が、左タイヤ396の目標回転速度を、例えば10%下げた値に設定する。ステップS207では、速度設定部326が、右タイヤ392の目標回転速度を、ステップS206で設定した左タイヤ396の目標回転速度と同じ値に設定する。
以上で説明した走行制御処理は、配送装置300の走行中に例えば所定の周期で実行される。バッテリ360の残量低下や走行面の変化等によって、モータの制御量が基準制御量dを超えた場合には、速度設定部326が各タイヤ392,396の目標回転速度を下げる。目標回転速度を下げることで、制御可能な範囲内(duty0%〜100%)でモータを制御し、左右のタイヤ392,396を目標回転速度で等速回転させることが可能になる。したがって、上記した走行制御処理によって、配送装置300の斜行を防止し、配送装置300を走行経路に沿って走行させることが可能になる。
以上で説明したように、第1の実施形態に係る配送装置300は、走行中にバッテリ360の残量Erと配送に必要な必要電力量Edとを比較し、必要に応じてバッテリ360への充電を行いながら配送を実行する。したがって、配送装置300は、バッテリ360の充電切れ等によって配送途中に走行不能となることなく、印刷物の配送を完了できる。
また、配送装置300は、バッテリ360の残量低下や走行面の変化等に応じて、各タイヤ392,396の目標回転速度を下げることで、制御可能な範囲内でモータを制御し、斜行を防止して設定された走行経路に沿って走行することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
図17は、第2の実施形態における配送装置301のハードウェア構成を例示する図である。第2の実施形態における配送装置301は、第1の実施形態における配送装置300と同様に、印刷物配送システム10に設けられて画像形成装置100によって印刷された印刷物をユーザの元に配送する。
配送装置301は、図17に示されるように、配送制御装置310、昇降トレイ340、通信部350、バッテリ360、印刷物検知センサ370、障害物検知センサ380、走行部390等のハードウェアを有する。配送制御装置310は、CPU311、RAM312、ROM313、HDD314、NVRAM315、モータ制御回路330、DC電源317、電流検知回路331等を有する。
モータ制御回路330は、設定されている回転速度で右タイヤ392が回転するように、右エンコーダ393からの出力に基づいて右モータ391をフィードバック制御する。また、モータ制御回路330は、設定されている回転速度で左タイヤ396が回転するように、左エンコーダ397からの出力に基づいて左モータ395をフィードバック制御する。
DC電源317は、バッテリ360に接続され、配送制御装置310内の各部、昇降トレイ340、通信部350、走行部390等に電力を供給する。電流検知回路331は、バッテリ360からDC電源317に流れる電流を検知する。
図18は、第2の実施形態における配送装置301の機能構成を例示する図である。
配送装置301は、図18に示されるように、配送情報送受信部316、残量検出部318、目的地設定部319、必要電力量演算部320、往復電力量演算部321、消費電力量演算部322、経路設定部323、地図情報記憶部324、走行制御部325、速度設定部326、電流検知部328、地図情報更新部329、右駆動制御部394、左駆動制御部398を有する。
地図情報記憶部324は、例えばオフィス内の座席配置等を含む地図情報や、経路設定部323により設定される走行経路等を記憶する。地図情報には、例えば、フローリング、カーペットといった走行路面情報が含まれている。経路設定部323は、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報及び地図情報に含まれている走行路面情報に基づいて、目的地までの配送経路を設定する。
電流検知部328は、電流検知回路331によって検知されたバッテリ360からDC電源317への電流値を取得する。速度設定部326は、電流検知部328によって取得された電流値に基づいて、配送装置300の走行速度、右タイヤ392及び左タイヤ396の回転速度を設定する。
地図情報更新部329は、電流検知部328や障害物検知センサ380による検知結果に基づいて、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報を更新する。
ここで、図19(A)に例示するように、配送装置301がフローリング53及びカーペット54の上を同じ速度で走行する場合を考える。この場合、カーペット走行時の方がフローリング走行時よりも、走行部390の右タイヤ392及び左タイヤ396を回転させるのに大きなトルクが必要となる。したがって、図19(C)に示すように、配送装置301がフローリング53及びカーペット54の上を同じ速度で走行する場合には、図19(B)に示すように、カーペット走行時にフローリング走行時よりもモータ電流が大きくなる。また、カーペット走行時にはモータ電流が大きくなることで、バッテリ360からDC電源317への電流も大きくなる。
そこで、地図情報更新部329は、電流検知部328によって検知された電流値が所定値以上となった場合に、配送装置301が走行している路面をカーペットと判定する。地図情報更新部329は、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報に含まれている走行路面情報が判定結果と異なる場合に走行路面情報を更新する。また、地図情報更新部329は、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報に無い障害物が障害物検知センサ380によって検知された場合に、地図情報を更新する。
配送装置301は、第1の実施形態において説明した印刷物配送処理により画像形成装置100から受け取った印刷物をユーザの元に搬送する。また、第2の実施形態における配送装置301では、以下で説明する走行経路設定処理によって目的地までの走行経路が設定される。
<走行経路設定処理>
図20は、第2の実施形態における走行経路設定処理のフローチャートを例示する図である。
走行経路設定処理では、まずステップS301にて、経路設定部323が、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報における目的地のアドレスを取得する。図21は、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報を例示する図である。
図21に示されるように、地図情報は、例えば、画像形成装置100、フィニッシャー200及び配送装置301の位置や、障害物としての机や椅子の位置等を含むオフィス内の地図である。また、地図情報は、走行路面がフローリング53であるか、カーペット54であるかといった走行路面情報を含んでいる。図21に例示される地図情報では、網掛け表示されている部分がカーペット54であり、カーペット54以外の部分がフローリング53となっている。経路設定部323は、図21に示される地図情報において黒丸で示されている目的地のアドレスを取得する。
次にステップS302にて、経路設定部323が、地図情報に基づいて配送装置301の現在位置から目的地までの最短経路を算出する。経路設定部323は、例えば図22に示されるように、配送装置301から目的地までの最短経路R1を算出する。図22に示される例では、配送装置301が、ホームポジションからカーペット54の上を通って目的地に至る経路が求められている。
ここで、ステップS303にて、経路設定部323は、最短経路R1がカーペット54の上を通るか否かを判定する。最短経路R1がカーペット54の上を通る場合(ステップS303:YES)には、ステップS304に進む。
ステップS304では、経路設定部323が、配送装置301から目的地までの省エネ経路を算出する。上記したように、配送装置301がカーペット54の上を走行する場合には、同じ速度でフローリング53の上を走行する場合よりもモータ電流が大きくなるため、バッテリ360の消費電力量が大きくなる。
そこで、経路設定部323は、カーペット54上の走行距離を可能な範囲で短くし、フローリング53上の走行距離を長くして消費電力量を抑えることが可能な省エネ経路を算出する。図23は、経路設定部323によって算出された省エネ経路を例示する図である。図23に示されるように、省エネ経路R2は、例えば、最短経路R1よりは走行距離が長くなるが、カーペット54を通らずに目的地に到達可能な経路として求められる。
また、ステップS305にて、経路設定部323が、最短経路R1及び省エネ経路R2のそれぞれにおける予想到達時間を求める。また、必要電力量演算部320が、最短経路R1及び省エネ経路R2のそれぞれにおける予想消費電力量を求める。
ステップS306では、例えば、最短経路R1及び省エネ経路R2が、算出された予想到達時間及び予想消費電力量と共にユーザのPC400の画面に表示され、ユーザによって何れかの経路が選択される。
ユーザにより省エネ経路R2が選択された場合(ステップS307:YES)には、ステップS308にて、経路設定部323が走行経路を省エネ経路R2に設定する。ユーザにより最短経路R1が選択された場合(ステップS307:NO)には、ステップS309にて、経路設定部323が走行経路を最短経路R1に設定する。また、最短経路R1がカーペット54の上を通らない場合(ステップS303:NO)には、ステップS309にて、経路設定部323が走行経路を最短経路R1に設定する。
このように、第2の実施形態における走行経路設定処理では、経路設定部323が地図情報に基づいて最短経路R1及び省エネ経路R2を求め、ユーザが配送装置301の走行経路を選択可能になっている。このため、ユーザは省エネ経路R2を選択して配送装置301における消費電力を低減することができる。
<走行制御処理>
図24は、第2の実施形態における走行制御処理のフローチャートを例示する図である。走行制御処理は、配送装置300の走行中に例えば所定の周期で実行される。
第2の実施形態における走行制御処理では、まずステップS401にて、電流検知部328が、電流検知回路331によって検知されたバッテリ360からDC電源317に流れる電流値を取得する。ここで、配送装置301の走行中にバッテリ360からDC電源317に流れる電流は、その多くが走行部390の右モータ391及び左モータ395において消費される。したがって、本実施形態では、電流検知回路331によって検知されるバッテリ360からDC電源317に流れる電流値を、右モータ391及び左モータ395に流れるモータ電流として取得する。なお、右モータ391及び左モータ395に流れるモータ電流を直接測定してもよい。
次に、ステップS402にて、速度設定部326が、モータ電流と予め設定されている所定値とを比較する。ステップS402において用いられる所定値は、例えば、配送装置301のフローリング走行時におけるモータ電流と、カーペット走行時におけるモータ電流との間の値に設定される。
このような設定により、モータ電流が所定値以下の場合には、配送装置301がフローリング53の上を走行していると判定できる。また、モータ電流が所定値より大きい場合には、配送装置301がカーペット54の上を走行していると判定できる。
配送装置301は、カーペット54の上をフローリング53の上と同じ走行すると、モータ電流が上昇して消費電力量が増えることになる。そこで、モータ電流が所定値より大きい場合(ステップS402:YES)には、ステップS403にて、速度設定部326が、走行部390の右タイヤ392及び左タイヤ396の目標回転速度をV1に設定する。目標回転速度V1は、例えば、フローリング53の上を走行する場合における目標回転速度V2よりも低く、カーペット走行時の消費電力量をフローリング走行時と同程度に抑えることができる速度に予め設定される。
このように、カーペット走行時に目標回転速度をフローリング走行時よりも低く設定することで、カーペット走行時の消費電力量を抑制することができる。
また、ステップS404にて、地図情報更新部329が、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報において配送装置301の現在位置の走行路面情報がカーペット54であるか否かを判定する。地図情報において配送装置301の現在位置がフローリング53である場合(ステップS404:NO)には、ステップS405にて、地図情報更新部329が地図情報における配送装置301の現在位置の走行路面情報をカーペット54に更新する。
また、ステップS401にて取得したモータ電流が所定値以下の場合(ステップS402:NO)には、ステップS406にて、速度設定部326が、走行部390の右タイヤ392及び左タイヤ396の目標回転速度をV2に設定する。目標回転速度V2は、例えば、カーペット走行時における目標回転速度V1よりも高く設定されている。
ステップS407では、地図情報更新部329が、地図情報記憶部324に記憶されている地図情報において配送装置301の現在位置の走行路面情報がフローリング53であるか否かを判定する。地図情報において配送装置301の現在位置がカーペット54である場合(ステップS407:NO)には、ステップS405にて、地図情報更新部329が地図情報における配送装置301の現在位置の走行路面情報をフローリング53に更新する。
図25は、図21に示されている地図情報に含まれている走行路面情報が更新された状態を例示する図である。図25に示されるように、走行路面情報がフローリング53だった位置がカーペット54であった場合には、その位置における走行路面情報がカーペット54'に更新される。また、図25に例示する場合とは逆に、地図情報において走行路面情報がカーペット54だった位置がフローリング53であった場合には、その位置における走行路面情報がフローリング53'に更新される。
上記した走行制御処理により、カーペット走行時における消費電力量を抑制し、配送装置301における省エネ化を図ることが可能になる。また、地図情報を更新することで、配送装置301の走行経路を設定する際に、地図情報における走行路面情報に基づいて、目的地までの最短経路だけでなく、消費電力を抑制した省エネ経路を効率良く求めることが可能になる。
なお、走行路面情報は、フローリング及びカーペット以外の床材の情報を含んでもよい。また、地図情報における走行路面情報を更新する場合について例示したが、地図情報更新部329は、障害物検知センサ380による壁や机、椅子等の障害物の検知結果に基づいて地図情報を更新してもよい。また、第2の実施形態における走行制御処理は、第1の実施形態における走行制御処理と並列処理されてもよい。
以上で説明したように、第2の実施形態では、ユーザが配送装置301の走行経路を最短経路及び省エネ経路から選択可能になっている。このため、ユーザは省エネ経路を選択して配送装置301における消費電力量を低減することができる。また、配送装置301は、走行路面に応じてタイヤの目標回転速度を変更することで、印刷物を配送する際の消費電力量を低減することが可能になっている。
以上、実施形態に係る印刷物配送装置、印刷物配送システム及び印刷物配送方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
10 印刷物配送システム
100 画像形成装置
300 配送装置
318 残量検出部(残量検出手段)
319 目的地設定部(目的地設定手段)
320 必要電力量演算部(必要電力量演算手段)
321 往復電力量演算部(往復電力量演算手段)
322 消費電力量演算部(消費電力量演算手段)
323 経路設定部(走行経路設定手段)
329 地図情報更新部(地図情報更新手段)
326 速度設定部(速度設定手段)
331 電流検知回路(電流検知手段)
360 バッテリ
390 走行部(走行手段)
391 右モータ(第1駆動手段)
392 右タイヤ(第1回転体)
393 右エンコーダ(第1検出手段)
394 右駆動制御部(第1駆動制御手段)
395 左モータ(第2駆動手段)
396 左タイヤ(第3回転体)
397 左エンコーダ(第2検出手段)
398 左駆動制御部(第2駆動制御手段)
特開2001−125646号公報 特開2006−321583号公報 特開2010−243884号公報

Claims (9)

  1. 画像形成装置から出力された印刷物を配送する印刷物配送装置であって、
    バッテリと、
    地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
    前記地図情報に基づいて設定された目的地までの走行経路を設定する走行経路設定手段と、
    前記バッテリから給電されて前記走行経路に沿って走行する走行手段と、
    前記バッテリの残量を検出する残量検出手段と、
    前記目的地まで走行し、配送開始位置に戻るのに必要な必要電力量を求める必要電力量演算手段と、
    配送中に前記バッテリの残量と前記必要電力量とを比較し、前記バッテリの残量が前記必要電力量よりも少ない場合には、前記目的地を前記バッテリへの充電が可能な充電位置に設定する目的地設定手段と、を有する
    ことを特徴とする印刷物配送装置。
  2. 走行中に消費された消費電力量を求める消費電力量演算手段と、
    前記目的地まで往復するのに必要となる往復電力量を求める往復電力量演算手段と、を有し、
    前記必要電力量演算手段は、前記消費電力量に前記往復電力量を加えることで、前記必要電力量を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷物配送装置。
  3. 前記走行手段による走行速度を設定する速度設定手段を有し、
    前記目的地設定手段は、前記バッテリの残量が前記必要電力量よりも少ない場合であって、緊急配送モードが設定されている場合には、前記目的地を前記印刷物の配送先に設定し、
    前記速度設定手段は、前記バッテリの残量が前記必要電力量よりも少ない場合であって、緊急配送モードが設定されている場合には、前記走行速度を通常走行速度よりも低い速度に設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷物配送装置。
  4. 前記走行手段に設けられている第1回転体を回転させる第1駆動手段と、
    前記第1回転体が設定された第1回転速度で回転するように前記第1駆動手段を駆動させる第1制御量を求める第1駆動制御手段と、
    前記走行手段に設けられている第2回転体を回転させる第2駆動手段と、
    前記第2回転体が設定された第2回転速度で回転するように前記第2駆動手段を駆動させる第2制御量を求める第2駆動制御手段と、を有し、
    前記速度設定手段は、前記第1制御量が基準制御量以上且つ前記第2制御量との差が規定値以上の場合には、前記第1回転速度を下げ、前記第2制御量が前記基準制御量以上且つ前記第1制御量との差が規定値以上の場合には、前記第2回転速度を下げるように設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の印刷物配送装置。
  5. 前記第1回転体の回転速度を検出する第1検出手段と、
    前記第2回転体の回転速度を検出する第2検出手段と、を有し、
    前記第1駆動制御手段は、前記第1検出手段による検出結果及び前記第1回転速度に基づいて前記第1制御量を求め、
    前記第2駆動制御手段は、前記第2検出手段による検出結果及び前記第2回転速度に基づいて前記第2制御量を求める
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷物配送装置。
  6. 前記地図情報は、走行路面情報を含み、
    前記走行経路設定手段は、前記地図情報及び前記走行路面情報に基づいて、前記目的地までの最短経路と、前記最短経路に沿って走行した場合よりも前記必要電力量が低い省エネ経路と、を求める
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の印刷物配送装置。
  7. 前記バッテリから前記走行手段に流れる電流を検知する電流検知手段と、
    前記電流検知手段による検知結果に基づいて走行路面を判定し、前記地図情報を更新する地図情報更新手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の印刷物配送装置。
  8. 画像形成装置と、バッテリ及び前記バッテリから給電される走行手段を有して前記画像形成装置から出力された印刷物を配送する印刷物配送装置と、を含む印刷物配送システムであって、
    設定された目的地までの走行経路を設定する走行経路設定手段と、
    前記バッテリから給電されて前記走行経路に沿って走行する走行手段と、
    前記バッテリの残量を検出する残量検出手段と、
    前記目的地まで走行し、配送開始位置に戻るのに必要な必要電力量を求める必要電力量演算手段と、
    配送中に前記バッテリの残量と前記必要電力量とを比較し、前記バッテリの残量が前記必要電力量よりも少ない場合には、前記目的地を前記バッテリへの充電が可能な充電位置に設定する目的地設定手段と、を有する
    ことを特徴とする印刷物配送システム。
  9. バッテリ及び前記バッテリから給電される走行手段を有して画像形成装置から出力された印刷物を配送する印刷物配送装置における印刷物配送方法であって、
    設定された目的地までの走行経路を設定する走行経路設定ステップと、
    前記バッテリから給電されて前記走行経路に沿って走行する走行ステップと、
    前記バッテリの残量を検出する残量検出ステップと、
    前記目的地まで走行し、配送開始位置に戻るのに必要な必要電力量を求める必要電力量演算ステップと、
    配送中に前記バッテリの残量と前記必要電力量とを比較し、前記バッテリの残量が前記必要電力量よりも少ない場合には、前記目的地を前記バッテリへの充電が可能な充電位置に設定する目的地設定ステップと、を有する
    ことを特徴とする印刷物配送方法。
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