JP2017018227A - キャスタロックステップ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡素であり、部品点数が少なく、製造工程が少なく、製造コストが低いキャスタロックステップを提供する。【解決手段】ベッドの4隅部に配置されるキャスタ4A,4Bの回転を許容するロック解除態様と、キャスタの回転を阻止するロック態様とを選択するためのキャスタロックステップである。キャスタ軸は、ベッドの長手フレームの両端部に配置され、キャスタを水平軸の周りに回転可能に支持する回転支持部材と、この回転支持部材を垂直軸の周りに回転可能に支持する旋回支持部材とを備える。そして、連動桿20をステップ22を踏みつけることにより回転操作する。この連動桿20は、金属、合金、又はプラスチックの一体成形により形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ベッドの4隅部に配置されてベッドを移動させることを可能にするキャスタに装備され、介護者が足で踏むことにより、キャスタロックを機能させて、キャスタの回転を停止させるキャスタロックステップに関する。
病院及び介護施設に設置されるベッドは、治療、介護及び就寝等の目的のために、移動させる必要がある場合が多く、このため、ベッドの4隅部に、キャスタが、垂直軸の周りに回転自在に設置されている。これにより、ベッドを押すことにより、任意の方向にベッドを移動させることができる。このようなキャスタ又はキャスタを備えた病院ベッドが、特許文献1又は2に記載されている。
図9は従来のベッドのキャスタ及びそのロックのためのステップを示す斜視図、図10はその組立図である。ベッドの台車フレーム1A、1Bは、ベッド長手方向に延びるように平行に配置されており、図10に示すように、ベッド幅方向に延びる短手部材1C等がフレーム1A,1B間を架け渡すようにして、フレーム1A,1Bに固定されている。そして、フレーム1A,1Bの端部には、夫々、キャスタ軸3A,3Cと、キャスタ軸3B,3Dが配置されており、キャスタ軸3Aとフレーム1Aとは連絡部2Aを介して連結されており、キャスタ軸3Bとフレームフレーム1Bとは連絡部2Bを介して連結されている。これらのキャスタ軸3A,3Bは円筒状をなし、キャスタ4A,4Bを備えたキャスタ軸3C,3Dの頭部の細径部を嵌合して、キャスタ軸3A,3Bとキャスタ軸3C,3Dが相互に連結されている。これらの上半部のキャスタ軸3A、3Bには、その周面に、操作軸8a、8bが相互に対向する方向に水平に突出して配置されている。そして、操作軸8a,8bには、操作腕7a、7bが操作軸8a、8bに垂直になるように、6角軸9により固定されている。また、1対の操作腕7a、7bの先端には、パイプ状の連動桿6がこれらを掛け渡すようにして固定されている。この連動桿6には、足で踏みつけるための平面視でコ字状のステップ5が固定されている。なお、このステップ5の中央には、上方に湾曲した盛上部5aが形成されており、この盛上部5aの下面に足のつま先を係合させてステップ5を持ち上げるようになっている。
6角軸9は、基本的には断面が6角形の棒であり、その中間部に切り込み9bが周方向に形成されており、この切り込み9bにより、6角軸9は先端部9cと後端部9aとに分けられ、先端部9c及び後端部9aはいずれもその周面が6個の平面から構成されている。操作軸8a、8bには、6角軸9の断面形状に整合する断面6角形状の孔8が形成されており、操作腕7a、7bの上端にも断面6角形の孔が形成されていて、キャスタ軸3A,3Bをキャスタ軸3C,3Dに嵌合させた状態で、操作軸8a、8bを、キャスタ軸3A,3Bと操作腕7a、7bとの間に挟んで、6角軸9を孔8に挿入する。このとき、6角軸9の外面と、孔8の内面とは、共に断面6角形で整合するので、6角軸9は孔8に対して周方向に拘束される。そして、キャスタ軸3A,3B内のキャスタ軸3C、3Dの上部小径部の断面6角形の孔8c内に、6角軸9の断面6角形の先端部分9cを挿入し、キャスタ軸3A,3Cと操作軸8a、8bとの境界の隙間にて、6角軸9の切り込み9bに6角軸抜止10を嵌合する。
フレーム1A,1B内には、ベッド前後のキャスタ4A,4Bを同時にロックし、又はアンロックするための前後連動桿12が挿入されている。そして、操作軸8a、8bには、下方に延出するリンク13が固定されており、このリンク13の先端と、前後連動桿12とは、ボルト11により、相互に回動可能に連結されている。この前後連動桿12により、前後2対の操作軸8a、8bが、同時に同一方向に回転する。この操作軸8a、8bの回転により、キャスタ軸3C,3Dの小径部の6角形の孔8cが正逆回転し、キャスタ4A,4Bをロック又はアンロックする。
これにより、従来のキャスタロックステップにおいては、ステップ5を踏むことにより、ステップ5が回動して下降し、操作軸8a、8b及び6角軸9が回転し、キャスタ4A,4Bが回転しないように拘束される。この場合に、6角軸9及び操作軸8a、8bが回動し、前後連動桿12がフレーム1A,1B内で前方方向に移動するので、ベッド前端のキャスタ4A,4Bも回転しないように拘束される。一方、ステップ5の盛上部5aの下方に足を入れてこれを持ち上げることにより、ステップ5及び連動桿6が逆方向に回動し、操作軸8a、8b及び6角軸9が反対方向に回転して、キャスタ4A,4Bのロックが解除される。
特表2013−536786号公報 特表2009−526584号公報
しかしながら、上述の従来のキャスタロックステップは、ステップ5のほかに、連動桿6,操作腕7a、7b、操作軸8a、8bを個別に製造し、それらを、溶接等により接合して、組み立てられていた。このため、キャスタロックステップの部品点数が多くなり、また構造が複雑となるため、製造コストが高いという問題点があった。また、近時のベッド低床化に伴い、台車の周辺部に構造物を設置することが困難になりつつある。このため、低床ベッドにおいては、他の構造物との干渉を避けるために、左右の連動桿6を分割する必要性が生じ、更に、部品点数の増大及び構造の複雑化が生じている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、構造が簡素であり、部品点数が少なく、製造工程が少なく、製造コストが低いキャスタロックステップを提供することを目的とする。
本発明に係るキャスタロックステップは、
ベッドの4隅部に配置されるキャスタの回転を許容するロック解除態様と、前記キャスタの回転を阻止するロック態様とを選択するためのキャスタロックステップにおいて、
ベッドの長手方向に延びる1対の長手フレームの両端部に配置され、キャスタを水平軸の周りに回転可能に支持する回転支持部材と、この回転支持部材を垂直軸の周りに回転可能に支持する旋回支持部材とを備えたキャスタ軸と、
少なくともベッド長手方向の一端部側の各キャスタ軸からベッド幅方向の相手方のキャスタ軸に向けて対向するように延出する操作軸と、
前記操作軸が設けられた各キャスタ軸内に装備され、前記キャスタの回転を阻止することができ、前記操作軸の正逆回転により、前記ロック解除態様と、前記ロック態様とが選択されるロック機構と、
ベッド長手方向の一方の端部に配置され、ベッド幅方向に延びて、その両端部にて前記操作軸に連結された連動桿と、
前記連動桿に固定されたステップ部材と、
を有し、
前記連動桿は、金属、合金、又はプラスチックの一体成形により形成されており、
前記ステップ部材に対する操作により、前記連動桿が回動して、1対の前記操作軸を回転させ、前記ロック機構による前記キャスタのロック態様とロック解除態様とを選択することを特徴とする。
このキャスタロックステップにおいて、
前記長手フレームの内部に配置され、前記連動桿に連結された操作軸と前記ベッド長手方向に対向する前記キャスタ軸の操作軸とを連結する前後連動桿を有し、
前記ステップ部材に対する操作により、全ての前記キャスタのロック態様とロック解除態様とを選択するように構成することができる。
更に、
前記連動桿は、
前記ステップ部材が固定される平坦部と、
この平坦部の両端から一方向に湾曲して前記操作軸に向かう湾曲部と、
この湾曲部の端部をベッド長手方向に平行になるように屈曲させて形成した平坦な係止部と、
を有し、
前記操作軸は、
前記係止部に垂直に固定された内面角筒の筒状の軸受部と、
前記軸受部内に挿通する断面角状の角軸と、
を有し、
前記ロック機構は、
前記角軸の正逆回動により、前記キャスタのロックとロック解除を行うように構成することができる。
本発明によれば、連動桿を、プレス成形等により一体成形するので、部品点数を削減することができ、製造コストを低減することができる。また、構造も簡素化され、清掃も容易である。
本発明の実施形態に係るキャスタロックステップを備えた台車フレームを示す斜視図である。 同じく本発明の実施形態に係るキャスタロックステップをその下方から見た斜視図 キャスタロックステップの組立図である。 ベッドの全体を示す斜視図である。 ステップの周辺を示す斜視図である。 台車の全体を示す斜視図である。 キャスタのロック機構((ロック態様)を示す断面図である。 キャスタのロック機構(ロック解除態様)を示す断面図である。 従来のキャスタロックステップを備えた台車フレームを示す斜視図である。 同じくその組立図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施形態に係るキャスタロックステップを備えた台車フレームを示す斜視図、図2は同じく本発明の実施形態に係るキャスタロックステップをその下方から見た斜視図、図3はキャスタロックステップの組立図、図4はベッドの全体を示す斜視図、図5はステップの周辺を示す斜視図、図6は台車の全体を示す斜視図、図7はキャスタのロック機構((ロック態様)を示す断面図、図8はキャスタのロック機構(ロック解除態様)を示す断面図である。図4に示すように、ベッド100は、台車フレーム1上に、ベッドフレーム102が、台車フレーム1に対して、昇降可能に設置されている。また、台車フレーム1の両側縁には、サイドフレーム101が設置されており、このサイドフレーム101の両端部に、頭側のヘッドボード104と、足側のフットボード105とが立設されている。ベッド100のベッドフレーム102には、その頭側から順に、背ボトム103a、腰ボトム103b、膝ボトム103c、足ボトム103dが配置されている。腰ボトム103bはベッドフレーム102に水平に固定されており、背ボトム103aは腰ボトム103b側の端部の周りに揺動可能であり、膝ボトム103cは腰ボトム103b側の端部の周りに揺動可能であり、足ボトム103dは膝ボトム103cに連結されていて膝ボトム103cと連動して上下動する。このベッド100の足側に、本実施形態のキャスタロックステップが設けられている。
台車フレーム1は、ベッド長手方向に延びる1対のフレーム1A、1Bの間を、ベッド幅方向に延びる短手部材1C等が掛け渡すようにして、これらのフレームが連結されて構成されている。そして、フレーム1A,1Bの足側の端部に、キャスタ4A,4Bが配置されており、頭側の端部にも、キャスタが配置されている。なお、短手部材1Cは、背ボトム103aを昇降駆動する昇降リンク(図示せず)の基端部を揺動可能に支持する支持部を取り付けるための部材である。
フレーム1A,1Bの足側端部に、連絡部2A、2Bを介して、上段のキャスタ軸3A,3Bが連結されており、このキャスタ軸3A,3Bは下段のキャスタ軸3C,3D上に嵌合されて固定されている。そして、ベッド幅方向に対向する1対のキャスタ軸3A,3B間には、操作軸の軸受部21を介して、ベッド幅方向に延びる連動桿20が回動可能に連結されている。この連動桿20の中央部の平坦部20aには、ステップ22が固定されており、ステップ22の踏み面22aを踏みつけることにより、連動桿20を回動させることができる。一方、下段のキャスタ軸3C、3Dには、回転支持部材(図示せず)によりキャスタ4A,4Bが水平軸の周りに回転可能に支持されており、この回転支持部材自体が旋回支持部材(図示せず)により垂直軸の周りに回転可能に支持されている。これにより、台車フレーム1が任意の方向に移動することができる。
図2に示すように、連動桿20は、その中央部が平坦部20aとなっており、この平坦部20aの両側が、平坦部20aの同一面側に湾曲して湾曲部20bが形成されている。そして、この湾曲部20bの両端部が垂直に屈曲されて平坦な係止部20cが形成されている。この係止部20cには、孔20dが形成されている。連動桿20は、その平坦部20aが水平に位置した場合に、湾曲部20bは平坦部20aから垂直方向上方に湾曲し、その後、水平方向に姿勢を転じる。そして、湾曲部20bの水平方向の端部が、垂直の面を有するように屈曲されて係止部20cが構成されており、平坦部20aをベッド幅方向に配置したときに、係止部20cの面はベッド長手方向に平行となる。そして、平坦部20aには、ステップ22が固定されている。このステップ22は、中央部が若干盛り上がった踏み面22aと、この踏み面22aから屈曲して平行に延びる1対の取付部22bとが一体的に平面視でコ字状に形成されたものであり、取付部22bの先端部を平坦部20aに固定することにより、ステップ22が連動桿20に取り付けられている。
連動桿20は、金属又は合金材、例えば、鋼材をプレス成形して、図2に示すような平坦部20aと、湾曲部20bと、係止部20cとを有する形状に、一体成形することができる。プレス成形により一体成形することにより、連動桿20を低コストで製造することができる。また、この連動桿20は、プレス成形に限らず、プラスチック材の一体成形により形成することもできる。
連動桿20の係止部20cには、その上縁に、操作軸の軸受部21が、その長手方向を係止部20cの面に垂直にして固定されている。この軸受部21は、外周面が円周面である基本的に円筒状をなし、内部に断面6角形状の孔21aが形成されている。
ベッド長手方向に延びる角筒状のフレーム1A,1B内には、前後連動桿12が挿入されており、この前後連動桿12の連動桿20側の端部には、孔が形成されていて、この孔を、連動桿20の係止部20cに形成した孔20dに整合させ、ネジ23を双方の孔に挿入して、係止部20cと前後連動桿12とが相対的に回動可能に連結されている。
図7及び図8はロック機構を示す。下段のキャスタ軸3Dは、下半分の円筒状筐体30と、その上方の細径の円筒状筐体31とから構成され、筐体31の上部に円形の孔32が形成されている。そして、筐体31内には、その上部に断面6角形の孔を有するプランジャディスク33がその軸方向を水平にして回転可能に設置されている。このプランジャディスク33には、外周側に、大径のロック部33aと小径のアンロック部33bとが形成されている。筐体31内には、コア38が上下動可能に収納されており、このコア38の上端には、突起34と係止部35が固定されている。筐体31の内面には係止部37が形成されており、この係止部37と係止部35との間に、圧縮バネ36が介装されている。筐体30内には、ブレーキシュー39がその摺動面を下方にして、配置されており、ブレーキシュー39はコア38の下端に固定されていて、コア38と共に上下動する。図7に示すように、プランジャディスク33が回転して、その大径のロック部33aが下方に回動している状態では、ロック部33aに突起34が接触し、突起34は下方に押圧されてコア38が下方に移動し、ブレーキシュー39がキャスタ4の周面を押圧する。これにより、キャスタ4には、ブレーキ力が作用し、キャスタ4は停止する。ベッド足側の他方のキャスタ4A及びキャスタ軸3A,3Cも、同様の構造を有している。また、ベッド頭部側のキャスタもキャスタ軸3A,3B、3C,3Dにより回転可能に支持されており、同様のロック機構を有している。
6角軸9は、断面が6角形の棒状をなす。この6角軸9にはその中間部に周方向に延びる切り込み9bが形成されており、この切り込み9bにより、6角軸9は、後端部9aと先端部9cとに区切られている。また、切り込み9bには、抜け止め10を圧入して、嵌合させることができる。
キャスタ軸3A,3Bの対向部には、孔が形成されており、これらの孔に、連動桿20の係止部20cに固定された操作軸の軸受部21を整合させて、連動桿20を配置し、キャスタ軸3A,3B内にキャスタ軸3C,3Dの小径筐体31を挿入した状態で、6角軸9を軸受部21内に挿入し、その先端部9cをキャスタ軸2A,2B内の筐体31の孔32内に挿入し、更に、ロック機構のプランジャディスク33内に挿入する。そして、キャスタ軸3A,3Bと、操作軸21との間の境の隙間に、抜止10を押し込んで、6角軸9の切り込み9bに抜止10を圧入して、抜止10を切り込み9bに固定する。これにより、6角軸9は軸受部21内に係止される。そして、6角軸9の断面6角形の先端部9cがプランジャディスク33の6角孔内に嵌合し、操作軸21が回転すると、孔21a内の6角軸9が回動する。
ベッド頭部側のキャスタ軸内にもロック機構が設置されている。そして、操作軸の軸受部21が、6角軸9を軸受部21に挿入して、抜止10により6角軸9を軸受部21に固定することにより、キャスタ軸に取り付けられている。また、操作軸の軸受部には、ベッド長手方向に平行の係止部が固定されており、この係止部と前後連動桿12が連結されている。これにより、連動桿20が回動すると、係止部20cを介して、前後連動桿12がベッド長手方向に移動し、ベッドの頭側に配置されたキャスタが、ベッドの足側に配置されたキャスタと連動して、ロック及びロック解除がなされる。
次に、上述のごとく構成された本実施形態のキャスタロックステップの動作について説明する。本実施形態においては、連動桿20の一体成形体の端部の係止部20cに固定された軸受部21を、キャスタ軸3A,3Bの孔の位置に整合させて、連動桿20を配置し、キャスタ軸3C,3Dの孔32内に挿入し、更に、ロック機構のプランジャディスク33の6角孔内に挿入する。そして、抜止10により、6角軸9を、軸受部21から抜け出ないように固定する。これにより、ベッドにキャスタロックステップが取り付けられる。
そこで、ステップ22の踏み面22aを足で踏みつけると、ステップ22が下降し、湾曲部20bが軸受部21を中心として、回動し、これにより操作軸の軸受部21が回動して、6角軸9を介して、ロック機構のプランジャディスク33の6角孔が図7,図8において時計方向に回動する。これにより、このプランジャディスク33はロック部33aが突起34に接触し、突起34を下方に押圧する。これにより、コア38がブレーキシュー39を下方に押圧し、ブレーキシュー39がキャスタ4(4A,4B)を押圧して、キャスタ4をロックする。
一方、ステップ22の踏み面22aの下方に足のつま先を挿入して踏み面22aを上方にもち上げ、ステップ22を上方に回動させる。これにより、操作軸の軸受部21が回動し、6角軸9を介して、ロック機構のプランジャディスク33が図7,図8の反時計方向に回動する。これにより、ロック機構の突起34はプランジャディスク33のアンロック部33bに接触することになる。このアンロック部33bの外径は小さいので、突起34は圧縮バネ36の付勢力により上方に移動し、ブレーキシュー39がキャスタ4から離隔する。これにより、ロックが解除され、キャスタは自由に回転することができる。
本実施形態においては、連動桿20をプレス成形により製造し、部品点数を削減できるので、製造コストが低い。また、ベッドを分解して清掃する際にも、プレス成形の連動桿20の清掃は容易である。
本発明は上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。例えば、前後連動桿12を設ける代わりに、ベッドの頭側にも、本発明のキャスタロックステップを設けてもよい。また、ベッド頭側のキャスタには、ロック機構を設けなくても、良い。
1A,1B:台車フレーム
3A,3B,3C,3D:キャスタ軸
4A,4B:キャスタ
20:連動桿
20a:平坦部
20b:湾曲部
20c:係止部
20d:孔
21:操作軸の軸受部
22:ステップ

Claims (3)

  1. ベッドの4隅部に配置されるキャスタの回転を許容するロック解除態様と、前記キャスタの回転を阻止するロック態様とを選択するためのキャスタロックステップにおいて、
    ベッドの長手方向に延びる1対の長手フレームの両端部に配置され、キャスタを水平軸の周りに回転可能に支持する回転支持部材と、この回転支持部材を垂直軸の周りに回転可能に支持する旋回支持部材とを備えたキャスタ軸と、
    少なくともベッド長手方向の一端部側の各キャスタ軸からベッド幅方向の相手方のキャスタ軸に向けて対向するように延出する操作軸と、
    前記操作軸が設けられた各キャスタ軸内に装備され、前記キャスタの回転を阻止することができ、前記操作軸の正逆回転により、前記ロック解除態様と、前記ロック態様とが選択されるロック機構と、
    ベッド長手方向の一方の端部に配置され、ベッド幅方向に延びて、その両端部にて前記操作軸に連結された連動桿と、
    前記連動桿に固定されたステップ部材と、
    を有し、
    前記連動桿は、金属、合金、又はプラスチックの一体成形により形成されており、
    前記ステップ部材に対する操作により、前記連動桿が回動して、1対の前記操作軸を回転させ、前記ロック機構による前記キャスタのロック態様とロック解除態様とを選択することを特徴とするキャスタロックステップ。
  2. 前記長手フレームの内部に配置され、前記連動桿に連結された操作軸と前記ベッド長手方向に対向する前記キャスタ軸の操作軸とを連結する前後連動桿を有し、
    前記ステップ部材に対する操作により、全ての前記キャスタのロック態様とロック解除態様とを選択することを特徴とする請求項1に記載のキャスタロックステップ。
  3. 前記連動桿は、
    前記ステップ部材が固定される平坦部と、
    この平坦部の両端から一方向に湾曲して前記操作軸に向かう湾曲部と、
    この湾曲部の端部をベッド長手方向に平行になるように屈曲させて形成した平坦な係止部と、
    を有し、
    前記操作軸は、
    前記係止部に垂直に固定された内面角筒の筒状の軸受部と、
    前記軸受部内に挿通する断面角状の角軸と、
    を有し、
    前記ロック機構は、
    前記角軸の正逆回動により、前記キャスタのロックとロック解除を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャスタロックステップ。
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