JP2017018223A - 針セット - Google Patents

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亜莉紗 山下
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Abstract

【課題】穿刺後に針を抜き去ることができない場合であっても、金属針の針先をより保護しやすい針セットを提供することを目的とする。【解決手段】内部に中空部を区画する針部材と、前記中空部内を前記針部材に対して前記針部材の軸方向に移動可能な管本体部を備える管部材と、を備え、前記管部材は、前記管本体部が前記中空部内の所定位置にある状態で、前記針部材を係止可能な係止部を備え、前記針部材が該係止部に係止されている状態で、前記針部材の先端部に対して径方向外側の周囲に位置する保護部が設けられていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、針セットに関する。
従来から、輸液、輸血、人工透析など、患者の体内に留置針を挿入及び留置し、流体の吸引や注入を行う技術が普及している。患者の体内に留置針を挿入及び留置する方法としては、留置針としての外針の内部に外針の先端よりも突出するように内針を挿入し、内針と共に患者の血管内に外針を穿刺した後、外針を体内に留置して内針を抜き取る方法が一般的に行われている。
外針から抜き取られた内針の針先による怪我の発生を防止するための針先保護具を備えた針セットが、例えば特許文献1に開示されている。具体的に特許文献1には、管部材としてのカニューレの基端部に連結され内部にカニューレの中空部と連通する空間部が設けられたハウジングを備える外針と、カニューレの先端開口部から先端部を突出させた状態で外針内に挿入可能な針部材としての金属針と金属針の基端部に連結されたハブとを備える内針と、金属針を挿通させる挿通孔を備え、挿通孔に金属針を挿通させた状態でハウジングに取り付けられ、内針を外針から抜いたときに、金属針の先端部を挿通孔内に位置させた状態で、内針とともに外針から取り外される針先保護具と、を備えた針セットが開示されている。
特許文献1に開示の針セットは、内針を外針から抜くときに、内針の先端部に針先保護具を確実に取り付けるようにするため、内針のハブおよび針先保護具の少なくとも一方に、線状部材を巻くための巻取部を備えた回転部材を設けて、内針のハブと針先保護具とを回転部材を介して線状部材で連結し、線状部材が回転部材から繰り出されて伸長したときに、金属針の先端部が針先保護具に収容されているように構成している。
特許第4559284号公報
ところで、特許文献1の針セットでは、金属針の先端部の挿入後にカニューレの先端部が挿入される際に、患者は、金属針とカニューレとの間の段差により痛みを感じる。この痛みを軽減するため、針部材としての金属針を、管部材としてのカニューレの外側に配置する構成とすることが考えられる。
しかし、上述した特許文献1の針先保護具はカニューレの内側に保持されているため、金属針をカニューレの外側に配置するような構造を有する針セットには、特許文献1に開示の針先保護具を適用できないという問題がある。また、金属針をカニューレの外側に配置する針セットの構造では、カニューレの基端部に連結するハウジングが障害となり、金属針をカニューレから抜き去ることができない場合があり、かかる場合でも、医療従事者等が誤って金属針の先端に触れないように、金属針の先端を保護することが求められる。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、針部材が管部材の外側に配置され、穿刺後に針部材を管部材から抜き去ることができない場合であっても、針部材の針先を安全に保護できる針セットを提供することである。
本発明の一態様としての針セットは、内部に中空部を区画する針部材と、前記中空部内を前記針部材に対して前記針部材の軸方向に移動可能な管本体部を備える管部材と、を備え、前記管部材は、前記管本体部が前記中空部内の所定位置にある状態で、前記針部材を係止可能な係止部を備え、前記針部材が該係止部に係止されている状態で、前記針部材の先端部に対して径方向外側の周囲に位置する保護部が設けられたことを特徴とするものである。
この発明によると、針部材が管部材の外側に配置され、穿刺後に針部材を管部材から抜き去ることができない場合であっても、針先を安全に保護できる針セットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る針セットを示す図であり、管部材の先端部が針部材の中空部内に位置する状態を示す図である。 図1に示す針セットであり、管部材の先端部が針部材の先端部から突出した状態を示す図である。 図2のX−X断面図である。 図4(a)は図1のY−Y断面図であり、図4(b)は図1のZ−Z断面図である。 係止部の別の例を示す図である。 図1に示す針セットの変形例としての針セットを示す図である。 本発明の一実施形態に係る針セットを示す正面図である。 図7に示す蓋部が静止部に対して開いた状態と閉じた状態とをそれぞれ示す図である。 図7に示す針セットの変形例としての針セットを示す図である。 本発明の一実施形態としての針セットを示す図であり、図10(a)はロックが設定され保護部が収縮変形している状態を示す図であり、図10(b)はロックが解除され保護部が復元可能となった状態を示す図である。 ロック部として図10に示すロック部とは別の例を用いる針セットを示す縦断面図である。 ロック部の別の例を示す図である。 ロック部の別の例を示す図である。 本発明の一実施形態としての透析用針セットを示す図である。 透析用針セットの使用手順を説明する図である。
以下、本発明に係る針セットの実施形態について、図1〜図15を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
<実施形態1>
図1、図2は、本発明の一実施形態に係る針セット1を示す図である。図3は、図2のX−X断面図である。図4(a)は図1のY−Y断面図であり、図4(b)は図1のZ−Z断面図である。
図1〜図4に示すように、針セット1は、針部材20と、管部材30と、を備える。なお、図1に示す状態の針セット1は、図2に示す状態の針セット1と比較して、管部材30に対する針部材20の位置が異なっている。
針部材20は、針基端部21と、針本体部22と、を備え、内部に、針基端部21から針本体部22まで連通する中空部23を区画している。針基端部21は、略円筒状の形状を有しており、針本体部22の基端側に接続されている。また、図4に示すように、針基端部21の側面には、後述する保護部34が通過可能な、針部材20の軸方向11に延在するスリット26が形成されている。更に、図4に示すように、針基端部21の上面には、中空部23の一端である略円形状の開口27が区画されていると共に、この開口27と隣接する位置に後述する係止部35と嵌合する溝25が形成されている。針本体部22は、針基端部21よりも外径の小さい円筒状の形状を有しており、針本体部22の先端側すなわち針部材20の先端側に生体内に挿入可能な、刃面が形成された鋭利な先端部24を備える。また、針本体部22は、例えば皮膚などの生体表面から体内の脈管まで穿刺できるように、かかる穿刺時に容易に変形しない所定の硬度を有する素材で形成されている。例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金のような金属が挙げられる。
管部材30は、管基端部31と、管本体部32と、針部材20を保護可能な保護部34と、針部材20を係止可能な係止部35と、を備え、内部に、管基端部31から管本体部32まで連通する中空部33を区画している。なお、図3に示すように、管基端部31内にはスリットが形成された弾性弁体50が設けられており、医療用チューブ等の医療機器は、この弾性弁体50を通じて中空部33内に挿入されることにより、管部材30と接続可能である。
管基端部31は、先端側に向かって縮径するテーパー状の外周面を有する筒形状を有しており、管本体部32の基端側に接続されている。管本体部32は、管基端部31よりも外径の小さい略円筒状の形状を有しており、管本体部32の先端側すなわち管部材30の先端側に中空部33の一端である開口36を区画している。また、管本体部32は、針部材20の中空部23内を針部材20の軸方向11に移動可能である。
係止部35は、管本体部31が針部材20の中空部23内の所定位置にある状態で、針部材20を係止可能であり、本実施形態の係止部35は、管基端部31の外周面から径方向外側に向かって突設された凸部である。
保護部34は、針部材20が係止部35に係止されている状態で、針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する。具体的に、本実施形態の保護部34は、管基端部31のテーパー状の外周面から、管本体部32に沿って突設されている。また、本実施形態の保護部34は2つ設けられており、各保護部34は、管基端部31の外周面上のうち中空部33を挟んで対向する2箇所からそれぞれ突設されている。なお、保護部34と管本体部32との間には、針部材20が通過可能な隙間37が区画されている。
管部材30の少なくとも管本体部32は、所定の可撓性を有する素材で形成される。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリオレフィンエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリエーテルナイロン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブタジエン、フッ素樹脂、メタクリル樹脂、及びシリコーン樹脂からなる群より選択される少なくとも一種以上の樹脂が挙げられる。なお、上述した針部材20の針基端部21や、管部材30の管基端部31、保護部34及び係止部35については、これら樹脂材料により形成してもよく、針本体部22の材料として用いることが可能な上述した金属材料により形成してもよい。
次に、針部材20と管部材30との位置関係の変動について説明する。上述したように、管本体部32は、針部材20の中空部23内を針部材20の軸方向11に移動可能である。なお、管本体部32が針部材20に対して移動可能であるのみならず、針部材20を管本体部32に対して移動させることも可能である。つまり、針部材20と管本体部32とは、針部材20の軸方向11において、一方が他方に対して相対的に移動可能な構成となっている。
図1は、管部材30が針部材20の中空部23に挿入され、管部材30の先端部34が針部材20の中空部23内に位置する状態を示している。また図2は、管部材30の先端部34が針部材20の先端部24よりも突出し、係止部35に針部材20が係止された状態を示している。
図1に示す状態から、針部材20及び管部材30の一方を他方に対して軸方向11へ相対移動させ、図2に示す状態へとすることができる。この際、保護部34の一部は針基端部21の側面に形成されているスリット26(図4参照)内を通過する。
次に、管部材30の係止部35による針部材20の係止について説明する。係止部35は、上述したように、管部材30の管基端部31の外面に設けられた凸部である。また、上述したように、針基端部21の上面には、係止部35と嵌合可能な凹部としての溝25が形成されている。そのため、図3に示すように、図2に示す状態では係止部35が溝25に挟み込まれて嵌合し、管部材30が針部材20を係止した状態となる。
この凹凸構造は配置を入れ替えてもよく、例えば、係止部35を凹部にすると共に針基端部21の上面に凸部を備える構成としてもよい。また、係止部35及び針基端部21の上面に、互いに嵌合可能な凹凸構造をそれぞれ備えてもよい。また、凹凸の形状にも特に制限はない。
そして、図2に示すように、針部材20が係止部35に係止されている状態のとき、保護部34は針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する。このようにすることにより、医療従事者等が針部材20の先端部24に触れてしまうことが抑制される。
なお針部材20が係止部35に係止されている際に保護部34が針部材20の先端部24の径方向の周囲に位置可能であれば、係止部35が設置される位置には特に制限はなく、例えば保護部34上や管本体部32上に設けてもよい。また、例えば、図5に示す係止部35のように、管基端部31の下部31Aを、針基端部21の開口27から押し込み、管基端部31の下部31Aの外面と針基端部21の上部21Aの内面とが密着するように、管基端部31の下部31Aと針基端部21の上部21Aとを嵌合させてもよい。かかる場合の係止部35は、管基端部31の下部31Aにより構成される。
更に、本実施形態の保護部34は、針部材20のスリット26を通過する構成であるが、この構成に限られるものではない。例えば図6に示すように、保護部34と管本体部32との間の隙間37を広く確保した構成とすれば、スリット26がない構成とすることができる。但し、本実施形態の保護部34のように、スリット26を通過する構成とすれば、中空部33を挟んで対向する保護部34同士の幅を狭くすることができ、針セット1が大型化することを抑制することができる。更に、針部材20の周方向において、スリット26の位置と、針部材20の先端である針先24aの位置とを合わせることにより、保護部34が先端部24に対して径方向外側の周囲に位置するときに、確実に針先24aを覆うことができる。また更に、保護部34がスリット26内に位置するため、保護部34に対して針部材20が周方向に回動することが防止でき、針先24aが露出することを防ぐことができる。
更に、本実施形態の保護部34は、管基端部31の外周面から延在する棒状の形状を有しているが、この形状に限られるものではなく、例えば、半円筒状や円筒状あるいは多角形筒状の形状としてもよい。
<実施形態2>
別の実施形態として、静止部341と蓋部342とを有する保護部34を備えた針セット2の例を示す。図7は、本発明の一実施形態に係る針セット2を示す正面図である。以下で詳細を説明する。なお、針セット2において、上述した針セット1と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
保護部34は、管基端部31に取り付けられ、管本体部32に対して位置が固定された、すなわち位置が変動しない静止部341と、静止部341に対して移動可能、すなわち位置が変動可能に管基端部31に取り付けられた蓋部342と、を備える。
図8(a)は、蓋部342が静止部341に対して開いた状態を示し、図8(b)は、蓋部342が静止部341に対して開いた状態を示している。
図7、図8に示すように、静止部341は、管基端部31の外面から管本体部32に沿うように突設されている。また、図7、図8に示すように、蓋部342は、管基端部31の外面に対してヒンジ部350を介して取り付けられており、ヒンジ部350を一端として管本体部32の延在方向(図7では針部材20の軸方向と同じ方向)に沿うように延在して静止部341に対して閉じた状態となる位置(図8(b)参照)と、ヒンジ部350を一端として管本体部32の延在方向に対して傾斜又は直交する方向に延在して静止部341に対して開いた状態となる位置(図8(a)参照)と、の間で静止部341に対して移動可能である(図7の付番「12」参照)。また、蓋部342の先端部には、厚みが基端側よりも厚く構成された移動規制部351が設けられている。
蓋部342が静止部341に対して閉じた状態では、針基端部21の上面が蓋部342の移動規制部351に接触するため、針部材20は係止部35により係止される位置まで移動することができない(図7参照)。一方、蓋部342が静止部341に対して開いた状態のときは、針部材20の移動を遮るものはなく、針部材20は係止部35により係止可能な位置まで移動可能である(図8(a)の付番「13」参照)。針部材20が管部材30に対して管基端部31の方向に移動し、針部材20が係止部35に係止可能な位置まで移動すると、係止部35に針部材20が係止される。針部材20が係止部35に係止した状態で、蓋部342を静止部341に対して閉じると、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態となる(図8(b)参照)。
換言すれば、蓋部342が静止部341に対し開いている状態のとき、針部材20は、係止部35により係止可能な位置まで移動可能であって、針部材20が係止位置に移動して蓋部342を静止部341に対して閉じることにより、静止部341及び蓋部342を針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置させることができる。
図9は、図7に示す針セット2の変形例を示す図である。図9に示すように、管部材30は、蓋部342が静止部341に対して閉じている状態のとき、針部材20の先端部24の下側に位置するカバー部343を備えている。カバー部343を備える構成とすれば、針部材20の先端部24に下方から触れてしまうことをも抑制することができる。更に、カバー部343を備える構成とすれば、抜去された針部材20の針先24aから血液や薬液等の液体が滴ることがあっても、このカバー部343により受けることができるため、医療従事者や患者が滴った液体に触れてしまうリスクを軽減することができる。
なお、好ましくは、カバー部343は蓋部342の一端に連続して設けられる。かかる構成とすれば、カバー部343を、上述した移動規制部351としても機能させることができる。また、蓋部342が静止部341に対し閉じている状態のとき、カバー部343が針部材20の先端部24と下側から接触するように構成すれば、カバー部343を、上述した係止部35としても機能させることができる。換言すれば、係止部35及び移動規制部351を、カバー部343により構成することができる。なお、図9では、上述した係止部35、移動規制部351が、カバー部343により構成されている例を示している。
<実施形態3>
次に、別の実施形態としての針セット3の例を示す。上述した実施形態の保護部34は、管部材30に設けられているが、本実施形態の保護部34は、針部材20に設けられている。図10は、本発明の一実施形態に係る針セット3を示す図である。図10(a)は、ロック部材60により保護部34が収縮変形を維持している状態を示す図であり、図10(b)は、ロック部材60によるロックが解除され保護部34が復元可能となった直後の状態を示す図である。なお、針セット3において、上述した針セット1及び針セット2と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
針セット3は、針部材20と、管部材30と、を備える。
針部材20は、保護部34と、ロック部材60が繋げられる連繋部64と、を備える。連繋部64は、針基端部21の側面に取り付けられている。詳細は後述する。
保護部34は、針本体部22の径方向外側の位置で、針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置することができる。具体的に、保護部34は、保護部基端部41と、保護部本体部42と、を備える。保護部基端部41は略円筒状の形状を有しており、保護部本体部42の基端側に接続されている。また、保護部基端部41は、上端が針基端部21の上端と連結されている。保護部本体部42は、内部に、中空部43を形成している。中空部43内には、管部材30及び針部材20の針本体部22が挿入可能である。また、保護部本体部42は、例えば、蛇腹構造などで形成されており、針部材20軸方向に収縮変形可能である。換言すれば、保護部34は、針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する第1の状態と、先端部24が露出する第2の状態との間で針部材20の軸方向に収縮変形可能である。
また、針セット3には、保護部34が収縮した状態と、保護部34が復元した状態と、の切り替えを行うロック部材60が設けられている。具体的に、ロック部材60は、保護部本体部42を収縮変形した状態に維持し、すなわち、ロックを設定し、及び、復元可能な状態にする、すなわち、ロックを解除することが可能である。換言すれば、ロック部材60は、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する第1の状態と、先端部24が露出する第2の状態とを切り替え可能である。
ロック部材60によるロックの設定及び解除は、各種構成により実現することができる。以下に例示説明する。
<実施形態3−1>
引き続き図10(a)、(b)により説明する。ロック部材60は、保護部34の中空部43内に、針部材20の径方向に回動可能なロック本体部61と、ロック本体部61のうち先端部24側の一端に連続して設けられている支持部62と、ロック本体部61を針部材20の連繋部64に軸止する軸止部63と、を備える。
ロック本体部61は、例えば直方体や円柱体のような、針部材20の軸方向を長手方向とする縦長状の形状を有し、軸止部63を中心軸として回動することができる。具体的には、ロック本体部61のうち針基端部21側の他端が径方向外側に移動するように回動すると、先端部24側の一端は径方向内側に移動する。逆に、ロック本体部61の針基端部21側の他端が径方向内側に移動するように回動すると、先端部24側の一端は径方向外側に移動する。また、ロック本体部61の針基端部21側の他端が保護部基端部41の上端よりも外側に位置する。
支持部62は、保護部本体部42が収縮変形した状態において、保護部34の中空部43の外側に位置する。また、支持部62は、ロック本体部61の一端から径方向外向きに取り付けられている。支持部62の上面と保護部本体部42の先端部とが接触することにより、保護部本体部42を収縮変形した状態に維持する、すなわちロック設定が可能である。一方、支持部62の上面と保護部本体部42の先端部との接触を外すことにより、保護部本体部42を復元可能な状態にする、すなわちロック解除が可能である。
軸止部63は、上述のように、針部材20の連繋部64と接続され、ロック本体部61は、針部材20の径方向に回動可能となる。
管部材30は、管基端部31の側面に、ロック部材60によるロックを解除するロック解除部65を備える。ロック解除部65は、管部材30の径方向外側に向かって突出する凸形状を有する。
次に、ロック部材60によるロックの解除について説明する。図10(a)に示す状態から、針部材20及び管部材30の一方を他方に対して針部材20及び管部材30の軸方向14へ相対移動させる。針部材20が管部材30に対して所定の位置まで移動すると、ロック解除部65が保護部基端部41の上端から突き出したロック本体部61の針基端部21側の他端に接触する。かかる接触後、更に相対移動を続けると、図10(b)に示すように、ロック本体部61の内側面が針部材20の径方向外向きに押圧され、ロック本体部61は軸止部63を中心軸として針基端部21側の他端が径方向外側に移動するように回動する(図10(b)の付番「15」参照)。この回動により、上述のように、ロック本体部61の先端部24側の一端が径方向内側に移動する(図10(b)の付番「16」参照)。支持部62が保護部本体部42の径方向の所定の位置よりも内側に入ると、支持部62の上面と保護部本体部42の先端部との接触が外れる。かかる方法により、ロック部材60のロックが解除される。ロック解除により、保護部本体部42が復元し、針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態となる。換言すれば、ロック部材60は、管部材30が針部材20に対して相対的に移動することにより、先端部24が露出する第2の状態から、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する第1の状態に切り替え可能である。
図10(a)(b)では図示しないが、針セット3においても、上述した実施形態に係る針セット1及び2と同様に、管部材30が係止部を備える。上述のロック解除は、針部材20を係止する前に行ってもよく、また針部材20を係止すると同時にまたは係止した後に行ってもよい。針部材20が係止部に係止されている状態で、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態となる。なお、ロック解除部65が凸形状であることを利用し、ロック解除部65を係止部として機能させることも可能である。
<実施形態3−2A>
次に、別のロック部材60を備えた針セット3の例を示す。図11はロック部材60として図10に示すロック部材60とは別の例を用いる針セット3を示す縦断面図である。図11(a)はロックが設定されている状態、図11(b)はロックが解除され保護部本体部42が復元を開始した状態、図11(c)は保護部本体部42の先端部すなわち保護部34の先端部が皮膚等の生体表面202に達した直後の状態、図11(d)は針部材20が生体から抜去され、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態、をそれぞれ示す。なお、上述した実施形態3−1に係る針セット3と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
ロック部材60は、針基端部21の側面に接続可能な接続部66を更に備える。接続部66は、ロック本体部61の針基端部21側の他端に連続して、径方向内向きに取り付けられている。本実施形態のロック部材60の構成は、接続部66を備える点で、上述した実施形態3−1と異なる。
針部材20は、針基端部21の側面に、接続部66を接続可能な貫通孔28を形成している。貫通孔28は、接続部66が入り込むことが可能な大きさを有する。本実施形態の針部材20は、貫通孔28を備える点で、上述した実施形態3−1と異なる。
管部材30は、管本体部32の径方向外側に突出し、ロック部材60によるロックを解除するロック解除部65を備える。ロック解除部65のうち径方向外側の両側面は、管基端部31側が管本体部32側よりも径方向外側に突出するテーパー状の形状を有しており、管本体部32の所定の位置に係止されている。また、ロック解除部65は、針基端部21の中空部23内で針部材20の軸方向における貫通孔28が形成された位置において、針基端部21に接続された状態の接続部66と接触できる径方向長さを有する。このように、本実施形態のロック解除部65は、上述した実施形態3−1で示した構成と異なる。
接続部66の先端面は、ロック解除部65のテーパー状の側面と係合可能である。
次に、ロック部材60によるロックの解除について説明する。図11(a)はロックが設定された状態を示す。具体的には、接続部66が貫通孔28に入り込みロック部材60全体が静止している。この状態で支持部62の上面と保護部本体部42の先端部とが接触し、保護部34は収縮変形を維持している。また、針部材20が皮膚等の生体表面202から体内の脈管203まで穿刺されている。次に、管部材30を針部材20に対して相対移動させ、管部材30を脈管203内に挿入する。かかる相対移動に伴い、ロック解除部65が針基端部21の中空部23内を先端部24の方向に移動する。ロック解除部65は、接続部66の先端面の位置まで移動すると、接続部66の先端面と接触する。ロック解除部65のテーパー状の側面と接続部66の先端面とが互いに係合し、更に相対移動を続けると、図11(b)に示すように、接続部66の先端面が径方向外向きに押圧され、ロック本体部61は軸止部63を中心軸として針基端部21側の他端が径方向外側に移動するように回動する。この回動により、ロック本体部61の先端部24側の一端が径方向内側に移動する。支持部62が保護部本体部42の径方向の所定の位置よりも内側に入り、支持部62の上面と保護部本体部42の先端部との接触が外れる。かかる方法により、ロック部材60のロックが解除される。ロックが解除されると、保護部本体部42が復元を開始する。次に、図11(c)に示すように、保護部本体部42が復元し先端部が生体表面202に達する。この後、図11(d)に示すように、管部材30を脈管203内に留置したまま針部材20を脈管203から抜去する。針部材20に追従して保護部34が持ち上げられ、保護部本体部42は完全に復元し、針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態となる。以上を換言すれば、ロック部材60は、管部材30が針部材20に対して相対的に移動することにより、先端部24が露出する第2の状態から、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する第1の状態に切り替え可能である。
なお、ロック解除部65は管本体部32に係止されているが、針部材20を抜去する際ロック解除部65の下面が針基端部21の内面により抜去方向に押圧されるため、ロック解除部65が管本体部32の周囲に係止される力(例えば摩擦力)よりも強い力で針部材20を抜き去ることにより、ロック解除部65の係止を解除して針部材20を管部材30に対して相対的に持ち上げることができる。
図11には図示しないが、管部材30は図11(d)の状態で針部材20を係止する係止部を備えており、針部材20が係止部に係止されている状態で、保護部24が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態となる。なお、ロック解除部65を係止部として機能させることも可能である。
<実施形態3−2B>
次に、更に別のロック部材60を備えた針セット3の例を示す。図12はロック部材60の別の例を示す図であり、ロック部材60とロック解除部65との関係を示す図である。なお、実施形態3−2Bの針セット3において、上述した実施形態3−2Aの針セット3と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
ロック部材60は、保護部34の中空部43内に、針部材20の軸方向に垂直な平面内で回動可能なロック本体部61と、ロック本体部61のうち先端部24(図11参照)側の一端に連続して設けられている支持部62と、針基端部21の側面に接続する接続部66と、を備える。
連繋部64は、ロック部材60を針部材20の軸方向に垂直な平面内に回動可能に軸止する。本実施形態の連繋部64としては、例えば、円環状のものとすることができる。また、貫通孔28は針基端部21の周方向に延在する周方向長孔で形成されている。
ロック解除部65が、例えば時計回りに回動し(図12の付番「17」)、ロック解除部65の両端部が接続部66の先端部に接触する。接続部66の側面が周方向に押圧され、ロック部材60は、ロック本体部61を中心軸として針部材20の軸方向に垂直な平面内を回動する。なお、上述のように、貫通孔28が針基端部21の周方向に延在しているため、接続部66が針部材20の内面と物理的に干渉することなく、ロック本体部61は回動できる(図12の付番「66A」参照)。この回動に伴い、保護部本体部42の先端部を支持する支持部62が、保護部本体部42の径方向の所定の位置よりも内側に入り、支持部62の上面と保護部本体部42の先端部との接触が外れる(図12の付番「62A」参照)。以上のようにしてロックが解除される。ロック解除により、保護部本体部42が復元し、針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態となる。以上を換言すれば、ロック部材60は、管部材30が針部材20に対して相対的に移動することにより、先端部24が露出する第2の状態から、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する第1の状態に切り替え可能である。
<実施形態3−3>
次に、更に別のロック部材60を備えた針セット3の例を示す。図13は、ロック部材60の別の例を示す図である。実施形態3−1、3−2A及びBに係る針セット3と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
ロック部材60は保護部34の外側に設けられている。
ロック部材60は、針部材20の径方向に回動可能なロック本体部61と、ロック本体部61のうち先端部24側の一端に連続して設けられている支持部62と、ロック本体部61を針部材20の連繋部64に軸止する軸止部63と、を備える。
ロック本体部61は、保護部34の外側に位置する。
支持部62は、ロック本体部61の一端から径方向内向きに取り付けられている。保護部本体部42が収縮変形した状態において、支持部62の上面と保護部本体部42の先端部とが接触し、保護部本体部42を収縮変形した状態に維持するロック設定が可能である。
ロック本体部61のうち針基端部21側の他端には、使用者が把持可能な把持部61aが設けられている。把持部61aは、容易に把持できるよう、先端が径方向外側に向かうように拡がった形状を有している。把持部61aを把持して径方向内向きに押圧すると(図12付番「18」参照)、ロック本体部61は軸止部63を中心軸として回動する。所定量以上回動すると、ロック本体部61のうち先端部24側の一端が径方向の所定の位置よりも外側に位置し、支持部62の上面と保護部本体部42の先端部との接触が外れる。以上のようにしてロックを解除し、保護部本体部42を復元させて、保護部34が針部材20の先端部24に対して径方向外側の周囲に位置する状態となるようにする。
なお、本実施形態のようにロック部材60のロック本体部61が保護部34の外側にある場合、必ずしも保護部基端部41の上端が針基端部21の上端と連結されている必要はなく、例えば、連繋部64等の針部材20の別の位置に保護部基端部41が固定される構成としてもよい。
<実施形態4>
次に、別の実施形態として透析で使用可能な透析用針セットの例を示す。図14は本発明の一実施形態として透析用針セット100を示す図である。透析用針セット100は、針部材としての外針120と、管部材としてのカテーテル130と、を備える。
外針120は、逆止弁(不図示)が内装された針基端部としてのハブ121と、針本体部としての針胴部122とを備え、ハブ121内部と針胴部122内部とに亘って連通する中空部123が区画されている。ハブ121の側面には、スリット126が形成されている。また、ハブ121の上面には、後述する突起部135と嵌合可能な凹部としての溝部125が形成されている。針胴部122は、針胴部122の先端側すなわち外針120の先端側に、皮膚から体内の血管まで穿刺できる鋭利な先端部124を備える。
カテーテル130は、管基端部としてのカテーテルハブ131と、管本体部としてのカテーテル本体部132と、保護部134と、係止部としての突起部135と、を備え、カテーテルハブ131からカテーテル本体部132まで連通する中空部133を区画している。突起部135が溝部125に挟みこまれて嵌合し、カテーテル130が外針120を係止した状態となる。
好ましくは、カテーテル130には、内側または外側の表面に、外針120との相対的な位置を示す位置表示部材としての目盛136が設けられている。この目盛136は、カテーテルの表面を着色する方法で設けてもよく、カテーテルの表面に刻みを入れる方法で設けてもよい。目盛の位置は患者毎に異なっていてもよい。
カテーテル130は、目盛136が所定の基準面に到達するように中空部123に挿入される。例えば、ハブ121の先端面を所定の基準面としてもよい。
次にカテーテル130を血管に導入する方法を説明する。図15は、透析用針セット100の使用手順を説明する図である。図15(a)は穿刺直後の状態、図15(b)は外針120を穿刺部位から引き抜いているときの状態、図15(c)はカテーテル130が針部材120を係止した状態をそれぞれ示す。腕200などの穿刺部位に対して、カテーテル130の先端部134を中空部123内に収容した状態の外針120を穿刺する(図15(a)参照)。外針120は所定の角度で穿刺される。外針120の先端部124が血管201に到達すると、少量の血液が逆流する逆血(不図示)と呼ばれる現象が起きる。例えばハブ121にて逆血を確認することにより、外針120が血管に到達したことを確認できる。
次に外針120を引き抜く。具体的には、カテーテル130が移動しないように例えばカテーテルハブ131を抑えながら、外針120を方向13に引き上げる。この際、保護部134の一部はハブ121の側面に形成されているスリット126(図14参照)内を通過する。そして、カテーテル130の突起部135を外針120の溝部125に挟み込んで嵌合し、カテーテル130が外針120を係止した状態にする(図15(c)参照)。このようにして、保護部134は外針120の先端部124に対して径方向外側の周囲に位置する状態となる。このようにすることにより、医療従事者等が外針120の先端部124に触れてしまうことが抑制される。
上述した実施形態1、2、3及び4は一例であり、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱しない範囲での変更が可能である。
本発明は、針セットに関するものである。
1、2:針セット
11、12、13、14、15、16、17、18:矢印
20:針部材
21:針基端部
21A:針基端部の上部
22:針本体部
23:中空部
24:先端部
24a:針先
25:溝
26:スリット
27:開口
28:貫通孔
30:管部材
31:管基端部
31A:管基端部の下部
32:管本体部
33:中空部
34:保護部
35:係止部
36:開口
37:隙間
41:保護部基端部
42:保護部本体部
43:中空部
50:弾性弁体
60:ロック部材
61:ロック本体部
61a:把持部
62、62A:支持部
63:軸止部
64:連繋部
65:ロック解除部
66、66A:接続部
100:透析用針セット
120:外針(針部材)
121:ハブ
122:針胴部
123:中空部
124:先端部
124a:針先
125:溝部
130:カテーテル(管部材)
131:カテーテルハブ
132:カテーテル本体部
133:中空部
134:保護部
135:突起部(係止部)
136:目盛
200:腕
201:血管
202:生体表面
203:脈管
341:静止部
342:蓋部
343:カバー部
350:ヒンジ部
351:移動規制部

Claims (10)

  1. 内部に中空部を区画する針部材と、
    前記中空部内を前記針部材の軸方向に移動可能な管本体部を備える管部材と、を備え、
    前記管部材は、
    前記管本体部が前記中空部内の所定位置にある状態で、前記針部材を係止可能な係止部を備え、
    前記針部材が該係止部に係止されている状態で、前記針部材の先端部に対して径方向外側の周囲に位置する保護部が設けられていることを特徴とする針セット。
  2. 前記保護部は、前記管部材に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の針セット。
  3. 前記保護部と前記管本体部との間に前記針部材が通過可能な隙間を区画し、
    前記針部材は、該隙間を通過して前記係止部に係止可能な位置に移動することを特徴とする請求項2記載の針セット。
  4. 前記保護部は、
    前記管本体部に対して位置が固定された静止部と、
    前記静止部に対して移動可能に取り付けられた蓋部と、
    を備え、
    該蓋部が前記静止部に対し開いている状態のとき、前記針部材は、前記係止部により係止可能な位置まで移動可能であって、
    前記針部材が該位置に移動して前記蓋部を前記静止部に対して閉じることにより、前記静止部及び前記蓋部が前記針部材の先端部の径方向の周囲に位置することを特徴とする請求項2または3に記載の針セット。
  5. 前記管部材は、前記蓋部が前記静止部に対して閉じている状態で、前記針部材の先端部の下側に位置するカバー部を備えることを特徴とする請求項4に記載の針セット。
  6. 前記カバー部は、前記蓋部の一端に連続して設けられていることを特徴とする請求項5に記載の針セット。
  7. 前記保護部は、前記針部材に設けられており、
    前記保護部は、前記針部材の先端部に対して径方向外側の周囲に位置する第1の状態と、前記先端部が露出する第2の状態との間で前記針部材の軸方向に収縮変形可能であって、
    前記第2の状態と前記第1の状態とを切り替え可能なロック部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の針セット。
  8. 前記ロック部材は、
    前記管部材が前記針部材に対して相対的に移動することにより、前記第2の状態から前記第1の状態に切り替え可能であることを特徴とする請求項7記載の針セット。
  9. 前記係止部及び前記針部材の一方は凸部を備え、他方は凹部を備え、
    前記凸部と前記凹部とを嵌合することにより、前記針部材を前記所定位置に係止可能であることを特徴とする請求項1〜8いずれか一項に記載の針セット。
  10. 前記管部材の内側または外側の表面に、前記針部材との相対的な位置を示す位置表示部材を設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の針セット。
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