JP2017017960A - Iabp駆動装置及びiabp駆動装置におけるバッテリ制御方法 - Google Patents

Iabp駆動装置及びiabp駆動装置におけるバッテリ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 バッテリの切り替え時に電力供給が中断する問題を確実に防止し得るIABP駆動装置。【解決手段】バルーンが接続されたバルーンカテーテルを取り付け、前記バルーンを膨張及び収縮させるIABP駆動装置であって、電力を供給する第1バッテリ及び第2バッテリと、前記第1バッテリ及び前記第2バッテリから電力の供給を受けて駆動される被電力供給部と、前記第1バッテリの電圧であるバッテリ電圧と、前記第1バッテリの電圧降下速度とを検出するバッテリ検出部と、前記第1バッテリ及び前記第2バッテリと前記被電力供給部との接続を制御するバッテリ制御部と、を有し、前記バッテリ制御部は、前記バッテリ検出部で検出された前記バッテリ電圧と前記電圧降下速度とが所定の条件を満たす場合に、前記被電力供給部への電力供給元を前記第1バッテリから前記第2バッテリに変更する切替制御を行うことを特徴とするIABP駆動装置。【選択図】図1

Description

本発明は、IABP(大動脈内バルーンポンピング)法においてバルーンカテーテルのバルーンを駆動するために用いられるIABP駆動装置及びIABP駆動装置におけるバッテリ制御方法に関する。
IABP駆動装置は、交流電源に接続し、外部から継続的に電力を供給しながら使用するのが、一般的な使用態様である。しかし、IABP駆動装置には、交流電源に接続できない状態であっても、一定時間バルーンを継続的に駆動できるように、バッテリを搭載しているものがある。このようなIABP駆動装置は、例えば患者を手術室から病室へ搬送する間もバッテリからの電力を用いてバルーンを継続的に駆動し、患者にIABP法を連続的に適用し続けることができる。
また、バッテリを搭載するIABP駆動装置として、複数のバッテリを搭載し、搭載した複数のバッテリを切り替えて使用するものが提案されている(特許文献1参照)。このようなIABP駆動装置は、複数のバッテリを切り替えて使用することにより、バッテリの容量を確保することを目的としている。
特開平9−266636号公報
しかしながら、複数のバッテリを切り替えて使用する従来のIABP駆動装置では、バッテリを切り替えるタイミングを適切に検出することが難しいという問題がある。例えば、バッテリの電圧から切替のタイミングを検出する方法では、メモリ効果などの影響により想定を超えてバッテリの電圧が急速に低下した際にバッテリの切り替えが間に合わず、装置への電力の供給が中断してしまうおそれがあった。また、切替時における電力供給の中断を防ぐためには、バッテリの切替タイミングを早くする必要があるが、そのような場合、小型のバッテリでは、要求される容量を確保することが難しいという問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑み、バッテリの切り替え時に電力供給が中断する問題を確実に防止し、複数のバッテリを効率的に切り替えて使用するIABP駆動装置及びIABP駆動装置におけるバッテリ制御方法に関する。
上記課題を解決するために、本発明に係るIABP駆動装置は、
バルーンが接続されたバルーンカテーテルを取り付け、前記バルーンを膨張及び収縮させるIABP駆動装置であって、
電力を供給する第1バッテリ及び第2バッテリと、
前記第1バッテリ及び前記第2バッテリから電力の供給を受けて駆動される被電力供給部と、
前記第1バッテリの電圧であるバッテリ電圧と、前記第1バッテリの電圧降下速度とを検出するバッテリ検出部と、
前記第1バッテリ及び前記第2バッテリと前記被電力供給部との接続を制御するバッテリ制御部と、を有し、
前記バッテリ制御部は、前記バッテリ検出部で検出された前記バッテリ電圧と前記電圧降下速度とが所定の条件を満たす場合に、前記被電力供給部への電力供給元を前記第1バッテリから前記第2バッテリに変更する切替制御を行うことを特徴とする。
本発明に係るIABP駆動装置は、バッテリ電圧だけでなく電圧降下速度を検出してバッテリの切替制御を行うため、メモリ効果の影響によるバッテリ電圧の急激な低下を迅速に検出してバッテリの切替を行うことができる。これにより、本発明に係るIABP駆動装置は、バッテリの切り替え時に電力供給が中断する問題を確実に防止することができる。また、電圧降下速度の検出結果に基づきバッテリの切替を遅らせることも可能であり、バッテリの効率的な使用を行うことができる。
また、例えば、前記バッテリ制御部は、前記電圧降下速度が所定の第1速度より遅い場合、前記バッテリ電圧が所定の第1終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行ってもよく、
前記バッテリ制御部は、前記電圧降下速度が前記第1速度以上である場合、前記バッテリ電圧が前記第1終止電圧より高い第2終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行ってもよい。
電圧降下速度が遅い場合は終止電圧を下げ、電圧降下速度が速い場合は終止電圧を上げることにより、バッテリの切替に要する時間を適切に確保し、バッテリ電圧の急激な低下によってバッテリの切替が間に合わなくなる問題を確実に防止できる。
また、例えば、前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が所定の第1検出電圧以上であって前記電圧降下速度が所定の第1速度より遅い場合、又は前記バッテリ電圧が前記第1検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が前記第1速度より速い第2速度より遅い場合は、前記バッテリ電圧が所定の第1終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行ってもよく、
前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が前記第1検出電圧以上であって前記電圧降下速度が前記第1速度以上である場合、又は前記バッテリ電圧が前記第1検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が前記第2速度以上である場合は、前記バッテリ電圧が前記第1終止電圧より高い第2終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行ってもよい。
バッテリの放電曲線は、放電終了が近づくと電圧降下速度が大きくなるカーブを描くのが通常である。したがって、バッテリの一般的な放電曲線に適合するように、バッテリ電圧が第1検出電圧より低い領域においては、終止電圧を上下させる電圧降下速度に関する閾値を、バッテリ電圧が第1検出電圧より高い領域での閾値より速くすることができる。このようなIABP駆動装置は、メモリ効果等の影響により、第1バッテリの放電時に、通常時に比べて急激なバッテリ電圧の降下が生じた場合、これを精度良く検出することが可能である。
また、例えば、前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が所定の第2検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が所定の第1速度より遅い場合、又は前記バッテリ電圧が前記第2検出電圧以上であって前記電圧降下速度が前記第1速度より速い第3速度より遅い場合は、前記バッテリ電圧が所定の第1終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行ってもよく、
前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が前記第2検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が前記第1速度以上である場合、又は前記バッテリ電圧が前記第2検出電圧以上であって前記電圧降下速度が前記第3速度以上である場合は、前記バッテリ電圧が前記第1終止電圧より高い第2終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行ってもよい。
バッテリの放電曲線は、100%充電状態から放電開始後しばらくの間は電圧降下速度が大きく、その後電圧降下速度が緩やかなプラトーを有する曲線を描くのが通常である。したがって、バッテリの一般的な放電曲線に適合するように、バッテリ電圧が第2検出電圧より高く、バッテリが100%充電状態に近い領域では、終止電圧を上下させる電圧降下速度の閾値を、バッテリ電圧が低い領域での閾値より速くすることにより、メモリ効果等の影響により、通常時に比べて急激なバッテリ電圧の降下が生じた場合、これを精度良く検出することが可能である。
また、例えば、前記第1バッテリは、少なくとも前記第2バッテリが前記被電力供給部へ電力を供給している状態において活線挿抜が可能であってもよく、
前記バッテリ制御部は、前記被電力供給部と前記第1バッテリとの接続開始前に、前記バッテリ電圧が所定の放電開始電圧より低い場合は、前記被電力供給部への電力供給元を前記第2バッテリとしてもよい。
第1バッテリを活線挿抜できるIABP駆動装置は、第1バッテリを複数用意することにより、長時間のバッテリ駆動が可能となる。また、バッテリ電圧が放電開始電圧より低い第1バッテリを使用しないことにより、電力供給直後にバッテリ電圧が低下して切替制御が間に合わず、被電力供給部に対して正常に電力が供給されなくなる問題を防止できる。
また、例えば、前記バッテリ検出部は、前記第1バッテリの温度であるバッテリ温度を検出してもよく、
前記バッテリ制御部は、前記バッテリ検出部で検出された前記バッテリ電圧と前記電圧降下速度と前記バッテリ温度とが所定の条件を満たす場合に、前記切替制御を行ってもよい。
バッテリの放電曲線は、温度環境によって変化するため、バッテリ温度を用いて切替制御を行うバッテリ制御部は、メモリ効果等による急激な電圧降下と通常の電圧降下とを適切に識別し、効率的な切替制御を行うことができる。
また、本発明に係るIABP駆動装置におけるバッテリ制御方法は、第1バッテリ及び第2バッテリから電力の供給を受けて駆動される被電力供給部を有し、取り付けられたバルーンカテーテルのバルーンを、前記被電力供給部の駆動により膨張及び収縮させるIABP駆動装置におけるバッテリ制御方法であって、
前記第1バッテリの電圧であるバッテリ電圧を検出するステップと、
前記第1バッテリの電圧降下速度を検出するステップと、
前記被電力供給部への電力供給元を前記第1バッテリから前記第2バッテリに変更する切替制御に関する終止電圧を、前記バッテリ電圧及び前記電圧降下速度を用いて算出するステップと、
前記バッテリ電圧が前記終止電圧以下であるか否かを判定するステップと、
前記バッテリ電圧が前記終止電圧以下である場合に前記切替制御を行うステップと、を有する。
本発明に係るIABP駆動装置におけるバッテリ制御方法によれば、メモリ効果等の影響により、通常時に比べて急激なバッテリ電圧の降下が生じた場合、これを迅速に検出し、バッテリの切り替え条件を適切に変更できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るIABP駆動装置の概略構成図である。 図2は、図1に示すIABP駆動装置の外観図である。 図3は、図1に示すIABP駆動装置でのバッテリ駆動開始に関する一連の処理を表すフローチャートである。 図4は、図1に示すIABP駆動装置における切替制御に関する一連の処理を表すフローチャートである。 図5は、図1に示すIABP駆動装置における終止電圧の決定に関する一連の処理を表すフローチャートである。 図6は、バッテリが示す放電曲線の一例である。
以下、本発明に係るIABP駆動装置を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るIABP駆動装置10の概略構成図である。IABP駆動装置10は、バルーン82が接続されたIABP用バルーンカテーテル80を取り付けて、バルーン82を膨張及び収縮させるために用いられる駆動装置である。バルーンカテーテル80は、IABP駆動装置10のカテーテル接続部(不図示)に取り付けて使用される。バルーンカテーテル80の先端に接続されたバルーン82は、下行大動脈内に留置されて使用される。IABP駆動装置10は、心臓の拍動に合わせてバルーン82を膨張及び収縮させることにより、心臓の血液循環機能を補助することができる。
IABP駆動装置10は、電力供給元として電力を供給する第1バッテリ12及び第2バッテリ14と、電力供給元からの電力の供給を受けて駆動される被電力供給部30と、第1バッテリ12等の電圧であるバッテリ電圧50を検出するバッテリ検出部26と、電力供給元と被電力供給部30との接続を制御するバッテリ制御部20とを有する。IABP駆動装置10は、第1バッテリ12及び第2バッテリ14から電力の供給を受けるだけでなく、AC電源接続部16を介して交流電源に接続され、交流電源から電力の供給を受けることも可能である。
被電力供給部30には、バルーン82を膨張・収縮するための圧力発生手段32や、バルーン82の駆動タイミングを制御するタイミング制御部34や、バルーン82の内圧等の駆動状態を表示する表示部36や、圧力発生手段32のポンプ等を冷却するファンなどで構成される冷却部38等が含まれる。
圧力発生手段32は、圧力を発生させるためのポンプのほかに、バルーン82を膨張させるヘリウム等のガスを貯蔵するガスタンクや、圧力を伝達する圧力伝達隔壁装置(アイソレータ)等を有している。また、タイミング制御部34はマイクロプロセッサ等の演算手段で構成され、表示部36は図2に示すような液晶表示装置等で構成される。なお、被電力供給部30に含まれる圧力発生手段32等については、任意の公知技術を採用すればよく、その詳細な説明については省略する。
第1バッテリ12と第2バッテリ14とは、いずれも被電力供給部30に電力を供給することが可能である。第1バッテリ12及び第2バッテリ14と被電力供給部30との接続は、バッテリ制御部20によって制御される。また、第1バッテリ12及び第2バッテリ14は、IABP駆動装置10を交流電源に接続することにより、筐体に取り付けられた状態で充電することができる。ただし、第1バッテリ12に関しては、他のIABP駆動装置10や、IABP駆動装置10とは別途用意された充電器等を用いて充電することも可能である。
バッテリ制御部20は、第1バッテリ12と第2バッテリ14のうち、第1バッテリ12を優先して被電力供給部30に接続し、第1バッテリ12を先に放電させる。また、バッテリ制御部20は、IABP駆動装置10がAC電源に接続されている際、第1バッテリ12と第2バッテリ14のうち、第2バッテリ14を優先して充電する。すなわち、IABP駆動装置10のバッテリ制御部20は、第2バッテリ14をなるべく放電させないように、あるいは第2バッテリ14を100%充電された状態になるべく近づけるように制御する。なお、バッテリ制御部20による制御については、後ほど具体例を挙げて詳述する。
第1バッテリ12と第2バッテリ14は、繰り返し充放電が可能な二次電池であり、ニッケル水素(NiMH)蓄電池、リチウムイオン(Li・ION)蓄電池、ニッカド(NiCd)蓄電池等を採用可能であるが、二次電池の種類は特に限定されない。第1バッテリ12と第2バッテリ14は、IABP駆動装置10の筐体内部に収納されている。図2に示すように、第1バッテリ12は筐体に対して着脱自在であるのに対して、第2バッテリ14は、常時IABP駆動装置10の筐体内部に固定された状態で使用される。
第1バッテリ12は、IABP駆動装置10の電源が投入されており、かつ、第2バッテリ14が図1に示す被電力供給部30に電力を供給し、被電力供給部30の圧力発生手段32がバルーン82の膨張・収縮を行っている状態において、活線挿抜可能であることが好ましい。このような活線挿抜が可能な第1バッテリ12を有するIABP駆動装置10は、第1バッテリ12を複数用意することにより、AC電源がない環境においても、長時間の駆動が可能となる。さらには、第1バッテリ12を複数用意することにより、バッテリの劣化を抑制することが可能となる。
第1バッテリ12は、第1バッテリ12の使用履歴を記憶する記憶部12aを有する。記憶部12aは、例えば半導体メモリなどの不揮発性メモリ等で構成されるが、特に限定されない。記憶部12aは、第1バッテリ12の充電日時、充電時間、充電機器のシリアルナンバー、放電日時、放電を行ったIABP駆動装置10のシリアルナンバー、放電終了時の電圧等を記憶する。
バッテリ検出部26は、第1バッテリ12の電圧(起電力)であるバッテリ電圧と、第1バッテリ12の電圧降下速度と、第1バッテリ12の温度とを検出する。第1バッテリ12の電圧降下速度は、単位時間当たりの電圧降下(V/秒)とすることができるが、電圧降下速度の算出方法はこれに限定されず、第1バッテリ12が放電した電気量当たりの電圧降下を、電圧降下速度としてもよい。
図6は、バッテリ検出部26が検出するバッテリ電圧50を模式的に表したものである。図6では、20℃における第1バッテリ12の放電曲線60を実線で表示し、0℃における第1バッテリ12の放電曲線62を破線で表示している。第1バッテリ12の電圧であるバッテリ電圧は、被電力供給部30に接続され、被電力供給部30に電力を供給することにより、放電曲線60、62に示すように、放電時間の経過とともに降下する。
また、バッテリ検出部26は、例えば放電曲線60、62の傾きを算出したり、所定時間経過前後におけるバッテリ電圧の差分を経過時間で割ったりすることにより、第1バッテリ12の電圧降下速度を検出する。放電曲線60、62に示すように、第1バッテリ12が電力を供給する被電力供給部30の消費電力はほぼ一定であっても、電圧降下速度は放電の進行とともに変化する。なお、図6に示す放電曲線60、62は、メモリ効果等を生じていない第1バッテリ12が、100%充電状態から終止電圧52まで放電を行った場合における理想的な放電曲線である。
さらに、バッテリ検出部26は、第1バッテリ12の表面又は周辺等に取り付けられたサーミスタ等の出力信号により、第1バッテリ12の温度であるバッテリ温度を検出する。放電曲線60、62の違いから理解できるように、第1バッテリ12の理想的な放電曲線は温度によって変化する。そのため、後述するバッテリ制御部20は、バッテリ温度を検出することにより、実際に検出されたバッテリ電圧50及び電圧降下速度が、理想的な値に対してどの程度乖離しているのかを、適切に認識することができる。
図1に示すバッテリ制御部20は、被電力供給部30への電力供給元を決定し、被電力供給部30と電力供給元との接続を制御する。バッテリ制御部20は、演算部20aと回路部20bとを有している。回路部20bは、被電力供給部30と電力供給元との間に配置されたスイッチ回路で構成されており、AC電源接続部16を介して接続される交流電源と、第1バッテリ12と、第2バッテリ14からなる3つの電力供給元のうちいずれかを、被電力供給部30に接続する。
演算部20aは、マイクロプロセッサとメモリ等で構成され、回路部20bの動作を制御する。また、演算部20aは、バッテリ検出部26で検出されたバッテリ電圧50、電圧降下速度及びバッテリ温度を用いて、これらの値を理想的な放電曲線60から予想される値と比較することにより、回路部20bがどの電力供給元を被電力供給部30に接続するかを決定する。
IABP駆動装置10を内蔵バッテリで駆動する場合、バッテリ制御部20は、第1バッテリ12と第2バッテリ14のうち、第1バッテリ12を優先して被電力供給部30に接続し、第1バッテリ12を先に放電させる。第1バッテリ12が放電を行っている際、バッテリ制御部20は、バッテリ検出部26からデータを受け取ることにより、放電中の第1バッテリ12の状態を認識する。さらに、バッテリ検出部26で検出されたバッテリ電圧50と電圧降下速度等とが所定の条件を満たす場合に、バッテリ制御部20は、被電力供給部30への電力供給元を第1バッテリ12から第2バッテリ14に変更する切替制御を行う。
バッテリ制御部20が切替制御を行う条件は、特に限定されないが、例えば、第1バッテリ12のバッテリ電圧50が所定の終止電圧52(図6参照)以下となった場合に、切替制御を行うことができる。さらに、バッテリ制御部20は、切替制御を行う終止電圧52を、第1バッテリ12の電圧降下速度に基づき変更することができる。また、さらに、バッテリ制御部20は、切替制御を行う終止電圧52を、第1バッテリ12の電圧降下速度及びその電圧降下速度が検出されたバッテリ電圧50とを組み合わせた条件に基づき、変更することができる。
以下、図3から図5を用いて、図1に示すIABP駆動装置10におけるバッテリ制御方法を、具体例を挙げて説明する。ただし、本発明は具体例に示される内容に限定されるものではない。
図1に示すIABP駆動装置10がバッテリによる運転を開始する際、バッテリ制御部20は、第1バッテリ12と第2バッテリ14のうちどちらを被電力供給部30への電力供給元とするかを決定する。図3は、バッテリ制御部20が、電力供給元を決定する際の一連の処理を表すフローチャートである。
図3に示すステップS001では、バッテリ制御部20が電力供給元を決定する処理を開始する。図3に示す処理は、回路部20bが被電力供給部30と第1バッテリ12とを接続する前に行われる。図3に示す処理は、バッテリによる運転を開始する時の他に、第2バッテリ14を使用して被電力供給部30を駆動している最中に第1バッテリ12が取り付けられた時などに行われる。
ステップS002では、図1に示すバッテリ検出部26が第1バッテリ12のバッテリ電圧50を検出し、検出結果をバッテリ制御部20に送信する。ステップS003では、バッテリ制御部20の演算部20aが、検出されたバッテリ電圧50が所定の放電開始電圧54より低いか否かを判断する。
ステップS003において、バッテリ電圧50が放電開始電圧54以上であると判断された場合、ステップS004へ進む。ステップS004では、バッテリ制御部20が回路部20bを制御し、第1バッテリ12と被電力供給部30と回路部20bを介して接続することにより、被電力供給部30への電力供給元を第1バッテリ12とする。
これに対して、ステップS003において、バッテリ電圧50が放電開始電圧54より低いと判断された場合、ステップS005へ進む。ステップS005では、バッテリ制御部20が回路部20bを制御し、第2バッテリ14と被電力供給部30とを、回路部20bを介して接続することにより、被電力供給部30への電力供給元を第2バッテリ14とする。図3に示す処理を行うことにより、IABP駆動装置10は、電圧が低い第1バッテリ12の使用を回避する。また、IABP駆動装置10は、電圧が低い第1バッテリ12が放電開始直後に急激な電圧降下を示し、これによりバッテリの切替制御が間に合わなくなる問題を防止できる。なお、図6に示すように、放電開始電圧54は、放電曲線60のプラトー付近の電圧とすることができるが、特に限定されない。
図3に示す処理の後、被電力供給部30は、第1バッテリ12又は第2バッテリ14から電力の供給を受けて駆動され、IABP駆動装置10によるバルーン82の駆動が開始される。ここで、被電力供給部30への電力供給元を第1バッテリ12として被電力供給部30が駆動される場合(図3のステップS004に進んだ場合)、バッテリ制御部20は、適切なタイミングで被電力供給部30への電力供給元を第1バッテリ12から第2バッテリ14に変更できるように、図4に示す一連の処理を実施する。
図4のステップS101では、第1バッテリ12の放電状態を監視し、被電力供給部30への電力供給元を、所定の条件で第1バッテリ12から第2バッテリ14に変更する一連の処理を開始する。図4のステップS102では、第1バッテリ12の終止電圧52を、第1終止電圧52aに初期設定する。ステップS102で設定される第1終止電圧52aは、第1バッテリ12が図6に示すような理想的な放電曲線60に沿って放電すれば、確実に切替制御が行える電圧に設定される。すなわち、第1終止電圧52aは、バッテリ電圧50が第1終止電圧52a以下であることを検出直後に切替制御を開始すれば、第1バッテリ12にメモリ効果等が生じない限り、電力供給の中断が発生することなく円滑に、第1バッテリ12から第2バッテリ14へ電力供給元を切り替えることができる電圧に設定される。なお、図3〜図5に示す具体例では、第1バッテリ12の温度は20℃であると仮定して説明を行う。
図4のステップS103では、バッテリ検出部26が、第1バッテリ12のバッテリ電圧50を検出し、検出結果をバッテリ制御部20に送信する。また、ステップS104では、バッテリ検出部26が、第1バッテリ12の電圧降下速度を検出し、検出結果をバッテリ制御部20に送信する。
図4のステップS105では、バッテリ制御部20の演算部20aが、ステップS103及びステップS104で検出されたバッテリ電圧50及び電圧降下速度に基づき、終止電圧52を算出し直す。なお、ステップS105の終止電圧算出プロセスについては、後ほど図5を用いて詳述する。
ステップS106では、バッテリ制御部20の演算部20aが、ステップ105で算出された終止電圧52と、直前に検出されたバッテリ電圧50とを比較し、第1バッテリ12のバッテリ電圧50が、終止電圧52以下であるか否かを判断する。ステップS106において、第1バッテリ12のバッテリ電圧50が終止電圧52より高いと判断された場合は、ステップS103へ戻り、ステップS103〜ステップS106の処理を繰り返す。
これに対して、ステップS106において、第1バッテリ12のバッテリ電圧50が終止電圧52以下であると判断された場合は、ステップS107へ進む。ステップS107では、バッテリ制御部20は、被電力供給部30への電力供給元を第1バッテリ12から第2バッテリ14に変更する切替制御を行う。より具体的には、バッテリ制御部20が回路部20bを制御し、回路部20bが被電力供給部30と第1バッテリ12を接続している状態から、回路部20bが被電力供給部30と第2バッテリ14を接続している状態へと接続状態を変化させる。このようにして、IABP駆動装置10では、第1バッテリ12から第2バッテリ14への電力供給元の切替が行われ、第1バッテリ12及び第2バッテリ14から順番に被電力供給部30への電力供給が行われることにより、長時間のバッテリ運転が可能となる。
図5は、図4においてステップS105として示される終止電圧算出プロセスの詳細である。図5のステップS201では、図1に示すバッテリ制御部20の演算部20aが、図4に示す直前のステップS103及びステップS104で算出されたバッテリ電圧50及び電圧降下速度を用いて、終止電圧52を算出する。なお、図5に示す処理は、ステップS208又はステップS209へ進まない限り、図4に示す処理と並行して継続される。すなわち、図5に示す処理は、処理に用いる変数であるバッテリ電圧50と電圧降下速度を、図4に示すステップS103やステップS104が繰り返される度に更新しながら、図4に示す切替制御S107が開始されるまで継続される。
図5に示すように、バッテリ制御部20は、バッテリ電圧50が第1検出電圧56a以上である状態においては、バッテリ電圧50が第2検出電圧56bより低いか否かの判断(ステップS202)と、そのバッテリ電圧50を検出した際における電圧降下速度が第3速度又は第1速度より遅いか否かの判断(ステップS203及びステップS205)の組み合わせにより、終止電圧52を決定する。なお、第2検出電圧56bは、第1検出電圧56aより高い(図6参照)。
すなわち、図5に示すように、バッテリ制御部20は、バッテリ電圧50が第2検出電圧56bより低く、かつ電圧降下速度が第1速度より遅い場合(ステップS202はYES、ステップS205はYES(ただしステップS204はNO))、又はバッテリ電圧50が第2検出電圧56b以上であって電圧降下速度が第1速度より速い第3速度より遅い場合(ステップS202はNO、ステップS203はYES)は、終止電圧52を初期設定値である第1終止電圧52aに維持する。
また、バッテリ制御部20は、バッテリ電圧50が第2検出電圧56bより低く、かつ電圧降下速度が第1速度以上である場合(ステップS202はYES、ステップS205はNO(ただしステップS204はNO))、又はバッテリ電圧50が第2検出電圧56b以上であって電圧降下速度が第1速度より速い第3速度以上の場合(ステップS202はNO、ステップS203はNO)は、終止電圧52を第1終止電圧52aより高い第2終止電圧52bに設定する(ステップS209)。
ステップS203又はステップS205でNOと判断される場合は、第1バッテリ12にメモリ効果等が現れることにより、図6に示す理想的な放電曲線60に比べて電圧降下速度が速くなっていると考えられる。したがって、このような場合は、第1バッテリ12の終止電圧52を、初期設定より高い第2終止電圧52bとすることにより、バッテリ制御部20は、通常より早く第2バッテリ14への切替制御を開始する。このような制御を行うことにより、第1バッテリ12が速い電圧降下速度を示す場合でも、切替制御に要する時間を適切に確保し、バッテリの切り替え時に電力供給が中断する問題を確実に防止することができる。
また、ステップS203とステップS205の比較から理解できるように、バッテリ電圧50が第2検出電圧56b以上である場合と、バッテリ電圧50が第2検出電圧56bより低い場合とで、電圧降下速度の閾値を変化させている。これは、図6の放電曲線60に示されるように、第1バッテリ12は、100%充電に近い領域で電圧降下速度が速く、ある程度放電が進んだ領域で電圧降下速度が遅くなる傾向があるからである。すなわち、バッテリ電圧50が第2検出電圧56b以上である場合に、第1速度より速い第3速度を判断基準とすることにより、バッテリ制御部20は、理想的な放電曲線60に比べて急激な電圧降下速度を第1バッテリ12が示す場合のみを、適切に検出することができる。また、バッテリ電圧50が第2検出電圧56bより低い場合に、第3速度より遅い第1速度を判断基準とすることにより、バッテリ制御部20は、放電曲線60に比べて急激な電圧降下速度を第1バッテリ12が示す場合は、これを適切に検出することができる。
次に、図5に示すように、バッテリ制御部20は、バッテリ電圧50が第2検出電圧56bより低く、第3検出電圧56c以上である状態においては、バッテリ電圧50が第1検出電圧56aより低いか否かの判断(ステップS204)と、そのバッテリ電圧50を検出した際における電圧降下速度が第1速度又は第2速度より遅いか否かの判断(ステップS205及びステップS207)の組み合わせにより、終止電圧52を決定する。なお、第3検出電圧56cは、第1検出電圧56aより低い(図6参照)。
すなわち、図5に示すように、バッテリ制御部20は、バッテリ電圧50が第1検出電圧56a以上であって電圧降下速度が第1速度より遅い場合(ステップS204はNO、ステップS205はYES(ただしステップS202はYES))、又はバッテリ電圧50が第1検出電圧56aより低く、かつ電圧降下速度が第1速度より速い第2速度より遅い場合(ステップS204はYES、ステップS207はYES(ただし、ステップS202はYES、ステップS206はNO))は、終止電圧52を初期設定値である第1終止電圧52aに維持する。
また、図5に示すように、バッテリ制御部20は、バッテリ電圧50が第1検出電圧56a以上であって電圧降下速度が第1速度以上である場合(ステップS204はNO、ステップS205はNO(ただしステップS202はYES))、又はバッテリ電圧50が第1検出電圧56aより低く、かつ電圧降下速度が第1速度より速い第2速度より遅い場合(ステップS204はYES、ステップS207はNO(ただし、ステップS202はYES、ステップS206はNO))は、終止電圧52を第1終止電圧52aより高い第2終止電圧52bに設定する(ステップS209)。
ステップS207でNOと判断される場合、ステップS203又はステップS205でNOと判断される場合と同様に、第1バッテリ12にメモリ効果等が現れることにより、図6に示す理想的な放電曲線60に比べて電圧降下速度が速くなっていると考えられる。したがって、このような場合も、第1バッテリ12の終止電圧52を第2終止電圧52bとすることにより、バッテリの切り替え時に電力供給が中断する問題を確実に防止することができる。
また、ステップS205とステップS207の比較から理解できるように、バッテリ電圧50が第1検出電圧56a以上である場合と、バッテリ電圧50が第1検出電圧56aより低い場合とで、電圧降下速度の閾値を変化させている。これは、図6の放電曲線60に示されるように、第1バッテリ12は、電圧降下速度が遅いプラトー領域を経た後、終止電圧52に近い領域で電圧降下速度が速くなる傾向があるからである。すなわち、バッテリ電圧50が第1検出電圧56aより低い場合に、第1速度より速い第2速度を判断基準とすることにより、バッテリ制御部20は、理想的な放電曲線60に比べて急激な電圧降下が第1バッテリ12に生じた場合のみ、これを通常の電圧降下と区別して適切に検出することができる。なお、ステップS203において判断基準とされる第3速度、およびステップS207において判断基準とされる第2速度は、それぞれ、第1速度より速い速度である限りにおいて、同じ速度であってよく、異なる速度であってもよい。
次に、図5に示すように、バッテリ制御部20は、バッテリ電圧50が第3検出電圧56cより低い場合、終止電圧52を第1終止電圧52aとする(ステップS206及びステップS208)。
上述の具体例で示したように、IABP駆動装置10は、バッテリ検出部26で検出されたバッテリ電圧50と電圧降下速度とに基づき、終止電圧52を調整することにより、被電力供給部30への電力供給元を、第1バッテリ12から第2バッテリ14へ適切なタイミングで変更することができる。これにより、IABP駆動装置10は、バッテリの切り替え時に電力供給が中断する問題を確実に防止できるとともに、第1バッテリ12を適切に放電させることで、バッテリが小型であっても要求される放電容量を確保することが可能である。
なお、IABP駆動装置10におけるバッテリ制御方法は、実施形態等で示す態様に限定されず、様々な変形例を有している。例えば、図3に示す具体例では、第1バッテリ12を使用するか否かの判断を、バッテリ電圧50が放電開始電圧54より低いか否かにより行っているが、図3に示す処理は、第1バッテリ12の記憶部12aに記憶されている使用履歴に基づいて判断を行う処理に置き換えることが可能である。例えば、バッテリ制御部20は、記憶部12aの使用履歴から、その第1バッテリ12がメモリ効果を示さないであろうと推定できる場合は、たとえバッテリ電圧50が終止電圧52に近くても、第1バッテリ12を被電力供給部30に接続し、第1バッテリ12を無駄なく放電させることができる。
また、バッテリ制御方法の具体例では説明を省略したが、IABP駆動装置10のバッテリ制御部20は、バッテリ電圧50及び電圧降下速度に加えて、バッテリ温度を用いて、切替処理における終止電圧52を決定してもよい。これにより、IABP駆動装置10は、第1バッテリ12をより適切に放電させることができる。
10…IABP駆動装置
12…第1バッテリ
12a…記憶部
14…第2バッテリ
20…バッテリ制御部
20a…演算部
20b…回路部
26…バッテリ検出部
30…被電力供給部
32…圧力発生手段
34…タイミング制御部
36…表示部
38…冷却部
50…バッテリ電圧
52…終止電圧
60、62…放電曲線

Claims (7)

  1. バルーンが接続されたバルーンカテーテルを取り付け、前記バルーンを膨張及び収縮させるIABP駆動装置であって、
    電力を供給する第1バッテリ及び第2バッテリと、
    前記第1バッテリ及び前記第2バッテリから電力の供給を受けて駆動される被電力供給部と、
    前記第1バッテリの電圧であるバッテリ電圧と、前記第1バッテリの電圧降下速度とを検出するバッテリ検出部と、
    前記第1バッテリ及び前記第2バッテリと前記被電力供給部との接続を制御するバッテリ制御部と、を有し、
    前記バッテリ制御部は、前記バッテリ検出部で検出された前記バッテリ電圧と前記電圧降下速度とが所定の条件を満たす場合に、前記被電力供給部への電力供給元を前記第1バッテリから前記第2バッテリに変更する切替制御を行うことを特徴とするIABP駆動装置。
  2. 前記バッテリ制御部は、前記電圧降下速度が所定の第1速度より遅い場合、前記バッテリ電圧が所定の第1終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行い、
    前記バッテリ制御部は、前記電圧降下速度が前記第1速度以上である場合、前記バッテリ電圧が前記第1終止電圧より高い第2終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のIABP駆動装置。
  3. 前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が所定の第1検出電圧以上であって前記電圧降下速度が所定の第1速度より遅い場合、又は前記バッテリ電圧が前記第1検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が前記第1速度より速い第2速度より遅い場合は、前記バッテリ電圧が所定の第1終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行い、
    前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が前記第1検出電圧以上であって前記電圧降下速度が前記第1速度以上である場合、又は前記バッテリ電圧が前記第1検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が前記第2速度以上である場合は、前記バッテリ電圧が前記第1終止電圧より高い第2終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のIABP駆動装置。
  4. 前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が所定の第2検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が所定の第1速度より遅い場合、又は前記バッテリ電圧が前記第2検出電圧以上であって前記電圧降下速度が前記第1速度より速い第3速度より遅い場合は、前記バッテリ電圧が所定の第1終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行い、
    前記バッテリ制御部は、前記バッテリ電圧が前記第2検出電圧より低く、かつ前記電圧降下速度が前記第1速度以上である場合、又は前記バッテリ電圧が前記第2検出電圧以上であって前記電圧降下速度が前記第3速度以上である場合は、前記バッテリ電圧が前記第1終止電圧より高い第2終止電圧以下であることを検出した際に前記切替制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のIABP駆動装置。
  5. 前記第1バッテリは、少なくとも前記第2バッテリが前記被電力供給部へ電力を供給している状態において活線挿抜が可能であり、
    前記バッテリ制御部は、前記被電力供給部と前記第1バッテリとの接続開始前に、前記バッテリ電圧が所定の放電開始電圧より低い場合は、前記被電力供給部への電力供給元を前記第2バッテリとすることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のIABP駆動装置。
  6. 前記バッテリ検出部は、前記第1バッテリの温度であるバッテリ温度を検出し、
    前記バッテリ制御部は、前記バッテリ検出部で検出された前記バッテリ電圧と前記電圧降下速度と前記バッテリ温度とが所定の条件を満たす場合に、前記切替制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のIABP駆動装置。
  7. 第1バッテリ及び第2バッテリから電力の供給を受けて駆動される被電力供給部を有し、取り付けられたバルーンカテーテルのバルーンを、前記被電力供給部の駆動により膨張及び収縮させるIABP駆動装置におけるバッテリ制御方法であって、
    前記第1バッテリの電圧であるバッテリ電圧を検出するステップと、
    前記第1バッテリの電圧降下速度を検出するステップと、
    前記被電力供給部への電力供給元を前記第1バッテリから前記第2バッテリに変更する切替制御に関する終止電圧を、前記バッテリ電圧及び前記電圧降下速度を用いて算出するステップと、
    前記バッテリ電圧が前記終止電圧以下であるか否かを判定するステップと、
    前記バッテリ電圧が前記終止電圧以下である場合に前記切替制御を行うステップと、を有することを特徴とするIABP駆動装置におけるバッテリ制御方法。
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