JP2017017891A - 圧電駆動装置、モーター、ロボットおよび圧電駆動装置の駆動方法 - Google Patents

圧電駆動装置、モーター、ロボットおよび圧電駆動装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で消費電力を小さくできる、圧電駆動装置、モーター、ロボットおよび圧電駆動装置の駆動方法を提供すること。
【解決手段】圧電駆動装置は、第1振動板と、前記第1振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第1圧電素子と、を有する第1圧電振動子と、第2振動板と、前記第2振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第2圧電素子と、を有する第2圧電振動子と、インダクターと、を備え、前記第1振動板における前記第1圧電振動子のレイアウトと、前記第2振動板における前記第2圧電振動子のレイアウトとは、同じであり、前記第1振動板上および前記第2振動板上の互いに対応する位置に配置された第1圧電素子と第2圧電素子の対応する前記第2電極どうしが、互いに前記インダクターを介して接続されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、圧電駆動装置、モーター、ロボットおよび圧電駆動装置の駆動方法に関する。
従来から、圧電素子を用いた圧電アクチュエーター(圧電駆動装置)や、これを用いたモーターが知られている。複数のアクチュエーターを駆動する場合には、消費電流が大きくなるので、これに起因するシステムダウンの発生リスクが大きくなる。
このような問題を解決する手段として、例えば、特許文献1には、所定の周波数の駆動信号で振動する振動体と、この振動体に設けられるとともに駆動対象に当接される当接部とを備え、各圧電素子へ供給する駆動信号の周波数を所定範囲でスイープさせるとともに、前記圧電素子へ供給する駆動信号を制御して各圧電素子の消費電流が最大となるタイミングをずらすことを特徴とする圧電アクチュエーターの駆動方法が開示されている。
特開2006−238564号公報
特許文献1の圧電アクチュエーターの駆動方法では、ピーク電流を減らすことができるが、消費電力を減らすことはできない。また、タイミングをずらすための駆動回路が個々に必要になり、駆動回路コストが増大する。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、簡易な構成で消費電力を小さくできる、圧電駆動装置、モーター、ロボットおよび圧電駆動装置の駆動方法を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る圧電駆動装置は、
第1振動板と、前記第1振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第1圧電素子と、を有する第1圧電振動子と、
第2振動板と、前記第2振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第2圧電素子と、を有する第2圧電振動子と、
インダクターと、
を備え、
前記第1振動板における前記第1圧電振動子のレイアウトと、前記第2振動板における前記第2圧電振動子のレイアウトとは、同じであり、
前記第1振動板上および前記第2振動板上の互いに対応する位置に配置された第1圧電素子と第2圧電素子の対応する前記第2電極どうしが、互いに前記インダクターを介して接続されている、圧電駆動装置である。
本適用例によれば、インダクターのインダクタンスを適切に設定することによって、例えば、第1圧電振動子と第2圧電振動子との間で共振を発生させることができる。これによって、電荷が第1圧電振動子と第2圧電振動子との間でやり取りされ、電源側からは接続抵抗で消費される電流を供給するだけで済む。したがって、簡易な構成で消費電力を小さくできる圧電駆動装置を実現できる。
また、第1圧電振動子と第2圧電振動子とは、同じレイアウトであるので、温度の変化や駆動による経時変化があっても、容量成分の大きさはほぼ同じである。したがって、第1圧電振動子と第2圧電振動子とは、同じ電荷量を充放電していることになる。したがって、安定した省電力効果を得ることができる。
[適用例2]
上述の圧電駆動装置において、
前記第1圧電振動子と前記第2圧電振動子とは、互いに逆位相で駆動されてもよい。
本適用例において、逆位相とは、例えば、位相差が180±10度の範囲内である場合である。
本適用例によれば、第1圧電振動子の容量成分と第2圧電振動子の容量成分との間で充放電を繰り返すことができるので、消費電力を小さくできる圧電駆動装置を実現できる。
[適用例3]
上述の圧電駆動装置において、
前記第1圧電振動子および前記第2圧電振動子は、前記インダクターと、前記インダクターで接続されている前記第1圧電素子および前記第2圧電素子と、で形成される並列共振回路の反共振点付近の周波数で駆動されてもよい。
本適用例において、反共振点付近の周波数とは、例えば、反共振点周波数の±10%の範囲内の周波数である。
本適用例によれば、反共振点周波数では外部から見えるインピーダンスが極大となるので、外部から入力される電流を極小とすることができる。したがって、消費電力を小さくできる圧電駆動装置を実現できる。
[適用例4]
上述の圧電駆動装置において、
前記インダクターのインダクタンスは、前記並列共振回路の反共振点周波数と、前記第1圧電素子および前記第2圧電素子の機械的に変位が最大となる共振周波数とが、概ね一致する値であってもよい。
本適用例において、概ね一致する値とは、例えば、並列共振回路の反共振点周波数が、機械的に変位が最大となる共振周波数の±1%の範囲内の周波数である場合である。
本適用例によれば、消費電力を小さくしつつ、機械的な仕事が大きくできる圧電駆動装置を実現できる。
[適用例5]
本適用例に係るモーターは、
上述のいずれかの圧電駆動装置と、
前記圧電駆動装置に駆動される被駆動体と、
を備えている、モーターである。
本適用例によれば、簡易な構成で消費電力を小さくできる圧電駆動装置を備えているので、簡易な構成で消費電力を小さくできるモーターを実現できる。
[適用例6]
本適用例に係るロボットは、
複数のリンク部と、
前記複数のリンク部を接続する関節部と、
前記関節部を被駆動体として駆動する、上述のいずれかの圧電駆動装置と、
を備えている、ロボットである。
本適用例によれば、簡易な構成で消費電力を小さくできる圧電駆動装置を備えているので、簡易な構成で消費電力を小さくできるロボットを実現できる。
[適用例7]
本適用例に係る圧電駆動装置の駆動方法は、
第1振動板と、前記第1振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第1圧電素子と、を有する第1圧電振動子と、
第2振動板と、前記第2振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第2圧電素子と、を有する第2圧電振動子と、
インダクターと、
を備え、
前記第1振動板における前記第1圧電振動子のレイアウトと、前記第2振動板における前記第2圧電振動子のレイアウトとは、同じである、圧電駆動装置の駆動方法であって、
前記第1振動板上および前記第2振動板上の互いに対応する位置に配置された第1圧電素子と第2圧電素子の対応する前記第2電極どうしを、互いに前記インダクターを介して接続して、逆位相で駆動する、圧電駆動装置の駆動方法である。
本適用例によれば、第1圧電振動子の容量成分と第2圧電振動子の容量成分との間で充放電を繰り返すことができるので、消費電力を小さくできる圧電駆動装置の駆動方法を実現できる。
本実施形態に係る圧電駆動装置を模式的に示す斜視図である。 振動板を模式的に示す平面図である。 図2のA−A線における断面図である。 第1圧電振動子および第2圧電振動子を駆動する駆動回路の回路図である。 本実施形態に係るモーターを模式的に示す平面図である。 圧電駆動装置を利用したロボットの一例を示す説明図である。 ロボットの手首部分の説明図である。 圧電駆動装置を利用した送液ポンプの一例を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.圧電駆動装置および圧電駆動装置の駆動方法
図1は、本実施形態に係る圧電駆動装置1を模式的に示す斜視図である。
本実施形態に係る圧電駆動装置1は、第1圧電振動子11および第2圧電振動子12と、インダクター(後述)を備えている圧電駆動装置1である。図1に示される例は、2つの同一形状の第1圧電振動子11および第2圧電振動子12の組が1組以上、1つの固定板20に固定されている。固定板20は、ステンレス鋼などの剛性が高い材料で形成されることが好ましい。
第1圧電振動子11は、固定板20に固定される固定部111と、複数の圧電素子が設けられている振動体部112と、固定部111と振動体部112とを接続する接続部113と、を備えている第1振動板110と、第1振動板110に取り付けられまたは第1振動板110と接触し、かつ、被駆動体に接触される接触部114と、を有する。
第2圧電振動子12は、固定板20に固定される固定部121と、複数の圧電素子が設けられている振動体部122と、固定部121と振動体部122とを接続する接続部123と、を備えている第2振動板120と、第2振動板120に取り付けられまたは第2振動板120と接触し、かつ、被駆動体に接触される接触部124と、を有する。
接触部114および接触部124は、被駆動体と接触して、被駆動体に力を与えるための部材である。接触部114および接触部124は、セラミックス(例えばAl23)などの耐久性がある材料で形成されることが好ましい。
図1に示される例では、第1振動板110および第2振動板120の主面に平行かつ互いに直交する2つの方向をX方向およびY方向とし、第1振動板110および第2振動板120の主面に垂直な方向をZ方向としている。
図1に示される例では、Y方向から第1振動板110および接触部114を見た場合に、固定部111、接続部113、振動体部112および接触部114が、この順にX方向に沿って設けられている。これによって、被駆動体に大きな力を与えることができる。
図1に示される例では、Y方向から第2振動板120および接触部124を見た場合に、固定部121、接続部123、振動体部122および接触部124が、この順にX方向に沿って設けられている。これによって、被駆動体に大きな力を与えることができる。
図2は、第1振動板110および第2振動板120を模式的に示す平面図である。図3は、図2のA−A線における断面図である。
第1圧電振動子11および第2圧電振動子12は、基板1001(第1圧電振動子11における第1振動板110、および、第2圧電振動子12における第2振動板120)と、基板1001の上に形成された第1電極1002と、第1電極1002の上に形成された圧電体1003と、圧電体1003の上に形成された第2電極1004と、を備えている。第1電極1002と第2電極1004は、圧電体1003を挟持している。
基板1001は、第1電極1002と圧電体1003と第2電極1004を成膜プロセスで形成するための基板として使用される。また、基板1001は機械的な振動を行う振動板としての機能も有する。基板1001は、例えば、Si,Al23,ZrO2などで形成することができる。Si製の基板1001として、例えば半導体製造用のSiウェハーを利用することが可能である。この実施形態において、基板1001の平面形状は長方形である。基板1001の厚みは、例えば10μm以上700μm以下の範囲とすること
が好ましい。基板1001の厚みを10μm以上とすれば、基板1001上の成膜処理の際に基板1001を比較的容易に取扱うことができる。また、基板1001の厚みを700μm以下とすれば、薄膜で形成された圧電体1003の伸縮に応じて、基板1001を容易に振動させることができる。
第1電極1002は、基板1001上に形成された1つの連続的な導電体層として形成されている。一方、第2電極1004は、図2に示されるように、6つの導電体層(電極S1、電極I1、電極Z1、電極S2、電極I2および電極Z2)に区分され、それぞれ複数の第1圧電素子または第2圧電素子の一部を構成している。より具体的には、電極S1、電極I1および電極Z1はそれぞれ第1圧電素子の一部を構成し、第1圧電振動子11には3つの第1圧電素子が構成されている。同様に、電極S2、電極I2および電極Z2はそれぞれ第2圧電素子の一部を構成し、第2圧電振動子12には3つの第2圧電素子が構成されている。図2に示されるように、第1振動板110における第1圧電振動子11のレイアウトと、第2振動板120における第2圧電振動子のレイアウトとは、同じである。
図2の例では、第1電極1002および第2電極1004は、いずれも長方形の平面形状を有している。第1電極1002および第2電極1004は、例えばスパッタリングによって形成される薄膜である。第1電極1002および第2電極1004の材料としては、例えばAl(アルミニウム)や、Ni(ニッケル)、Au(金)、Pt(白金)、Ir(イリジウム)などの導電性の高い任意の材料を利用可能である。なお、第1電極1002を1つの連続的な導電体層とする代わりに、第2電極1004と実質的に同じ平面形状を有する6つの導電体層に区分してもよい。なお、第2電極1004の間の電気的接続のための配線(または配線層および絶縁層)と、第1電極1002および第2電極1004と駆動回路との間の電気的接続のための配線(または配線層および絶縁層)とは、図2および図3では図示が省略されている。
圧電体1003は、第2電極1004と実質的に同じ平面形状を有する6つの圧電体層として形成されている。この代わりに、圧電体1003を、第1電極1002と実質的に同じ平面形状を有する1つの連続的な圧電体層として形成してもよい。第1電極1002と圧電体1003と第2電極1004との積層構造によって、それぞれ3つの圧電素子から構成される第1圧電振動子11および第2圧電振動子12が構成される。
圧電体1003は、例えばゾル−ゲル法やスパッタリング法によって形成される薄膜である。圧電体1003の材料としては、例えば、ABO3型のペロブスカイト構造を採るセラミックスなど、圧電効果を示す任意の材料を利用可能である。ABO3型のペロブスカイト構造を採るセラミックスとしては、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、酸化亜鉛、チタン酸バリウムストロンチウム(BST)、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT)、メタニオブ酸鉛、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等を用いることが可能である。またセラミック以外の圧電効果を示す材料、例えばポリフッ化ビニリデン、水晶等を用いることも可能である。圧電体1003の厚みは、例えば50nm(0.05μm)以上20μm以下の範囲とすることが好ましい。この範囲の厚みを有する圧電体1003の薄膜は、成膜プロセスを利用して容易に形成することができる。圧電体1003の厚みを0.05μm以上とすれば、圧電体1003の伸縮に応じて十分に大きな力を発生することができる。また、圧電体1003の厚みを20μm以下とすれば、圧電駆動装置1を十分に小型化することができる。
接触部114に楕円運動を生じさせ、当接させたローラーを回転させるための電極の駆動方法としては、例えば、以下の3つが挙げられる。接触部124についても同様である
(1)順回転では、電極S1および電極I1のみを駆動する。逆回転では、電極I1および電極Z1のみを駆動する。
(2)順回転では、電極S1および電極I1を同位相で駆動し、電極Z1を別位相で駆動する。逆回転では、電極I1および電極Z1を同位相で駆動し、電極S1を別位相で駆動する。別位相としては、例えば、+90度、+180度などが代表的である。
(3)順回転では、電極I1に対して、電極S1を+90度で駆動し、電極Z1を−90度で駆動する。逆回転では、電極I1に対して、電極S1を−90度で駆動し、電極Z1を+90度で駆動する。
以下では、上述の(2)の駆動方法を例に取り説明するが、本発明は、(1)および(3)の駆動方法についても同様に適用できる。
図4は、第1圧電振動子11および第2圧電振動子12を駆動する駆動回路の回路図である。
図4において、電源VS0および電源VS180は、互いに位相が180度ずれた交流電圧を出力する。
後述されるように、本実施形態においては、第1振動板110上および第2振動板120上の互いに対応する位置に配置された第1圧電素子と第2圧電素子の対応する第2電極どうしが、互いにインダクターを介して接続されている。
第1圧電振動子11の電極S1および電極I1には、電源VS0からの交流電圧が抵抗R1を介して入力される。第1圧電振動子11の電極Z1には、電源VS180からの交流電圧が抵抗R2を介して入力される。
第2圧電振動子12の電極S2および電極I2には、電源VS0からの交流電圧が抵抗R1およびインダクターL1を介して入力される。第2圧電振動子12の電極Z2には、電源VS180からの交流電圧が抵抗R2およびインダクターL2を介して入力される。
すなわち、電極S1と電極S2とは、インダクターL1を介して接続され、電極I1と電極I2とは、インダクターL1を介して接続され、電極Z1と電極Z2とは、インダクターL2を介して接続されている。
第1圧電振動子11および第2圧電振動子12の第1電極1002には、接地電位が共通に入力される。
図4に示される例では、第1圧電振動子11の電極S1および電極I1の近傍の圧電体1003が伸びるときには、第1圧電振動子11の電極Z1の近傍の圧電体1003が縮む。また、第1圧電振動子11の電極S1および電極I1の近傍の圧電体1003が縮むときには、第1圧電振動子11の電極Z1の近傍の圧電体1003が伸びる。
図4に示される例では、第2圧電振動子12の電極S2および電極I2の近傍の圧電体1003が伸びるときには、第2圧電振動子12の電極Z2の近傍の圧電体1003が縮む。また、第2圧電振動子12の電極S2および電極I2の近傍の圧電体1003が縮むときには、第2圧電振動子12の電極Z2の近傍の圧電体1003が伸びる。
本実施形態によれば、インダクターL1およびインダクターL2のインダクタンスを適
切に設定することによって、例えば、第1圧電振動子11と第2圧電振動子12との間で共振を発生させることができる。これによって、電荷が第1圧電振動子11と第2圧電振動子12との間でやり取りされ、電源側からは接続抵抗で消費される電流を供給するだけで済む。したがって、簡易な構成で消費電力を小さくできる圧電駆動装置1を実現できる。
また、第1圧電振動子11と第2圧電振動子12とは、同じレイアウトであるので、温度の変化や駆動による経時変化があっても、容量成分の大きさはほぼ同じである。したがって、第1圧電振動子11と第2圧電振動子12とは、同じ電荷量を充放電していることになる。したがって、安定した省電力効果を得ることができる。
本実施形態において、第1圧電振動子11と第2圧電振動子12とは、互いに逆位相で駆動されてもよい。
本実施形態において、逆位相とは、例えば、位相差が180±10度の範囲内である場合である。
本実施形態によれば、第1圧電振動子11の容量成分と第2圧電振動子12の容量成分との間で充放電を繰り返すことができるので、消費電力を小さくできる圧電駆動装置1および圧電駆動装置1の駆動方法を実現できる。
本実施形態において、第1圧電振動子11および第2圧電振動子12は、インダクター(インダクターL1またはインダクターL2)と、前記インダクターで接続されている第1圧電素子および第2圧電素子と、で形成される並列共振回路の反共振点付近の周波数で駆動されてもよい。
本実施形態において、反共振点付近の周波数とは、例えば、反共振点周波数の±10%の範囲内の周波数である。
本実施形態によれば、反共振点周波数では外部から見えるインピーダンスが極大となるので、外部から入力される電流を極小とすることができる。したがって、消費電力を小さくできる圧電駆動装置1および圧電駆動装置1の駆動方法を実現できる。
本実施形態において、インダクターL1およびインダクターL2のインダクタンスは、上述の並列共振回路の反共振点周波数と、第1圧電素子および第2圧電素子の機械的に変位が最大となる共振周波数とが、概ね一致する値であってもよい。
本実施形態において、概ね一致する値とは、例えば、並列共振回路の反共振点周波数が、機械的に変位が最大となる共振周波数の±1%の範囲内の周波数である場合である。
本実施形態によれば、消費電力を減らしつつ、機械的な仕事が大きくできる圧電駆動装置1および圧電駆動装置1の駆動方法を実現できる。
2.モーター
図5は、本実施形態に係るモーター50を模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るモーター50は、上述の圧電駆動装置1と、被駆動体500と、を備えている。図5に示される例では、モーター50は、被駆動体500を直線運動させるリニアモーターである。被駆動体500は、圧電駆動装置1の動作中に、接触部114および接触部124の少なくとも一方に接触するように設けられている。圧電駆動装置1は、
第1圧電振動子11および第2圧電振動子12の伸縮によって、被駆動体500をY方向に移動させることができる。なお、被駆動体500は、回転運動するローターとして構成されていてもよい。
本実施形態によれば、簡易な構成で消費電力を小さくできる圧電駆動装置1を用いているので、簡易な構成で消費電力を小さくできるモーター50を実現できる。
3.ロボット
図6は、上述の圧電駆動装置1を利用したロボット2050の一例を示す説明図である。ロボット2050は、複数のリンク部2012(「リンク部材」とも呼ぶ)と、それらリンク部2012の間を回動または屈曲可能な状態で接続する複数の関節部2020とを備えたアーム2010(「腕部」とも呼ぶ)を有している。それぞれの関節部2020には、上述した圧電駆動装置1が内蔵されており、圧電駆動装置1は、関節部2020を被駆動体として駆動する。本実施形態においては、圧電駆動装置1を用いて関節部2020を任意の角度だけ回動または屈曲させることが可能である。アーム2010の先端には、ロボットハンド2000が接続されている。ロボットハンド2000は、一対の把持部2003を備えている。ロボットハンド2000にも圧電駆動装置1が内蔵されており、圧電駆動装置1を用いて把持部2003を開閉して物を把持することが可能である。また、ロボットハンド2000とアーム2010との間にも圧電駆動装置1が設けられており、圧電駆動装置1を用いてロボットハンド2000をアーム2010に対して回転させることも可能である。
図7は、図6に示したロボット2050の手首部分の説明図である。手首の関節部2020は、手首回動部2022を挟持しており、手首回動部2022に手首のリンク部2012が、手首回動部2022の中心軸O周りに回動可能に取り付けられている。手首回動部2022は、圧電駆動装置1を備えており、圧電駆動装置1は、手首のリンク部2012およびロボットハンド2000を中心軸O周りに回動させる。ロボットハンド2000には、複数の把持部2003が立設されている。把持部2003の基端部はロボットハンド2000内で移動可能となっており、この把持部2003の根元の部分に圧電駆動装置1が搭載されている。このため、圧電駆動装置1を動作させることで、把持部2003を移動させて対象物を把持することができる。
なお、ロボット2050としては、単腕のロボットに限らず、腕の数が2以上の多腕ロボットにも圧電駆動装置1を適用可能である。ここで、手首の関節部2020やロボットハンド2000の内部には、圧電駆動装置1の他に、力覚センサーやジャイロセンサー等の各種装置(不図示)が備えられることが多く、これらの装置にも電力を供給することになる。上述の圧電駆動装置1は、簡易な構成で消費電力を小さくできるので、簡易な構成で消費電力を小さくできるロボット2050を実現できる。
図8は、上述の圧電駆動装置1を利用した送液ポンプ2200の一例を示す説明図である。送液ポンプ2200は、圧電駆動装置1を利用した装置の一例である。送液ポンプ2200は、ケース2230内に、リザーバー2211と、チューブ2212と、圧電駆動装置1と、ローター2222と、減速伝達機構2223と、カム2202と、複数のフィンガー2213、2214、2215、2216、2217、2218、2219と、が設けられている。リザーバー2211は、輸送対象である液体を収容するための収容部である。チューブ2212は、リザーバー2211から送り出される液体を輸送するための管である。圧電駆動装置1は、ローター2222の側面に押し付けた状態で設けられており、圧電駆動装置1がローター2222を回転駆動する。ローター2222の回転力は減速伝達機構2223を介してカム2202に伝達される。フィンガー2213から2219はチューブ2212を閉塞させるための部材である。カム2202が回転すると、カム
2202の突起部2202Aによってフィンガー2213から2219が順番に放射方向外側に押される。フィンガー2213から2219は、輸送方向上流側(リザーバー2211側)から順にチューブ2212を閉塞する。これにより、チューブ2212内の液体が順に下流側に輸送される。こうすれば、ごく僅かな量を精度良く送液可能で、しかも小型な送液ポンプ2200を実現することができる。なお、各部材の配置は図示されたものには限られない。また、フィンガーなどの部材を備えず、ローター2222に設けられたボールなどがチューブ2212を閉塞する構成であってもよい。上述のような送液ポンプ2200は、インシュリンなどの薬液を人体に投与する投薬装置などに活用できる。ここで、上述した実施形態の圧電駆動装置1を用いることにより、簡易な構成で消費電力を小さくできるので、簡易な構成で消費電力を小さくできる送液ポンプ2200を実現できる。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…圧電駆動装置、11…第1圧電振動子、12…第2圧電振動子、20…固定板、50…モーター、110…第1振動板、111…固定部、112…振動体部、113…接続部、114…接触部、120…第2振動板、121…固定部、122…振動体部、123…接続部、124…接触部、500…被駆動体、1001…基板、1002…第1電極、1003…圧電体、1004…第2電極、2000…ロボットハンド、2003…把持部、2010…アーム、2012…リンク部、2020…関節部、2022…手首回動部、2050…ロボット、2200…送液ポンプ、2202…カム、2202A…突起部、2211…リザーバー、2212…チューブ、2213…フィンガー、2222…ローター、2223…減速伝達機構、2230…ケース、I1,I2,S1,S2,Z1,Z2…電極、L1,L2…インダクター、R1,R2…抵抗、VS0,VS180…電源

Claims (7)

  1. 第1振動板と、前記第1振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第1圧電素子と、を有する第1圧電振動子と、
    第2振動板と、前記第2振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第2圧電素子と、を有する第2圧電振動子と、
    インダクターと、
    を備え、
    前記第1振動板における前記第1圧電振動子のレイアウトと、前記第2振動板における前記第2圧電振動子のレイアウトとは、同じであり、
    前記第1振動板上および前記第2振動板上の互いに対応する位置に配置された第1圧電素子と第2圧電素子の対応する前記第2電極どうしが、互いに前記インダクターを介して接続されている、圧電駆動装置。
  2. 請求項1に記載の圧電駆動装置において、
    前記第1圧電振動子と前記第2圧電振動子とは、互いに逆位相で駆動される、圧電駆動装置。
  3. 請求項1または2に記載の圧電駆動装置において、
    前記第1圧電振動子および前記第2圧電振動子は、前記インダクターと、前記インダクターで接続されている前記第1圧電素子および前記第2圧電素子と、で形成される並列共振回路の反共振点付近の周波数で駆動される、圧電駆動装置。
  4. 請求項3に記載の圧電駆動装置において、
    前記インダクターのインダクタンスは、前記並列共振回路の反共振点周波数と、前記第1圧電素子および前記第2圧電素子の機械的に変位が最大となる共振周波数とが、概ね一致する値である、圧電駆動装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧電駆動装置と、
    前記圧電駆動装置に駆動される被駆動体と、
    を備えている、モーター。
  6. 複数のリンク部と、
    前記複数のリンク部を接続する関節部と、
    前記関節部を被駆動体として駆動する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧電駆動装置と、
    を備えている、ロボット。
  7. 第1振動板と、前記第1振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第1圧電素子と、を有する第1圧電振動子と、
    第2振動板と、前記第2振動板上に設けられ、圧電体層と前記圧電体層を挟む第1電極および第2電極とを有する複数の第2圧電素子と、を有する第2圧電振動子と、
    インダクターと、
    を備え、
    前記第1振動板における前記第1圧電振動子のレイアウトと、前記第2振動板における前記第2圧電振動子のレイアウトとは、同じである、圧電駆動装置の駆動方法であって、
    前記第1振動板上および前記第2振動板上の互いに対応する位置に配置された第1圧電素子と第2圧電素子の対応する前記第2電極どうしを、互いに前記インダクターを介して接続して、逆位相で駆動する、圧電駆動装置の駆動方法。
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