JP2017169416A - 超音波モーター、ロボット、ハンド、及びポンプ - Google Patents
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Abstract
Description
この形態の超音波モーターは、振動体の振動の状態を示す振動状態信号に基づいて振動体の振動を制御することができるので、簡単な構成で、周期的な外乱に応じて発生する振動の変化を低減し、回転を安定に制御することができる。
この形態によれば、振動信号に重畳される外乱のうち、不要な外乱を除去するとともに、回転周期に応じて発生する周期的な外乱に応じた変動を維持した振動状態信号を出力することができる。
この形態によれば、振動信号に重畳される外乱のうち、回転周期に応じて発生する周期的な外乱に応じた変動を維持しつつ、不要な外乱を除去する平滑処理を容易に実行することができる。
この形態によれば、記憶したエンベロープ値に基づいて振動体の制御を実行することができる。
この形態によれば、前(N回転目)の回転周期で発生した周期的な外乱に応じた振動の変動を利用して、今回(N+1回転目)の回転周期においても発生が想定される周期的な外乱に応じた振動の変動を低減するように振動を滑らかに制御することができる。
この形態によれば、振動体の振動が回転体に回転の駆動力を与えることができないほど小さくなって、回転が停止してしまわないように制御するこができる。
この形態によれば、ピックアップ部が出力する電圧によって振動体の振動を容易に検出することができる。
この形態によっても、圧電素子に流れる電流によって振動体の振動を容易に検出することができる。
図1は、第1実施形態の超音波モーター300を示す説明図である。超音波モーター300は、回転体310と、回転体310の回転位置を検出するエンコーダー320と、回転体310に接触して超音波振動することにより回転体310に回転の駆動力を与える複数の圧電アクチュエーター100と、圧電アクチュエーター100を超音波振動させて駆動する駆動装置330と、を備えている。なお、図1では、10個の圧電アクチュエーター100が、回転体310の中心軸RXに垂直な円形面311の外周縁に沿って配置された例を示している。また、図1では、複数の圧電アクチュエーター100を駆動する複数の駆動装置330のうち、1つの圧電アクチュエーター100に対応する1つの駆動装置330のみを示し、他は省略している。なお、各圧電アクチュエーター100と対応する駆動装置330との関係はいずれも同じである。
図10は、上述した第1実施形態において発生する可能性のある制御現象について示す説明図である。図11は、図10の現象に対応するための制御部340による制御動作について示す説明図である。図10の上段に示すように、平滑振動信号DPsの変動に応じて振動状態信号DPeが変動し、所定の閾値Ath以下となった場合に、圧電アクチュエーター100が回転体310に駆動力を与えることができず、図10の下段に示すように、回転速度Nrが遅くなって停止してしまう可能性がある。これに対して、制御部340は、図11の上段に示すように、振動状態信号DPeが閾値記憶部344に記憶されている閾値Ath以下となった場合に、振動状態信号DPeが閾値Athよりも大きな平滑振動信号DPsとなるように、図11の下段に示す駆動信号DSの振幅(駆動電圧)を増大させることが好ましい。このようにすれば、回転体310の回転が停止してしまわないように制御することができる。なお、この制御は省略してもよい。
第3実施形態は、以下で説明するように、圧電アクチュエーターの構成、圧電アクチュエーターが出力する振動対応信号、及び、振動対応信号を検出する振動検出部の構成が、第1実施形態の構成(図1,図2,図5)と異なっている。
上述した超音波モーターは、共振を利用することで被駆動部材に対して大きな力を与えることができるものであり、各種の装置に適用可能である。超音波モーターは、例えば、ロボット(電子部品搬送装置(ICハンドラー)も含む)、ハンド(指アシスト装置を含む)、投薬用ポンプ、時計のカレンダー送り装置、印刷装置(例えば紙送り機構。)等の各種の機器における駆動装置として用いることができる。以下、代表的な実施の形態について説明する。
Claims (12)
- 回転体と、
前記回転体に接触して回転の駆動力を与えるとともに、振動に応じた振動対応信号を出力する振動体と、
前記振動対応信号を入力して前記振動対応信号に平滑処理を施した振動状態信号を出力する信号処理部と、
前記振動状態信号に基づいて前記振動体の振動を制御する制御部と、
を備える、超音波モーター。 - 前記信号処理部は、前記回転体の回転周期に応じて前記平滑処理を実行する、請求項1に記載の超音波モーター。
- 前記平滑処理は、前記回転体の回転周期に含まれる複数の振動周期の振動信号について、前記振動周期ごとの複数の位相点について、それぞれ、あらかじめ定めた移動平均周期数の単位で移動平均をとる、請求項2に記載の超音波モーター。
- 前記制御部は、前記振動状態信号に含まれる振動の振幅のエンベロープ値を記憶する記憶部を有する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の超音波モーター。
- 前記制御部は、N回転目(Nは1以上の整数)の回転周期における前記エンベロープ値に基づいて、N+1回転目の回転周期における前記振動体の駆動電圧を調整する、請求項4に記載の超音波モーター。
- 前記制御部は、前記エンベロープ値の閾値を記憶する閾値記憶部を有し、前記エンベロープ値が前記閾値以下となったとき、前記振動体の駆動電圧を増大させる、請求項4または請求項5に記載の超音波モーター。
- 前記振動体は、振動板と、前記振動板を振動させる圧電素子と、前記圧電素子による前記振動板の振動に応じて、前記振動対応信号として、前記振動に応じて変動する電圧を出力するピックアップ部と、を有している、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の超音波モーター。
- 前記振動体は、振動板と、前記振動板を振動させる圧電素子と、を有し、前記振動対応信号として、前記振動に応じて変動する前記圧電素子に流れる電流を出力する、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の超音波モーター。
- 積層された複数の前記振動体を備える請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の超音波モーター。
- 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の超音波モーターを備えるロボット。
- 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の超音波モーターを備えるハンド。
- 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の超音波モーターを備えるポンプ。
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JP2019083628A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | セイコーエプソン株式会社 | 圧電駆動装置、圧電モーター、ロボット、電子部品搬送装置、プリンターおよびプロジェクター |
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