JP2017017773A - ハイブリッド型ステッピングモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】振動を低減することができるハイブリッド型ステッピングモータを提供する。
【解決手段】ハイブリッド型ステッピングモータ1は、ステータ2と、ステータ2の内側に回転可能に配置されたロータ6と、ステータ2の軸方向両端にそれぞれ配設されたフロントフランジ11及びリアフランジ12と、を備え、フロントフランジ11が有底四角形の筒状であり、底部に形成され、ロータ6のシャフト10を回転可能に支持するための軸受を装着する円筒部21と、円筒部21の上面に形成された環状溝24と、環状溝24に形成され、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する複数のリブ25と、を有する。
【選択図】図2
【解決手段】ハイブリッド型ステッピングモータ1は、ステータ2と、ステータ2の内側に回転可能に配置されたロータ6と、ステータ2の軸方向両端にそれぞれ配設されたフロントフランジ11及びリアフランジ12と、を備え、フロントフランジ11が有底四角形の筒状であり、底部に形成され、ロータ6のシャフト10を回転可能に支持するための軸受を装着する円筒部21と、円筒部21の上面に形成された環状溝24と、環状溝24に形成され、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する複数のリブ25と、を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ハイブリッド型ステッピングモータに関する。
一般に、ハイブリッド型ステッピングモータは、ステータコアと該ステータコアに巻回されたコイルとからなるステータと、ステータの軸方向両端にそれぞれ配設された一対のフランジと、ステータの内側に配設され、一対のブラケットにそれぞれ装着した軸受にて回転可能に支持されたロータとから構成されている。
ロータは、2つのロータコアと、2つのロータコアに挟持された円板状のロータマグネットと、シャフトから構成されている。
従来、ステッピングモータの振動を低減する構造が提案されている。例えば、ステッピングモータの振動を低減するために、ブラケットにリブを形成したステッピングモータが知られている(例えば、特許文献1参照)
また、フロントフランジ、リアフランジそれぞれの中央に形成した円筒部をステータコアの内周に嵌合させ、位置決めを行う構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2のように、フロントフランジ、リアフランジそれぞれの円筒部をステータコアの内周に嵌合させ、位置決めを行う構成のハイブリッド型ステッピングモータにおいて、フロントフランジ、リアフランジをアルミダイカストで形成する場合、ステータコアの内周に嵌合させる円筒部の上面に環状溝を形成する場合がある。しかしながら、このような円筒部の上面に環状溝を形成した構造のハイブリッド型ステッピングモータでは、モータの振動が必ずしも図れないという問題がある。
本発明は上述のような課題に鑑み、円筒部の上面に環状溝を形成した構造のハイブリッド型ステッピングモータにおいて、振動を低減することができるハイブリッド型ステッピングモータを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)ハイブリッド型ステッピングモータであって、ステータと、前記ステータの内側に回転可能に配置されたロータと、前記ステータの軸方向両端にそれぞれ配設されたフロントフランジ及びリアフランジと、を備え、前記フロントフランジが有底四角形の筒状であり、底部に形成され、前記ロータのシャフトを回転可能に支持するための軸受を装着する円筒部と、前記円筒部の上面に形成された環状溝と、前記環状溝に形成され、前記円筒部の内壁と外壁を連結する複数のリブと、を有することを特徴とする。
(1)ハイブリッド型ステッピングモータであって、ステータと、前記ステータの内側に回転可能に配置されたロータと、前記ステータの軸方向両端にそれぞれ配設されたフロントフランジ及びリアフランジと、を備え、前記フロントフランジが有底四角形の筒状であり、底部に形成され、前記ロータのシャフトを回転可能に支持するための軸受を装着する円筒部と、前記円筒部の上面に形成された環状溝と、前記環状溝に形成され、前記円筒部の内壁と外壁を連結する複数のリブと、を有することを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記リアフランジが径外方に突出するコネクタハウジングを備え、前記複数のリブが、前記コネクタハウジングの延在方向と同一平面において直交する方向に少なくとも2本形成されていてもよい。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記複数のリブが放射状に等ピッチ角で8本形成されていてもよい。
本発明によれば、振動を低減することができるハイブリッド型ステッピングモータを提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
<実施形態>
本発明の実施形態に係るハイブリッド型ステッピングモータについて、図を参照して説明する。図1は、ハイブリッド型ステッピングモータ1の構造を示した断面図である。ステータ2は、ステータコア3とステータコア3にインシュレータ4を介して巻回した巻線5から構成されている。ステータコア3は、軟磁性材からなり、四角形の筒状で径内方に延在する複数の極歯を有したコアを複数枚、軸方向に積層して構成され、各極歯にはインシュレータ4を介して巻線5が巻回されている。各極歯の先端には複数の小歯を有している。また、小歯の内側には所定のギャップを介してロータ6が回転可能に配置されている。
本発明の実施形態に係るハイブリッド型ステッピングモータについて、図を参照して説明する。図1は、ハイブリッド型ステッピングモータ1の構造を示した断面図である。ステータ2は、ステータコア3とステータコア3にインシュレータ4を介して巻回した巻線5から構成されている。ステータコア3は、軟磁性材からなり、四角形の筒状で径内方に延在する複数の極歯を有したコアを複数枚、軸方向に積層して構成され、各極歯にはインシュレータ4を介して巻線5が巻回されている。各極歯の先端には複数の小歯を有している。また、小歯の内側には所定のギャップを介してロータ6が回転可能に配置されている。
ロータ6は、ロータマグネット7を挟持する2組のロータコア8、9とシャフト10から構成され、2組のロータコア8、9はそれぞれ、軟磁性材からなり、円形で外周に複数の小歯を有したコアを複数枚、軸方向に積層して構成されている。ステータコア3の軸方向両端にはフロントフランジ11とリアフランジ12が配設されており、フロントフランジ11とリアフランジ12は、それぞれステータコア3の内周に嵌合して位置決めされており、フロントフランジ11とリアフランジ12それぞれに装着した軸受13、14にてシャフト10を回転可能に支持している。リアフランジ12の一辺には切欠が形成され、コネクタハウジング15が切欠から径外方に突出している。ステータコア3、フロントフランジ11及びリアフランジ12は貫通孔26にボルト30を挿通して結合されている。
フロントフランジ11とリアフランジ12は、金属材、例えば、アルミ合金のダイカストから形成されている。図2は、図1に示す本発明のハイブリッド型ステッピングモータ1におけるフロントフランジ11の斜視図である。フロントフランジ11は有底四角形の筒状で、底部にはロータ6のシャフト10を回転可能に支持するための軸受13を装着する円筒部21が形成され、円筒部21の中心にはシャフト10を挿通するための挿通穴22が形成されている。円筒部21の外周面からは複数の第1のリブ23(図では8本)が放射状に等ピッチ角で形成されている。円筒部21の上面には環状溝24が形成され、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する8本の第2のリブ25が、第1のリブ23と同じ位置で放射状に形成されている。
<変形例>
図3は、本発明のハイブリッド型ステッピングモータにおけるフロントフランジ11の変形例を示す斜視図である。図2との違いは、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する第2のリブ25が4本である点である。
図3は、本発明のハイブリッド型ステッピングモータにおけるフロントフランジ11の変形例を示す斜視図である。図2との違いは、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する第2のリブ25が4本である点である。
次に、実施例を用いて説明する。図5は、比較例としてのフロントフランジの斜視図であって、円筒部21の上面には環状溝24が形成されているが、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結するリブは形成されていない。
図5に示すフロントフランジを用いたハイブリッド型ステッピングモータを2000ppsで駆動した時の騒音を測定した結果、20000Hzの周波数帯域の中で、4000Hz付近に顕著な騒音ピークを見られた。この4000Hz付近に見られる顕著な騒音ピークは回転数によらず、4000Hz付近に出現した。この結果から、図5に示すフロントフランジを用いたハイブリッド型ステッピングモータを振動シミュレーションにて解析した結果、4000Hz付近にシャフト10が振れる固有振動モードがあることがわかった。また、フロントフランジから突出するシャフト10の振れは、リアフランジ12に具備するコネクタハウジング15の延在方向と同一平面において直交する方向に振れることもわかった(図4の矢印方向)。このシャフト10の振れがベアリングを通じてステータに伝わり、大きく振動すると思われる。
表1はシャフトを4000Hzで加振した際のステータの振動低減量を示したものである。図5に示す比較例のフロントフランジを用いたハイブリッド型ステッピングモータにおける周波数応答シミュレーションでの振動値を100としたとき、図2及び図3に示すフロントフランジ11を用いたハイブリッド型ステッピングモータの振動値を相対値で示した。表1において、実施例1及び実施例2は、図2で示した実施形態及び図3で示した変形例にそれぞれ対応する。図2に示すフロントフランジ11は円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する第2のリブ25が等ピッチ角で8本形成されており、図3に示すフロントフランジ11は円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する第2のリブ25が等ピッチ角で4本形成されている。
表1の結果から、円筒部21の上面に環状溝24を形成したフランジ構造では、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結するリブ25を形成することによって、リブ25を形成しない場合に比べて振動の低減ができ、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結するリブ25を8本形成した場合、約5%の振動を低減できるハイブリッド型ステッピングモータを提供できる。
なお、円筒部21の内壁21aと外壁21bを連結する第2のリブ25はシャフト10の振れ方向(リアフランジに具備するコネクタハウジングの延在方向と同一平面において直交する方向)に形成している。この方向に少なくとも2本の第2のリブ25を形成することによって、第2のリブ25を有しない構造よりも振動を抑制することができる。
本実施形態では、フロントフランジの環状溝に複数のリブを形成した構成であるが、リアフランジにもフロントフランジと同様、環状溝を形成した場合、環状溝に複数のリブを形成することによって振動低減を図ることができる。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を行ったものも含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…ハイブリッド型ステッピングモータ
2…ステータ
3…ステータコア
4…インシュレータ
5…巻線
6…ロータ
7…ロータマグネット
8、9…2組のロータコア
10…シャフト
11…フロントフランジ
12…リアフランジ
13、14…軸受
15…コネクタハウジング
円筒部…21
内壁…21a(円筒部21の)
外壁…21b(円筒部21の)
22…挿通穴
23…第1のリブ
24…環状溝
25…第2のリブ
26…貫通孔
30…ボルト
2…ステータ
3…ステータコア
4…インシュレータ
5…巻線
6…ロータ
7…ロータマグネット
8、9…2組のロータコア
10…シャフト
11…フロントフランジ
12…リアフランジ
13、14…軸受
15…コネクタハウジング
円筒部…21
内壁…21a(円筒部21の)
外壁…21b(円筒部21の)
22…挿通穴
23…第1のリブ
24…環状溝
25…第2のリブ
26…貫通孔
30…ボルト
Claims (3)
- ハイブリッド型ステッピングモータであって、
ステータと、
前記ステータの内側に回転可能に配置されたロータと、
前記ステータの軸方向両端にそれぞれ配設されたフロントフランジ及びリアフランジと、を備え、
前記フロントフランジが有底四角形の筒状であり、底部に形成され、前記ロータのシャフトを回転可能に支持するための軸受を装着する円筒部と、前記円筒部の上面に形成された環状溝と、前記環状溝に形成され、前記円筒部の内壁と外壁を連結する複数のリブと、を有することを特徴とするハイブリッド型ステッピングモータ。 - 前記リアフランジが径外方に突出するコネクタハウジングを備え、
前記複数のリブが、前記コネクタハウジングの延在方向と同一平面において直交する方向に少なくとも2本形成されていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド型ステッピングモータ。 - 前記複数のリブが放射状に等ピッチ角で8本形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド型ステッピングモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015129013A JP2017017773A (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | ハイブリッド型ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015129013A JP2017017773A (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | ハイブリッド型ステッピングモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017017773A true JP2017017773A (ja) | 2017-01-19 |
Family
ID=57829388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015129013A Pending JP2017017773A (ja) | 2015-06-26 | 2015-06-26 | ハイブリッド型ステッピングモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017017773A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018143138A1 (ja) | 2017-02-02 | 2018-08-09 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受 |
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2015
- 2015-06-26 JP JP2015129013A patent/JP2017017773A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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