JP2017016980A - 端子台 - Google Patents

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義人 加藤
Yoshito Kato
義人 加藤
克文 松井
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克文 松井
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Abstract

【課題】受熱環境下に曝された場合であっても、シール性を確保可能な端子台を提供する。【解決手段】端子台1は、樹脂成形部20を有するハウジング2と、樹脂成形部20に埋設された埋設部および樹脂成形部20から外方に突出した接続部31を一体に備えたバスバー3と、埋設部と樹脂成形部20との間に存在する隙間5を封止するシール部とを有している。シール部は、エピクロロヒドリンゴムと、トリアジン系加硫剤とを含む接着剤組成物の架橋体より構成されている。接着剤組成物は、エピクロロヒドリンゴム100質量部に対してトリアジン系加硫剤を0.3〜5質量部含有している。【選択図】図1

Description

本発明は、端子台に関する。
従来、例えば、自動車用のワイヤーハーネス等が接続される端子台が知られている。端子台は、一般に、樹脂成形部を有するハウジングと、金属製のバスバーとを有しており、インサート成形により樹脂成形部にバスバーが固定されている。
樹脂成形部は、通常、金属製のバスバーと接着し難く、また、成形収縮等による寸法変化を起こしやすい。そのため、樹脂成形部とバスバーとの間には、不可避的に隙間が形成される。それ故、オイルシール性等を確保するため、上記隙間部分に接着剤組成物を用いてシール部が設けられる(特許文献1参照)。上記接着剤組成物としては、エピクロロヒドリンゴムを主成分とする接着剤組成物が用いられることが多い。
なお、先行する特許文献2には、エピハロヒドリン系ゴム、受酸剤、加硫剤、および、環状化合物の銅錯体を含有する、耐熱性を向上させた自動車用ゴム組成物が開示されている。
特開2013−45510号公報 特開2010−144014号公報
しかしながら、従来技術は、以下の点で問題がある。すなわち、端子台は、例えば、自動車等における過酷な受熱環境下で使用されることがある。このような受熱環境下では、周辺からの受熱による劣化とそれに伴う軟化によってシール部が隙間から流れ出し、シール性を確保することができなくなるおそれがある。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、受熱環境下に曝された場合であっても、シール性を確保可能な端子台を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、樹脂成形部を有するハウジングと、上記樹脂成形部に埋設された埋設部および上記樹脂成形部から外方に突出した接続部を一体に備えたバスバーと、上記埋設部と上記樹脂成形部との間に存在する隙間を封止するシール部とを有しており、
上記シール部は、エピクロロヒドリンゴムと、トリアジン系加硫剤とを含む接着剤組成物の架橋体より構成されており、
上記接着剤組成物は、上記エピクロロヒドリンゴム100質量部に対して上記トリアジン系加硫剤を0.3〜5質量部含有している、端子台にある。
上記端子台は、上記接着剤組成物の架橋体より構成されるシール部を有している。そのため、上記端子台は、シール部の耐熱性が向上し、受熱環境下に曝された場合であっても、シール部の劣化やシール部の流れ出しが生じ難くなり、シール性を確保することが可能となる。これは、シール部に未架橋部位が生じ難く、架橋密度が向上することや、架橋密度が過度に大きくならないことにより、シール部の柔軟性が損なわれ難いためであると考えられる。
実施例1の端子台の正面図である。 実施例1の端子台の平面図である。 図1におけるIII−III断面図である。
上記端子台において、シール部は、インサート成形によってバスバーの埋設部とハウジングの樹脂成形部との間に形成される隙間を液密に封止することができれば、上記隙間のいずれの位置に配置されていてもよい。シール部は、例えば、隙間の一部に配置されていてもよいし、隙間の全部に配置されていてもよい。前者の場合には、端子台が高温環境下に曝されてシール部の流動性が増した場合でも、シール部が隙間から外部に直ちに漏出し難く、シール性能を長期間にわたって維持しやすくなる。前者の場合、シール部は、具体的には、例えば、バスバーの埋設部における一部にてバスバーの外周を取り囲むように配置することができる。
上記端子台において、シール部は、エピクロロヒドリンゴムと、トリアジン系加硫剤とを含む接着剤組成物の架橋体より構成されている。
エピクロロヒドリンゴムは、エピクロロヒドリンの単独重合体ゴムから構成されていてもよいし、エピクロロヒドリン単位とアルキレンオキサイド単位等の他の単位とを有する二元以上の共重合体ゴムから構成されていてもよいし、上記単独重合体ゴムおよび上記共重合体ゴムの双方から構成されていてもよい。
上記共重合体ゴムにおいて、アルキレンオキサイド単位としては、具体的には、エチレンオキサイド単位、プロピレンオキサイド単位、ブチレンオキサイド単位などを例示することができる。
上記共重合体ゴムとしては、具体的には、例えば、エピクロロヒドリン−エチレンオキサイド共重合体ゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重合体ゴム、エピクロロヒドリン−プロピレンオキサイド共重合体ゴムなどを例示することができる。これらは1種または2種以上併用することができる。
エピクロロヒドリンゴムは、耐熱性、バスバーおよび樹脂成形部に対する接着性、入手容易性、コストなどのバランスに優れるなどの観点から、好ましくは、エピクロロヒドリンの単独重合体ゴムであるとよい。
トリアジン系加硫剤は、具体的には、SH基を含む構成とすることができる。この場合には、シール部の架橋密度が向上し、シール性の確保を確実なものとすることができる。トリアジン系加硫剤としては、例えば、SH基を1〜3個、好ましくは、2〜3個有するトリアジン系化合物を用いることができる。トリアジン系加硫剤としては、具体的には、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジンなどを例示することができる。これらは1種または2種以上併用することができる。
上記端子台において、接着剤組成物は、エピクロロヒドリンゴム100質量部に対して上記トリアジン系加硫剤を0.3〜5質量部含有している。トリアジン系加硫剤の含有量が0.3質量部未満になると、シール部に未架橋部分ができやすくなり、シール部の耐熱性が低下する。その結果、受熱環境下に曝された場合に、シール性を確保することができなくなる。一方、トリアジン系加硫剤の含有量が5質量部を超えると、架橋密度が大きくなり過ぎてシール部の柔軟性が低下する。その結果、受熱環境下に曝された場合に、シール性を確保することができなくなる。
上記端子台において、接着剤組成物は、エピクロロヒドリンゴム100質量部に対して、トリアジン系加硫剤を、好ましくは0.5質量部以上、好ましくは0.7質量部以上、さらに好ましくは1質量部以上含有することができる。また、接着剤組成物は、エピクロロヒドリンゴム100質量部に対して、トリアジン系加硫剤を、好ましくは4.5質量部以下、好ましくは4質量部以下、さらに好ましくは3.5質量部以下含有することができる。
接着剤組成物は、上記作用効果を損なわない範囲内であれば、例えば、エピクロロヒドリンゴム以外にも、ニトリルゴム、アクリルゴム等の他のゴムを1種または2種以上含有することができる。また、接着剤組成物は、他にも、例えば、上記作用効果を損なわない範囲内であれば、例えば、加硫促進剤、可塑剤、老化防止剤、素練り促進剤などの添加剤を1種または2種以上含有することができる。また、接着剤組成物は、インサート成形前に、バスバーに途切れなく塗布しやすくなる観点から、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン等の溶剤を用いて液状に調製されることができる。
上記端子台は、例えば、以下のようにして製造することができる。なお、上記端子台の製造方法は、以下の記載によって限定されない。
バスバーにおけるシール部を形成すべき所定箇所に上記接着剤組成物を塗布する。必要に応じて、塗布後、接着剤組成物を乾燥させることができる。次いで、バスバーに塗布された接着剤組成物を加熱し、接着剤組成物を架橋させる。次いで、インサート成形により、バスバーと樹脂成形部とを一体化する。これにより、バスバーの埋設部と樹脂成形部との間の隙間を塞ぐようにシール部が形成される。以上により、上記端子台が得られる。なお、接着剤組成物は、インサート成形時の熱を利用して架橋することも可能である。
上記端子台は、受熱環境下に曝された場合であっても、シール性を確保することができる。そのため、自動車用ワイヤーハーネスを接続するための端子台として好適に用いることができる。この場合、端子台は、より具体的には、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車等における高圧ワイヤーハーネスの接続に好適に用いることができる。
なお、上述した各構成は、上述した各作用効果等を得るなどのために必要に応じて任意に組み合わせることができる。
以下、実施例の端子台について、図面を用いて説明する。
(実施例1)
実施例1の端子台について、図1〜図3を用いて説明する。図1〜図3に示されるように、本例の端子台1は、樹脂成形部20を有するハウジング2と、バスバー3と、シール部4とを有している。バスバー3は、樹脂成形部20に埋設された埋設部30および樹脂成形部20から外方に突出した接続部31を一体に備えている。シール部4は、埋設部30と樹脂成形部20との間に存在する隙間5を封止している。以下、詳説する。
本例において、樹脂成形部20は、熱可塑性樹脂より形成されている。熱可塑性樹脂は、ガラス繊維にて強化された芳香族系ナイロン樹脂である。樹脂成形部20は、具体的には、板状の基部200と、基部200における第1接続側の面から外方へ突出する複数の第1突出部201と、基部200における第2接続側の面の各第1突出部201に対応する位置から外方へ突出する複数の第2突出部202と、基部200と第1突出部201と第2突出部202とを貫通する複数のバスバー保持孔203とを有している。
本例において、バスバー3は、板状形状を呈している。バスバー3は、具体的には、スズめっきされた銅板より形成されている。バスバー3は、インサート成形により樹脂成形部20に固定されている。具体的には、バスバー3は、樹脂成形部20におけるバスバー保持孔203内を貫通した状態で樹脂成形部20に固定されている。バスバー3のうち、バスバー保持孔203内に配置された部分が、埋設部30とされる。一方、バスバー3のうち、バスバー保持孔203から外部に露出する部分が、接続部31とされる。したがって、バスバー3は、埋設部30の両端にそれぞれ接続部31を有している。接続部31は、ワイヤーハーネス等を締結するための締結孔311および締結ナット312を有している。なお、本例では、バスバー3は、互いに離間した状態で6つ配置されている例が示されている。
本例において、シール部4は、具体的には、埋設部30の表面と樹脂成形部20のバスバー保持孔203の内壁面との間に形成された隙間5の一部に配置されている。シール部4は、より具体的には、埋設部30における基部200に対応する位置に配置されている。また、シール部4は、埋設部30の一部にて外周を取り囲むように設けられている。
ここで、シール部4は、エピクロロヒドリンゴムと、トリアジン系加硫剤とを含む接着剤組成物の架橋体より構成されている。接着剤組成物は、エピクロロヒドリンゴム100質量部に対してトリアジン系加硫剤が0.3〜5質量部含有されている。
本例では、エピクロロヒドリンゴムは、エピクロロヒドリンの単独重合体ゴムである。また、トリアジン系加硫剤は、具体的には、SH基を含むトリアジン系化合物よりなり、より具体的には、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン、および/または、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジンである。
次に、本例の端子台の作用効果について説明する。
本例の端子台1は、上記接着剤組成物の架橋体より構成されるシール部4を有している。そのため、端子台1は、シール部4の耐熱性が向上し、受熱環境下に曝された場合であっても、シール部4の劣化やシール部4の流れ出しが生じ難くなり、シール性を確保することが可能となる。これは、シール部4に未架橋部位が生じ難く、架橋密度が向上することや、架橋密度が過度に大きくならないことにより、シール部4の柔軟性が損なわれ難いためであると考えられる。
<実験例>
以下、実験例を用いてより具体的に説明する。
(接着剤組成物の作製)
接着剤組成物の材料として以下のものを準備した。
・エピクロロヒドリンゴム(エピクロロヒドリンの単独重合体ゴム)(ダイソー社製、「エピクロマーH」)
・トリアジン系加硫剤(1)(2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン)(川口化学工業社製、「アクターTSH」)
・トリアジン系加硫剤(2)(2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジン)(川口化学工業社製、「アクターBSH」)
・チオウレア系加硫剤(川口化学工業社製、「アクセル(Accel)22−S」)
・ポリスルフィド系加硫剤(三新化学工業社製、「サンフェルEX」)
・ステアリン酸(花王社製、「ルナックS−70V」)
・酸化マグネシウム(神島化学工業社製、「CX150」)
・トルエン(三共化学工業社製)
後述の表1に示される所定の配合割合となるように各材料を混合することにより、各接着剤組成物を得た。
−熱処理試験−
150℃にて1200時間曝された場合の端子台のシール性を調査するため、以下の試験を行った。
(熱処理後の接着剤の伸び)
ポリテトラフルオロエチレン加工された成形型を用い、接着剤組成物をシート状に成形した後、150℃で30分加熱することにより、接着剤組成物中のゴム成分を架橋させた。次いで、得られたシート状の接着剤(縦150mm×横×150mm×厚み1mm)に対して150℃で1200時間保持するという熱処理を施した。次いで、JIS K 7161に準拠し、熱処理後の接着剤から3号ダンベル形の試験片を採取し、23℃下、引張速度20mm/分の条件にて引張り試験を行うことにより、接着剤の伸びを測定した。
(熱処理後の引張せん断接着強さ)
スズめっきされた銅板の端部表面に接着剤組成物を塗布した後、自然乾燥させた。次いで、バスバーに塗布された接着剤組成物を150℃で30分間加熱し、接着剤組成物を架橋させた。次いで、インサート成形により、接着剤形成部にその端部が重なるように樹脂板を形成した。なお、樹脂板を形成するための樹脂には、ガラス繊維強化された芳香族系ナイロン樹脂を用いた。また、上記インサート成形の条件は、金型温度150℃、シリンダー温度310℃とした。これにより、JIS K 6850に規定された形状を有する試験片(接着剤層の厚み:0.1mm)を作製した。次いで、得られた試験片に対して上述した熱処理を施した。次いで、JIS K 6850に準拠し、熱処理後の試験片を用いて、23℃下、引張速度100mm/分の条件にて引張り試験を行うことにより、接着剤層の引張せん断接着強さを測定した。
(熱処理後のリークテスト)
実施例1に準じて、表1に示される接着剤組成物の架橋体より構成されるシール部を有する端子台を作製し、シール部のシール性能を評価するためのリークテストを実施した。具体的には、作製した端子台に対して予め上記熱処理を施した。次いで、熱処理後の端子台について、第1接続側におけるバスバー保持孔の開口端から100kPaの圧縮空気を導入した。そして、第2接続側におけるバスバー保持孔の開口端からの圧縮空気の漏出の有無を確認した。
−ヒートサイクル処理試験−
ヒートサイクルを受ける環境下に曝された場合の端子台のシール性を調査するため、上記熱処理試験に加えて以下の試験も併せて行った。
(ヒートサイクル処理後の接着剤の伸び)
上記熱処理後の接着剤の伸びの測定において、上記熱処理に代えて、−40℃に1時間保持した後、150℃に1時間保持するというヒートサイクルを500サイクル繰り返すというヒートサイクル処理を施した点、ヒートサイクル処理後の接着剤から3号ダンベル形の試験片を採取し、−40℃下、引張速度20mm/分の条件にて引張り試験を行った点以外は同様にして、接着剤の伸びを測定した。
(ヒートサイクル処理後の引張せん断接着強さ)
上記熱処理後の引張せん断接着強さの測定において、上記熱処理に代えて、上記ヒートサイクル処理を施した点、ヒートサイクル処理後の試験片を用いて、150℃下、引張速度100mm/分の条件にて引張り試験を行った点以外は同様にして、接着剤層の引張せん断接着強さを測定した。
(ヒートサイクル処理後のリークテスト)
上記熱処理後のリークテストにおいて、上記熱処理に代えて、作製した端子台に対して予め上記ヒートサイクル処理を施した点以外は同様にして、第2接続側におけるバスバー保持孔の開口端からの圧縮空気の漏出の有無を確認した。
表1に、接着剤組成物の詳細な組成と、各種試験結果をまとめて示す。
Figure 2017016980
表1によれば、以下のことがわかる。すなわち、試料1C、試料3Cは、エピクロロヒドリンゴム100質量部に対するトリアジン系加硫剤の含有量が規定量を下回っている。そのため、受熱後の接着剤の伸びおよびせん断接着強度が悪い。これは、接着剤に未架橋部分が生じ、接着剤の耐熱性が向上しなかったためである。それ故、試料1C、試料3Cは、150℃×1200時間という受熱環境に曝された場合に、シール性を確保することができなかった。
試料2C、試料4Cは、エピクロロヒドリンゴム100質量部に対するトリアジン系加硫剤の含有量が規定量を上回っている。そのため、受熱後の接着剤の伸びおよびせん断接着強度が悪い。そのため、試料2C、試料4Cは、架橋密度が大きくなり過ぎてシール部の柔軟性が低下し、150℃×1200時間という受熱環境に曝された場合に、シール性を確保することができなかった。
試料5C、試料6Cは、接着剤組成物がトリアジン系加硫剤を含有しておらず、他の加硫剤を含有している。そのため、試料5C、試料6Cは、トリアジン系加硫剤の添加による効果を得ることができず、150℃×1200時間という受熱環境に曝された場合に、シール性を確保することができなかった。
これらに対し、試料1〜試料4は、本発明で規定される成分組成、配合割合を満たす接着剤組成物を用いている。そのため、試料1〜試料4は、150℃×1200時間という熱処理後における接着剤の伸びおよびせん断接着強度に優れている。これは、接着剤の耐熱性が向上したためである。それ故、試料1〜試料4は、150℃×1200時間という受熱環境に曝された場合でも、シール部の流れ出しが生じず、シール性を確保することができている。
さらに、試料1〜試料4は、ヒートサイクル処理に曝された場合であっても、シール性を確保することができている。この結果から、試料1〜試料4は、シール部の耐熱性のみならず、シール部の耐熱衝撃性にも優れていることが確認された。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変更が可能である。
1 端子台
2 ハウジング
20 樹脂成形部
3 バスバー
30 埋設部
31 接続部
4 シール部
5 隙間

Claims (4)

  1. 樹脂成形部を有するハウジングと、上記樹脂成形部に埋設された埋設部および上記樹脂成形部から外方に突出した接続部を一体に備えたバスバーと、上記埋設部と上記樹脂成形部との間に存在する隙間を封止するシール部とを有しており、
    上記シール部は、エピクロロヒドリンゴムと、トリアジン系加硫剤とを含む接着剤組成物の架橋体より構成されており、
    上記接着剤組成物は、上記エピクロロヒドリンゴム100質量部に対して上記トリアジン系加硫剤を0.3〜5質量部含有している、端子台。
  2. 上記トリアジン系加硫剤は、SH基を含む、請求項1に記載の端子台。
  3. 上記トリアジン系加硫剤は、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン、および/または、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジンである、請求項1または2に記載の端子台。
  4. 自動車用ワイヤーハーネスを接続するために用いられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の端子台。
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