JP2017015172A - ゲートバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体と弁体サポートを堅固に連結した上で、弁体のシール材の弁座への押圧を適切に行うことができる、信頼性の高いゲートバルブを提供する。
【解決手段】本実施例のゲートバルブ100は、弁体サポート20の弁体端部連結部5、6のねじ42、44が弁体10のねじ孔12、14に螺着されると弁体10と弁体サポート20とが一体化され、弁体中央部連結部3、4の弁体10の連結に伴って、弁体10が弁体10の長手方向に対して弁座方向Dに向かって湾曲され、弁体10の中央部10Cと弁体サポート20の中央部20Cとの間に設けられる固定板50が弁体サポート20に接触され、湾曲された弁体10が弁体サポート20に連結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゲートバルブに関するものである。
従来、半導体製造装置等の真空室内を真空状態に維持するためゲートバルブが用いられており、様々なゲートバルブが提案されている。
この種のゲートバルブは、開口部を有する弁座に押圧される環状のシール材が取り付けられる弁体と、弁体に連結される弁体ステムとからなり、弁体ステムの弁座方向への移動でシール材の弁座への押圧がされて弁座の開口部の封止がなされる方式が適用されている。
この方式については、弁座の開口部のシール材による封止を適切に行うために、弁体ステムの移動によるシール材の弁座へ押圧を、シール材の中央部および端部すなわちシール材の全周で均等に行うことが求められていた。
これに対し、例えば、特許文献1には、弁体ステムに対して横にのびている弁体サポートによって、弁体ステムに対してシール材を有する弁体を懸架するものであって、弁体サポートは、弁体ステムに連結する中央連結部の両側であって該弁体サポートの両端部に設ける2つの横連結部において弁体に対して連結されており、また、中央連結部及びその両側に隣接する弁体サポートの部分が存在する中央部において弁体に対して間隔が形成される懸架装置が適用されたゲートバルブが提案されている。
特許第5655002号
特許文献1に開示されるゲートバルブでは、弁体ステムの弁座方向への移動により弁体が弁座に押圧されて弁体ステムが撓んだときに回転モーメントが生成され、この回転モーメントによる弁体サポートのねじれ又はひねりで、弁体が弁対ステムの軸方向に対して弁体に向かう方向に曲げられる。これにより、弁体のシール材への押圧の際の反力に応じて弁体を曲げることで、シール材を弁座に均等に押圧させることを図るものである。
ここで、特許文献1に記載されるゲートバルブにおいて、弁体サポートをこの中央部で弁体と堅固に連結して一体化してしまうと上記の曲げが拘束されることになり、弁体が弁対ステムの軸方向に対して弁体に向かう方向に曲げができなくなる。このため、弁体サポートの中央部で弁体と堅固に連結をしないことが必要となる。
本発明の目的は、上述の方式は採用せずに、弁体と弁体サポートを堅固に連結した上で、弁体のシール材の弁座への押圧を適切に行うことができる、信頼性の高いゲートバルブを提供することにある。
本発明のゲートバルブは、開口部を有する弁座に押圧されるシール材が取り付けられる弁体と、弁体の反シール材側に設けられて該弁体に連結される弁体サポートと、弁体サポートに垂直方向に連結される弁体ステムとからなり、弁体ステムの弁座方向への移動でシール材の弁座への押圧がされて弁座の開口部の封止がなされるゲートバルブにおいて、
弁体サポートは、弁体と別体に設けられ、弁体サポートと弁体との間に間隙が形成され、
弁体サポートの中央部には、弁体ステムへ連結される弁体ステム連結部と、該弁体ステム連結部の両側で該弁体に連結される弁体中央部連結部とが設けられ、
弁体サポートの双方の端部には、弁体の端部で該弁体に連結される弁体端部連結部が設けられ、
弁体端部連結部は、弁体の端部に形成されるねじ孔と弁体サポートの端部に形成される貫通孔と、該貫通孔を挿通して該ねじ孔に螺着されるねじとからなり、
弁体と弁体サポートとの間であって、該弁体の中央部と該弁体サポートの中央部に接触する接触面が形成される固定板が設けられ、
弁体端部連結部のねじが弁体のねじ孔に螺着されると弁体と弁体サポートとが一体化され、弁体中央部連結部の弁体の連結に伴って、弁体が該弁体の長手方向に対して弁座方向に向かって湾曲され、固定板が弁体サポートに接触され、湾曲された弁体が弁体サポートに連結されること
を特徴としている。
また、本発明のゲートバルブは、弁体ステムの弁座方向への移動で弁体のシール材が弁座へ押圧されると、弁体に弁座への押圧力と該弁座への押圧による反力が付与されると共に、弁体の双方の端部に、押圧力と反力で弁体の中央部を中心とする弁座方向に向けた回転モーメント力が付与されることを特徴としている。
また、本発明のゲートバルブは、固定板が、所定の厚みを有する板状に形成されるシム板と、該シム板を弁体に取り付ける取付板とからなることを特徴としている。
本発明のゲートバルブは、上述の如く構成したので、弁体と弁体サポートを堅固に連結した上で、弁体のシール材の弁座への押圧を適切に行うことができる、信頼性の高いゲートバルブを提供することができる。
本発明の実施例のゲートバルブの構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施例のゲートバルブの構成を分解して示す図である。 図1のゲートバルブのA−A矢視断面を示す図である。 図1のゲートバルブの平面図であり、本発明の実施例のゲートバルブの動作の例を説明する図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例(以下、本実施例という。)のゲートバルブについて、以下説明する。
図1は、本実施例のゲートバルブの構成を示す概略斜視図であり、図2は、本実施例のゲートバルブの構成を分解して示す図であり、図3は、図1のゲートバルブのA−A矢視断面を示す図であり、弁体の弁座への封止状態を示す図である。
本実施例のゲートバルブ100は、開口部210を有する弁座200に押圧されるシール材1が取り付けられる弁体10と、弁体10の反シール材側に設けられてこの弁体10に連結される弁体サポート20と、弁体サポート20に垂直方向に連結される弁体ステム30とからなり、弁体ステム30の弁座方向Dへの移動でシール材1の弁座200への押圧がされて弁座200の開口部210の封止がなされる。
また、弁体サポート20は、弁体10と別体に設けられる。これにより、弁体10と弁体サポート20間には間隙gが形成される。また、弁体サポート20の中央部20Cには、弁体ステム30へ連結される弁体ステム連結部2と、この弁体ステム連結部2の両側であって、弁体10の中央部10Cでこの弁体10に連結される弁体中央部連結部3、4とがそれぞれ形成される。
また、弁体サポート20の双方の端部27、29には、弁体10の端部17、19でこの弁体10に連結される弁体端部連結部5、6がそれぞれ形成される。
また、弁体端部連結部5、6は、弁体10の端部17、19に形成されるねじ孔12、14と弁体サポート20の端部27、29に形成される貫通孔22、24、貫通孔22、24を挿通してねじ孔12、14に螺着されるねじ42、44とからなる。
また、弁体10と弁体サポート20との間であって、これら弁体10の中央部10Cと弁体サポート20の中央部20Cに接触する接触面50A、50Bが形成される固定板50が設けられる。
また、弁体端部連結部5、6のねじ42、44が弁体のねじ孔12、14に螺着されると弁体10と弁体サポート20とが一体化され、弁体中央部連結部3、4のねじ46、48のねじ孔16、18への螺着に伴って、弁体10がこの弁体10の長手方向に対して弁座方向Dに向かって湾曲され、固定板50が弁体サポート20に接触され、湾曲された弁体10が弁体サポート20に連結される。
このようにして、弁体と弁体サポートを堅固に連結がなされ、ゲートバルブ弁体10の弁体ステム30の軸8方向に対する曲げが拘束される。
また、本実施例のゲートバルブ100は、弁体ステム30が弁座方向Dに移動されて弁体10のシール材1が弁座200へ押圧されると、弁体10が弁座200への押圧による反力Fで反シール材側に向けて長手方向に湾曲される。
また、この弁体10の湾曲と共に、弁座200への押圧による反力Fが弁体表面10Aに作用され、この作用された力で弁体10がこの弁体10の双方の端部17、19から湾曲され、弁体10が直線状とされるように構成されている。
本実施例のゲートバルブ100は、以上の構成により、弁体10と弁体サポート20とを間隙gを保持しつつ堅固に連結すると共に、弁体10の長手方向への湾曲により弁座200への押圧時の弁体10を直線状として、弁体10のシール材1の弁座200への押圧をシール材1の全周で均等に行うことを可能にする。以下、本実施例のゲートバルブ100について詳述する。
弁体10は金属製のものが用いられ、横長矩形状で所定の厚みを有する平板状に形成される。また、弁体10の角部は、図で示す例ではそれぞれ円弧状に形成されているが、別の形状であってもよい。
この弁体10は、弁座200側の弁体表面10Aには、シール材1が取り付けられる。このシール材1としては、真空雰囲気の封止に適した円環状のゴム材を使用したものが用いられる。このシール材1は、図3に示すように、弁体10に形成される環状の溝部15内に埋め込まれて用いられる。
また、反対側の弁体表面10Bには、弁体10の中央部10Cに高さ方向に連続して溝部11が形成されている。これにより、溝部11には、表面11Aが形成される。また、この溝部11には後述する固定板50を埋め込むための矩形状の溝部13が形成されている。この溝部13は、後述する弁体サポート20の突出部21に対して、固定板50を弁体10の中央部10Cと弁体サポート20の中央部20Cの間に設けるために形成されている。また、この溝部13の大きさは、固定板50を埋め込むため、固定板50よりもやや大きめの溝とされる。
また、溝部13には、固定板50を弁体10に取り付けるためのねじ等の取付手段53、54を取り付けるための孔部57B、58Bが形成されている。また、この孔部57B、58Bは、固定板50の形状に合わせて形成される。本実施例では、固定板50の形状に合わせて、弁体10の長手方向に並列して2つの孔部57B、58Bが設けられている。
また、弁体10は、溝部11の両側近傍に、弁体表面10B側から弁体サポート20を連結するためのねじ等の連結手段46、48を取り付けるための孔部16、18がそれぞれ形成されている。
また、弁体10は、弁体10の端部側17、19に、弁体表面10B側から弁体サポート20の端部27、29を連結するためのねじ等の連結手段42、44を取り付けるための孔部12、14がそれぞれ形成されている。
ここで、これら孔部12、14、16、18、57B、58Bは、それぞれ上記対応するねじを取り付ける場合には、ねじの螺合のために雌ねじ部が形成される。また、孔部12、14、16、18、57B、58Bには、図示するように、ワッシャー等の部材を設けるための溝部12A、14Aを形成してもよい。
以上の構成である弁体10は、後述する弁体サポート20と連結され、この弁体サポート20と直交するようにして連結される弁体ステム30の移動によって、開口部210を有する弁座200側へ移動され、弁座200にシール材1を介して押圧される。以下、この弁座200側への弁体10の移動の方向は弁座方向Dと称する。
弁体サポート20は、金属製のものが用いられ、横長矩形状で所定の厚みを有する平板状に形成される。この弁体サポート20は、弁体10と間隙gを置いて別体に設けられる。これにより、弁体10を湾曲させたまま弁体サポート20に連結できるし、間隙gがあることにより、面接触による、回転モーメント力M21、M22の損失を防ぐことができる。
また、弁体サポート20の中央部20Cの弁体10と対向する表面20Aには、厚み方向に向けて突出して延在された突出部21が形成されている。この突出部21は、突出部21の表面21Aで後述する固定板50の接触面50Bと接触させて、弁体10の弁体サポート20への連結による、弁体10の中央部10Cに接触面50Aで接触する固定板50への押圧を速やかに行うために形成されている。
ここで、本実施例のゲートバルブ100において、弁体10の溝部11と弁体サポート20の突出部21を設けることで、それぞれ連結した弁体10と弁体サポート20の合計の厚み寸法の低減をすることができるが、これら溝部11と突出部21は設けなくともよく、この構成であっても、本実施例の効果を奏することができる。
また、弁体サポート20の中央部20Cには、弁体ステム30へ連結される弁体ステム連結部2が形成されている。
この弁体ステム連結部2は、弁体サポート20を弁体ステム30に取り付けるためのねじ等の取付手段41と、弁体サポート20の垂直方向にかつ弁体サポート20の上面20Dに開口して形成された孔部23とからなる。この孔部23は、取付手段41を収容するための孔である。
また、弁体サポート20の中央部20Cであって、弁体ステム連結部2の両側には、弁体10の中央部10Cで弁体10と連結される弁体中央部連結部3、4とがそれぞれ形成される。
この弁体中央部連結部3、4は、弁体サポート20を弁体10の中央部10Cで弁体10に取り付けるためのねじ等の取付手段46、48と、弁座方向Dに向けて貫通して形成された孔部26、28からなる。この弁体中央部連結部3、4により、弁体10と弁体サポート20との堅固な連結がなされ、これらが一体化され、弁体ステム30との連結後には、弁体ステム30の軸方向に対する弁体サポート20の曲げが拘束される。
また、弁体サポート20の双方の端部27、29には、弁体10の端部17、19でこの弁体10に連結される弁体端部連結部5、6がそれぞれ形成される。
この弁体端部連結部5、6は、それぞれ、弁体サポート20を弁体10の端部17、19で弁体10に取り付けるためのねじ等の取付手段42、44と、弁座方向に向けて貫通して形成された孔部22、24からなる。なお、弁体端部連結部5、6は、ねじを設けない構成としてもよい。
また、弁体サポート20は、弁体サポート20を表面20B側から見て、中央部20Cの下面には下方向に向けて突出して延在された突出部25Bが形成されている。また、弁体サポート20を上面20E側から見て、中央部20Cから端部27、29に向かって傾斜して薄厚とされる。これら突出部25および端部27、29の傾斜により、弁体サポート20の必要な剛性を維持したままで軽量化ならびに省スペース化をすることができる。
以上のように連結された弁体10は、弁体端部連結部5、6による弁体10と弁体サポート20との連結後に、固定板50の厚みに応じて、弁体中央部連結部3、4のねじ46、48のねじ孔16、18への螺着に伴う弁体10の湾曲量を調整することができる。
このように、弁体端部連結部5、6のねじ42、44が弁体のねじ孔12、14に螺着されると弁体10と弁体サポート20とが一体化され、弁体中央部連結部3、4のねじ46、48のねじ孔16、18への螺着に伴って、弁体10がこの弁体10の長手方向に対して弁座方向Dに向かって湾曲され、固定板50が弁体サポート20に接触され、湾曲された弁体10が弁体サポート20に連結される。
固定板50は、弁体10と弁体サポート20との間に設けられて、これら弁体10の中央部10Cと弁体サポート20の中央部20Cに接触する接触面50A、50Bが形成される。本実施例においては、固定板50は、弁体10の溝部11よりも幅、高さおよび厚みが小さくされて、溝部13に収容される小矩形状に形成された取付板55と、シム板56とにより構成される。
取付板55には、ねじ等の取付部材53、54を収容するための孔部51、52が並列して形成されており、シム板56には、ねじ等の取付部材53、54を挿通させるための孔部57A、58Aが並列して形成されている。この場合、固定板50の接触面50Aはシム板56に形成され、固定板50の接触面50Bは取付板55に形成されることとなる。
固定板50は、以上の構成により弁体10にこの弁体10の中央部10Cで取り付けられるが、弁体サポート20にこの弁体サポート20の中央部20Cで取り付ける構造としてもよい。
以上の構成により、弁体10、弁体サポート20、弁体ステム30および固定板50は、次のようにして連結・固定される。
まず、弁体10の中央部10Cの溝部13に、シム板56と取付板55が順次収容されて、取付部材53、54のねじの螺合等によりシム板56と取付板55が弁体10の中央部10Cで弁体10に取り付けられて、弁体10に固定される。
次に、弁体10を弁体サポート20に並置して設け、弁体サポート20の弁体端部連結部5、6により、弁体サポート20を弁体10の端部17、19で弁体10に取り付ける。
次に、弁体サポート20の弁体中央部連結部3、4により、弁体サポート20を弁体10の中央部10Cで弁体10に取り付ける。
これらの連結により、弁体10と弁体サポート20とが堅固に連結されて、弁体10の弁体ステム30の軸方向に対する曲げが拘束される。
以上のようにして、本実施例のゲートバルブ100が構成される。このゲートバルブ100は、例えば、内部が空洞である筐体状の弁箱(図示せず。)の内部に収容されて用いられる。この場合、弁座200および開口部210はこの弁箱に形成される。
また、本実施例のゲートバルブ100は、弁体ステム30の他端に、図示しない駆動機構が接続される。この駆動機構の駆動により、弁体ステム30が弁座方向Dへ移動され、弁体10のシール材1の弁座200への押圧により、弁座200の開口部210の封止がなされる。
この駆動機構としては、例えば、弁箱の下部に設けられるブロック体とからなり、このブロック体内にシリンダとピストンロッドが設けられ他者が用いられる。これにより、駆動機構は、外部よりシリンダ内に圧縮空気を流入させ、この圧縮空気によりピストンロッドを上昇させる駆動力を発生し、ピストンロッドを介して弁体ステム30へと駆動力を伝達し、弁体ステム30昇移動させるようになっている。
また、駆動機構は、サーボモータと、このサーボモータからの回転力を直線動作に変換して駆動力を発生させる電動アクチュエータを用いてもよい。
上述した構成である本実施例のゲートバルブ100の動作について、図4を用いて説明する。
図4は、図1の平面図であり、本発明の実施例のゲートバルブの動作の例を説明する図である。また、図4は、一部を断面図にして示している。この図において、図4(a)は、弁体10を弁座200に押圧する前の状態であって、固定板の厚みがt1である例を示す図であり、図4(b)は、弁体10を弁座200に押圧した後の状態を示す図であり、図4(c)は、図4(a)と同じ状態であって、固定板の厚みがt2(t1>t2)である例を示す図である。
図4(a)の例を挙げて説明すると、まず、図示しない駆動機構の駆動により、弁体ステム30が弁座方向Dに移動され、これに伴い弁体10も弁座方向Dに移動される。次に、弁体10がシール材1を介して弁座200に押圧されてシール材1が潰されると共に、弁座200の開口部210が封止される。
この際、弁体10の中央部10Cに駆動機構から伝達された弁座200への押圧力Sが作用する。また、この弁体10に対し、シール材1の弁座200への押圧により発生した反力Fが開放方向Eに働き、弁体10が長手方向に対して開放方向Eに向けて湾曲されて変形される。すなわち、弁体10の形状が直線に近づいた形状とされる。ここで、この反力Fとは、シール材1からの反力と、弁体10を弁座200に押圧した際に弁箱内から弁座200に加えられる差圧を含む。この反力Fは、弁体10の表面10Aに作用する。
この弁体10の変形と共に、反力Fは、接触面50A、接触面50Bでそれぞれ弁体10の中央部10C、弁体サポート20の中央部20Cとに接触する固定板50を介して弁体サポート20に伝達される。また、反力Fは、弁体連結部5、6を介して弁体サポート20に伝達される。
また、この伝達された力Fと弁座200への押圧力Sで弁体サポート20の双方の端部27、29に弁体10の中央部10Cを中心として弁体10の長手方向に対して弁座方向Dに向けた回転モーメント力M21、M22が生成される。
これら生成された回転モーメント力M21、M22は、それぞれ弁体端部連結部5、6の連結部材42、44を介して弁体10に伝達される。つまり、連結部材42、44を介し弁体の端部17、19が弁座方向Dに押されることになる。
ここで、上述のように開放方向Eに向けて湾曲された弁体10は、この弁体10の中央部10C側に対して端部17、19側の弁座200へのシール材1の押圧力が小さくなるが、上述の回転モーメント力M21、M22により、弁体10の端部17、19が弁座方向Dに押されることとなり、もって弁体10の中央部10C側と端部17、19側の弁座200へのシール材1の押圧力が均等となる。このようにして、弁体10のシール材1全体に加わる弁座200への押圧力Pが均等になり、もってシール材1の潰し量がシール材1の全体に亘り均一となる。
このようにして、本実施例のゲートバルブ100は、弁体10の弁体ステム30の軸方向に対する曲げは拘束した状態で、弁体10の長手方向に対する湾曲によりシール材の弁座へ押圧を均等に行って、適切な封止を行うことを実現する。
このように、本実施例のゲートバルブ100は、弁体と弁体サポートを堅固に連結しつつ、弁体の長手方向に対する弁座方向への湾曲により、弁体のシール材の弁座への押圧をシール材全周で均等に行うようにしているので、弁体と弁体サポートとの連結が堅固になされていることからこれらの位置が不定となることもなくなるので、所期のシール材の弁座へ押圧を行うことが容易となり、もって信頼性の高いゲートバルブを提供することができる。
本実施例のゲートバルブ100は、また、上述の構成を備えていることにより、シール材の弁座への押圧によるシール材から弁体に加えられるシール材の反力と弁座への封止時に発生する弁体への差圧等により、弁体が弁座方向とは反対側すなわち封止を開放する方向に向かって湾曲される状況にあっても、弁体の長手方向に対する湾曲を利用することにより、シール材の弁座へ押圧を均等に行うことで、適切な封止を行うことができる。以下、これについて説明する。
図4(a)の例の場合において、厚みt1の固定板50は、弁体端部連結部5、6のねじ42、44が弁体のねじ孔12、14に螺着と弁体中央部連結部3、4のねじ46、48のねじ孔16、18への螺着に伴って、弁体10がこの弁体10の長手方向に対して弁座方向Dに向かって湾曲された後、厚みがt2の固定板50よりも大であるために、厚みt2の固定板50を用いた場合よりも先に弁体サポート20に接触される。
このように、図示するように、弁体10の湾曲量が少ない湾曲状態B1とされて、弁体10が後述するB2となる場合の例よりも直線状に近い形状にされる。この例では、湾曲状態B1の弁体10が弁体サポート20に連結されることとなる。
図4(c)の例の場合においては、固定板50の厚みがt1よりも少ないt2とされている。この場合、厚みがt1の固定板50を用いた場合よりも弁体10が大きく湾曲された後に弁体サポート20に接触される。
このように、図示するように、弁体10の湾曲量が多い湾曲状態B2とされて、弁体10がより円弧状に近い形状にされる。この例では、湾曲状態B2の弁体10が弁体サポート20に連結されることとなる。
従って、固定板50の厚みを変更することで、湾曲された弁体10の湾曲量を変更することができる。
このように、本実施例のゲートバルブ100は、弁体サポート20に連結される弁体10の湾曲量は、固定板50の厚みに応じて設定される。
本実施例のゲートバルブ100は、以上の構成であるので、シール材1の弁座200への押圧によるシール材1から弁体10に加えられるシール材1の反力Fと弁座200への封止時に発生する弁体10への差圧等により、弁体10が弁座方向Dとは反対側すなわち封止を開放する方向Eに向かって湾曲される状況にあっても、固定板50の厚みを変更して、弁体10の湾曲量を調整することで、シール材の弁座へ押圧を均等に行うことができる。
ここで、本実施例のゲートバルブ100は、図4に示すように、固定板50による接触部分を除いて、本実施例のゲートバルブ100は、弁体10と弁体サポート20との間には間隙g1、g2、g3が設けられている。
これにより、弁体10を湾曲させたまま弁体サポート20に連結できるし、面接触による、回転モーメント力M21、M22や押圧力Sの損失を防ぐことができる。本実施例のゲートバルブ100においては、以上の効果を奏するために、いずれの状態にあっても、弁体10と弁体サポート20との間に間隙が設けられるように構成されている。
また、本実施例のゲートバルブ100は、固定板50を取付板55とシム板56とにより構成することで、取付板55はそのままの構造で、厚みの異なるシム板56を複数用意しておき、状況に応じて複数のシム板56により厚さを調整して弁体10に取り付けることで、状況に応じて速やかに適切なシール材1の封止を行えるゲートバルブ100を提供することができる。
本発明の実施例のゲートバルブは、上述した構成により、弁体と弁体サポートを堅固に連結した上で、弁体のシール材の弁座への押圧を適切に行うことができる、信頼性の高いゲートバルブを提供することができる。
また、本実施例の弁体端部連結部と弁体中央部連結部の取付位置は、図示以外であってもよく、例えば、それぞれの取付の高さ位置が異なるようにしてもよい。この構成であっても、上述の実施例と同様の効果を奏するゲートバルブを提供することができる。
1…シール材、2…弁体ステム連結部、3、4…弁体中央部連結部、5、6…弁体端部連結部、10…弁体、10C…弁体の中央部、17、19…弁体の端部、20…弁体サポート、27、29…弁体サポートの端部、20C…弁体サポートの中央部、30…弁体ステム、50…固定板、50A…接触面、100…ゲートバルブ、200…弁座、210…開口部、g…間隙、D…弁座方向、M21、M22…回転モーメント力、P、S…押圧力。

Claims (3)

  1. 開口部を有する弁座に押圧されるシール材が取り付けられる弁体と、弁体の反シール材側に設けられて該弁体に連結される弁体サポートと、弁体サポートに垂直方向に連結される弁体ステムとからなり、弁体ステムの弁座方向への移動でシール材の弁座への押圧がされて弁座の開口部の封止がなされるゲートバルブにおいて、
    弁体サポートは、弁体と別体に設けられ、弁体サポートと弁体との間に間隙が形成され、
    弁体サポートの中央部には、弁体ステムへ連結される弁体ステム連結部と、該弁体ステム連結部の両側で該弁体に連結される弁体中央部連結部とが設けられ、
    弁体サポートの双方の端部には、弁体の端部で該弁体に連結される弁体端部連結部が設けられ、
    弁体端部連結部は、弁体の端部に形成されるねじ孔と弁体サポートの端部に形成される貫通孔と、該貫通孔を挿通して該ねじ孔に螺着されるねじとからなり、
    弁体と弁体サポートとの間であって、該弁体の中央部と該弁体サポートの中央部に接触する接触面が形成される固定板が設けられ、
    弁体端部連結部のねじが弁体のねじ孔に螺着されると弁体と弁体サポートとが一体化され、弁体中央部連結部の弁体の連結に伴って、弁体が該弁体の長手方向に対して弁座方向に向かって湾曲され、固定板が弁体サポートに接触され、湾曲された弁体が弁体サポートに連結されること
    を特徴とするゲートバルブ。
  2. 請求項1記載のゲートバルブにおいて、弁体ステムの弁座方向への移動で弁体のシール材が弁座へ押圧されると、弁体に弁座への押圧力と該弁座への押圧による反力が付与されると共に、弁体の双方の端部に、押圧力と反力で弁体の中央部を中心とする弁座方向に向けた回転モーメント力が付与されることを特徴とするゲートバルブ。
  3. 請求項1または2に記載のゲートバルブにおいて、固定板は、所定の厚みを有する板状に形成されるシム板と、該シム板を弁体に取り付ける取付板とからなることを特徴とするゲートバルブ。
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