JP2017014949A - 発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ランキンサイクルにおいてエンジンの冷却水で作動流体を適切に蒸発させる。
【解決手段】発電システムは、排気を排出すると共に、循環する冷却水が通過するエンジン10と、循環流路41内に、冷却水によって冷却水よりも融点が低い作動流体を蒸発させる蒸発器43、作動流体を膨張させる膨張器44、作動流体を凝縮させる凝縮器45、作動流体を循環流路41内で循環させるポンプ42の順に配置されたランキンサイクル40と、エンジン10を通過した冷却水を、蒸発器43に導入する冷却水通路30と、冷却水通路30から分岐した後に冷却水通路30と接続する第1迂回通路31aと、排気の排気通路20と第1迂回通路31aとが交差する箇所に設けられ、排気の熱を第1迂回通路31aの冷却水に回収する熱交換器24と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電システムに関し、より詳細には、蒸発器がエンジンの冷却水によって作動流体を蒸発させるランキンサイクルを有する発電システムに関する。
近年、車両で発生する廃熱を利用して動力に回生するために、ランキンサイクルを有する発電装置の車両への搭載が検討されている。ランキンサイクルとは、循環流路内に、熱源によって作動流体を蒸発させる蒸発器、作動流体を膨張させる膨張器、冷却源によって作動流体を凝縮させる凝縮器、作動流体を循環流路内で循環させる循環器の順に配置したものである。
ランキンサイクルとして、沸点の低い媒体を作動流体として用いるオーガニックランキンサイクルが利用されている。例えば、下記の特許文献1には、蒸発器が、エンジンの冷却水によって作動流体を加熱するランキンサイクルが開示されている。
特開2005−282363号公報
エンジンを通過した冷却水の温度は、常に同じ温度ではなく、車両の動作状況に応じて変動する。このため、冷却水の温度が低い場合(例えば、エンジンの暖機時)には、蒸発器が冷却水によって作動流体を適切に蒸発させることができず、ランキンサイクルが動作しない恐れがある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ランキンサイクルにおいてエンジンの冷却水で作動流体を適切に蒸発させることを目的とする。
本発明の一の態様においては、排気を排出すると共に、循環する冷却水が通過するエンジンと、循環流路内に、前記冷却水によって前記冷却水よりも融点が低い作動流体を蒸発させる蒸発器、前記作動流体を膨張させる膨張器、前記作動流体を凝縮させる凝縮器、前記作動流体を前記循環流路内で循環させる循環器の順に配置されたランキンサイクルと、前記エンジンを通過した前記冷却水を、前記蒸発器に導入する第1冷却水通路と、前記第1冷却水通路から分岐した後に前記第1冷却水通路と接続する第2冷却水通路と、前記排気の排気通路と前記第2冷却水通路とが交差する箇所に設けられ、前記排気の熱を前記第2冷却水通路の冷却水に回収する熱交換器と、を備えることを特徴とする発電システムを提供する。
かかる発電システムによれば、エンジンを通過した冷却水が、第2冷却水通路において熱交換器を通過する際に、排気の熱を回収するため、冷却水の温度が上昇する。そして、温度が上昇した冷却水が蒸発器に導入されるため、エンジンを通過した直後の冷却水の温度が低くても、蒸発器が冷却水を熱源として作動流体を適切に加熱できる。この結果、ランキンサイクルを早期に始動させることが可能となる。
また、前記発電システムは、前記第1冷却水通路において前記第2冷却水通路との分岐点に設けられ、前記第1冷却水通路から前記第2冷却水通路へ流れる冷却水の流量を調整する第1流量調整部材を更に備えることとしてもよい。
また、前記発電システムは、前記第1流量調整部材の動作を制御する制御部を更に備え、前記制御部は、前記蒸発器における前記作動流体の蒸発状態に応じて、前記第1流量調整部材を動作させて前記第2冷却水通路へ流れる冷却水の流量を調整することとしてもよい。
また、前記発電システムは、前記第1冷却水通路において前記蒸発器を迂回する迂回通路と、前記蒸発器へ導入される冷却水の流量及び前記迂回通路へ流れる冷却水の流量を調整する第2流量調整部材と、を更に備えることとしてもよい。
また、前記発電システムは、前記第2流量調整部材の動作を制御する制御部を更に備え、前記制御部は、前記エンジンの暖機時に、前記第2流量調整部材を動作させて、前記蒸発器に冷却水を導入させずに前記迂回通路に冷却水を流させることとしてもよい。
本発明によれば、ランキンサイクルにおいてエンジンの冷却水で作動流体を適切に蒸発させることができるという効果を奏する。
本発明の一の実施形態に係る発電システムSの構成の一例を示す模式図である。 比較例に係る発電システム900の構成を示す模式図である。
<発電システムの構成>
図1を参照しながら、本発明の一の実施形態に係る発電システムSの構成について説明する。図1は、一の実施形態に係る発電システムSの構成の一例を示す模式図である。
発電システムSは、内燃機関であるエンジンを有する車両に搭載されている。例えば、発電システムSは、トラックやバス等の大型車両に搭載されている。発電システムSは、ランキンサイクルによって、車両で発生する廃熱を利用して動力に回生する。図1に示すように、発電システムSは、エンジン10と、排気通路20と、冷却水通路30と、ランキンサイクル40と、センサ群70と、ECU80とを有する。
エンジン10は、複数の気筒を含むエンジンであり、本実施形態ではディーゼルエンジンである。エンジン10は、気筒内で燃料と吸気(空気)の混合気を燃焼、膨張させて、動力を発生させる。吸気は、不図示の吸気通路によりエンジン10の気筒に吸入されている。また、エンジン10は、燃焼後の排気(排出ガス)を排出する。
排気通路20は、エンジン10から排出された排気を車両の外部へ排出する通路である。図1において、排気の流路は破線の矢印で示されている。排気通路20には、過給機22と、後処理装置23と、熱交換器24とが設けられている。
過給機22は、排気の圧力を動力源として、エンジン10に吸入される吸気を過給する装置である。過給機22は、例えばターボチャージャであり、排気通路20に設けられたタービンと、吸気通路に設けられたコンプレッサとを有する。
後処理装置23は、排気を浄化する装置である。例えば、後処理装置23は、排気中のPMを捕集したり、尿素水から加水分解されて生成されるアンモニア(NH)を還元剤として排気中のNOを選択的に還元浄化したりする。
熱交換器24は、排気通路20と冷却水通路30(具体的には、後述する第1迂回通路31a)とが交差する箇所に設けられている。熱交換器24は、排気通路20の排気の熱を、冷却水通路30の冷却水に回収する装置である。これにより、冷却水通路30を流れる冷却水が、温まる。
冷却水通路30は、エンジン10が過熱状態になることを防止するために、エンジン10を冷却する冷却水を循環させる通路である。図1において、冷却水の流路は実線の矢印で示されている。冷却水通路30は、エンジン10内を冷却水が通過するように設けられており、冷却水がエンジン10の熱を奪うことでエンジン10の温度を下げる。本実施形態において、エンジン10を通過して温まった冷却水は、熱源として、ランキンサイクル40の蒸発器43に導入される。冷却水通路30には、第1迂回通路31aと、第2迂回通路31bと、第3迂回通路31cと、ラジエータ32と、ポンプ33と、第1調整バルブ34と、第2調整バルブ35と、第3調整バルブ36とが設けられている。
第1迂回通路31aは、冷却水通路30においてエンジン10の下流側から分岐した後に、冷却水通路30に蒸発器43の上流側で接続する通路である。第1迂回通路31aは、途中で熱交換器24を通過する構成となっている。これにより、第1迂回通路31aを流れる冷却水は、熱交換器24によって排気の熱を回収し、温まる。第1迂回通路31aから冷却水通路30へ送られてきた冷却水は、第1迂回通路31aを流れない冷却水と合流することで、蒸発器43に送られる冷却水の温度が上昇する。なお、本実施形態においては、冷却水通路30が第1冷却水通路に該当し、第1迂回通路31aが第2冷却水通路に該当する。
第2迂回通路31bは、冷却水通路30においてランキンサイクル40の蒸発器43の上流から分岐して、蒸発器43を迂回する通路である。例えば、エンジン10の暖機時には、第2迂回通路31bによって冷却水を蒸発器43から迂回させる。
第3迂回通路31cは、冷却水通路30においてラジエータ32の上流から分岐して、ラジエータ32を迂回する通路である。例えば、エンジン10の暖機時には、第3迂回通路31cを流れる冷却水によってエンジン10を温める。
ラジエータ32は、エンジン10を通過することで温度が上昇した冷却水の放熱を行う。具体的には、ラジエータ32は、送られてきた冷却水の熱を大気中に放出することで、冷却水の温度を下げる。なお、冷却水の放熱を促進するために、ラジエータ32の後方に冷却ファンが設けられていてもよい。
ポンプ33は、冷却水通路30内で冷却水を循環させる。ポンプ33は、エンジン10の下流側に設けられており、冷却水を圧送する。ポンプ33は、例えばエンジン10から駆動力を受けて動作する。
第1調整バルブ34は、エンジン10を通過した冷却水の第1迂回通路31aへ迂回させる流量を調整する流量調整部材である。第1調整バルブ34は、冷却水通路30において第1迂回通路31aとの分岐点に設けられている。これにより、熱交換器24において排気の熱を回収する冷却水の流量を調整できる。
第2調整バルブ35は、蒸発器43へ送る冷却水の流量と、第2迂回通路31bへ迂回させる冷却水の流量を調整する。第2調整バルブ35は、冷却水通路30において第2迂回通路31bへの分岐点に設けられている。なお、本実施形態では、第1調整バルブ34が第1流量調整部材に該当し、第2調整バルブ35が第2流量調整部材に該当する。
第3調整バルブ36は、ラジエータ32へ送る冷却水の流量と、第3迂回通路31cへ迂回させる冷却水の流量とを調整する。第3調整バルブ36は、冷却水通路30において第3迂回通路31cへの分岐点に設けられている。
ランキンサイクル40は、エンジン10を通過した冷却水を利用して電力を発生させる発電サイクルである。ランキンサイクル40は、図1に示すように、循環流路41と、ポンプ42と、蒸発器43と、膨張器44と、凝縮器45とを有する。ランキンサイクル40においては、循環流路41に、ポンプ42、蒸発器43、膨張器44、凝縮器45の順に配置され、閉回路を形成している。
循環流路41は、作動流体が循環する流路であり、図1において一点鎖線で示されている。本実施形態のランキンサイクル40は、沸点の低い媒体であるフロン等を作動流体として循環させるオーガニックランキンサイクルである。作動流体の融点は、冷却水の融点よりも低い。作動流体としては、例えば公知のHFC−245faやHFC−134aが利用される。
ポンプ42は、作動流体を循環流路41内で循環させる循環器である。ポンプ42は、液相の作動流体を吸入して、蒸発器43に圧送する。ポンプ42としては、遠心ポンプやギアポンプ等が用いられる。
蒸発器43は、循環流路41においてポンプ42の下流側に設けられ、冷却水によって作動流体を蒸発させる。具体的には、蒸発器43は、ポンプ42から送られてくる作動流体と、冷却水通路30を流れる冷却水との間で熱交換を行うことにより、作動流体を加熱する。本実施形態では、熱交換器24によって排気の熱を回収した冷却水が蒸発器43に導入されるので、エンジン10を通過した時よりも昇温した冷却水によって作動流体を加熱できる。
膨張器44は、循環流路41において蒸発器43の下流側に設けられ、蒸発器43で加熱された気相の作動流体を膨張させる。膨張器44は、作動流体が膨張することで、回転駆動力を発生させる。膨張器44には、発電機44aが連結されている。発電機44aは、膨張器44が発生した回転駆動力により回転することで、電力を発生させる。発生した電力は、例えば車両のバッテリー等に供給される。
凝縮器45は、循環流路41において膨張器44の下流側に設けられ、膨張器44が膨張させた作動流体を凝縮させる。具体的には、凝縮器45は、膨張器44から吐出される作動流体と、冷却源である大気との間で熱交換を行うことにより、作動流体を液化する。液化した作動流体は、ポンプ42に供給される。
センサ群70は、複数のセンサを有し、車両に関する様々な状態を検出可能である。例えば、センサ群70は、冷却水通路30の冷却水の温度を検出する。また、センサ群70は、蒸発器43における作動流体の加熱状態を検出してもよい。
ECU80は、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを備えた電子制御装置(Electric Control Unit)である。ECU80は、前述した各装置の動作を制御する。例えば、ECU80は、第1調整バルブ34、第2調整バルブ35及び第3調整バルブ36の動作を制御する制御部の機能を有する。また、ECU80は、ランキンサイクル40の動作を制御してもよい。
<ランキンサイクルの動作時の冷却水の流れについて>
上述した発電システムSにおいて、ランキンサイクル40の動作時の冷却水の流れについて説明する。ここでは、エンジン10から排気が排出されると共に、冷却水通路30を冷却水が循環しているものとする。
まず、第1調整バルブ34は、エンジン10を通過する冷却水の一部が第1迂回通路31aへ流れるように、バルブの開閉を調整する。すると、第1迂回通路31aへ流れた冷却水は、熱交換器24によって、排気通路20を流れる排気の熱を回収する。熱を回収した冷却水は、第1迂回通路31aと冷却水通路30の接続点において、第1迂回通路31aを流れなかった冷却水と合流する。これにより、冷却水が温まり、エンジン10を通過した際の温度よりも高くなる。
温度が高くなった冷却水は、ランキンサイクル40の蒸発器43に導入される。これにより、熱源としての冷却水による作動流体の加熱が促進されるので、ランキンサイクル40が適切に動作できる。特に、エンジン10を通過した冷却水の温度が低い場合でも、熱交換器24によって温度が高められるので、蒸発器43が作動流体を適切に加熱できる。この結果、ランキンサイクル40を早期に始動させることができる。
蒸発器43を通過した冷却水は、ラジエータ32を通過する際に放熱され、又は第3迂回通路31cによってラジエータ32を迂回する。そして、冷却水は、エンジン10を通過する際に、エンジン10の内部の熱を吸収して温まる。その後、冷却水は、前述したように循環し、蒸発器43で作動流体を加熱する熱源の役割を維持し続ける。
なお、ECU80は、蒸発器43における作動流体の加熱状態に応じて、第1調整バルブ34の開閉状態を制御してもよい。例えば、蒸発器43における作動流体の加熱が十分に行われている場合には、ECU80は、第1迂回通路31aへ冷却水が流れないように第1調整バルブ34の開閉状態を変更する。これにより、冷却水が熱交換器24において排気の熱を回収しないので、冷却水が余計に温まることを抑制できる。この結果、余計に温まった冷却水をラジエータ32で冷却する必要もなくなる。
また、エンジン10の暖機開始時には、冷却水が熱交換器24において排気の熱を回収しても、直ぐに冷却水の温度が蒸発器43において作動流体を適切に加熱可能な温度まで上昇しないことがある。そこで、ECU80は、暖機開始時には、冷却水が蒸発器43に導入されずに第2迂回通路31bへ流れるように、第2調整バルブ35を制御してもよい。かかる場合には、蒸発器43において作動流体に熱回収されていない冷却水がエンジン10を通過することで、温度が低いエンジン10の温度を効果的に高めることができるので、エンジン10の暖機を促進させることが可能となる。
<本実施形態における効果>
図2に示す比較例に係る発電システム900と対比しながら、本実施形態に係る発電システムSの有効性について説明する。
図2は、比較例に係る発電システム900の構成を示す模式図である。比較例においては、図1に示す熱交換器24、第1迂回通路31a及び第1調整バルブ34が設けられていない。すなわち、比較例においては、エンジン10を通過した冷却水は、排気の熱を回収せずに、ランキンサイクル40の蒸発器43に導入される。かかる比較例において、エンジン10を通過した冷却水の温度が低い場合には、蒸発器43が冷却水を熱源として作動流体を適切に加熱できず、ランキンサイクル40が動作しない恐れがある。特に、エンジン10の温度が低いエンジン10の暖機時には、エンジン10を通過する冷却水の温度も低いので、蒸発器43が冷却水によって作動流体を適切に加熱できない。
これに対して、本実施形態では、エンジン10を通過した冷却水が排気の熱を回収可能とするために、熱交換器24及び第1迂回通路31aを有する。かかる場合には、エンジン10を通過した冷却水が、第1迂回通路31aにおいて熱交換器24を通過する際に、排気の熱を回収するため、冷却水の温度が上昇する。このため、エンジン10を通過した直後の冷却水の温度が低くても、温度が上昇した冷却水が蒸発器43に導入されるため、蒸発器43が冷却水を熱源として作動流体を適切に加熱できる。この結果、ランキンサイクル40を早期に始動させることが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 エンジン
20 排気通路
24 熱交換器
30 冷却水通路
31a 第1迂回通路
31b 第2迂回通路
32 ラジエータ
34 第1調整バルブ
35 第2調整バルブ
40 ランキンサイクル
41 循環流路
42 ポンプ
43 蒸発器
44 膨張器
45 凝縮器
80 ECU
S 発電システム

Claims (5)

  1. 排気を排出すると共に、循環する冷却水が通過するエンジンと、
    循環流路内に、前記冷却水によって前記冷却水よりも融点が低い作動流体を蒸発させる蒸発器、前記作動流体を膨張させる膨張器、前記作動流体を凝縮させる凝縮器、前記作動流体を前記循環流路内で循環させる循環器の順に配置されたランキンサイクルと、
    前記エンジンを通過した前記冷却水を、前記蒸発器に導入する第1冷却水通路と、
    前記第1冷却水通路から分岐した後に前記第1冷却水通路と接続する第2冷却水通路と、
    前記排気の排気通路と前記第2冷却水通路とが交差する箇所に設けられ、前記排気の熱を前記第2冷却水通路の冷却水に回収する熱交換器と、
    を備えることを特徴とする発電システム。
  2. 前記第1冷却水通路において前記第2冷却水通路との分岐点に設けられ、前記第1冷却水通路から前記第2冷却水通路へ流れる冷却水の流量を調整する第1流量調整部材を更に備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の発電システム。
  3. 前記第1流量調整部材の動作を制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記蒸発器における前記作動流体の蒸発状態に応じて、前記第1流量調整部材を動作させて前記第2冷却水通路へ流れる冷却水の流量を調整することを特徴とする、
    請求項2に記載の発電システム。
  4. 前記第1冷却水通路において前記蒸発器を迂回する迂回通路と、
    前記蒸発器へ導入される冷却水の流量及び前記迂回通路へ流れる冷却水の流量を調整する第2流量調整部材と、を更に備えることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の発電システム。
  5. 前記第2流量調整部材の動作を制御する制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記エンジンの暖機時に、前記第2流量調整部材を動作させて、前記蒸発器に冷却水を導入させずに前記迂回通路に冷却水を流させることを特徴とする、
    請求項4に記載の発電システム。
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