JP2017014916A - 二槽式オイルパン - Google Patents

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鈴木 隆之
Takayuki Suzuki
隆之 鈴木
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Abstract

【課題】 低コストかつ簡易な構造でオイルの状態を適切に保つことを可能とする。
【解決手段】 エンジンブロック30の下方に設けられ、連通孔21yを有するセパレータ21によって上槽20と下槽10とに区画されたオイルパン本体と、下槽10内に設けられ、連通孔21yを開閉するフロート弁11とを備え、フロート弁11は、エンジンブロック30に形成されたオイル落とし通路30yの開口端30y1に略正対して位置している、二槽式オイルパン1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等のエンジンに用いられる二槽式オイルパンに関する。
二槽式オイルパンを備えたエンジンにおいては、燃費向上の観点から、始動直後には燃費向上のために循環油量を減らして油温を速やかに上昇させることが好ましい一方、高回転高負荷時には上昇した油温がオイルの劣化を引き起こす恐れがある。そのような不具合に対応する技術として、図5に示す構成が開示されている。
図5に示すように、従来の二槽式オイルパン100は、底面にオイルドレン114が取り付けられたオイルパン本体102の内部に、凹部103aを有するオイルパンセパレータ103を備えている。オイルパン本体102内はオイルパンセパレータ103によって、鉛直方向上方に位置する副室104と、副室104の下方に位置する主室105とに区画され、副室104はオイルパンセパレータ103の凹部103aにより形成されている。
副室104はエンジンブロック118と連通しており、更に、凹部103aに連通孔103a1が形成されることにより、副室104と主室105とが連通されている。また、副室104内にはオイルストレーナ106の吸込口106aが配置されている。
更に、オイルパンセパレータ103には、CPU108に接続された電子サーモスタット107が装着されている。
CPU108には、エンジン水温センサ109、エンジン油温センサ110、エンジン油圧センサ111、スロットル開度センサ112がそれぞれ接続されている。エンジン水温センサ109は、図示しないウォータージャケットの出口側に設置されている。エンジン油温センサ110はオイルパンセパレータ103に設置されている。エンジン油圧センサ111は図示しないオイルポンプの出口側近辺に設置されている。スロットル開度センサ112は、図示しないアクセルペダルの裏側に設置されており、このスロットル開度センサ112により取得されたデータに基づいてエンジン負荷データが算出される。
さらに、CPU108には、電子サーモスタット107を所望の開閉状態に設定できる操作部113が取り付けられて、操作部13からの操作により意図的に電子サーモスタット107を開閉することもできる。
以上の構成を有する二槽式オイルパン100においては、CPU108が上記各センサから取得したエンジン冷却水温度データ、エンジン油温データ、エンジン油圧データ、エンジン負荷データに基づいて副室104と主室105との間の連通を制御する。
これにより、高負荷時には副室104内のオイルと主室105内のオイルとを循環させて油温を低下させることができ、ひいてはエンジンの各状態に応じてオイルの状態を制御することが可能になる、とされる(例えば特許文献1を参照)。
特開2006−077696号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、以下のような課題があった。すなわち、二槽式オイルパン100における、副室104及び主室105の連通は、CPU108及びこれに接続された各種センサが用いられているが、かかる構成は二槽式オイルパン100を含めたエンジン制御システムを複雑化させるとともに、高コスト化を招くこととなっていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、低コストかつ簡易な構造でオイルの状態を適切に保つことが可能な二槽式オイルパンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の側面は、エンジンブロックの下方に設けられ、連通孔を有するセパレータによって上槽と下槽とに区画されたオイルパン本体と、前記下槽内に設けられ、前記連通孔を開閉するフロート弁とを備え、前記フロート弁は、前記エンジンブロックに形成されたオイル落とし通路の開口端に略正対して位置している、二槽式オイルパンである。
なお、本発明は、他の側面として、前記セパレータは、前記連通孔と独立して設けられた、前記上槽と前記下槽とを連通させるサブ連通孔を有するものであってもよい。
以上のような本発明は、低コストかつ簡易な構造でオイルの状態を適切に保つことが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る二槽式オイルパンの構成を示す断面図 本発明の実施の形態に係る二槽式オイルパンの動作を説明するための断面図 本発明の他の実施の形態に係る二槽式オイルパンの構成を示す断面図 本発明の他の実施の形態に係る二槽式オイルパンの構成を示す断面図 従来の二槽式オイルパンの構成を示す断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る二槽式オイルパンの構成を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る二槽式オイルパン1は、底面にオイルドレン12が取り付けられ、エンジンブロック30と一体化してエンジンの外装を形成する下槽10と、下槽10内に配置された、底面が平坦なボウル状の上槽20とを主な構成として備える。
二槽式オイルパン1の内部において、下槽10と上槽20とは、下槽10の内壁に上槽20の側壁が接合されるとともに、上槽20の底面がセパレータ21として下槽10の開口を閉塞する。したがって、上槽20の内部空間20xと下槽10の内部空間10xとは、セパレータ21上に設けられた連通孔21x及び21yを介してのみ連通する。
これにより、二槽式オイルパン1内のオイルは、温度が高く粘性が低くなったものが上槽20に滞留する一方、比較的低温かつ粘性が大きくなったものが下槽10に滞留するようになっている。
更に、連通孔21xは下槽10内に設けられたフロート弁11により開閉自在に閉塞される。フロート弁11は下槽10の内部空間10x内のオイルの油面の位置、油量に応じて上下動し、少なくとも図1に示すように、オイルの油面Sが上槽20の上層に位置している場合は浮き上がって連通孔21xを常時閉塞している。
更に、上槽20の内部空間20xと連通するエンジンブロック30の内部空間30xにはオイルストレーナ40が配置され、オイルストレーナ40の吸入口41がセパレータ21の表面に近接して位置している。
更に、エンジンブロック30の内部には、隔壁31により内部空間30xと離隔され、隔壁31とエンジンブロック30の側面とにより形成されたオイル落とし通路30yが形成されている。オイル落とし通路30yは、図示しない上方にて、シリンダヘッドから収集されたエンジンオイルを二槽式オイルパン1内へ導く手段である。
更に、オイル落とし通路30yにはエンジンブロック30の側面に装着された整流板32が設けられており、整流板32及び隔壁31により形成されたオイル落とし通路30yの開口端30y1は、セパレータ21上のフロート弁11に正対して配置される。これにより、オイル落とし通路30yを流れるオイルは、図中矢印Dにして示す方向に沿ってフロート弁11上に滴下される。ただし、オイル落とし通路30yはフロート弁11上にオイルを滴下できるよう形成されていればよく、整流板32は省略した構成としてもよい。
以上の構成において、二槽式オイルパン1は本発明の二槽式オイルパンに相当し、上槽20は本発明の上槽に、下槽10は本発明の下槽にそれぞれ相当し、これらの組合せは本発明のオイルパン本体に相当する。また、セパレータ21は本発明のセパレータに相当し、フロート弁11は本発明のフロート弁に相当し、連通孔21xは本発明の連通孔に相当し、オイル落とし通路30y及び開口端30y1は本発明のオイル落とし通路及び開口端にそれぞれ相当する。
以上の構成を有する本実施の形態の二槽式オイルパン1は、シリンダヘッドから収集されたエンジンオイルが導かれるオイル落とし通路30yの開口端30y1を、セパレータ21上のフロート弁11に正対して配置したことを特徴とする。
以下、説明を行う。はじめに、図1に示すように、エンジンの起動開始、暖気時の初期状態においては、二槽式オイルパン1が充分にオイルを湛えており、フロート弁11は浮上して連通孔21xを閉塞している。
また、エンジンの運転中に回収されオイル落とし通路30yから吐出されるオイルはフロート弁11の直上に滴下するが、上槽20におけるオイルの温度が比較的低いことから粘度が大きくなっているため、滴下したオイルは上槽20内を移動して再びオイルストレーナ40により回収される。これにより、下槽10内のオイルが消費されることを抑制して、上槽20内の少ない油量のみを用いてエンジンを運転させ、油温を速やかに上昇させて、燃費を向上させるようにしている。
一方、エンジンが十分に暖機され定常的な運転状態に達すると、エンジンの発熱によりオイルの油温も上昇して粘度が低下する。この場合、図2に示すように、オイル落とし通路30yから吐出されたオイルは、勢いよく油面S上に流れ込み、上槽20内に滞留したオイルを介してフロート弁11を下方に押し下げる圧力を与えることとなる。
これにより、フロート弁11の閉塞は解除されるとともに、内部空間10xにおける体積変化に伴い連通孔21yを介して下槽10に滞留するオイルは上槽20側へ導入され、上槽20に滞留するオイルと混じり合うこととなる。その結果、上槽20の油温を低下させて、運転中のエンジンにおけるオイルの過度な加熱を抑制することができる。
更に、フロート弁11の動作は上槽20の油温にもとづき受動的に制御されており、CPUやサーモスタット等の能動的部品や制御装置を必要とすることがない。更に、二槽式オイルパン1の各構成部品は、いずれも周知の二槽式オイルパンの構成部品のみとなっている。
したがって、低コストかつ簡易な構造でオイルの状態を適切に保つことが可能になる。
なお、本発明は、他の実施の形態として、図3に示すフロート弁50の頂面51のように、フロート弁の頂面に、連通孔21yに向かう傾斜を設けるようにしてもよい。この場合、頂面51に沿って上槽20から下槽10へのオイルの導入を促すことができ、オイルの混合効率を更に高めることができ、より好ましい。同様に、下槽10において連通孔21y側にフロート弁50に向かって俯角を有する傾斜板を設けるようにしてもよい。これにより連通孔21yを介した下槽10から上槽20へのオイルの導出を促し、オイルの混合効率を更に高めることができる。
また、上記の説明においては、上槽20と下槽10との連通は、セパレータ21としての上槽20の底面に開口された連通孔21yにより行うものとしたが、フロート弁により閉塞される連通孔21x以外の連通孔は省略した構成としてもよい。
一例として、図4に示す構成例は、上槽20の側壁の一部が下槽10の内壁と離隔させることにより空隙Cを形成し、下槽10の内部空間10xをエンジンブロック30の内部空間30xと連通させて、フロート弁11が、オイル落とし通路30yから吐出されるオイルの勢いに基づく圧力により移動可能としている。この場合、下槽10に滞留するオイルと上槽20に滞留するオイルとの混合は連通孔21xを介して行われることとなる。
要するに、本発明のフロート弁は、オイル落とし通路の開口端に略正対して位置することにより、オイル落とし通路から吐出されるオイルの勢いに基づく圧力により開状態になることができればよく、そのための具体的な構成より限定されるものではない。
更に、本発明は、例えば、ガソリンエンジン自動車の他、ハイブリッド自動車、二輪車、船舶他、エンジンにより動作する任意の輸送機器において実施してもよいし、オイルパンを必要とする任意の構成のエンジンに適用してもよい。
以上のように、本発明は、二槽式オイルパンであって、エンジンブロックの下方に設けられ、連通孔を有するセパレータによって上槽と下槽とに区画されたオイルパン本体と、前記下槽内に設けられ、前記連通孔を開閉するフロート弁とを備え、前記フロート弁は、前記エンジンブロックに形成されたオイル落とし通路の開口端に略正対して位置しているものであればよく、その他の具体的な目的、用途、構成によって限定されるものではない。
したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内であれば、以上説明したものを含め、上記実施の形態に種々の変更を加えたものとして実施してもよい。
以上のような本発明は、低コストかつ簡易な構造でオイルの状態を適切に保つことが可能になるという効果を奏するという効果を有し、例えばガソリン自動車等のエンジンへの適用において有用である。
1 二槽式オイルパン
10 下槽
10x、20x、30x 内部空間
11、50 フロート弁
12 オイルドレン
20 上槽
21 セパレータ
21x、21y 連通孔
30 エンジンブロック
30y 通路
30y1 開口端
31 隔壁
32 整流板
40 オイルストレーナ
41 吸入口
51 頂面

Claims (1)

  1. エンジンブロックの下方に設けられ、連通孔を有するセパレータによって上槽と下槽とに区画されたオイルパン本体と、
    前記下槽内に設けられ、前記連通孔を開閉するフロート弁とを備え、
    前記フロート弁は、
    前記エンジンブロックに形成されたオイル落とし通路の開口端に略正対して位置している、
    二槽式オイルパン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107166022A (zh) * 2017-06-16 2017-09-15 安徽机电职业技术学院 一种用于汽车机油更换的可指示油液面高度的漏斗
CN115142929A (zh) * 2022-07-05 2022-10-04 哈尔滨东安汽车动力股份有限公司 一种增程式发动机缸体与机油盘对正方法

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