JP2017014812A - 壁つなぎ装置 - Google Patents

壁つなぎ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017014812A
JP2017014812A JP2015132924A JP2015132924A JP2017014812A JP 2017014812 A JP2017014812 A JP 2017014812A JP 2015132924 A JP2015132924 A JP 2015132924A JP 2015132924 A JP2015132924 A JP 2015132924A JP 2017014812 A JP2017014812 A JP 2017014812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
pipe
pair
pipe part
pipe portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015132924A
Other languages
English (en)
Inventor
光守 高橋
Mitsumori Takahashi
光守 高橋
佳男 ▲高▼木
佳男 ▲高▼木
Yoshio Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyama Inc
Original Assignee
Miyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyama Inc filed Critical Miyama Inc
Priority to JP2015132924A priority Critical patent/JP2017014812A/ja
Publication of JP2017014812A publication Critical patent/JP2017014812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、施工作業性の向上を図った壁つなぎ装置を提供することにある。【解決手段】壁つなぎ装置1は、立上がり壁90を有する建築物9とこの周囲に設けられる足場Sとをつなぎ材10でつなぐための構造であって、立上がり壁90に接続されるクランプ部2と、つなぎ材10に接続される接続部3と、を備え、クランプ部が、立上がり壁90を挟持する一対の挟持部21、22と、一対の挟持部間にて一対の挟持部間の長さを調整する長さ調整部23と、を備え、長さ調整部が、第1パイプ部24と、該第1パイプ部の一部が一方から内挿又は外挿される第2パイプ部25と、該第2パイプ部に他方から挿入されて一端が第1パイプ部に螺合されるとともに他端がつなぎ材に向けて当該第2パイプ部から突出して設けられるボルト26と、を備え、接続部が、ナットから構成され、ナットが、ボルトの他端とつなぎ材とを接続している。【選択図】図4

Description

本発明は、建築物と足場とをつなぐ壁つなぎ装置に関する。
戸建住宅等の建築施工やマンション等の補修工事に仮設足場が構築されることがある。この仮設足場を建物の周囲に配置する際に、仮設足場の転倒を防ぐための壁つなぎ金具が使用される。このような壁つなぎ金具は、棒状に設けられ、その一端に建物の壁面に螺合されるアンカーボルトと、その他端に仮設足場の縦パイプをクランプするクランプ金具と、を有して構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−221294号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の壁つなぎ金具は、アンカーボルトで建物の壁面を削孔することで一端が壁面に固定されている。このため、騒音、振動、粉塵等が発生するため削孔しない施工が望まれていた。また、仮設足場解体後、削孔されたアンカー孔を埋めなければならず、施工作業性が悪かった。
本発明の目的は、施工作業性の向上を図った壁つなぎ装置を提供することにある。
上記目的は、以下の本発明によって解決される。
即ち、本発明は、立上がり壁を有する建築物と該建築物の周囲に設けられる足場とをつなぎ材でつなぐための壁つなぎ装置であって、前記立上がり壁に接続されるクランプ部と、前記つなぎ材に接続される接続部と、を備え、前記クランプ部が、前記立上がり壁を挟持する一対の挟持部と、前記一対の挟持部間に設けられて前記一対の挟持部間の長さを調整する長さ調整部と、を備え、前記長さ調整部が、第1パイプ部と、該第1パイプ部の一部が一方から内挿又は外挿される第2パイプ部と、該第2パイプ部に他方から挿入されて一端が前記第1パイプ部に螺合されるとともに他端が前記つなぎ材に向けて当該第2パイプ部から突出して設けられるボルトと、を備え、前記接続部が、前記ボルトに螺合されるナットから構成され、前記ナットが、前記ボルトの他端と前記つなぎ材とを接続していることを特徴とする壁つなぎ装置である。
本発明においては、前記一対の挟持部のうち一方と、前記第1パイプ部と、を有して一体にL字状に設けられ、前記一対の挟持部のうち他方と、前記第2パイプ部と、を有して一体にL字状に設けられているのがよい。
また、本発明においては、前記一対の挟持部がそれぞれ角筒状に形成されているのがよい。
さらに、本発明においては、前記第1パイプ部及び前記第2パイプ部のうち、外挿される側における前記立上がり壁に対する対向面には、保護部材が設けられているのがよい。
さらに、また、本発明においては、前記一対の挟持部における前記長さ調整部から離れた一対の端部、及び、前記第1パイプ部の前記第2パイプ部から離れた端部には、キャップが設けられているのがよい。
本発明の壁つなぎ装置は、立上がり壁に接続されるクランプ部と、足場に固定されたつなぎ材に接続される接続部と、を備えて構成されている。これにより、クランプ部で立上がり壁を挟持しつつ、つなぎ材に接続部を接続させることができ、建築物と足場とを該足場に固定されたつなぎ材を介して連結することができる。このため、従来技術のようにアンカーボルトで建物の壁面を削孔することがなくなり、騒音、振動、粉塵等が発生することがなくなるとともに削孔されたアンカー孔を埋める必要がなくなって、施工作業性の向上を図ることができる。
また、クランプ部が、一対の挟持部間の長さを調整する長さ調整部を備えている。この長さ調整部により一対の挟持部間の距離を調整することで、立上がり壁の壁厚に影響することなく挟持することができる。従って、本発明における壁つなぎ装置を、立上がり壁の壁厚によらず、汎用的に用いることができる。この長さ調整部は、第2パイプ部に他方から挿入されて一端が第1パイプ部に螺合されるとともに他端がつなぎ材に向けて当該第2パイプ部から突出して設けられるボルトが設けられている。このような構成の長さ調整部により、ボルトを回転させる簡単な作業で長さ調整部の長さ調整を行うことができる。また、このような壁つなぎ装置は、ボルトの軸方向が、建築物と足場との間を連結する方向に沿っているので、足場が建築物から引っ張られる場合や足場が建築物に向けて押される場合の荷重を建築物に十分に伝達できる構造とすることができる。これにより、足場の転倒の抑制を図ることができる。
本発明において、一対の挟持部のうち一方と、第1パイプ部と、を有して一体にL字状に設けられ、一対の挟持部のうち他方と、第2パイプ部と、を有して一体にL字状に設けられていることで、部品点数を低減しつつ、安定した強度を確保することができる。
また、本発明において、一対の挟持部がそれぞれ角筒状に形成されていることで、立上がり壁に対する対向面が、平坦な面から構成されていることとなり、対向面の面積が大きくされることとなり、よって、クランプ部で立上がり壁を十分に挟持することができる。
さらに、本発明において、第1パイプ部及び第2パイプ部のうち、外挿される側における立上がり壁に対する対向面には、保護部材が設けられているのがよい。立上がり壁と対向面との間に保護部材が設けられていることにより、第1パイプ部及び第2パイプ部のうち外挿される側の対向面に対する立上がり壁の保護を図ることができる。
さらに、また、本発明において、一対の挟持部における長さ調整部から離れた一対の端部、及び、第1パイプ部の第2パイプ部から離れた端部には、キャップが設けられているのがよい。キャップが設けられていることで、一対の挟持部における長さ調整部から離れた端部、及び、第1パイプ部の前記建枠から離れた端部における建築物の居住者や建築物の廊下を通行する通行人や作業者への接触防止を図ることができる。
本発明の一実施の形態にかかる壁つなぎ装置を示す側面図であり、建築物と足場とがつながれた状態を示す図である。 図1に示された壁つなぎ装置により、建築物と足場とがつながれた状態を示す斜視図である。 図1に示された壁つなぎ装置を示す斜視図である。 図2に示された壁つなぎ装置とつなぎ材とをつなぐ様子を示す断面図である。 図2に示された壁つなぎ装置の寸法関係を説明するための断面図である。
以下、本発明の例示的一態様である壁つなぎ装置を、図1〜図5を参照して説明する。
壁つなぎ装置は、図1に示すように、建築物9の改修工事において、外壁補修のために建築物9の周囲に足場Sを設置する際に、この足場Sが倒壊しないように、建築物9の立上がり壁と足場Sとを、足場Sから立上がり壁90に向けて略水平方向(矢印Y方向)に突出するつなぎ材10を用いてつなぐためのものである。
建築物9の立上がり壁90は、建築物9の外周に位置しているとともに、所定寸法(建築基準法に基づく)を有して上方に立設されている。この立上がり壁90は、上下(鉛直)方向に直交する方向に延在する水平面(以下、「上面9a」と記す)を有して構成されている。この上面9aの上方には、フェンスF(図1に示す)や手摺りH(図2に示す)が設けられている。このフェンスFや手摺りHの横桟91は、立上がり壁90の上面9aから所定寸法の隙間Sを有した位置に設けられている。ここで、「隙間S」とは、壁つなぎ装置1において後述の第2パイプ部25が回転可能な程度の寸法を有する隙間のことをいう。
本明細書では、建築物9と足場Sとの離間方向、及び、立上がり壁90の壁厚方向を矢印Yで示し、立上がり壁90の面延在方向を矢印Xで示し、これら矢印Yと矢印Xとの双方に直交する方向(略鉛直方向)を矢印Zで示す。
足場Sには、一端が足場Sを構成する縦パイプS1に接続され、他端が壁つなぎ装置1の接続ナット3(接続部)に螺合接続される棒状のつなぎ材10が設けられている。このつなぎ材10の他端には、接続ナット3に螺合するねじ部10Aが設けられている。
壁つなぎ装置1は、図3、図4に示すように、立上がり壁90に接続されるコ字状のクランプ部2と、つなぎ材10に接続される接続ナット3(接続部)と、を備えて構成されている。
クランプ部2は、亜鉛メッキ材から構成されているとともに、角筒状に形成されて平行に設けられる第1挟持部21及び第2挟持部22(一対の挟持部)と、これらの挟持部21、22間に設けられて、これらの長さを調整するための長さ調整部23と、を備えている。クランプ部2は、壁つなぎ装置1が立上がり壁90を挟持した状態で、第1挟持部21及び第2挟持部22の軸方向が略鉛直方向(矢印Z方向)に沿うように、長さ調整部23の軸方向が立上がり壁90の壁厚方向(矢印Y方向)に沿うように設けられている。
長さ調整部23は、角筒状の第1パイプ部24と、この第1パイプ部24の一部を内挿させる角筒状の第2パイプ部25と、第2パイプ部25に第1パイプ部24から離れた側の開口25B(他方)から挿入されて一端26Aが第1パイプ部24の内部に設けられた長さ調整ナット27(後述する)に螺合されるとともに他端26Bが第2パイプ部25から突出して設けられるボルト26と、を備えて構成されている。このような長さ調整部23は、ボルト26が長さ調整ナット27に螺合された状態で、ボルト26が時計回りに回転されることにより、これら第1パイプ部24と第2パイプ部25との重なり部分Cの長さが大きくなるように変位され、ボルト26が反時計回りに回転されることにより、これら第1パイプ部24と第2パイプ部25との重なり部分Cの長さが小さくなるように変位されるように構成されている。さらに、長さ調整部23には、重なり部Cが最も小さくされた状態(長さ調整部23が最も引き延ばされた状態)で、さらにボルト26が回転されることで、第1パイプ部24と第2パイプ部25とが分離しないように、これらをロックする図示しないロック手段が設けられている。
第1パイプ部24は、中心軸方向(矢印Y方向)に直交する方向の断面が、略正方形状になるように形成されている。第1パイプ部24の第2パイプ部25側の他端部24Bには、ボルト26に螺合される長さ調整ナット27が第1パイプ部24の内部に設けられている。この第1パイプ部24の一端部24Aには、第1挟持部21(一対の挟持部21、22のうち一方)が設けられている。第1パイプ部24と第1挟持部21とは、溶接により接合されて、連続性を持つ一体化された1つの部材に構成されている。これらの第1パイプ部24と第1挟持部21はL字状に形成されている。
第2パイプ部25は、中心軸方向(矢印Y方向)に直交する方向の断面が、略正方形状になるように形成されている。また、第2パイプ部25の長手方向の両端は開口25A、25Bされている。この第2パイプ部25は、内周における一辺の長さが、第1パイプ部24の外周における一辺の長さよりも大きくなるように形成されている。また、第2パイプ部25は、対角線上に位置する角部同士を結ぶ寸法が、隙間Sよりも小さくなるように形成されている。このような壁つなぎ装置1は、一対の挟持部21、22が上面9aに沿うように壁つなぎ装置1を横倒しにして、隙間Sに差し込み、隙間Sに第2パイプ部25が位置した状態で、壁つなぎ装置1を一対の挟持部21、22が立上がり壁90を挟持する格好となるように回転させることで、壁つなぎ装置1を立上がり壁90に設置される。
第2パイプ部25の第1パイプ部24から離れた端部(後述する開口25Bと同じ位置)には、第2挟持部22(一対の挟持部21、22のうち他方)が設けられている。第2パイプ部25と第2挟持部22とは、溶接により接合されて、連続性を持つ一体化された1つの部材に構成されている。これらの第2パイプ部25と第2挟持部22はL字状に形成されている。このように、第1パイプ部24と第1挟持部21、及び、第2パイプ部25と第2挟持部22、がそれぞれL字状に形成されていることで、部品点数を低減しつつ、安定した強度を確保することができる。
ボルト26は、その一端26Aが、第2パイプ部25の第1パイプ部24から離れた側の開口25Bから、第2パイプ部25に挿入されて、長さ調整ナット27に螺合されている。また、ボルト26の他端26Bは、第2パイプ部25の開口25Bからつなぎ材10に向けて突出して設けられている。
このようなクランプ部2は、一対の挟持部21、22と、第1パイプ部24と、第2パイプ部25と、がそれぞれ角筒状に形成されていることで、これら部材の立上がり壁90に対する対向面21a、22a、25aが、平坦な面から構成されていることとなり、対向面21a、22a、25aの面積が大きくされることとなり、よって、クランプ部2で立上がり壁90を十分に挟持することができる。
接続ナット3は、ボルト26の他端26Bとつなぎ材10のねじ部10Aとを接続可能なように、その軸寸法が、長さ調整ナット27の軸寸法よりも大きくなるように構成されている。この接続ナット3には、中心軸方向(矢印Y方向)の中央部において、中心軸を通って周壁30を貫通するのぞき孔30aが形成されている。こののぞき孔30aは、ボルト26の他端26Bとつなぎ材10のねじ部10Aとの両方が接続ナット3に螺合された状態で、これらの端部同士を視認するための孔である。この接続ナット3と第2パイプ部25のとの間には、緩み防止のためのワッシャー4がボルト26に遊挿されている。
また、壁つなぎ装置1には、ウレタンゴム等から構成された帯板状の保護部材5が設けられている。保護部材5は、第2パイプ部25の下面25a(立上がり壁90の上面9aに対向する面)と、第1挟持部21の立上がり壁90側の側面21aと、第2挟持部22の立上がり壁90側の側面22aと、の3箇所に設けられている。ここで、第2パイプ部25の下面25a、第1挟持部21の立上がり壁90側の側面21a、第2挟持部22の立上がり壁90側の側面22aのことを総称して、「対向面」と記す。このように、立上がり壁90と対向面との間に保護部材5が設けられていることにより、第2パイプ部25の下面25aに対する立上がり壁90(既存の躰体)の保護を図ることができる。さらに、保護部材5が設けられていることで、壁つなぎ装置1の立上がり壁90への衝撃を緩和させている。なお、本実施形態では、保護部材5は、第2パイプ部25の下面25aと、第1挟持部21の立上がり壁90側の側面21aと、第2挟持部22の立上がり壁90側の側面22aと、の3箇所に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、保護部材5は、第2パイプ部25の下面25aのみに設けられていればよく、第1挟持部21の側面21a及び第2挟持部22の側面22aに保護部材5を設けることについては任意である。
さらに、第1パイプ部24の一端部24A、第1挟持部21の下端21A(第1挟持部21の第1パイプ部24から離れた端部)、及び、第2挟持部22の下端22A(第2挟持部22の第2パイプ部25から離れた端部)には、樹脂製の平角中栓6(キャップ)が設けられている。または、キャップは、天然ゴムや合成ゴム等の材料から構成されていてもよい。これにより、作業者が、第1パイプ部24の一端部24A、第1挟持部21の下端21A、及び、第2挟持部22の下端22Aにおける建築物の居住者や建築物の廊下を通行する通行人や作業者への接触防止を図ることができる。
このような壁つなぎ装置1を用いて建築物9と足場Sとをつなぐ際には、まず、接続ナット3が第2パイプ部25に近付くように接続ナット3を回転する。また、第1挟持部21と第2挟持部22との間隔が大きくなるようにボルト26を回転して、第1挟持部21と第2挟持部22との間隔が、立上がり壁90を挟持することを可能とする程度となるようにしておく。
次に、立上がり壁90の上面9aと手摺りHの横桟91との隙間Sに、一対の挟持部21、22が上面9aに沿うように壁つなぎ装置1を横倒しにして、壁つなぎ装置1を足場Sから離れる方向に差し込み、この状態で、一対の挟持部21、22が立上がり壁90を挟持する格好となるように第2パイプ部25を回転させる。すると、保護部材5が、壁つなぎ装置1の立上がり壁90に対する対向面と立上がり壁90との間に設けられる。このような壁つなぎ装置1は、立上がり壁90の上面9aと手摺りHの横桟91との隙間Sが狭い場合であっても、クランプ部2がコ字状に形成されているから、当該隙間Sからクランプ部2を差し込んで、クランプ部2が立上がり壁90を挟む位置でクランプ部2を回転させることで、クランプ部2をセットできる。
この後、ボルト26を時計回りに回転して、一対の挟持部21、22を互いに近付けて、一対の挟持部21、22により立上がり壁90を挟持さる。そして、つなぎ材10におけるねじ部10Aの先端をボルト26の他端26Bに近付けて、この状態で、接続ナット3を回転する。こうして、のぞき孔30aの形成位置に、つなぎ材10におけるねじ部10Aの先端とボルト26の他端26Bとが設けられる。こうすることで、つなぎ材10とボルト26の他端26Bとを接続する。こうして壁つなぎ装置1により、建築物9と足場Sとを該足場Sに固定されたつなぎ材10を介して連結する。
ここで、図4に示すように、立上がり壁90の壁厚は120mm以上220mmとなるように形成されている。このような壁つなぎ装置1は、第1パイプ部24の軸寸法L1を160mm、第1パイプ部24の上下の外面間の寸法L2を25mm、第1挟持部21の上端から下端までの寸法L3を98mm、第2パイプ部25の軸寸法L4を150mm、第2パイプ部25の上下の外面間の寸法L5を30mm、第2挟持部22の上端から下端までの寸法L6を95mm、第1パイプ部24と第2パイプ部25との重なり部分Cの最小寸法L7を28mm、接続ナット3の軸寸法L8を40mmとなるように形成した。また、第1挟持部21、第2挟持部22、第1パイプ部24、第2パイプ部25を構成する周壁の厚みを、2.3mmとなるように形成した。なお、本実施形態において、上記各寸法等はあくまでも一例であり、本発明においては用途に応じて適宜設計すればよい。
上述した実施形態によれば、壁つなぎ装置1は、立上がり壁90に接続されるクランプ部2と、足場Sに固定されたつなぎ材10に接続される接続ナット3(接続部)と、を備えて構成されている。これにより、クランプ部2により立上がり壁90を挟持しつつ、つなぎ材10に接続部を接続させることができ、建築物9と足場Sとを該足場Sに固定されたつなぎ材10を介して連結することができる。このため、施工作業性の向上を図ることができる。
また、クランプ部2が、一対の挟持部21、22間の長さを調整する長さ調整部23を備えている。長さ調整部23により一対の挟持部21、22間の距離を調整することで、立上がり壁90の壁厚に影響することなく挟持することができる。従って、本発明における壁つなぎ装置1を、立上がり壁90の壁厚によらず、汎用的に用いることができる。この長さ調整部23は、第2パイプ部25に第1パイプ部24から離れた側の開口25B(他方)から挿入されて一端26Aが第1パイプ部24に螺合されるとともに他端26Bがつなぎ材10に向けて当該第2パイプ部25から突出して設けられるボルト26が設けられている。このような構成の長さ調整部23により、ボルト26を回転させる簡単な作業で長さ調整部23の長さ調整を行うことができる。また、このような壁つなぎ装置1は、ボルト26の軸方向(矢印Y方向)が、建築物9と足場Sとの間を連結する方向に沿って設けられているので、足場Sが建築物9から引っ張られる場合や足場Sが建築物9に向けて押される場合の荷重を建築物9に十分に伝達できる構造とすることができる。これにより、足場Sの転倒の抑制を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、第1パイプ部24及び第2パイプ部25それぞれが角筒状に形成されている一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第1パイプ部が第2パイプ部に内挿されるように構成されていれば、これらの第1パイプ部及び第2パイプ部それぞれは円筒状に形成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、第1パイプ部24の一部が第2パイプ部25に内挿されている一例について説明した。この場合において、立上がり壁90に対する対向面は、第2パイプ部25の下面25aであり、この下面25aに保護部材5が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。第1パイプ部24の一部が第2パイプ部25に外挿されていてもよい。この場合において、立上がり壁90に対する対向面は、第1パイプ部24の下面であり、この下面に保護部材が設けられていてもよい。
前述した各実施形態は本発明の好ましい形態を示したに過ぎず、本発明は、これら実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々改変して実施することができる。かかる改変によってもなお本発明の壁つなぎ装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 壁つなぎ装置
2 クランプ部
3 接続ナット(接続部、ナット)
5 保護部材
6 平角中栓(キャップ)
9 建築物
10 つなぎ材
21 第1挟持部
22 第2挟持部
23 長さ調整部
24 第1パイプ部
25 第2パイプ部
26 ボルト
90 立上がり壁
S 足場

Claims (5)

  1. 立上がり壁を有する建築物と該建築物の周囲に設けられる足場とをつなぎ材でつなぐための壁つなぎ装置であって、
    前記立上がり壁に接続されるクランプ部と、
    前記つなぎ材に接続される接続部と、を備え、
    前記クランプ部が、前記立上がり壁を挟持する一対の挟持部と、前記一対の挟持部間に設けられて前記一対の挟持部間の長さを調整する長さ調整部と、を備え、
    前記長さ調整部が、第1パイプ部と、該第1パイプ部の一部が一方から内挿又は外挿される第2パイプ部と、該第2パイプ部に他方から挿入されて一端が前記第1パイプ部に螺合されるとともに他端が前記つなぎ材に向けて当該第2パイプ部から突出して設けられるボルトと、を備え、
    前記接続部が、前記ボルトに螺合されるナットから構成され、
    前記ナットが、前記ボルトの他端と前記つなぎ材とを接続していることを特徴とする壁つなぎ装置。
  2. 前記一対の挟持部のうち一方と、前記第1パイプ部と、を有して一体にL字状に設けられ、
    前記一対の挟持部のうち他方と、前記第2パイプ部と、を有して一体にL字状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の壁つなぎ装置。
  3. 前記一対の挟持部がそれぞれ角筒状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の壁つなぎ装置。
  4. 前記第1パイプ部及び前記第2パイプ部のうち、外挿される側における前記立上がり壁に対する対向面には、保護部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか一項に記載の壁つなぎ装置。
  5. 前記一対の挟持部における前記長さ調整部から離れた一対の端部、及び、前記第1パイプ部の前記第2パイプ部から離れた端部には、キャップが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか一項に記載の壁つなぎ装置。
JP2015132924A 2015-07-01 2015-07-01 壁つなぎ装置 Pending JP2017014812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015132924A JP2017014812A (ja) 2015-07-01 2015-07-01 壁つなぎ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015132924A JP2017014812A (ja) 2015-07-01 2015-07-01 壁つなぎ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017014812A true JP2017014812A (ja) 2017-01-19

Family

ID=57830126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015132924A Pending JP2017014812A (ja) 2015-07-01 2015-07-01 壁つなぎ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017014812A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021095813A (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 株式会社国元商会 仮設足場などの取付け金物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3403751A (en) * 1967-05-11 1968-10-01 David V. Yoder Scaffold
JP2004076418A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Asahi Riirakku Kk 吊り足場用支持具
JP2012255324A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Tootekkusu:Kk 取付具
JP3186642U (ja) * 2013-08-06 2013-10-17 アルインコ株式会社 仮設足場における壁つなぎ材の固定装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3403751A (en) * 1967-05-11 1968-10-01 David V. Yoder Scaffold
JP2004076418A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Asahi Riirakku Kk 吊り足場用支持具
JP2012255324A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Tootekkusu:Kk 取付具
JP3186642U (ja) * 2013-08-06 2013-10-17 アルインコ株式会社 仮設足場における壁つなぎ材の固定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021095813A (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 株式会社国元商会 仮設足場などの取付け金物
JP7156707B2 (ja) 2019-12-19 2022-10-19 株式会社国元商会 仮設足場などの取付け金物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160208491A1 (en) Safety device
JP2011149230A (ja) 木造建築物の補強構造
JP6148099B2 (ja) 天井落下防止構造およびその施工方法
JP3164320U (ja) 足場固定具
JP2017014812A (ja) 壁つなぎ装置
CN103046761A (zh) 可调节式临边防护栏杆
JP2008148446A (ja) ケーブル固定具
KR100761558B1 (ko) 낙하물 방지망 설치용 고정구
JP4338713B2 (ja) 雪崩・落石等防護体の支柱連結具
KR20180127750A (ko) 고장력 앵커 볼트
KR20150003683U (ko) 와이어로프용 조이너
JP6928957B2 (ja) 足場構造
JP5773469B1 (ja) 吊足場
CN105804424A (zh) 建筑临边防护栏及其安装方法
KR101609508B1 (ko) 신축가능한 안전 난간대용 조절대
JP2016196756A (ja) 天井落下防止構造およびその施工方法
KR101766453B1 (ko) 측뇌용 피뢰침
KR101345490B1 (ko) 창틀 고정장치
CN203821869U (zh) 建筑施工洞口安全防护装置
JP3186888U (ja) 手摺取付金具
JP2017141542A (ja) 枠構造体、および枠構造体組立方法
JP6835686B2 (ja) 配線・配管材布設具の設置構造及び配線・配管材布設具の設置装置
CN205804922U (zh) 一种新型预埋工具式脚手架连墙件
KR200454935Y1 (ko) 피시빔 교량용 작업로설치구
CN205421892U (zh) 一种建筑用连墙脚手架

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180508

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190827